JP3287755B2 - 複数路通信端末 - Google Patents

複数路通信端末

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JP3287755B2
JP3287755B2 JP04908896A JP4908896A JP3287755B2 JP 3287755 B2 JP3287755 B2 JP 3287755B2 JP 04908896 A JP04908896 A JP 04908896A JP 4908896 A JP4908896 A JP 4908896A JP 3287755 B2 JP3287755 B2 JP 3287755B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】従来の通信端末は、有線通信
機能あるいは無線通信機能のいずれか一方を有する構成
が一般的であり、通信端末はそれぞれの基地局との間
で、1対1の通信を行う方式であった。従来、複数の通
信機能を同時に実現する方式は、図12で示されるよう
に、例えば特開平5−268155号公報および特開平
6−276147号公報にある無線回路を使用して、T
DMA方式で通信端末と基地局双方でタイムスロットの
割り当てを管理する構成であった。図において、1はT
DMA方式を採用する基地局であって、2は通信端末で
あり、3は通信端末2が具備する電話機能、4は通信端
末2が具備するFAX機能、5は通信端末2が具備する
データ通信機能、6はTDMA方式におけるタイムスロ
ットである。
【0002】次に動作について説明する。通信端末2
は、基地局1に対して電話機能3を使っての発信の許可
を求める。基地局1はタイムスロット6の#1を割り当
てることを通信端末2に通知する。この通知を受けて通
信端末2は電話を実現する。電話機能3が稼働中に上記
と同様の手続きで、通信端末2はFAX機能4を使用し
て基地局との間で、タイムスロット6の#3、通信端末
2はデータ通信機能5を使用して基地局との間で、タイ
ムスロット6の#6を割り当てられる。このようにし
て、1台の通信端末2を用いて無線回路上で、電話/F
AX/データ通信という複数の通信を実現している。
【0003】なお、使用者がスイッチを切換えた上で、
有線回路または無線回線を使用して通信を行う固定切換
方式も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信端末は以上
のように構成されているので、無線回線で基地局側の対
応が必要であったり、運用に柔軟性に欠けるという課題
があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、現状の通信ネットワーク上で通信
端末のみで有線回線と無線回線の自動切換通信を実現で
き、更に、重複しない電話、FAX、データ伝送等の装
置の同時通信ができる端末を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る複数路通
信端末は、有線回線と接続制御する有線回線通信制御部
と、無線回線と接続制御する無線回線通信制御部と、予
め上記いずれかの回線を優先して接続する回線として優
先設定した情報と、上記各回線が占有されていて使用状
態かまたは未使用状態かの情報とを保持する回線状態保
持部と、上記回線状態保持部が保持する上記各回線の優
先設定と使用状態情報とをみて新規に回線が使用可能か
否かを判断する回線使用判断部と、ユーザからの上記い
ずれかの回線による送信要求があるか、または外部から
自身の端末への着信要求があると、上記回線状態保持部
が保持する状態情報に基づく上記回線使用判断部の判断
に従って上記いずれかの回線通信制御部に接続制御する
回線選択制御部と、を備えた
【0007】また更に、回線管理部には、有線回線用の
モジュラージャックが使用可能であることを検出する状
態把握部を付加した。
【0008】また更に、回線管理部には、無線回線の電
界強度が通信に十分なレベルがあるかを検出する状態把
握部を付加した。
【0009】
【0010】また更に、回線状態保持部と回線使用判断
部を含む回線管理部を設けて、この回線状態保持部は、
有線回線と無線回線の使用ステータス情報を保持するよ
うにし、上記有線回線または無線回線のいずれか一方を
用いて接続中に他方の回線から着信要求があると、上記
回線管理部は上記一方の回線に割り込みを行って上記他
方の着信を通知するようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明における通信端末装置は、有線回
