JP3288772B2 - 測定データ収集装置 - Google Patents

測定データ収集装置

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JP3288772B2
JP3288772B2 JP30902692A JP30902692A JP3288772B2 JP 3288772 B2 JP3288772 B2 JP 3288772B2 JP 30902692 A JP30902692 A JP 30902692A JP 30902692 A JP30902692 A JP 30902692A JP 3288772 B2 JP3288772 B2 JP 3288772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局を介した通信によっ
てスマートセンサから測定データを収集する測定データ
収集装置に係わり、特に冗長化された局の通信機能を確
実にチェックし得るようにした測定データ収集装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ量を測定するセンサから
ディジタル量の測定データを得るために測定データ収集
装置が広く用いられている。
【0003】図4は、この種の測定データ収集装置の構
成を示す図である。各センサ1から出力された測定デー
タアナログ信号はそれぞれ伝送路2,端子台3及びケー
ブル4を介してアナログ入力カード5内のマルチプレク
サ6へ入力される。このマルチプレクサ6はCPU7か
らフォトカプラ8を介して受けたチャンネル選択信号に
基づいて、入力された複数の測定データアナログ信号の
うち所定の測定データアナログ信号を選択する。
【0004】マルチプレクサ6で選択された1個の測定
データアナログ信号は増幅器9で所定レベルまで増幅さ
れた後、アイソレーション増幅器10を介してA/D変
換器11へ入力される。A/D変換器11へ入力された
測定データアナログ信号は測定データディジタル信号に
変換されてCPU7へ入力される。
【0005】CPU7は測定データディジタル信号を上
位I/O12及び上位通信バス13を介して上位制御装
置14へ与える。この上位制御装置14は受領した測定
データディジタル信号を制御演算データとして採用し、
各種の制御を行う。
【0006】なお、マルチプレクサ6,CPU7,フォ
トカプラ8,増幅器9,アイソレーション増幅器10,
A/D変換器11及び上位I/O12は、局としてのア
ナログ入力カード5を構成している。
【0007】一方、このような測定データ収集装置は、
さらに高信頼性が要求される場合に図5に示すようにア
ナログ入力カードを冗長化して構成されている。この測
定データ収集装置においては、複数のセンサ21が伝送
路22及び端子台23を介して常用系アナログ入力カー
ド24と待機系アナログ入力カード25とにそれぞれ同
一の測定データアナログ信号を与える。一方、上位制御
装置26は上位通信バス27を介して常用系アナログ入
力カード24及び待機系アナログ入力カード25がそれ
ぞれ正常であると判断した場合、常用系アナログ入力カ
ード24を選択し、この常用系アナログ入力カード24
から受けた測定データディジタル信号に基づいて各種の
制御を行う。
【0008】また、上位制御装置26は常用系アナログ
入力カード24の異常を検出した場合に待機系アナログ
入力カード25が正常であれば、待機系アナログ入力カ
ード25を選択し、この待機系アナログ入力カード25
から受けた測定データディジタル信号に基づいて各種の
制御を行う。
【0009】次に、以上のような装置とは異なり、必要
な時のみデータを収集するスマートセンサを設けた測定
データ収集装置について図6を用いて説明する。なお、
以下の説明においては、aの添字を用いて常用系の構成
要素を表し、bの添字を用いて待機系の構成要素を表
す。
【0010】この測定データ収集装置においては、複数
のスマートセンサ311 〜31n が個別に伝送路321
〜32n ,端子台33,ケーブル34a,常用系アナロ
