JP2000137445A - 平面表示装置 - Google Patents

平面表示装置

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JP2000137445A
JP2000137445A JP10312256A JP31225698A JP2000137445A JP 2000137445 A JP2000137445 A JP 2000137445A JP 10312256 A JP10312256 A JP 10312256A JP 31225698 A JP31225698 A JP 31225698A JP 2000137445 A JP2000137445 A JP 2000137445A
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drive circuit
drive
driving
display device
mounting connection
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Naofumi Sato
直文 佐藤
Yusuke Horii
雄介 堀井
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 COG方式で搭載される駆動ICチップ4
に駆動入力を行うためにフレキシブル配線基板(FP
C)1備えた平面表示装置10において、画像を表示し
ない周縁部28の幅を小さくできるとともに、FPC1
表示パネル2に接続する際の工程負担を低減することの
できるものを提供する。 【解決手段】駆動ICチップ4−1と駆動ICチップ4
−2の間に配置されたFPC1の枝部分17−1から駆
動ICチップ4−1及び4−2に駆動入力信号を供給
し、枝部分17−2からその左右の駆動ICチップ4−
3及び4−4に駆動入力信号を供給するという具合に配
線を行う。このような配線構造により、FPCの枝部分
17の数、すなわちFPC1を実装するための圧着操作
の数を大幅に少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルの周縁
部に、複数の駆動回路部と、これら駆動回路部に駆動入
力を行うための配線基板とを実装した平面表示装置に関
する。特には、表示パネルの周縁部に、駆動ICチップ
を直接実装した、いわゆるチップオングラス(COG)
方式の平面表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置等の、画像表示を行う平面
表示装置において、表示パネル周縁部の画像非表示領域
(額縁部と呼ばれる)の割合を少なくするとともに、平
面表示装置の部品及び組立コストを低減することができ
る方式の一つとして、駆動回路部を表示パネル周縁部上
に配置する方式が検討されている。この方式には、CO
G方式のものの他、駆動回路部を表示パネル周縁部に一
体に設ける方式がある。
【0003】以下、従来の技術について、COG方式で
あって、各表示画素にスイッチ素子が配置された光透過
型のアクティブマトリクス型の液晶表示装置を例にとり
説明する。
【0004】まず、この種の液晶表示装置として従前よ
り一般的であったものについて図5を用いて説明する。
【0005】アクティブマトリクス型液晶表示装置10
0は、アレイ基板126と対向基板127との間に配向
膜を介して液晶層が保持されて成っている。アレイ基板
126においては、ガラスや石英等の透明絶縁基板上
に、上層の金属配線パターンとして例えば複数本の信号
線と、下層の金属配線パターンとして例えば複数本の走
査線とが絶縁膜を介して格子状に配置され、格子の各マ
ス目に相当する領域にITO(Indium-Tin-Oxide)等の透
明導電材料からなる画素電極が配される。そして、格子
の各交点部分には、各画素電極を制御するスイッチング
素子が配されている。スイッチング素子が薄膜トランジ
スタ(以下、TFTと略称する。)である場合には、T
FTのゲート電極は走査線に、ドレイン電極は信号線に
それぞれ電気的に接続され、さらにソース電極は画素電
極に電気的に接続されている。
【0006】対向基板127は、ガラス等の透明絶縁基
板上にITOから成る対向電極が配置され、またカラー
表示を実現するのであればカラーフィルタ層が配置され
て構成されている。
【0007】上記のアレイ基板126が上記対向基板1
