JP3287221B2 - 開閉装置用操作器の鎖錠装置 - Google Patents

開閉装置用操作器の鎖錠装置

Info

Publication number
JP3287221B2
JP3287221B2 JP12220496A JP12220496A JP3287221B2 JP 3287221 B2 JP3287221 B2 JP 3287221B2 JP 12220496 A JP12220496 A JP 12220496A JP 12220496 A JP12220496 A JP 12220496A JP 3287221 B2 JP3287221 B2 JP 3287221B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
locking
pressing
sliders
iron core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12220496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09282968A (ja
Inventor
俊夫 嶋▲崎▼
正志 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP12220496A priority Critical patent/JP3287221B2/ja
Publication of JPH09282968A publication Critical patent/JPH09282968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3287221B2 publication Critical patent/JP3287221B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断路器と接地開閉
器とを複合化し、断路器入,切,接地開閉器入の3状態
の一連の開閉操作を行うとともに、断路器及び接地開閉
器が入,切になる3状態以外のとき、遮断器の投入動作
を阻止する開閉装置用操作器の鎖錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉装置用操作器の鎖錠装置につ
き、概略図,一部の左側面図,他の一部の背面図を示し
た図5A,B,C及び図5の動作状態の正面図を示した
図6A,B,Cを参照して説明する。
【0003】それらの図において、1,2は左,右に設
けられた左側板及び右側板、3は断路器用の上操作軸で
あり、両側板1,2の上部に貫設されて回転自在に支持
され、左ねじ4が形成されている。5は接地開閉器用の
下操作軸であり、両側板1,2の下部に貫設されて回転
自在に支持され、右ねじ6が形成されている。7は回転
軸が上操作軸3の端部に連結され,上操作軸3を回転す
る上モータ、8は回転軸が下操作軸5の端部に連結さ
れ,下操作軸5を回転する下モータ、9,10は上操作
軸3及び下操作軸5に螺合した上摺動子及び下摺動子で
ある。
【0004】11は連結レバーであり、上端部が上摺動
子9の上ピン12に連結され、下端部の長孔に下摺動子
10の下ピン13が遊挿されている。14は連結装置で
あり、一端部が連結レバー11の中央部の中心ピン15
に連結され、他端部がレバー16,リンク機構部17を
介してガス絶縁開閉装置18の断路器19及び接地開閉
器20の操作レバー21に連結されている。
【0005】22は遮断器の操作器、23は操作器22
に回転自在に設けられ,遮断器の開閉部に連結された水
平方向の操作軸、24は中央部が操作軸23に固着され
た上下方向のハッカであり、図5Bにおいて右回転の方
向に付勢されている。25はラッチ軸、26は基部がラ
ッチ軸25に固着された当接板、27は当接板26の前
端部に固着されたラッチ体であり、ラッチ体27がハッ
カ24の下端部に係脱自在に係止し、ラッチ体27が右
回転の方向に付勢されている。28は当接板26の下方
に設けられた遮断用ソレノイドであり、ソレノイド28