グ入力カード35a及び上位通信バス36を介して上位
制御装置37へ接続されると共に、端子台33からケー
ブル34b,待機系アナログ入力カード35bを介して
上位通信バス36へ接続されて構成されている。
【0011】上位制御装置37は上位通信バス36を介
して常用系アナログ入力カード35aへデータ通信要求
を与える。この常用系アナログ入力カード35aでは、
上位制御装置37から上位通信バス36を介して受けた
データ通信要求が上位I/O38aを介してCPU39
aへ与えられる。このCPU39aは上位I/O38a
から受けたデータ通信要求に基づきフォトカプラ40a
を介して複数のチャンネル切換素子41a1 〜41an
のうち、例えばチャンネル切換素子41a1 へ通信チャ
ンネル選択信号を与えることにより、当該チャンネル切
換素子41a1をオン状態にしてスマートセンサ31
を選択する。一方、このCPU39aはスマートセ
ンサ311 からの応答を選択するようにフォトカプラ4
2aを介してマルチプレクサ43aへマルチプレクサチ
ャンネル選択信号を与える。
【0012】ここで、CPU39aは、通信モデム回路
44aへスマートセンサ311 に対する送信テキストを
与える。通信モデム回路44aはCPU39aから受け
た送信テキストを変調してディジタル信号を送信回路4
5aへ与える。送信回路45aは図7のように通信モデ
ム回路44aから受けたディジタル信号をスマートセン
サ311 からの電流信号に重畳して絶縁トランス46
a,チャンネル切換素子411 ,ケーブル34a,端子
台33及び伝送路321 を介してスマートセンサ311
へ与える。
【0013】このスマートセンサ311 は常時4〜20
mAのアナログ電流信号を出力しているが、通信モデム
44aから送信回路45a等を介して変調された送信テ
キストを受けると、アドレス及び測定レンジ等を示す応
答テキストに対応するディジタル信号を,常時出力して
いるアナログ電流信号に重畳させて送出する。ディジタ
ル信号が重畳されたアナログ電流信号は伝送路321
端子台33,ケーブル34aを介して常用系アナログ入
力カード35aへ入力され、されにチャンネル切換素子
41a,絶縁トランス46bを介して受信回路50aへ
入力される。受信回路は、入力されたアナログ電流信号
に重畳されているディジタル信号を分離抽出して通信モ
デム回路44aへ送出する。通信モデム回路44aはデ
ィジタル信号を応答テキストに復号してCPU38aへ
送出する。
【0014】送信テキスト及び応答テキストの各ディジ
タル信号が重畳していない通常のスマートセンサ311
から出力されたアナログ電流信号は、図4で説明した手
順に従って、常用系アナログ入力カード35a内のマル
チプレクサ43a,増幅器47a,アイソレーション増
幅器48a,A/D変換器49aを介してCPU39a
に入力され、さらにこのCPU39aから上位I/O3
8a,上位通信バス36を介して上位制御装置37へ伝
送される。ここで、このような測定データ収集装置の自
己診断について説明する。この自己診断はA/D変換系
と通信モデム系との2系統について行われる。ここで
は、まず、A/D変換系の自己診断について述べる。
【0015】上位制御装置37から測定要求指令がない
場合、常用系アナログ入力カード35aのCPU39a
は基準アナログ電流信号を与える基準電源系(図示せ
ず)を選択するようなデータ選択信号をマルチプレクサ
43aへ与える。このマルチプレクサ43aは、この基
準アナログ電流信号を増幅器47a,アイソレーション
増幅器48a及びA/D変換器49aを介して基準ディ
ジタル信号に変換してCPU39aへ与える。また、A
/D変換器49aはA/D変換の終了と共に、A/D変
換終了信号をCPU39aへ与える。このCPU39a
はA/D変換器49aから受けた基準ディジタル信号及
びA/D変換終了信号に基づいて増幅器47a,アイソ
レーション増幅器48a及びA/D変換器49aが正常
に動作しているか否かを判定すると共に、その判定結果
が異常を示す際には当該判定結果を上位I/O38a及
び上位通信バス36を介して上位制御装置37に与え