27から一長辺(X端辺)102a側に突き出してなる
棚状周縁部128には、信号線駆動用の複数の駆動IC
チップ104がフェースダウン実装され、各駆動ICチ
ップ104から、複数の信号線へと駆動信号の供給が行
われる。ここで、フェースダウン実装とは、一方の電子
部品またはその一部が他方の電子部品上に直接搭載され
るとともに、一方の電子部品の下面に形成された端子群
と、他方の電子部品の上面に形成された対応する端子群
とが、ACF等を介して直接接続される実装方式をい
う。具体的には、駆動ICチップ104の出力バンプ
と、信号線及び走査線からの引き出し配線の先端部に形
成されるリード線とが異方性導電フィルム(ACF)ま
たは異方性導電樹脂を用いて接続される。
【0008】一方、アレイ基板126が上記対向基板1
27から一短辺(Y端辺)側に突き出してなる棚状周縁
部129には、一つまたは複数の走査線駆動用駆動IC
チップがフェースダウン実装される。
【0009】なお、以下においては、説明を簡単にする
ために、走査線駆動側(Y端辺)の棚状周縁部129に
おける駆動ICチップ及びフレキシブル配線基板(以
降、FPCと略称する。)の接続についての記述は省略
する。また、FPCは、通常、表示パネルへの実装の後
に、表示パネルの裏側へと折り返されるが、図に示すよ
うな折り返す前の状態で説明する。
【0010】図5中に示す例においては、一つの細長い
FPC101が、表示パネル102の一長辺(X端辺)
102aに沿ってその外側に配され、FPC101から
各駆動ICチップ104に向かって枝部分117がそれ
ぞれ延在される。枝部分117は、駆動ICチップ10
4から見て表示パネル外側の領域において棚状周縁部1
28にフェースダウン実装され、これにより、この枝部
分117の下面の出力端子が、棚状周縁部128上のI
C入力用配線のパッドと、ACF等を介して接続され
る。
【0011】ACF等を介して駆動ICチップ104が
搭載された後、FPC101を表示パネル102の棚状
周縁部128に実装する際には、まず、FPC101の
各枝部分117の下面の出力端子群と、棚状周縁部12
8の対応する接続パッドとの位置合わせを行い、次いで
各枝部分117について逐次仮圧着及び熱圧着が行われ
る。
【0012】しかし、駆動ICチップ104に駆動入力
を行うための、FPC101とこれに接続する部分の構
造がこのようであると、駆動ICチップ104が搭載さ
れた領域の外側に、FPC101との接続領域を設ける
ため、この分だけ棚状周縁部128の幅を大きくとる必
要があり、したがって、表示パネル102における画像
非表示領域の面積割合が大きくなってしまうという問題
があった。
【0013】次に、上記問題を解決するために考案され
た平面表示装置200(特開平9−54333に開示し
たものとほぼ同様)について図6により説明する。
【0014】図6に示すように、FPC101の各枝部
分117は、駆動ICチップ104を左右(X端辺方向
の両側)から挟む、周縁部空き領域105にフェースダ
ウン実装されている。各駆動ICチップ104には、そ
の両側の枝部分117から駆動入力信号が供給される。
【0015】本明細書において、周縁部空き領域には、
駆動回路部にその左右から直接隣接する領域すなわち駆
動回路部を左右方向に延在した領域のみならず、この領
域に表示パネル外側(表示パネルの端辺側)及び表示パ
ネル内側から隣接する、表示パネル周縁部上の領域をも
含むものとする。
【0016】図6に示すような平面表示装置であると、
棚状周縁部128の幅を充分に狭小とすることができ
る。
【0017】しかし、枝部分117の数は、駆動ICチ
ップ104の数よりもさらに一つ多いものとなり、枝部
分117の数が多い分だけFPC101を実装する工程
における工程負担が大きくなっていた。FPC101の
実装にあたっては、例えば、ACFを介してパッド形成
領域上に載置された各枝部分117に対し、逐次圧着ツ
ールをあてがうことにより、仮圧着及び熱圧着(本圧
着)を行う必要があるからである。
【0018】図7には、表示パネルにおける画像非表示
領域の面積割合を小さくする目的で提案された他の従来
技術の液晶表示装置300(特開平5−107551)
について示す。
【0019】図7に示すように、全体が一つの帯状をな
すFPC301が、X端辺上の全ての駆動ICチップ1
04−1〜4を覆い、これら駆動ICチップ104を左
右両側から挟む周縁部空き領域305−1〜5の全てに
