JP3286385B2 - Lsi設計用cadシステム - Google Patents

Lsi設計用cadシステム

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JP3286385B2
JP3286385B2 JP08140993A JP8140993A JP3286385B2 JP 3286385 B2 JP3286385 B2 JP 3286385B2 JP 08140993 A JP08140993 A JP 08140993A JP 8140993 A JP8140993 A JP 8140993A JP 3286385 B2 JP3286385 B2 JP 3286385B2
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  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LSI設計用CADシ
ステム、特に、ASIC設計を行うためのCADシステ
ムおいて使用する各部品についてのデータライブラリの
生成技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSIの用途は益々広がってゆく
傾向にあり、いわゆるASIC(特定用途向け集積回
路)の需要が年々高まってきている。ASICでは、個
々のユーザの要求に応じた比較的大規模な回路設計を短
時間に行う必要がある。このため、半導体メーカが、各
CADプログラム用の多数のLSI設計部品データをラ
イブラリとしてユーザに提供し、ユーザが、この提供さ
れたライブラリの中の必要な設計部品データを組み合わ
せて所望のLSI設計を行うシステムが利用されてい
る。別言すれば、半導体メーカが多数のLSI設計部品
データをいわば個々の部品として予め用意しておき、ユ
ーザはその中から自分に必要な部品を使って所望のLS
Iを組み立てる作業を行うことになる。
【0003】LSI設計部品データのライブラリは、半
導体メーカにおいて作成されるか、あるいは、CADプ
ログラムを開発したメーカにおいて作成されるのが一般
的である。半導体メーカがライブラリ作成を行う場合
は、自社が供給するLSI設計部品のデータブックを参
照しながら、各部品の論理機能、構成、動作特性などを
示す個々の部品データを、所定のCADプログラムの書
式に適合する形式で配列する作業を行うことになる。ま
た、CAD開発メーカがライブラリ作成を行う場合は、
所定の半導体メーカから供給されるデータブックを参照
しながら、個々の部品データを自社のCADプログラム
の書式に適合する形式で配列する作業を行うことにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、LSIの製造
を請け負う半導体メーカは複数存在し、また、LSI設
計用のCADプログラムを提供するCAD開発メーカも
多数存在する。したがって、ユーザとしては、任意に選
択した半導体メーカが提供するLSI設計部品を材料と
して、任意に選択したCAD開発メーカが提供するCA
Dプログラムを用いて、LSI設計を行うことができれ
ば好ましい。ところが、前述したように、LSI設計に
必要なデータライブラリは、半導体メーカあるいはCA
D開発メーカにおいて作成されており、特定の半導体メ
ーカの部品を使用する場合には、特定のCAD開発メー
カのCADプログラムを用いざるを得ず、逆に、特定の
CAD開発メーカのCADプログラムを用いる場合に
は、特定の半導体メーカの部品を使用せざるを得ないと
いう状態が現状である。したがって、ユーザは、部品を
提供する半導体メーカとCADプログラムを提供するC
AD開発メーカとを任意に選択することができない。
【0005】そこで本発明は、部品を提供する半導体メ
ーカとCADプログラムを提供するCAD開発メーカと
を任意に選択することができる自由度の高いLSI設計
用CADシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、LSIの構
成要素となる個々の部品について、論理機能、構造、動
作特性などを示す情報からなる部品データをデータライ
ブラリとして用意し、CAD装置により個々の部品を結
合させてLSI設計を行うLSI設計用CADシステム
において、それぞれ異なる複数の部品データを記録した
部品データ記録媒体と、 それぞれ異なるCADプログラ
ムが要求する複数の書式を記録した書式記録媒体と、
品データ記録媒体から、ユーザが選択した部品データを
読み込む部品データ読込装置と、 ユーザが選択したCA
Dプログラムに応じて、部品データ読込装置が読み込ん
