JP3286470B2 - 半導体集積回路、半導体集積回路の製造方法及びセルの配置方法 - Google Patents

半導体集積回路、半導体集積回路の製造方法及びセルの配置方法

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JP3286470B2
JP3286470B2 JP18697294A JP18697294A JP3286470B2 JP 3286470 B2 JP3286470 B2 JP 3286470B2 JP 18697294 A JP18697294 A JP 18697294A JP 18697294 A JP18697294 A JP 18697294A JP 3286470 B2 JP3286470 B2 JP 3286470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はゲートアレイ方式の半
導体集積回路及びその製造方法並びにセルの配置方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にゲートアレイ方式の半導体集積回
路は、トランジスタ形成工程までを共通とし、メタル配
線工程においてカスタマイズされる。共通となるトラン
ジスタ領域は、複数個のトランジスタを基本単位とした
基本セルが規則正しくLSIチップ上に配置されてい
る。
【0003】ゲートアレイ方式の半導体集積回路とし
て、例えば“日経マイクロデバイス1989年6月号
「出番待つ大規模ゲートアレイの本命、20万ゲート級
全面敷き詰め型」の94ページの図8に開示されている
ように、基本セルは、2入力NANDゲート等のメモリ
セルの構成に適した論理の最小ゲート単位のカスタマイ
ズが容易に行えるように工夫されている。
【0004】図21は従来の基本セルの構成を示す平面
図である。同図に示すように、基本セル41は、ゲート
電極42、P型拡散領域43、ゲート電極44、N型拡
散領域45、コンタクトホール46及び第1層メタル配
線47で構成される。図22は図21のA−A断面図で
ある。なお、図22において、21は半導体チップ、2
2はフィールド酸化膜である。
【0005】図21及び図22に示すように、半導体チ
ップ21の表面にP型拡散領域43A,43B,43C
が選択的に形成され、P型拡散領域43A,43B間上
及びP型拡散領域43B,43C間上に2本のゲート電
極42が形成される。これらゲート電極42及びP型拡
散領域43(43A〜43C)によりPMOSトランジ
スタが構成される。一方、半導体チップ21の表面にN
型拡散領域45A,45B,45Cが選択的に形成さ
れ、型拡散領域45A,45B間上及び型拡散領域
45B,45C間上に2本のゲート電極44が形成され
る。これらゲート電極44及びN型拡散領域45(45
A〜45C)によりNMOSトランジスタが構成され
る。
【0006】そして、マクロセル形成用の第1層メタル
配線47(47A〜47F)が基本セル41内に選択的
に形成される。第1層メタル配線47BはP型拡散領域
43上に形成され、コンタクトホール46を介してP型
拡散領域43と電気的に接続される。第1層メタル配線
47Aは電源用配線であり、コンタクトホール46を介
して第1層メタル配線47Bと電気的に接続される。第
1層メタル配線47CはPMOSトランジスタとNMO
Sトランジスタとの拡散領域間接続用配線であり、第1
層メタル配線47DはPMOSトランジスタとNMOS
トランジスタとのゲート間接続用配線であり、47Eは
N型拡散領域45上に形成され、コンタクトホール46
を介してN型拡散領域45と電気的に接続される。第1
層メタル配線47Fは接地用配線であり、コンタクトホ
ール46を介して第1層メタル配線47Eと電気的に接
続される。
【0007】このように、第1層メタル配線47及びコ
ンタクトホール46による電気的接続により、基本セル
41は所定の論理機能が設定されマクロセルとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】論理ゲート(マクロセ
ル)のカスタマイズは、主にコンタクトホール(図21
のコンタクトホール46)と第1層配線(図21の第1
層メタル配線47)とによって行われ、場合によっては
第2層配線と第1ビア(第1層配線と第2層配線とを接
続するホール)も使用される。
【0009】しかしながら、予め決められた構造の1つ
あるいはそれ以上の基本セルを用いて各種マクロセルを
構成しなけらばならず、MOSトランジスタのソース/
ドレイン領域となる拡散領域へのコンタクト数及びコン
タクトの位置は、基本セルごとに異なるものになる。し
たがって、確実にコンタクト数を確保すべく、拡散領域
はある一定以上の面積を確保しておく必要があり、トラ
ンジスタのゲート幅を縮小して容量を減らすことができ
ないとい問題点があった。
【0010】また、拡散領域の抵抗はメタル配線よりも
高く、拡散領域とメタル配線とのコンタクトを良好に設
定しなければトランジスタの動作特性は劣化してしまう
性質があるため、拡散領域へのコンタクト数やその位置
によって基本セルで構成されるマクロセルの動作特性が
変化してしまうという問題点があった。
【0011】また、従来のゲートアレイ方式の基本セル
は1種類であるため、異なる動作特性のマクロセルを構
成するためには、マクロセル自体のレイアウト(配線パ
ターン)を変更しなけらばならないという問題点があっ
た。
【0012】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、配線によって動作特性が変わらないトラ
ンジスタ部を有する半導体集積回路及びその製造方法を
