JP3286286B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP3286286B2
JP3286286B2 JP33576299A JP33576299A JP3286286B2 JP 3286286 B2 JP3286286 B2 JP 3286286B2 JP 33576299 A JP33576299 A JP 33576299A JP 33576299 A JP33576299 A JP 33576299A JP 3286286 B2 JP3286286 B2 JP 3286286B2
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哲士 大石
至 菅野
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄装置に関し、
さらに詳細には、例えば、半導体ウエハや磁気ディスク
など扁平な円盤形状やドーナツ形状をした丸形電子部品
基板などのような各種の基板(以下、本明細書において
は、上記したような各種の基板を総称して、単に、「基
板」と称する。)などを洗浄するための洗浄装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ウエハや磁気ディスク
などのように円盤型状や貫通孔を備えたドーナツ型状に
形成された基板などを洗浄するための洗浄装置として、
例えば、図1に示すような洗浄装置が知られている。
【0003】図1には従来の洗浄装置100の一部を破
断して示した概略構成説明図が示されており、この従来
の洗浄装置100は、底部102cに外部と連通する排
気口102a、102bがそれぞれ形成された排気ダク
ト102c、102dを有する槽102と、槽102の
底部102eに配設された軸受114に回動自在に支持
された支軸116と、支軸116とジョイント118を
介して接続されるモーター120と、支軸116の上端
部に固定的に配設された回転台122と、回転台122
の上面122aの縁部から立設された4本の支柱12
4、126、128、130と、4本の支柱124、1
26、128、130それぞれの上端部に配設された4
つの基板チャック132、134、136、138と、
回転台122の外周側に配設されたカップ状の飛散防止
部材140と、図示しないアームによって支持され回転
台122と対向するようにして配設された流体ジェット
・ノズル142とを有して構成されている。
【0004】ここで、槽102の排気口102a、10
2bには吸引装置(図示せず)が接続されており、槽1
02の内部空間に飛来する洗浄液(後述する)の飛沫
(ミスト)やパーティクルなどの汚染物質が、排気ダク
ト102c、102dを介して吸引装置により槽102
の外部へ吸引されるようになされている。
【0005】支軸116は、支軸116に接続されるモ
ーター120の駆動によって任意の回転速度で中心軸O
−O周りに回転可能なものであり、この実施の形態にお
いては、支軸116の回転速度は100rpm乃至50
00rpmの範囲で任意に可変できるようになされてい
る。
【0006】そして、回転台122は円柱状体であり、
回転台122の円形の表面122aの中心Pが中心軸O
−Oに一致するようにして支軸116の上端部に固定的
に配設され、モーター120の駆動によって支軸116
が中心軸O−O周りに回転するとともに、回転台122
も中心軸O−O周りに中心Pを中心として回転するもの
である。
【0007】基板チャック132、134、136、1
38は、回転台122の円形の上面122aの縁部に中
心Pを中心として90度間隔で立設された4本の支柱1
24、126、128、130のそれぞれの上端部に配
設されており、これら4つの基板チャック132、13
4、136、138は基板200の外周部位(エッジ)
200aを把持して、回転台122の上面122aと間
隙を有した状態で回転台122上に基板200を配設す
るものである。
【0008】この際、基板チャック132、134、1
36、138に把持されて回転台122上に配設された
基板200における洗浄される面(洗浄面)は、回転台
122の上面122aと対向する面の背面側の面、つま
り、流体ジェット・ノズル142と対向する面であり、
以下、回転台122上に配設されたときに流体ジェット
・ノズル142と対向する洗浄面を、適宜に「基板20
0の表面200b」と称することとする。
【0009】また、基板200は、基板200の表面2
00bの中心(センター)200cが、回転台122の
中心Pならびに中心軸O−Oに一致するようにして、回
転台122上に配設されるものである。
【0010】飛散防止部材140は、略円筒状体であ
り、この略円筒状体の中心軸が中心軸O−Oと一致する
ようにして槽102内に固定的に配設されており、飛散
防止部材140の上部で開口する上方開口部140a
は、飛散防止部材140の下部で開口する下方開口部1
40bに比べて小さい内径で開口しているものである。
【0011】そして、飛散防止部材140の下部は中心
軸O−Oに平行する側面板140cを形成し、飛散防止
部材140の上部は中心軸O−O側に傾斜する斜面板1
40dを形成しており、回転台122を取り囲むように
して配設され、基板200の表面200bの洗浄や乾燥
の際に、槽102の内部空間に飛来する洗浄液(後述す
る)の飛沫(ミスト)や、パーティクルなどの汚染物質
の飛散を防止するものである。
【0012】そして、流体ジェット・ノズル142は、
上記したように図示しないアームによって支持され、回
転台122と対向するようにして配設されており、モー
ター(図示せず)の駆動によって3次元方向で移動可能
なものである。
【0013】図2(a)には流体ジェット・ノズル14
2の構成説明図が示されており、図2(b)には後述す
る先端ノズル150の断面説明図が示されている。
【0014】そして、流体ジェット・ノズル142に
は、純水や洗剤液などの液体を充填しかつガスによって
加圧されている加圧タンク152から、パイプ154を
介して液体が供給されるとともに、圧縮空気や不活性ガ
スなどのガス(気体)を充填したガス・タンク156か
ら、ガス配管160を介してガス・フィルター158を
経た後にガスが供給されるものである。
【0015】また、加圧タンク152から流体ジェット
・ノズル142に至るパイプ154には、液体用開閉バ
ルブ162が配設されており、ガス・タンク156から
ガス・フィルターに至るガス配管160には、ガス用開
閉バルブ164が配設されている。
【0016】液体用開閉バルブ162が開かれていると
きには、加圧タンク152から流体ジェット・ノズル1
42に液体の供給が行われ、液体用開閉バルブ162が
閉じられているときには、加圧タンク152から流体ジ
ェット・ノズル142に液体の供給は行われない。
【0017】また、ガス用開閉バルブ164が開かれて
いるときには、ガス・タンク156から流体ジェット・
ノズル142にガスの供給が行われ、ガス用開閉バルブ
164が閉じられているときには、ガス・タンク156
から流体ジェット・ノズル142にガスの供給は行われ
ない。
【0018】そして、流体ジェット・ノズル142にお
いて供給された液体とガスとは混合され、先端ノズル1
50から液体とガスとを混合させた混合物たる洗浄液が
基板200の表面200bに対して噴射されることにな
