JP3288771B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3288771B2 JP30081592A JP30081592A JP3288771B2 JP 3288771 B2 JP3288771 B2 JP 3288771B2 JP 30081592 A JP30081592 A JP 30081592A JP 30081592 A JP30081592 A JP 30081592A JP 3288771 B2 JP3288771 B2 JP 3288771B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に係
り、特に扁平かつ小型に構成した携帯型ファクシミリ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、小型に構成したファクシミリ
装置が提案されている。図面を参照してその記録部と、
原稿読み取り部の構成に関して簡単に述べる。
【0003】図10は従来のファクシミリ装置の横断面
図であり、現時点では最も小型扁平に構成されていると
されている構成例である。本図において、筺体を兼ねる
筺体カバー200の上面の縁部の近傍において第1開口
部203が、また筺体のさらに奥側(後面側)近くには
第2開口部204が形成される一方、筺体カバー200
の前面には排出口205が形成されている。
【0004】以上の構成において、原稿Gは読み取り面
を下にして第1開口部205を介して挿入されて、密着
式ラインイメージセンサ12と、この密着式ラインイメ
ージセンサ12に対する付勢状態で回動駆動される第1
搬送ローラ13の間において挾持状態にされて、排出口
203から搬送排出される。
【0005】一方、筺体カバー200の上面の裏側にお
いては、図示のように感熱紙をロール状にしたロール状
記録紙KRが矢印方向に回動自在かつ交換可能に保持さ
れており、ロール紙K2の記録部を構成するラインサー
マルヘッド14の記録部に対して発色面が対向するよう
にするとともに、このラインイサーマルヘッド14に対
する付勢状態で回動駆動される第2搬送ローラ15の間
でロール紙K2を挾持して第2開口部204を介して記
録後に外部に排出するようにしている。
【0006】以上のように構成することで、読み取り部
と、記録部が筺体カバー200の厚み方向に重ならない
ようにして、筺体200の厚さ寸法を小さく構成してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ファクシミリ装置においては、筺体の厚さ寸法を小さく
するために、読み取り部と記録部の間に記録紙のロール
状記録紙KRを配設している結果、筺体の前後奥行き方
向の寸法はロール状記録紙の収容分は少なくとも余分に
必要とするので奥行き寸法を小さくできない問題点があ
る。
【0008】また、上記のファクシミリ装置によれば、
ロール状記録紙のみを記録紙として使用するものであっ
て、例えばA4サイズの所謂カット紙の感熱記録紙を記
録部に装填することができない問題がある。即ち、この
ようなカット紙を記録部に対して装填可能にするために
は、ロール状記録紙を取り外した後にカット紙を装填す
るなど、操作が非常に面倒となるので実質的には不可能
である。一方、カット紙の挿入用の専用の開口部を、例
えば上述した第1開口部の近傍に新たに設ける場合に
は、少なくともA4横寸法以上の長手方向の寸法を有す
る開口部と第1開口部との間に形成される棒状の仕切り
部の強度の保証ができないので、実質的にカット紙のセ
ットは不可能となる。
【0009】また、上述のファクシミリ装置によれば、
第1搬送ローラと第2搬送ローラの駆動モータを夫々独
立して設けているので、各ローラの駆動時の電力消費が
大きくなり、かつ構成部品点数が増加する問題点があ
る。
【0010】したがって、本発明は上述の問題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、筺体の前後方向の奥
行き寸法をより寸法を小さくでき、カット紙(シート)
の使用ができ、かつ小型扁平に構成できるファクシミリ
装置を提供する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明は、本体の筺体の前面にお
いて形成された挿入口5から原稿Gを挿入し、かつ上面
に設けられた第1開口部3から排出する原稿読み取り部
と、前記第1開口部よりも筺体の奥側に近い上面に設け
