JP3288984B2 - 測距装置および自動焦点調節装置 - Google Patents

測距装置および自動焦点調節装置

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JP3288984B2
JP3288984B2 JP1790099A JP1790099A JP3288984B2 JP 3288984 B2 JP3288984 B2 JP 3288984B2 JP 1790099 A JP1790099 A JP 1790099A JP 1790099 A JP1790099 A JP 1790099A JP 3288984 B2 JP3288984 B2 JP 3288984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は測距装置および自動焦点調
節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、測距対象に光を照射して距離を求
めるアクティブ型の測距装置として、特開平6−194
567号公報に開示されているようなものがある。この
開示技術は、複数のパルス光の反射光を受光する受光手
段から出力される2つの出力を増幅し、それをそれぞれ
積分していき、それぞれ積分値が基準電圧に到達するま
でに要するそれぞれの投光回数に基づき距離を求めるも
のであり、所定回数投光を繰り返しても積分値が基準電
圧に到達しない場合は無限遠と判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ものでは例えば携帯性を考慮してパルス光を投光する投
光回路の電源として電池を用いる場合、電池電圧が低下
してくるとパルス光の強度が弱くなり、それに伴い受光
手段からの出力値も小さくなる。特に、電池電圧を投光
手段へダイレクトに供給するような場合、この現象は顕
著となる。
【0004】このような場合の対策としては、例えば受
光手段の出力を増幅するアンプのゲインを上げることが
考えられるが、あまりゲインを大きくしてしまうとノイ
ズまで過度に増幅してしまい、ノイズの影響が大きくな
り、測距精度が低下してしまう。また、上述した点を考
慮してアンプのゲインをあまり大きくしない場合、電池
電圧の低下により受光手段からの出力値が小さくなるの
で、パルス光の投光数に対して積分値があまり上昇しな
くなり、所定回数投光を繰り返しても積分値が基準電圧
に到達しないケースがあらわれ、測距対象が近くに存在
する場合でも無限遠と誤判定される可能性がある。
【0005】また、電池電圧が非常に高い場合、パルス
光が強くなり、かなり遠方まで光が到達するようにな
り、通常は無限遠と判定されるような遠方に存在する被
写体からも反射光が届くようになるが、遠方にいけばい
くほどパルス光が広がっていきその面積が大きくなって
いく。よって、遠方の測距対象にパルス光が到達したと
きに、そのパルス光の一部のみが測距対象によって反射
されるケースが発生し、この場合、反射されたパルス光
の重心が投光時のパルス光の重心と異なってしまう。し
たがって、このかなり遠方の測距対象による反射光を受
光する受光手段の出力を積算すればするほど、パルス光
の重心の変化に伴う誤差が蓄積されていき、測距精度が
悪化してしまう。
【0006】また、この測距結果に基づき撮影レンズの
位置を制御して自動焦点調節を行う場合、自動焦点調節
の精度が低下してしまうという問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、投光手段が電
池を電源として測距対象へパルス光を間欠的に複数回投
光し、受光手段が前記パルス光の前記測距対象からの反
射光を受光し、その受光位置に応じて変化する第1と第
2の信号を出力し、積分回路が前記第1、第2の信号を
それぞれ積分し、距離検出手段が前記第1の信号に対応
する積分出力が所望のレベルに到達するのに要する前記
パルス光の照射回数と前記第2の信号に対応する積分出
力が所望のレベルに到達するのに要する前記パルス光の
照射回数とに基づき距離情報を出力するとともに前記積
分出力が前記所望のレベルに到達する前に前記パルス光
の照射回数が所望の上限値を越えた際に距離情報として
無限遠を出力し、上限値設定手段が電圧測定回路で測定
された前記電池の電圧の値に応じて前記所望の上限値を
設定する。よって、電池電圧の変動による測距精度への
影響を抑えることができる。
【0008】前記上限値設定手段を、前記測定された電
池電圧の値が第1基準値以上の場合は前記所望の上限値
を第1上限値に設定し、前記測定された電池電圧の値が
前記第1基準値より低い場合は前記所望の上限値を前記
第1上限値より大きい第2上限値に設定するものとすれ
ば、電池電圧の変動による測距精度への影響を抑えるこ
とができる。また、測距対象が近くに存在する場合でも
無限遠と誤判定してしまう可能性を低減できる。また、
遠方にいる測距対象に対しての測距精度の低下を低減で
きる。
【0009】前記上限値設定手段を、前記測定された電
池電圧の値が第1基準値と前記第1基準値より大きい第
2基準値の間の値の場合は前記所望の上限値を第1上限
値に設定し、前記測定された電池電圧の値が前記第1基