る(なお、本明細書においては当該「流体ジェット・ノ
ズル142が、基板200に液体とガスとを混合させた
混合物たる洗浄液を噴射して行う洗浄」を、単に「洗
浄」と適宜称することとする。)。
【0019】なお、上記した液体用開閉バルブ162と
ガス用開閉バルブ164とは、洗浄装置100において
洗浄が行れるときにのみ開かれるものであり、この洗浄
装置100が洗浄を行なっていないとき(例えば、停止
のときや洗浄の開始待ちのとき)には閉じられているも
のである。
【0020】そして、上記した従来の洗浄装置100を
用いて基板200を洗浄するには、基板200の洗浄が
必要な所定の工程において、まず、4つの基板チャック
132、134、136、138によって基板200の
エッジ200aを把持し、基板200の表面200bが
流体ジェット・ノズル142と対向するようにして、基
板200を回転台122の上面122aに配設する。
【0021】こうして、基板200が回転台122に配
設された後に、流体ジェット・ノズル142に対して、
加圧タンク152に充填されている純水や洗剤液などの
液体の供給がパイプ154を介して開始されるととも
に、ガス・タンク156に充填されている圧縮空気や不
活性ガスなどのガス(気体)の供給がガス配管160を
介してガス・フィルター158を経て開始される。
【0022】これら流体ジェット・ノズル142に同時
に供給された液体とガスとは、流体ジェット・ノズル1
42において混合されて洗浄液となり、先端ノズル15
0から基板200の表面200bに噴射される。
【0023】この際、流体ジェット・ノズル142の先
端ノズル150は、基板200の表面200bと所定の
間隔を保った状態で、モーター(図示せず)の駆動によ
って、洗浄の開始時には基板200の表面200bのセ
ンター200cに対向し、洗浄の進行とともに基板20
0のエッジ200aに対向するようにして2次元方向に
移動するものである。
【0024】また、モーター120の駆動によって支軸
116が中心軸O−O周りに回転するのに伴って、回転
台122が中心軸O−O周りに中心Pを中心として回転
するので、回転台122に配設された基板200は高速
で回転されることになる。
【0025】従って、高速で回転する基板200の表面
200bに対して、基板200の表面200bのセンタ
ー200cからエッジ200aへと順次、流体ジェット
・ノズル142の先端ノズル150から洗浄液が噴射さ
れ、基板200の表面200bのパーティクルなどの汚
染物質が除去されて洗浄が行われる。
【0026】そして、流体ジェット・ノズル142への
液体とガスとの供給を同時に終了して、上記した洗浄を
終了するが、モーター120の駆動による基板200の
回転を継続することにより、洗浄が行われた基板200
に残留するミストが飛散して除去されるとともに、基板
200の乾燥を行うものである。
【0027】こうした基板200の洗浄や乾燥の際に
は、基板200や回転台122の高速回転によって、槽
102の内部空間には気流(図1点線矢印参照)が発生
し、飛散防止部材140の内周側140fにおいては、
気流は槽102内を下方方向に下降し、飛散防止部材1
40の外周側140eにおいては、気流は槽102内を
上方方向に上昇するようにして巻き上がっている。
【0028】また、基板200の洗浄や乾燥の際に槽1
02の内部空間に飛来する洗浄液のミストやパーティク
ルなどの汚染物質は、飛散防止部材140によって飛散
が防止されたり、吸引装置(図示せず)による吸引力に
よって槽102の排気ダクト102c、102dの排気
口102a、102bから吸引されて槽102の外部へ
除去されたりする。
【0029】しかしながら、上記した従来の洗浄装置1
00においては、例えば、以下に示すような種々の問題
点があった。
【0030】[問題点1]槽102の内部空間を上方方
向に上昇するようにして巻き上がる気流(図1点線矢印
参照)が発生してしまうので、槽102の内部空間に飛
来する洗浄液のミストやパーティクルなどの汚染物質が
基板200に再付着することを防止するためには、排気
ダクト102c、102dからの単位時間当たりの排気
量を多くする必要があり、排気量を低減することができ
なかった。
【0031】このため、大型の吸引装置などが必要であ
り、コスト・アップを招来することとなっていた。
【0032】[問題点2]流体ジェット・ノズル142
においては、液体とガスとが同時に供給を開始され、ま
た、同時に供給を終了されるので、ガスの収縮によりガ
ス配管160内をガスが逆流してガス・フィルター15
8にまで到達してしまい、流体ジェット・ノズル142
にガスを安定的に供給することが困難であった。
【0033】[問題点3]基板200の表面200bの
センター200cから洗浄が開始されるので、流体ジェ
ット・ノズル142の先端ノズル150からの洗浄液の
噴射が開始されて間もなくの不安定なときに、基板20
0の表面200bのセンター200cが洗浄されること
になり、基板200の表面200bのセンター200c
の洗浄を均一かつ高精度で安定して行うことが困難であ
った。
【0034】[問題点4]基板200のエッジ200a
にまで洗浄液が噴射されて洗浄が終了するので、基板2
00のエッジ200aを把持する基盤チャック132、
134、136、138に洗浄液が噴射され異物などが
飛散するなどして、洗浄が行われた基板200の表面2
00bが再汚染される恐れがあった。
【0035】[問題点5]この洗浄装置100が洗浄を
行なっていないとき、例えば、停止のときや洗浄の開始
待ちのときなどには、流体ジェット・ノズル142に液
体とガスとは供給されておらず、加圧タンク152から
流体ジェット・ノズル142に至るパイプ154内に残
留している液体は、パイプ154内に停滞しているの
で、このパイプ154内に停滞している液体中にバクテ
リアや異物の発生が起こり、洗浄液の品質を劣化させた
りなどして、洗浄の洗浄効果を低減させる恐れがあっ
た。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、新たな問題点を
招来することなしに、従来の技術の有する上記した問題
点1乃至問題点5を解消するようにして、パーティクル
などの汚染物質により基板を汚染する恐れを低減させる
とともに、安定した処理を行うことを可能にして、高精
度で基板の洗浄を行うことができるようにした洗浄装置
を提供しようとするものである。
【0037】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、排気口を有
する槽と、上記槽の内部に回転自在に配設された回転部
材と、上記回転部材の上面に立設して基板の外周部位を
把持し、上記基板と上記回転部材の上面とが所定の間隔
を有するようにして上記基板を支持する基板支持部材
と、上記槽の内部において上記回転部材の外周側に配設
される筒状の飛散防止部材と、液体と気体とを混合した
洗浄液を噴射し3次元方向で移動可能な洗浄手段と、上
記液体を上記洗浄手段に供給する液体供給手段と、上記
気体を上記洗浄手段に供給する気体供給手段と、上記槽
と上記飛散防止部材との間隙を塞ぐようにして配設され
る遮蔽部材とを有し、上記回転部材の回転に伴って上記
基板支持部材に支持された基板を回転し、当該回転して
いる基板に対して対向する位置に上記洗浄手段を3次元
方向で移動し、上記洗浄手段が当該回転している基板に