おいて、アレイ基板の棚状周縁部128上のパッド群と
接続する、実装接続部307−1〜5を形成している。
【0020】この場合も、実装接続部307の数が多い
分だけFPC301を実装する工程における工程負担が
大きくなっていた。特に、この従来技術においては、F
PC301が、複数のアーチ橋と橋桁部とからなる錦帯
橋のような複雑な形状をなしてアレイ基板周縁部128
上に実装されるものである。そのため、周縁部空き領域
305−1〜5のそれぞれにおいて、FPC301の出
力端子と入力パッドとを逐次位置合わせして位置ずれを
防止しながら貼り付けるという非常に労力のかかる作業
を繰り返す必要があった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたものであり、表示パネルの周縁部に、複
数の駆動回路部と、これら駆動回路部に駆動入力を行う
ための配線基板とを実装した平面表示装置において、画
像を表示しない周縁部の幅を小さくできるとともに、配
線基板を実装するための工程負担を充分に低減できるも
のを提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の平面表示装置
は、表示パネルと、前記表示パネルの周縁部上に、前記
表示パネルの少なくとも一の端辺に沿って配置される複
数の駆動回路部と、前記の表示パネルの周縁部上におい
て、前記駆動回路部に対して前記一の端辺に沿った方向
から隣接する前記駆動回路部の空き領域に配置され、前
記駆動回路部に電気的に接続される複数のパッド群と、
前記一の端辺に沿って延びる一つの帯状体を少なくとも
含み、前記空き領域上に配置されその出力端子群が前記
入力パッドに電気的に接続される実装接続部を備え、こ
の実装接続部の出力端子群及び前記パッド群を介して、
前記一の端辺に沿って配置される複数の駆動回路部のそ
れぞれに駆動電力及び駆動入力信号の供給を行う配線基
板とを含む平面表示装置において、前記実装接続部は、
複数の前記空き領域のうちの一部のもののみに配置さ
れ、一の前記駆動回路部とその隣の前記駆動回路部から
なる2個組みの少なくとも一つは、一の前記実装接続部
が配置された前記空き領域を挟み、かつ、少なくとも一
方の側において、前記実装接続部が配置されない前記空
き領域に隣接し、前記2個組をなす二つの駆動回路部に
は、少なくとも前記駆動電力が専ら前記一の実装接続部
から供給されることを特徴とする。
【0023】上記構成により、画像を表示しない周縁部
の幅を小さくできるとともに、FPCを実装するための
工程負担を低減することができる。
【0024】請求項3記載の平面表示装置は、一の前記
駆動回路部の重心が、この駆動回路部から延びる引き出
し配線群の重心よりも、前記実装接続部が配置されない
空き領域の側に偏っていることを特徴とすることを特徴
とする。
【0025】このような構成であると、実装接続部を配
置するための面積を充分に確保することができ、そのた
め、実装接続部と表示パネルの周縁部との機械的及び電
気的な接続について充分な信頼性を得ることが出来る。
【0026】請求項5記載の平面表示装置は、二つの前
記駆動回路部に挟まれ、かつ、前記実装接続部が配置さ
れない空き領域には、一方の前記駆動回路部とその隣の
他方の前記駆動回路部とを直接結び、この一方の駆動回
路部から当該他方の駆動回路部へとスタートパルス信号
を伝送するためのパターン配線が備えられることを特徴
とする。
【0027】このような構成であると、FPCを実装す
るための工程負担を充分に低減しても、スタートパルス
等を伝達するための配線が複雑になることを防止するこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施例の平面表示装置に
ついて図1〜2を用いて説明する。図1は、実施例の平
面表示装置における駆動入力用周縁部の構成を示す模式
的な平面図である。図2は、平面表示装置の要部分解斜
視図である。
【0029】以下において、説明を簡単にするため、走
査線駆動側(Y端辺)の棚状周縁部における駆動ICチ
ップ及びFPCの接続については省略する。
【0030】平面表示装置10は、COG方式のアクテ
ィブマトリクス型の液晶表示装置であり、図2に示すよ
うに、アレイ基板26及び対向基板27を、配向膜及び
液晶層を介して組み合わせてなる。下方のアレイ基板2
6は、上方の対向基板27よりも大きく形成されて、一