の励磁により鉄心29が上動し、鉄心29に固着された
作動棒30が当接板26を突き上げる。
【0006】31はソレノイド28の下方に回転自在に
支持されたL字形の鎖錠レバーであり、一端部が鉄心2
9に当接している。32は両端部が2個の固定板33に
それぞれ固定されたスリーブ、34はスリーブ32に挿
通されたワイヤであり、一端部が一方の固定板33を貫
通し、鎖錠レバー31の他端部に連結されている。
【0007】35は回転板、36は回転板35の下面の
中央部に固着された筒体、37は筒体36に挿通された
固定ピンであり、回転板35が回転自在に支持されてい
る。38は回転板35の一端部に下方に折曲して形成さ
れた折曲板、39は折曲板38の下縁部に等間隔に形成
された3個の凹部であり、回転板35の他端部の上面に
ワイヤ34の他端部が連結され、凹部39に連結レバー
11に連動する中心ピン15が位置している。40は鎖
錠レバー31の一端部に設けられたばねであり、鎖錠レ
バー31を左回転の方向に付勢している。
【0008】つぎに、動作について説明する。図6Aは
断路器19の入の状態を示し、上摺動子9,下摺動子1
0が上操作軸3,下操作軸5の左端部に位置し、中心ピ
ン15が左位置41に位置している。この時、中心ピン
15は、図5Cの実線に示すように、回転板35の折曲
板38の右側の凹部39に位置し、ワイヤ34に張力が
動かず、鎖錠レバー31が左回転し、遮断用ソレノイド
28の鉄心29が下動して解除位置に位置し、ハッカ2
4とラッチ軸25のラッチ体27との係合状態が解除さ
れ、遮断器が投入可能状態になっている。
【0009】つぎに、図6Aの状態から上モータ7が動
作して上操作軸3が回転し、図6Bに示すように、上摺
動子9が右側へ移動し、連結レバー11が下ピン13を
中心として右回転し、上ピン12の上位置42が右側に
移動し、中心ピン15が中央位置43、即ち切位置に移
動し、断路器19及び接地開閉器20が連結装置14に
より切の状態になる。この時、中心ピン15は、図5C
の1点鎖線に示すように、中央の凹部39に位置してい
る。
【0010】つぎに、図6Bの状態から下モータ8が動
作して、下操作軸5が回転し、図6Cに示すように、下
摺動子10が右側へ移動し、連結レバー11が上位置4
2を中心として左回転し、下ピン13の下位置44が右
側に移動するとともに、中心ピン15が右位置45に移
動し、連結装置14により接地開閉器20が入の状態に
なる。この時、中心ピン15は、図5Cの2点鎖線に示
すように、左側の凹部39に位置している。
【0011】そして、図6Aの断路器19の入状態から
図6Bの断路器19及び接地開閉器20の切状態,図6
Bの切状態から図6Cの接地開閉器20の入状態へ移行
する際、即ち中心ピン15が各凹部39を右側から左側
に順次移動する際、中心ピン15が回転板35の各凹部
39間の下縁部に当接し、図5Aから見て回転板35が
左回転し、図5Bに示すように、ワイヤ34が引っ張ら
れて鎖錠レバー31が右回転し、鎖錠レバー31の一端
部が鉄心29を押し上げて鎖錠位置に保持し、当接板2
6を介してラッチ軸25を右回転し、ラッチ軸25のラ
ッチ体27にハッカ24の下端部が係止し、遮断器の引
き外し自由状態が保持される。即ち、投入指令が入って
も遮断状態が保持され、投入できない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記装置の場
合、連結レバー11の中心ピン15が回転板35の各凹
部39を摺動するため、各凹部39及び各凹部39間の
下縁部の形状をある程度なめらかな曲線にする必要があ
り、しかも、回転板35の動作角度と鉄心29の押し上
げ寸法とがダイレクトに連動しているため、組立時のワ
イヤ34の調整が微妙で難しい。
【0013】さらに、鉄心29の押し上げ量に、連結レ
バー11,回転板35等の機構部のがた,摩耗,温度変
化によるワイヤ34,スリーブ32の伸縮が影響する。
【0014】従って、断路器19,接地開閉器20が
入,切の状態になる中心ピン15の正規位置、即ち中心
ピン15の左位置41,中央位置43,右位置45から
