JP3288364B2 - 遮断ブラシ - Google Patents
遮断ブラシInfo
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- JP3288364B2 JP3288364B2 JP2000049112A JP2000049112A JP3288364B2 JP 3288364 B2 JP3288364 B2 JP 3288364B2 JP 2000049112 A JP2000049112 A JP 2000049112A JP 2000049112 A JP2000049112 A JP 2000049112A JP 3288364 B2 JP3288364 B2 JP 3288364B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- stopper pin
- support piece
- hole
- brush
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- Expired - Lifetime
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Description
る遮断ブラシに関する。
ブラシ本体が摩耗限度に達したときに電流を遮断してモ
ータを停止させる機能を備えた遮断ブラシは、いろいろ
提案されている。例えば、実公昭62−27019号公
報には、ブラシ本体の頭部に形成されたザグリ穴に遮断
ピースとスプリングを挿入し、圧縮された状態としたス
プリング上に横方向からテーパピンを通して固定し、そ
の上に受金を圧入してからリード線を銅粉により固定
(銅粉止め)した構造が開示されている。また、実公昭
61−43771号公報には、ブラシ本体の頭部に形成
されたネジ穴に遮断ピースとスプリングを挿入してから
受皿を螺着し、その上にリード線を銅粉により固定した
構造が開示されている。
された遮断ブラシにおいては、ブラシ本体に形成された
直径約2.5mm程度のザグリ穴に挿入されたスプリン
グを圧縮状態とした上でテーパピンを取り付ける作業
は、各部品が小形であることもあって煩雑であると言え
る。また、上記した何れの遮断ブラシにおいても、遮断
ピースとスプリングとは予めセットして箱に無造作に収
められているためにスプリング同士が絡んでしまい、組
立て時に作業者がそれを取り出して一々分離して使用し
なければならない等の不都合がある。さらには、ブラシ
本体が摩耗限度に達したときに遮断ピースはモータの整
流子に向かって飛び出すように設けられているところ、
上記した従来の遮断ブラシにおいては、整流子に接触す
る遮断ピースが傾いて円滑な動作に欠けるということが
生ずる。
トッパーピン等の部品の組付けが容易で、ストッパーピ
ンの動作が円滑な遮断ブラシを提供することにある。
に請求項1に記載の発明は、ベースに直立する軸部の先
端に係止部が形成された支持片と、中心に形成した貫通
穴を該支持片の軸部に緩く挿入するように設けたストッ
パーピンと、該ストッパーピンの後部と前記ベースとの
間に圧縮した状態で装着されるスプリングとからなり、
前記ストッパーピンがスプリングにより前記係止部側に
向けて弾圧されるように組付けられたストッパーユニッ
トを設け、モータの整流子に電力を供給するブラシ本体
の頭部に形成された所定深さの穴部に該ストッパーユニ
ットを挿入して銅粉止めを施し、該ブラシ本体が摩耗限
度に達して前記係止部が摩滅した場合に、前記ストッパ
ーピンが前記軸部に案内されつつ外部に飛び出すように
構成されていることを特徴とする。
載の発明は、請求項1に記載の遮断ブラシにおいて、前
記ストッパーユニットにおいて、前記ストッパーピンの
貫通穴を長穴に形成すると共に前記支持片の係止部を一
文字形に形成し、該ストッパーピンの長穴に挿入して外
部に露出させた支持片の係止部を長穴に対して交差状と
して支持片とストッパーピンとを組み付けたことを特徴
とする。
載の発明は、請求項1又は2に記載の遮断ブラシにおい
て、前記支持片は、ベースに対して別体の軸部を取り付
けて一体化されていることを特徴とするものである。
プリングとを支持片に組付けてストッパーユニットとす
ることにより、これをそのままブラシ本体の穴部に挿入
して銅粉止めを施すことができるため、一連の組付け作
業が簡単で能率的に行える。加えて、ブラシ本体が摩耗
限度に達して係止部が摩滅した場合には、ストッパーピ
ンは軸部に案内されて真っすぐに飛び出すという利点を
有する。
るストッパーユニットについては、スプリングを後部に
取り付けたストッパーピンの長穴を支持片の軸部に挿入
し、ついで支持片(又はストッパーピン)を回して外部
に露出させた係止部を長穴に対して交差状とすることに
より、支持片とストッパーピン及びスプリングとを簡単
に組み付けることができる。
るストッパーユニットについては、支持片のベースに対
して別体の軸部を嵌込等により取り付けることも可能で
ある。その場合、ベースに軸部を取り付けてからストッ
パーピンを組み付けるか、又はストッパーピンに挿入し
た軸部をベースに組み付けるか、何れの手順にてもかま
わない。
図面に基づいて説明する。図1は遮断ブラシの縦断側面
図、図2はストッパーユニットの正面図、図3は図2の
A矢視図、図4はストッパーユニットの分解斜視図、図
5はブラシ本体が摩耗限度に達しストッパーピンが飛び
出した状態を示す説明図、図6は遮断ブラシの他の実施
形態を示す縦断正面図である。
を供給する遮断ブラシである。その遮断ブラシ1のカー
ボン製ブラシ本体2は、頭部2aに所定深さの円形状の
穴部3を形成している。その穴部3は、奥部3bを開口
部3aより小径に形成されている。そのブラシ本体2の
穴部3には、別途用意したストッパーユニット10をス
トッパーピン15を下にして挿入すると共に該ユニット