得ること、あるいはマクロセルのレイアウトを変更する
ことなく動作特性が変更可能な半導体集積回路及びセル
の配置方法を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の半導体集積回路は、半導体チップ上に複数の基本
セルが配置されてなり、前記複数の基本セルはそれぞ
れ、前記半導体チップ上に選択的に形成される所定の導
電型の第1及び第2の拡散領域と、前記第1及び第2拡
散領域間上に形成される制御電極と、前記第1及び第2
の拡散領域のうち少なくとも一方の拡散領域である要配
線形成拡散領域上に形成され、前記要配線形成拡散領域
と電気的に接続される拡散領域配線とを備えて構成され
るトランジスタ部を有し、前記トランジスタ部の前記拡
散領域配線は、前記要配線形成拡散領域上からさらに延
長して形成され、前記要配線形成拡散領域外の領域上で
電気的接続可能な拡散領域外接続領域を有すしている。
【0014】また、請求項2記載の半導体集積回路のよ
うに、前記拡散領域配線は第1の層に形成され、前記複
数の基本セルはそれぞれ、前記第1の層と異なる第2の
層に形成されるトランジスタ配線と、一端が前記トラン
ジスタ配線に接続され、他端が前記拡散領域配線の前記
拡散領域外接続領域に接続され、前記トランジスタ配線
と前記拡散領域配線との電気的接続を行う少なくとも1
つの第1のコンタクト手段とをさらに備え、前記トラン
ジスタ部は複数のトランジスタ部を有し、前記複数のト
ランジスタ部はそれぞれ、前記制御電極領域上における
前記第1の層に形成される制御電極配線と、一端が前記
トランジスタ配線に接続され、他端が前記制御電極配線
に接続され、前記トランジスタ配線と前記制御電極配線
との電気的接続を行う少なくとも1つの第2のコンタク
ト手段とをさらに備え、前記少なくとも1つの第1及び
第2のコンタクト手段は、前記複数のトランジスタ部の
うち少なくとも2つのトランジスタ部を電気的に接続し
て所定の論理機能を設定してもよい。
【0015】また、請求項3記載の半導体集積回路のよ
うに、前記複数のトランジスタ部はそれぞれ、前記第1
の層及び前記第2の層と異なる第3の層に形成される他
のトランジスタ配線と、前記拡散領域配線、前記制御電
極配線及び前記トランジスタ配線のうちの一の配線と前
記他のトランジスタ配線との電気的接続を行う少なくと
も1つの第3のコンタクト手段をさらに備え、前記少な
くとも1つの第1及び第2のコンタクト手段に加え、前
記少なくとも1つの第3のコンタクト手段は、前記複数
のトランジスタ部のうち少なくとも2つのトランジスタ
部を電気的に接続して所定の論理機能を設定してもよ
い。
【0016】また、請求項4記載の半導体集積回路のよ
うに、前記複数の基本セルはそれぞれ、前記第1の層に
形成され、前記複数のトランジスタ部の前記制御電極配
線あるいは前記拡散領域配線に電気的に接続される他の
トランジスタ配線をさらに備え、前記少なくとも1つの
第1及び第2のコンタクト手段に加え、前記他のトラン
ジスタ配線は、前記複数のトランジスタ部のうち少なく
とも2つのトランジスタ部を電気的に接続して所定の論
理機能を設定してもよい。
【0017】この発明に係る請求項5記載の半導体集積
回路は、半導体チップと、前記半導体チップ上に配置さ
れ、各々が第1のトランジスタ部を有する複数の第1の
基本セルと、前記半導体チップ上に配置され、各々が第
2のトランジスタ部を有する複数の第2の基本セルとを
備え、前記第1及び第2のトランジスタ部は、フィール
ド領域の前記ゲート幅方向の形成幅の相違のみによって
ゲート幅が異なるように設けられている。
【0018】この発明に係る請求項6記載の半導体集積
回路の製造方法は、半導体チップ上に複数の基本セルが
配置されてなる半導体集積回路の基本セル内のトランジ
スタ部を製造する方法であって、(a) 前記半導体チップ
上にフィールド酸化膜を選択的に形成するステップを備
え、前記フィールド酸化膜により前記半導体チップ上が
分離されることによりフィールド領域が形成され、(b)
前記フィールド領域上を含む前記半導体チップ上に選択
的に制御電極を形成するステップと、(c) 前記制御電極
をマスクとして前記フィールド領域内に拡散領域を形成
するステップと、(d) 前記拡散領域上に電気的に接続し
て拡散領域配線を形成するステップとをさらに備え、前
記制御電極、前記拡散領域及び前記拡散領域配線により
前記トランジスタ部が構成され、前記ステップ(a)で形
成される前記フィールド領域の大きさのみを変更するこ
とにより、前記トランジスタの前記拡散領域の大きさを
変更して動作特性が異なる前記トランジスタ部を製造可
能にしている。
【0019】この発明に係る請求項7記載のセルの配置
方法は、各々が第1のゲート幅のトランジスタ部を有す
る複数の第1の基本セルと、各々が前記第1のゲート幅
と異なる第2のゲート幅のトランジスタ部を有する複数
の第2の基本セルとを半導体チップ上に配置する方法で
あって、所望の論理回路の動作特性に適合するように、
前記複数の第1の基本セルと前記複数の第2の基本セル
とを前記半導体チップ上に混在して配置し、前記第1及
び第2のトランジスタ部を、フィールド領域の前記ゲー
ト幅方向の形成幅の相違のみによって前記第1及び第2
のゲート幅が異なるように設けている。
【0020】
【作用】この発明における請求項1記載の半導体集積回
路内の基本セルにおけるトランジスタ部の拡散領域配線
は、要配線形成拡散領域上からさらに延長して形成さ
れ、要配線形成拡散領域外の領域上で電気的接続可能な
拡散領域外接続領域を有するため、要配線拡散領域以外
の接続対象物に対する電気的接続は、拡散領域配線の拡
散領域外接続領域を介して行うことができ、拡散領域上
にある拡散領域配線の全領域を拡散領域との電気的接続