られた第2開口部4から記録シートを挿入し、かつ前記
第1開口部を介して排出するように構成した記録部とを
具備してなり、前後方向の奥行き寸法をより寸法を小さ
くでき、カット紙(シート)の使用ができ、かつ小型扁
平に構成できるようにしている。
【0012】また、好ましくは、前記記録シートに感熱
紙を用いるとともに、前記原稿読み取り部を密着式ライ
ンイメージセンサと、該密着式ラインイメージセンサが
付勢される状態で回動駆動される第1搬送ローラとから
構成するとともに、前記記録部をラインサーマルヘッド
と、該ラインサーマルヘッドが付勢される状態で回動駆
動される第2搬送ローラとから構成し各ローラの駆動時
の電力消費を小さくし、ロール紙の有無センサとカット
記録紙の先端、後端部検知センサを1つのセンサで兼用
するなどして、構成部品点数を少なくするようにしてい
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の各実施例について各図面に従
って詳細に説明する。図1(a)は第1実施例の携帯用
ファクシミリ装置1の外観斜視図であり、原稿と記録シ
ートをセットしてない状態を表している。また、図1
(b)は、携帯用ファクシミリ装置1の外観斜視図であ
り、原稿Gと記録シートK1をセットした後に、矢印方
向に夫々搬送される様子を表している。
【0014】先ず、図1(a)において、筺体カバー2
は例えば樹脂の射出形成による樹脂製カバー体として上
下に2分割可能にされて形成されるものである。この筺
体カバー2は、図中に寸法を付して示したように横幅が
300、奥行きが110、厚さが32(ミリメートル)
の小型の外形寸法を有していることから、通常使用され
る事務用カバン内などに容易に収容可能にできるととも
に、後述のバッテリー電源とファクシミリ機能を内蔵し
ており、携帯用ファクシミリ装置を所定の電話回線に接
続さえすれば戸外、自動車内など使用場所を選ばずに使
用できるものであり、携帯用ファクシミリ装置としての
使用を可能にできるものである。さらにまた、ファクシ
ミリ装置におけるダウンサイジングにも対処できるもの
である。以上の外形寸法を有する携帯用ファクシミリ装
置1の筺体カバー体2には、図1(a)に図示のように
上面において、最大幅の例えばB4横サイズの原稿を挿
入可能にした開口幅寸法を有した挿入口5と、B4横サ
イズの記録シートを挿入するための開口幅寸法を有した
第2開口部4が形成されている。また、筺体カバー体2
の上面前方にはB4横サイズの原稿と記録シートK1を
排出可能にする第1開口部3が形成されている。
【0015】また、筺体カバー体2の上面の縁部近くに
は操作スイッチ類9であるファイン/標準モードの設定
スイッチ9aと、コピー/フィードモードの設定スイッ
チ9bと、停止スイッチ9cと、シート有りの場合にお
いて送信状態で、またシート無しの状態では受信状態に
されて開始動作を行うスタートスイッチ9dが配設され
ている。また、これらの操作スイッチ類の右隣りには、
パワーオン状態の表示LED8cが、そして左隣には動
作エラー状態の表示LED8aとファインモードの設定
状態の表示LED8bが夫々略一列になるように配設さ
れている。一方、携帯用ファクシミリ装置1の左側面に
は電源スイッチ7と電話への接続用の外部コネクタ6が
配設されている。
【0016】以上の構成の携帯用ファクシミリ装置1に
対して、図1(b)に図示のように原稿Gの原稿面Ga
を下にして矢印A1方向に挿入口5を介して挿入して、
第1開口部3を介して外部に排出する。一方、感熱紙の
カット紙K1は第2開口部4を介して矢印B1方向に挿
入してから、上述の第1開口部3から図中の矢印B2方
向(上方)に排出するようにして、ファクシミリ装置に
おける原稿読み取り動作と記録動作をカット紙(シー
ト)単位で実現可能にしている。
【0017】即ち、以上の構成により、上記の扁平小型
に構成される携帯用ファクシミリ装置1を例えば、片方
の手で保持してから、片方の手で原稿を1枚毎に挿入す
るように操作できるようにしている。また、受信の際に
は、感熱のカット紙K1のみを第2開口部からセットし
て受信できるようにしている。さらにコピーを得たい場
合には、回線接続することなく原稿Gとカット紙K1を
同時にセットして1枚毎にコピーが得られるようにして
いる。
【0018】次に、内部構成について図2を参照して述
べると、図2は図1の携帯用ファクシミリ装置1の操作
スイッチ類の内の1個を通過する平面で破断して示した
横断面図であり、内部の要部構成を表している。本図に