る。なお、待機系アナログ入力カード35bにおけるA
/D変換系の自己診断も同様にして行われる。一方、通
信モデム系の自己診断について述べる。
【0016】まず、常用系アナログ入力カード35aと
待機系アナログ入力カード35bとは、互いに非同期で
動作している。このため、両方のアナログ入力カード3
5a,35bが同時にスマートセンサに送信テキストを
与えると、図8のように途中の伝送路で衝突し、両アナ
ログ入力カード35a,35bともエラーが発生して送
信異常となる問題がある。
【0017】このような問題を回避する技術として、常
用系アナログ入力カード35aのみが送信テキストをス
マートセンサ31に与えると共に、このスマートセンサ
31からの応答テキストを常用系アナログ入力カード3
5a及び待機系アナログ入力カード35bが受信して自
己診断を行う方式を採用している。以下、このような通
信モデム系の自己診断について具体的に説明する。
【0018】上位制御装置37から測定要求指令がない
場合、常用系アナログ入力カード35aのCPU39a
は、複数のチャンネル切換素子41a1 〜41an のう
ち,例えばチャンネル切換素子41a1 に通信チャンネ
ル選択信号を与える。
【0019】しかして、前述したように、CPU39a
と通信チャンネル選択信号にて選択されたチャンネル切
換素子41a1 に対応するスマートセンサ31aとの間
に通信回線が形成される。
【0020】CPU39aは通信モデム回路44aを介
してスマートセンサ311 に送信テキストを送出し、ス
マートセンサ311 から通信モデム回路44aを介して
返信された応答テキストを受領する。CPU39aは受
領した応答テキストについてアドレスチェック及び伝送
エラーチェックを行う。
【0021】一方、待機系アナログ入力カード35bは
同様にスマートセンサ311 からの測定データアナログ
信号をチャンネル切換素子41b1 から絶縁トランス4
6bを介して受信回路50bへ与える。この受信回路5
0bは測定データアナログ信号からディジタル信号を分
離し、このディジタル信号を通信モデム回路44bへ与
える。この通信モデム回路44bは受信回路50bから
受けたディジタル信号を復調して応答テキストとしてC
PU39bへ与える。このCPU39bは通信モデム回
路44bから応答テキストを受けると、その応答テキス
トについてアドレスチェック及び伝送エラーチェックを
行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような自己診断を行う測定データ収集装置では、自己診
断の際に待機系アナログ入力カード35bの送信回路5
0bを用いないので、この送信回路50bの異常を診断
できないという問題がある。
【0023】すなわち、この測定データ収集装置は、常
用系アナログ入力カード35aが故障した際に、待機系
アナログ入力カード35bに切換えてから待機系アナロ
グ入力カード35bの送信回路50bが動作しないこと
が発見されるので、非常に冗長化の信頼性が低い装置と
なっている。
【0024】本発明は上記実情を考慮してなされたもの
で、常用局及び待機局の自己診断を通信の衝突なしに行
い、冗長化の信頼性を格段に向上し得る測定データ収集
装置を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の測定データ収集装置は、同一のスマートセン
サからそれぞれ測定データを収集する機能を有した常用
局及び待機局が上位制御装置に接続され、前記上位制御
装置は、通常、常用局を介して前記スマートセンサの測
定データを収集し、常用局の異常時に待機局を介して前
記測定データを収集する測定データ収集装置において、
前記常用局に設けられ、電源投入に応動して所定の常用
局待時間を計測する常用局待時間タイマと、前記待機局
に設けられ、前記電源投入に応動して所定の待機局待時
間を計測する待機局待時間タイマと、前記常用局及び前
記待機局に設けられ、前記両待時間タイマの計測により
前記常用局待時間又は待機局待時間が計測されると、前
記常用局及び待機局のうちで最先に待時間が計測される
