JP2000041415A - トラクタの制御装置 - Google Patents

トラクタの制御装置

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JP2000041415A
JP2000041415A JP10212947A JP21294798A JP2000041415A JP 2000041415 A JP2000041415 A JP 2000041415A JP 10212947 A JP10212947 A JP 10212947A JP 21294798 A JP21294798 A JP 21294798A JP 2000041415 A JP2000041415 A JP 2000041415A
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JP
Japan
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sensor
detecting
tractor
control
working device
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Pending
Application number
JP10212947A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Ishida
智之 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種作業装置を装着するトラクタでは、作業
によって標準に備えている耕深設定器が不必要となる場
合があり、操縦者は同設定器が作業機昇降に関する設定
器の為、機能が働かない状態でもこれを操作して戸惑う
という課題が有った。 【解決手段】 車体後部の作業装置2を昇降自在に連結
したトラクタにおいて、前記作業装置2の対車体高さを
検出するリフトアームセンサ26と、同作業装置2の対
地高さを検出する耕深センサ6と、ダイヤル式操作部材
7、およびこの回転操作位置を検出するセンサ27とを
設け、前記対地高さを検出する耕深センサ6の接続状態
によりダイヤル式操作部材の信号を耕深制御とポジショ
ン制御とに切替る構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタの制御
装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来トラクタには、車
体後部に連結したロータリ作業装置の対地高さを検出す
るリヤカバーセンサを着脱自在に設け、ダイヤル式の耕
深設定器の設定値とリヤカバーの検出角度とを一定に保
つ耕深制御や、レバー式の操作部材(ポジションレバ
ー)で前記作業装置を作業位置から非作業位置まで昇降
させるポジション制御を備えたものが知られている。
【0003】しかしながら、トラクタによる作業は様々
で、これに応じて装着する作業装置も様々であり例えば
車体後部にブームを設け散布作業を行うときには、前記
ダイヤル式の耕深設定部材が不要となるが、これが作業
装置の昇降操作に関する操作部材の為、機能が働いてい
ないにも関わらず操縦者は誤ってブーム位置を昇降操作
する操作部材と思いこれを操作して、車両の操作性を損
なうという課題が有った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
鑑みてトラクタの制御装置を以下のように構成した。即
ち、車体後部の作業装置2を昇降自在に連結したトラク
タにおいて、前記作業装置2の対車体高さを検出するセ
ンサ26と、同作業装置2の対地高さを検出する着脱式
センサ6と、ダイヤル式操作部材7、およびこの回転操
作位置を検出するセンサ27とを設け、前記対地高さを
検出するセンサ6の信号入力時には前記ダイヤル式操作
部材7の回転位置を耕深設定値としてこの設定値と同セ
ンサ6との検出値が対応するように作業装置2を昇降す
る耕深制御を行い、前記対地高さを検出するセンサ6の
信号非入力時には前記ダイヤル式操作部材7の回転位置
と前記作業装置2の対車体高さを検出するセンサ26の
検出値とが対応するように作業装置2を昇降するポジシ
ョン制御とに切替る制御手段4とを備えたことを特徴と
するトラクタの制御装置とした。
【0005】
【発明の作用、効果】単一のダイヤル式操作部材の操作
位置を検出し、各種作業状態に応じ、即ち対地高さを検
出するセンサ6の信号入力時には前記ダイヤル式操作部
材7の回転位置を耕深設定値としてこの設定値と前記セ
ンサ6との検出値が対応するように作業装置2を昇降す
る耕深制御を行い、前記対地高さを検出するセンサ6の
信号非入力時には前記ダイヤル式操作部材7の回転位置
と前記作業装置2の対車体高さを検出するセンサ26の
検出値とが対応するように作業装置2を昇降するポジシ
ョン制御とに切替るので、前述の散布作業のように耕深
制御を必要としない作業でも、車両に機能の無い操作部
材を有することが無くなり操作性を向上することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】トラクタ1は、車体前部にエンジ
ン8を搭載し、後部のミッションケース9上部にはフェ
ンダ10間のシートフロア上に操縦席11を搭載してい
る。そして、ステアリングハンドル12の操向操作で前
車輪13を操向連動し、エンジン8の駆動で後車輪1
4、及び前車輪13を駆動する構成となっている。
