JP3289380B2 - 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 - Google Patents
自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置Info
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- JP3289380B2 JP3289380B2 JP7546193A JP7546193A JP3289380B2 JP 3289380 B2 JP3289380 B2 JP 3289380B2 JP 7546193 A JP7546193 A JP 7546193A JP 7546193 A JP7546193 A JP 7546193A JP 3289380 B2 JP3289380 B2 JP 3289380B2
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- Japan
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- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動制御装置のセン
サ初期値を設定する装置に関し、例えば自動制御装置を
有する農業機械等に利用できる。
サ初期値を設定する装置に関し、例えば自動制御装置を
有する農業機械等に利用できる。
【0002】
【従来技術】トラクタ−やコンバイン等の移動式農業機
械や乾燥機、籾摺機等の定置式農業機械にも自動制御装
置が組み込まれ、これらの農業機械には種々の設定器と
検出器とアクチュエ−タ類が接続されている。オペレ−
タは設定器を操作してアクチュエ−タを所望の位置に動
作させるが、オペレ−タが操作する設定器は基準となる
位置が正確なものでないと、アクチュエ−タは設定され
た位置に正確に移動せず、このため、精度が荒くなって
自動制御装置は十分な性能を発揮することができない。
械や乾燥機、籾摺機等の定置式農業機械にも自動制御装
置が組み込まれ、これらの農業機械には種々の設定器と
検出器とアクチュエ−タ類が接続されている。オペレ−
タは設定器を操作してアクチュエ−タを所望の位置に動
作させるが、オペレ−タが操作する設定器は基準となる
位置が正確なものでないと、アクチュエ−タは設定され
た位置に正確に移動せず、このため、精度が荒くなって
自動制御装置は十分な性能を発揮することができない。
【0003】従来は、この基準値を工場から製品を出荷
するときに専門のサ−ビスマンがテスタ等を用いて基準
電位を計りながらセンサ位置の調整を行なったりするこ
とが多かった。又、一部の農業機械では、コントロ−ラ
に接続されたチェックスイッチをチェック状態に切換え
ると共に、アクチュエ−タ類を初期の設定姿勢に保ち、
そのときのセンサ値を基準値として定めて、ハ−ネスラ
インに設けられたカプラ−を引き抜いた瞬間に、そのセ
ンサ値を基準値として記憶させるものがあった。
するときに専門のサ−ビスマンがテスタ等を用いて基準
電位を計りながらセンサ位置の調整を行なったりするこ
とが多かった。又、一部の農業機械では、コントロ−ラ
に接続されたチェックスイッチをチェック状態に切換え
ると共に、アクチュエ−タ類を初期の設定姿勢に保ち、
そのときのセンサ値を基準値として定めて、ハ−ネスラ
インに設けられたカプラ−を引き抜いた瞬間に、そのセ
ンサ値を基準値として記憶させるものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来装置のうち、前者
は、種々の計器を必要とする他、センサの初期値設定操
作が面倒な欠点があり、後者の場合はオペレ−タが誤っ
てカプラ−を引き抜く恐れがあって、誤動作につながる
危険性があった。
は、種々の計器を必要とする他、センサの初期値設定操
作が面倒な欠点があり、後者の場合はオペレ−タが誤っ
てカプラ−を引き抜く恐れがあって、誤動作につながる
危険性があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、電気的に書替え可能な不揮発性メモリを有
するコントロ−ラの入力側に設定器とセンサを接続し、
出力側にはアクチュエ−タを接続して、前記設定器にて