準値より低い場合は前記所望の上限値を前記第1上限値
より大きい第2上限値に設定し、前記測定された電池電
圧の値が前記第2基準値より高い場合は前記第1上限値
より小さい第3上限値に設定するものとすれば、電池電
圧の変動による測距精度への影響を抑えることができ、
測距対象が近くに存在する場合でも無限遠と誤判定して
しまう可能性を低減でき、遠方にいる測距対象に対して
の測距精度の低下を低減できる。また、電池電圧の値に
応じて3段階に無限遠判断の基準となるパルス光照射回
数の上限値を変えるので、適切な上限値設定が可能とな
る。
【0010】前記所望の上限値を前記第1の信号に対応
する積分出力が所望のレベルに到達するのに要する前記
パルス光の照射回数用と前記第2の信号に対応する積分
出力が所望のレベルに到達するのに要する前記パルス光
の照射回数用の2種類を設定するものとすれば、前記第
1、第2の信号のそれぞれに適した上限値を設定できる
ようになり、測距精度が向上する。
【0011】レンズ位置制御手段が上述した測距装置か
ら出力される距離情報に基づき撮影レンズの位置を制御
するので、自動焦点調節の精度が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、電
池を電源として測距対象へパルス光を間欠的に複数回投
光する投光手段と、前記パルス光の前記測距対象からの
反射光を受光し、その受光位置に応じて変化する第1と
第2の信号を出力する受光手段と、前記第1、第2の信
号をそれぞれ積分する積分回路と、前記第1の信号に対
応する積分出力が所望のレベルに到達するのに要する前
記パルス光の照射回数と前記第2の信号に対応する積分
出力が所望のレベルに到達するのに要する前記パルス光
の照射回数とに基づき距離情報を出力するとともに前記
積分動作中に前記パルス光の照射回数が所望の上限値を
越えた際に距離情報として無限遠を出力する距離検出手
段と、前記電池の電圧を測定する電圧測定回路と、前記
測定された電池電圧の値に応じて前記所望の上限値を設
定する上限値設定手段とを含んでいる。
【0013】本願の請求項2に係る発明は、請求項1に
おいて、前記上限値設定手段を、前記測定された電池電
圧の値が第1基準値以上の場合は前記所望の上限値を第
1上限値に設定し、前記測定された電池電圧の値が前記
第1基準値より低い場合は前記所望の上限値を前記第1
上限値より大きい第2上限値に設定するものとしてい
る。
【0014】本願の請求項3に係る発明は、請求項1に
おいて、前記上限値設定手段を、前記測定された電池電
圧の値が第1基準値と前記第1基準値より大きい第2基
準値の間の値の場合は前記所望の上限値を第1上限値に
設定し、前記測定された電池電圧の値が前記第1基準値
より低い場合は前記所望の上限値を前記第1上限値より
大きい第2上限値に設定し、前記測定された電池電圧の
値が前記第2基準値より高い場合は前記第1上限値より
小さい第3上限値に設定するものとしている。
【0015】本願の請求項4に係る発明は、請求項1、
2または3において、前記上限値設定手段は、前記所望
の上限値を、前記第1の信号に対応する積分出力が所望
のレベルに到達するのに要する前記パルス光の照射回数
用と前記第2の信号に対応する積分出力が所望のレベル
に到達するのに要する前記パルス光の照射回数用の2種
類を設定するものとしている。
【0016】本願の請求項5に係る発明は、請求項1、
2、3または4に記載された測距装置と、前記測距装置
が出力する距離情報に基づき撮影レンズの位置を制御す
るレンズ位置制御手段とを含んでいる。
【0017】
【実施例】本発明の構成を図1に基づいて説明する。投
光手段を構成する投光回路10は近赤外発光素子(以下
「IRED」という。)14を駆動する駆動回路で、電
池100を電源として動作し、トランジスタ11、ベー
ス抵抗12、コレクタ抵抗13およびIRED14から
なる。なお、抵抗13と接続してある電源の高電位側1
5は電池100の高電位側とダイレクトに接続されてい
るものとする。演算回路80(以下「CPU」とい
う。)から投光信号Vemitが出力されると、トラン
ジスタ11がオンし、電池100を電源としてIRED
14は発光する。発光した光は投光レンズ1を通り、測
距対象を構成する被写体(不図示)によって反射され、
反射した光は受光レンズ2を通って半導体位置検出素子
3(以下「PSD」という。)3に入射する。なお、I
RED14はパルス駆動される。
【0018】第1の電流電圧変換回路20、第2の電流
電圧変換回路30はPSD3と一体となって1つの受光
回路を構成する。PSD3に光信号が入射すると、PS
D3はその強度と入射位置に応じて変化する第1と第2
の電流を電流電圧変換回路20、30にそれぞれ出力す
る。PSD3に入射する光信号は、PSD3上において
被写体が近いほど電流電圧変換回路20と接続する端子
3a側から電流電圧変換回路30と接続する端子3b側
に移動する。本例は、このようなPSD3上における光
信号の受光位置の変化を利用し、いわゆる3角測距の原
理に基づいて被写体距離を求めるものである。第1の電
流電圧変換回路20はアンプ21と帰還抵抗22で構成
され、入力電流に比例した電圧を出力する回路であり、
第2の電流電圧変換回路30はアンプ31と帰還抵抗3
