JP3286661B2 - 半導電性樹脂組成物及びそれからなる中間転写シームレスベルト - Google Patents

半導電性樹脂組成物及びそれからなる中間転写シームレスベルト

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導電性樹脂組成物に関
し、特に複写機、ファクシミリ、プリンター等の事務機
器の現像、転写機能部品材料として用いられる半導電性
樹脂組成物及びそれからなる中間転写シームレスベルト
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導電性は、複写機、ファクシミリ、プ
リンター等の事務機器の現像、転写機能発現の主要求特
性であり、樹脂材料に導電性を付与するためにカーボン
ブラック等の導電性粒子を添加している。
【0003】しかしながら、カーボンブラックが可燃性
であるため、その組成物の難燃性は著しく低下する。例
えば、電子写真方式複写機の半導電性ベルトとして、ポ
リカーボネートにカーボンブラックを配合したものが提
案されているが(特開平3−89357号公報)、この
ものは米国のUL規格等が定める電気機器用プラスチッ
クス材料に対する難燃規制には不十分である。
【0004】上記ポリカーボネートとカーボンの組成物
に難燃性を付与するために、難燃剤を添加することは組
成物の物性低下が著しく、この物性低下を抑制するため
に、本発明者らは前にポリカーボネート/カーボン/難
燃剤に更にポリアルキレンテレフタレート(例えばポリ
ブチレンテレフタレート)を組み合せて、その半導電性
を保持しながら、成形体に難燃性、成形加工性、機械的
特性と共に優れた外観を与えることに成功し、特願平3
−30751号として特許出願した。
【0005】
【発明が解決しようする課題】一方、上記半導電性樹脂
組成物を中間転写シームレスベルトに用いた場合、トナ
ーのベルトへの固着を無くすることが高画質化の点で極
めて重要な特性として要求される。
【0006】その為に表面の濡れ性、滑り性を改良する
方法として、フッソ樹脂、シリコーン樹脂等を添加する
方法や表面に積層する方法が行なわれているが、これら
の方法は組成物の物性の低下が著しく、必ずしも上記目
的を達成することはできない。
【0007】すなわち、表面特性の極めて優れたフッソ
樹脂をブレンドする方法は、表面特性改良効果は認めら
るものの、強度低下が極めて著しい。
【0008】シリコーン樹脂をブレンドする方法は、表
面特性改良効果は認められ、強度低下も少なかったが、
成形加工性が極めて悪く、成形体を得る事が出来なかっ
た。
【0009】これを改良する技術として、相溶化剤とし
ての樹脂をコンセントレートした改良シリコーンをブレ
ンドする方法があるが、上記と同様成形加工性が極めて
悪く、成形体を得る事が出来なかった。また、シリコー
ン樹脂のブリードアウトが生じ、導電性能へ影響して、
電子写真現像画質へ悪影響を及ぼすおそれがある。
【0010】また、積層法は、表面に塗膜を後加工した
り、成形時に複数台の押出機と多層ダイスにより層構造
形成は可能であるが、加工工程が煩雑になったり、半導
電性能、寸法精度等の品質安定性に欠ける。
【0011】本発明の目的は、上記半導電性樹脂組成物
の成形加工性、機械的特性、外観、難燃性を損なうこと
なく、更に、表面の濡れ性とスベリ性を改良することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決すべく鋭意研究した結果、芳香族ポリカー
ボネートとポリアルキレンテレフタレートとカーボンと
難燃剤の組み合せにポリオレフィンをバインダー樹脂と
して、且つ表面特性改良剤として用いることを見いだし
た。
【0013】すなわち、本発明は、下記の(a)〜
(f)各成分からなり、配合割合は(a)+(b)+
(c)の合計100重量部のうち(a)が58〜76重
量部、(b)が4〜39重量部、(c)が3〜20重量
部であり、且つ(a)+(b)+(c)100重量部に
対して、それぞれ(d)が5〜30重量部、(e)が0
〜10重量部、(f)が1〜15重量部であることを特
徴とする半導電性樹脂組成物及びそれを用いて成形した
中間転写シームレスベルトである。 (a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート (b)熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート (c)アセチレンブラック (d)難燃剤 (e)アンチモン含有化合物 (f)ポリオレフィン
【0014】 熱可塑性芳香族ポリカーボネート(a) 本発明で使用される芳香族ポリカーボネートは、炭酸エ
ステルを構成すべきヒドロキシ化合物の少なくとも大部
分が2個のフェノール性水酸基を持つものである。この
ような二価フェノールとしては、具体的にはビスフェノ
ール類、特にビスフェノールAがある。
【0015】芳香族ポリカーボネートは、上記のような
二価フェノールをカーボネートプリカーサーであるホス
ゲン、ビスクロロホーメート、炭酸ジエステル等と反応
させることにより製造されるが、本発明では適当なもの
を市場で入手することができる。