に用いることができる。
【0021】さらに、請求項2記載の半導体集積回路
は、トランジスタ配線と拡散領域配線との電気的接続を
行う少なくとも1つの第1のコンタクト手段とトランジ
スタ配線と制御電極配線との電気的接続を行う少なくと
も1つの第2のコンタクト手段により、複数のトランジ
スタ部のうち少なくとも2つのトランジスタ部が電気的
に接続されて所定の論理機能が設定されるため、所定の
論理機能設定のための配線を後で行う必要はない。
【0022】さらに、請求項3記載の半導体集積回路
は、制御電極配線及びトランジスタ配線のうちの一の配
線と第2のトランジスタ配線との電気的接続を行う少な
くとも1つの第3のコンタクト手段をさらに備えること
により、さらに複雑な論理機能の設定が可能な構成にな
っている。
【0023】また、請求項4記載の半導体集積回路は、
第1の層に形成され、複数のトランジスタ部の制御電極
配線あるいは拡散領域配線に電気的に接続される他のト
ランジスタ配線を備えることにより、第1の層に形成さ
れる拡散領域配線、制御電極配線及び他のトランジスタ
配線のみで、所定の論理機能を設定することができる。
【0024】この発明おける請求項5記載の半導体集
積回路は、各々が第1のトランジスタ部を有する複数の
第1の基本セルと各々が第2のトランジスタ部を有する
複数の第2の基本セルとが同一の半導体チップ上に形成
され、第1及び第2のトランジスタ部は、フィールド領
域のゲート幅方向の形成幅の相違のみによってゲート幅
が異なるように設けられている。
【0025】したがって、マクロセル内のレイアウト
(配線パターン)を変えることなくカスタマイズ時に、
第1及び第2の基本セルのうち、所望のゲート幅のトラ
ンジスタ部を有する基本セルを選択することができる。
【0026】この発明における請求項6記載の半導体集
積回路の製造方法は、ステップ(a)で形成されるフィー
ルド領域の大きさのみを変更することにより、トランジ
スタの拡散領域の大きさを変更して所定の動作特性が異
なるトランジスタ部を製造可能にしたため、トランジス
タ部の所定の動作特性を変化させる場合、ステップ(a)
の工程の内容のみ変更して、それ以外の工程は従前のま
ま用いることができる。
【0027】この発明における請求項7記載のセルの配
置方法は、第1のゲート幅のトランジスタ部を有する第
1の基本セル及び第1のゲート幅と異なる第2のゲート
幅のトランジスタ部を有する第2の基本セルを用いて、
所望の論理回路の動作特性に適合するように、複数の第
1の基本セルと複数の第2の基本セルとをチップ上に混
在して配置することにより、所望の論理回路を構成する
ためのレイアウト(配線パターン)を変えることなくカ
スタマイズ時に所望の動作特性を得ることができる。
【0028】
【実施例】
<第1の実施例>図1はこの発明の第1の実施例である
ゲートアレイ方式の半導体集積回路に配置される複数の
基本セルの一つを示す平面図である。図1で示された基
本セル1は図2に示すように、ゲートアレイチップ18
上の論理ゲート領域20内に規則正しく配置される。な
お、19は入出力インターフェース部である。
【0029】図1に示すように、ゲートアレイチップ
の表面にP型拡散領域3A,3B,3Cが選択的に形
成され、P型拡散領域3A,3B間上及びP型拡散領域
3B,3C間上に2本のゲート電極2が形成される。こ
れらゲート電極2及びP型拡散領域3(3A〜3C)に
よりPMOSトランジスタ部PTが構成される。一方、
ゲートアレイチップ18の表面にN型拡散領域5A,5
B,5Cが選択的に形成され、型拡散領域5A,5B
間上及び型拡散領域5B,5C間上に2本のゲート電
極4が形成される。これらゲート電極4及びN型拡散領
域5(5A〜5C)によりNMOSトランジスタ部NT
が構成される。
【0030】そして、P型拡散領域3A〜3C上にそれ
ぞれ第1層メタル配線7Aが形成され、N型拡散領域5
A〜5C上にそれぞれ第1層メタル配線7Aが形成され
る。P型拡散領域3上の第1層メタル配線7Aはコンタ
クトホール6を介してP型拡散領域3と電気的に接続さ
れており、N型拡散領域5上の第1層メタル配線7Aは
コンタクトホール6を介してN型拡散領域5と電気的に
接続される。
【0031】また、PMOSトランジスタ部PTの各第
1層メタル配線7AはP型拡散領域3上からさらに延長
して形成され、P型拡散領域3外の領域上でコンタクト
ホール6を形成することが可能である。すなわち、第1
層メタル配線7AはP型拡散領域3外の領域上に電気的
接続可能な拡散領域外接続領域を有している。同様に、
NMOSトランジスタ部NTの各第1層メタル配線7A
はN型拡散領域5上からさらに延長して形成され、N型
拡散領域5外の領域上でコンタクトホール6を形成する
ことができる。
【0032】また、ゲート電極2及びゲート電極4の端
部上には第1層メタル配線7Bが形成され、各第1層メ
タル配線7Bはコンタクトホール6を介してゲート電極
2(ゲート電極4)と電気的に接続される。
【0033】このような構成の第1の実施例のゲートア
レイ方式の半導体集積回路は、第1層メタル配線7Aが
拡散領域(P型拡散領域3,N型拡散領域5)上からさ
らに延長して形成され、拡散領域外の領域上での電気的
接続が可能な拡散領域外接続領域を形成している。
【0034】したがって、第1層メタル配線7Aを介し
た拡散領域以外の接続対象物に対する電気的接続は、第
1層メタル配線7Aの拡散領域外接続領域を介して行う
ことができるため、拡散領域上にある第1層メタル配線
7Aの全領域を拡散領域との電気的接続に用いることが
できる。
【0035】その結果、拡散領域上に十分な数のコンタ
クトホール6を形成して、拡散領域上の第1層メタル配