2とで構成され、電流電圧変換回路20とまったく同じ
構成で、信号電流に応じた電圧が出力され、スイッチ4
によって電流電圧変換回路20と30のいずれかの出力
が増幅回路40に出力される。PSD3の端子3a側の
出力を用いる処理を行う場合(以下「遠距離側の測距」
という。)は第1の電流電圧変換回路20、PSD3の
端子3b側の出力を用いる処理を行う場合(以下「近距
離側の測距」という。)は第2の電流電圧変換回路30
側にオンする。スイッチ4の状態はCPU80によって
制御される。
【0019】第1の増幅回路40と第2の増幅回路50
はゲイン切換の可能な増幅回路である。これらの増幅回
路はまったく同様な構成なので、第1の増幅回路40を
例にとって説明する。増幅回路40の前にはカップリン
グコンデンサ5が接続され、入力信号の直流分はここで
カットされる。増幅回路40はアンプ41と3個の帰還
抵抗で構成され、入力信号をある一定のゲインで増幅す
る回路である。回路中にスイッチ46とスイッチ47と
いう2つのスイッチを持っており、これらのスイッチは
CPU80によってオン/オフを制御できる。スイッチ
46は帰還抵抗44、45を、スイッチ47は帰還抵抗
45をそれぞれオン/オフするので、これらのスイッチ
の状態によりアンプ41のゲインが段階的に変化する。
第2の増幅回路50もまったく同様な動作をし、CPU
80はスイッチ56とスイッチ57を操作して適切なゲ
インを設定し、それにしたがって増幅回路40の出力し
た信号の増幅が行われる。増幅回路40、50ともノイ
ズを一緒に増幅する可能性があるので、過度に大きいゲ
インにならないように設定してある。増幅回路50の出
力信号はスイッチ7を経て積分回路60に出力される。
【0020】受光レンズ2、PSD3、電流電圧変換回
路20、30、スイッチ4、カップリングコンデンサ
5、6、増幅回路40、50とで受光手段を構成する。
本例では、PSD3の端子3a側から出力され上記回路
を経て積分回路60に出力される出力を第1の信号と
し、PSD3の端子3b側から出力され上記回路を経て
積分回路60に出力される出力を第2の信号とする。
【0021】積分回路60はアンプ61、入力抵抗6
2、積分コンデンサ63、スイッチ64、電圧ホロワ6
5で構成され、入力電圧を時間積分するための回路であ
る。積分動作に先だって積分コンデンサ63に残ってい
る電荷を放電するためスイッチ64がオンする。十分に
放電されるとスイッチ64はオフする。積分動作がスイ
ッチ7のオンによって開始されると、積分コンデンサ6
3には入力信号の時間積分値が電荷として貯えられる。
このときの積分コンデンサ63端子間電圧の値はレベル
判定回路70に出力される。積分動作が終了すると、ス
イッチ7はオフする。
【0022】レベル判定回路70はコンパレータ71と
第1の基準電源73、第2の基準電源74とで構成され
た入力電圧のレベルを判定するための回路である。コン
パレータ71はその電圧値をスイッチ72によって選択
された第1の基準電源73の電圧V1または第2の基準
電源74の電圧V2と比較し、その結果をデジタル信号
に変換してCPU80に出力する。
【0023】読み書き可能な揮発性のメモリ81(以下
「RAM」という。)はCPU80の演算および一時的
な記憶に使用され、読み出し可能な不揮発性のメモリ8
2(以下「ROM」という。)はCPU80のプログラ
ムおよびデータの格納に使用される。カウンタ83、8
4はCPU80からの信号により初期化、任意の値のセ
ット、セットされた値への加算ができる。レベル判定回
路70とCPU80とで距離検出手段を構成し、CPU
80が上限値設定手段を構成する。
【0024】電圧測定回路90は、投光回路10の電源
となる電池100の電圧を測定する。レンズ位置制御手
段を構成する自動焦点調節回路110は、CPU80か
らの距離情報に基づき撮影レンズ120の位置を制御し
て焦点調節を行う。
【0025】次に、測距動作の概要を説明する。この測
距ルーチンに入ると、まず図1内のすべての回路の電源
をオンする。次にCPU80はRAM81の内容をクリ
アし、増幅回路40と増幅回路50のゲインを決定す
る。このゲイン決定の動作の中で被写体がある距離未満
の位置にあると判定された場合はRAM81中の至近フ
ラグがセットされるので、その場合は測距を行わずに至
近と判定する。その後、電池100の電圧を測定し、そ
の測定値に応じて遠距離側の測距を行う際のパルス光の
照射回数N1の上限値Nlim1を設定し、第1の電流
電圧変換回路20での遠距離側の測距が行われ、そのと
きのパルス光の照射回数すなわちカウンタ83の内容N
1がRAM81に保存される。この遠距離側の測距動作
中にカウンタ83の内容N1が上限値Nlim1を越え
ると被写体がある距離以上の位置にあると判定し、RA
M81中の無限遠フラグがセットされ、その場合は無限
遠と判定する。さらにその後、電池100の電圧を測定
し、その測定値に応じて近距離側の測距を行う際のパル
ス光の照射回数N2の上限値Nlim2を設定し、第2
の電流電圧変換回路30での近距離側の測距が行われ、
そのときのパルス光の照射回数すなわちカウンタ84の
内容N2がRAM81に保存される。この近距離側の測
