JP3289254B2 - 検出スイッチ - Google Patents

検出スイッチ

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JP3289254B2
JP3289254B2 JP19306292A JP19306292A JP3289254B2 JP 3289254 B2 JP3289254 B2 JP 3289254B2 JP 19306292 A JP19306292 A JP 19306292A JP 19306292 A JP19306292 A JP 19306292A JP 3289254 B2 JP3289254 B2 JP 3289254B2
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近接スイッチや光電スイ
ッチ等の感度調整に特徴を有する検出スイッチ関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来光電スイッチや近接スイッチ等の検
出スイッチの感度調整は、検出距離が固定されている形
式のスイッチではあらかじめ製造時に所定の検出距離と
なるように可変抵抗器を用いて設定したり、レーザトリ
ミング等を用いて調整している。又光電スイッチや圧力
スイッチのように検出レベルを外部から調整できる検出
スイッチにあっても、調整範囲が所定範囲となるように
製造時に同様の調整を行うようにしている。図6は従来
の近接スイッチの製造手順を示す図である。本図におい
てハイブリッドIC(HIC)を組立てセンサ部に取付
け、その後中間検査を行った後感度を調整する。そして
エポキシ樹脂等を空隙部に充填してケースに組み込み、
出荷検査後、出荷するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な製造時の感度調整では、検出スイッチ自体が未完成の
状態でプリント基板上のトリミング抵抗や可変抵抗器を
調整する必要がある。従って調整後に組立てを完了する
と、部品の歪み等によって感度に狂いが生じるという問
題点があった。
【0004】特に検出コイルや電子回路部にエポキシ樹
脂を充填するようにした近接スイッチでは、一旦可変抵
抗器やトリミング抵抗の部分を除いて樹脂を充填し、調
整を行った後全ての空隙に樹脂を充填する必要がある。
そのため感度に狂いが生じるだけでなく、組立作業性が
悪いという欠点があった。又トリミング抵抗は調整可能
な位置に配置する必要があるため、プリント基板上の配
線が複雑となり、引き回しも長くなってノイズ耐量が低
下するという欠点もあった。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、可変抵抗器を用いることなく高
精度で感度設定を容易に行えるようにすることを技術的
課題とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】 本願の請求項1の発明
は、物体までの距離に応じたレベルの信号を出力するセ
ンサ回路、閾値を記憶している不揮発性のメモリ、及び
前記閾値を記憶した不揮発性のメモリから供給された閾
値と前記センサ回路の出力とを比較し、その結果に基づ
く物体検知信号を出力する制御手段、を含む電子回路
と、前記電子回路を収めたケースと、前記ケースの内部
を充填している充填材と、前記メモリを閾値が記憶され
ていない状態にリセットするリセット手段と、を具備
し、前記制御手段は、電源が投入されると、前記メモリ
に閾値が記憶されていないときには前記センサ回路の出
力に応じたレベルを閾値として前記メモリに書込み、前
記メモリに閾値が記憶されているときには前記メモリに
新たな書込みを行わない初期設定を行うものであり、前
記リセット手段は、前記充填材により操作不能にされて
おり、外部から操作して閾値を変更することができない
ようにされている検出スイッチである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、不揮
発性メモリを含む電子回路をケース内に収納し、充填材
を充填して検出スイッチを構成している。そして製造時
に一旦閾値を設定すると、以後はその閾値をそのまま維
持するようにしている。
【0015】
【実施例】図2は本発明の一実施例による近接スイッチ
の外観を示す概略図である。本図に示すように近接スイ
ッチ1は前面に検出面を有し、前面から所定距離にある
物体を検出するものである。図3は物体までの距離に対
する振幅レベルの変化を示しており、所定の閾値Vthよ
り物体が近づいたときにオン状態となるように出力す
る。
【0016】図1は本発明の一実施例による近接スイッ
チの構成を示すブロック図である。本図においてセンサ
回路2は例えば発振コイルを含む発振回路と、その出力
を検波・整流する検波回路、及びその出力を所定閾値で
弁別する弁別回路を含んで構成されており、その出力は
増幅器3を介してマイクロコンピュータ4に与えられ
る。マイクロコンピュータ4には電源回路5,出力回路
6及びメモリ7が接続される。メモリ7は不揮発性のE
EPROM又は電池によってバックアップされたメモリ
とする。マイクロコンピュータ4内には増幅器3の出力
をデジタル信号に変換するA/D変換器10、A/D変
換器10の出力のうち異常なレベルの信号を除去するノ
イズ除去手段11が設けられ、その出力は比較手段1
2,メモリ書込手段13に与えられる。メモリ書込手段
13は電源回路5の電源が投入されたときにノイズ除去
手段11の出力をメモリ7に書込むものである。又メモ
リ読出手段14はメモリに保持される閾値Vthを読出し
て比較手段12に与えるものである。比較手段12は入
力信号Vinと閾値Vthとを比較し、VinがVthを越えれ
ば出力回路6に出力を与えるものである。又リセット手
段15はメモリ書込手段13を介してメモリ7をリセッ
トするものである。このリセット手段としては例えばプ
リント基板の所定の端子を短絡することによって、リセ
ット信号を入力できるものとする。ここでマイクロコン
ピュータは電源が投入されたときメモリに閾値が記憶さ
れていなければ、センサ回路の出力に応じたレベルを閾
値としてメモリに書込み、メモリが記憶されているとき
にはメモリに新たな書込みを行わない初期設定を行い、
その後メモリに記憶されている閾値とセンサ回路との出
力を比較してその結果に基づいた物体検知信号を出力す
る制御手段を構成している。
【0017】次に本実施例の動作について図4のフロー
チャートを参照しつつ説明する。電源が投入されるとま