線7Aと拡散領域との良好な電気的接続状態を保つこと
ができ、後工程で行う配線(マクロセル構成のためのレ
イアウト)によってトランジスタの動作特性が変化する
こともない。
【0036】<第2の実施例>図3はこの発明に第2の
実施例であるゲートアレイ方式の半導体集積回路に配置
される複数の基本セルの一つを示す平面図である。図3
で示された第2の実施例の基本セル1は、第1の実施例
同様、図2に示すように、ゲートアレイチップ18上の
論理ゲート領域20内に規則正しく配置される。
【0037】図3に示すように、第1層メタル配線7A
と異なる層に形成される第2層メタル配線9〜11がさ
らに形成される。これらの第2層メタル配線9〜11は
トランジスタ部PT,NT用の配線(トランジスタ配
線)として用いられる。
【0038】第2層メタル配線10は電源配線として用
いられ、P型拡散領域3A及び3C上に形成された第1
層メタル配線7Aの拡散領域外接続領域上に第1ビアホ
ール8を形成することにより第1層メタル配線7Aと電
気的に接続される。
【0039】一方、第2層メタル配線11は接地配線と
して用いられ、N型拡散領域5C上に形成された第1層
メタル配線7Aの拡散領域外接続領域上に第1ビアホー
ル8を形成することにより第1層メタル配線7Aと電気
的に接続される。
【0040】また、第2層メタル配線9(9A〜9C)
はPMOSトランジスタ部PTとNMOSトランジスタ
部NTとの接続に用いられ、第2層メタル配線9A及び
9CそれぞれによるPMOSトランジスタ部PTの第1
層メタル配線7BとNMOSトランジスタ部NTの第1
層メタル配線7Bとの電気的接続、第2層メタル配線9
BによるPMOSトランジスタ部PTのP型拡散領域3
B上の第1層メタル配線7AとNMOSトランジスタ部
NTのN型拡散領域5A上の第1層メタル配線7Aとの
電気的接続を行う。
【0041】なお、他の構成は第1の実施例の基本セル
1と同様であるため、説明を省略する。
【0042】このように構成することにより、第2層メ
タル配線9A及び9Cをそれぞれ入力線とし、第2層メ
タル配線9Bを出力線とした2入力NANDゲートのマ
クロセルがカスタマイズされる。
【0043】このような構成の第2の実施例のゲートア
レイ方式の半導体集積回路は、第1の実施例同様、第1
層メタル配線7Aが拡散領域(P型拡散領域3,N型拡
散領域5)上からさらに延長して形成され、拡散領域外
の領域上での電気的接続が可能な拡散領域外接続領域を
形成している。
【0044】したがって、第1層メタル配線7Aを介し
た拡散領域以外の接続対象物(第2層メタル配線10,
11)に対する電気的接続は、第1層メタル配線7Aの
拡散領域外接続領域を介して行うことができるため、拡
散領域上にある第1層メタル配線7Aの全領域を拡散領
域との電気的接続に用いることができる。
【0045】その結果、拡散領域上の第1層メタル配線
7Aに、十分な数のコンタクトホール6を形成して、第
1層メタル配線7Aと拡散領域との良好な電気的接続状
態を保つことができ、後工程の配線によってトランジス
タの動作特性が変化することもない。
【0046】加えて、2入力NANDゲートの論理設定
は既になされているため、後の配線によりNANDゲー
トを構成する必要はない。また、2入力NANDゲート
の入力線及び出力線を第2層メタル配線9を用いて実現
するため、第1層メタル配線7上に何等支障亡く配線を
行うことができるため、配置配線が容易になり集積度も
向上する。
【0047】<第3の実施例>図4及び図5はこの発明
の第3の実施例であるゲートアレイ方式の半導体集積回
路に配置される3つの基本セルで構成されるマクロセル
の例を示す平面図である。なお、図4及び図5で示され
た第3の実施例の基本セル1は、第1及び第2の実施例
同様、図2に示すように、ゲートアレイチップ18上の
論理ゲート領域20内に規則正しく配置される。
【0048】図4及び図5に示すように、個々の基本セ
ル1は、第1の実施例同様、ゲート電極2、P型拡散領
域3、ゲート電極4、N型拡散領域5、コンタクトホー
ル6及び第1の層に形成される第1層メタル配線7(7
A及び7B)からなり、さらに、第1の層と異なる層で
ある第2の層及び第3の層にそれぞれ第2層メタル配線
52及び第3層アルミ配線53が形成される。こらの
第2層メタル配線52及び第3層アルミ配線53はトラ
ンジスタ部PT,NT用の配線(トランジスタ配線)と
して用いられる。
【0049】第2層メタル配線52は第1ビアホール8
を介して第1層メタル配線7との電気的接続が選択的に
施され、第3層アルミ配線53は第1ビアホール8を介
して第1層メタル配線7との電気的接続が選択的に施さ
れる。そして、第2層メタル配線52と第3層アルミ配
線53との電気的接続が第2ビアホール54を介して選
択的に施される。
【0050】このように、第2層メタル配線52及び第
3層アルミ配線53による配線を施してレイアウトを行
うことにより、図6に示すような3入力SA〜SC、1
出力YのANDゲートG1とNORゲートG2との組合
せ論理回路のマクロセルが構成される。なお、図4及び
図5に入力信号SA〜SCが付与される配線、出力信号
Yが現れる配線に信号名を記入している。
【0051】このような構成の第3の実施例のゲートア
レイ方式の半導体集積回路は、第1及び第2の実施例同
様、第1層メタル配線7Aが拡散領域上からさらに延長
して形成され、拡散領域外の領域上での電気的接続が可
能な拡散領域外接続領域を形成している。
【0052】したがって、第1層メタル配線7Aを介し
た拡散領域以外の接続対象物に対する電気的接続は、第
1層メタル配線7Aの拡散領域外接続領域を介して行う
ことができるため、拡散領域上にある第1層メタル配線