距動作中にカウンタ84の内容N2が上限値Nlim2
を越えると被写体がある距離以上の位置にあると判定
し、RAM81中の無限遠フラグがセットされ、その場
合は無限遠と判定する。以上のように測距動作が終了す
ると、無限遠フラグがセットされていれば無限遠、至近
フラグがセットされていれば至近、いずれでもなければ
RAM81に保存されているカウンタ83の内容N1と
カウンタ84の内容N2を用いて、次のような値Xを算
出する。 X=N1/(N1+N2) 値Xが定まると、Xの値によって定まるあらかじめ決め
られたROM82のアドレスを参照することで(図
5)、被写体までの距離を求める。最後に測距回路の電
源をオフして、このルーチンを抜ける。
【0026】このように、電圧測定回路90で測定され
た電池100の電圧の値に応じて無限遠判断の基準とな
るパルス光照射回数の上限値を設定するので、電池電圧
の変動によって生じるパルス光の強度変化に伴う測距精
度への影響を抑えられる。
【0027】次に、第1の増幅回路40と第2の増幅回
路50のゲイン決定の動作を図2、図3を使って説明す
る。最初にCPU80によってスイッチ4を電流電圧変
換回路20側にオンする。スイッチ72を基準電源73
側にオンし、スイッチ64をオンし、積分コンデンサ6
3にたまっている電荷を放電させる(図2a)。十分に
電荷を放電した後、スイッチ64をオフし、そしてカウ
ンタ83の内容N1を0にクリアする(図2b)。そし
てCPU80は投光回路10を動作させ、IRED14
を駆動して投光を開始する。投光開始に伴う各アンプの
立ち上り時間の確保と電源変動の影響とを軽減するた
め、投光後時間T1を経過してから積分回路を時間T2
の間だけ動作させる(図2c)。それが終わると投光・
積分を停止して(図2d)、時間T3の間だけ待機し、
カウンタに1を加える(図2e)。図3のように、この
動作をあらかじめ決められた回数Ngain(たとえば
10回)だけ繰り返した後、スイッチ7をオフして積分
コンデンサ63の端子間電圧すなわち積分電圧Vint
をコンパレータ71に出力し、コンパレータ71はその
電圧を基準電源73の電圧V1と比較してその結果をデ
ジタル信号に変換してCPU80に出力する。CPU8
0はコンパレータ71の出力がHレベルならばスイッチ
47をオンする。以下同様に、積分動作と比較演算とを
くり返し、コンパレータ71の出力がHレベルならスイ
ッチ57、スイッチ46、スイッチ56の順でオンす
る。もしもすべてのスイッチをオンしてもコンパレータ
71の出力がHレベルなら至近フラグをセットする。こ
れで増幅回路全体としてのゲインが定まったことにな
る。
【0028】次に、第1の電流電圧変換回路20による
遠距離側の測距を図4に基づいて説明する。つまりPS
D3の端子3a側の出力を用いる処理を説明する。最初
にスイッチ4を電流電圧変換回路20側にオンする。次
にスイッチ64をオンし、積分コンデンサ63にたまっ
ている電荷を放電させてから、スイッチ64をオフす
る。そしてカウンタ83の内容N1を0にクリアする。
スイッチ72は基準電源74の方にオンする。続いて投
光を繰り返しながらカウンタ83の内容N1を加算して
いき、積分電圧Vintが基準電源74の電圧V2に達
した時点で終了するが、もしも被写体までの距離が遠く
て後述するようにして定めた上限値回数Nlim1だけ
パルス光を投光しても電圧V2に達しない場合は無限遠
と判断し、RAM81中の無限遠フラグをセットして終
了する。それ以外の場合は測距終了時にカウンタ83に
残っている値N1をRAM81に格納する。
【0029】次に、第2の電流電圧変換回路30での近
距離側の測距を同図を参照して説明する。つまり、PS
D3の端子3b側の出力を用いる処理動作を説明する。
最初にスイッチ64をオンし、積分コンデンサ63にた
まっている電荷を放電させてから、スイッチ64をオフ
する。そしてカウンタ84の内容N2を0にクリアす
る。続いて投光を繰り返しながらカウンタ84の内容N
2を加算していき、積分電圧Vintが電圧V2に達し
た時点で終了するが、もしも被写体までの距離が遠くて
後述するようにして定められた上限値回数Nlim2だ
け投光しても電圧V2に達しない場合は無限遠と判断
し、RAM81中の無限遠フラグをセットして終了す
る。測距終了時にカウンタ84に残っている値N2をR
AM81に格納する。
【0030】次に、図6〜図10を参照して動作を説明
する。まず、メインルーチンを図6に基づいて説明す
る。この測距ルーチンに入ると、CPU80は測距回路
全体の電源をオンし(#001)、CPU80はRAM
81の内容をクリアする(#002)。次に増幅回路4
0と増幅回路50のゲインを決定し(#003)、同時
に至近フラグの状態を確認し、もしセットされていれば
#011にジャンプする(#004)。至近フラグがセ
ットされていないと、電池100の電圧を測定してその
測定値に応じてカウンタ83の内容N1の上限値Nli
m1を設定し(#005)、第1の電流電圧変換回路2
0での測距を行い、回数カウンタ83の内容N1をRA
M81に保存し(#006)、同時に無限遠フラグの状
態を確認し、セットされていれば#011にジャンプす
る(#007)。以下同様にカウンタ84の内容N2の