【0007】車体後部には、左右ロアリンク15,15
とトップリンク16とから成る三点リンク機構を介して
ロータリ耕耘装置2を連結し、油圧ケース17内のリフ
トシリンダのピストン伸縮でリフトアーム3を上下回動
し、リフトロッド18を介して昇降する構成となってい
る。図2中の符号19はロータリ耕耘装置2の耕耘爪、
20は耕耘軸、21は耕耘カバー、22はこの後側に枢
着したリヤカバーで、このリヤカバー22の上下回動位
置を対地高さとしてポテンショメータ式の耕深センサ6
で検出する構成となっている。また、符号23はPTO
軸で、耕耘軸20を回転伝動する。
【0008】操縦席11の側方には、前記耕耘装置2の
対車体高さを変更するポジションレバー24を突出して
設け、このレバー操作角度をポテンショメータ25によ
り検出して制御手段であるコントローラ4へ入力する構
成となっている。またレバー近傍のフェンダー10上に
は、後述する耕深制御の作動を入切する耕深制御スイッ
チ5、耕深調整ダイヤル7を設け前記ポテンショメータ
25と同様にこの回転操作位置をポテンショメータ27
により検出してコントローラ4へ入力する構成となって
いる。
【0009】リフトアーム3ではこの回動角度をポテン
ショメータ式のリフトアームセンサ26で検出して、こ
のリフトアームセンサ26の検出値と前記ポジションレ
バー24のポテンショメータ25の検出値とが一致、乃
至不感帯に入ったときにリフトアーム3の回動を停止す
るようにポジション制御を行う。前記コントローラ4の
入力側には、耕深制御をON,OFFする耕深制御スイ
ッチ5、及び前記耕深センサ6を設け、更に操縦者が手
でダイヤル回動操作して耕深を調節設定する耕深調節ダ
イヤル7と、このダイヤル7の回転角度を検出するポテ
ンショメータ27を設けている。また、出力側には、前
記リフトシリンダへ圧油を送る切替制御弁の作業装置上
昇用ソレノイド3Aと下降用ソレノイド3Bとを接続し
て設けている。
【0010】前記耕深調節ダイヤル7によるリフトアー
ム3の昇降は、図1中のフローチャートのように、前記
耕深センサ6が未接続であるかどうか、前記耕深制御ス
イッチがOFFであるかどうか、またはセフティーモー
ド中でないかどうかを判定して、この条件をすべて満た
してるときに行われる。また、これらの1つでも条件を
満たしていないときには耕深制御がおこなれる。
【0011】尚、前記セフティーモードはエンジン始動
時の安全機構で、例えばエンジン始動時に電気系、油圧
系が作動可能な状態となったとき、リフトアーム角度と
ポジションレバー角度が離れている為不意に作業装置が
作動しないように牽制する機構である。耕耘装置2の耕
深制御は、予め耕深調節ダイヤル7で目的の耕深を設定
しておき、ポジションレバー24の操作で耕耘装置2を
下降させて耕耘作業位置とする。
【0012】そして、車体1を前進させ耕耘軸20を伝
動駆動して耕耘を行わせる。この耕耘装置2の耕深はリ
ヤカバー22の上下動を耕深センサ6で検出するからコ
ントローラ4では、この耕深センサ6による検出値が耕
深調節ダイヤル7で設定された設定目標値に一致、乃至
この不感帯に入るように、前記制御弁のソレノイドへ通
電しリフトアーム3を昇降して耕深を維持する。
【0013】尚、このとき耕深制御スイッチ5をON
し、耕深センサ6等をコントローラ4に接続させておく
こととする。前記耕耘装置2を車体に装着していないと
きや、装着しても耕深センサ6の未接続や、耕深制御ス
イッチ5のOFF等のときは、即ちセンサ6の信号入力
時には、前記ポジションレバー24と同じく耕深調整ダ
イヤル27を操作することによって、この操作がポテン
ショメータ2に検出されリフトアーム3が昇降される。
【0014】これにより、トラクタ1に耕深制御を必要
としない作業装置2を連結したときでも、車両に無機能
な操作部材が無くなり操作性を向上することができる。
次に図3、及び図4において、前記トラクタ1の耕深制
御について詳細に説明する。図3におけるフローチャー
トは、旋回時などの耕深センサ6の基準値を設定処理す
るものである。前記コントローラ4では、リフトアーム
3の上昇毎に前記耕深調整ダイヤル27の設定値を読み
込み内部のEEPROMに記憶する構成としているが、
この調節モードにおいて、検出最下端値と前回のEEP
ROMの記憶値との差が一定値(例えば±3ビット)で
あれば、EEPROMに再記憶しない構成としている。
【0015】これは、近年の分解能の高いコントローラ
4を使用した場合、振動や部材の熱伸縮により±1〜3
ビットの範囲でセンサ検出値がふらついてしまい、例
え、センサ6が同じ位置を検出していても誤差が出易い
ものであるが、誤差範囲内の時は、前回値(EEPRO
Mには記憶しない)を使用することによってコントロー
ラ4内のEEPROMの書き込み回数が削減され、寿命
も長く保つ。特に耕深センサ6はエンジン8始動後は必
ず一回基準値が設定されるため頻度が高い(EEPRO
Mへの書き込み)センサに対しては有効である。
【0016】また、図4は前記EEPROMのプログラ
ムエリアを示すマップで、前記EEPROMにフラッシ
ュメモリエリアを設けたものである。そして、前記リフ
トアームのポテンショメータなどの基準センサ値を、出
荷時のコントローラ4のデータをEEPROMに代えて
プログラムエリアの一部を使用する構成とすることによ
って、制御使用アドレスが多くなる。又、誤って出荷時
データを消去することが防止される。
【0017】フラッシュメモリエリア28において、ブ