7Aの全領域を拡散領域との電気的接続に用いることが
できる。
【0053】その結果、拡散領域上の第1層メタル配線
7Aに、十分な数のコンタクトホール6を形成して、第
1層メタル配線7Aと拡散領域との良好な電気的接続状
態を保つことができ、後工程で行う配線によってトラン
ジスタの動作特性が変化することもない。
【0054】加えて、第3層アルミ配線53を用いて、
図6に示すような、比較的複雑な組合せ論理回路のマク
ロセルを構成することができる。
【0055】<第4の実施例>図7はこの発明の第4の
実施例であるゲートアレイ方式の半導体集積回路に配置
される複数の基本セルの一つを示す平面図である。図7
で示された第4の実施例の基本セル1は、第1〜第3の
実施例同様、図2に示すように、ゲートアレイチップ1
8上の論理ゲート領域20内に規則正しく配置される。
【0056】図7に示すように、第2層メタル配線9A
〜9Cに置き換えて、第1層メタル配線7A及び7Bと
同じ層に形成される第1層メタル配線パターン12A〜
12Cを形成し、第1層メタル配線パターン12A及び
12CはそれぞれPMOSトランジスタ部PTの第1層
メタル配線7BとNMOSトランジスタ部NTの第1層
メタル配線7Bとの間に介挿されて電気的に接続され、
第1層メタル配線パターン12BはP型拡散領域3B上
の第1層メタル配線7Aに電気的に接続されるととも
に、N型拡散領域5A上の第1層メタル配線7Aにも電
気的に接続される。すなわち、第1層メタル配線パター
ン12A〜12はトランジスタ部PT,NT用の配線
(トランジスタ配線)として用いられる。
【0057】このように構成すると、第4の実施例の基
本セル1は、カスタマイズ時に用いる第2層メタル配線
は、電源配線用の第2層メタル配線10と接地配線用の
第2層メタル配線11とで済ますことができるため、第
2層メタル配線の使用できる範囲が第2の実施例より増
加する分、第2の実施例に比べて基本セル1間の配線の
集積度を向上させることができる。
【0058】<第5の実施例>図8はこの発明の第5の
実施例であるゲートアレイ方式の半導体集積回路におけ
る基本セルの製造方法で製造された基本セルを示す平面
図である。同図に示すように、PMOSトランジスタ部
PTにおいて、比較的大きなフィールド領域15を設け
て、P型拡散領域14(14A〜14C)のゲート幅方
向の長さを、図3で示した第2の実施例の基本セル1の
P型拡散領域3より長くして、ゲート幅を大きく設定し
ている。同様に、NMOSトランジスタ部NTにおい
て、比較的大きなフィールド領域17を設けて、N型拡
散領域16(16A〜16C)のゲート幅方向の長さ
を、第2の実施例の基本セル1のN型拡散領域5より長
くして、ゲート幅を大きくしている。
【0059】第2の実施例の基本セル1と第5の実施例
の基本セル13とは、PMOSトランジスタ部PT及び
NMOSトランジスタ部NTのゲート幅が異なる点を除
き、全く同じマクロセルである2入力NANDゲートを
構成している。
【0060】ただし、第2の実施例の基本セル1のトラ
ンジスタはゲート幅が比較的短いため低消費電力動作が
可能であり、第5の実施例の基本セル13のトランジス
タはゲート幅が比較的長いため高速動作が可能である。
【0061】図9〜図13は第2の実施例の基本セル1
の製造方法(第1の製造方法)を示す断面図である。な
お、これらの図は図3のB−B断面に相当する。
【0062】まず、図9に示すように、ゲートアレイチ
ップ18の表面に既知の方法でフィールド酸化膜22を
選択的に形成する。このとき、フィールド酸化膜22,
22間のゲートアレイチップ18の表面がそれぞれフィ
ールド領域35及び37として規定される。
【0063】次に、ゲートアレイチップ18上に既知の
方法で選択的に薄い酸化膜(図示せず)を形成した後、
この薄い酸化膜上にゲート電極2及びゲート電極4を形
成する(図10)
【0064】そして、図11に示すように、ゲート電極
2及びゲート電極4をマスクとしてフィールド領域35
及びフィールド領域37内に既知の方法でP型拡散領域
3及びN型拡散領域5をそれぞれ形成する。
【0065】その後、図12に示すように、全面に層間
絶縁膜23を形成し、層間絶縁膜23にコンタクトホー
ル6を選択的に形成した後、全面にアルミ層を蒸着した
後にパターニングして第1層メタル配線7A及び7Bを
形成する。
【0066】そして、図13に示すように、全面に層間
絶縁膜24を形成し、層間絶縁膜24に第1ビアホール
8を形成した後、全面にアルミ層を蒸着した後にパター
ニングして第2層メタル配線9〜11を形成する。そし
て、層間絶縁膜25を全面に形成する。
【0067】図14〜図18は図8で示した基本セル1
3の製造方法(第2の製造方法)を示す断面図である。
なお、これらの図は図8のC−C断面に相当する。
【0068】まず、図14に示すように、ゲートアレイ
チップ18の表面に既知の方法でフィールド酸化膜22
を選択的に形成する。このとき、フィールド酸化膜2
2,22間のゲートアレイチップ18の表面がそれぞれ
フィールド領域15及び17として規定される。このフ
ィールド領域15及び17は基本セル1のフィールド領
域35及び37より大きく設定される。
【0069】次に、図15に示すように、ゲートアレイ
チップ18上に既知の方法で選択的に薄い酸化膜(図示
せず)を形成した後、この薄い酸化膜上にゲート電極2
及びゲート電極4を形成する。
【0070】そして、図16に示すように、ゲート電極
2及びゲート電極4をマスクとしてフィールド領域15
及びフィールド領域17内に既知の方法でP型拡散領域
14及びN型拡散領域16をそれぞれ形成する。
【0071】その後、図17に示すように、全面に層間
絶縁膜23を形成し、層間絶縁膜23にコンタクトホー