おいて、上述の筺体カバー2はカバー底板10aと、カ
バー上板10cと、カバー前板10bと、バッテリー収
容部10d他により中空箱状になるように構成されてお
り各部品を内蔵可能にしている。そして、カバー上板1
0cには上述の第1開口部3と第2開口部4が図示のよ
うに形成される一方、カバー前板10bの略中心には上
述の挿入口5が形成されている。また、上述のスイッチ
類にはカバーと表示機能を兼ね備えたスイッチカバー2
1が設けられている。
【0019】一方、原稿読み取り部の構成について述べ
ると、原稿Gを密着センサ12の原稿読み取り部に対す
る密着状態にすることで摩擦力を得て搬送を行うための
第1搬送ローラであるCSローラ13は、たとえば板金
ベース18を立ち曲げした両側において回動自在に軸支
されている。
【0020】また、このCSローラ13の外周面を密着
センサ12の読み取り部に対して常時付勢した状態にす
る構成は、上述の板金ベース18上において揺動支持さ
れたセンサベース板16に対して密着センサ12が固定
されている。このセンサベース板16と密着センサ12
の一体物を、板金ベース18に一体的に設けられたスタ
ッド18eにおいて一端が固定されたバネ17によりC
Sローラ13側に常時付勢するようにしている。このセ
ンサベース板16は図示のような横断面形状を有してお
り、原稿Gの案内と先端部16eを鋭利に形成するとと
もに、後述の記録部のTPHローラ15の外周面に沿う
形状にしており、カット紙を第1開口部3まで案内する
とともに、先端部16eにおいて破けるように構成され
ている。次に、記録部の構成について述べると、上述の
板金ベース18には第2搬送ローラであって、感熱紙の
カット紙K1を搬送するTPHローラ15が回動自在に
支持されており、カット紙K1をラインサーマルヘッド
14の記録部に対する密着状態にすることで摩擦力を得
て搬送を行うようにしている。このように密着状態にす
るためにTPHローラ15の外周面にラインサーマルヘ
ッド14の記録部を常時付勢した状態にされている。こ
の状態にするために、ラインサーマルヘッド14は図示
のように、サーマルヘッド板19に対して固定されてお
り、このサーマルヘッド板19に穿設されている穴部1
9aを、上述した第2開口部4の裏面から延設されたス
タッド10fとカバー底板10a上から垂設されたスタ
ッド10eの間において揺動自在かつ脱落防止して保持
されている。このサーマルヘッド板19を、このサーマ
ルヘッド板の裏面と板金ベース18間において圧縮状態
に保持されているコイルバネ20により、TPHローラ
15側にラインサーマルヘッド14の記録部を常時付勢
する状態にしている。
【0021】ここで、以上のようにCSローラ13とT
PHローラ15を常時付勢した状態にしておき、かつ各
ローラの駆動を可能にするためには、密着センサの読み
取り部もしくはラインサーマルヘッドの記録部に対する
各ローラの摩擦係数が、原稿または記録紙に対する各ロ
ーラの摩擦係数よりも小さくなるように設定すれば良
く、したがってCSローラ13とTPHローラ15の外
周面には通常のゴム材質に代えて特殊素材が使用され
る。
【0022】次に、ファクシミリ機能を実行する電子基
板は、図示のようにLSIチップ、ICチップ、チップ
部品他のよう表面実装される部品を実装したチップ基板
28と、抵抗、コンデンサ、ダイオードなどのようにリ
フローハンダ槽を経て実装されるディスクリート基板2
6とを筺体の上下壁面に沿うように配置し、コネクタ版
27を介して接続するようにしている。このようにする
ことで、各基板の製造工程を簡略にできるとともに、小
型化に伴う収容空間を無駄なく確保できるようにしてい
る。
【0023】そして、上述のカバーバッテリ収容部10
dにおいて図中の矢印D1、D2方向に着脱自在にされ
る充電式バッテリー11が設けられている。この充電式
バッテリー11には、例えば高電力を発生可能なニッカ
ド電池が使用できる。
【0024】以上の構成において、図1(b)に図示の
ように原稿Gの原稿面Gaを下にして矢印A1方向に挿
入口5を介して挿入して読み取り部において所定の読み
取りが行われ、第1開口部3を介して外部に排出され
る。一方、感熱紙のカット紙K1は第2開口部4を介し
て矢印B1方向に挿入されると記録部において所定の記
録動作を行い、上述の第1開口部3から図中の矢印B2
方向(上方)に排出するようにして、ファクシミリ装置
における原稿読み取り動作と記録動作をカット紙(シー
ト)単位で実現可能にしている。