対して上記液体供給手段によって供給された上記液体と
上記気体供給手段によって供給された上記気体とを混合
した混合物たる上記洗浄液を噴射することによって、当
該回転している基板の上記洗浄手段と対向する面を洗浄
するとともに、上記洗浄手段は、上記気体供給手段によ
って上記気体の供給が開始されるタイミングよりも遅い
タイミングで上記液体供給手段によって上記液体の供給
が開始されるとともに、上記気体供給手段によって上記
気体の供給が終了されるタイミングよりも早いタイミン
グで上記液体供給手段によって上記液体の供給が終了さ
れ、上記基板支持部材に支持された上記基板とは対向し
ない位置において上記洗浄液の噴射を開始し、上記基板
支持部材が上記基板を把持する位置に上記洗浄液が噴射
されないようにして噴射を終了し、上記洗浄液を噴出し
ないときには、上記液体供給手段によって上記液体の供
給が行われることを特徴とするものである。
【0038】従って、本発明のうち請求項1に記載の発
明によれば、槽と飛散防止部材との間隙を塞ぐようにし
て配設した遮蔽部材によって、槽の内部空間に発生する
気流のうち、槽内を上方方向に上昇するような気流は遮
蔽されるようになり、槽の排気口からの排気量を低減し
ても、槽の内部空間に飛来する洗浄液のミストやパーテ
ィクルなどの汚染物質が基板に再付着することを防止す
ることができる。
【0039】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、排気口を有する槽と、上記槽の内部に回転自在に配
設された回転部材と、上記回転部材の上面に立設して基
板の外周部位を把持し、上記基板と上記回転部材の上面
とが所定の間隔を有するようにして上記基板を支持する
基板支持部材と、上記槽の内部において上記回転部材の
外周側に配設される筒状の飛散防止部材と、液体と気体
とを混合した洗浄液を噴射し3次元方向で移動可能な洗
浄手段と、上記液体を上記洗浄手段に供給する液体供給
手段と、上記気体を上記洗浄手段に供給する気体供給手
段と、上記基板支持部材に支持された上記基板の上記洗
浄手段と対向する面の近傍において上記槽の外部と連通
する排気ダクトとを有し、上記回転部材の回転に伴って
上記基板支持部材に支持された基板を回転し、当該回転
している基板に対して対向する位置に上記洗浄手段を3
次元方向で移動し、上記洗浄手段が当該回転している基
板に対して上記液体供給手段によって供給された上記液
体と上記気体供給手段によって供給された上記気体とを
混合した混合物たる上記洗浄液を噴射することによっ
て、当該回転している基板の上記洗浄手段と対向する面
を洗浄するとともに、上記洗浄手段は、上記気体供給手
段によって上記気体の供給が開始されるタイミングより
も遅いタイミングで上記液体供給手段によって上記液体
の供給が開始されるとともに、上記気体供給手段によっ
て上記気体の供給が終了されるタイミングよりも早いタ
イミングで上記液体供給手段によって上記液体の供給が
終了され、上記基板支持部材に支持された上記基板とは
対向しない位置において上記洗浄液の噴射を開始し、上
記基板支持部材が上記基板を把持する位置に上記洗浄液
が噴射されないようにして噴射を終了し、上記洗浄液を
噴出しないときには、上記液体供給手段によって上記液
体の供給が行われることを特徴とするものである。
【0040】従って、本発明のうち請求項2に記載の発
明によれば、飛散防止部材の排気ダクトが、基板支持部
材に配設された基板の洗浄手段と対向する面の近傍に位
置して槽の外部と連通しているので、基板支持部材に配
設された基板の洗浄手段と対向する面の近傍において
は、槽の内部空間に発生する気流は排気ダクトによって
外部へ排気されるようになり、槽内を上方方向に上昇す
るような気流を抑制することができ、槽の排気口からの
排気量を低減しても、槽の内部空間に飛来する洗浄液の
ミストやパーティクルなどの汚染物質が基板に再付着す
ることを防止することができる。
【0041】
【0042】また、本発明のうち請求項1ならびに請求
項2に記載の発明によれば、洗浄手段には、洗浄の開始
時においは気体供給手段によって気体の供給が開始され
るタイミングよりも遅いタイミングで液体供給手段によ
って液体の供給が開始され、洗浄の終了時においては気
体供給手段によって上記気体の供給が終了されるタイミ
ングよりも早いタイミングで上記液体供給手段によって
上記液体の供給が終了されるので、気体が収縮して逆流
するようなことがなくなり、洗浄手段に気体を気体供給
手段によって安定的に供給することができる。
【0043】
【0044】また、本発明のうち請求項1ならびに請求
項2に記載の発明によれば、洗浄手段は、基板支持部材
に支持された基板とは対向しない位置において洗浄液の
噴射を開始するので、洗浄手段からの洗浄液の噴射が開
始されて間もなくの不安定なときに基板が洗浄されるこ
とがなくなり、基板の洗浄を均一かつ高精度で安定して
行うことができる。
【0045】
【0046】また、本発明のうち請求項1ならびに請求
項2に記載の発明によれば、洗浄手段は、基板支持部材
が基板を支持する位置に洗浄液が噴射されないようにし
て噴射を終了するので、基板支持部材が基板を支持する
位置に洗浄液が噴射され異物などが飛散することがなく
なり、洗浄が行われた基板が再汚染されることを防止す
ることができる。
【0047】
【0048】また、本発明のうち請求項1ならびに請求
項2に記載の発明によれば、洗浄手段には洗浄液を噴出
しないときに、液体供給手段によって液体の供給が行わ
れるので、液体が停滞してバクテリアや異物の発生が起
ることがなくなり、洗浄液の品質の劣化などが防止され
洗浄効果を維持することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による洗浄装置の実施の形態の一例を詳細に説明す
るものとする。
【0050】図3には、本発明による洗浄装置の第1の
実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図が示
されている。
【0051】なお、図3乃至図5において、図1乃至図
2と同一あるいは相当する構成に関しては、図1乃至図
2において用いた符号と同一の符号を用いて示すことに
より、その詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0052】ここで、本発明の第1の実施の形態による
洗浄装置10と「従来の技術」の項で説明した従来の洗
浄装置100とを比較すると、本発明による洗浄装置1
0が、槽102と飛散防止部材140との間に配設され
た遮蔽部材70を有している点において、従来の洗浄装
置100と異なっている。
【0053】即ち、本発明による洗浄装置の第1の実施
の形態においては、洗浄装置10は、槽102の側面部
102fの内周側全周にわたって配設された遮蔽部材7
0を有して構成されている。
【0054】この遮蔽部材70は、中央部位に開口部7
0aを有するドーナツ形状の板状体であり、槽102の
側面部102fに中心軸O−Oと直交する方向で、開口
部70aが飛散防止部材140の上方開口部140aに
近接するようにして配設されているものである。
【0055】従って、槽102の側面部102fと飛散
防止部材140の外周側140eとの間の間隙は、飛散
防止部材140の上方開口部140aの近傍において遮
蔽部材70によって塞がれている。