上限値Nlim2を設定し(#008)、第2の電流電
圧変換回路30での測距を行い、カウンタ84の内容N
2をRAM81に保存し(#009)、サブルーチン#
006と#009の操作でRAM81に保存されている
カウンタ83の内容N1とカウンタ84の内容N2を読
み出して値Xを算出する(#010)。その結果無限遠
フラグがセットされていれば無限遠、至近フラグがセッ
トされていれば至近、それ以外ではXの値をオフセット
値とするあらかじめ決められたROM82のアドレスを
参照して(図5)、被写体までの距離を求める(#01
1)。最後に測距回路の電源をオフし(#012)、こ
のルーチンを抜ける(#013)。
【0031】次に、各サブルーチン内での動作を説明す
る。まず、後段の増幅回路(増幅回路40、増幅回路5
0)のゲイン決定のサブルーチンを図7に基づいて説明
する。後段の増幅回路のゲイン決定のサブルーチンに入
ると、CPU80はスイッチ4を電流電圧変換回路20
側にオン、スイッチ72を基準電源73側にオンし(#
101)、スイッチ64を一瞬オンし積分コンデンサ6
3にたまっている電荷を放電させて(#102)、カウ
ンタ83の内容N1を0にクリアする(#103)。
【0032】続いてCPU80によって投光回路10を
動作させ(#104)時間T1だけ待機する(#10
5)と、スイッチ7をオンし積分動作をしながら(#1
06)時間T2だけ待機する。この間積分コンデンサ6
3には電荷が貯えられる(#107)。それから投光回
路10の動作を止めて投光動作を終了し、スイッチ7を
オフし積分動作を終えて(#108)、時間T3だけ待
機し(#109)、カウンタ83に1を加える(#11
0)。カウンタ83の内容N1があらかじめ決められた
回数Ngain未満ならば#104にジャンプする(#
111)。カウンタ83の内容N1が回数Ngain以
上ならば積分電圧Vintはコンパレータ71に出力さ
れ、コンパレータ71はその電圧をV1と比較し、その
結果出力電圧VoutをCPU80に出力する(#11
2)。CPU80は出力電圧Voutのレベルを判断し
(#113)、Hレベルであればメインルーチンに戻る
(#123)。
【0033】出力電圧VoutがLレベルだった場合、
CPU80はまずスイッチ47の状態を確認し、オフし
ていればスイッチ47をオンしアンプ41のゲインをよ
り小さくしてから(#114)、#102にジャンプす
る(#115)。スイッチ47がオンしていればスイッ
チ57の状態を確認し、オフしていればスイッチ57を
オンしアンプ51のゲインをより小さくしてから(#1
16)、#102にジャンプする(#117)。スイッ
チ57がオンしていればスイッチ46の状態を確認し、
オフしていればスイッチ46をオンしアンプ41のゲイ
ンをより小さくしてから(#118)、#102にジャ
ンプする(#119)。スイッチ46がオンしていれば
スイッチ56の状態を確認し、オフしていればスイッチ
56をオンしアンプ51のゲインをより小さくしてから
(#120)、#102にジャンプする(#121)。
スイッチ47、57、46および56が全てオンしてい
ればRAM81中の至近フラグをセットし(#12
2)、このサブルーチンを抜け、メインルーチンに戻
る。
【0034】次に、上限値Nlim1設定のサブルーチ
ンを図8に基づいて説明する。上限値Nlim1設定の
サブルーチンに入ると、CPU80は電圧測定回路90
を動作させて電池100の電圧を測定させる(#20
1)。
【0035】電圧測定回路90が測定した電池100の
電圧はCPU80に送られ、CPU80はこの測定した
電池100の電圧が、2.8Vより高い場合は上限値N
lim1を600に設定し(#202、#203)、
2.8Vと2.4Vの間の場合は上限値Nlim1を8
00に設定し(#204、#205)、2.4Vと最低
動作補償電圧2.2Vの間の場合は上限値Nlim1を
900に設定する(#206、#207)。最低動作補
償電圧2.2Vに達していない場合は測距禁止と判断
し、測距動作を禁止する(#208)。
【0036】このように、測定された電池電圧の値が
2.4V(第1基準値)以上の場合は無限遠判断の基準
となるパルス光照射回数の上限値Nlim1を600ま
たは800(それぞれ第1上限値)に設定し、2.4V
(第1基準値)より低い場合は上限値Nlim1を80
0より大きい900(第2上限値)に設定するので、ま
た測定された電池電圧の値が2.8V(第1基準値)以
上の場合は無限遠判断の基準となるパルス光照射回数の
上限値Nlim1を600(第1上限値)に設定し、
2.8V(第1基準値)より低い場合は上限値Nlim
1を600より大きい800または900(それぞれ第
2上限値)に設定するので、電池電圧の変動による測距
精度への影響を抑えることができる。また、測距対象が
近くに存在する場合でも無限遠と誤判定してしまう可能
性を低減できる。また、遠方にいる測距対象に対しての
測距精度の低下を低減できる。つまり、電池電圧が低い
場合、パルス光の強度が弱くなって1つのパルス光を受
光した際に出力する信号が弱くなるので、パルス光の投
光数に対して積分値があまり上昇しなくなる。このよう
な場合に、無限遠判断の基準となるパルス光照射回数の
上限値を大きくすることにより、測距対象が近くに存在