だ部品データを、書式記録媒体の中の選択されたCAD
プログラムが要求する書式に基づいた形式に変換する変
換装置と、 変換装置によって変換された部品データをデ
ータライブラリとして記録するライブラリ記録媒体と、
選択されたCADプログラムを、ライブラリ記録媒体内
に記録されているデータライブラリに基づいて動作さ
せ、LSI設計を行うCAD装置と、を設けたものであ
る。
【0007】
【0008】
【作 用】本発明に係るLSI設計用CADシステムで
は、半導体メーカは、自社のLSI設計部品データを所
定の書式で光ディスクあるいは磁気ディスクのような情
報記録媒体に記録した状態でユーザに提供する。一方、
CAD開発メーカは、自社のCADプログラムをユーザ
に提供するとともに、そのCADプログラムが参照する
データライブラリに要求される書式を情報記録媒体に記
録した状態で提供する。本発明に係るLSI設計用CA
Dシステムに含まれているデータライブラリ生成装置
は、半導体メーカから提供された部品データを、CAD
開発メーカから提供された書式に基づいた形式に変換し
て、データライブラリを生成する機能を有する。したが
って、ユーザは、任意の半導体メーカの部品と、任意の
CAD開発メーカのCADプログラムと、を自由に組み
合わせて、LSIの設計作業を行うことができるように
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明に係るLSI設計用CADシス
テムの基本構成を示すブロック図である。このシステム
は、データライブラリ生成装置10とCAD装置20と
によって構成されている。CAD装置20は、従来から
一般に用いられているLSI設計用の装置であり、コン
ピュータ21に外部記憶装置22が接続されたものであ
る。この実施例では、外部記憶装置22内には、2種類
のCADツールが収容されている。すなわち、CAD開
発メーカAから提供されたCADプログラム1と、CA
D開発メーカBから提供されたCADプログラム2と、
の2種類である。ユーザは、CADプログラム1または
CADプログラム2のいずれかを選択し、選択したプロ
グラムをコンピュータ21上で動作させてLSI設計作
業を行うことになる。もっとも、LSI設計作業を行う
には、LSI設計部品データの集合であるデータライブ
ラリ3が必要になる。このデータライブラリ3は、外部
記憶装置22内に用意することになるが、CADプログ
ラム1を用いた設計を行う場合と、CADプログラム2
を用いた設計を行う場合とでは、それぞれ異なるデータ
ライブラリ3を用意する必要がある。これは、CADプ
ログラム1とCADプログラム2とでは、参照するデー
タライブラリ3の書式が異なるためである。それだけで
はなく、データライブラリ3は、どの半導体メーカの設
計部品を利用するかによっても内容が違ってくる。たと
えば、半導体メーカJと半導体メーカKとでは、それぞ
れ提供する設計部品の種類や内容が異なるため、半導体
メーカJの提供する設計部品を用いる場合のデータライ
ブラリ3と、半導体メーカKの提供する設計部品を用い
る場合のデータライブラリ3とは、当然違ったものにな
る。
【0010】本発明の特徴は、このようなバリエーショ
ンをもったデータライブラリ3を、データライブラリ生
成装置10によって生成し、生成したデータライブラリ
3をCAD装置20において利用できるようにした点に
ある。この実施例では、データライブラリ生成装置10
の基本構成要素は、ディスク装置11、変換装置12、
記憶装置13、である。ディスク装置11は、半導体メ
ーカJ,Kから提供された情報ディスクD,D(光
ディスクあるいは磁気ディスク)から、そこに記録され
ている部品データを読み込む機能を有する。一方、記憶
装置13には、CAD開発メーカA,Bから提供された
書式a,bが予め記録されている。ここで、書式aは、
CADプログラム1が参照するデータライブラリに要求
される書式であり、書式bは、CADプログラム2が参
照するデータライブラリに要求される書式である。変換
装置12は、ディスク装置11が読み込んだ部品データ
を、記憶装置13に記録されている書式に基づいた形式
に変換し、変換後のデータをデータライブラリとして出
力する機能を有する。出力されたデータライブラリは、
CAD装置20へと転送され、コンピュータ21を介し
て外部記憶装置22内にデータライブラリ3として保存
される。
【0011】このようなシステムを用意しておけば、ユ
ーザは、部品を提供する半導体メーカとCADプログラ
ムを提供するCAD開発メーカとを任意に選択すること
ができ、自由度の高いLSI設計作業を行うことができ
るようになる。たとえば、ユーザが、半導体メーカJの