線交換通信と無線回線交換通信及び無線パケット通信機
構を持つ。図1は本実施の形態に係る通信端末のハード
ウェア構成図である。また、図2は図1中の中央制御部
1の構成を別の形式で表現した構成図である。図におい
て、音声通話の場合、ユーザの音声を入力するマイクロ
フォン60、相手の音声を出力するスピーカ61、無線
によって音声を送受信する無線送信機64と無線受信機
66、無線通信用のアンテナ68、トランシーバ70、
マンマシンインタフェースを司るLCD69、有線通話
の場合のモジュラジャック95からなる。無線通話の場
合、マイクロフォン60から入力された音声ベースバン
ド信号は送信信号処理回路72によって帯域制限処理が
施され、生成された音声周波数帯域のアナログ信号が無
線送信機64によって送信される。ただし、送信信号処
理回路72と無線送信機64の間には送信信号選択回路
74が設けられている。この回路は、回線交換モデム8
0及びパケット交換モデム82からの送信を可能とする
ため、装置の送信モードに応じて、最終的に無線送信す
べき信号を選択する。音声を送信するときは、送信信号
選択回路74によって、 マイクロフォン60→送信信号処理回路72→無線送信
機64 の経路が選ばれる。送信信号処理回路72は回線交換モ
デム80によって送受信される信号についても帯域制限
処理を行う。回線交換通信用の回線にはAMPS(Ad
vanced Mobile Phone Syste
m)網を採用する。米国における広範囲なサービスを享
受するためだが、もちろんこれ以外の通信網を使用して
もよい。
【0012】一方、受信経路については、まず無線受信
機66によって受信された信号が大まかに2つの経路へ
分岐する。1つはそのままパケット交換モデム82へ与
えられる経路、もう1つは受信信号処理回路76を介し
てスピーカ61及び回線交換モデム80に到達する経路
である。受信信号処理回路76では受信信号に対してノ
イズ除去を目的とする帯域制限等の処理が施される。受
信信号は2つの経路に並列して与えられるものの、本装
置では後述の如く、受信待ち受けがパケット通信モード
(パケット交換モデム82)によって固定的に行われ
る。無線パケット通信を実現するために、本装置を統括
的に制御するプロセッサ90と、それに接続されるバス
92が中枢構成である。プロセッサ90は通信を行うた
めにデータ入出力ポート94を有する。図1においてポ
ート94はスイッチ96、97を介してパケット交換モ
デム82へ接続される。このモデムはプロセッサ90の
ポート94から入出力されるデータを、音声周波数帯域
を超える領域においてデジタル変調し、無線受信機66
によって受信された信号を復調する。変調方式にはGM
SKを採用する。変調後の信号は無線送信機64から送
信され、CDPD(Cellular Digital
Packet Data)網に乗る。これにより、既
存のAMPS通信同様、広範なサービスを受けることが
できる。CDPDにおける相手先の特定は、通常の電話
番号とは異なり、IP(インターネット・プロトコル)
番号による。
【0013】モデムコントローラ98は、モデムドライ
バの指示に従い、パケット交換モデム82と回線交換モ
デム80の状態と動作を一元的に制御、管理する。送信
信号処理回路72、送信信号選択回路74および受信信
号処理回路76は、各回路の機能共通性を利用した、単
一のICで構成され、オーディオ・プロセッサ99に集
積されている。バス92には、プロセッサ90を動作さ
せる各種プログラムとデータを格納するメモリが接続さ
れている。メモリは、システムプログラムを格納するR
OM160とワークエリアとして使用されるRAM16
1に大別される。プロセッサ90とROM160、RA
M161で中央制御部1が構成され、これは通信回線の
使用可否の判断、管理、回線選択をする構成を含んでお
り、図2に示す形式でも表現ができる。
【0014】バス92には更に、RTC(Real T
ime Clock)162が接続されている。RTC
162は通常の時刻表示、所定時刻におけるメッセージ
の自動送信、メッセージ受信時刻の記録の他、再発呼の
間隔測定等に使用される。また69の液晶表示部LCD
が接続されている。
【0015】以下、回線の選択と管理に関する機構と動
作について説明する。図2において、203a、203
b、203cは対応する各回線毎の通信制御部(この実
施の形態では、203aはAMPS無線通信制御部、2
03bはCDPD無線通信制御部、203cは有線通信
制御部)で、202は回線の選択と各回線の現在の使用
