JP3284650B2 - 電動開閉機器制御装置 - Google Patents

電動開閉機器制御装置

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JP3284650B2
JP3284650B2 JP04768893A JP4768893A JP3284650B2 JP 3284650 B2 JP3284650 B2 JP 3284650B2 JP 04768893 A JP04768893 A JP 04768893A JP 4768893 A JP4768893 A JP 4768893A JP 3284650 B2 JP3284650 B2 JP 3284650B2
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巧 水川
修司 金尾
隆昭 奥出
直昭 石丸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流モータを利用した天
窓やルーバ等の電動開閉機器の制御を行う電動開閉機器
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、天窓・ルーバ等の開閉器の電動化
が進みつつあり、それらは主に直流モータにより開閉制
御されている。
【0003】以下に、直流モータを利用した従来の電動
開閉機器制御装置について説明する。図4において、1
は電動開閉機器として示した天窓であり、2は天窓1を
駆動するための駆動部であり、ギヤ等で構成されてい
る。3は印加電圧の向きにより正転/逆転、つまりは天
窓1の開/閉制御を行なう直流モータである。4は従来
の電動開閉機器制御装置である。
【0004】電動開閉機器制御装置4は以下の手段で構
成されている。5は直流モータ3に流れる電流を測定す
る電流測定手段である。また6はモータロック電流を設
定するロック電流設定手段である。7はロック電流設定
手段6で設定された電流値と電流測定手段5で測定した
電流値とを比較する電流比較手段である。8は直流モー
タ3を制御し駆動部2を介して天窓1を開閉制御する制
御手段である。9は開/閉/停の制御指令用のスイッチ
である。
【0005】以上のように構成した従来の電動開閉機器
は以下のように動作する。使用者が、スイッチ9を押し
て天窓1の閉制御の指令をしたとする。制御手段8は、
この情報を検知して直流モータ3を閉動作する方向に制
御する。この制御によって、駆動部2は天窓1が閉じる
方向に動作を開始する。こうして完全に天窓1が閉じる
と直流モータ3がロックして、モータ電流が通常時より
過大となる。電流測定手段5は常に直流モータ3に流れ
る電流を測定しており、電流比較手段7にこの情報を提
供している。電流比較手段7はこの電流測定手段5の電
流とロック電流設定手段6で設定された電流値とを比較
しており、電流測定手段5の測定値の方が高くなると、
制御手段8にこの情報を伝達する。この情報を受けた制
御手段8は、直流モータ3を停止制御する。以上が天窓
1を閉制御する場合の一連の動作である。なお、天窓1
の開制御する場合は直流モータ3の回転方向が変わるの
みで動作としては閉制御の場合と全く同じである。この
ため、ここでは説明を省略する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では以下に示すような課題を有するものであ
る。つまり、閉制御時には天窓1の隙間から雨等が入ら
ないようにするため、強く締め付ける必要がある。この
ため、停止する時のロック電流を大きめに設定する必要
がある。ロック電流設定手段6でのロック電流の設定を
このように大きめに決めると、開制御時においても同一
なロック電流が流れるまでは停止しないということにな
る。つまり、開制御時には閉制御時のように天窓1を強
く開状態にする必要がないにもかかわらず、大きなロッ
ク電流が流れ不必要な負担が直流モータ3や駆動部2に
かかることになるものである。この結果は、商品の寿命
を短くすることにもつながるものである。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、電動開閉機器の開制御時には完全に開いたことをい
ち早く検出し、直流モータや駆動部に負担をかけない電
動開閉機器制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、電動開閉機器の閉制御時に
は電流比較手段の出力によりモータロックを検出し直流