提供するLSI設計部品を用い、CAD開発メーカBか
ら提供されたCADプログラム2を使用して、LSI設
計作業を行いたいと考えたとする。この場合、ユーザ
は、半導体メーカJから提供された情報ディスクD
ディスク装置11に挿入し、半導体メーカJが供給でき
るLSI設計部品についての部品データを読み込む。続
いて、変換装置12に対して、書式bを選択する旨の指
示を与える。これにより、変換装置12は、情報ディス
クDから読み込んだ部品データを、書式bに基づいた
形式に変換して、ユーザ所望の組み合わせ(半導体メー
カJとCAD開発メーカBとの組み合わせ)に適合した
データライブラリを生成する。ユーザは、このデータラ
イブラリをCAD装置20に取り込んで用いればよい。
すなわち、コンピュータ21を用いて、生成されたデー
タライブラリを外部記憶装置22内へ保存し、CADプ
ログラム2を動作させればよい。ユーザが、別な組み合
わせで設計作業を行いたいと考えた場合には、再度、デ
ータライブラリ生成装置10を用いてその組み合わせに
適合したデータライブラリを生成し、これをCAD装置
20に取り込んで用いればよい。図1には、便宜上、2
つの半導体メーカJ,Kおよび2つのCAD開発メーカ
A,Bについての例が示されているが、実際には、より
多数のメーカが参入した形でシステムが構築できる。
【0012】続いて、変換装置12における変換処理の
一例を、具体例に即して説明する。ここでは、半導体メ
ーカから提供される設計部品が、図2に示す2種類の部
品だけであると仮定した単純な例について説明する。す
なわち、この例では、設計部品として、INV1とDF
Fとの2種類のみが用意されている(もちろん、実際に
は非常に多数の設計部品が用意されることになる)。半
導体メーカから提供される情報ディスク内には、この2
つの設計部品についての部品データが収容されている。
一般に、この部品データは、その部品の論理機能、構
成、動作特性を示すデータとなる。たとえば、図2に示
す部品INV1については、論理機能としては、入力端
子と出力端子との論理が反転するという論理機能を
示すデータが用意され、構成としては、セルの大きさ、
各端子の位置座標値などを示すデータが用意され、動作
特性としては、入力端子に信号を与えてから出力端子
から信号が出力されるまでの遅延時間などを示すデー
タが用意される。もっとも、この論理機能、構成、動作
特性のすべてが常に必要になるわけではない。CAD装
置20において論理設計のみを行うのであれば、論理機
能に関する部品データだけがあれば十分であり、CAD
装置20において動作シミュレーションを行うのであれ
ば、動作特性に関する部品データだけがあれば十分であ
る。したがって、半導体メーカから提供される情報ディ
スク内には、少なくとも、CAD装置20で行う設計に
必要な部品データが収容されていればよい。
【0013】以下、CAD装置20において動作シミュ
レーションを行う場合を例にとり、半導体メーカから提
供される情報ディスク内に、図2に示す2つの設計部品
についての動作特性に関する部品データのみが収容され
ている簡単なモデルについて説明を行うことにする。図
3は、このような簡単なモデルの一例である。1行目の
「LIBRARY NAME:TECCMOS」なる文字列は、この部品デー
タの集合であるライブラリの名前が「TECCMOS」
であることを示すものである。続く部分P1は、部品I
NV1についての部品データであり、部分P2は、部品
DFFについての部品データである。部分P1の1行目
の「CELL:INV1 」なる文字列は、この部品の名前(セル
名)が「INV1」であることを示しており、続く「IN
PUTS:1」および「OUTPUTS:1 」なる文字列は、この部品
の入力端子数が1および出力端子数が1であることを示
している。続く「DELAY:1TO1RISE:2.1」なる文字列は、
入力端子に立上がりステップ信号を与えた場合に、出
力端子からこれに対応する論理出力が得られるまでの
遅延時間が2.1であることを示し、次の「DELAY:1TO1
FALL:2.5」なる文字列は、入力端子に立下がりステッ
プ信号を与えた場合に、出力端子からこれに対応する
論理出力が得られるまでの遅延時間が2.5であること
を示している。
【0014】部分P2に記述された部品データもほぼ同
様である。すなわち、部分P2の1行目の「CELL:DFF」
なる文字列は、この部品の名前(セル名)が「DFF」
であることを示しており、続く「INPUTS:2」および「OU
TPUTS:2 」なる文字列は、この部品の入力端子数が2お
よび出力端子数が2であることを示している。続く8行
にわたる「DELAY:〜〜」なる文字列は、特定の入力端子