中心ピン15がある程度離れても、遮断器の投入動作が
行えるとともに、その範囲が広く、遮断器の投入を阻止
する動作が不正確である。
【0015】本発明は、前記の点に留意し、正規位置に
あるときは、確実に遮断器の投入動作が行え、正規位置
以外の位置にあるときは、確実に遮断器の投入動作が阻
止できる開閉装置用操作器の鎖錠装置を提供することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の開閉装置用操作器の請求項1記載の鎖錠装
置は、平行に設けられた断路器用の上操作軸及び接地開
閉器用の下操作軸と、両操作軸にそれぞれ螺合し,両操
作軸の回転により左右動する上摺動子及び下摺動子と、
両端が両摺動子に連結された連結レバーと、連結レバー
の中央部に連結され,前記中央部の一端位置により断路
器の入,他端位置により接地開閉器の入,中央位置によ
り断路器及び接地開閉器の切の3状態の開閉操作を行う
連結装置と、遮断器の遮断用ソレノイドの鉄心を鎖錠位
置及び解除位置に位置させる鎖錠レバーと、両摺動子が
両操作軸の端部に位置するとき、それぞれの端部が鎖錠
レバーを移動して鉄心を解除位置に位置させ,いずれか
一方の摺動子が両操作軸の端部以外の位置に位置すると
き,一方の摺動子側の端部が鎖錠レバーを逆方向に移動
して鉄心を鎖錠位置に保持する2本のワイヤとを備えた
ものである。
【0017】従って、連結レバーの,断路器及び接地開
閉器が入,切の状態になる正規位置と、それ以外の位置
との区別を、連結レバーの中央部の動きではなく、中央
部の2倍の距離を動く両摺動子に連結された2本のワイ
ヤの張力の有無により区別されるため、正規位置での遮
断器の投入動作及びそれ以外の位置での遮断器の投入動
作の阻止が確実に行える。
【0018】しかも、2本のワイヤの貼り具合が鉄心の
移動量とリンクしていないため、組立時のワイヤの調整
が容易である。
【0019】さらに、連結レバー等の機構部のがた,摩
耗及び温度変化によるワイヤ部の伸縮等の,鉄心の移動
量への影響も無視できる。
【0020】また、請求項2記載の鎖錠装置は、両操作
軸にそれぞれ平行に設けられた上支持杆及び下支持杆
と、両支持杆の左端部及び右端部にそれぞれ移動自在に
設けられた左押圧体及び右押圧体と、両摺動子にそれぞ
れ突設された押圧部と、各押圧体の内側に設けられ,各
押圧体の内方への移動を規制するストッパと、鎖錠レバ
ーの近傍に設けられた固定板と、この固定板と両右押圧
体との間にそれぞれ設けられたスリーブと、両スリーブ
にそれぞれ挿通され,一端部が両右押圧体を貫通して両
左押圧体に連結され,他端部が固定板を貫通した2本の
ワイヤと、両ワイヤの他端部にそれぞれ設けられ,両ワ
イヤの他端部を鎖錠レバーに圧接し,鎖錠レバーを鎖錠
方向に付勢したばねとを備え、両摺動子がそれぞれいず
れか一方の押圧体を押圧するとき,両ワイヤの他端部を
介して鎖錠レバーを移動して鉄心を解除位置に位置さ
せ、いずれか一方の摺動子が両押圧体から離脱すると
き,一方の摺動子側のワイヤの他端部が鎖錠レバーに圧
接して鉄心を鎖錠位置に保持するようにしたものであ
る。
【0021】さらに、請求項3記載の鎖錠装置は、基部
が固定板に回転自在に支持され,先端部がそれぞれ遮断
器の遮断用ソレノイドの鉄心を鎖錠位置及び解除位置に
位置させる2個の鎖錠レバーと、両操作軸にそれぞれ平
行に設けられた上支持杆及び下支持杆と、両支持杆の左
端部及び右端部にそれぞれ移動自在に設けられた左押圧
体及び右押圧体と、両摺動子にそれぞれ突設された押圧
部と、各押圧体の内側に設けられ,各押圧体の内方への
移動を規制するストッパと、固定板と両右押圧体との間
にそれぞれ設けられたスリーブと、両スリーブにそれぞ
れ挿通され,一端部が両右押圧体を貫通して両左押圧体
に連結され,他端部が固定板を貫通して両鎖錠レバーに
接続された2本のワイヤと、鎖錠レバーを鎖錠方向に付
勢したばねとを備え、両摺動子がそれぞれいずれか一方
の押圧体を押圧するとき,両ワイヤが引っ張られ,鎖錠
レバーを介して鉄心を解除位置に位置させ、いずれか一
方の摺動子が両押圧体から離脱するとき,一方の摺動子