する場合でも無限遠と誤判定してしまう可能性を低減で
きる。また、電池電圧が高い場合、パルス光の強度が強
くなってかなり遠方まで光が到達するようになり、通常
は無限遠と判定されるような遠方に存在する被写体から
も反射光が届くようになるが、遠方にいけばいくほどパ
ルス光が広がりその面積が大きくなっていく。よって、
遠方の測距対象にパルス光が到達したときにそのパルス
光の一部のみが測距対象によって反射されるケースが発
生し、この場合、反射されたパルス光の重心が投光時の
パルス光の重心と異なってしまうが、このような場合
に、無限遠判断の基準となるパルス光照射回数の上限値
を小さくすることにより、広がったパルス光の一部のみ
を反射するような遠方にいる被写体を無限遠と判定でき
るようになる。よって、遠方にいる測距対象に対しての
測距精度の低下を低減できる。
【0037】また、測定された電池電圧の値が2.4V
(第1基準値)と2.8V(第2基準値)の間の値の場
合は無限遠判断の基準となるパルス光照射回数の上限値
Nlim1を800(第1上限値)に設定し、2.4V
(第1基準値)より低い場合は上限値Nlim1を80
0より大きい900(第2上限値)に設定し、2.8V
(第2基準値)より高い場合は上限値Nlim1を80
0より小さい600(第3上限値)に設定するので、上
記の効果に加えて、3段階に無限遠判断の基準となるパ
ルス光照射回数の上限値を変えるので、適切な上限値設
定が可能となる。
【0038】なお、上記の例では第1、第2の2つの基
準値を用いて電池電圧の値を場合分けし、それぞれの場
合に応じて3つの上限値を設定するようにしているが、
この基準値の数および上限値の設定数は適宜変更可能で
ある。例えば、基準値を多くするほど細かい上限値設定
が可能となり、適切な上限値制御が可能となり、基準値
を少なくする場合は構成を簡略化できるという効果があ
る。
【0039】次に、第1の電流電圧変換回路20による
測距のサブルーチンを図9に基づいて説明する。電流電
圧変換回路20による測距のサブルーチンに入ると、C
PU80はスイッチ64を一瞬オンし積分コンデンサ6
3にたまっている電荷を放電させた後(#301)、ス
イッチ4を電流電圧変換回路20側にオンし、スイッチ
72をV2側にオンし(#302)、カウンタ83の内
容N1を0にクリアする(#303)。続いてカウンタ
83の内容N1が回数Nlim1以上かどうかを判定
し、回数Nlim1以上ならばRAM81中の無限遠フ
ラグをセットしメインルーチンに戻る(#304、#3
05)。回数Nlim1未満ならば#306にジャンプ
する(#304)。
【0040】続いてCPU80によって投光回路10を
動作させ(#306)時間T1だけ待機すると(#30
7)、スイッチ7をオンし積分動作をしながら(#30
8)時間T2だけ待機する(#309)。この間積分コ
ンデンサ63には電荷が貯えられる。それから投光回路
10の動作を止めて投光動作を終了し、スイッチ7をオ
フし積分動作を終えて(#310)、時間T3だけ待機
し(#311)、カウンタ83に1を加算し(#31
2)、積分電圧Vintをコンパレータ71に出力す
る。コンパレータ71はその電圧をV2と比較し、その
結果出力電圧VoutをCPU80に出力する(#21
3)。CPU80は出力電圧Voutのレベルを判断し
(#314)、Hレベルであればカウンタ83の内容N
1をRAM81に記憶して(#315)メインルーチン
に戻る。Lレベルであれば#304にジャンプする。
【0041】次に、上限値Nlim2設定のサブルーチ
ンを図10に基づいて説明する。上限値Nlim2設定
のサブルーチンに入ると、CPU80は電圧測定回路9
0を動作させて電池100の電圧を測定させる(#40
1)。
【0042】電圧測定回路90が測定した電池100の
電圧はCPU80に送られ、CPU80はこの測定した
電池100の電圧が、2.8Vより高い場合は上限値N
lim2を300に設定し(#402、#403)、
2.8Vと2.4Vの間の場合は上限値Nlim2を5
00に設定し(#404、#405)、2.4Vと最低
動作補償電圧2.2Vの間の場合は上限値Nlim2を
600に設定する(#406、#407)。最低動作補
償電圧2.2Vに達していない場合は測距禁止と判断
し、測距動作を禁止する(#408)。よって、上限値
Nlim1を設定した場合と同様な効果を奏する。ま
た、上限値Nlim1の設定の際に述べたように、基準
値の数および上限値の設定数は適宜変更可能である。
【0043】このように、遠距離側の測距用と近距離側
の測距用とで上限値を別々に設定しているので、実際に
それぞれの測距を行う際に使用する電池電圧に基づき上
限値を設定でき、測距精度が向上する。
【0044】また、図8、図10を比較すれば判るよう
に、本例では遠距離側の測距用と近距離側の測距用と電
池電圧値に対応する上限値の設定をする際、電池電圧が
同じの場合、遠距離側の測距用の方を大きくしている。
これは、3角測距を行う場合、被写体が近づくほどPS
D3上に入射する光がPSD3の端子3b側に移動する
ことにより、PSD3の端子3b側からの出力がPSD
3の端子3a側の出力より大きくなることに起因する。