ル6を選択的に形成した後、全面にアルミ層を蒸着した
後にパターニングして第1層メタル配線7A及び7Bを
形成する。
【0072】そして、図18に示すように、全面に層間
絶縁膜24を形成し、層間絶縁膜24に第1ビアホール
8を形成した後、全面にアルミ層を蒸着した後にパター
ニングせて第2層メタル配線9〜11を形成する。そし
て、層間絶縁膜25を全面に形成する。
【0073】上記説明を行った第1及び第2の製造方法
を比較した場合、フィールド領域35及び37の製造工
程(図9参照)とフィールド領域15及び17の製造工
程(図14参照)とが異なっているだけで、他の工程は
全く同一である。
【0074】すなわち、基本セル1を製造する第1の製
造方法を用いて、フィールド工程を変更するだけで簡単
にゲート幅の大きいトランジスタ部を有する基本セル1
3を製造する第2の製造方法を得ることができる。
【0075】その結果、非常に簡単なフィールド工程内
容変更のみでゲート幅が異なるトランジスタ部を有する
複数の基本セルを製造することができる。
【0076】<第6の実施例>図19はこの発明の第6
の実施例であるゲートアレイ方式の半導体集積回路を示
す平面図である。同図に示すように、ゲートアレイチッ
プ18上の論理ゲート領域20内において、ゲート幅が
比較的短く低消費電力動作が可能な基本セル1が3列配
置され、ゲート幅が比較的長く高速動作が可能な基本セ
ル13が2列配置される。なお、19は入出力インター
フェース部である。
【0077】このように、ゲート幅の異なる複数種の基
本セル(基本セル1,13)をゲートアレイチップ18
上に配置することにより、マクロセル内のレイアウト
(配線パターン)を変えることなくカスタマイズ時に所
望の動作特性(低消費電力動作、高速動作)に適合した
基本セルを選択できるため、同一論理のマクロセルのレ
イアウトライブラリとしては1種類ですますことがで
き、動作特性の最適化が図れた論理回路を比較的容易に
構成することができる。
【0078】<第7の実施例> 図20はこの発明の第7の実施例であるゲートアレイ方
式の半導体集積回路の平面図である。同図に示すよう
に、ゲートアレイチップ18上の論理ゲート領域20内
において、ゲート幅が比較的短く低消費電力動作が可能
な複数の基本セル1とゲート幅が比較的長く高速動作が
可能な複数の基本セル13とが混在して配置される。な
お、19は入出力インターフェース部である。これらの
基本セル1及び基本セル13は、所望の論理回路の動作
特性(低消費電力動作、高速動作)に適合するように混
在して配置されている。
【0079】このように、ゲート幅の異なる複数種の基
本セル(基本セル1,13)を所望の論理回路の動作特
性に適合してゲートアレイチップ18上に混在して配置
することにより、マクロセル内のレイアウト(配線パタ
ーン)を変えることなくカスタマイズ時に所望の動作特
性(低消費電力動作、高速動作)を得ることができ、動
作特性を加味した所望の論理回路のマクロセルのレイア
ウトライブラリとしては1種類ですますことができ、動
作特性の最適化が図れた論理回路を容易に構成すること
ができる。
【0080】また、図20に示すように、基本セル1と
基本セル13とを混在して製造することは、第5の実施
例で示したように、フィールドパターンの変更のみで他
の工程はすべて同一工程で製造することができるため、
比較的容易である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の半導体集積回路内の基本セルにおけるト
ランジスタ部の拡散領域配線は、要配線形成拡散領域上
からさらに延長して形成され、要配線形成拡散領域外の
領域上で電気的接続可能な拡散領域外接続領域を有する
ため、要配線拡散領域以外の接続対象物に対する電気的
接続は、拡散領域配線の拡散領域外接続領域を介して行
うことができ、拡散領域上にある拡散領域配線の全領域
を拡散領域との電気的接続に用いることができる。
【0082】その結果、拡散領域と拡散領域配線とは常
に良好な電気的接続状態を保つことができ、マクロセル
を構成するための配線によってトランジスタ部の特性が
変化することはない。
【0083】さらに、請求項2記載の半導体集積回路
は、トランジスタ配線と拡散領域配線との電気的接続を
行う少なくとも1つの第1のコンタクト手段とトランジ
スタ配線と制御電極配線との電気的接続を行う少なくと
も1つの第2のコンタクト手段により、複数のトランジ
スタ部のうち少なくとも2つのトランジスタ部が電気的
に接続されて所定の論理機能が設定されるため、所定の
論理機能設定のための配線を後で行う必要はない。
【0084】さらに、請求項3記載の半導体集積回路
は、拡散領域配線、制御電極配線及びトランジスタ配線
のうちの一の配線と第2のトランジスタ配線との電気的
接続を行う少なくとも1つの第3のコンタクト手段をさ
らに備えることにより、さらに複雑な論理機能の設定が
可能な構成になっている。
【0085】また、請求項4記載の半導体集積回路は、
第1の層に形成され、複数のトランジスタ部の制御電極
配線あるいは拡散領域配線に電気的に接続される他のト
ランジスタ配線を備えることにより、第1の層に形成さ
れる拡散領域配線、制御電極配線及び他のトランジスタ
配線のみで、所定の論理機能を設定することができる。
【0086】その結果、第2の層に形成されるトランジ
スタ配線の使用できる範囲を増加させることにより基本
セル間の配線の集積度を向上させることができる。
【0087】この発明のおける請求項5記載の半導体集
積回路は、各々が第1のトランジスタ部を有する複数の
第1の基本セルと各々が第2のトランジスタ部を有する
複数の第2の基本セルとが同一の半導体チップ上に形成