側の前記ワイヤがばねの付勢力により鉄心を鎖錠位置に
保持するようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態につき、図1ないし図
4を参照して説明する。 (形態1)まず、形態1につき、概略斜視図を示した図
1,図1の一部の左側面図を示した図2,図1の動作状
態の正面図を示した図3A,B,C,D,Eについて説
明する。それらの図において、図5及び図6と同一符号
は同一もしくは相当するものを示す。
【0023】46,47は上操作軸3の下方及び下操作
軸5の上方にそれぞれ平行に設けられた上支持杆及び下
支持杆、48,49は両支持杆46,47の左端部及び
右端部にそれぞれ移動自在に設けられた左押圧体及び右
押圧体、50は左側板1と左押圧体48及び右側板2と
右押圧体49との間に設けられたばねであり、各押圧体
48,49を内側に付勢している。
【0024】51は基部が両側板1,2に2本ずつ植設
されたスタッドボルトであり、先端部が各押圧体48,
49を貫通している。52はスタッドボルト51の先端
部に螺合したナットからなるストッパであり、各押圧体
48,49の内方への移動を規制する。53,54は上
摺動子9の下面及び下摺動子10の上面に突設された上
押圧部及び下押圧部であり、両押圧部53,54に両支
持杆46,47がそれぞれ貫通している。
【0025】55は鎖錠レバー31の上方に設けられた
固定板、56は固定板55と両右押圧体49との間にそ
れぞれ設けられたスリーブ、57は両スリーブ56にそ
れぞれ挿通された2本のワイヤであり、一端部が両右押
圧体49を貫通し、他端部が固定板55を貫通してい
る。58は両ワイヤ57の一端部にそれぞれ設けられた
引掛金具からなる連結体であり、両左押圧体48に係止
し、両ワイヤ57の一端部が両左押圧体48に連結され
ている。
【0026】59は両ワイヤ57の他端にそれぞれ装着
された圧接体、60は固定板55と両圧接体59にそれ
ぞれ設けられたばねであり、両ワイヤ57の他端部を鎖
錠レバー31の他端部に上方から圧接し、鉄心30を鎖
錠位置に保持する。
【0027】つぎに動作について説明する。まず、図3
Aに示すように、断路器19が入の場合、上摺動子9,
下摺動子10が上操作軸3,下操作軸5の右端部に位置
し、連結レバー11の中心ピン15が右位置45に位置
している。
【0028】この時、両左押圧体48がストッパ52に
より内方への移動が規制された状態、即ち両ワイヤ57
の一端部が固定された状態で、両摺動子9,10の両押
圧部53,54が両右押圧体49を押圧し、スリーブ5
6が撓み、両ワイヤ57の他端部が引っ張られ、図2の
矢印に示すように、両ワイヤ57の圧接体59がばね6
0に抗して上動し、鎖錠レバー31がばね40により左
回転し、遮断用ソレノイド28の鉄心29が下動して解
除位置に保持され、遮断器が投入可能状態になる。
【0029】つぎに、図3Aの状態から上操作軸3が回
転すると、図3Bに示すように、上摺動子9が左側へ移
動し、上側の右押圧体49から離脱し、撓んだスリーブ
56が伸張するとともにばね50により右押圧体49が
内方へ移動してストッパ52に当接する。
【0030】この時、ばね60により圧接体59が下方
へ付勢されて鎖錠レバー31の他端部を押圧し、鎖錠レ
バー31がばね40に抗して右回転し、鎖錠レバー31
の一端部が鉄心29を押し上げて鎖錠位置に保持し、遮
断器の投入動作が阻止される。
【0031】つぎに、図3Cに示すように、上摺動子9
が上操作軸3の左端部に移動すると、断路器19及び接
地開閉器20が切になり、上側の左押圧体48が上摺動
子9の上押圧部53により押圧され、左押圧体48が外
方へ移動してストッパ52から離脱し、上側のワイヤ5
7の一端部が引っ張られ、図2に示すように、鉄心29
が解除位置に位置する。
【0032】つぎに、図3Cの状態から下操作軸5が回
転すると、図3Dに示すように、下摺動子10が左側へ
移動し、下側の右押圧体49から離脱し、撓んだスリー
ブ56が伸張するとともにばね50により右押圧体49