モータを停止制御すると共に、開制御時には電流上昇率
測定手段の出力によりモータロックを検出し直流モータ
を停止制御する電動開閉機器制御装置とするものであ
る。
【0009】
【0010】また本発明の第の手段は、電動開閉機器
の開閉制御直後に流れる直流モータの突入電流から算出
した予想ロック電流値と、電流測定手段で測定した電流
値とを比較してモータロックを検出し直流モータを停止
制御する電動開閉機器制御装置とするものである。
【0011】また本発明の第の手段は、電動開閉機器
の開閉制御直後に流れる直流モータの突入電流から算出
した予想ロック電流値と、電流測定手段で測定した電流
値とを比較してモータロックを検出し直流モータを停止
制御すると共に、開制御時には電流上昇率測定手段の出
力によりモータロックを検出し直流モータを停止制御す
る電動開閉機器制御装置とするものである。
【0012】更に本発明の第の手段は、電動開閉機器
の開閉制御直後に流れる直流モータの突入電流から算出
した予想ロック電流値と、電流測定手段で測定した電流
値とを比較してモータロックを検出し直流モータを停止
制御すると共に、開制御時には前記電流比較手段の出力
と前記電流上昇率測定手段の出力のいずれかによりモー
タロックを検出し直流モータを停止制御する電動開閉機
器制御装置とするものである。
【0013】
【作用】本発明の第一の手段は、閉制御時は従来と同様
であるが、開制御時には設定されたロック電流に達する
前に電流上昇率測定手段が全開状態を検出するように作
用するもので、直流モータや駆動部への負担を軽減する
ことができる。
【0014】本発明の第二の手段は、閉制御時は従来と
同様であるが、開制御時には、電流比較手段の出力と電
流上昇率測定手段の出力のいずれかによりモータロック
を検出し直流モータを停止制御するように作用するもの
で、直流モータや駆動部への負担を軽減することができ
るとともに、使用する直流モータ等のバラツキがあって
も確実に開制御ができるものである。
【0015】本発明の第三の手段は、開閉制御直後に流
れる直流モータの突入電流から算出した予想ロック電流
を記憶するロック電流記憶手段を有することにより、ロ
ック電流設定手段を不要とするものである。
【0016】本発明の第四の手段は、開閉制御直後に流
れる直流モータの突入電流から算出した予想ロック電流
を記憶するロック電流記憶手段を有することにより、ロ
ック電流設定手段を不要とするとともに、開制御時には
設定したロック電流に達する前に電流上昇率測定手段が
全開状態を検出するものであり、簡単な構成で直流モー
タや駆動部への負担を軽減するものである。
【0017】また本発明の第五の手段は、開閉制御直後
に流れる直流モータの突入電流から算出した予想ロック
電流を記憶するロック電流記憶手段を有することによ
り、ロック電流設定手段を不要とするとともに、開制御
時には、電流比較手段の出力と電流上昇率測定手段の出
力のいずれかによりモータロックを検出し直流モータを
停止制御するように作用するもので、使用する直流モー
タ等のバラツキがあっても確実に開制御ができるもので
ある。
【0018】
【実施例】以下、本発明の第一の手段の実施例について
図1に基づいて説明する。10は電動開閉機器としての
天窓であり、11は天窓10を駆動するための駆動部
で、ギヤ等で構成している。12は印加電圧の向きによ
り正転/逆転、つまりは天窓10の開/閉制御を行なう
直流モータである。
【0019】13は直流モータ12に接続しこれを制御
して天窓10を開閉する電動開閉機器制御装置で、以下
の手段で構成している。14は直流モータ12に流れる
電流を測定する電流測定手段、15はモータロック電流
を設定するロック電流設定手段、16はロック電流設定
手段15で設定された電流値と電流測定手段14で測定
した電流値とを比較する電流比較手段、17は直流モー
タ12を制御し駆動部11を介して天窓10を開閉制御
する制御手段、18は使用者が開/閉/停の制御指令を
行うスイッチ、19は電流測定手段14の出力から電流
上昇率を検出して、この電流上昇率が所定値に達したと
きに制御手段17にこの情報を伝達する電流上昇率測定
手段である。つまり本実施例では、制御手段17は電流
比較手段16と電流上昇率測定手段19の両方から制御
タイミングを決定する情報を受けているものである。
【0020】以下本実施例の動作について説明する。使
用者がスイッチ18を操作して、天窓10の閉制御指令
を実行したとする。これを検知した制御手段17は、直