【0025】続いて、図3は携帯用ファクシミリ装置1
の第2実施例に係る横断面図であり、上述の第1実施例
の読み取り部と記録部の構成を略同様にしているので、
相違部分についてのみ述べる。本図において、カバーバ
ッテリ収容部10dは、図中の矢印D3、D4方向に充
電式バッテリー11を着脱自在にするために、筺体の上
面と裏面に連続するように形成されている。また、チッ
プ基板28とディスクリート基板26は図示のようにス
ペーサを介して2階状に配設されている。
【0026】以上の構成においても、図1(b)に図示
のように原稿Gの原稿面Gaを下にして矢印A1方向に
挿入口5を介して挿入して読み取り部において所定の読
み取りが行われ、第1開口部3を介して外部に排出され
る。一方、感熱紙のカット紙K1は第2開口部4を介し
て矢印B1方向に挿入されると記録部において所定の記
録動作を行い、上述の第1開口部3から図中の矢印B2
方向(上方)に排出するようにして、ファクシミリ装置
における原稿読み取り動作と記録動作をカット紙(シー
ト)単位で実現可能にしている。
【0027】次に、図4は携帯用ファクシミリ装置1の
平面図であり、読み取り部と記録部を装置の中心線CL
に対して左側(図中の矢印F方向)にオフセットして設
けられた様子を示している。本図において、読み取り部
と記録部を図中のCSローラ13とTPHローラ15の
配設位置で代表して述べると、各ローラ13、15の長
手方向の中心位置は中心線CLに対して左側(図中の矢
印F方向)にオフセットして設けらており、装置の筺体
内において幅Wの空間を確保している。この空間部分に
ギアトレイン31を設けることで、各ローラの駆動源で
あるパルスモータ30の駆動力を伝達可能にしている。
【0028】一方、読み取り部と記録部内には夫々異な
るサイズの原稿の有無を検出をするDESセンサ22
a、22bと夫々異なるサイズの記録紙の有無を検出す
るRPSセンサ24a,bが図示の位置にそれそれ設け
られている。
【0029】次に、図5は携帯用ファクシミリ装置1の
ブロック図であり、本図においてCPU101には以下
の各構成部が接続されている。即ち、ROM102とR
AM103と、上述の操作スイッチ類9と、上述のDE
Sセンサ22とRPSセンサ24のセンサ1部105
と、充電式バッテリ(電源部)11からの単一電源電圧
(12V)から5Vなどを得る電圧変換部106と、操
作/動作状態を知らせるブザー部107と、上述の密着
センサ12からの読み取り信号を処理する読み取り部1
08と、上述のラインサーマルヘッド14により記録信
号を出力する記録部109と、パルスモータ30の所定
駆動を行う駆動部110と、回線信号を変換するMOD
EM111と、回線のライン接続コネクタ6aもしくは
移動電話用コネクタ6bに接続されるNCU1部であ
る。
【0030】さらに、図中の破線で示した接点部35は
上述の携帯用ファクシミリ装置1にさらに機能を追加す
る場合における外部接続用コネクタであり、上述のコネ
クタ基板27に設けられている。
【0031】以上説明の構成において、受信モードと送
信モードにおける動作例について、図6、図7のフロー
チヤートを参照して述べる。先ず、図6において、上述
の電源スイッチ7が入れられると、ステップS1におい
てスタンバイ状態にされ、ステプS1.5に進み記録紙
はすでにセットされている場合には、RPS24でオン
になりS6に進む。また、記録紙が無く、RPSがOF
Fの場合にはステップS2に進み、記録紙K(カット紙
K1またはロール紙K2)をセットする。次にステップ
S3に進み記録紙Kの有無をRPSセンサ24で検出し
てオン状態になった場合に、ステップS4に進み所定時
間の経過後に、TPHローラ15を一定量回動させて、
記録紙Kの先端部分をラインサーマルへッド14との隙
間に送り込むことで記録紙Kの傾きを除去する。
【0032】次にステップS5において、TPHローラ
15を一定量回動させて記録紙Kを記録可能な状態にし
て、ステップS6において電話を送信側に掛ける。次に
ステップS7において回線補足を行い、ステップS8に
おいてスタートスィッチ9dを押す。そして、ステップ
S9に進み、再度記録紙Kの有無をRPSセンサ24で
検出してオン状態になった場合に、ステップS10にお
いて受信動作に入り、記録動作を完了し、ステップS1
1に進み送信側からの次頁の有無の判定が行われて、無
い場合には受信動作を完了する(ステップS12)。
【0033】一方、送信側からの次頁が有る場合には、
ステップS13に進み2枚目の記録紙Kのセットを待