状況を把握する機能を持つ回線管理部、200はユーザ
インタフェース部、204は回線H/W部(204aは
無線通信H/W部、204bは有線通信H/W部)であ
る。
【0016】図3は図2の回線管理部の詳細構成を示す
図である。図2に示す回線管理部202の動作を図3を
参照して説明する。回線管理部202は通信端末がどの
回線と接続されているかを制御する回線選択制御部10
3と、回線毎の現在の使用状況を把握する機能を持つ回
線状態保持部102と、各回線毎にある通信制御部20
3c、203bから来る着信許可願いや上位のユーザイ
ンタフェースから来る発信許可願いに対して、この通信
端末に接続される図示していないFAX、データ伝送、
図示のマイクロフォン60とスピーカ61による電話等
の装置を使用しての発着信の許可もしくは禁止や、一時
保留することを回線状態保持部102の状態から判断、
管理する回線使用許可禁止判断部109からなる。
【0017】回線状態保持部102には各回線の数だけ
回線状態把握フラグ107、108を持つ。(この図で
は通信端末が2つの回線に対応したものとして説明して
いる。例えば、回線状態把握フラグ107は有線通信用
で、108は無線通信・AMPSまたはCDPD通信用
のフラグとする。)回線状態フラグは3つの状態もしく
は情報を保持している。回線Aに対してはLineA、
LineApriority、LineAstatus
の3つがある。LineAは回線が使用中であるか空い
ているかを示すフラグで、回線が空いている時は”Li
neA=0”となり、回線が使用中の時は、”Line
A=1”となっている。従って、回線Aが使用中で、回
線Bが空いているときは”LineA=1”、”Lin
eB=0”という状態になっている。LineApri
orityは回線の優先度で、着信衝突があった場合な
ど、この値の大小で着信許可の判断が下される。また、
使用できない回線もしくは使用しないように指定のあっ
た回線についてはこの値を0(LineApriori
ty=0)として用いる。LineAstatusは後
述で説明するキャッチホンサービスで用いる状態フラグ
で、キャッチホンサービスでは回線はつながっている
が、通話は保留になっている状態が存在し、このような
状態を把握するためにこのLineAstatusを用
いる。具体的にはLineAstatus=0の時、回
線は接続されているが通話が保留になっている状態を表
し、LineAstatus=1の時、回線が接続さ
れ、通話が行われている状態を表す。
【0018】回線選択制御部103は通信端末の回線選
択のためのスイッチを制御する。回線使用許可禁止判断
部109の命令に従って、通信回線のスイッチを切り替
える制御をする。図4は本通信端末につながる装置を使
用して、他の通信端末に向けて通信する発信時の回線選
択動作フローチャートである。図4のフローチャートを
用いて、回線A(有線)を用いる発信伺いが上位アプリ
ケーションもしくはユーザインタフェースからきた場合
の回線管理部202の動作の説明を行う。回線Aからの
発信許可願いを受けて(ステップ120)、ステップ1
21で回線使用許可禁止部109は回線状態保持部10
3の回線Aの回線状態把握フラグ107を調べる。回線
状態把握フラグ107が”LineA=0”の場合、ス
テップ122で回線状態把握部のフラグを”LineA
=1”に更新する。次にステップ123で回線Aの使用
許可をし、ステップ124で回線Aの通信制御部は通信
を開始する。ステップ121で回線Aの回線状態把握フ
ラグ107が使用中を示していた場合、すなわち”Li
neA=1”であった場合、ステップ125で回線Aの
発信禁止を上位のユーザインタフェースに告げる。この
指示により、ステップ126で回線Aは発信待ち状態に
なるか、もしくは発信を中止する。
【0019】他通信端末から本通信端末への着信の場合
も、その詳細動作フローチャートの記述は後述するが、
発信の場合と同様に回線管理部が各回線の通信制御部か
らの着信許可願いに対して、着信許可もしくは禁止を判
断する。以上のような構成から回線管理部は発着信の許
可・禁止を管理できるので、回線管理部を用いて、使用
可能通信回線の待ち受けのON/OFF制御や、使用可
能通信回線に優先順位を付けることや、着信音を受信回
線毎に変える機能や、複数通話を対象とするキャッチホ
ンサービスに相当する機能を端末で実現することができ
る。上記の状態の組み合わせをテーブル形式で持ち、こ
のテーブルを参照して選択するようにしてもよい。
【0020】使用可能通信回線の待ち受けのON/OF
F制御は、端末は複数通信回線に対応しているが、ユー
