JP3289413B2 - シャワーノズル装置 - Google Patents

シャワーノズル装置

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JP3289413B2 JP17706593A JP17706593A JP3289413B2 JP 3289413 B2 JP3289413 B2 JP 3289413B2 JP 17706593 A JP17706593 A JP 17706593A JP 17706593 A JP17706593 A JP 17706593A JP 3289413 B2 JP3289413 B2 JP 3289413B2
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篤 沢木
秀記 古川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用便後の局部の洗浄を
行うシャワーノズル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシャワーノズル装置は、
例えば特開昭61−117340号公報に開示されてい
るように、給水手段からの洗浄水が送給される筒体と、
該筒体内をスライドするノズル本体と、該ノズル本体を
筒体内へ収納する方向に付勢するスプリングとの基本構
成からなる。ノズル本体の基端部分には、洗浄水の水圧
を多く受けるように、比較的大径の受圧部が形成されて
いる。
【0003】従って、ノズル本体は、受圧部に洗浄水の
水圧がかかるとノズル本体が外方向へ押出され、最高押
出し位置でノズル先端部より洗浄水が噴射する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より筒
体及びノズル本体は、便器の清掃時に使用する洗剤に対
し耐薬品性のある合成樹脂が用いられていた。しかしな
がら、上記耐薬品性のある合成樹脂は、一般に摺動性が
悪いという性質があり、このため、筒体及びノズル本体
の製造における成形精度が要求されるという欠点をも
つ。これらの成形精度が低いと、筒体とノズル本体との
各点での同軸度が得られず、これによる摺動の際の両者
の摩擦作用で、ノズル本体が筒体の中心軸線に対し周回
方向及びラジアル方向に揺動運動しつつ摺動する偏摺動
を起こし、円滑に押出されなくなるおそれがある。
【0005】そこで、本発明は成形精度を落としても摺
動性を一層向上させることができるシャワーノズル装置
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、給水手段から
の洗浄水が送給される筒体と、前記洗浄水による水圧を
受ける受圧部を有し前記筒体内に摺動自在に収嵌された
ノズル本体と、該ノズル本体を前記筒体内へ収納する方
向に付勢するスプリングと、該ノズル本体とは別体で前
記受圧部の外周に同軸状で且つ該外周との間にリング状
の間隙を介して遊嵌状態に保持された、該受圧部の外径
より外径の大きい揺動リングと、を具備している。
【0007】更に、前記揺動リングは、ポリアセター
ル、ポリフェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタ
レート、ポリアミド又は四フッ化エチレン樹脂のいずれ
かを用いる。
【0008】
【作用】本発明のシャワーノズル装置において、揺動リ
ングは、ノズル本体の受圧部外周に同軸状で且つその外
周との間にリング状の間隙を介して遊嵌状態で保持さ
れ、筒体の内壁に摺動案内されてノズル本体とともに収
納方向又は押出し方向に移動するが、この移動過程にお
いて、揺動リングは、筒体とノズル本体との成形精度が
低くいことによる両者の摩擦作用により、ノズル本体が
周回方向及びラジアル方向に偏摺動しても、この偏摺動
は、揺動リングとノズル本体の受圧部の外周との間のリ
ング状の間隙によって吸収される。また、筒体の内壁に
凹凸があっても、揺動リングはその凹凸に応じてラジア
ル方向に変位され、揺動リングとノズル本体の受圧部の
外周との間のリング状の間隙によって吸収される。しか
も、揺動リングは摺動性に優れる例えばポリアセタール
を用いて構成されているので、揺動リングの筒体内壁に
対する摺動性は極めて良好であり、結果、ノズル本体の
摺動性が良好となる。
【0009】
【発明の効果】よって、本発明によれば、揺動リングが
ノズル本体の受圧部外周に遊嵌状態で保持され、かつ、
摺動性に優れる例えばポリアセタールを用いて構成され
ているので、周回方向及びラジアル方向へのノズル本体
の偏摺動を揺動リングの揺動作用により吸収し、各要素
の成形精度が低くてもノズル本体の摺動性を良好とする
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るシャワーノズル装置を図
1及び図2に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。
本実施例のシャワーノズル装置は、途中に段部1aを有
した二段円筒状の筒体1と、この筒体1内に摺動自在に
収嵌されたノズル本体2と、このノズル本体2の基端側
に遊嵌状態に保持された揺動リング3と、ノズル本体2
を筒体1内へ収納する方向に付勢するスプリング4と、
筒体1の基端側に嵌合された給水口部材5からなり、給
水口部材5には、シャーワーノズルの使用時に、図示し
ない水道等の給水手段から直接又は保温タンクを介して
洗浄水が供給されるようになっている。ノズル本体2
は、洗浄水の水圧により略半分程が筒体1の先端開口1