に立上がりまたは立ち下がりステップ信号を与えた場合
に、特定の出力端子からこれに対応する論理出力が得ら
れるまでの遅延時間を示している。ここで、「NULL」な
る文字列は、該当する入出力端子の組み合わせについて
は、論理信号の伝達がないことを示す。部品「DFF」
については、上述の遅延時間の他に、タイミングに関す
る特性情報が部品データとして用意されている。「*TIM
ING 」なる文字列は、以下にフリップフロップのタイミ
ング条件に関する部品データが続くことを示している。
すなわち、「SETUPRISE:0.2 」および「SETUPFALL:0.5
」なる文字列は、部品DFFの立上がりステップ信号
および立ち下がりステップ信号についてのセットアップ
タイム(クロック端子CKに与えられるクロック信号が
変化する時点よりもどれ程前に、入力端子Dに与えるデ
ータ信号のレベルを確定させる必要があるかを示す時
間)が、それぞれ0.2および0.5であることを示し
ており、「HOLDRISE:0.4」および「HOLDFALL:0.6」なる
文字列は、部品DFFの立上がりステップ信号および立
ち下がりステップ信号についてのホールドタイム(クロ
ック端子CKに与えられるクロック信号が変化した時点
よりもどれ程後まで、入力端子Dに与えるデータ信号の
レベルを保っておく必要があるかを示す時間)が、それ
ぞれ0.4および0.6であることを示している。
【0015】図3に示した部品データの書式は、一例を
示したものであり、実際には、各半導体メーカがそれぞ
れ独自に定めた所定の書式によって、このような部品デ
ータが記述され、情報ディスク内に収容されることにな
る。したがって、半導体メーカJが用意した情報ディス
クDと半導体メーカKが用意した情報ディスクD
では、通常、部品データが記述された書式は異なるもの
になる。変換装置12内には、このような各情報ディス
クD,Dが採用する書式を認識するプログラムが備
えられている。したがって、変換装置12は、ディスク
装置11が読み込んだ部品データを、上述のような意味
に解釈することができる。
【0016】一方、記憶装置13内には、各CAD開発
メーカの採用する書式が予め記録されている。図4は、
このような書式を所定の形式で記述した一例を示す。記
憶装置13内に用意される書式a,bは、たとえば、図
4に示すような情報になる。図4の書式は、具体的には
次のようなデータ配列を規定するものである。すなわ
ち、1行目の「LIBRARY NAME」なる文字列は、最初にそ
のライブラリの名前を配置することを指示するものであ
る。そして、2行目の「CELL NAME 」なる文字列は、続
いて、個々の部品の部品名(セル名)を配置することを
指示している。3行目の「"I:"NUMBER OF INPUTS,"O:"N
UMBER OF OUTPUTS」なる文字列は、「I:」なる文字列
に続いて入力端子数を、「O:」なる文字列に続いて出
力端子数を、それぞれ配置することを指示している。次
の「*REPEAT OUTPUTS O 」および「*REPEAT INPUTS I」
なる文字列は、これより下の行に記述された指示を、変
数Oを出力端子の数だけ変化させ、変数Iを入力端子の
数だけ変化させ、それぞれ繰り返し実行すべきことを示
している。そして、繰り返し実行すべき対象として、
「DELAY INPUT I TO OUTPUT O:RISE"," 」なる文字列お
よび「DELAY INPUT I TOOUTPUT O:FALL"," 」なる文字
列が並んでいる。これは、変数Iが示す入力端子から変
数Oが示す出力端子までの、立上がり信号および立ち下
がり信号についての遅延時間を、それぞれ「,」で区切
って配置することを指示している。更に、「*IF TIMIN
G」なる文字列は、タイミング条件に関する部品データ
が存在する場合には、以下の指示を実行すべきであるこ
とを示している。「"S"SETUP TIME RISE"/"FALL 」なる
文字列は、「S」なる文字列に続いて、立上がり信号に
ついてのセットアップタイムと立ち下がり信号について
のセットアップタイムとを、「/」で区切って配置する
ことを指示している。また、「"H"HOLD TIME RISE"/"FA
LL」なる文字列は、「H」なる文字列に続いて、立上が
り信号についてのホールドタイムと立ち下がり信号につ
いてのホールドタイムとを、「/」で区切って配置する
ことを指示している。
【0017】変換装置12は、図3に示すような部品デ
ータを、図4に示すような書式に基づいた形式に変換す
る処理を行う。その結果、図5に示すようなデータライ
ブラリが得られる。図3の内容と図4の内容とを照らし