ザがある通信回線と契約をしていない場合などに効果を
発揮する。例えば、端末はCDPD通信を実現できる
が、ユーザがCDPDの契約をしていない場合、予め回
線状態保持部102のCDPD通信に対応する回線状態
把握フラグ108を”LineBpriority=
0”に固定しておく。なお、無線回線がAMPS通信か
CDPD通信かは、発信時はユーザインタフェースから
の発信許可願いで、着信時にはその受信信号で識別され
る。
【0021】使用可能通信回線に優先順位を付けること
は、着信衝突があった場合に必要となる制御で、例え
ば、有線通信による着信と無線通信による着信が同時に
あった場合に、回線状態把握フラグ107、108に優
先順位を付けておけば、着信衝突の場合、どちらも回線
管理部に着信の許可を得なければ着信を始められないの
で、その優先順位に従って衝突を避けて通信情報を受信
することができる。図5は他通信端末からこの通信端末
への受信時の回線選択動作のフローチャートである。ま
ず、ステップ130で複数の回線から着信許可願いがき
た場合、ステップ131で回線状態保持部102の回線
Aと回線Bの優先順位(LineApriorityと
LineBpriority)を比較し、ステップ13
2で優先順位の高い回線(この実施の形態の場合回線
A)の回線状態把握フラグ107を更新し、ステップ1
33でその回線(回線A)に対して使用許可を与える。
そして、優先順位が低いと判断された回線Bに対して、
ステップ135で回線禁止命令を出す。回線Bの優先順
位が高い場合の処理もステップ137以降に図中で説明
してあるが、処理方法は回線Aの場合と同様である。
【0022】このように回線状態保持部にそれぞれの回
線に対するフラグを準備し、回線の優先度を含め状態を
管理することで、一括したテーブルで同様の管理を行う
場合と比較して、管理データに汎用性を持たせることが
できる。すなわち、回線数が増減した場合、ある回線の
管理情報に変更が生じた場合など、既存の部分に影響を
出すことなく対応が可能となる。この結果、システムの
適用範囲が広がり、運用上の信頼性を向上させることが
できる。
【0023】実施の形態2.発信時の優先順位として、
有線通信用のモジュラージャックの状態、すなわち、モ
ジュラージャックに接続されているか否かを把握し(モ
ジュラージャック状態把握部110)、モジュラージャ
ックに接続されている場合は有線通信で発信し、モジュ
ラージャックに接続されていない場合は無線で発信する
機構とすることができる。図6は回線管理部202がモ
ジュラージャック状態把握部110を持ち、これにより
有線回線を選択する動作を示すフローチャートである。
まず、ステップ140のような命令が事前に上位アプリ
ケーションから指示されたり、ユーザインタフェースに
より指定された場合に今回の処理が実行される。ステッ
プ141で発信許可願いが出されると、ステップ142
でモジュラージャック状態把握部110がモジュラージ
ャックの接続状態を調査して、回線の優先度を更新する
(ステップ143、144)。モジュラージャックが接
続されている場合は有線回線の優先度を最高にし(ステ
ップ143)、また、モジュラージャックが接続されて
いない場合は有線回線は使用できないので、この優先度
を0に更新する(ステップ144)。それ以降の処理は
実施の形態1の回線の優先度に従って発信許可及び禁止
を指示する処理と同様になる。
【0024】また、無線通信の電界強度などの回線状態
を把握する機構を回線管理部が持ち、ある電界強度以下
の場合は無線通信での発信をひかえる動作が可能にな
る。このときの処理はモジュラージャックの接続状態を
優先の判断基準にする場合と同様で、モジュラージャッ
クの接続状態を調べるステップの代わりに電界強度レベ
ル把握部111を設けて、これにより無線通信の電界強
度を調べ、回線の優先度を決定する。
【0025】また、着信音を受信回線毎に変える機構を
付加すれば、着信音を制御する別のソフトウェアブロッ
クに対し、着信があったことを伝えるのと同時にその着
信がどの回線によるものかを含めて情報として伝えてそ
の情報に従って着信音制御部112により着信音を変え
ることができる。
【0026】なお、有声回線と無線回線の選択の基準と
して回線管理部202が通信使用料のテーブルを持ち、
このテーブルを参照して通信使用料の安い回線を選択す
ることも可能である。
【0027】実施の形態3.この発明による通信端末
は、端末に接続される装置とその周辺部が重複使用され
なければ、有線回線と無線回線という複数の回線を同時