【0056】また、この洗浄装置10は、従来の洗浄装
置100に対して、 (ア)流体ジェット・ノズル142への液体とガスの供
給タイミング (イ)流体ジェット・ノズル142の移動範囲ならびに
先端ノズル150からの洗浄液の噴射のタイミング (ウ)洗浄装置10が洗浄を行なっていないとき(例え
ば、停止のときや洗浄の開始待ちのときなど)の状態 について変更を行っており、以下、(ア)乃至(ウ)の
変更について詳細に説明することとする。
【0057】(ア)流体ジェット・ノズル142への液
体とガスの供給タイミング 図4(a)には、従来の洗浄装置100における流体ジ
ェット・ノズル142に液体とガスとが供給されるタイ
ミングの説明図が示されており、図4(b)には、本発
明による洗浄装置10における流体ジェット・ノズル1
42に液体とガスとが供給されるタイミングの説明図が
示されている。
【0058】図4(a)に示すように、従来の洗浄装置
100においては、洗浄の開始時には、流体ジェット・
ノズル142に液体とガスとが同じタイミングT1で供
給を開始され、洗浄の終了時には、流体ジェット・ノズ
ル142に液体とガスとが同じタイミングT4で供給を
終了されていた。
【0059】一方、本発明による洗浄装置10において
は(図4(b)参照)、洗浄の開始時には、タイミング
T1において流体ジェット・ノズル142にガスの供給
が開始され、当該タイミングT1から所定時間t1後の
タイミングT2において、流体ジェット・ノズル142
に液体の供給が開始されるものである。
【0060】そして、洗浄の終了時には、タイミングT
3において流体ジェット・ノズル142に液体の供給が
終了され、当該タイミングT3から所定時間t2後のタ
イミングT4において、流体ジェット・ノズル142に
ガスの供給が終了されるものである。
【0061】即ち、本発明による洗浄装置10において
は(図4(b)参照)、洗浄の開始時には、流体ジェッ
ト・ノズル142にガスの供給が開始されるタイミング
(図4(b)T1参照)よりも遅いタイミング(図4
(b)T2参照)で、流体ジェット・ノズル142に液
体の供給が開始され、洗浄の終了時には、流体ジェット
・ノズル142にガスの供給が終了されるタイミング
(図4(b)T4参照)よりも早いタイミング(図4
(b)T3参照)で、流体ジェット・ノズル142に液
体の供給が終了される。
【0062】なお、上記したような流体ジェット・ノズ
ル142への液体とガスの供給タイミングの変更は、例
えば、液体用開閉バルブ162とガス用開閉バルブ16
4との開閉のタイミングを変更することにより実現する
ことができる。
【0063】(イ)流体ジェット・ノズル142の移動
範囲ならびに先端ノズル150からの洗浄液の噴射のタ
イミング 流体ジェット・ノズル142の先端ノズル150は、モ
ーター(図示せず)の駆動によって基板200の表面2
00bと所定の間隔を保った状態で2次元方向に移動す
るものであり、図5(a)(b)には、図3におけるE
矢視図であって、流体ジェット・ノズル142の先端ノ
ズル150の2次元方向での移動範囲を示す説明図が示
されている。
【0064】この実施の形態においては、図5(a)に
示すように、流体ジェット・ノズル142の先端ノズル
150は、基板200の表面200bから外れた位置
(図5(a)位置A参照)から、基板200の表面20
0bのセンター200cに対向する位置(図5(a)位
置B参照)までを往復して2次元方向に移動するか、ま
たは、図5(b)に示すように、流体ジェット・ノズル
142の先端ノズル150は、基板200の表面200
bから外れた位置(図5(b)位置A参照)から、位置
Aの対面の基板200のエッジ200aに対向する位置
(図5(b)位置C参照)までを往復して2次元方向に
移動するかのいずれかである。
【0065】ただし、流体ジェット・ノズル142の先
端ノズル150が上記したいずれの範囲(図5(a)な
らびに図5(b)参照)で2次元方向で移動するにして
も、洗浄の開始時には、流体ジェット・ノズル142の
先端ノズル150は、基板200の表面200bから外
れた位置(図5(a)(b)位置A参照)に配置されて
いるものである。
【0066】そして、先端ノズル150からの洗浄液の
噴射は、洗浄の開始時には、流体ジェット・ノズル14
2の先端ノズル150が基板200の表面200bから
外れた位置(図5(a)(b)位置A参照)に配置して
いる状態で開始され、洗浄の終了時には、洗浄液が基板
チャック132、134、136、138に噴射されな
い位置に流体ジェット・ノズル142の先端ノズル15
0が位置している状態で終了するものである。
【0067】(ウ)洗浄装置10が洗浄を行なっていな
いとき(例えば、停止のときや洗浄の開始待ちのときな
ど)の状態 洗浄を行なっていないとき(例えば、停止のときや洗浄
の開始待ちのときなど)には、従来の洗浄装置100に
おいては、流体ジェット・ノズル142に液体とガスと
は供給されないものであるが、この洗浄装置10におい
ては、流体ジェット・ノズル142に液体の供給が行わ
れるものである。
【0068】つまり、洗浄を行なっていないときでも、
洗浄装置10においては洗浄が行われる際と同様にし
て、液体用開閉バルブ162(図2(a)参照)が開か
れて、加圧タンク152から流体ジェット・ノズル14
2に液体の供給が行われるものである。
【0069】なお、この際、加圧タンク152から流体
ジェット・ノズル142に供給された液体がガス配管1
60内を逆流することを防止するために、逆流を防止す
る程の圧力で加圧するガスがガス・タンク156から流
体ジェット・ノズル142に供給される。
【0070】以上の構成において、本発明による洗浄装
置10を用いて基板200を洗浄するには、基板200
の洗浄が必要な所定の工程において、まず、4つの基板
チャック132、134、136、138によって基板
200のエッジ200aを把持し、基板200の表面2
00bが流体ジェット・ノズル142と対向するように
して、基板200を回転台122の上面122aに配設
する。
【0071】こうして、基板200が回転台122に配
設された後に、まず、ガス・タンク156に充填されて
いる圧縮空気や不活性ガスなどのガス(気体)を、タイ
ミングT1(図4(b)参照)において、ガス配管を介
しガス・フィルター158を経て流体ジェット・ノズル
142に供給を開始する。
【0072】そして、当該タイミングT1(図4(b)
参照)から所定時間t1後(図4(b)参照)のタイミ
ングT2(図4(b)参照)において、加圧タンク15
2に充填されている純水や洗剤液などの液体を、パイプ
154を介し流体ジェット・ノズル142に供給を開始
する。
【0073】所定時間t1(図4(b)参照)の間隔
で、ガス、液体の順番で流体ジェット・ノズル142に
供給されたガスと液体とは、流体ジェット・ノズル14
2において混合されて洗浄液となり、先端ノズル150
から基板200の表面200bに噴射される。
【0074】この際、流体ジェット・ノズル142の先
端ノズル150は、基板200の表面200bと所定の
間隔を保った状態で、モーター(図示せず)の駆動によ
って上記(イ)の移動範囲(図5(a)あるいは図5
(b)参照)で移動するものである。
【0075】即ち、流体ジェット・ノズル142の先端
ノズル150は、基板200の表面200bから外れた
位置(図5(a)(b)位置A参照)から、基板200