設定された位置にアクチュエ−タが動作すべく構成した
自動制御装置において、コントロ−ラの入力側に、セン
サのチェックや初期設定モ−ドに切換えるチェック切換
スイッチと、前記センサのチェックや初期設定モ−ドの
内、初期設定モ−ドを選択するセンサ初期値設定スイッ
チとを接続し、両スイッチを共にON状態に操作したと
きであって、且つ電源投入動作が行なわれたとき、その
センサの検出値を前記不揮発性メモリ内に基準値として
格納する制御手段を設けたことを特徴とする自動制御装
置におけるセンサ初期値設定装置の構成とする。
鑑みて提案するものであり、次のような技術的手段を講
じた。即ち、電気的に書替え可能な不揮発性メモリを有
するコントロ−ラの入力側に設定器とセンサを接続し、
出力側にはアクチュエ−タを接続して、前記設定器にて
設定された位置にアクチュエ−タが動作すべく構成した
自動制御装置において、コントロ−ラの入力側に、セン
サのチェックや初期設定モ−ドに切換えるチェック切換
スイッチと、前記センサのチェックや初期設定モ−ドの
内、初期設定モ−ドを選択するセンサ初期値設定スイッ
チとを接続し、両スイッチを共にON状態に操作したと
きであって、且つ電源投入動作が行なわれたとき、その
センサの検出値を前記不揮発性メモリ内に基準値として
格納する制御手段を設けたことを特徴とする自動制御装
置におけるセンサ初期値設定装置の構成とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
はトラクタ−で機体の前後部に夫々前輪2、2と後輪
3、3を備え、ボンネット4内のエンジン5の回転動力
をミッションケ−ス6内の変速装置により適宜減速して
前輪2、2と後輪3、3とに伝えるように構成してい
る。
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
はトラクタ−で機体の前後部に夫々前輪2、2と後輪
3、3を備え、ボンネット4内のエンジン5の回転動力
をミッションケ−ス6内の変速装置により適宜減速して
前輪2、2と後輪3、3とに伝えるように構成してい
る。
【0007】ミッションケ−ス6の後上部には油圧シリ
ンダケ−ス7を固着して設けている。油圧シリンダケ−
ス内には単動式の油圧シリンダ8を設け、また、この油
圧シリンダケ−ス7の左右両側にはリフトア−ム9、9
を回動自由に枢支している。トップリンク10、ロワ−
リンク11、11からなる3点リンク機構12の後端部
には、ロ−タリ耕耘装置14が昇降自在に連結され、リ
フトア−ム9とロワ−リンク11との間にはリフトロッ
ド15が介装連結されている。リフトロッド15の一方
(右側)は油圧シリンダ−15aで構成され、これが伸
縮制御されて前記ロ−タリ耕耘装置14の左右傾斜姿勢
を制御する。16は油圧シリンダケ−ス7の近傍に固着
され機体の左右傾斜を検出する傾斜センサ、17は油圧
リフトロッド15aの長さを検出するストロ−クセンサ
で、ロ−タリ耕耘装置14の対本機角を検出するもので
ある。
ンダケ−ス7を固着して設けている。油圧シリンダケ−
ス内には単動式の油圧シリンダ8を設け、また、この油
圧シリンダケ−ス7の左右両側にはリフトア−ム9、9
を回動自由に枢支している。トップリンク10、ロワ−
リンク11、11からなる3点リンク機構12の後端部
には、ロ−タリ耕耘装置14が昇降自在に連結され、リ
フトア−ム9とロワ−リンク11との間にはリフトロッ
ド15が介装連結されている。リフトロッド15の一方
(右側)は油圧シリンダ−15aで構成され、これが伸
縮制御されて前記ロ−タリ耕耘装置14の左右傾斜姿勢
を制御する。16は油圧シリンダケ−ス7の近傍に固着
され機体の左右傾斜を検出する傾斜センサ、17は油圧
リフトロッド15aの長さを検出するストロ−クセンサ
で、ロ−タリ耕耘装置14の対本機角を検出するもので
ある。
【0008】20はポジション操作レバ−で、このポジ
ション操作レバ−20の回動基部には、トラクタ−1の
後部に連結されるロ−タリ耕耘装置14の対地高さを設
定するポジション設定器21が取り付けられ、一方、片
側のリフトア−ム9の回動基部にもそれの回動角度、す
なわち、ロ−タリ耕耘装置14の高さを検出するリフト
ア−ム角センサ23が取り付けられ、ポジション操作レ
バ−20にて設定された位置にリフトア−ム9が回動し