特定の局の所定のバス占有時間を計測し,さらに他局の
所定のバス占有時間と前記特定局のバス占有時間とを交
互に計測するバス占有タイマと、前記常用局及び待機局
に設けられ、前記上位制御装置から測定命令を受けない
非データ収集状態の際に、前記バス占有タイマで計測さ
れる特定局のバス占有時間内に前記特定局から,又は前
記バス占有タイマで計測される他局のバス占有時間内に
前記他局から交互に前記スマートセンサに対して測定デ
ータ信号の送信要求を行い,かつ前記スマートセンサか
ら受ける測定データ信号に基づいて当該測定データ信号
にエラーが有るか否かを判定して出力するエラー判定出
力手段とを備えたものである。
【0026】
【作用】従って、本発明の測定データ収集装置において
は、電源投入に応動して待時間タイマが所定の常用局待
時間及び待機局待時間を計測し、バス占有タイマが常用
局待時間及び待機局待時間のうちで早く過ぎた待時間の
示す特定局に対してバス占有時間を計測し、さらに他局
の所定のバス占有時間と特定局のバス占有時間とを交互
に計測する。
【0027】これにより、エラー判定出力手段が、常用
局と待機局のうちの他局及び特定局となる局からバス占
有タイマが交互に計測するバス占有時間内にそれぞれス
マートセンサに対して測定データ信号の送信要求を行
い、当該測定データ信号のエラーの有無を判定して出力
するようにしたので、常用局及び待機局の自己診断を通
信の衝突なしに行うことを可能として冗長化の信頼性を
格段に向上させることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0029】図1は本発明の一実施例に係る測定データ
収集装置の構成を示す図であり、図6と同一部分には同
一符号を付してその詳しい説明は省略し、ここでは異な
る部分についてのみ述べる。
【0030】この測定データ収集装置においては、常用
系アナログ入力カード35aに常用系待時間タイマとし
ての常用系無信号時間タイマ51a及び常用系バス占有
タイマ52aからなるタイマ回路53aが設けられ、か
つ待機系アナログ入力カード35bに待機系待時間タイ
マとしての待機系無信号時間タイマ51b及び待機系バ
ス占有タイマ52bからなるタイマ回路53bを設けら
れている。さらに図6におけるCPU39a,39bに
代えてエラー判定出力手段としてのエラー判定部54
a,54bを有するCPU55a,55bを設けられて
いる。上記タイマ回路53aはCPU55aに接続さ
れ、タイマ回路53bはCPU55bに接続されてい
る。
【0031】ここで、常用系無信号時間タイマ51a及
び待機系無信号時間タイマ51bは常用系アナログ入力
カード35a及び待機系アナログ入力カード35bに接
続されたカード電源(図示せず)がオン状態になると、
常用系無信号時間タイマ51aが所定の常用系無信号時
間を計測する一方、待機系無信号時間タイマ51bが所
定の待機系無信号時間を計測する。なお、常用系無信号
時間は待機系無信号時間よりも短く設定されている。
【0032】また、常用系のタイマ回路53aのバス占
有タイマ52aは、CPU55aからバス占有開始信号
を受けると所定のバス占有時間Taを計測する。同様
に、待機系のタイマ回路53bのバス占有タイマ回路5
2bは、CPU55bからバス占有開始信号を受ける
と、所定のバス占有時間Tbを計測する。
【0033】なお、このようなタイマ回路53a,53
bによる占有対象としてのバスは、スマートセンサ31
1 〜31n と端子台33とを接続する伝送路321 〜3
2である。また、エラー判定部54a,54bは、通信
モデム系の自己診断用プログラムであって、図2のフロ
ーチャートに示す動作を行うように構成されている。次
に、このような測定データ収集装置の動作について図2
のフロ−チャ−ト及び図3のタイムチャートを用いて説
明する。
【0034】なお、この動作説明は、上位制御装置36
から特定のスマートセンサに対して通信要求がない場合
におけるスマートセンサに対する通信モデム系の自己診
断に関して行う。
【0035】まず、測定データ収集装置が立ち上げられ