流モータ12を閉動作する方向に制御する。この制御に
よって天窓10は、駆動部11を介して閉方向に動作を
開始する。天窓10が完全に閉じると、直流モータ12
がロックされ直流モータ12に流れる電流は大きくなっ
てくる。この電流は電流測定手段14で測定されてお
り、更に電流比較手段16が監視している。つまり、電
流測定手段14で測定された電流がロック電流設定手段
15で設定された以上になったときには、電流比較手段
16がこの情報を制御手段17に伝達して、制御手段1
7が直流モータ12を停止制御するものである。以上が
天窓10を閉制御する場合の一連の動作である。
【0021】次に、開制御する場合の一連の動作につい
て説明する。使用者がスイッチ18を操作して開制御指
令を実行したとする。これを検知した制御手段17は、
直流モータ12を開制御する方向に制御する。この制御
によって天窓10は開方向に動作を開始する。こうして
完全に天窓10が開くと、直流モータ12がロックし
て、通常時より電流が増加していく。この電流上昇は電
流上昇率測定手段19で検出されている。電流上昇率測
定手段19は、この電流上昇率が所定の値に達すると制
御手段17にこの情報を伝達する。この情報を受けた制
御手段17は、直流モータ12を停止制御する。以上が
天窓10を開制御する場合の一連の動作である。
【0022】また本発明の第二の手段の実施例では、天
窓10を開制御する場合、電流上昇率測定手段19から
の情報に加え、閉制御時と同様に電流比較手段16から
の情報も制御手段17に伝達され、直流モータ12を停
止制御するように作用するものである。通常の場合は、
電流上昇率測定手段19からの情報の方が電流比較手段
16からの情報よりも早く制御手段17に伝達されるわ
けであるが、電流上昇率測定手段19の出力は、電動開
閉機器制御装置13に接続される直流モータ12や駆動
部11の構成のバラツキによって安定しない場合が存在
する。従って、本実施例ではこのようなバラツキが存在
した場合でも、最悪、閉制御時と同様な方法で開制御が
行えるようにし、制御手段17での制御を確実にしたも
のである。すなわち、電流比較手段16の出力と電流上
昇率測定手段19の出力のいずれかで動作するような構
成としているものである。
【0023】このように本実施例によれば、通常、開制
御時には閉制御時のようなロック電流が流れる前に、電
流上昇率測定手段19によりいち早く天窓10の全開を
検出でき、不必要な負担が直流モータ12や駆動部11
にかかることがないものである。つまり、耐久性の高い
長寿命な商品を提供できることになるものである。また
使用する直流モータ12や駆動部11がバラツキがあっ
ても、確実に動作する安全な電動開閉機器制御装置とす
ることができるものである。
【0024】次に本発明の第三の手段の実施例を図2に
基づいて説明する。10は電動開閉器としての天窓、1
1は天窓10を駆動するための駆動部、12は天窓10
の開/閉制御を行なう直流モータである。
【0025】20は直流モータ12に接続しこれを制御
して天窓10を開閉する電動開閉機器制御装置で、以下
の手段を備えている。14は直流モータ12に流れる電
流を測定する電流測定手段、18は使用者が開/閉/停
を指示する制御指令用のスイッチ、21は電流測定手段
14の情報から開閉制御直後の突入電流を検知し、この
突入電流から算出した予想ロック電流を記憶するロック
電流記憶手段、22はロック電流記憶手段21に記憶さ
れた電流値と電流測定手段14で測定した電流値とを比
較する電流比較手段、23は前記電流比較手段22の出
力を受けて、直流モータ12を制御し駆動部11を介し
て天窓10を開閉制御する制御手段である。
【0026】以下本実施例の動作について説明する。使
用者が、スイッチ18を操作して閉制御指令を実行した
とする。制御手段23はこの情報を受けて、直流モータ
12を閉制御する方向に制御する。直流モータ12はこ
の制御によって駆動を開始し、天窓10は閉方向に動作
を開始する。この際直流モータ12には、直流モータ1
2の大きさに応じた突入電流が流れる。この突入電流の
大きさは駆動部11の構成にも影響されるものである
が、ロック電流の大きさに応じたものとなっている。従
って、この突入電流の大きさとロック電流の大きさとの
間には、ある関係式が成立するものである。この関係式
は実験的に定めることが可能で、本実施例ではこの突入
電流から算出した予想ロック電流をロック電流記憶手段
21に記憶するようにしているものである。こうして天