てその位置で停止するように構成され、ここにポジショ
ンコントロ−ル系が構成される。
ション操作レバ−20の回動基部には、トラクタ−1の
後部に連結されるロ−タリ耕耘装置14の対地高さを設
定するポジション設定器21が取り付けられ、一方、片
側のリフトア−ム9の回動基部にもそれの回動角度、す
なわち、ロ−タリ耕耘装置14の高さを検出するリフト
ア−ム角センサ23が取り付けられ、ポジション操作レ
バ−20にて設定された位置にリフトア−ム9が回動し
てその位置で停止するように構成され、ここにポジショ
ンコントロ−ル系が構成される。
【0009】ロ−タリ耕耘装置14は、耕耘部34と、
耕耘部34の上方を覆う主ロ−タリカバ−35と、主ロ
−タリカバ−35の後部に枢着された後部ロ−タリカバ
−36等を備え、これらのロ−タリカバ−35、36は
耕耘軸37の軸心廻りに回動できるように構成してい
る。後部ロ−タリカバ−36は主ロ−タリカバ−35の
上面と後部ロ−タリカバ−36の上面との間に介装した
弾性押圧体40によって下向きに加圧されている。ま
た、主ロ−タリカバ−35の後端上部には後部ロ−タリ
カバ−36の回動角度を検出するデプスセンサ42が設
けられている。
耕耘部34の上方を覆う主ロ−タリカバ−35と、主ロ
−タリカバ−35の後部に枢着された後部ロ−タリカバ
−36等を備え、これらのロ−タリカバ−35、36は
耕耘軸37の軸心廻りに回動できるように構成してい
る。後部ロ−タリカバ−36は主ロ−タリカバ−35の
上面と後部ロ−タリカバ−36の上面との間に介装した
弾性押圧体40によって下向きに加圧されている。ま
た、主ロ−タリカバ−35の後端上部には後部ロ−タリ
カバ−36の回動角度を検出するデプスセンサ42が設
けられている。
【0010】43はロ−タリカバ−35、36を前後方
向に回動させるアクチュエ−タであって電動モ−タにて
構成され、後述する回動手動スイッチ44で前後方向に
回動操作される。46はロ−タリカバ−35、36の回
動位置を検出する回動カバ−位置センサである。次に図
2に示すブロック図を説明する。
向に回動させるアクチュエ−タであって電動モ−タにて
構成され、後述する回動手動スイッチ44で前後方向に
回動操作される。46はロ−タリカバ−35、36の回
動位置を検出する回動カバ−位置センサである。次に図
2に示すブロック図を説明する。
【0011】マイコンからなるコントロ−ラ54の入力
側には、ポジション設定器21、リフトア−ム角センサ
23、耕深設定器55、デプスセンサ42、回動カバ−
位置センサ46、傾斜設定器57、傾斜センサ16、ス
トロ−クセンサ17、作業機の最大吊り上げ高さを設定
する上げ位置設定器58等が接続されている。この他、
センサのチェックや初期値設定モ−ドに切換えるための
チェックスイッチ60、センサの初期値設定時に押すス
イッチ62、作業機のロ−リング制御時に操作する水平
手動スイッチ64、水平制御モ−ドを切換える水平切換
スイッチ66、ロ−タリカバ−35、36を自動的に前
後に回動させる回動オ−トスイッチ68、及び手動でロ
−タリカバ−35、36を回動させる回動手動スイッチ
44、キ−スイッチ65等が接続されている。回動オ−
トスイッチ68は、これをONの状態にすると前記耕深
設定器55の設定値に連動してロ−タリカバ−35、3
6が移動する。
側には、ポジション設定器21、リフトア−ム角センサ
23、耕深設定器55、デプスセンサ42、回動カバ−
位置センサ46、傾斜設定器57、傾斜センサ16、ス
トロ−クセンサ17、作業機の最大吊り上げ高さを設定
する上げ位置設定器58等が接続されている。この他、
センサのチェックや初期値設定モ−ドに切換えるための
チェックスイッチ60、センサの初期値設定時に押すス
イッチ62、作業機のロ−リング制御時に操作する水平
手動スイッチ64、水平制御モ−ドを切換える水平切換
スイッチ66、ロ−タリカバ−35、36を自動的に前
後に回動させる回動オ−トスイッチ68、及び手動でロ
−タリカバ−35、36を回動させる回動手動スイッチ
44、キ−スイッチ65等が接続されている。回動オ−
トスイッチ68は、これをONの状態にすると前記耕深
設定器55の設定値に連動してロ−タリカバ−35、3
6が移動する。
【0012】一方、コントロ−ラ54の出力側には、作