が内方へ移動してストッパ52に当接し、図3Bと同
様、下側のワイヤ57の圧接体59が鎖錠レバー31の
他端部を押圧し、遮断器の投入動作が阻止される。
【0033】つぎに、図3Eに示すように、下摺動子1
0が下操作軸5の左端部に移動すると、接地開閉器20
が入になり、下側の左押圧体48が下摺動子10の下押
圧部54により押圧され、図3Cと同様、左押圧体48
により下側のワイヤ57の一端部が引っ張られ、鉄心2
9が解除位置に位置する。
【0034】(形態2)つぎに形態2につき、一部の正
面図,他の一部の正面図,一部除去平面図を示した図4
A,B,Cについて説明する。同図において、図1と同
一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0035】61は左右方向に長手の固定板、62は固
定板61の前縁部,後縁部から上方に折曲して形成され
た支持片、63は扁平U字状の2個の鎖錠レバーであ
り、右側の上端部がボルト64により支持片62に回転
自在に支持され、左側の上端が遮断用ソレノイド28の
鉄心29に当接している。65は両支持片62の左側の
折曲片66に装着された,上片67が長寸のコ字状の係
止金具であり、上片67が遮断用ソレノイド28の下面
に位置している。
【0036】68は上片67に形成された透孔であり、
透孔68を遮断用ソレノイド28の鉄心29が上下動
し、透孔68の下方に、両鎖錠レバー63の左側の上端
部が位置している。69は係止金具65の下片であり、
右回転した鎖錠レバー63が当接し、鉄心29の押し上
げ量を規制している。
【0037】70は固定板61の右端部から下方に折曲
して形成された折曲片であり、2本のワイヤ57の他端
部が貫通している。71は両ワイヤ57の両端部に装着
された装着体であり、左押圧体48及び鎖錠レバー63
の右側の下端部にピン72により装着されている。73
はワイヤ57の他端部に設けられたばねであり、鎖錠レ
バー63を右回転の方向、即ち鎖錠方向に付勢してい
る。
【0038】つぎに動作について説明する。図4Aは断
路器19が入の状態であり、両摺動子9,10が両操作
軸3,5の右端部に位置し、両摺動子9,10の両押圧
部53,54により両右押圧体49を介して両スリーブ
56が押圧され、図4Bの鎖線に示すように、両ワイヤ
57の他端部がばね73に抗して引っ張られ、鎖錠レバ
ー63が左回転し、鉄心29が下動して解除位置に位置
し、遮断器が投入可能状態になる。
【0039】そして、両摺動子9,10がそれぞれいず
れか一方の押圧体48,49を押圧するとき、両ワイヤ
57が引っ張られ、前記と同様、遮断器が投入可能状態
になる。
【0040】また、いずれか一方の摺動子が両押圧体4
8,49から離脱するとき、一方の摺動子側のワイヤ5
7がばね73の付勢力により鉄心29を鎖錠位置に保持
し、遮断器の投入動作が阻止される。
【0041】以上のように、前記形態1,2のいずれの
場合も、断路器19及び接地開閉器20が入,切になる
連結レバー11の各正規位置と、それ以外の位置との区
別を、両摺動子9,10に連結された2本のワイヤ57
の張力の有無に変換しているため、図5のように回転板
35を用いてアナログで伝達するのではなく、ディジタ
ルで伝達でき、動作が確実である。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の開
閉装置用操作器の鎖錠装置は、2本のワイヤ57によ
り、上摺動子9及び下摺動子10が上操作軸3及び下操
作軸5の端部に位置するとき、それぞれの端部が鎖錠レ
バー31,63を移動して遮断用ソレノイド28の鉄心
29を解除位置に位置させ、いずれか一方の摺動子が両
操作軸3,5の端部以外の位置に位置するとき、一方の
摺動子側の端部が鉄心29を鎖錠位置に保持するように
したため、連結レバー11の,断路器19及び接地開閉
器20が入,切の状態になる正規位置と、それ以外の位
置との区別を、連結レバー11の中央部の動きではな
く、中央部の2倍の距離を動く両摺動子9,10に連結
された2本のワイヤ57の張力の有無により区別するこ