長辺(X端辺2a)側に突き出した部分が信号線駆動入
力のための棚状周縁部28を形成している。
【0031】この棚状周縁部28には、ACFを介して
信号線駆動のための駆動ICチップ4が直接搭載され、
これにより駆動ICチップ4の下面の入出力バンプと基
板上の入出力リード線23,25とが端子接続される。
平板長方形の駆動ICチップ4の表示パネル内側(端辺
2aから遠い側)の長辺に沿っては、駆動ICチップ4
から信号線の引き出し配線24に出力するための多数の
画像表示領域側リード線25が設けられ、画像表示領域
側リード線25は、信号線からの引き出し配線24と連
続して形成されている。駆動ICチップ4の表示パネル
外側(端辺2a側)の長辺に沿っては、後述のフレキシ
ブル配線基板(FPC1)に接続するための、FPC側
リード線23が複数設けられる。
【0032】FPC側リード線23からは、FPC1の
端子に電気的に接続するためのIC−FPC間パターン
配線21が、駆動ICチップ4より表示パネル外側の端
縁領域51を経て、駆動ICチップ間の周縁部空き領域
5へと延びており、その先端にパッド22を形成してい
る。IC−FPC間パターン配線21、パッド22及び
FPC側リード線23は、アレイ基板26上のパターン
配線として一体に設けられる。
【0033】一つの駆動ICチップ4に電気的に接続す
るための複数のパッド22が整列されて一つのパッド群
3をなしている。図2に示す例で、パッド群3は、駆動
ICチップ間の周縁部空き領域5中にあって、その左右
(X端辺に沿った両側)の駆動ICチップ4の表示パネ
ル外側の長辺を結んだ線よりも表示パネル外側に位置し
ている。
【0034】図2に示すように、各駆動ICチップ4に
駆動入力を行うためのFPC1は、表示パネル2のX端
辺2aに沿って配される1本の帯状をなす幹部分16
と、これから略直角に分岐して突き出した複数の枝部分
17とからなる。このFPCの幹部分16の一端(通常
Y端辺に近い方の端、図では右端)には、外部からFP
C1へ入力を行うための入力端子群18が形成される。
【0035】図1に示すように、各枝部分17は、駆動
ICチップ間の周縁部空き領域5−1〜5に対して一つ
置きに配置される。すなわち、各駆動ICチップ4は、
枝部分17が配置される周縁部空き領域と、枝部分17
が配置されない周縁部空き領域とに挟まれる。なお、本
明細書において一つ置きに配置されるとは、両端の周縁
部空き領域5−1,5−5に共に枝部分17が配置され
るような場合を含まないものとする。
【0036】したがって、各枝部分17及び各駆動IC
チップ4に対してFPC1の入力端子群18に近い方
(図では右端)から順に番号を付した場合、枝部分17
−1が駆動ICチップ4−1と駆動ICチップ4−2の
間に配置され、枝部分17−2が駆動ICチップ4−3
と駆動ICチップ4−4の間に配置される。IC−FP
C間配線21を介して、枝部分17−1がその左右(X
端辺に沿った両側)の駆動ICチップ4−1及び4−2
に駆動入力信号を供給し、同様に、枝部分17−2がそ
の左右の駆動ICチップ4−3及び4−4に駆動入力信
号を供給する。
【0037】また、駆動ICチップ4間の間隔は、枝部
分17が配置される周縁部空き領域5−2,5−4にお
いて、枝部分17が配置されない周縁部空き領域5−3
に比べて著しく大きい。図示の例では、枝部分17が配
置される周縁部空き領域5−2,5−4における駆動I
Cチップ4間の間隔は、枝部分17が配置されない周縁
部空き領域5−3における駆動ICチップ4間の間隔の
約3倍である。
【0038】さらに、一つの駆動ICチップ4から表示
パネル内側へと斜めに延びる信号線の引き出し配線24
は、枝部分17が配置される側でそうでない側よりも、
長く形成される。すなわち、一つの駆動ICチップ4か
ら表示パネル内側へと延びる引き出し配線群24Aが棚
状周縁部28上でなす略台形について見た場合、台形の
両側の斜辺は、枝部分17が配置される側で、より長
い。
【0039】より一般的には、棚状周縁部28上におい
て、駆動ICチップ4の重心は、この駆動ICチップ4
から延びる引き出し配線群24Aの重心よりも、枝部分
17が実装される側に偏ることとなる。なお、引き出し
配線群24Aの重心とは、例えば、周縁棚部28上の引
き出し配線群24Aが配置された領域を、均一な厚さの
板と考えた場合の重心である。
【0040】駆動ICチップ4の数が図示の4以外の偶
数2nであっても、全く同様にして枝部分17が配置さ