てカード電源が投入される。このカード電源の投入に応
動して、CPU55a,55bでは無信号時間タイマ5
1a,51bがセットされ、これら無信号時間タイマ5
1a,51bによって所定の常用系無信号時間及び待機
系無信号時間の計測が開始される(ST1,時刻t
1)。
【0036】この無信号時間の計測中、CPU55a,
55bでは通信モデム回路44a,44bから送信テキ
スト及び応答テキストを受けないことにより、伝送路3
2が無信号状態であることが確認される(ST2)。
【0037】ここで、待機系無信号時間よりも短く設定
された常用系無信号時間が過ぎると(ST3,時刻t
2)、常用系のCPU55aは、バス占有権を獲得して
常用系のタイマ回路53aにバス占有開始信号を与える
と共に、上位I/O38a,上位通信バス36,待機系
アナログ入力カード35bの上位I/O38b及びCP
U55bを介して待機系のタイマ回路53bにバス占有
停止信号を与える。常用系バス占有タイマ52aではバ
ス占有権が獲得されると共に、常用系のバス占有時間T
aの計測が開始される(ST4)。
【0038】このとき、CPU55aでは、バス占有タ
イマ52aで計測するバス占有時間Taが零になると、
バス占有信号が待機系のタイマ回路53bへ与えられる
が(ST5)、ここではバス占有時間が零になるまでに
スマートセンサ311〜31nのうちの例えばスマートセ
ンサ311に対し、通信モデム回路44a,送信回路4
5a,絶縁トランス46a,チャンネル切換素子41a
1,ケーブル34a,端子台33,伝送路321を介して
送信テキストが与えられて測定データ信号の送信要求が
行われる場合(ST6,時刻t2)を説明する。なお、
CPU55a送信要求の後テキストの衝突が検出さ
れた場合、測定データ収集装置の自己診断の動作はステ
ップ1に戻る(ST7)。
【0039】ここで、送信テキストは伝走路321,端
子台33,ケーブル34b,チャンネル切換素子41
b、絶縁トランス46b,受信回路50b及び通信モデ
ム回路44bを介して待機系のCPU55bにも受信さ
れ、このCPU55bではバスビジィが認識される(時
刻t2)。なお、バスビジィの認識により、待機系は、
常用系における応答テキストの受信終了まで待機する。
【0040】スマートセンサ311 では、この送信テキ
ストを受けると、CPU55aに対して伝送路32,端
子台33,ケーブル34a,チャンネル切換素子41a
1 ,絶縁トランス46a,受信回路50a及び通信モデ
ム回路44aを介して応答テキストが送信される(時刻
t3)。
【0041】常用系のCPU55aでは、スマートセン
サ311 から通信モデム回路44a等を介して応答テキ
ストが受信されると共に、この応用テキストの終了が検
知されると、バス占有権が喪失されることによりバス占
有停止信号がバス占有タイマ52aへ与えられてバス占
有時間Taの計測が停止される(時刻t4)。また、エ
ラー判定部54aでは、この応答テキストにエラーが無
いと判定される。
【0042】一方、待機系のCPU55bではスマート
センサ311 から通信モデム回路44b等を介して応答
テキストが受信されると共に、その応答テキストの終了
が検知されると、バス占有権が獲得され、バス占有タイ
マ52aへバス占有開始信号が与えられてバス占有時間
Tbの計測が開始される(ST8,時刻t4)。
【0043】さらに、CPU55bでは通信モデム回路
44b,送信回路45b,絶縁トランス46b,チャン
ネル切換素子41b1 ,ケーブル34b,端子台33及
び伝送路321 を介してスマートセンサ311 へ送信テ
キストが与えられる(時刻t5)。
【0044】ここで、CPU55bでは待機系バス占有
タイマ52bによってバス占有時間Tbが管理され(S
T9)、このバス占有時間Tb内に応答テキストが受信
された場合(ST10)にはテキストの送受信完了と判
定されると共に(ST11)、バス占有権の喪失により
待機系バス占有タイマ52bにバス占有停止信号が与え
られてバス占有時間Tbの計測が停止される(時刻t
6)。また、エラー判定部54bでは、この応答テキス