に使用できる機構を持つ。図7は、図1で示される本通
信端末が複数の回線を使用する状態を説明する図であ
る。図において、有線通信によるデータ・FAX通信
と、無線通信による音声通話は同時使用ができ、有線通
信によるデータ・FAX通信のデータの流れを太い実線
で、無線通信による音声通話の流れを太い点線で示すよ
うに競合しない形で目的を達する。
【0028】この発明による通信端末は、太い実線で示
した、有線通信によるデータ・FAX通信では、モジュ
ラージャック、モデムを用いるが、マイクロフォン、ス
ピーカ、及びトランシーバなどの無線通信用のハードウ
ェアを用いないので、有線通信によるデータ・FAX通
信と無線通信による音声通話を同時に実現できる。同様
に、有線通信による音声通話と無線通信によるデータ・
FAX通信も同時に実現できる。これら音声通話、FA
X、データ伝送がどの回線を原則的に使用するかは、予
め回線選択手段201等により中央制御部1に登録して
おき、この登録に基づいて回線選択制御部103が回線
を選択する。これについては詳細を後述する。
【0029】実施の形態4.複数通話を対象とするキャ
ッチホンサービスに相当する機能とは、通常のキャッチ
ホンサービスが交換器が複数の回線を持つことから実現
できている機能と同様のものである。本発明の通信端末
は接続されている装置の1つである電話が複数の回線、
有線回線と無線回線を持つことから、有線通話中に無線
電話がかかってくる場合などが想定されるが、上記のこ
とから端末のみでキャッチホンサービスを実現すること
が可能である。これは回線管理部202が使用中の回線
を把握していて、後からの割込を知る。
【0030】このキャッチホンサービスでは回線はつな
がっているが通話は行われていない回線が存在し、この
回線状態を把握するために回線状態把握フラグ(10
7、108)にLineAstatus(回線Bに対し
てはLineBstatus)というフラグを用意す
る。実際に通話が行われている回線に対してこのフラグ
はLineAstatus=1を示し、回線は接続され
ているがキャッチホンサービスのため保留状態になり、
通話が行われていない回線に対してはLineAsta
tus=0となるように処理する。
【0031】実施の形態5.ユーザが着信及び発信操作
時に、複数の回線の中から希望の接続回線を選択するた
めの回線選択手段201を、ユーザインタフェース部2
00に設ける場合を説明する。この回線選択手段201
を設けることにより、ユーザの意志で複数の回線である
有線回線と無線回線から、希望の回線と接続することが
可能となる。またその際の接続回線の切り替えを即時に
行うことができる。
【0032】まず、この通信端末で、着信回線選択を行
う場合の処理の流れを図2に基づいて説明する。ユーザ
は、着信を希望する回線をユーザインタフェース部20
0の回線選択手段201を用いて指定する。ユーザイン
タフェース部200はユーザによって指定された回線を
回線管理部202に通知する。回線管理部202は、指
定された回線に従って、該当する回線通信制御部203
に接続状態となるように通知する。
【0033】このとき、回線管理部202は、図8に示
すような通信状態管理テーブルを持っている。このテー
ブルには、各回線に対応して、回線接続状態が登録され
ている。ここでいう回線接続状態とは、着信及び発信が
可能な状態であるかどうかを示すものである。図で○と
示した状態は着信及び発信が可能な状態であり、×と示
した状態は着信・発信とも不可能な状態である。図2に
示した構成においては、有線回線は専用のH/W部を保
持しているため常に接続状態であることが可能である
が、無線回線はH/W部が1つしか存在しないため、接
続状態となれるのはAMPSまたはCDPDどちらか一
方となる。このため、無線回線の接続に対しては排他的
な制御が必要となる。
【0034】着信回線選択を行う場合の回線管理部20
2の動作を図9のフローチャートで説明する。ユーザが
回線選択手段201を用いて着信回線選択を行うと、ま
ず、ステップ210で選択された回線の判定を行う。ス
テップ210でAMPS通信が選択された場合、ステッ
プ211で、現在AMPS通信が接続中であるかどうか
判定する。ステップ211でAMPS接続中と判定され
た場合は何も処理をしないが、AMPS接続中でない場
合、すなわちCDPD接続中と判定された場合は、ステ
ップ212でCDPD回線制御部に接続停止を通知する
とともにAMPS回線制御部に接続要求を通知して、A
MPS通信を接続状態とする。
【0035】同様に、210でCDPD通信が選択され
た場合、213で現在CDPD通信が接続中であるかど