ち、記録紙Kの有無をRPSセンサ24で検出してオン
状態になった場合には、上述のステップS10に進み受
信動作を実行する。一方、ステップS13において、所
定時間経過してもRPSセンサ24の検出がオン状態に
ならない場合にはステップS14に進み、ブザー107
を動作して操作者に記録紙のセットを促す。次に記録紙
KがセットされてステップS15においてRPSセンサ
24の検出がオン状態になると、ステップS10に進み
受信動作を実行する。以降、同様の動作を繰り返し行い
所定枚数分の受信を行う。
【0034】次に、送信モードにおける動作例につい
て、図7のフローチヤートを参照して述べる。先ず、上
述の操作スイッチ9dが押圧されると、ステップS20
において送信を待機するスタンバイ状態にされ、ステッ
プS21に進み、原稿Gをセットする。次にステップS
22に進み原稿Gの有無をDESセンサ22で検出して
オン状態になった場合に、ステップS23に進み所定時
間の経過後に、CSローラ13を一定量回動させて、原
稿Gの先端部分を密着センサ12との隙間に送り込むこ
とで原稿Gの傾きを除去/矯正する。
【0035】次にステップS24において、CSローラ
13を一定量回動させて原稿Gを読み取り可能な状態に
して、ステップS25において電話を送信側に掛ける。
次にステップS26において回線補足を行い、ステップ
S27においてスタートスィッチ9dを押す。そして、
ステップS28に進み送信動作に入り、ステップS29
において原稿Gの終端部の有無の判定が行われて、無い
場合には送信動作を完了する(ステップS29)。
【0036】一方、送信終了後にステップS30に進
み、ブザー107を動作して操作者に次の原稿Gのセッ
トを促してから、ステップS31に進み内蔵のタイマー
を起動してからステップS32に進み、DESセンサ2
2の検出がオン状態になると、ステップS33に進み送
信動作を実行する。一方、ステップS32において、D
ESセンサ22の検出のオフ状態が10秒続くと次の原
稿は無いと判断してステップS35で終了する。
【0037】以上説明したように、本発明によればファ
クシミリ装置に要求される機能を設けた携帯用ファクシ
ミリ装置が実現できる。また、以上説明の実施例におい
ては、記録ヘッドとしてサーマルヘッドを用いたが、こ
れに限定されず本願出願人の独自技術のインクジェット
式記録ヘッドなど他の記録方式も適用できる。
【0038】続いて、上述のように原稿Gの挿入方向を
筺体の前面に設けられた挿入口5から挿入してから、上
面に設けられた第1開口部3から排出することにより得
られる効果を図面を参照して述べる。
【0039】図8(a),(b)はファクシミリ装置を
略垂直な壁面に対して取り付けた様子を示した一部破断
側面図である。このために装置1の前後(上下)方向の
寸法に略合致する係止部Ha,Hbを上下部位に一体形
成した専用ホルダHを予め壁面に対して固定しておき、
装置1を専用ホルダHに対して着脱自在に取り付けた状
態にして、所謂壁掛け式ファクシミリ装置としても使用
することができるようにしている。ここで、専用ホルダ
Hに代えて、装置1側にフックを一体形成しておき、壁
に打ち込まれているクギに引っ掛けるようにしても良
い。
【0040】このように、壁掛け式ファクシミリ装置と
して使用する場合において、原稿Gの挿入方向を筺体の
上面に設けられた第1開口部3から矢印方向に挿入して
前面に設けられた挿入口5から排出すると、原稿Gがそ
の重さにより、図示のように下方に垂れ下がる状態にな
る。この結果、スイッチ類を保護しているスイッチカバ
ー21を原稿Gで覆い隠す状態となってしまう。このた
めスイッチ類を操作できなくなってしまう。また、送信
が終了した後に、図8(b)に図示のように原稿Gを挿
入口5から排出すると、直ちに下方に落下してしまう。
【0041】そこで、図9(a),(b)に図示のよう
に、壁掛け式ファクシミリ装置として使用する場合にお
いて、原稿Gの挿入方向を筺体の前面に設けられた挿入
口5から上方の矢印方向に挿入して上面に設けられた第
1開口部3から排出するようにすることで、スイッチ類
の操作ができるようになる。
【0042】また、送信が終了した後に、図9(b)に
図示のように原稿Gを第1開口部3から排出するととも
に、原稿を第1開口部3のエッジとセンサーベース板1
6との摩擦抵抗により、原稿Gが直ちに下方に落下せ
ず、原稿Gがその重さにより、図示のように下方に垂れ
下がる状態に保持できるようになる。
【0043】以上のように、壁掛け式ファクシミリ装置