ずステップ21において初期設定を行い、ステップ22
に進んでメモリ7より保持されている閾値Vthを読出
す。メモリ7には閾値としてあらかじめ0がデフォルト
されているものとすれば、ステップ23に進んで閾値が
0かどうかをチェックする。0であればまだ閾値が設定
されていないので、この近接スイッチ1の検出距離の閾
値となる位置に検出物体8を配置し、そのときに得られ
るノイズ除去後の取込む信号VinをVthとし、メモリ書
込手段13よりメモリ7に書込む(ステップ24,2
5)。Vthが0でなければこのような処理を行うことな
くステップ26に進んでリセット信号が入力されるかど
うかをチェックする。そしてリセット信号がなければス
テップ27に進んでそのときに得られる入力値Vinと閾
値Vthとを比較する。Vthの方が大きければステップ2
8に進んで出力をオンとし、外部に物体検知信号を出力
する。又Vinが閾値Vthよりも大きければステップ29
に進んで出力をオフとしてステップ26に戻る。又ステ
ップ26においてリセット入力があれば、ステップ30
に進んでメモリ7に閾値としてVth=0を書込む。こう
して再び電源を投入すれば同様の処理が繰り返され、新
たに閾値Vthを設定することができる。ここでマイクロ
コンピュータ4はステップ22においてメモリから閾値
Vthを読出すメモリ読出手段14の機能を達成してお
り、ステップ23〜25においてメモリに閾値を書込む
メモリ書込手段13の機能を達成している。又マイクロ
コンピュータ4はステップ26〜29において読出され
た閾値と入力信号とを比較する比較手段12の機能を達
成している。
【0018】このような本実施例の近接スイッチは例え
ば図5に示すような過程で組立てを行う。即ちステップ
41において近接スイッチのハイブリッドIC部分を組
立て、ステップ42においてセンサ部に取付ける。そし
てステップ43において中間検査を行う。この際には電
源を投入する必要があるため、このとき何らかの閾値V
thが記憶されてしまう。従って前述したようにプリント
基板上の所定の端子を短絡してリセットを行う(ステッ
プ44)。そしてステップ45においてケースに組み込
みを行い、内部に充填材を充填することにより完成させ
る。ケースの内部に充填材を充填すればプリント基板の
端子も樹脂で被われるため、以後はリセットができなく
なる。そして図4に示すようなフローチャートに従っ
て、検出物体8を所定位置に配置した状態で電源を投入
する。こうすれば自動的に感度の設定が行われる(ステ
ップ46)。この後ステップ47において出荷検査を行
って、近接スイッチを完成させる。
【0019】尚本実施例は組立時にのみ設定値をリセッ
トできるようにしているが、このリセット端子を近接ス
イッチの外部に導き出しておくようにすれば、ユーザが
必要時に感度調整を再度行うことができる。又センサの
モードを外部から制御し感度設定モードのときにのみ閾
値が設定できるようにすることも可能である。
【0020】尚本実施例は高周波発振型の近接スイッチ
について説明したが、本発明は近接スイッチに限らず光
電スイッチ等の他の種々の検出スイッチに適用すること
ができることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、可変抵抗器を用いて感度調整したりトリミング抵抗
を用いて感度調整を行う必要がない。充填材の充填又は
その後の歪みによって感度が狂わず、製造段階で設定さ
れた閾値がそのまま安定的に維持される信頼性の高い近
接スイッチを提供することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による検出スイッチの一例を
示すブロック図である。
【図2】本実施例による近接スイッチと物体との位置関
係を示す図である。
【図3】本実施例による近接スイッチの検出距離に対す
る振幅変化を示すグラフである。
【図4】本実施例の電源投入後の感度設定動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】本実施例の組立手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】従来の近接スイッチの組立手順を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 近接スイッチ 2 センサ回路 3 増幅器 4 マイクロコンピュータ 5 電源回路 6 出力回路 7 メモリ 10 A/D変換器 11 ノイズ除去手段 12 比較手段 13 メモリ書込手段 14 メモリ読出手段 15 リセット手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−239720(JP,A) 特開 昭54−150067(JP,A) 特開 平3−21889(JP,A) 特開 平3−123119(JP,A) 特開 平4−204305(JP,A) 特開 平3−14153(JP,A) 実開 平3−46810(JP,U) 特許3200967(JP,B2) 特公 昭57−46088(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 H03K 17/74 - 17/98

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体までの距離に応じたレベルの信号を
    出力するセンサ回路、閾値を記憶している不揮発性のメ
    モリ、及び前記閾値を記憶した不揮発性のメモリから供
    給された閾値と前記センサ回路の出力とを比較し、その
    結果に基づく物体検知信号を出力する制御手段、を含む
    電子回路と、 前記電子回路を収めたケースと、 前記ケースの内部を充填している充填材と、 前記メモリを閾値が記憶されていない状態にリセットす
    るリセット手段と、を具備し、 前記制御手段は、電源が投入されると、前記メモリに閾
    値が記憶されていないときには前記センサ回路の出力に
    応じたレベルを閾値として前記メモリに書込み、前記メ
    モリに閾値が記憶されているときには前記メモリに新た
    な書込みを行わない初期設定を行うものであり、 前記リセット手段は、前記充填材により操作不能にされ
    ており、外部から操作して閾値を変更することができな
    いようにされている検出スイッチ。
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