うか判定する。213でCDPD接続中と判定された場
合は何も処理をしないが、CDPD接続中でない場合、
すなわちAMPS接続中と判定された場合は、S214
でAMPS回線制御部に接続停止を通知するとともに、
CDPD回線制御部に接続要求を通知して、CDPD通
信を接続状態とする。また、ステップ210で有線回線
が選択された場合は、有線回線は先に説明したとおり常
に接続状態であることが可能であるので、215で他の
回線との排他制御は必要なく、有線回線制御部に接続要
求を通知すればよい。
【0036】次に、この通信端末で、発信回線選択を行
う場合の処理の流れを、図2に基づいて説明する。発信
回線選択を行う場合も、着信回線選択の動作とほとんど
同じであるが、発信回線選択の場合には回線の選択と同
時に、相手先ダイアル番号等の発信情報を付加すること
が、着信回線選択の場合と異なる。ユーザは、発信を希
望する回線をユーザインタフェース部200の回線選択
手段201を用いて、発信情報と共に指定する。ユーザ
インタフェース部200は、ユーザによって指定された
回線を回線管理部202に通知する。回線管理部202
は、指定された回線に従って、該当する回線通信制御部
203に接続状態となるように通知すると共に、発信情
報を回線通信制御部203に通知する。
【0037】発信回線選択を行う場合の回線管理部20
2の動作を図10のフローチャートで説明する。ユーザ
が回線選択手段201を用いて発信回線選択を行うと、
まず、ステップ220で、選択された回線の判定を行
う。220でAMPS通信が選択された場合、ステップ
221で、現在AMPS通信が接続中であるかどうか判
定する。221でAMPS接続中と判定された場合は、
223で発信情報をAMPS通信制御部に通知するだけ
でよいがAMPS接続中でない場合、すなわちCDPD
接続中と判定された場合は、222でCDPD回線制御
部に接続停止を通知するとともにAMPS回線制御部に
接続要求を通知して、AMPS通信を接続状態とする。
その上で、223で発信情報をAMPS通信制御部に通
知する。
【0038】同様に、220でCDPD通信が選択され
た場合、224で現在CDPD通信が接続中であるかど
うか判定する。224でCDPD接続中と判定された場
合は、226で発信情報をCDPD通信制御部に通知す
るだけでよいがCDPD接続中でない場合、すなわちA
MPS接続中と判定された場合は、225でAMPS回
線制御部に接続停止を通知するとともにCDPD回線制
御部に接続要求を通知して、CDPD通信を接続状態と
する。その上で、で発信情報をCDPD通信制御部に通
知する。また、ステップ220で有線回線が選択された
場合は、有線回線は先に説明したとおり常に接続状態で
あることが可能であるので、他の回線との排他制御は必
要なく、227で有線回線制御部に接続要求と発信情報
を通知すればよい。
【0039】ここで、ユーザインタフェース部200に
おける回線制御手段201の具体的な例を述べる。図1
1がその例であり、図において、230はLCD表示
部、231は回線選択キー、232はメニュー選択やデ
ータ呼び出しに用いるファンクションキー、233はダ
イアルキーである。これは、従来の携帯電話のキー配置
に、回線選択キー231を新たに追加したものである。
ユーザは、着信回線を選択する場合には、単に、この回
線選択キー231を押すことで、希望の接続回線を選択
することができる。また、発信回線を選択する場合に
は、ダイアルキー233を押して相手先ダイアル番号等
の発信情報を入力した後で、回線選択キー231を押す
ことで、希望の回線に発信することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、有線回
線と無線回線と、これらの状態を管理する回線管理部を
備えたので、優先度に従って選択して回線を使い、自由
度が高くかつ柔軟な通信ができる効果がある。また更
に、端末につながる重複しない装置に関しては、同時に
伝送ができる効果もある。また更に、この端末でキャッ
チホン相当の機構を備える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における通信端末のハー
ドウェア構成図である。
【図2】 図1中の中央制御部の構成を別の形で表現し
た構成図である。
【図3】 図2の回線管理部の詳細構成を示す図であ
る。
【図4】 図1の装置による発信の場合の回線選択動作
フローチャート図である。
【図5】 図1の装置による受信の場合の回線選択動作
フローチャート図である。