とができ、正規位置での遮断器の投入動作及びそれ以外
の位置での遮断器の投入動作の阻止を確実に行うことが
できる。
【0043】しかも、2本のワイヤ57の張り具合が鉄
心29の移動量とリンクしていないため、組立時のワイ
ヤ57の調整を容易に行うことができる。
【0044】さらに、連結レバー11等の機構部のが
た,摩耗及び温度変化によるワイヤ57部の伸縮等の,
鉄心29の移動量への影響も無視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の概略斜視図である。
【図2】図1の一部の左側面図である。
【図3】A,B,C,D,Eはそれぞれ図1の動作状態
を示した正面図である。
【図4】Aは本発明の実施の形態2の一部の正面図、B
は他の一部の正面図、CはBの平面図である。
【図5】Aは従来例の概略図、BはAの一部の左側面
図、CはAの他の一部の背面図である。
【図6】A,B,Cはそれぞれ図5の動作状態を示した
正面図である。
【符号の説明】
3 上操作軸 5 下操作軸 9 上摺動子 10 下摺動子 11 連結レバー 14 連結装置 19 断路器 20 接地開閉器 28 遮断用ソレノイド 29 鉄心 31 鎖錠レバー 46 上支持杆 47 下支持杆 48 左押圧体 49 右押圧体 52 ストッパ 53 押圧部 54 押圧部 55 固定板 56 スリーブ 57 ワイヤ 60 ばね 61 固定板 63 鎖錠レバー 73 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−135013(JP,A) 実開 昭55−27871(JP,U) 実開 昭55−20115(JP,U) 実開 平5−62935(JP,U) 実公 昭45−24023(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/00 - 9/28 H01H 33/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に設けられた断路器用の上操作軸及
    び接地開閉器用の下操作軸と、 前記両操作軸にそれぞれ螺合し,前記両操作軸の回転に
    より左右動する上摺動子及び下摺動子と、 両端が前記両摺動子に連結された連結レバーと、 この連結レバーの中央部に連結され,前記中央部の一端
    位置により断路器の入,他端位置により接地開閉器の
    入,中央位置により前記断路器及び前記接地開閉器の切
    の3状態の開閉操作を行う連結装置と、 遮断器の遮断用ソレノイドの鉄心を鎖錠位置及び解除位
    置に位置させる鎖錠レバーと、 前記両摺動子が前記両操作軸の端部に位置するとき,そ
    れぞれの端部が前記鎖錠レバーを移動して前記鉄心を解
    除位置に位置させ,いずれか一方の前記摺動子が前記両
    操作軸の端部以外の位置に位置するとき,前記一方の摺
    動子側の端部が前記鎖錠レバーを逆方向に移動して前記
    鉄心を鎖錠位置に保持する2本のワイヤとを備えたこと
    を特徴とする開閉装置用操作器の鎖錠装置。
  2. 【請求項2】 平行に設けられた断路器用の上操作軸及
    び接地開閉器用の下操作軸と、 前記両操作軸にそれぞれ螺合し,前記両操作軸の回転に
    より左右動する上摺動子及び下摺動子と、 両端が前記両摺動子に連結された連結レバーと、 このレバーの中央部に連結され,前記中央部の一端位置
    により断路器の入,他端位置により接地開閉器の入,中
    央位置により前記断路器及び前記接地開閉器の切の3状
    態の開閉操作を行う連結装置と、 遮断器の遮断用ソレノイドの鉄心を鎖錠位置及び解除位
    置に位置させる鎖錠レバーと、 前記両操作軸にそれぞれ平行に設けられた上支持杆及び
    下支持杆と、 この両支持杆の左端部及び右端部にそれぞれ移動自在に
    設けられた左押圧体及び右押圧体と、 前記両摺動子にそれぞれ突設された押圧部と、 前記各押圧体の内側に設けられ,前記各押圧体の内方へ
    の移動を規制するストッパと、 前記鎖錠レバーの近傍に設けられた固定板と、 この固定板と前記両右押圧体との間にそれぞれ設けられ