として使用する場合において、使い勝手に優れる構成に
できる。また、通常の机など水平面上において載置した
状態で、使用する場合においては、装置1の上面から装
置前面にかけて原稿Gを排出するようにすると、例え
ば、装置前面に障害物が置いてある場合に、これにより
排出動作が妨害されて、ジャム発生など最悪事態を招く
ことになる。しかし、上述のように装置前面の挿入口5
から原稿Gを装置上面にかけて排出すれば、なんら問題
なく原稿の排出を行うことができる。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、筺
体の前後方向の奥行き寸法をより寸法を小さくでき、カ
ット紙(シート)の使用ができ、小型扁平に構成でき、
かつ原稿の挿入と排出動作を、装置の設置状態に影響さ
れることなく常に最適な状態にできるファクシミリ装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1実施例の携帯用ファクシミリ装置
の外観斜視図である。 (b)は第1実施例の携帯用ファクシミリ装置の使用状
態を表した観斜視図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】第2実施例の携帯用ファクシミリ装置の横断面
図である。
【図4】第1、第2実施例の携帯用ファクシミリ装置の
平面図である。
【図5】実施例の携帯用ファクシミリ装置のブロック図
である。
【図6】受信モードのフローチヤートである。
【図7】送信モードのフローチヤートである。
【図8a】携帯用ファクシミリ装置を壁かけ式にした一
部破断側面図である。
【図8b】携帯用ファクシミリ装置を壁かけ式にした一
部破断側面図である。
【図9a】携帯用ファクシミリ装置を壁かけ式にした一
部破断側面図である。
【図9b】携帯用ファクシミリ装置を壁かけ式にした一
部破断側面図である。
【図10】従来のファクシミリ装置の横断面図である。
【符号の説明】
1…携帯用ファクシミリ装置、2…筺体カバー、3…第
1開口部、4…第2開口部、5…挿入口、9…操作スイ
ッチ類、11…充電式バッテリー、12…密着センサ、
13…CSローラ(第1搬送ローラ)、14…ラインサ
ーマルヘッド、15…TPHローラ(第2搬送ロー
ラ)、G…原稿、K…記録紙である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−116059(JP,A) 特開 平4−175051(JP,A) 実開 昭63−108254(JP,U) 実開 平3−90562(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の筺体の前面に形成された挿入口か
    ら原稿を挿入し、かつ上面に設けられた第1開口部から
    排出する原稿読取部と、 前記第1開口部よりも前記筺体の奥側に近い上面部位に
    設けられた第2開口部から記録シートを挿入して前記第
    1開口部を介して排出する記録部と、 を具備することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 本体の筺体の前面に形成された挿入口か
    ら原稿を挿入し、かつ上面に設けられた第1開口部から
    排出する原稿読取部と、 前記第1開口部よりも前記筺体の奥側に近い上面部位に
    設けられた第2開口部から記録シートを挿入して前記第
    1開口部を介して排出する記録部とを具備してなり、 前記原稿読取部を密着式ラインイメージセンサと、該密
    着式ラインイメージセンサに対する付勢状態で回動駆動
    される第1搬送ローラとから構成し、 前記記録部をラインサーマルヘッドと、該ラインイサー
    マルヘッドに対する付勢状態で回動駆動される第2搬送
    ローラとから構成し、 前記ラインサーマルヘッドと前記密着式ラインイメージ
    センサとの間に、前記原稿の原稿搬送路と前記記録シー
    トの記録シート搬送路とを隣接して形成したことを特徴
    とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1搬送ローラと前記第2搬送ロー
    ラを前記筺体内において略同一高さに配設したことを特
    徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
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