れ、その場合の枝部分17の数はnである。駆動ICチ
ップ4の数が奇数である場合には、枝部分17の数はn
+1となる。
【0041】駆動ICチップ4の数が奇数2n+1であ
る場合には、例えば次のように構成される。FPCの枝
部分17−1〜nについては、駆動ICチップ4の数が偶
数の場合と全く同様とし、左端の枝部分17−n+1から
は左端の駆動ICチップ4−2n+1のみに駆動入力信号を
供給するように配線を行う。
【0042】FPC1の枝部分17の下面には、その左
右各辺に沿った方向へと短冊状の枝部端子12が並列さ
れた枝部端子群11が設けられる。枝部端子12及びこ
れに端子接続されるパッド22は、通常図示のように略
左右方向に延びるように配置されるが、必要に応じ左右
方向から適当に傾斜される。枝部分17の左右の枝部端
子群11は、それぞれ、枝部分17の左右の駆動ICチ
ップ4に駆動入力信号を供給するための端子である。た
だし、駆動ICチップ4の数が奇数2n+1である場
合、例えば、左端の枝部分17−n+1には、その左辺の
みに沿って枝部端子群11が設けられる。
【0043】枝部端子群11をなす各枝部端子12は、
スタートパルス用の端子といった一部の端子を除き、そ
れぞれ、FPC1の裏面上の枝配線13と、FPCを貫
くコンタクトホール14とを介して、幹部分16の表の
面上の各主配線15に接続している。各コンタクトホー
ル14は、主配線15から枝配線13へと駆動信号を分
配するための配線分岐部をなしている。
【0044】枝部分17−1の裏面上において、枝配線
13が配置された領域よりも枝部分17の先端側すなわ
ち表示パネル内側に、枝部分17−1の左右の駆動IC
チップ4−1,4−2を電気的に接続する横断配線19
が設けられる。横断配線19は、駆動ICチップ4−1
から駆動ICチップ4−2へとスタートパルスSTを伝
達するための配線である。枝部分17−2についても同
様である。
【0045】枝部分17は、横断配線19よりもさらに
表示パネル内側に、表示パネル2との機械的な接続を確
実に行うための固定用延在部17aを形成している。
【0046】FPC1の実装のためには、まず、パッド
群3を覆うようにAFCが載置される。そして、FPC
1の枝部端子12と表示パネル上の対応するパッド22
とが重なり合うように、表示パネル2とFPC1との位
置合わせが行われた後、各枝部分17について圧締ツー
ルにより仮圧着を行い、最後にヒートツールにより熱圧
着を行う。
【0047】本実施例によると、表示パネルの一の端辺
に沿って駆動ICチップ4が2n個配置されている場合
にFPC1の枝部分17の数をn個とすることができる
ため、各枝部分17を装着するための圧着操作はn回で
良い。また、駆動ICチップ4が2n+1個配置されて
いる場合に、枝部分17の数すなわち必要な圧着操作の
数をn+1とすることができる。これに対して、図4に
示した従来技術においては、枝部分17及び圧着操作の
必要な数が、駆動ICチップ4の数より一つ多いもので
あった。したがって、本実施例により、圧着操作の工数
を大幅に削減することができる。
【0048】本実施例においては、一駆動ICチップの
ためのIC−FPC間パターン配線21(図には模式的
に6本を示す)全てが、互いに並べられて、駆動ICチ
ップ4の表示パネル外側の領域を通るように配置した
が、これら配線のための領域は、充分に狭くできるた
め、棚状周縁部28の幅をほとんど増加させることがな
い。また、本実施例では駆動ICチップ4の手前の長辺
に沿って入力バンプが設けらており、駆動ICチップ4
の左右方向の辺に沿って入力バンプを設ける場合に比べ
て、ICチップの製造及び装着における安定性及び信頼
性を高く保つことができる。
【0049】一方、複数のパッド22からなるパッド群
3を配置するために充分な奥行き寸法(端辺2aに垂直
方向の寸法)が必要な場合には、これらパッド22の一
部、大部分または全部について、左右の駆動ICチップ
4の表示パネル外側の辺を結ぶ線よりも表示パネル内側
の領域に配置することができる。
【0050】また、隣り合うパッド22を互いに千鳥状
をなすように配置するといったふうに、パッド群3内の
パッド22を2次元的に配列することにより、必要なパ
ッドの数が多い場合にも、パッド形成のための奥行き寸
法を充分に小さくとることができる。
【0051】したがって、画像が表示されない棚状周縁
部の幅を図5に示す従来技術と同様に充分に小さく保つ