    たスリーブと、 この両スリーブにそれぞれ挿通され,一端部が前記両右
    押圧体を貫通して前記両左押圧体に連結され,他端部が
    前記固定板を貫通した2本のワイヤと、 この両ワイヤの他端部にそれぞれ設けられ,前記両ワイ
    ヤの他端部を前記鎖錠レバーに圧接し,前記鎖錠レバー
    を鎖錠方向に付勢したばねとを備え、 前記両摺動子がそれぞれいずれか一方の前記押圧体を押
    圧するとき,前記両ワイヤの他端部を介して前記鎖錠レ
    バーを移動して前記鉄心を解除位置に位置させ、 いずれか一方の前記摺動子が前記両押圧体が離脱すると
    き,前記一方の摺動子側の前記ワイヤの他端部が前記鎖
    錠レバーに圧接して前記鉄心を鎖錠位置に保持すること
    を特徴とする開閉装置用操作器の鎖錠装置。
  3. 【請求項3】 平行に設けられた断路器用の上操作軸及
    び接地開閉器用の下操作軸と、 前記両操作軸にそれぞれ螺合し,前記両操作軸の回転に
    より左右動する上摺動子及び下摺動子と、 両端が前記両摺動子に連結された連結レバーと、 このレバーの中央部に連結され,前記中央部の一端位置
    により断路器の入,他端位置により接地開閉器の入,中
    央位置により前記断路器及び前記接地開閉器の切の3状
    態の開閉操作を行う連結装置と、 基部が固定板に回転自在に支持され,先端部がそれぞれ
    遮断器の遮断用ソレノイドの鉄心を鎖錠位置及び解除位
    置に位置させる2個の鎖錠レバーと、 前記両操作軸にそれぞれ平行に設けられた上支持杆及び
    下支持杆と、 この両支持杆の左端部及び右端部にそれぞれ移動自在に
    設けられた左押圧体及び右押圧体と、 前記両摺動子にそれぞれ突設された押圧部と、 前記各押圧体の内側に設けられ,前記各押圧体の内方へ
    の移動を規制するストッパと、 前記固定板と前記両右押圧体との間にそれぞれ設けられ
    たスリーブと、 この両スリーブにそれぞれ挿通され,一端部が前記両右
    押圧体を貫通して前記両左押圧体に連結され,他端部が
    前記固定板を貫通して前記両鎖錠レバーに接続された2
    本のワイヤと、 前記鎖錠レバーを鎖錠方向に付勢したばねとを備え、 前記両摺動子がそれぞれいずれか一方の前記押圧体を押
    圧するとき,前記両ワイヤが引っ張られ,前記鎖錠レバ
    ーを介して前記鉄心を解除位置に位置させ、 いずれか一方の前記摺動子が前記両押圧体から離脱する
    とき,前記一方の摺動子側の前記ワイヤが前記ばねの付
    勢力により前記鉄心を鎖錠位置に保持することを特徴と
    する開閉装置用操作器の鎖錠装置。
JP12220496A 1996-04-18 1996-04-18 開閉装置用操作器の鎖錠装置 Expired - Fee Related JP3287221B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12220496A JP3287221B2 (ja) 1996-04-18 1996-04-18 開閉装置用操作器の鎖錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12220496A JP3287221B2 (ja) 1996-04-18 1996-04-18 開閉装置用操作器の鎖錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09282968A JPH09282968A (ja) 1997-10-31
JP3287221B2 true JP3287221B2 (ja) 2002-06-04

Family

ID=14830135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12220496A Expired - Fee Related JP3287221B2 (ja) 1996-04-18 1996-04-18 開閉装置用操作器の鎖錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3287221B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102306571B (zh) * 2011-07-11 2014-10-22 中国电力科学研究院 一种防止双电源误操作的无锁闭锁装置