【0016】 熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート(b) 本発明で使用されるもう一種類の熱可塑性樹脂であるポ
リアルキレンテレフタレート(以下PATと略記する)
は、アルキレン成分を構成すべきグリコール成分がエチ
レングリコール、ブチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ヘキサメチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、2,2,4,4−
テトラメチレングリコール等の脂肪族のジオキシ化合物
であり、該ジオキシ化合物の代表例はエチレングリコー
ル及びブチレングリコールであるが、その40モル%ま
でを他のジオキシ化合物を用いた混合物も好ましいもの
である。
【0017】一方、このPATのテレフタル酸成分はテ
レフタル酸のみからなるものが最も好ましいが、他の芳
香族ジカルボン酸、例えばイソフタル酸で置き換えても
よい。
【0018】本発明で好ましいPATはポリエチレンテ
レフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)であるが、特に好ましのは、PBTであ
る。PET、PBTを含めて各種のPATが市場で入手
できる。
【0019】そして、熱可塑性芳香族ポリカーボネート
(a)と熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート(b)
の配合割合は、アセチレンブラック(c)を加えた
(a)+(b)+(c)合計量100重量部に対して、
(a)は58〜76重量部、好ましくは65〜70重量
部で、(b)は4〜39重量部、好ましくは10〜35
重量部である。
【0020】(a)が上記範囲より少なすぎると剛性が
不足し、耐クリープ変形量が大きくなり、上記範囲より
多すぎると強度が低下し、製品外観も悪くなり実用上好
ましくない。反対に(b)が上記範囲より多すぎると剛
性が不足し、耐クリープ変形量が大きくなり、上記範囲
より少なすぎると、強度が低下し、製品外観が悪くなり
実用上好ましくない。
【0021】アセチレンブラック(c) 従来の代表的なカーボンブラックとしては、アセチレン
ブラックとケッチェンブラックがあるが、ケッチェンブ
ラックは粒子表面積が非常に大きく、その為の粒子分散
による半導電領域での抵抗分布制御性が極めて悪い。そ
れに比しアセチレンブラックは半導電領域での抵抗分布
制御性が極めて良く、分散性が良好で、成形品外観を損
なわないことから、アセチレンブラックを採用した。
【0022】その配合量は、前述の熱可塑性芳香族ポリ
カーボネート(a)と熱可塑性ポリアルキレンテレフタ
レート(b)及びこのアセチレンブラック(c)の合計
量100重量部に対して3〜20重量部、好ましくは5
〜18重量部である。
【0023】アセチレンブラックが上記範囲未満では導
電性に乏しく、上記範囲を超えて配合した場合は、導電
性が高すぎ、且つ製品の外観が悪くなり、また、材料強
度も低下して好ましくない。
【0024】難燃剤(d) 本発明で使用する難燃剤は、好適にはハロゲン系又はリ
ン系難燃剤がある。
【0025】ハロゲン系難燃剤としては、例えば無水テ
トラクロルフタル酸、無水テトラブロムフタル酸、塩素
化パラフィン、塩素化ビスフェノールA、臭素化ビスフ
ェノールA、テトラブロムベンゼン、テトラブロムトル
エン、ヘキサブロムベンゼン、デカブロムジフェニルエ
ーテル、テトラブロムエタン、1,2−ジクロル−3−
ブロムプロパン、2−クロロ−1,2,3,4−テトラ
プロモブタン、1,2−ジブロム−1,1,2,2−テ
トラクロルエタン、塩素化ナフタリン、特開昭48−5
2834号明細書に開示されているハロゲン化ビスフェ
ノールからの低分子量ポリカーボネート、臭化アンモニ
ウム、塩化アンモニウム、臭化カリ、塩化カリ、臭化ナ
トリウム、臭化バリウム、臭化亜鉛等がある。なお、そ
の他のハロゲン化合物でも難燃効果を有するものであれ
ば使用できる。
【0026】リン系難燃剤としては、リン酸エステル及
び赤リン系難燃剤があるが、ポリカボーネートとの溶融
混練時及び成形加工時において熱安定性に優れる赤リン
系難燃剤がより好適である。
【0027】配合量は熱可塑性芳香族ポリカーボネート
(a)と熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート(b)
とアセチレンブラック(c)の合計100重量部に対し
て5〜30重量部、好ましくは10〜25重量部であ
る。上記範囲より少ないと難燃効果が殆どなく、上記範
囲より多いと強度低下が著しい。
【0028】アンチモン含有化合物(e) 本発明で使用するアンチモン含有化合物は、有機系化合
物又は無機系化合物で、特に限定されるものではない。
好ましくは酸化アンチモンで、表面処理されいてもよ
い。
【0029】配合量は熱可塑性芳香族ポリカーボネート
(a)と熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート(b)
とアセチレンブラック(c)合計100重量部を基準に
3〜30重量部、好ましくは3〜10重量部である。上