業機を昇降させる上昇用ソレノイド70と下降用ソレノ
イド72が接続され、更に、ロ−タリカバ−35、36
を前後に回動させるモ−タ74、油圧リフトロッド15
aを伸縮させる伸長用ソレノイド75、短縮用ソレノイ
ド76が接続されている。80はコントロ−ラ54内に
設けられた不揮発性のメモリ(E2PROM)でこの中
に、センサ初期値が格納されている。このメモリ80に
格納されている基準値に基づいて制御が行なわれる。
業機を昇降させる上昇用ソレノイド70と下降用ソレノ
イド72が接続され、更に、ロ−タリカバ−35、36
を前後に回動させるモ−タ74、油圧リフトロッド15
aを伸縮させる伸長用ソレノイド75、短縮用ソレノイ
ド76が接続されている。80はコントロ−ラ54内に
設けられた不揮発性のメモリ(E2PROM)でこの中
に、センサ初期値が格納されている。このメモリ80に
格納されている基準値に基づいて制御が行なわれる。
【0013】以下、図3の制御フロ−チャ−トを説明す
る。同図の「E2PROM書き込み(1)」処理は、ポ
ジション制御、ロ−リング制御に必要な基準値を書き込
む場合のサブル−チンを説明したものである。この処理
を行なう場合は、まず、トラクタ−1を水平な場所に置
いてポジション操作レバ−20は最上げ位置にしてリフ
トア−ム9を最上げ位置に回動させる。傾斜設定器57
を水平状態(傾きゼロ)にセットし、作業機がトラクタ
−1に対して略平行状態となるようにする。この状態で
チェックスイッチ60と初期値設定スイッチ62を共に
ONの状態にし(図4のステップS2)、その後、キ−
スイッチ65をONにする。タイマ−が10msec間
セットされ、その間のポジション設定値、リフトア−ム
角センサ値、傾斜センサ値、ストロ−クセンサ値、傾斜
設定値が読み込まれる(ステップS4)。そして、それ
ら各センサの平均値が新しい基準値としてE2PROM
80に書き込まれ、これが以後、ポジション制御、ロ−
リング制御の基準値として使用される(ステップS
7)。書き込み操作が終了すれば、ブザ−等で報知し、
作業者に「E2PROM書き込み(1)」処理が終った
ことを知らせる。
る。同図の「E2PROM書き込み(1)」処理は、ポ
ジション制御、ロ−リング制御に必要な基準値を書き込
む場合のサブル−チンを説明したものである。この処理
を行なう場合は、まず、トラクタ−1を水平な場所に置
いてポジション操作レバ−20は最上げ位置にしてリフ
トア−ム9を最上げ位置に回動させる。傾斜設定器57
を水平状態(傾きゼロ)にセットし、作業機がトラクタ
−1に対して略平行状態となるようにする。この状態で
チェックスイッチ60と初期値設定スイッチ62を共に
ONの状態にし(図4のステップS2)、その後、キ−
スイッチ65をONにする。タイマ−が10msec間
セットされ、その間のポジション設定値、リフトア−ム
角センサ値、傾斜センサ値、ストロ−クセンサ値、傾斜
設定値が読み込まれる(ステップS4)。そして、それ
ら各センサの平均値が新しい基準値としてE2PROM
80に書き込まれ、これが以後、ポジション制御、ロ−
リング制御の基準値として使用される(ステップS
7)。書き込み操作が終了すれば、ブザ−等で報知し、
作業者に「E2PROM書き込み(1)」処理が終った
ことを知らせる。
【0014】図5の制御フロ−チャ−トは回動ロ−タリ
の回動カバ−位置センサの初期値をセットする場合を説
明したものである。この場合はチェックスイッチ60と
回動手動スイッチ44を押し、同時に回動手動スイッチ
44は「深」側にON操作する(ステップ♯2)。する
と、主ロ−タリカバ−35は前側に移動し、エンドに至
ると停止する。このときの回動カバ−位置センサ46の
センサ値を10msec毎に2回読み込んでその平均値
をE2PROM80に書き込む(ステップ♯6、7)。
書き込みを終了すれば前記と同様にブザ−等で報知す
る。
の回動カバ−位置センサの初期値をセットする場合を説
明したものである。この場合はチェックスイッチ60と
回動手動スイッチ44を押し、同時に回動手動スイッチ
44は「深」側にON操作する(ステップ♯2)。する
と、主ロ−タリカバ−35は前側に移動し、エンドに至
ると停止する。このときの回動カバ−位置センサ46の
センサ値を10msec毎に2回読み込んでその平均値
をE2PROM80に書き込む(ステップ♯6、7)。