トにエラーが無いと判定される。
【0045】一方、常用系のCPU55aでは、待機系
に対する応答テキストの終了が検知されると、バス占有
権が獲得され、バス占有タイマ52aにバス占有開始信
号が与えられてこのバス占有タイマ52aによってバス
占有時間Taの計測が開始される(時刻t6)。続い
て、このCPU55aでは、バス占有時間Ta内にステ
ップ4からの一連の処理が他のスマートセンサ312
31n のいずれかについて行われる。
【0046】以下、同様に常用系及び待機系のアナログ
入力カード35a,35bでは、交互自系のバス占有時
間が計測されると共に、そのバス占有時間内にスマート
センサに対する通信モデム系の自己診断が行われる。
【0047】また、例えば常用系で時刻t6からバス占
有時間Taが計測され、そのバス占有時間Ta内に送信
テキストが与えられなかった場合、バス占有時間Taを
計測し終える時刻t7に常用系でバス占有時間Taの計
測が停止されると共に、待機系でバス占有時間Tbの計
測が開始される。ここで、待機系でバス占有時間Tb内
に送信テキストが与えられない場合、同様に、バス占有
時間Tbを計測し終える時刻t8に待機系でバス占有時
間Tbの計測が停止されると共に、常用系でバス占有時
間Tbの計測が開始される。
【0048】次に、常用系のCPU55aによってバス
占有時間Ta内のある時刻t9に通信モデム回路44a
へ送信要求が与えられた場合、この通信モデム回路44
aでは、前述した時刻t2から時刻t4までの場合と同
様にスマートセンサ312 に対して送信テキストが与え
られる。また、CPU55aでは、スマートセンサ31
2 から時刻t10で応答テキストを受けて時刻t11に
応答テキストの終了が検知されると、バス占有権の喪失
によりバス占有タイマ52aにバス占有停止信号が与え
られ、バス占有時間Taの計測が停止される(時刻t1
2)。また、エラー判定部54aでは、この応答テキス
トにエラーが無いと判定される。
【0049】一方、待機系のCPU55bではスマート
センサ312 から伝送路321 ,端子台33,ケーブル
34b,チャンネル切換素子41b1 ,絶縁トランス4
6b,受信回路50b及び通信モデム回路44bを介し
て応答テキストが受信され、この応答テキストの終了が
時刻t11で検知されると、バスビジィ状態が解除され
ると共にバス占有権が獲得される。また、この待機系の
CPU55bではバス占有タイマ52bにバス占有開始
信号が与えられてバス占有時間の計測が開始される(時
刻t12)。
【0050】この状態で、バス占有タイマ52bではバ
ス占有時間Tbの計測が終了されると、バス占有信号が
CPU55bに与えられる。このCPU55bではバス
占有タイマ52bからバス占有信号を受けると、バス占
有権が喪失されて上位I/O38b,上位通信バス36
及び上位I/O38aを介して常用系のCPU55aに
バス占有信号が与えられる。
【0051】CPU55aではバス占有信号を受ける
と、バス占有権が獲得され、バス占有タイマ52aにバ
ス占有開始信号が与えられてバス占有時間Taの計測が
開始される(時刻t13)。
【0052】また次に、時刻t14に待機系のCPU5
5bではテキストの送信要求が発生しているが、待機系
のバス占有時間Tb内ではない場合、このCPU55b
ではテキストが送信されない。
【0053】一方、常用系のバス占有タイマ52aでは
時刻t15でバス占有時間Taの計測が終了されると、
バス占有信号がCPU55aに与えられ、このCPU5
5aではバス占有権の喪失により上位I/O38a,上
位通信バス36,上位I/O38bを介してバス占有信
号がCPU55bに与えられる。
【0054】この待機系のCPU55bでは、バス占有
信号を受けると、バス占有権が獲得され、バス占有タイ
マ52bにバス占有開始信号が与えられてバス占有時間
Tbの計測が開始されると共に、時刻t14で発生した
送信要求に基づいて、スマートセンサに対して送信テキ
ストが与えられる(時刻t15)。
【0055】この待機系ではスマートセンサからの応答