の表面200bのセンター200cに対向する位置(図
5(a)位置B参照)までか、あるいは、位置Aの対面
の基板200のエッジ200aに対向する位置(図5
(b)位置C参照)までの間を往復して移動する。
【0076】より詳細には、高速で回転する基板200
の表面200bに対して行われる洗浄は、まず、流体ジ
ェット・ノズル142の先端ノズル150が、基板20
0の表面200bから外れた位置(図5(a)(b)位
置A参照)に配置している状態で、先端ノズル150か
らの洗浄液の噴射が開始され、洗浄液の噴射が安定する
までは先端ノズル150は位置Aにおいて待機する。
【0077】先端ノズル150からの洗浄液の噴射が安
定すると、流体ジェット・ノズル142の先端ノズル1
50が基板200の表面200bのセンター200cに
対向する位置(図5(a)位置B参照)までか、あるい
は、位置Aの対面の基板200のエッジ200aに対向
する位置(図(b)5位置C参照)までの間を往復して
移動し、先端ノズル150から噴射された洗浄液によっ
て、基板200の表面200bのパーティクルなどの汚
染物質が除去されて洗浄が行われる。
【0078】そして、先端ノズル150から噴射された
洗浄液が基板チャック132、134、136、138
に噴射されない位置に流体ジェット・ノズル142の先
端ノズル150が位置している状態で、流体ジェット・
ノズル142の先端ノズル150からの洗浄液の噴射が
終了されて洗浄が終了する。
【0079】なお、モーター120の駆動によって支軸
116が中心軸O−O周りに回転するのに伴って、回転
台122が中心軸O−O周りに中心Pを中心として回転
するので、回転台122に配設された基板200は高速
で回転しているものである。
【0080】そして、上記した洗浄が終了すると、モー
ター120の駆動による基板200の回転を継続するこ
とにより、洗浄が行われた基板200に残留するミスト
が飛散されて除去されるとともに、基板200の乾燥を
行うものである。
【0081】こうした基板200の洗浄や乾燥の際に
は、基板200や回転台122の高速回転によって、槽
102の内部空間には気流(図3点線矢印参照)が発生
する。
【0082】即ち、飛散防止部材140の内周側140
fにおいては、気流は槽102内を下方方向に下降して
排気ダクト102c、102dを通り、排気口102
a、102bから外部へ排気される。
【0083】一方、飛散防止部材140の外周側140
eにおいては、遮蔽部材70によって槽102内を上方
方向に上昇するような気流は遮蔽されてしまい、気流の
槽102内を上方方向に上昇するような巻き上げは抑制
される。
【0084】そして、基板200の洗浄や乾燥の際に槽
102の内部空間に飛来する洗浄液のミストやパーティ
クルなどの汚染物質は、飛散防止部材140によって飛
散が防止されたり、吸引装置(図示せず)による吸引力
によって槽102の排気口12a、12bから吸引され
て槽102の外部へ除去されたりする。
【0085】以上において説明したように、上記した洗
浄装置10は、槽102内に遮蔽部材70を配設するよ
うにしたので、槽102の内部空間に発生する気流(図
3点線矢印参照)を制御することができ、気流の槽10
2内を上方方向に上昇するような巻き上げは抑制される
ので、排気口102a、102bからの排気量を低減し
ても、槽102の内部空間に飛来する洗浄液のミストや
パーティクルなどの汚染物質が基板200に再付着する
ことを防止することができる。
【0086】このため、「従来の技術」の項で説明した
問題点1「槽102の内部空間を上方方向に上昇するよ
うにして巻き上がる気流(図1点線矢印参照)が発生し
てしまうので、槽102の内部空間に飛来する洗浄液の
ミストやパーティクルなどの汚染物質が基板200に再
付着することを防止するためには、排気ダクト102
c、102dからの単位時間当たりの排気量を多くする
必要があり、排気量を低減することができなかった。こ
のため、大型の吸引装置などが必要であり、コスト・ア
ップを招来することとなっていた。」を解消することが
できる。
【0087】また、上記した洗浄装置10は、流体ジェ
ット・ノズル142への液体とガスの供給タイミング
を、洗浄の開始時には、ガスの供給が開始されるタイミ
ングよりも遅いタイミングで液体の供給が開始され、洗
浄の終了時には、ガスの供給が終了されるタイミングよ
りも早いタイミングで液体の供給が終了されるようにし
たので(上記(ア)参照)、ガスの収縮が起こることが
なく、ガス配管160内をガスが逆流してガス・フィル
ター158にまで到達するようなこともないので、流体
ジェット・ノズル142にガスを安定的に供給すること
ができる。
【0088】このため、「従来の技術」の項で説明した
問題点2「流体ジェット・ノズル142においては、液
体とガスとが同時に供給を開始され、また、同時に供給
を終了されるので、ガスの収縮によりガス配管160内
をガスが逆流してガス・フィルター158にまで到達し
てしまい、流体ジェット・ノズル142にガスを安定的
に供給することが困難であった。」を解消することがで
きる。
【0089】さらに、上記した洗浄装置10は、流体ジ
ェット・ノズル142の先端ノズル150が、基板20
0の表面200bから外れた位置(図5(a)(b)位
置A参照)に配置されている状態で、先端ノズル150
からの洗浄液の噴射が開始され、洗浄液の噴射が安定す
るまでは待機するようにしたので(上記(イ)参照)、
先端ノズル150からの洗浄液の噴射が開始されて間も
なくの不安定なときに、基板200の表面200bのセ
ンター200cが洗浄されることはなく、基板200の
表面200bのセンター200cの洗浄を均一かつ高精
度で安定して行うことができる。
【0090】このため、「従来の技術」の項で説明した
問題点3「基板200の表面200bのセンター200
cから洗浄が開始されるので、流体ジェット・ノズル1
42の先端ノズル150からの洗浄液の噴射が開始され
て間もなくの不安定なときに、基板200の表面200
bのセンター200cが洗浄されることになり、基板2
00の表面200bのセンター200cの洗浄を均一か
つ高精度で安定して行うことが困難であった。」を解消
することができる。
【0091】さらにまた、上記した洗浄装置10は、先
端ノズル150から噴射された洗浄液が基板チャック1
32、134、136、138に噴射されない位置に流
体ジェット・ノズル142の先端ノズル150が配置さ
れている状態で、流体ジェット・ノズル142の先端ノ
ズル150からの洗浄液の噴射が終了されるようにした
ので(上記(イ)参照)、基板200のエッジ200a
にまで洗浄液が噴射されて洗浄が終了することはなくな
り、基板200のエッジ200aを把持する基盤チャッ
ク132、134、136、138に洗浄液が噴射され
異物などが飛散することもなく、洗浄が行われた基板2
00の表面200bが再汚染されることを防止すること
ができる。
【0092】このため、「従来の技術」の項で説明した
問題点4「基板200のエッジ200aにまで洗浄液が
噴射されて洗浄が終了するので、基板200のエッジ2
00aを把持する基盤チャック132、134、13
6、138に洗浄液が噴射され異物などが飛散するなど
して、洗浄が行われた基板200の表面200bが再汚
染される恐れがあった。」を解消することができる。
【0093】そして、上記した洗浄装置10は、洗浄装
置10が洗浄を行なっていないとき(例えば、停止のと
きや洗浄の開始待ちのときなど)に、流体ジェット・ノ
ズル142に液体が供給されるようにしたので(上記
(ウ)参照)、加圧タンク152から流体ジェット・ノ
ズル142に至るパイプ154内に液体が残留し停滞す
ることがなく、このパイプ154内に停滞している液体
中にバクテリアや異物の発生が起ることもないので、洗
浄液の品質の劣化などを防止し、洗浄の洗浄効果を維持
することができる。
【0094】このため、「従来の技術」の項で説明した
問題点5「この洗浄装置100が洗浄を行なっていない
とき、例えば、停止のときや洗浄の開始待ちのときなど
には、流体ジェット・ノズル142に液体とガスとは供
給されておらず、加圧タンク152から流体ジェット・
ノズル142に至るパイプ154内に残留している液体
は、パイプ154内に停滞しているので、このパイプ1
54内に停滞している液体中にバクテリアや異物の発生
が起こり、洗浄液の品質を劣化させたりなどして、洗浄
の洗浄効果を低減させる恐れがあった。」を解消するこ
とができる。
【0095】次に、図6は、本発明による洗浄装置の第
2の実施の形態の一部を破断して示した概略構成説明図
が示されており、図6において、図1乃至図5と同一あ
るいは相当する構成に関しては、図1乃至図5において
用いた符号と同一の符号を用いて示すことにより、その
詳細な構成および作用の説明は省略する。
【0096】ここで、本発明の第2の実施の形態による
洗浄装置20と「従来の技術」の項で説明した従来の洗
浄装置100とを比較すると、本発明による洗浄装置2
0は、飛散防止部材40が外部と連通する排気口40h
を備えた排気ダクト90を有している点において、従来
の洗浄装置100と異なっている。
【0097】即ち、本発明による洗浄装置の第2の実施
の形態においては、洗浄装置20は、回転台122の外
周側に配設された排気ダクト90を有する飛散防止部材
40を備えて構成されている。
【0098】この飛散防止部材40は、略円筒状体であ
り、この略円筒状体の中心軸が中心軸O−Oと一致する
ようにして槽102内に固定的に配設されており、飛散
防止部材40の上部で開口する第1上方開口部40iと
第2上方開口部40aとは、等しい内径で開口している
ものであり、また、飛散防止部材40の下部で開口する
下方開口部40bに比べて小さい内径で開口しているも
のである。
【0099】そして、飛散防止部材40の下部は中心軸
O−Oに平行する側面板40cを形成し、飛散防止部材
40の上部は中心軸O−O側に傾斜し第1開口部40i
に至る第1斜面板40gと、中心軸O−O側に傾斜し第
2上方開口部40aに至る第2斜面板40dとを形成し
ている。
【0100】さらに、第1斜面板40gと第2斜面板4
0dとの所定の部位から、中心軸O−Oに直交する方向
で延設され、槽102の開口部102gを貫通して洗浄
装置20の外部に延長した排気管80が配設されてい
る。この排気管80は、外部に開口した排気口40hを
備えている。
【0101】そして、第1斜面板40gと第2斜面板4
0dと排気管80とにより、槽102の内部と外部とを
連通する排気ダクト90が形成されるものである。
【0102】そして、排気ダクト90の排気口40hに
は吸引装置(図示せず)が接続されており、排気口40
hを介して槽102の内部空間に飛来するミストやパー
ティクルなどの汚染物質が、吸引装置により槽102の
外部へ吸引されるようになされている。
【0103】従って、この洗浄装置20においては、槽
102の下方に排気ダクト102c、102dが配設さ
れ、槽102の上方においては、回転台122に配設さ
れた基板200の表面200bの近傍から外部へ連通す
る排気ダクト90が配設されているものである。
【0104】そして、この飛散防止部材40が、回転台
122を取り囲むようにして配設され、基板200の表
面200bの洗浄や乾燥の際に、槽102の内部空間に
飛来するミストやパーティクルなどの汚染物質の飛散を
防止するとともに、基板200や回転台122の高速回
転によって槽102の内部空間に発生する気流(図6点
線矢印参照)を制御するものである。
【0105】さらに、この洗浄装置20は、上記した第
1の実施の形態の洗浄装置10と同様にして、従来の洗
浄装置100に対して、 (ア)流体ジェット・ノズル142への液体とガスの供
給タイミング (イ)流体ジェット・ノズル142の移動範囲ならびに
先端ノズル150からの洗浄液の噴射のタイミング (ウ)洗浄装置10が洗浄を行なっていないとき(例え
ば、停止のときや洗浄の開始待ちのときなど)の状態 について変更を行っているものであり(図4乃至図5参
照)、その詳細な構成および作用の説明は上記第1の実
施の形態の洗浄装置10の説明を援用するものとする。
【0106】以上の構成において、本発明による洗浄装
置20を用いて基板200を洗浄するには、基板200
の洗浄が必要な所定の工程において、まず、4つの基板
チャック132、134、136、138によって基板
200のエッジ200aを把持し、基板200の表面2
00bが流体ジェット・ノズル142と対向するように
して、基板200を回転台122の上面122aに配設
する。
【0107】こうして、基板200が回転台122に配
設された後に、まず、ガス・タンク156に充填されて
いる圧縮空気や不活性ガスなどのガス(気体)を、タイ
ミングT1(図4(b)参照)において、ガス配管を介
しガス・フィルター158を経て流体ジェット・ノズル
142に供給を開始する。
【0108】そして、当該タイミングT1(図4(b)
参照)から所定時間t1後(図4(b)参照)のタイミ
ングT2(図4(b)参照)において、加圧タンク15
2に充填されている純水や洗剤液などの液体を、パイプ
154を介し流体ジェット・ノズル142に供給を開始
する。
【0109】所定時間t1(図4(b)参照)の間隔
で、ガス、液体の順番で流体ジェット・ノズル142に
供給されたガスと液体とは、流体ジェット・ノズル14
2において混合されて洗浄液となり、先端ノズル150
から基板200の表面200bに噴射される。
【0110】この際、流体ジェット・ノズル142の先
端ノズル150は、基板200の表面200bと所定の
間隔を保った状態で、モーター(図示せず)の駆動によ
って上記(イ)の移動範囲(図5(a)あるいは図5
(b)参照)で移動するものである。
【0111】即ち、流体ジェット・ノズル142の先端
ノズル150は、基板200の表面200bから外れた
位置(図5(a)(b)位置A参照)から、基板200
の表面200bのセンター200cに対向する位置(図
5(a)位置B参照)までか、あるいは、位置Aの対面
の基板200のエッジ200aに対向する位置(図5
(b)位置C参照)までの間を往復して移動する。
【0112】より詳細には、高速で回転する基板200
の表面200bに対して行われる洗浄は、まず、流体ジ
ェット・ノズル142の先端ノズル150が、基板20
0の表面200bから外れた位置(図5(a)(b)位
置A参照)に配置している状態で、先端ノズル150か
らの洗浄液の噴射が開始され、洗浄液の噴射が安定する
までは先端ノズル150は位置Aにおいて待機する。
【0113】先端ノズル150からの洗浄液の噴射が安
定すると、流体ジェット・ノズル142の先端ノズル1
50が基板200の表面200bのセンター200cに
対向する位置(図5(a)位置B参照)までか、あるい
は、位置Aの対面の基板200のエッジ200aに対向
する位置(図(b)5位置C参照)までの間を往復して
移動し、先端ノズル150から噴射された洗浄液によっ
て、基板200の表面200bのパーティクルなどの汚
染物質が除去されて洗浄が行われる。
【0114】そして、先端ノズル150から噴射された
洗浄液が基板チャック132、134、136、138
に噴射されない位置に流体ジェット・ノズル142の先
端ノズル150が位置している状態で、流体ジェット・
ノズル142の先端ノズル150からの洗浄液の噴射が
終了されて洗浄が終了する。
【0115】なお、モーター120の駆動によって支軸
116が中心軸O−O周りに回転するのに伴って、回転
台122が中心軸O−O周りに中心Pを中心として回転
するので、回転台122に配設された基板200は高速
で回転しているものである。
【0116】そして、上記した洗浄が終了すると、モー
ター120の駆動による基板200の回転を継続するこ
とにより、洗浄が行われた基板200に残留するミスト
が飛散されて除去されるとともに、基板200の乾燥を
行うものである。
【0117】こうした基板200の洗浄や乾燥の際に
は、基板200や回転台122の高速回転によって、槽
102の内部空間には気流(図6点線矢印参照)が発生
する。即ち、飛散防止部材40の内周側40fにおいて
は、気流は槽102内を下方方向に下降して、パルス洗
浄装置20の下方に配設された槽102の排気ダクト1
02c、102dを通り、排気口102a、102bか
ら外部へ排気される。一方、回転台122に配設された
基板200の表面200bの近傍においては、気流は洗
浄装置20の上方に配設された飛散防止部材40の排気
ダクト90を通り、排気口40hから外部へ排気され、
飛散防止部材40の外周側40eにおいて槽102内を
上方方向に上昇するような巻き上げは抑制される。
【0118】そして、基板200の洗浄や乾燥の際に槽
102の内部空間に飛来する洗浄液のミストやパーティ
クルなどの汚染物質は、飛散防止部材40によって飛散
が防止されたり、洗浄装置20の下方においては槽10
2の排気口102a、102bから、洗浄装置20の上
方、回転台122に配設された基板200の表面200
bの近傍においては飛散防止部材40の排気口40hか
ら、吸引装置(図示せず)による吸引力によって吸引さ
れて槽102の外部へ除去される。
【0119】以上において説明したように、上記した洗
浄装置20は、排気ダクト90を有する飛散防止部材4
0を配設するようにしたので、槽102の内部空間に発
生する気流(図6点線矢印参照)を制御することがで
き、気流の槽102内を上方方向に上昇するようにな巻
き上げは抑制されるので、排気量を低減しても、槽10
2の内部空間に飛来する洗浄液のミストやパーティクル
などの汚染物質が基板200に再付着することを防止す
ることができる。
【0120】このため、「従来の技術」の項で説明した
問題点1「槽102の内部空間を上方方向に上昇するよ
うにして巻き上がる気流(図1点線矢印参照)が発生し
てしまうので、槽102の内部空間に飛来する洗浄液の
ミストやパーティクルなどの汚染物質が基板200に再
付着することを防止するためには、排気ダクト102
c、102dからの単位時間当たりの排気量を多くする
必要があり、排気量を低減することができなかった。こ
のため、大型の吸引装置などが必要であり、コスト・ア
ップを招来することとなっていた。」を解消することが
できる。
【0121】さらにまた、上記した洗浄装置20は、洗
浄を行う際に、第1の実施の形態における洗浄装置10
と同様な制御を行うので、上記した(ア)流体ジェット
・ノズル142への液体とガスの供給タイミングの変更
によって、「従来の技術」の項で説明した問題点2を解
消することができ、上記した(イ)流体ジェット・ノズ
ル142の移動範囲ならびに先端ノズル150からの洗
浄液の噴射のタイミングの変更によって、「従来の技
術」の項で説明した問題点3ならびに問題点4を解消す
ることができ、上記した(ウ)洗浄装置10が洗浄を行
なっていないとき(例えば、停止のときや洗浄の開始待
ちのときなど)の状態についての変更によって、「従来
の技術」の項で説明した問題点5を解消することができ
るものである。
【0122】なお、上記した実施の形態は、以下の
(1)乃至(6)に説明するように変形してもよい。
【0123】(1)上記した実施の形態においては、遮
蔽部材70は槽102の側面部102fに中心軸O−O
と直交する方向で、開口部70aが飛散防止部材140
の上方開口部140aに近接するようにして配設される
ようにしたが(図3参照)、これに限られるものではな
いことは勿論であり、遮蔽部材70は槽102の側面部
102fと飛散防止部材140の外周側140eとの間
の間隙を塞ぐようにして配設されればよいので、例え
ば、遮蔽部材70は飛散防止部材140の側面板140
cに近接するようにして配設してもよい。
【0124】(2)上記した実施の形態においては、槽
102の排気ダクト102c、102d、底部102e
に中心軸O−Oと平行する方向で配設されているものと
したが、これに限られるものではないことは勿論であ
り、例えば、図7に示すように、槽102の側面部10
2fに中心軸O−Oと直交する方向で、排気口103a
を有する排気ダクト103を配設するようにしてもよ
い。
【0125】(3)上記した実施の形態においては、洗
浄装置10、20が洗浄を行なっていないときにも、液
体用開閉バルブ162とガス用開閉バルブ164とを開
いて、パイプ154内に液体が停滞しないようにしたが
(上記(ウ)参照)、これに限られるものではないこと
は勿論であり、例えば、図8に示すように、パイプ15
4を分岐して液体用開閉バルブ66を配設するように
し、この液体用開閉バルブ66を洗浄装置10、20が
洗浄を行なっていないときにのみ開くとともに液用開閉
バルブ162を開いて、パイプ154内の液体を循環さ
せて液体が停滞しないようにしてもよい。
【0126】(4)上記した実施の形態においては、従
来の洗浄装置100に対して上記した(ア)乃至(ウ)
の3つの変更の全てを行い、さらに、遮蔽部材70を槽
102に配設するか(つまり、洗浄装置10のことであ
る。)、あるいは、排気ダクト90を有する飛散防止部
材40を配設するようにしたが(つまり、洗浄装置20
のことである。)、これに限られるものではないことは
勿論であり、「従来の技術」の項で説明した問題点1乃
至問題点5のうちの解消すべき問題点に応じて、上記の
実施の形態において説明した構成のうちのいずれかを採
用するようにしてもよい。
【0127】(5)上記した実施の形態においては、回
転台122の上面122aの縁部からは4本の支柱12
4、126、128、130が立設されるようにした
が、これに限られるものではないことは勿論であり、支
柱は2本、3本あるいは5本以上配設するようにしても
よく、その際、支柱の数の変更に応じて基板チャックの
数の変更を行えばよい。
【0128】(6)上記した実施の形態ならびに上記
(1)乃至(5)に示す変形例は、適宜に組み合わせる
ようにしてもよい。
【0129】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、新たな問題点を招来することなしに、従来
の技術の有する上記した問題点1乃至問題点5を解消す
るようにして、パーティクルなどの汚染物質により基板
を汚染する恐れを低減させるとともに、安定した処理を
行うことができるようになり、高精度で基板の洗浄を行
うことが可能となるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の洗浄装置の一部を破断して示した概略構
成説明図である。
【図2】(a)は流体ジェット・ノズルを示す構成説明
図であり、(b)はノズルの断面説明図である。
【図3】本発明による洗浄装置の第1の実施の形態の一
部を破断して示した概略構成説明図である。
【図4】(a)は従来の洗浄装置における流体ジェット
・ノズルに液体とガスとが供給されるタイミングを示す
説明図であり、(b)は本発明による洗浄装置における
流体ジェット・ノズルに液体とガスとが供給されるタイ
ミングを示す説明図である。
【図5】図3におけるE矢視図であり、流体ジェット・
ノズルのノズルの2次元方向での移動範囲を示す説明図
である。
【図6】本発明による洗浄装置の第2の実施の形態の一
部を破断して示した概略構成説明図である。
【図7】本発明による洗浄装置のその他の実施の形態の
一部を破断して示した概略構成説明図である。
【図8】本発明による洗浄装置のその他の実施の形態に
おける流体ジェット・ノズルを示す構成説明図である。
【符号の説明】
10、20、30、100 洗浄装置 40、140 飛散防止部材 40a 第2上方開口部 40b、140b 下方開口部 40c、140c 側面板 40d 第2斜面板 40e、140e 外周側 40f、140f 内周側 40i 第1上方開口部 40g 第1斜面板 40h 排気口 66 液体用開閉バルブ 70 遮蔽部材 80 排気口 90、102c、102d、103 排気ダクト 102 槽 102e 底部 102f 側面部 103a、102a、102b 排気口 104 軸受 106 支軸 108 ジョイント 120 モーター 122 回転台 122a 上面 124、126、128、130 支柱 132、134、136、138 基板チャック 140a 上方開口部 140d 斜面板 142 流体ジェット・ノズル 150 先端ノズル 152 加圧タンク 154 パイプ 156 ガス・タンク 158 ガス・フィルター 160 ガス配管 162 液体用開閉バルブ 164 ガス用開閉バルブ 200 基板 200a 外周部位(エッジ) 200b 表面 200c 中心(センター)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 至 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 多田 益太 大阪府大阪市西区靭本町2丁目4番11号 大陽東洋酸素株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−271725(JP,A) 特開 平11−87294(JP,A) 特開 平8−108125(JP,A) 特開 平10−261609(JP,A) 特開 昭55−44780(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気口を有する槽と、 前記槽の内部に回転自在に配設された回転部材と、 前記回転部材の上面に立設して基板の外周部位を把持
    し、前記基板と前記回転部材の上面とが所定の間隔を有
    するようにして前記基板を支持する基板支持部材と、 前記槽の内部において前記回転部材の外周側に配設され
    る筒状の飛散防止部材と、 液体と気体とを混合した洗浄液を噴射し3次元方向で移
    動可能な洗浄手段と、 前記液体を前記洗浄手段に供給する液体供給手段と、 前記気体を前記洗浄手段に供給する気体供給手段と、 前記槽と前記飛散防止部材との間隙を塞ぐようにして配
    設される遮蔽部材とを有し、 前記回転部材の回転に伴って前記基板支持部材に支持さ
    れた基板を回転し、該回転している基板に対して対向す
    る位置に前記洗浄手段を3次元方向で移動し、前記洗浄
    手段が該回転している基板に対して前記液体供給手段に
    よって供給された前記液体と前記気体供給手段によって
    供給された前記気体とを混合した混合物たる前記洗浄液
    を噴射することによって、該回転している基板の前記洗
    浄手段と対向する面を洗浄するとともに、前記洗浄手段
    は、前記気体供給手段によって前記気体の供給が開始さ
    れるタイミングよりも遅いタイミングで前記液体供給手
    段によって前記液体の供給が開始されるとともに、前記
    気体供給手段によって前記気体の供給が終了されるタイ
    ミングよりも早いタイミングで前記液体供給手段によっ
    て前記液体の供給が終了され、前記基板支持部材に支持
    された前記基板とは対向しない位置において前記洗浄液
    の噴射を開始し、前記基板支持部材が前記基板を把持す
    る位置に前記洗浄液が噴射されないようにして噴射を終
    了し、前記洗浄液を噴出しないときには、前記液体供給
    手段によって前記液体の供給が行われることを特徴とす
    る洗浄装置。
  2. 【請求項2】 排気口を有する槽と、 前記槽の内部に回転自在に配設された回転部材と、 前記回転部材の上面に立設して基板の外周部位を把持
    し、前記基板と前記回転部材の上面とが所定の間隔を有
    するようにして前記基板を支持する基板支持部材と、 前記槽の内部において前記回転部材の外周側に配設され
    る筒状の飛散防止部材と、 液体と気体とを混合した洗浄液を噴射し3次元方向で移
    動可能な洗浄手段と、前記液体を前記洗浄手段に供給す
    る液体供給手段と、 前記気体を前記洗浄手段に供給する気体供給手段と、 前記基板支持部材に支持された前記基板の前記洗浄手段
    と対向する面の近傍において前記槽の外部と連通する排
    気ダクトとを有し、 前記回転部材の回転に伴って前記基板支持部材に支持さ
    れた基板を回転し、該回転している基板に対して対向す
    る位置に前記洗浄手段を3次元方向で移動し、前記洗浄
    手段が該回転している基板に対して前記液体供給手段に
    よって供給された前記液体と前記気体供給手段によって
    供給された前記気体とを混合した混合物たる前記洗浄液
    を噴射することによって、該回転している基板の前記洗
    浄手段と対向する面を洗浄するとともに、前記洗浄手段
    は、前記気体供給手段によって前記気体の供給が開始さ
    れるタイミングよりも遅いタイミングで前記液体供給手
    段によって前記液体の供給が開始されるとともに、前記
    気体供給手段によって前記気体の供給が終了されるタイ
    ミングよりも早いタイミングで前記液体供給手段によっ
    て前記液体の供給が終了され、前記基板支持部材に支持
    された前記基板とは対向しない位置において前記洗浄液
    の噴射を開始し、前記基板支持部材が前記基板を把持す
    る位置に前記洗浄液が噴射されないようにして噴射を終
    了し、前記洗浄液を噴出しないときには、前記液体供給
    手段によって前記液体の供給が行われることを特徴とす
    る洗浄装置。
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