書き込みを終了すれば前記と同様にブザ−等で報知す
る。
【0015】図6はデプスセンサ42の基準値をセット
する場合である。この場合は上昇出力中の最浅側のデプ
スセンサ値を基準値として記憶させる。デプスセンサ4
2は前述の通り、主ロ−タリカバ−35上面後端部に設
置され、後部ロ−タリカバ−36の地表面に対する傾斜
角度を検出するように構成されるが、後部ロ−タリカバ
−36が弾性押圧体40によって下向きに押圧されてい
るために、真の値を検出することができない。即ち、ロ
−タリ耕耘装置を吊り上げたときに、後部ロ−タリカバ
−36が弾性押圧体40によって下向きに付勢されるた
め、実際の耕深値よりも浅目の耕深値を検出する結果と
なり、真の耕深値を検出することができないことにな
る。
する場合である。この場合は上昇出力中の最浅側のデプ
スセンサ値を基準値として記憶させる。デプスセンサ4
2は前述の通り、主ロ−タリカバ−35上面後端部に設
置され、後部ロ−タリカバ−36の地表面に対する傾斜
角度を検出するように構成されるが、後部ロ−タリカバ
−36が弾性押圧体40によって下向きに押圧されてい
るために、真の値を検出することができない。即ち、ロ
−タリ耕耘装置を吊り上げたときに、後部ロ−タリカバ
−36が弾性押圧体40によって下向きに付勢されるた
め、実際の耕深値よりも浅目の耕深値を検出する結果と
なり、真の耕深値を検出することができないことにな
る。
【0016】このため、この改良装置の例では、後部ロ
−タリカバ−36が吊り上げられて耕耘部側に一番接近
したときの検出値から僅かに手前側、言い換えると最浅
位置として検出されたデプスデ−タ値から微小値nを引
いた値を、最浅デ−タ値dpBとして使用する。こうす
ることにより、弾性押圧体40による影響を少なくする
ことができる。
−タリカバ−36が吊り上げられて耕耘部側に一番接近
したときの検出値から僅かに手前側、言い換えると最浅
位置として検出されたデプスデ−タ値から微小値nを引
いた値を、最浅デ−タ値dpBとして使用する。こうす
ることにより、弾性押圧体40による影響を少なくする
ことができる。
【0017】なお、前記自動制御装置は、トラクタ−の
ポジション制御、耕深制御等を例に挙げて説明したが、
トラクタ−以外のコンバイン、田植機、あるいは定置式
の自動制御機械等に適用しても良い。
ポジション制御、耕深制御等を例に挙げて説明したが、
トラクタ−以外のコンバイン、田植機、あるいは定置式
の自動制御機械等に適用しても良い。
【0018】
【発明の効果】この発明は、前記の如く、電気的に書替
え可能な不揮発性メモリを有するコントロ−ラの入力側
に設定器とセンサを接続し、出力側にはアクチュエ−タ
を接続して、前記設定器にて設定された位置にアクチュ
エ−タが動作すべく構成した自動制御装置において、コ
ントロ−ラの入力側に、センサのチェックや初期設定モ
−ドに切換えるチェック切換スイッチと、前記センサの
チェックや初期設定モ−ドの内、初期設定モ−ドを選択
するセンサ初期値設定スイッチとを接続し、両スイッチ
を共にON状態に操作したときであって、且つ電源投入
動作が行なわれたとき、そのセンサの検出値を前記不揮
発性メモリ内に基準値として格納する制御手段を設けた
ものであるから、制御の基準値が誤操作によって設定さ
れる恐れがなく制御の信頼性が増すと共に、センサの初
期値の設定を種々の計器を用いることなく行なえるので
簡単であり、操作性が向上する。
え可能な不揮発性メモリを有するコントロ−ラの入力側
に設定器とセンサを接続し、出力側にはアクチュエ−タ
を接続して、前記設定器にて設定された位置にアクチュ
エ−タが動作すべく構成した自動制御装置において、コ
ントロ−ラの入力側に、センサのチェックや初期設定モ
−ドに切換えるチェック切換スイッチと、前記センサの
チェックや初期設定モ−ドの内、初期設定モ−ドを選択
するセンサ初期値設定スイッチとを接続し、両スイッチ
を共にON状態に操作したときであって、且つ電源投入
動作が行なわれたとき、そのセンサの検出値を前記不揮
発性メモリ内に基準値として格納する制御手段を設けた
ものであるから、制御の基準値が誤操作によって設定さ
れる恐れがなく制御の信頼性が増すと共に、センサの初
期値の設定を種々の計器を用いることなく行なえるので
簡単であり、操作性が向上する。