ロック毎にプログラム書き込みが行えるので、Aブロッ
クまでは制御プログラムに割り当て、Bブロックに出荷
時データに割り当てる。その後(出荷後)プログラム変
更があった場合は、Aブロックのみ書き替える構成にす
る。次に前記コントローラ4のノイズ処理について図
5、図6に基づき説明する。
【0018】図5に示すセンサの検出波形は、エンジン
8回転パルス入力や、入出力軸センサ入力(割り込み入
力)等のもので、前記コントローラ4では、エッジ検出
(立ち下りエッジA、立ち上りエッジB)による入力処
理において、エッジ検出後の一定時間t(数μsec)
後に、もう一度入力レベルを判定し、レベルが一定であ
れば入力処理Dを行う構成としている。
【0019】このような処理によってノイズ等の一瞬の
ノイズエッジCが発生しても一定時間t後には正規の入
力レベルではないので、コントローラ4は一瞬のエッジ
Cがノイズであると判断でき、誤って入力処理Eを行う
ことはなくなる。また、コントローラ4がパルス入力を
立ち下りエッジA検出で処理する場合、立ち下りエッジ
A検出後に一定時間t(数μsec)待ち、その後もう
一度入力レベルを判定し、ローレベルOFFであれば入
力処理Dを行い、ハイレベルONであれば入力処理Eは
行わない構成とする。
【0020】図6において、上例と異なる点は、前記エ
ッジA検出後に入力レベルを常に監視し、一定時間tに
亘ってレベルが安定していれば入力処理を行う構成とす
る。これによって一層精度を高める。エッジ検出後その
入力状態を監視し、一定時間t継続してローレベルOF
Fであれば、入力処理Dを行う構成にする。コントロー
ラ4の割り込み入力の処理時間にあまり精度が不要な場
合は、一定時間tをやや長めに設定することによってノ
イズによる誤検出を少くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)制御ブロック図 (B)制御フローチャート。
【図2】トラクタの側面図。
【図3】耕深センサの基準値設定処理制御のフローチャ
ート。
【図4】フラッシュメモリエリアのブロック図。
【図5】ノイズ処理に関するフローチャートと検出パル
ス波形。
【図6】一部別実施例を示すノイズ処理に関するフロー
チャート。
【符号の説明】
1 車体 2 耕耘装置 3 リフトアーム 4 コントローラ 5 耕深制御スイッチ 6 耕深センサ 7 耕深調節ダイヤル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後部の作業装置2を昇降自在に連結
    したトラクタにおいて、前記作業装置2の対車体高さを
    検出するセンサ26と、同作業装置2の対地高さを検出
    する着脱式センサ6と、ダイヤル式操作部材7、および
    この回転操作位置を検出するセンサ27とを設け、前記
    対地高さを検出するセンサ6の信号入力時には前記ダイ
    ヤル式操作部材7の回転位置を耕深設定値としてこの設
    定値と同センサ6との検出値が対応するように作業装置
    2を昇降する耕深制御を行い、前記対地高さを検出する
    センサ6の信号非入力時には前記ダイヤル式操作部材7
    の回転位置と前記作業装置2の対車体高さを検出するセ
    ンサ26の検出値とが対応するように作業装置2を昇降
    するポジション制御とに切替る制御手段4とを備えたこ
    とを特徴とするトラクタの制御装置。
JP10212947A 1998-07-28 1998-07-28 トラクタの制御装置 Pending JP2000041415A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006340617A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Yanmar Co Ltd 農作業機の耕耘制御装置
JP2007000088A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Yanmar Co Ltd 農作業機械
JP2007129918A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yanmar Co Ltd 耕深制御装置
JP2007129914A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yanmar Co Ltd 耕深制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006340617A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Yanmar Co Ltd 農作業機の耕耘制御装置
JP2007000088A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Yanmar Co Ltd 農作業機械
JP2007129918A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yanmar Co Ltd 耕深制御装置
JP2007129914A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Yanmar Co Ltd 耕深制御装置

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