され、第1のトランジスタ部のゲート幅と第2のトラン
ジスタ部のゲート幅とが異なっている。
【0088】したがって、マクロセル内のレイアウト
(配線パターン)を変えることなくカスタマイズ時に、
第1及び第2の基本セルのうち、所望のゲート幅のトラ
ンジスタ部を有する基本セルを選択することができる。
【0089】その結果、マクロセルのレイアウトライブ
ラリとしては1種類ですますことができ、トランジスタ
部のゲート幅の違いに基づく特性の最適化が図れた論理
回路を比較的容易に構成することができる。
【0090】この発明における請求項6記載の半導体集
積回路の製造方法は、ステップ(a)で形成されるフィー
ルド領域の大きさのみを変更することにより、トランジ
スタの拡散領域の大きさを変更して所定の動作特性が異
なるトランジスタ部を製造可能にしたため、トランジス
タ部の所定の動作特性を変化させる場合、ステップ(a)
の工程の内容のみ変更して、それ以外の工程は従前のま
ま用いることができる。
【0091】その結果、非常に簡単な工程内容変更のみ
で所定の動作特性が異なる複数の基本セルを製造するこ
とができる。
【0092】この発明における請求項7記載のセルの配
置方法は、第1のゲート幅のトランジスタ部を有する第
1の基本セル及び第1のゲート幅と異なる第2のゲート
幅のトランジスタ部を有する第2の基本セルを用いて、
所望の論理回路の動作特性に適合するように、複数の第
1の基本セルと複数の第2の基本セルとをチップ上に混
在して配置することにより、所望の論理回路を構成する
ためのレイアウト(配線パターン)を変えることなくカ
スタマイズ時に所望の動作特性を得ることができる。
【0093】その結果、動作特性を加味した所望の論理
回路のレイアウトライブラリとしては1種類ですますこ
とができ、特性の最適化が図れた論理回路を容易に構成
可能なセル配置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の基本セルを示す平面図である。
【図2】 第1の実施例の半導体集積回路の全体構成を
示す説明図である。
【図3】 この発明の第2の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の基本セルを示す平面図である。
【図4】 この発明の第3の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の基本セルを示す平面図である。
【図5】 この発明の第3の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の基本セルを示す平面図である。
【図6】 図4及び図5で構成される論理回路を示す回
路図である。
【図7】 この発明の第4の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の基本セルを示す平面図である。
【図8】 この発明の第5の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の製造方法で製造される基本セル
例を示す平面図である。
【図9】 この発明の第5の実施例であるゲートアレイ
方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図である。
【図10】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図11】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図12】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図13】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図14】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図15】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図16】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図17】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図18】 この発明の第5の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路の製造方法を示す断面図であ
る。
【図19】 この発明の第6の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路を示す説明図である。
【図20】 この発明の第7の実施例であるゲートアレ
イ方式の半導体集積回路におけるセル配置方法の説明用
の説明図である。
【図21】 従来のゲートアレイ方式の半導体集積回路
の基本セル構成を示す平面図である。
【図22】 図21のA−A断面図である。
【符号の説明】
1,13 基本セル、2,4 ゲート電極、3A〜3C
P型拡散領域、5A〜5C N型拡散領域、6 コン
タクトホール、7A,7B 第1層メタル配線、8 第
1ビアホール、9〜11 第2層メタル配線、12A〜
12C 第1層メタル配線パターン、52 第2層メタ
ル配線、53 第3層アルミ配線。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ上に複数の基本セルが配置
    されてなる半導体集積回路であって、 前記複数の基本セルはそれぞれ、 前記半導体チップ上に選択的に形成される所定の導電型
    の第1及び第2の拡散領域と、 前記第1及び第2拡散領域間上に形成される制御電極