つまり、相対的に出力が小さくなる可能性の高い遠距離
側の測距を行う場合、近距離側の測距を行う場合より上
限値を大きくして上述したような測距精度の低下を抑制
している。
【0045】次に、第2の電流電圧変換回路30による
測距のサブルーチンを図11に基づいて説明する。電流
電圧変換回路30による測距のサブルーチンに入ると、
CPU80はスイッチ64を一瞬オンし積分コンデンサ
63にたまっている電荷を放電させた後(#501)、
スイッチ4を電流電圧変換回路30側にオンし、スイッ
チ72をV2側にオンし(#502)、カウンタ84の
内容N2を0にクリアする(#503)。続いてカウン
タ84の内容N2が回数Nlim2以上かどうかを判定
し、回数Nlim2以上ならばRAM81中の無限遠フ
ラグをセットしメインルーチンに戻る(#504、#5
05)。回数Nlim2未満ならば#506にジャンプ
する(#504)。
【0046】続いてCPU80によって投光回路10を
動作させ(#506)時間T1だけ待機すると(#50
7)、スイッチ7をオンし積分動作をしながら(#50
8)時間T2だけ待機する(#509)。この間積分コ
ンデンサ63には電荷が貯えられる。それから投光回路
10の動作を止めて投光動作を終了し、スイッチ7をオ
フし積分動作を終えて(#510)、時間T3だけ待機
し(#511)、カウンタ84に1を加算し(#51
2)、積分電圧Vintをコンパレータ71に出力す
る。コンパレータ71はその電圧をV2と比較し、その
結果出力電圧VoutをCPU80に出力する(#51
3)。CPU80は出力電圧Voutのレベルを判断し
(#514)、Hレベルであればカウンタ84の内容N
2をRAM81に記憶して(#515)メインルーチン
に戻る。Lレベルであれば#504にジャンプする。以
上の動作により、被写体までの距離が測定される。
【0047】被写体までの距離が測定されると、CPU
80はその距離情報を自動焦点調節回路110に出力
し、自動焦点調節回路110は距離情報に基づき撮影レ
ンズ120の位置を制御して焦点調節を行う。
【0048】このように、上述したように検出した距離
情報に基づき撮影レンズの位置を制御するので、自動焦
点調節の精度が向上する。
【0049】なお、上記の例において、電池電圧の大き
さ判定に用いる基準値を2.8V(本例では、電池電圧
が高いと判定するために用いている基準値)、2.4V
(本例では、電池電圧が低いと判定するために用いてい
る基準値)としたが、これに限らず適宜変更可能であ
る。また、それぞれ設定した上限値も適宜変更可能であ
る。
【0050】また、例えば電源投入時に電池電圧が十分
あるか確認するように構成する場合、この電源投入時の
電池電圧確認用の基準値と、上記電池電圧の大きさ判定
に用いる基準値とを同じ値にすれば、調整用データを削
減でき、調整時間の短縮化等が図れる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、電圧測定回路で測定さ
れた投光手段の電源となる電池の電圧の値に応じて、無
限遠判定の基準となるパルス光の照射回数の上限値を設
定するので、電池電圧の変動による測距精度への影響を
抑えることができる。
【0052】測定された電池電圧の値が第1基準値以上
の場合は前記上限値を第1上限値に設定し、測定された
電池電圧の値が前記第1基準値より低い場合は前記上限
値を前記第1上限値より大きい第2上限値に設定するも
のとすれば、電池電圧の変動による測距精度への影響を
抑えることができる。また、測距対象が近くに存在する
場合でも無限遠と誤判定してしまう可能性を低減でき
る。また、遠方にいる測距対象に対しての測距精度の低
下を低減できる。
【0053】測定された電池電圧の値が第1基準値と前
記第1基準値より大きい第2基準値の間の値の場合は前
記上限値を第1上限値に設定し、測定された電池電圧の
値が前記第1基準値より低い場合は前記所望の上限値を
前記第1上限値より大きい第2上限値に設定し、測定さ
れた電池電圧の値が前記第2基準値より高い場合は前記
第1上限値より小さい第3上限値に設定するものとすれ
ば、電池電圧の変動による測距精度への影響を抑えるこ
とができ、測距対象が近くに存在する場合でも無限遠と
誤判定してしまう可能性を低減でき、遠方にいる測距対
象に対しての測距精度の低下を低減できる。また、電池
電圧の値に応じて3段階に無限遠判断の基準となるパル
ス光照射回数の上限値を変えるので、適切な上限値設定
が可能となる。
【0054】前記上限値を前記第1の信号に対応する積
分出力が所望のレベルに到達するのに要する前記パルス
光の照射回数用と前記第2の信号に対応する積分出力が
所望のレベルに到達するのに要する前記パルス光の照射
回数用の2種類を設定するようにすれば、受光手段から
出力する第1、第2の信号のそれぞれに適した上限値を
設定できるようになり、測距精度が向上する。
【0055】レンズ位置制御手段が上述した測距装置か
ら出力される距離情報に基づき撮影レンズの位置を制御
するので、自動焦点調節の精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】図1の積分動作を説明する動作図である。
【図3】図1の第1の増幅回路40と第2の増幅回路5