テキストの終了が検知されると共に、バス占有時間Tb
の計測が停止されて、常用系ではバス占有時間Taの計
測が開始される。また、この常用系では、バス占有時間
Taの計測が終了されるか、またはスマートセンサへの
送信テキストに対する応答テキストが受信されると、バ
ス占有時間Taの計測が停止される一方、待機系ではバ
ス占有時間Tbの計測が開始される。以下、同様にして
待機系と常用系では交互にバス占有時間が計測され、互
いに自系のバス占有時間内にスマートセンサに対してテ
キストの送受信が行われる。
【0056】また、送受信を行ったいずれかの応答テキ
ストに異常がある場合、エラー判定部54a,54bで
は、上位制御装置37に対して当該異常に関する判定結
果が与えられる。
【0057】なお、以上のように図2のフロ−チャ−ト
及び図3のタイムチャートを用いて上位制御装置37か
ら特定のスマートセンサに対して通信要求がない場合に
おける通信要求がない場合について説明したが、上位制
御装置37から上記通信要求がある場合は常用系によっ
てバス占有時間が計測され続けて、スマートセンサとの
通信が行われる。
【0058】そして、常用系による通信終了後は、再び
通信モデム系の自己診断に戻る。すなわち、待機系のバ
ス占有タイマ52bでバス占有時間Tbが計測され、こ
の待機系バス占有タイマ52bでバス占有時間Tbの計
測が終了されると、常用系のバス占有タイマ52aによ
りバス占有時間Taが計測される。以下、待機系と常用
系とは交互にバス占有時間が計測されて通信モデム系の
自己診断が交互に行われる。
【0059】上述したように、本実施例の測定データ収
集装置では、カード電源の投入に応動し、無信号時間タ
イマ51a,51bが所定の常用系無信号時間及び待機
系無信号時間を計測し、バス占有タイマ52a,52b
が常用系無信号時間及び待機系無信号時間のうちで短く
設定した無信号時間の示す常用系に対してバス占有時間
Taを計測し、さらに待機系のバス占有時間Tbと常用
系のバス占有時間Taとを交互に計測する。
【0060】これにより、エラー判定部54a,54b
が、常用系と待機系からそれぞれバス占有タイマ52
a,52bが交互に計測するバス占有時間内にスマート
センサに対して測定データ信号の送信要求を行い、当該
測定データ信号のエラーの有無を判定して出力するよう
にしたので、常用系及び待機系の自己診断をテキストの
衝突なしに行うことを可能として冗長化の信頼性を格段
に向上させることができる。
【0061】また、本実施例の測定データ収集装置で
は、待機系の自己診断で送信テキストをスマートセンサ
に与える際に送信回路50bも用いるので、従来とは異
なり、待機系の送信回路50bの異常を診断することが
できる。
【0062】なお、本実施例では、常用系アナログ入力
カード34aと待機系アナログ入力カード34bの2個
のモジュールを用いてタイマ回路により交互にバスを占
有する場合について説明したが、これに限らず、n個の
モジュールを用いる際に、バス占有時間とその計測周期
を全モジュールで同一とし、立ち上げ時の無信号時間タ
イマの設定を当該バス占有時間の整数倍だけ個々にずら
して順次各モジュールがバス占有時間を計測してバスを
調停するようにしても、本発明を同様に実施して同様な
効果を得ることができる。
【0063】また、本実施例では、タイマ回路を常用系
及び待機系に設ける場合について説明したが、これに限
らず、常用系及び待機系のいずれか一方に設けて自系及
び他の系のCPUにバス占有信号及びバス占有停止信号
を与える構成としても、本発明を同様に実施して同様の
効果を得ることができる。その他、本発明は、その要旨
を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
電源の投入に応動して、待時間タイマが所定の常用局待
時間及び待機局待時間を計測し、バス占有タイマが常用
局待時間及び待機局待時間のうちで最先に計測される待
時間の特定局に対してバス占有時間を計測し、さらに他
局の所定のバス占有時間と特定局のバス占有時間とを交
互に計測し、かつエラー判定出力手段が、常用局と待機