    と、 前記第1及び第2の拡散領域のうち少なくとも一方の拡
    散領域である要配線形成拡散領域上に形成され、前記要
    配線形成拡散領域と電気的に接続される拡散領域配線と
    を備えて構成されるトランジスタ部を有し、 前記トランジスタ部の前記拡散領域配線は、前記要配線
    形成拡散領域上からさらに延長して形成され、前記要配
    線形成拡散領域外の領域上で電気的接続可能な拡散領域
    外接続領域を有することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記拡散領域配線は第1の層に形成さ
    れ、 前記複数の基本セルはそれぞれ、 前記第1の層と異なる第2の層に形成されるトランジス
    タ配線と、 一端が前記トランジスタ配線に接続され、他端が前記拡
    散領域配線の前記拡散領域外接続領域に接続され、前記
    トランジスタ配線と前記拡散領域配線との電気的接続を
    行う少なくとも1つの第1のコンタクト手段とをさらに
    備え、 前記トランジスタ部は複数のトランジスタ部を有し、前
    記複数のトランジスタ部はそれぞれ、前記制御電極領域
    上における前記第1の層に形成される制御電極配線と、
    一端が前記トランジスタ配線に接続され、他端が前記制
    御電極配線に接続され、前記トランジスタ配線と前記制
    御電極配線との電気的接続を行う少なくとも1つの第2
    のコンタクト手段とをさらに備え、 前記少なくとも1つの第1及び第2のコンタクト手段
    は、前記複数のトランジスタ部のうち少なくとも2つの
    トランジスタ部を電気的に接続して所定の論理機能を設
    定することを特徴とする請求項1記載の半導体集積回
    路。
  3. 【請求項3】 前記複数のトランジスタ部はそれぞれ、 前記第1の層及び前記第2の層と異なる第3の層に形成
    される他のトランジスタ配線と、 前記拡散領域配線、前記制御電極配線及び前記トランジ
    スタ配線のうちの一の配線と前記他のトランジスタ配線
    との電気的接続を行う少なくとも1つの第3のコンタク
    ト手段をさらに備え、 前記少なくとも1つの第1及び第2のコンタクト手段に
    加え、前記少なくとも1つの第3のコンタクト手段は、
    前記複数のトランジスタ部のうち少なくとも2つのトラ
    ンジスタ部を電気的に接続して所定の論理機能を設定す
    ることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記複数の基本セルはそれぞれ、 前記第1の層に形成され、前記複数のトランジスタ部の
    前記制御電極配線あるいは前記拡散領域配線にに電気的
    に接続される他のトランジスタ配線をさらに備え、 前記少なくとも1つの第1及び第2のコンタクト手段に
    加え、前記他のトランジスタ配線は、前記複数のトラン
    ジスタ部のうち少なくとも2つのトランジスタ部を電気
    的に接続して所定の論理機能を設定することを特徴とす
    る請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 半導体チップと、 前記半導体チップ上に配置され、各々が第1のトランジ
    スタ部を有する複数の第1の基本セルと、 前記半導体チップ上に配置され、各々が第2のトランジ
    スタ部を有する複数の第2の基本セルとを備え、前記第1及び第2のトランジスタ部は、フィールド領域
    のゲート幅方向の形成幅の相違のみによってゲート幅が
    異なるように設けられた ことを特徴とする半導体集積回
    路。
  6. 【請求項6】 半導体チップ上に複数の基本セルが配置
    されてなる半導体集積回路の基本セル内のトランジスタ
    部を製造する方法であって、 (a) 前記半導体チップ上にフィールド酸化膜を選択的に
    形成するステップを備え、前記フィールド酸化膜により
    前記半導体チップ上が分離されることによりフィールド
    領域が形成され、 (b) 前記フィールド領域上を含む前記半導体チップ上に
    選択的に制御電極を形成するステップと、 (c) 前記制御電極をマスクとして前記フィールド領域内
    に拡散領域を形成するステップと、 (d) 前記拡散領域上に電気的に接続して拡散領域配線を
    形成するステップとをさらに備え、前記制御電極、前記
    拡散領域及び前記拡散領域配線により前記トランジスタ
    部が構成され、 前記ステップ(a)で形成される前記フィールド領域の大
    きさのみを変更することにより、前記トランジスタの前
    記拡散領域の大きさを変更して動作特性が異なる前記ト
    ランジスタ部を製造可能にしたことを特徴とする半導体
    集積回路の製造方法。
  7. 【請求項7】 各々が第1のゲート幅のトランジスタ部
    を有する複数の第1の基本セルと、各々が前記第1のゲ
    ート幅と異なる第2のゲート幅のトランジスタ部を有す
    る複数の第2の基本セルとを半導体チップ上に配置する
    セル配置方法であって、 所望の論理回路の動作特性に適合するように、前記複数
    の第1の基本セルと前記複数の第2の基本セルとを前記
    半導体チップ上に混在して配置し、 前記第1及び第2のトランジスタ部を、フィールド領域
    のゲート幅方向の形成幅の相違のみによって前記第1及
    び第2のゲート幅が異なるように設けた ことを特徴とす
    る半導体集積回路。ことを特徴とするセルの配置方法。
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