【図6】 実施の形態2における優先回線選択動作フロ
ーチャート図である。
【図7】 実施の形態3における重複しない装置を使用
した異なる回線の同時接続を説明する構成図である。
【図8】 実施の形態5における通信状態管理テーブル
の状態の例を示す図である。
【図9】 実施の形態5における着信時の回線管理部の
動作フローチャート図である。
【図10】 実施の形態5における発信時の回線管理部
の動作フローチャート図である。
【図11】 本発明の実施の形態における通信端末の回
線制御手段を示す図である。
【図12】 従来の複数回線同時使用の形態である時分
割通信を示す図である。
【符号の説明】
1 中央制御部、102 回線状態保持部、103 回
線選択制御部、107無線回線状態フラグ、108 有
線回線状態フラグ、109 回線使用許可禁止判断部、
110 モジュラージャック状態把握部、111 電界
強度レベル把握部、112 着信音制御部、200 ユ
ーザインターフェース部、202 回線管理部、203
a AMPS通信制御部、203b CDPD通信制御
部、203c 有線通信制御部、204a無線通信H/
W部、204b 有線通信H/W部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 浩司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−18371(JP,A) 特開 平1−157661(JP,A) 特開 昭62−2727(JP,A) 特開 平3−214934(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/26 H04M 11/00 303 H04Q 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線回線と接続制御する有線回線通信制
    御部と、 無線回線と接続制御する無線回線通信制御部と、 予め上記いずれかの回線を優先して接続する回線として
    優先設定した情報と、上記各回線が占有されていて使用
    状態かまたは未使用状態かの情報とを保持する回線状態
    保持部と、 上記回線状態保持部が保持する上記各回線の優先設定と
    使用状態情報とをみて新規に回線が使用可能か否かを判
    断する回線使用判断部と、 ユーザからの上記いずれかの回線による送信要求がある
    か、または外部から自身の端末への着信要求があると、
    上記回線状態保持部が保持する状態情報に基づく上記回
    線使用判断部の判断に従って上記いずれかの回線通信制
    御部に接続制御する回線選択制御部と、を備えたことを
    特徴とする複数路通信端末。
  2. 【請求項2】 回線状態保持部と回線使用判断部を含む
    回線管理部を設けて、該回線管理部には、有線回線用の
    モジュラージャックが使用可能状態にあるか否かを検出
    する状態把握部を備えて、 有線回線による送信要求があると、上記回線管理部は上
    記モジュラージャックが使用可能状態の場合は、有線回
    線が使用可能状態と判定し、上記回線使用判断部がいず
    れの回線を選択するかの判断を行うようにしたことを特
    徴とする請求項1記載の複数路通信端末。
  3. 【請求項3】 回線状態保持部と回線使用判断部を含む
    回線管理部を設けて、該回線管理部には、無線回線の電
    界強度が通信に十分なレベルがあるかを検出するレベル
    把握部を備えて、 無線回線による送信要求があると、上記回線管理部は上
    記電界強度が十分なレベルの場合には、無線回線が使用
    可能状態と判定し、上記回線使用判断部がいずれの回線
    を選択するかの判断を行うようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の複数路通信端末。
  4. 【請求項4】 回線状態保持部と回線使用判断部を含む
    回線管理部を設けて、該回線状態保持部は、有線回線と
    無線回線の使用ステータス情報を保持するようにし、 上記有線回線または無線回線のいずれか一方を用いて接
    続中に他方の回線から着信要求があると、上記回線管理
    部は上記一方の回線に割り込みを行って上記他方の着信
    を通知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    複数路通信端末。
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