局のうちの他局及び特定局となる局からバス占有タイマ
が交互に計測するバス占有時間内にそれぞれスマートセ
ンサに対して測定データ信号の送信要求を行い、当該測
定データ信号のエラーの有無を判定して出力するように
したので、常用局及び待機局の自己診断を通信の衝突な
しに行うことを可能として冗長化の信頼性を格段に向上
できる測定データ収集装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る測定データ収集装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施例における動作を示すフローチャート。
【図3】同実施例における動作を示すフローチャート。
【図4】従来の測定データ収集装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】従来の測定データ収集装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】従来の測定データ収集装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図7】従来の測定データ収集装置の動作を示す信号波
形図。
【図8】従来の測定データ収集装置の動作を示すタイム
チャート。
【符号の説明】
311 〜31n …スマートセンサ、321 〜32n …伝
送路、33…端子台、34a,34b…ケーブル、35
a…常用系アナログ入力カード、35b…待機系アナロ
グ入力カード、36…上位通信バス、37…上位制御装
置、38a,38b…上位I/O、40a,40b,4
2a,42b…フォトカプラ、41a1〜41an ,4
1b1 〜41bn …チャンネル切換素子、43a,43
b…マルチプレクサ、44a,44b…通信モデム回
路、45a,45b…送信回路、46a,46b…絶縁
トランス、47a,47b…増幅器、48a,48b…
アイソレーション増幅器、49a,49b…A/D変換
器、50a,50b…受信回路、51a,51b…無信
号タイマ、52a,52b…バス占有タイマ、53a,
53b…タイマ回路、54a,54b…エラー判定部、
55a,55b…CPU。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一のスマートセンサからそれぞれ測定
    データを収集する機能を有した常用局及び待機局が上位
    制御装置に接続され、前記上位制御装置は、通常、常用
    局を介して前記スマートセンサの測定データを収集し、
    常用局の異常時に待機局を介して前記測定データを収集
    する測定データ収集装置において、 前記常用局に設けられ、電源投入に応動して所定の常用
    局待時間を計測する常用局待時間タイマと、 前記待機局に設けられ、前記電源投入に応動して所定の
    待機局待時間を計測する待機局待時間タイマと、 前記常用局及び前記待機局に設けられ、前記両待時間タ
    イマの計測により前記常用局待時間又は待機局待時間が
    計測されると、前記常用局及び待機局のうちで最先に待
    時間が計測される特定の局の所定のバス占有時間を計測
    し,さらに他局の所定のバス占有時間と前記特定局のバ
    ス占有時間とを交互に計測するバス占有タイマと、 前記常用局及び待機局に設けられ、前記上位制御装置か
    ら測定命令を受けない非データ収集状態の際に、前記バ
    ス占有タイマで計測される特定局のバス占有時間内に前
    記特定局から,又は前記バス占有タイマで計測される他
    局のバス占有時間内に前記他局から交互に前記スマート
    センサに対して測定データ信号の送信要求を行い,かつ
    前記スマートセンサから受ける測定データ信号に基づい
    て当該測定データ信号にエラーが有るか否かを判定して
    出力するエラー判定出力手段とを備えたことを特徴とす
    る測定データ収集装置。
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