記範囲より少ないと難燃効果が殆どなく、上記範囲より
多いと強度低下が著しい。
【0030】ポリオレフィン(f) 本発明で使用する表面改質剤としてのポリオレフィンと
しては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチ
レン、ポリペンテンあるいは各種の共重合体がある。こ
れらのうち好ましいものは低密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピ
レンであり、さらに好ましくは直鎖状低密度ポリエチレ
ンである。
【0031】配合量は熱可塑性芳香族ポリカーボネート
(a)と熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート(b)
とアセチレンブラック(c)の合計量100重量部を基
準に1〜15重量部、好ましくは3〜10重量部であ
る。上記範囲より少ないと成形物の表面ヌレ、滑り性の
改良効果が無く、上記範囲より多い配合は表面外観、ヒ
ンジ特性を低下させる。
【0032】
【作用】表面特性(この場合摩擦係数の小さく、接触角
の大きい)を付与する方法は表層に表面特性の優れた層
を形成する積層法とポリマー分散による分散層を形成す
るポリマーブレンド法があるが、本発明はポリマーブレ
ンド法により表面特性を付与し、且つ強度向上を実現し
たものである。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお表1に示す各特性の測定は以下の方法によるも
のである。
【0034】導電性(表面抵抗:Ω/囗) 表面抵抗計ハイレスタHAプローブ(三菱油化(株)
製)を用い、測定電圧100V、測定時間10秒で測定
した。
【0035】ヒンジ特性 JIS P−8115に準拠して、Tダイシート成形機
で成形した150μmのシートを幅10mm×長さ80
mmの大きさに切断し、ヒンジ試験機で、速度180回
/分、回転角度90°左右、引っ張り荷重0.5kgの
条件で破壊回数を測定した。
【0036】燃焼試験(難燃性) Tダイシート成形機で成形した150μmのシートサン
プルを、UL−94VTMに準拠して燃焼試験を行い、
難燃性を評価した。
【0037】接触角 Tダイシート成形機で成形したシートを用いて純水に対
する接触角を測定した。
【0038】摩擦係数 Tダイシート成形機で成形したシートを幅15mm×長
さ250mmに切断し、そのサンプルをプーリー表面に
巻き付け、図1に示す装置を使用して、トナーをベタ現
像したPETフィルムのトナー面との摺動時の摩擦係数
を、荷重50g、回転数30rpmの条件で測定した。
【0039】対トナー離形性 上記の摩擦試験で、摩擦摺動を2,000時間行なった
後のPETフィルム上のベタ現像トナーのベルト表面へ
の移行の有無を目視で測定した。
【0040】実施例1〜3 メルトフローレート(MFR)が2.0g/10分(2
80℃)のポリカーボネート〔三菱瓦斯化学(株)製、
ユーピロンS2000〕69,5重量部、MFRが6.
8g/10分のポリブチレンテレフタレート〔三菱化成
(株)製、NOVADUR5020〕15重量部、比表
面積70m/gのアセチレンブラック〔電気化学工業
(株)製、デンカブラック粒状品〕15.5重量部及び
これらの成分の合計100重量部に対してそれぞれ臭素
系難燃剤〔帝人化成(株)製、FG−7000〕8重量
部、三酸化アンチモン3重量部及び直鎖状低密度ポリエ
チレン〔ダイヤポリマー(株)製、UF−427〕3重
量部、5重量部、又は10重量部をベント付二軸押出機
を用いて混練造粒した。
【0041】得られたペレットをTダイシート成形機を
用いて厚さ150μmのシートを成形し、物性を評価し
た。結果は表1に示す。
【0042】実施例4〜6 ポリオレフィン成分として、それぞれ低密度ポリエチレ
ン〔ダイヤポリマー(株)製、ZF−32〕、高密度ポ
リエチレン〔ダイヤポリマー(株)製、FZ−50D〕
又はポリプロピレン〔ダイヤポリマー(株)製、MA−
8〕を各5重量部配合した以外は実施例1と同様にして
樹脂組成物を得た。得られた組成物についての各種評価
は表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】比較例1〜8 実施例1において、配合組成及び配合量を表2に示すよ
うにした以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得
た。得られた組成物についての各種評価は表2に示す。
【0045】なお、比較例4〜8で用いたf成分は以下
のものである。 PP(ポリプロピレン):ダイヤポリマー(株)製、M
A−8。 フッソ(PTFEパウダー):(株)喜多村製、KTL
−610。 シリコーン:東芝シリコーン(株)製、トスパール10
3。 LLDPE (直鎖状低密度ポリエチレン):ダイヤポ
リマー(株)製、MA−8。
【0046】
【表2】
【0047】実施例7 実施例1の組成のペレットを、260℃の温度で、14
0mmφの環状ダイより下方に溶融チューブ状態にて押
し出し、押し出した溶融チューブを、環状ダイの同一軸
線上に支持棒を介して装着された130mmφの冷却マ