10の上に公知のリード線5の一端部を収めてから銅粉
6を充填し、銅粉止めが施されている。
すように円形状のベース12に直立するように一体に設
けられた軸部13の先端に一文字形の係止部14が直交
状に形成された支持片11と、貫通穴たる長穴16を中
心に形成したストッパーピン15と、コイル形スプリン
グ17とからなる。なお、その前部15aを球面状とし
たストッパーピン15は、前記スプリング17の一端側
17aを嵌める後部15bを小径に形成されている。し
かして、上記スプリング17を後部15bに取り付けた
ストッパーピン15の長穴16を支持片11の軸部13
に挿入して係止部14を外部に露出させ、ついで、その
支持片11(又はストッパーピン15)を90°だけ回
して係止部14を長穴16に対して交差状に組み付ける
(図3)。これにより、ストッパーピン15が圧縮状態
のスプリング17により係止部14側に向けて弾圧され
るように設けられたストッパーユニット10が構成され
る。
12と軸部とが一体成形されているところ、ベースに対
して別体の軸部を嵌込等により取り付けることもでき
る。また、それらベースと軸部の材質を適宜異なるもの
とすることもできる。
用状態について述べる。図5に示すように、ブラシ本体
2が摩耗限度に達して係止部14が摩滅すると、ストッ
パーピン15は軸部13に案内されて真っすぐに飛び出
し、その前部15aが整流子20に当接する。そして、
整流子20の惰性回転に伴いストッパーピン15は軸部
13で案内されて円滑に微移動する。
この遮断ブラシ101は、ストッパーユニット110と
リード線105とを異なる位置に設けたものであり、そ
の他については上記遮断ブラシ1と同様の構造とされて
いる。よって、それと同一構成部分については、遮断ブ
ラシ1の説明に用いた符号を百番台の符号として図面に
記載し、その説明を省略する。
とスプリングとを支持片に組付けてなるストッパーユニ
ットをそのままブラシ本体の穴部に挿入して銅粉止めを
施すことができるため、一連の組付け作業を簡単で能率
的に行うことができる。
飛び出した状態を示す説明図
部 10→ストッパーユニット 11→支持片 12→ベー
ス 13→軸部 14→係止部 15→ストッパーピン 15b→後部
16→長穴(貫通穴) 17→スプリング 20→整流子
Claims (3)
- 【請求項1】 ベースに直立する軸部の先端に係止部が
形成された支持片と、中心に形成した貫通穴を該支持片
の軸部に緩く挿入するように設けたストッパーピンと、
該ストッパーピンの後部と前記ベースとの間に圧縮した
状態で装着されるスプリングとからなり、前記ストッパ
ーピンがスプリングにより前記係止部側に向けて弾圧さ
れるように組付けられたストッパーユニットを設け、モ
ータの整流子に電力を供給するブラシ本体の頭部に形成
された所定深さの穴部に該ストッパーユニットを挿入し
て銅粉止めを施し、該ブラシ本体が摩耗限度に達して前
記係止部が摩滅した場合に、前記ストッパーピンが前記
軸部に案内されつつ外部に飛び出すように構成されてい
ることを特徴とする遮断ブラシ。 - 【請求項2】 前記ストッパーユニットにおいて、前記
ストッパーピンの貫通穴を長穴に形成すると共に前記支
持片の係止部を一文字形に形成し、該ストッパーピンの
長穴に挿入して外部に露出させた支持片の係止部を長穴
に対して交差状として支持片とストッパーピンとを組み
付けたことを特徴とする請求項1に記載の遮断ブラシ。 - 【請求項3】 前記支持片は、前記ベースに対して別体
の軸部を取り付けて一体化されていることを特徴とする
請求項1又は2に記載の遮断ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000049112A JP3288364B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 遮断ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000049112A JP3288364B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 遮断ブラシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001238412A JP2001238412A (ja) | 2001-08-31 |
JP3288364B2 true JP3288364B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18571097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000049112A Expired - Lifetime JP3288364B2 (ja) | 2000-02-25 | 2000-02-25 | 遮断ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3288364B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010042804A1 (de) * | 2010-10-22 | 2012-04-26 | Robert Bosch Gmbh | Kohlebürste mit Abschaltvorrichtung |
-
2000
- 2000-02-25 JP JP2000049112A patent/JP3288364B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001238412A (ja) | 2001-08-31 |
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