合わせてみれば、図5に示すような形式の結果が得られ
ることが理解できるであろう。このような書式変換の処
理は、図3に示す部品データの解釈と、図4に示す書式
の解釈とを行うことができれば容易に行うことができる
ので、ここではこの書式変換処理の具体的なアルゴリズ
ムについての説明は省略する。要するに、本発明は、各
半導体メーカが提供する部品データの内容を解釈する機
能と、各CAD開発メーカが提供する書式の内容を解釈
する機能と、をもった変換装置を用意しておき、ユーザ
に選択された半導体メーカの提供する部品データを、ユ
ーザに選択されたCAD開発メーカの提供する書式に適
合する形式に変換し、データライブラリを生成するよう
にした点に特徴がある。
【0018】以上、本発明を図示する実施例に基づいて
説明したが、本発明はこの実施例のみに限定されるもの
ではなく、この他にも種々の態様で実施可能である。特
に、図1に示すデータライブラリ生成装置10のハード
ウエア構成は、ほんの一例を示すものであり、この他に
も種々のハードウエア構成が考えられる。たとえば、デ
ィスク装置11の代わりに、不揮発性のメモリを内蔵し
た記憶装置などを用いてもかまわないし、記憶装置13
の代わりに、種々のディスク装置を用いてもかまわな
い。
【0019】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るLSI設計用
CADシステムによれば、任意の半導体メーカの提供す
る部品データを、任意のCAD開発メーカの提供する書
式に基づいた形式に変換して利用できるようにしたた
め、部品を提供する半導体メーカとCADプログラムを
提供するCAD開発メーカとを任意に選択することがで
きる自由度の高いシステムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るLSI設計用CADシ
ステムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すシステムにおいて用意されたLSI
設計部品の一例を示す図である。
【図3】図1に示すシステムにおいて、半導体メーカに
よって用意される部品データの一例を示す図である。
【図4】図1に示すシステムにおいて、CAD開発メー
カによって用意される書式の一例を示す図である。
【図5】図3に示す部品データを、図4に示す書式に基
づく形式に変換することにより生成されたデータライブ
ラリを示す図である。
【符号の説明】
1,2…CADプログラム 3…データライブラリ 10…データライブラリ生成装置 11…ディスク装置 12…変換装置 13…記憶装置 20…CAD装置 21…コンピュータ 22…外部記憶装置 A,B…CAD開発メーカ J,K…半導体メーカ D,D…情報ディスク
フロントページの続き (72)発明者 清水 隆広 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−169578(JP,A) 特開 平4−277864(JP,A) 特開 平4−316165(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82 G06F 17/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSIの構成要素となる個々の部品につ
    いて、論理機能、構造、動作特性のうちの少なくとも1
    つを示す情報からなる部品データをデータライブラリと
    して用意し、CAD装置により個々の部品を結合させて
    LSI設計を行うLSI設計用CADシステムにおい
    て、それぞれ異なる複数の部品データを記録した部品データ
    記録媒体と、 それぞれ異なるCADプログラムが要求する複数の書式
    を記録した書式記録媒体と、 前記部品データ記録媒体から、ユーザが選択した部品デ
    ータを読み込む部品データ読込装置と、 ユーザが選択したCADプログラムに応じて、前記部品
    データ読込装置が読み込んだ部品データを、前記書式記
    録媒体の中の選択されたCADプログラムが要求する書
    式に基づいた形式に変換する変換装置と、 前記変換装置によって変換された部品データをデータラ
    イブラリとして記録するライブラリ記録媒体と、 選択されたCADプログラムを、前記ライブラリ記録媒
    体内に記録されているデータライブラリに基づいて動作
    させ、LSI設計を行うCAD装置と、 を備えることを特徴とするLSI設計用CADシステ
    ム。
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