【図1】ロ−タリ耕耘装置とトラクタ−の側面図であ
る。
る。
【図2】ブロック図である。
【図3】メインフロ−チャ−トである。
【図4】フロ−チャ−トである。
【図5】フロ−チャ−トである。
【図6】フロ−チャ−トである。
1 トラクタ− 8 油圧シリンダ 9 リフトア−ム 14 ロ−タリ耕耘装置 16 傾斜センサ 17 ストロ−クセンサ 20 ポジション操作レバ− 21 ポジション設定器 23 リフトア−ム角センサ 42 デプスセンサ 43 アクチュエ−タ(電動モ−タ) 46 回動カバ−位置センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 電気的に書替え可能な不揮発性メモリを
有するコントロ−ラの入力側に設定器とセンサを接続
し、出力側にはアクチュエ−タを接続して、前記設定器
にて設定された位置にアクチュエ−タが動作すべく構成
した自動制御装置において、コントロ−ラの入力側に、
センサのチェックや初期設定モ−ドに切換えるチェック
切換スイッチと、前記センサのチェックや初期設定モ−
ドの内、初期設定モ−ドを選択するセンサ初期値設定ス
イッチとを接続し、両スイッチを共にON状態に操作し
たときであって、且つ電源投入動作が行なわれたとき、
そのセンサの検出値を前記不揮発性メモリ内に基準値と
して格納する制御手段を設けたことを特徴とする自動制
御装置におけるセンサ初期値設定装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7546193A JP3289380B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
JP30115098A JPH11192003A (ja) | 1993-04-01 | 1998-10-22 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7546193A JP3289380B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30115098A Division JPH11192003A (ja) | 1993-04-01 | 1998-10-22 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284803A JPH06284803A (ja) | 1994-10-11 |
JP3289380B2 true JP3289380B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=13576970
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7546193A Expired - Lifetime JP3289380B2 (ja) | 1993-04-01 | 1993-04-01 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
JP30115098A Pending JPH11192003A (ja) | 1993-04-01 | 1998-10-22 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30115098A Pending JPH11192003A (ja) | 1993-04-01 | 1998-10-22 | 自動制御装置におけるセンサ初期値設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP3289380B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6338209B1 (en) * | 2000-04-11 | 2002-01-15 | Mcclure David | Tilling machine, method of use and method of gardening |
-
1993
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1998
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