ンドレルの外表面に接触せしめて100℃にて冷却固化
させ、シームレスチューブとし、該シームレスチューブ
の中に設置されている中子と外側に設置されているロー
ルとによって、肉厚150μmのシームレスチューブを
円筒状に保持した状態にて引き取った。
【0048】このシームレスチューブを所定の長さで切
り取ることによりシームレスベルトとすることができ
る。
【0049】得られたチューブの円周方向及び長手方向
に30mmピッチで測定した導電性の分布は±1のオー
ダー以内であった。
【0050】また図2に示す装置にて転写し、画像の鮮
明性を評価した結果、色ずれ、ぼけ、転写抜けがない鮮
明な画像であった。
【0051】
【発明の効果】表面特性改良 シームレスベルトの表層にポリオレフィン層が形成され
て、表面ヌレ性が小さく(接触角:大)なり、トナーと
の親和性がなくなり、離型し易く、トナー固着による画
像の汚れを防ぐ。また、摩擦係数が低くなり、滑り易
く、接触摺動時にベルト表面に傷が付かず、トナー付着
が無くなる。その結果画質が向上する。
【0052】機械的強度向上(ヒンジ特性) 本願発明の組成物では、カーボン表面がポリオレフィン
の層で覆われているので、ポリカーボネート、ポリアル
キレンテレフタレート及びカーボンの分散が均一化され
るので、成形品の剛性は従来レベルを維持し、強度が向
上し、ベルトの耐久性が増した。
【0053】難燃性レベルの改良 機械的強度の向上は、難燃剤の添加による強度低下を抑
制する効果を有するから、難燃レベルの向上が可能とな
り、電機部品としての応用範囲を広げることができる。
【0054】成形性改良 本発明の組成物はスリップ性が改善されるので、成形に
際して内部マンドレルのスリップ改良により、内部マン
ドレル接触距離と時間の範囲が広がり、温度制御の緻密
化が図れ、成形加工の高精度化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例における摩擦係数測定装置の構造
の概念図。
【図2】本発明実施例におけるカラー記録装置の構造の
概念図。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電器 3 露光用光源 4 現像器 5 クリーナー 6 中間転写シームレスベルト 7 搬送ローラー 8 搬送ローラー 9 搬送ローラー 10 静電転写機 11 記録紙 12 印加ロール
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 23:00 C08L 23:00 67:02) 67:02) (72)発明者 大森 道夫 茨城県稲敷郡阿見町中央8丁目3番1号 三菱油化株式会社筑波総合研究所内 (72)発明者 森越 誠 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化 株式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 大津 紀宏 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化 株式会社四日市総合研究所内 (56)参考文献 特開 平2−233765(JP,A) 特開 昭58−136652(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 69/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)〜(f)各成分からなり、
    配合割合は(a)+(b)+(c)の合計 100重量部の
    うち(a)が58〜76重量部、(b)が 4〜39重量部、
    (c)が 3〜20重量部であり、且つ(a)+(b)+
    (c) 100重量部に対して、それぞれ(d)が 5〜30重
    量部、(e)が 0〜10重量部、(f)が 1〜15重量部で
    あることを特徴とする半導電性樹脂組成物。 (a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート (b)熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート (c)アセチレンブラック (d)難燃剤 (e)アンチモン含有化合物 (f)ポリオレフィン
  2. 【請求項2】 下記の(a)〜(f)各成分からなり、
    配合割合は(a)+(b)+(c)の合計 100重量部の
    うち(a)が58〜76重量部、(b)が 4〜39重量部、
    (c)が 3〜20重量部であり、且つ(a)+(b)+
    (c) 100重量部に対して、それぞれ(d)が 5〜30重
    量部、(e)が 0〜10重量部、(f)が 1〜15重量部で
    ある半導電性樹脂組成物よりなることを特徴とする中間
    転写シームレスベルト。 (a)熱可塑性芳香族ポリカーボネート (b)熱可塑性ポリアルキレンテレフタレート (c)アセチレンブラック (d)難燃剤 (e)アンチモン含有化合物 (f)ポリオレフィン
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