CN103050304B (zh) * 2011-10-14 2015-04-08 沈阳昊诚电气股份有限公司 一种五防联锁机构
CN103701058B (zh) * 2014-01-08 2015-12-02 厦门明翰电气股份有限公司 开关柜电缆室门联锁装置
CN103928251B (zh) * 2014-05-07 2015-12-09 万控集团有限公司 一种接地操作开关联锁装置
CN103928252B (zh) * 2014-05-07 2015-10-28 江苏长宁电力科技有限公司 一种隔离开关和断路器的联锁机构
CN104347290A (zh) * 2014-09-28 2015-02-11 国网安徽省电力公司阜阳供电公司 电缆分支箱、环网柜进线开关与柱上隔离开关的闭锁装置
CN104465198B (zh) * 2014-11-05 2016-12-07 中国西电电气股份有限公司 一种隔离开关机械联锁传动装置
CN105118706B (zh) * 2015-08-24 2017-05-31 镇江市丹高电器有限公司 隔离开关侧装操作装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09282968A (ja) 1997-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3287221B2 (ja) 開閉装置用操作器の鎖錠装置
US5719363A (en) Mechanical switching device such as a circuit breaker and a safety device for the circuit breaker
AU2002214177B2 (en) Circuit interrupter with thermal trip adjustability
JPS58176843A (ja) 過電流保護スイツチ
EP0978860B1 (en) Circuit breaker
KR0128060B1 (ko) 단속기 작동장치
JP3523948B2 (ja) 引出型回路遮断器の位置表示スイッチ装置
JP4043890B2 (ja) 回路遮断器のインターロック装置
JPH1050179A (ja) 開閉装置
DE60129263T2 (de) Verbesserte Auslösewellenanordnung für einen Schutzschalter mit kleinerem Innenraum
JP3714642B2 (ja) 電気的接続装置
JPH0139178B2 (ja)
JPH09180594A (ja) 開閉装置
JPH11164422A (ja) 引出形遮断器のインターロック装置
US3761854A (en) Overcurrent release of electric switch in particular of switch breaker
JP3129583B2 (ja) 回路遮断器の操作機構
JP7051007B2 (ja) 釈放形電磁引き外し装置
US3032624A (en) Control mechanism
JP3425542B2 (ja) 回路遮断器のリセット装置
JPS63119126A (ja) 回路遮断器の引き外し機構
JPH062533U (ja) 引出形遮断器
JP2001303847A (ja) ドアクローザのストップ装置
JP3948212B2 (ja) 回路遮断器のバイメタル固定装置
JP3223186B2 (ja) ドアクローザのストップ装置
JP2531919Y2 (ja) 回路しや断器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees