JP3285489B2 - 表示パネル検査用コンタクト装置 - Google Patents

表示パネル検査用コンタクト装置

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JP3285489B2
JP3285489B2 JP10184296A JP10184296A JP3285489B2 JP 3285489 B2 JP3285489 B2 JP 3285489B2 JP 10184296 A JP10184296 A JP 10184296A JP 10184296 A JP10184296 A JP 10184296A JP 3285489 B2 JP3285489 B2 JP 3285489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー表示パネ
ル、例えばカラー液晶表示パネルにタブIC等の駆動モ
ジュールを接続する前に表示品位等を検査するための表
示パネル検査装置に関し、更に、詳しくは、可橈性フィ
ルムに形成した接触子をカラー表示パネルの信号線端子
に所要の押圧力で接触させてカラー表示パネルを色別に
点灯表示させることができる表示パネル検査用コンタク
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネル表示装置においては、一般
に、アクティブ・マトリクス方式のカラー液晶表示パネ
ルは格子状にはりめぐらされた信号線の交差部に1つの
画素を配置してなり、各画素は、薄膜トランジスタより
なるスイッチング素子と、その1つの電極(ドレイン電
極)に接続された透明画素電極と、この透明画素電極に
対向して液晶を介して配置された透明共通電極とで構成
される。また、カラー液晶表示パネルにおいては、レッ
ド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)の3色のド
ットをマトリックス状に配列したカラーフィルターが使
用されると共に、その各色のドットに対応して上記の透
明画素電極が配置される。さらに、この種の液晶表示パ
ネルにおいては、液晶表示部の周辺部の透明絶縁基板上
に、上記画素スイッチング素子の電極(ソース電極、ゲ
ート電極)に接続された画素電極用信号線の端子や透明
共通電極に接続された共通電極用信号線の端子等が駆動
モジュール毎にブロック分けされて配列形成される。従
来より、駆動モジュール等の周辺回路を接続固定する前
のこの種の液晶表示パネルの表示品位等を検査するため
に、液晶表示パネルの上記信号線端子に、一般にコンタ
クトフィルムと称されるフィルム基板の片面上に導体で
形成した接触子を所要の押圧力で接触させて液晶表示パ
ネルを点灯させる液晶表示パネル検査装置が用いられて
いる(例えば特開平2−78969号公報参照)。
【0003】従来のカラー液晶表示パネル用検査装置に
おいては、カラー液晶表示パネルの色別の画素電極用信
号線端子に対し、フィルム基板上に形成した接触子を介
して1つの液晶駆動信号を同時に供給することにより、
3色の画素を同時に点灯させてカラー液晶表示パネルを
白色点灯させるのが一般的である。したがって、従来の
カラー液晶表示パネル用検査装置におけるフィルム基板
上の接触子は、カラー液晶表示パネルの色別の画素電極
用信号線端子に対し同時に接触するように、色別の画素
電極用信号線端子を横切る方向にパターン形成されてい
るのが一般的である。したがって、画素電極用信号線端
子に接触させる接触子に接続される信号供給用の配線パ
ターンは簡素で単純なパターンでよく、共通電極用信号
線端子に接触させる接触子に接続される配線パターンと
共にフィルム基板の片面上に容易に形成することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラー表示パネ
ルの点灯検査を色別に厳密に行う要請が高まっている。
その場合、カラー表示パネルにおける色別の画素電極用
信号線端子に対しフィルム基板上の接触子を同一ピッチ
で配列形成する必要があると共に、色別の画素電極用信
号線端子群に対応した3つの接触子群に個別に信号を供
給する必要がある。そこで、これら3つの接触子群に個
別に信号を供給するための信号配線を各接触子毎に独立
したパターンとしてフィルム基板の片面上に接触子と共
に形成しようとした場合、信号配線の信号入力端部では
接触子のピッチよりも遥かに大きなピッチを確保せねば
ならないため、フィルム基板の幅寸法が増大し、フィル
ム基板上の信号配線と接続するためのフレキシブルプリ
ント配線板やコネクタ等も大型化するため、表示パネル
検査装置を可搬性のコンパクトなソケット形態のものと
することができなくなる。
【0005】一方、フィルム基板上の各接触子群に接続
される信号配線を信号入力端部側で終結されたパターン
形状とすれば、上述した問題が解消されるが、色別の画
素電極は3色分ずつ順番に交互に形成されているので、
色別の画素電極用信号線端子群に対応した3つの接触子
群に各々接続される信号配線をショートさせることなく
フィルム基板の片面上に形成することは不可能である。
また、信号配線の1つを接触子近傍の分岐配線部の箇所
で分割し、信号入力端部側の配線部分をフィルム基板の
裏面に形成し、該信号入力端部側の配線部分と接触子側
の配線部分とをスルーホールで接続して立体回路を形成
する方法も考えられるが、接触子と同数の非常に多くの
スルーホールが必要となる。また、接触子近傍の分岐配
線部の箇所は微細ピッチであるため、スルーホールの形
成に高い精度が要求されると共に、フィルム基板の両面
への両配線部分の形成にも高い位置合わせ精度が要求さ
れ、製作コストが大幅にアップする原因となる。
【0006】したがって、本発明の目的は、カラー表示
パネルの画素を色別に点灯させることができ、しかも安
価な製造コストで電気的信頼性を確保することができ、
且つ、小型の表示パネル検査用コンタクト装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、赤、緑、青色の表示機能を
備えたカラー表示パネルの基板上に配列形成された色別
の複数の個別電極にコンタクトフィルムの先端領域を接
触させて表示品位等の検査用の信号を色別に供給する液
晶表示パネル検査用コンタクト装置において、前記コン
タクトフィルムが、可撓性を有するフィルム基板と、前
記個別電極の配列に対応して前記フィルム基板の先端部
分の片面上に配列された色別の複数の接触子とを備え、
前記接触子のうちの何れか一色用の接触子が他の二色用
の接触子に対しフィルム基板の先端領域内の前部側また
は後部側に位置をずらして順番に配置され、各色用の接
触子が互いに交差することなく前記フィルム基板上に形
成された配線パターンを介してコンタクトフィルムの後
端部側に形成された信号入力部に接続され、少なくとも
フィルム基板の先端領域内において前記配線パターンが
絶縁膜で被覆されていることを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、3色を個別に点灯させ
て検査することが可能となり、更に、フィルム基板の片
面にのみ回路がプリントされたコンタクトフィルムを利
用することが可能となり、極めて安価、且つ、信頼性の
高い表示パネル検査用コンタクト装置を提供することが
できる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、フィルム基板
の先端領域内の前部側に配置される第1色用の接触子と
信号入力部とを接続する第1色用の配線パターンはフィ
ルム基板の先端領域の先端側で第1色用の接触子と接続
される幹線パターンを有し、フィルム基板の先端領域内
の前部側又は後部側に配置される第2色用の接触子と信
号入力部とを接続する第2色用の配線パターンはフィル
ム基板の先端領域内の前部側の接触子と後部側の接触子
との間で第2色用の接触子と接続される幹線パターンを
有し、フィルム基板の先端領域内の後部側に配置される
第3色用の接触子と信号入力部とを接続する第3色用配
線パターンはフィルム基板の先端領域の後端側で第3色
用の接触子と接続される幹線パターンを有することを特
徴とする。
【0010】上記構成によれば、各色用の接触子の有効
接触区間をより大きく確保しつつ、各色用の接触子と信
号入力部とを接続する配線パターンをフィルム基板の片
面上に配置形成することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、前記第1色用
の配線パターンはその幹線パターンの両端からそれぞれ
信号入力部へと延びており、前記第2色用の配線パター
ンは前記第1色用の配線パターンの内側で該第2色用の
配線パターンの幹線パターンの両端からそれぞれ信号入
力部へと延びており、前記第3色用の配線パターンは前
記第2色用の配線パターンの内側で該第3色用の配線パ
ターンの幹線パターンの略中央部から信号入力部へと延
びていることを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、3色の接触子と接続さ
れる幹線パターンにはそれぞれその両端から信号が供給
されるか、または、中央部から信号が供給される構造と
なるので、複数配列された接触子に供給される信号のレ
ベルを均等化することができ、より正確な液晶表示検査
を実現することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の表
示パネル検査用コンタクト装置において、フィルム基板
の先端領域内の前部側に配置される第1色用の接触子と
信号入力部とを接続する第1色用の配線パターンはフィ
ルム基板の先端領域内の前部側の接触子と後部側の接触
子との間で第1色用の接触子と接続される幹線パターン
を有し、フィルム基板の先端領域内の前部側又は後部側
に配置される第2色用の接触子と信号入力部とを接続す
る第2色用の配線パターンはフィルム基板の先端領域内
の前部側の接触子と後部側の接触子との間で第2色用の
接触子と接続される幹線パターンを有し、フィルム基板
の先端領域内の後部側に配置される第3色用の接触子と
信号入力部とを接続する第3色用配線パターンはフィル
ム基板の先端領域の後端側で第3色用の接触子と接続さ
れる幹線パターンを有することを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、フィルム基板の先端側
に接触子の配列方向に延びる配線パターンおよび幹線パ
ターンを被覆する絶縁膜を形成する必要がないので、フ
ィルム基板の先端領域内の接触子をより液晶表示パネル
側に近づけることができるとともに、接触子の有効接触
区間をより大きく確保することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1から4の
何れかに記載の表示パネル検査用コンタクト装置におい
て、表示パネルの基板に対するフィルム基板の先端領域
内の前部側には該先端領域内の後部側に配置された接触
子の前方延長上に位置する導体パターンが形成されてい
ることを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、フィルム基板の先端領
域の前部側に配置された接触子よりも大きな電気抵抗を
受ける後部側の接触子からの信号を、導体パターンによ
りバイパスさせて表示パネルに送ることができるので、
3色の表示条件を略均等にすることができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
何れかに記載の表示パネル検査用コンタクト装置におい
て、表示パネルの基板に対するフィルム基板の先端領域
内の後部側には該先端領域内の前部側に配置された接触
子の後方延長上に位置する補助パターンが形成されてい
ることを特徴とする。
【0018】上記構成によれば、接触子の配置ムラを補
助パターンで補うことができるので、フィルム基板およ
び先端領域を液晶表示パネルの個別電極に押圧接触させ
た場合に、その全面にわたって略均等な押圧力を発生さ
せることができ、より正確な検査が可能となる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
何れかに記載の表示パネル検査用コンタクト装置におい
て、前記配線パターンが絶縁膜で被覆されている領域に
対応して、コンタクトフィルムを表示パネルの個別電極
側に押し付ける弾性パッドの押圧面には、少なくとも絶
縁膜の厚み寸法分の深さの凹溝が形成されていることを
特徴とする。
【0020】上記構成によれば、絶縁膜による厚み増大
分を該凹溝にて逃がすことができるので、コンタクトフ
ィルムの接触子と表示パネルの個別電極とを確実に接触
させることができる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項3から7の
何れかに記載の表示パネル検査用コンタクト装置におい
て、フィルム基板の先端領域内の前記配線パターンの背
後に開口部が形成されていることを特徴とする。
【0022】上記構成によれば、幹線パターンの背後の
フィルム基板を切除したことにより、絶縁膜で被覆され
た幹線パターンの部分の柔軟性を確保できる。したがっ
て、コンタクトフィルムを個別電極と接触させたとき、
絶縁被覆された幹線パターンが柔軟に変形するので、接
触子と個別電極とを確実に接触させることができる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項1から7の
何れかに記載の表示パネル検査用コンタクト装置におい
て、フィルム基板の先端領域内の前部側の接触子と後部
側の接触子との間の部分をフィルム基板の背面側に屈曲
させたことを特徴とする。
【0024】上記構成によれば、フィルム基板の先端領
域内の前部側の接触子と後部側の接触子との間を縮める
ことができるので、フィルム基板の先端領域内に接触子
の有効な接触区間をより大きく確保することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例につき説明する。
【0026】
【第1実施例】図2および図3は、本発明を図1に示す
カラー液晶表示パネル1を検査するためのコンタクト装
置に適用した場合の第1実施例を示したものである。図
1は液晶表示パネルの平面図であり、図2はコンタクト
フィルムの配線パターンを示す平面図であり、図3はコ
ンタクト装置の要部側面図である。
【0027】図1に示す液晶表示パネル1においては、
液晶表示パネル1の長辺部の基板1a上にはソース側の
複数の個別電極2が複数(図示例では4つ)のブロック
に分かれて配列形成されており、各ブロックにおける個
別電極2の配列区間の両端近傍にそれぞれコモン電極4
が配設されている。一方、液晶表示パネル1の短辺部の
基板1a上にはゲート側の複数の個別電極3が複数(図
示例では2つ)のブロックに分かれて配列形成されてお
り、各ブロックにおける個別電極3の配列区間の両端近
傍にそれぞれコモン電極5が配設されている。以下に説
明するコンタクト装置10はソース側の個々の個別電極
2およびコモン電極4に対して用いられるものであり、
該コンタクト装置10はこれら個別電極2およびコモン
電極4に対して接触子を個別に接触させるコンタクトフ
ィルムを有する。一方、図示は省略するが、ゲート側の
個別電極3およびコモン電極5には、必要に応じてソー
ス側のコンタクトフィルムと同様の構成のコンタクトフ
ィルム、若しくは、個別電極3に対してそれらを互いに
連結するように配置された接触子と、コモン電極5二接
続される接触子とを備えたコンタクトフィルムを用いる
ことができる。
【0028】図2に示すように、この実施例におけるソ
ース側のコンタクトフィルム11は、例えばポリイミド
等の可橈性及び絶縁性を有するフィルム基板12上に液
晶表示パネル1のブロック内の複数の個別電極2と接触
させるための複数の個別電極用配線パターンが形成され
ており、色別の個別電極2の配列に対応して、コンタク
トフィルム11の先端領域には後述する色別の接触子R
b,Gb,Bbが配列形成されている。
【0029】複数の個別電極用配線パターンは、フィル
ム基板12の先端部側に最も外側を回る第1色用の配線
パターンRを有し、また、この第1色用パターンRの内
側を回る第2色用の配線パターンGが形成され、さら
に、該第2色用パターンGの内側に第3色用の配線パタ
ーンBが配されており、それぞれの配線パターンR,
G,Bのコンタクトフィルム11の先端縁に沿って迂回
する幹線パターンRa,Ga,Baは互い平行に配置さ
れており、該幹線部分Ra,Ga,Baより略直角に枝
分延長された接触子Rb,Gb,Bbが交互に配列され
ている。先端側に位置する第1色用幹線パターンRaか
らは後方に向けて第1色用接触子Rbが延長され、ま
た、第2色用幹線パターンGaからは前方に向けて第2
色用接触子Gbが延長され、該第1色用接触子Rbと第
2色用接触子Gbとは互いに隣接する如く配列され、且
つ、該2色の接触子Rb,Gbの斜め後側には第3色用
の幹線パターンBaから前方に向けて延長された第3色
用接触子Bbが配置されている。すなわち、コンタクト
フィルム11と液晶表示パネル1の個別電極2とが接触
する接触領域内において、第1色用及び第2色用の接触
子Rb、Gbは該接触領域の前部側に配置され、第3色
用の接触子Bbは該接触領域の後部側に配置されてい
る。なお、接触子Rb,Gb,Bb間のピッチは液晶表
示パネルの個別電極に対応して設定される。さらに、該
配線パターンR,G,Bはフレキシブル基板上にCuメ
ッキされたものをエッチングし、後にNi、Auの順に
無電解メッキすることが接触性能及び耐食性において望
ましいものである。また、基板の全面にメッキされたC
u上に重ねてNi、Auの順に電解メッキした後に、エ
ッチングにより配線パターンR,G,Bを形成したもの
であってもよく、製造方法については、特に限定されな
い。
【0030】このように配置された3色用接触子Rb,
Gb,Bbは、図2中に二点鎖線で示す液晶表示パネル
1側から延長された個別電極2のそれぞれの、第1〜第
3色用電極2a,2b,2cのそれぞれに対応して接触
する如く配置されている。
【0031】上記各接触子Rb,Gb,Bbは、配線パ
ターンの幹線部Ra,Ga,Baから櫛状を成して延長
され、特に前部の接触子Rb,Bbは、互いに噛合する
如く隣接されて配置されており、接触子Rb,Gb,B
bの互いの左右方向の離間距離は、同一に設定されてお
り、個別電極2a,2b,2cの前後側の何れかで必ず
接触するように構成されている。
【0032】なお、上記第2色用配線パターンGと第3
色用配線パターンBとの間には、左右に分岐された共通
電極用接触子15が配され、第3色用接触子Bbの左右
外側に隣接する如く配置されている。
【0033】上記配線パターンR,G,Bおよび、共通
電極用接触子15のそれぞれの左右の配線端部は、後方
に延長され、互いに閉回路を形成すると共に、前後位置
を互いに異にする如く配されたスルーホールRc,G
c,Bc,15cが設けられ、更に、該フィルム基板1
2に重合された他のソース側配線基板12aに接合され
ている。
【0034】さらに、上記配線パターンR,G,Bの互
いに平行な、それぞれの幹線パターン部Ra,Ga,B
aはそれぞれ全長にわたって帯状の絶縁膜13で被覆さ
れている。この絶縁膜13は例えばポリイミド系フォト
レジストであり、極力薄いことが望ましい。なお、絶縁
膜はアクリル系、ゴム系、エポキシ系等のものであって
もよい。該絶縁膜13は、コンタクトフィルム11の最
先端部の第1色用幹線パターンRaおよび中間部の第2
色用幹線パターンGaを被覆し、また、最後位の第3色
用幹線パターンBaおよび、全ての配線パターンの基部
側およびスルーホールRc,Gc,Bc,15cの部分
を含む範囲にわたり絶縁膜が被覆形成されている。
【0035】以上のように構成されたコンタクトフィル
ム11は、図3のコンタクト装置の要部側面図に示され
るように例えば合成ゴム等から形成された弾性パッド1
4により、液晶表示パネル1の個別電極2側に押圧され
接合して、検査を行うように構成されており、該コンタ
クトフィルム11の弾性パッド14から液晶表示パネル
1側に露出する縁部を、折り曲げて、起立縁11aを形
成することにより、接触子Rb,Gb,Bbをさらに、
液晶表示パネル1に近接することができ、通電性を良好
に保ち、正確な検査を実現することができるものであ
る。
【0036】さらに、前記弾性パッド14の中央の絶縁
膜13に対応する部分には左右方向に渡って凹欠する凹
溝14aを形成することにより、絶縁膜13の部分のみ
強く押し付けることを防止して、ゴムの異常変形を防止
し、且つ、押圧力の分布を均一化する如く構成し、押圧
力のムラの発生を阻止する構造となっている。
【0037】なお、第1〜第3色用の接触子Rb,G
b,Bbと接触する個別電極2a,2b,2cが何色の
画素に対応しているかは液晶表示パネル1の設計によっ
て任意に異なるものであり、色の並び方は本発明の要旨
とは関係ないことである。また、コンタクトフィルム1
1の接触子Rb,Gb,Bbを介して液晶表示パネル1
に供給される画素点灯用の信号も同一レベルのものであ
って色別に異なるものではなく、接触子Rb,Gb,B
bの何れか一種類を選択して液晶表示パネル1に信号を
送れば色別の点灯が可能であり、接触子Rb,Gb,B
bの全てに信号を供給して液晶表示パネル1を白色点灯
させることも可能である。
【0038】なお、上記コンタクトフィルムは、フレキ
シブルプリント基板であることが好ましいが、柔軟性に
貧しい絶縁基板であっても、個別電極2に対して均一に
接合可能な構造とすれば、使用可能である。
【0039】
【第2実施例】図4は本発明の第2実施例に係るコンタ
クトフィルムの配線パターンを示す平面図である。同図
に示されるコンタクトフィルム11の基本的構成の殆ど
は、上記第1実施例にて図2を参照して説明したコンタ
クトフィルム11と同様の構成を有するものなので、同
一構成部分については同一符号を付して説明を省略し、
異なる部分についてのみ新たに符号を付して、説明する
こととする。
【0040】図4において、コンタクトフィルム11の
最後位に位置する第3色用接触子Bbの先端側に、第1
色用接触子Rb及び第2色用接触子Gbと同様の配列位
置に配されたバイパス用の導体パターンBdが形成され
ている。該導体パターンBdは、他の全ての配線パター
ンから独立して形成されており、且つ、液晶表示パネル
1側の個別電極2よりも低い電気抵抗の導電パターンか
ら形成されてなり、図4中に二点鎖線で示される液晶表
示パネル1側の個別電極2cが接触され、第3色用接触
子Bbより、電圧の印加を受けた場合には個別電極2c
を流れる電流が、該導体パターンBdを設けた範囲で、
導体パターンBdを通じて、流れることにより、他の2
つの第1色用および第2色用接触子Rb,Gbよりも離
れて配置された第3色用接触子Bbの電気的抵抗の条件
を略同等に設定することが可能となる。また、上記共通
電極用接触子15の先端側にも同様の導体パターン15
dが配され、同様のバイパス効果を奏するように構成さ
れている。
【0041】
【第3実施例】図5は本発明の第3実施例に係るコンタ
クトフィルムの配線パターンを示す平面図、図6は図5
におけるコンタクト装置のA−A断面を示す断面図、図
7は図5のコンタクト装置のA−A断面の他の例を示す
断面図である。これらの図において、第3実施例の基本
的構成については上記第1及び第2実施例と同様なの
で、異なる部分に新たな符号を付して説明し、同一部分
に関しては、詳細説明を省略することとする。図5を参
照すると、コンタクトフィルム11と表示パネル1の個
別電極2との接触領域内において、第2色用幹線パター
ンGaの後方には各々の第1色用接触子Rbの後方延長
線上に位置する補助パターンRdと第2色用接触子Gb
の後方延長線上に位置する補助パターンGdがそれぞれ
形成されている。
【0042】このように各接触子Rb,Gb,Bbの第
2色用幹線パターンGaを挟む、反対側にそれぞれ、導
体パターンBdおよび補助パターンRd,Gdを形成す
ることにより、接触子の有無による高低差(厚み寸法の
変化)を無くすことができるので、接触子と液晶表示パ
ネル1の個別電極2との接触条件を均等化することがで
きる。
【0043】図6の側断面図に示されるように各接触子
(図中はGb)は、絶縁膜13の厚みに対応して、略同
等の高さの接触面を形成するように形成されて、より確
実な接触が得られるように構成されている。
【0044】さらに、図7の側断面図に示されるように
コンタクトフィルム11に施された絶縁膜13の厚みに
対応して、弾性パッド14に左右に延長された凹欠部1
4aを形成する如く、構造を変更することにより、絶縁
膜13の厚み分が、弾性パッド14側に逃げる状態に変
形されるので、接触子Rb,Gb,Bbの略全面を個別
電極2側に接触させることができ、より信頼性の高い検
査を可能とすることも可能である。該コンタクトフィル
ム11の絶縁膜13が被覆された部分は、弾性パッド1
4による押し付けて、折り曲げ変形されるように形成さ
れているが、予め、折り曲げ加工を施しておくことも可
能である。
【0045】
【第4実施例】図8は本発明の第4実施例を示すコンタ
クトフィルムの配線パターンを示す平面図、図9は図8
のA−A部分の側断面図である。これらの図において、
第4実施例の基本的構成については上記第1実施例と同
様なので、異なる部分にのみ新たな符号を付して説明す
る。
【0046】図中に示されるコンタクトフィルム11の
第1色用幹線パターンRaおよび第2色用幹線パターン
Gaの裏側のフィルム基板12にはそれぞれ長方形状の
開口部11b,11cが穿設されている。また、該開口
部11b,11cに対応する第1色用幹線パターンRa
と第2色用幹線パターンGaから枝分かれされた接触子
Rb,Gbのそれぞれには、十字状を成して、コンタク
トフィルム11に接着保持される如く延長された補強パ
ターンRe,Geが設けられている。補強パターンGe
は、第2色用幹線パターンGaに接続されているので、
接触子Gbとしての機能も果たすことが可能である。
【0047】また、上記第1色用幹線パターンRaと第
2色用幹線パターンGaの左右の折曲部においても、そ
の裏側のフィルム基板12には開口部11d,11eが
それぞれ穿設されており、補強パターンRe,Geが設
けられている。
【0048】このように構成されたコンタクトフィルム
11には、前述までの実施例と同様に図9に示す絶縁膜
13が設けられており、この絶縁膜13に対応する部位
に前述の開口部11b,11c、および、開口部11
d,11eが穿設されている。さらに、液晶表示パネル
1の個別電極2に対して該コンタクトフィルム11を押
圧する弾性パッド14の押圧面には、該絶縁膜13に対
応する部位に左右に渡って切除された切欠部14aが形
成されている。
【0049】以上のように構成されたコンタクトフィル
ム11を弾性パッド14が押圧した場合には、図9中に
示されるように、絶縁膜13に対応された開口部11
b,11cおよび開口部11d,11eの部分の剛性が
低いので、該コンタクトフィルム11は、柔軟に変形し
上記弾性パッド14の切欠部14aの内側に沈み込み、
より均一な圧力によって接触子Rb,Gb,Bbを押圧
することができる。
【0050】なお、以上に説明したコンタクトフィルム
11は、図10に示されるように左右側方向に複数が連
続して形成されてなり、それぞれの、単位基板は、各幹
線パターン部分Ra,Ga,Ba、および、接触子R
b,Gb,Bbを、分離境界16にて斜めに切断され、
これを組み合わせることにより、完成されるように構成
することができる。このように斜めに切断された分離構
造によれば、温度等の環境変化によって、伸縮するコン
タクトフィルム11の寸法変化を、細かく分割すること
で好適に分散吸収し、変形量の集中を防止して、個別電
極2への対応精度を確保することができる。
【0051】
【第5実施例】図11(a)は本発明の第5実施例にお
けるコンタクトフィルムコンタクトフィルムの配線パタ
ーンを示す平面図、図11(b)は同図(a)の配線パ
ターンの一部に絶縁膜を施したコンタクトフィルムの平
面図、図11(c)は同図(b)に示すコンタクトフィ
ルムの側面図である。
【0052】図11(a)〜(c)に示される第5実施
例のコンタクトフィルム11には、左側基部に3つのス
ルーホールRc,Gc,Bcが左右に配列されてなり、
これらのスルーホールRc,Gc,Bcから先端側に向
けて延長された各配線パターンR,G,Bは、それぞれ
が、先端側縁部に平行な櫛状に配されて、互が交互に噛
合する如く位置して、密に配されている。
【0053】該配線パターンR,G,Bのうち、第1色
用の配線パターンRは、左端のスルーホールRcからコ
ンタクトフィルム11の先端側に直線状に延長され、先
端縁部で右側に折曲され、右側に向けて延長された幹線
パターンRaが形成され、該幹線パターンRaの中途部
および先端部から、コンタクトフィルム11の後側に向
かう複数本の接触子Rbが平行に延長されている。
【0054】また、第2色用配線パターンGは、3つの
うちの中央に位置するスルーホールGcから先端側に直
線状に延長され、その先端部に接触子Gbが形成され、
また、中途部より右側に向けて分岐され延長された幹線
パターンGaが形成され、該幹線パターンGaの中途部
および先端部からは、コンタクトフィルム11の先端側
に向かう複数の接触子Gbが平行に形成されている。
【0055】また、3つのうち右側に位置するスルーホ
ールBcから前方に向けて延長された第3色用配線パタ
ーンBは、上記第2色用配線パターンGの右側への分岐
部分より僅かに後方にて同様に右側に折曲され、延長さ
れて、最右側で前方に折り曲げ延長されて、接触子Bb
が形成され、さらに、前部に位置する接触子Rbと後部
に位置する接触子Gbの間を右側から左側に向けて第3
色用幹線パターンBaが延長され、その先端はスルーホ
ールGcから直線状に延長された接触子Gbに隣接する
位置まで配されて。先端部および中途部には、コンタク
トフィルム11の前後方向に延長され、上記前後の接触
子Rb,Gbにそれぞれ噛合する如く、配置延長され
て、全ての接触子Rb,Gb,Bbは互いの左右方向に
間隔が均一になる如く配置されている。
【0056】さらに、図11(b)に示す如く、幹線パ
ターンRa,Baには絶縁膜13が施され、片面プリン
ト基板でありながら、検査回路を完成させている。ま
た、図11(c)に示すように、中央部の絶縁膜13を
背面側に屈曲させて折り畳むことにより、前後に分断さ
れた接触子Rb,Gb,Bbを近接させ、より多くの接
触面を確保することができるように構成されている。
【0057】上述のように構成されることにより、本来
ならば接触子Rb,Gb,Bbを形成することができな
い、各色の配線パターンR,G,Bの配線中途部を接触
子として兼用することが可能となり、スペース効率の高
い配線利用が可能となる。
【0058】なお、図中において、Lで示される範囲
は、液晶表示パネルの個別電極に対する接触範囲であ
る。
【0059】
【第6実施例】図12(a)は本発明の第6実施例にか
かるコンタクトフィルムの配線パターンを示す平面図、
図12(b)は同図(a)の配線パターンの一部に絶縁
膜を施したコンタクトフィルムの平面図、図12(c)
は同図(b)のコンタクトフィルムの側面図である、
【0060】図12(a)〜(c)を参照すると、第6
実施例のコンタクトフィルム11には、左側基部に3つ
のスルーホールRc,Gc,Bcが左右に配列されてな
り、これらのスルーホールRc,Gc,Bcから先端側
に向けて延長された各配線パターンR,G,Bは、それ
ぞれが、先端側縁部に平行な櫛状に配されて、互が交互
に噛合する如く位置することで、密に配されている。
【0061】該配線パターンR,G,Bのうち、第1色
表示のための配線パターンRは、左端のスルーホールR
cからコンタクトフィルム11の先端側に直線状に延長
され、中途部より右側に折曲され、延長された幹線パタ
ーンRaが形成され、該幹線パターンRaの中途部およ
び先端部からは、コンタクトフィルム11の後側に向か
う複数本の接触子Rbが平行に延長されている。
【0062】また、第2色用配線パターンGは、3つの
うちの中央に位置するスルーホールGcから先端側に直
線状に延長され、その先端部に接触子Gbが形成され、
また、中途部より右側に向けて分岐され延長された幹線
パターンGaが形成され、該幹線パターンGaの中途部
および先端部からは、コンタクトフィルム11の先端側
に向かう複数の接触子Gbが平行に形成されている。
【0063】また、3つのうち右側に位置するスルーホ
ールBcから前方に向けて延長された第3色用配線パタ
ーンBは、上記第2色用配線パターンGの右側への分岐
部分より僅かに後方にて同様に右側に折曲され、延長さ
れて、最右側で前方に折り曲げ延長されて、接触子Bb
が形成され、さらに、後部に位置する接触子Rb、Gb
の前部を右側から左側に向けて第3色用幹線パターンB
aが延長されている。該第3色用幹線パターンBaは上
記第1色用幹線パターンRaの前側に隣接して配されて
おり、先端部および中途部からはコンタクトフィルム1
1の先端側に向かう複数の接触子Bbが平行に分岐延長
されている。
【0064】さらに、コンタクトフィルム11の後部に
配置された、第1色用接触子Rbおよび第2色用接触子
Gbは、第3色用幹線パターンGaを越えた前側に、対
応する導体パターンRd,Gdを備えている。該導体パ
ターンRd,Gdは、接触子Rb,Gbとは独立した導
電パターンであり、図示しない液晶表示パネルの個別電
極に接合した場合に、配設区間において高電気伝導率で
バイパス効果を発生するように構成されている。
【0065】また、第3色用接触子Bbに対応する第1
色用幹線パターンRaの後側には、補助パターンBdが
形成されており、該補助パターンBdもまた、上記導体
パターンRd,Gdと同様に、他の何れの導電パターン
とも接続されずに独立して形成され、図示しない液晶表
示パネルの個別電極に接合した場合に、他の隣接する接
触子Rb,Gbに隣接して、全面的に均一な押圧力条件
を確保するように構成されている。
【0066】さらに、図12(b)に示す如く、幹線パ
ターンRa,Baには絶縁膜13が施され、片面プリン
ト基板でありながら、検査回路を完成させている。ま
た、図12(c)に示すように、中央部の絶縁膜13を
折り畳むことにより、前後に分断された接触子Rb,G
b,Bbを近接させ、より多くの接触面を確保すること
ができるように構成されている。
【0067】上述のように構成されることにより、実施
例5と同様に、本来ならば接触子Rb,Gb,Bbを形
成することができない、各色の配線パターンR,G,B
の中途部を接触子として利用することが可能となり、ス
ペース効率の高い利用が可能となる。さらに、コンタク
トフィルム11の先端側の幹線パターンを廃止すること
ができ、より液晶表示パネル側に近接した接触子の配置
を可能とする。
【0068】なお、図中において、Lで示される範囲
は、カラー液晶表示パネルの個別電極に対する接触範囲
である。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、カラー表示パネルの画素を色別に点灯させる
ことができ、しかも安価な製造コストで電気的信頼性を
確保することができ、且つ、小型の表示パネル検査用コ
ンタクト装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー液晶表示パネルの平面図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるコンタクトフィル
ムの配線を示す平面図である。
【図3】図2のコンタクトフィルムを使用したコンタク
ト装置の概略的側面図である。
【図4】本発明の第2実施例のコンタクトフィルムの配
線を示す平面図である。
【図5】本発明の第3実施例のコンタクトフィルムの配
線を示す平面図である。
【図6】図5のA−A部分の側断面図である。
【図7】図5のA−A部分の他の例を示す側断面図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例のコンタクトフィルムの配
線を示す平面図である。
【図9】図8のA−A部分の側断面図である。
【図10】コンタクトフィルムの分割構造を示す平面図
である。
【図11】本発明の第5実施例のコンタクトフィルムの
製造工程および構造を(a),(b),(c)の各図で
示す説明図である。
【図12】本発明の第6実施例のコンタクトフィルムの
製造工程および構造を(a),(b),(c)の各図で
示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル 2 ソース側の個別電極 2a,2b,2c 個別電極 3 ゲート側の個別電極 4,5 コモン電極 10 コンタクト装置 11 コンタクトフィルム 11b,11c,11d,11e 開口部 12 フィルム基板 12a 配線基板 R、G、B 配線パターン Ra,Ga,Ba 幹線パターン Rb,Gb,Bb 接触子 Rc,Gc,Bc スルーホール Bd 導体パターン Rd,Gd 補助パターン Re,Ge 補強パターン 13 絶縁膜 14 弾性パッド 14a 凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−78969(JP,A) 特開 平7−199210(JP,A) 特開 平8−240627(JP,A) 特開 平8−43438(JP,A) 特開 平4−184264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/00 G01R 1/073 G02F 1/13 101 G09F 9/00 352 G01M 11/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー表示パネルの基板上に配列形成さ
    れた色別の複数の個別電極にコンタクトフィルムの先端
    領域を接触させて表示品位等の検査用の信号を色別に供
    給する表示パネル検査用コンタクト装置において、 前記コンタクトフィルムが、可撓性を有するフィルム基
    板と、前記個別電極の配列に対応して前記フィルム基板
    の先端部分の片面上に配列された色別の複数の接触子と
    を備え、前記接触子のうちの何れか一色用の接触子が他
    の二色用の接触子に対しフィルム基板の先端領域内の前
    部側または後部側に位置をずらして順番に配置され、各
    色用の接触子が互いに交差することなく前記フィルム基
    板上に形成された配線パターンを介してコンタクトフィ
    ルムの後端部側に形成された信号入力部に接続され、少
    なくともフィルム基板の先端領域内において前記配線パ
    ターンが絶縁膜で被覆されていることを特徴とする表示
    パネル検査用コンタクト装置。
  2. 【請求項2】 フィルム基板の先端領域内の前部側に配
    置される第1色用の接触子と信号入力部とを接続する第
    1色用の配線パターンはフィルム基板の先端領域の先端
    側で接触子の配列方向に延びて第1色用の接触子と接続
    される幹線パターンを有し、フィルム基板の先端領域内
    の前部側又は後部側に配置される第2色用の接触子と信
    号入力部とを接続する第2色用の配線パターンはフィル
    ム基板の先端領域内の前部側の接触子と後部側の接触子
    との間で接触子の配列方向に延びて第2色用の接触子と
    接続される幹線パターンを有し、フィルム基板の先端領
    域内の後部側に配置される第3色用の接触子と信号入力
    部とを接続する第3色用配線パターンはフィルム基板の
    先端領域の後端側で接触子の配列方向に延びて第第3色
    用の接触子と接続される幹線パターンを有することを特
    徴とする請求項1に記載の表示パネル検査用コンタクト
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1色用の配線パターンはその幹線
    パターンの両端からそれぞれ信号入力部へと延びてお
    り、前記第2色用の配線パターンは前記第1色用の配線
    パターンの内側で該第2色用の配線パターンの幹線パタ
    ーンの両端からそれぞれ信号入力部へと延びており、前
    記第3色用の配線パターンは前記第2色用の配線パター
    ンの内側で該第3色用の配線パターンの幹線パターンの
    略中央部から信号入力部へと延びていることを特徴とす
    る請求項2に記載の表示パネル検査用コンタクト装置。
  4. 【請求項4】 フィルム基板の先端領域内の前部側に配
    置される第1色用の接触子と信号入力部とを接続する第
    1色用の配線パターンはフィルム基板の先端領域内の前
    部側の接触子と後部側の接触子との間で接触子の配列方
    向に延びて第1色用の接触子と接続される幹線パターン
    を有し、フィルム基板の先端領域内の前部側又は後部側
    に配置される第2色用の接触子と信号入力部とを接続す
    る第2色用の配線パターンはフィルム基板の先端領域内
    の前部側の接触子と後部側の接触子との間で接触子の配
    列方向に延びて第2色用の接触子と接続される幹線パタ
    ーンを有し、フィルム基板の先端領域内の後部側に配置
    される第3色用の接触子と信号入力部とを接続する第3
    色用配線パターンはフィルム基板の先端領域の後端側で
    接触子の配列方向に延びて第3色用の接触子と接続され
    る幹線パターンを有することを特徴とする請求項1に記
    載の表示パネル検査用コンタクト装置。
  5. 【請求項5】 表示パネルの基板に対するフィルム基板
    の先端領域内の前部側には該先端領域内の後部側に配置
    された接触子の前方延長上に位置する導体パターンが形
    成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか
    に記載の表示パネル検査用コンタクト装置。
  6. 【請求項6】 表示パネルの基板に対するフィルム基板
    の先端領域内の後部側には該先端領域内の前部側に配置
    された接触子の後方延長上に位置する補助パターンが形
    成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか
    に記載の表示パネル検査用コンタクト装置。
  7. 【請求項7】 前記配線パターンが絶縁膜で被覆されて
    いる領域に対応して、コンタクトフィルムを表示パネル
    の個別電極側に押し付ける弾性パッドの押圧面には、少
    なくとも絶縁膜の厚み寸法分の深さの凹溝が形成されて
    いることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の
    表示パネル検査用コンタクト装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルム基板の先端領域内の前記配
    線パターンの背後に開口部が形成されていることを特徴
    とする請求項3から7の何れかに記載の表示パネル検査
    用コンタクト装置。
  9. 【請求項9】 フィルム基板の先端領域内の前部側の接
    触子と後部側の接触子との間の部分をフィルム基板の背
    面側に屈曲させたことを特徴とする請求項1から8の何
    れかに記載の表示パネル検査用コンタクト装置。
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