0のゲイン決定の方法を説明する動作図である。
【図4】図1の測距時の一連の動作を説明する動作図で
ある。
【図5】図1のROM82上のテーブルである。
【図6】図1の動作を示すフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートの後段アンプのゲイン決
定の部分のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】図6のフローチャートの上限値Nlim1設定
の部分のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図6のフローチャートの第1の電流電圧変換回
路20による測距の部分のサブルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図10】図6のフローチャートの上限値Nlim2設
定の部分のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】図6のフローチャートの第2の電流電圧変換
回路30による測距の部分のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
100 電池 10 投光手段 2、3、4、5、6、20、30、40、50 受
光手段 60 積分回路 70、80 距離検出手段 90 電圧測定回路 80 上限値設定手段 110 レンズ位置制御手段 120 撮影レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−28905(JP,A) 特開 平11−295586(JP,A) 特開 平10−186459(JP,A) 特開 平10−281757(JP,A) 特開 平6−249650(JP,A) 特開 平6−194567(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/32 G01B 11/00 G02B 7/32 G03B 13/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池を電源として測距対象へパルス光を
    間欠的に複数回投光する投光手段と、 前記パルス光の前記測距対象からの反射光を受光し、そ
    の受光位置に応じて変化する第1と第2の信号を出力す
    る受光手段と、 前記第1、第2の信号をそれぞれ積分する積分回路と、 前記第1の信号に対応する積分出力が所望のレベルに到
    達するのに要する前記パルス光の照射回数と前記第2の
    信号に対応する積分出力が所望のレベルに到達するのに
    要する前記パルス光の照射回数とに基づき距離情報を出
    力するとともに前記積分出力が前記所望のレベルに到達
    する前に前記パルス光の照射回数が所望の上限値を越え
    た際に距離情報として無限遠を出力する距離検出手段
    と、 前記電池の電圧を測定する電圧測定回路と、 前記測定された電池電圧の値に応じて前記所望の上限値
    を設定する上限値設定手段とを含むことを特徴とする測
    距装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上限値設定手段
    は、前記測定された電池電圧の値が第1基準値以上の場
    合は前記所望の上限値を第1上限値に設定し、前記測定
    された電池電圧の値が前記第1基準値より低い場合は前
    記所望の上限値を前記第1上限値より大きい第2上限値
    に設定するものであることを特徴とする測距装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記上限値設定手段
    は、前記測定された電池電圧の値が第1基準値と前記第
    1基準値より大きい第2基準値の間の値の場合は前記所
    望の上限値を第1上限値に設定し、前記測定された電池
    電圧の値が前記第1基準値より低い場合は前記所望の上
    限値を前記第1上限値より大きい第2上限値に設定し、
    前記測定された電池電圧の値が前記第2基準値より高い
    場合は前記第1上限値より小さい第3上限値に設定する
    ものであることを特徴とする測距装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3において、前記上
    限値設定手段は、前記所望の上限値を、前記第1の信号
    に対応する積分出力が所望のレベルに到達するのに要す
    る前記パルス光の照射回数用と前記第2の信号に対応す
    る積分出力が所望のレベルに到達するのに要する前記パ
    ルス光の照射回数用の2種類を設定するものであること
    を特徴とする測距装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載された
    測距装置と、 前記測距装置が出力する距離情報に基づき撮影レンズの
    位置を制御するレンズ位置制御手段とを含むことを特徴
    とする自動焦点調節装置。
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