ことができる。
【0052】次に、図3を用いて第1の変形例について
説明する。
【0053】図に示すように、棚状周縁部28に3個の
駆動ICチップ4−1〜3が配置され、FPCの枝部分
17−1が駆動ICチップ4−1の右側(駆動ICチッ
プ4−2から遠い側)に、枝部分17−2が駆動ICチ
ップ4−2と駆動ICチップ4−3の間の領域に突き出
して配置される。また、駆動ICチップ4−2と駆動I
Cチップ4−3との間には、これらの間でスタートパル
ス信号STを伝達するためのIC間パターン配線29が
設けられている。スタートパルス信号STは、図中に矢
印及び破線で示すように、枝部分17−1→駆動ICチ
ップ4−1→IC間パターン配線29→駆動ICチップ
4−2→枝部分17−2の横断配線19→駆動ICチッ
プ4−3とほぼ直線状に伝達される。
【0054】本変形例によると、FPC1内を迂回する
場合に比べて配線構造を簡単にできるため好ましい。
【0055】本変形例において、スタートパルス信号以
外にも、画像データなど配線抵抗の影響が少ない信号の
伝達を、アレイ基板26上のパターン配線により行うこ
とができる。また、駆動ICチップ4間におけるスター
トパルス信号その他の伝達について、全てIC間パター
ン配線29により行うこともできる。この場合、枝部分
17についてのIC間パターン配線29と重なる領域に
は配線を設けなければ、干渉等の問題は充分に回避でき
る。
【0056】次に、図4を用いて第2の変形例について
説明する。
【0057】図に示すように、棚状周縁部28に4個の
駆動ICチップ4−1〜4が配置され、これらへの駆動
入力信号の供給は、基本的に一本の帯状体のみからなり
駆動ICチップ4−1〜3を覆うFPC31から行われ
る。FPC31は、少なくとも表示パネルの一の端縁に
沿った部分において、一本の略直線状の帯の形に形成さ
れている。帯状のFPC31の所定個所に形成された実
装接続部37−1〜2が、上記実施例及び変形例におけ
る枝状部分17に相当するものであり、上記実施例の場
合と同様、4個の駆動ICチップ4−1〜4に対して2
つの実装接続部37−1〜2から駆動入力信号が供給さ
れる。
【0058】したがって、図7に示す対応する従来技術
に比べて、位置合わせ操作を含めた実装のための労力を
大幅に低減することができる。
【0059】上記実施例及び変形例においてX端辺側の
みについて説明したが、Y端辺側の駆動ICについて
は、図2中に示すように、X端辺のFPCからY端辺に
沿って延びる枝状分岐により駆動入力を行うことができ
る。また、Y端辺側の駆動ICが複数である場合に、Y
端辺に沿って延びる分岐からさらにX端辺と全く同様の
枝部分が延びる構成とすることもできる。
【0060】上記実施例及び変形例では、表示パネルの
端辺に沿って配置される駆動回路部として、駆動ICチ
ップを用いたが、アレイ基板上に一体的に形成されるも
のであっても全く同様である。このような駆動回路部
は、TFT型液晶表示装置にあっては、TFT(薄膜ト
ランジスタ)の作成と同時に作成することができる。
【0061】
【発明の効果】表示パネル周縁部上の駆動回路部に駆動
入力を行う配線基板を備えた平面表示装置において、画
像を表示しない周縁部の幅を小さくできるとともに、配
線基板の実装のための工程負担を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面表示装置における駆動入力用周縁
部の構成を示す模式的な平面図である。
【図2】実施例の平面表示装置の模式的な要部分解斜視
図である。
【図3】第1の変形例の平面表示装置における駆動入力
用周縁部の構成を示す模式的な平面図である。
【図4】第2の変形例の平面表示装置における駆動入力
用周縁部の構成を示す模式的な平面図である。
【図5】従前の平面表示装置について模式的に示す全体
斜視図である。
【図6】従来の技術に係る改良された平面表示装置にお
ける駆動入力用周縁部の構成を示す模式的な平面図であ
る。
【図7】別の従来の技術に係る改良された平面表示装置
の模式的な外観斜視図である。
【符号の説明】
1 FPC 12 FPCの枝部分の端子 13 枝配線 16 幹部分 17 枝部分 19 横断配線 2 表示パネル 21 IC−FPC間パターン配線 22 パッド 24 画像表示領域からの引き出し配線 3 パッド群 4 駆動ICチップ 5 駆動ICチップ間の周縁部空き領域 51 駆動ICチップと表示パネルの端辺との間の端縁領
フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA32 GA45 GA47 GA48 GA49 GA50 GA60 JA24 MA32 NA27 PA01 PA08 5G435 AA00 AA17 BB12 EE37 EE42 EE47 KK05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示パネルと、 前記表示パネルの周縁部上に、前記表示パネルの少なく
    とも一の端辺に沿って配置される複数の駆動回路部と、 前記の表示パネルの周縁部上において、前記駆動回路部
    に対して前記一の端辺に沿った方向から前記駆動回路部
    の隣接する空き領域に配置され、前記駆動回路部に電気
    的に接続される複数のパッド群と、 前記一の端辺に沿って延びる一つの帯状体を少なくとも
    含み、前記空き領域上に配置されその出力端子群が前記
    入力パッドに電気的に接続される実装接続部を備え、こ
    の実装接続部の出力端子群及び前記パッド群を介して、
    前記一の端辺に沿って配置される複数の駆動回路部のそ
    れぞれに駆動電力及び駆動入力信号の供給を行う配線基
    板とを含む平面表示装置において、 前記実装接続部は、複数の前記空き領域のうちの一部の
    もののみに配置され、 一の前記駆動回路部とその隣の前記駆動回路部からなる
    2個組みの少なくとも一つは、一の前記実装接続部が配
    置された前記空き領域を挟み、かつ、少なくとも一方の
    側において、前記実装接続部が配置されない前記空き領
    域に隣接し、 前記2個組をなす二つの駆動回路部には、少なくとも前
    記駆動電力が専ら前記一の実装接続部から供給されるこ
    とを特徴とする平面表示装置。
  2. 【請求項2】前記一の端辺に沿った複数の前記空き領域
    の一つ置きに、前記実装接続部が配置されることを特徴
    とする請求項1記載の平面表示装置。
  3. 【請求項3】一の前記駆動回路部の重心が、この駆動回
    路部から延びる引き出し配線群の重心よりも、前記実装
    接続部が配置されない空き領域の側に偏っていることを
    特徴とする請求項1記載の平面表示装置。
  4. 【請求項4】前記駆動回路部間の間隔は、前記実装接続
    部が配置される空き領域において、前記実装接続部が配
    置されない空き領域におけるよりも大きいことを特徴と
    する請求項1記載の平面表示装置。
  5. 【請求項5】二つの前記駆動回路部に挟まれ、かつ、前
    記実装接続部が配置されない空き領域には、一方の前記
    駆動回路部とその隣の他方の前記駆動回路部とを直接結
    び、この一方の駆動回路部から当該他方の駆動回路部へ
    とスタートパルス信号を伝送するためのパターン配線が
    備えられることを特徴とする請求項1記載の平面表示装
    置。
  6. 【請求項6】前記駆動回路部に挟まれる前記周縁部領域
    のそれぞれに、前記スタートパルス信号を伝送するため
    のパターン配線が備えられることを特徴とする請求項5
    記載の平面表示装置。
  7. 【請求項7】前記実装接続部が、少なくとも部分的に、
    前記スタートパルス信号を伝送するためのパターン配線
    に重なるが、前記実装接続部の配線及び前記出力端子群
    が、この重なる個所を避けて設けられることを特徴とす
    る請求項6記載の平面表示装置。
  8. 【請求項8】前記実装接続部が、異方性導電樹脂または
    異方性導電膜を介して前記空き領域上に実装されること
    を特徴とする請求項1記載の平面表示装置。
  9. 【請求項9】前記配線基板が、前記一つの帯状体と、こ
    の帯状体から表示パネル内側に向かって枝状に突き出し
    た複数の枝部分とからなり、この各枝部分が前記接続実
    装部をなすことを特徴とする請求項1記載の平面表示装
    置。
  10. 【請求項10】前記一の端辺に沿って、前記配線基板が
    実質的に前記一つの帯状体のみからなり、前記一つの帯
    状体に含まれる複数の個所が前記実装接続部をなすこと
    を特徴とする請求項1記載の平面表示装置。
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