bを通して外部に突出し、突出した先端部にはシャワー
用通孔2aが形成されている。
【0011】ノズル本体2の基端側には、洗浄水の水圧
を同基端側で受けるように、フランジ6と、このフラン
ジ6を一方の壁とする周回溝7とをもつ受圧部8が形成
されている。受圧部8にはノズル本体2の水路2bに対
する逆止弁9が設けられている。揺動リング3は、前記
周回溝7にリング状の間隙10をもって遊嵌され、受圧
部8の受圧面を広げるように、ノズル本体2の最も外径
が大きい部分を構成している。これによって、ノズル本
体2が外部へ推進されるとき、揺動リング3は筒体1の
内壁にガイドされるようになっている。
【0012】また、揺動リング3は、筒体1の段部1a
に衝当可能になっている。この段部1aの位置により、
ノズル本体2の突出量が決定されている。更に、フラン
ジ6と揺動リング7との間には、揺動リング7の脱落を
防止するストッパリング11が止着されている。ここ
で、筒体1及びノズル本体2は、一般的に合成樹脂を用
いて成形により製作されるが、本発明では揺動リング3
の素材としては、摺動性に優れたポリアセタール、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレート、
ポリアミド又は四フッ化エチレン樹脂のいずれかを用い
ている。
【0013】また、筒体1は、例えば段部1aより基端
側が円筒断面であり、先端側が平坦部を有した非円筒形
断面となっている。これに対応してノズル本体2も受圧
部8を除き非円筒形断面となっている。これにより、シ
ャワー用通孔2aの周回方向位置を規制している。以上
のように構成されたシャワーノズル装置は、非使用時に
は、図1に示すように、ノズル本体2がスプリング4の
力によって筒体1内に収納されている。そして、ノズル
本体2は、洗浄水の水圧を受圧部6で受けると、スプリ
ング4を収縮して外部に押出され、図2に示すように、
揺動リング3が段部1aに衝当する位置で停止する。ノ
ズル本体2が停止しても水圧は尚も上昇するので、次に
逆止弁9が開かれ、シャワー用通孔2aより洗浄水が噴
射することになる。また、洗浄水の供給が断たれると、
逆止弁9が閉じるとともに、スプリング4が伸長して、
ノズル本体2は筒体1内に収納された状態に戻る。
【0014】以上は通常の動作であるが、本実施例で
は、ノズル本体2が外部に押出される時、筒体1のノズ
ル本体2との成形精度が低、例えば先端開口1bの周
壁とノズル本体2との間に摩擦力が働いてノズル本体2
が筒体1の中心軸線の周回方向及びラジアル方向に偏摺
動しても、この偏摺動は、揺動リング3の内周域だけで
抑えられる。また、揺動リング3は、筒体1の内壁にガ
イドされる際、その内壁の凹凸により各方向に揺動され
るが、この揺動は間隙10によって吸収される。従っ
て、ノズル本体2には、ほぼ筒体1の中心軸線に沿った
押出し方向に水圧による推進力が働く。加えて、揺動リ
ング3は、筒体内壁に対する摺動性が極めて良好であ
り、結果、ノズル本体の摺動性も良好となる。
【0015】よって、本実施例によれば、筒体1及びノ
ズル本体2等の成形精度を落として製造コストの削減を
図り得ると同時に、ノズル本体2の摺動性を損なわず、
むしろ一層良好とすることができる。また、耐薬品性に
問題のある揺動リング3は筒体1内に隠れているため、
便器の清掃時に洗剤を使用しても従来通りの扱いができ
る。
【0016】なお、上記実施例では、ストッパリング1
1で揺動リング3の抜け止めを防止しているが、このよ
うなストッパリング11は必ずしも必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるシャーワーノズル装
置の収納状態を示す断面図である。
【図2】上記装置の使用状態の断面図である。
【符号の説明】
1…筒体、2…ノズル本体、3…揺動リング、4…スプ
リング、7…周回溝、8…受圧部、10…間隙
フロントページの続き (72)発明者 松原 理 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイ シン精機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−18586(JP,U) 実公 平2−6146(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03D 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水手段からの洗浄水が送給される筒体
    と、前記洗浄水による水圧を受ける受圧部を有し前記筒
    体内に摺動自在に収嵌されたノズル本体と、該ノズル本
    体を前記筒体内へ収納する方向に付勢するスプリング
    と、該ノズル本体とは別体で前記受圧部の外周に同軸状
    で且つ該外周との間にリング状の間隙を介して遊嵌状態
    に保持された、該受圧部の外径より外径の大きい揺動リ
    ングと、を具備したことを特徴とするシャワーノズル装
    置。
  2. 【請求項2】前記揺動リングは、ポリアセタール、ポリ
    フェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレート、
    ポリアミド又は四フッ化エチレン樹脂のいずれかを用い
    たことを特徴とする請求項1記載のシャワーノズル装
    置。
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