窓10が閉じ、この後天窓10を密に閉じるにつれて直
流モータ12がロックされ、直流モータ12には通常時
より過大な電流が流れ始める。電流測定手段14は、こ
の電流を測定し電流比較手段22にこの情報を送ってい
る。電流比較手段22は、この情報とロック電流記憶手
段21が記憶した予想ロック電流とを比較しており、電
流測定手段14の電流情報が予想ロック電流を超えた時
点で制御手段23にこの情報を伝達する。制御手段23
は、この情報を受けて直流モータ12を停止制御する。
こうして天窓10は適切な圧力で閉じ、直流モータ12
は過大な電流が流れる前に停止する。
【0027】開制御する場合は、直流モータ12の回転
方向が変わるのみで動作としては前記閉制御の場合と全
く同様である。
【0028】以上のように本実施例によれば、自動的に
最適なロック電流がロック電流記憶手段21に記憶され
ることとなり、使用する直流モータや駆動部が変わって
もロック電流を設定する必要がなく、また通常ロータリ
ースイッチ等で構成される高価なロック電流設定手段も
不要となるものである。つまり、停止時の最適なロック
電流は、使用する直流モータ12の大きさや駆動部11
によって大きく変わるため、ロック電流設定手段を有す
るものではその設定値を各商品ごとに設定する必要があ
ったが、この実施例ではそのようなことは不要である。
なお、ここではロック電流記憶手段21が構成として増
えたことになっているが、これはマイコンを使用すれ
ば、その内部RAMで代用されるものである。
【0029】次に本発明の第四の手段の実施例を図3に
基づいて説明する。10は電動開閉機器としての天窓、
11は天窓10を駆動するためのギヤ等で構成した駆動
部である。12は駆動部11を介して天窓10を開/閉
駆動する直流モータである。
【0030】24は直流モータ12に接続しこれを制御
して天窓10を開閉する電動機器開閉制御装置であり、
以下の手段を備えている。14は直流モータ12に流れ
る電流を測定し、この情報を各手段に伝達する電流測定
手段、18は使用者が開/閉/停を指示する制御指令用
のスイッチ、21は電流測定手段14の情報から開閉制
御直後の突入電流を認識し、予想ロック電流を算出して
記憶するロック電流記憶手段、22はロック電流記憶手
段21が記憶した予想ロック電流と電流測定手段14で
測定した電流とを比較し、電流測定手段14の電流値の
方が大きくなった時点でこの情報を制御手段25に伝達
する電流比較手段、26は電流測定手段14の出力から
電流上昇を検出する電流上昇率測定手段、25はスイッ
チ18の情報と、電流比較手段22・電流上昇率測定手
段26の情報を受けて、直流モータ12を制御して駆動
部11を介して天窓10を開閉制御する制御手段であ
る。
【0031】以下本実施例の動作について説明する。使
用者がスイッチ18を操作して天窓10の閉制御指令を
行ったとする。制御手段25はこの情報を受けて、直流
モータ12を閉動作方向に制御する。この制御によって
天窓10は、駆動部11を介して閉方向に動作を開始す
る。この際、直流モータ12には前記実施例と同様の突
入電流が流れ、ロック電流記憶手段21は前記実施例と
同様予想ロック電流を記憶する。こうして天窓10が閉
じ、この後天窓10が密に閉じられるにつれて直流モー
タ12がロックされ、直流モータ12には通常時より過
大な電流が流れ始める。電流測定手段14は、この電流
を測定し電流比較手段22にこの情報を送っている。電
流比較手段22は、この情報とロック電流記憶手段21
が記憶した予想ロック電流とを比較しており、電流測定
手段14の電流情報が予想ロック電流を超えた時点で制
御手段23にこの情報を伝達する。制御手段23は、こ
の情報を受けて直流モータ12を停止制御する。こうし
て天窓10は適切な圧力で閉じ、直流モータ12は過大
な電流が流れる前に停止する。
【0032】次に開制御する場合の一連の動作について
説明する。使用者がスイッチ18を操作して開制御指令
を実行したとする。制御手段25は、この情報を受けて
直流モータ12を開制御方向に制御する。この制御によ
って、天窓10は駆動部11を介して開方向に動作を開
始する。天窓10が開ききると、直流モータ12がロッ
クして、直流モータ12には通常時より大きな電流が流
れるようになる。電流上昇率測定手段26は、電流測定
手段14の情報からこの電流の上昇率を検知しており、
この電流上昇率が所定値を超えるとこの情報を制御手段
25に伝達する。こうして制御手段25は、電流上昇率
測定手段26からの情報を受けて、直流モータ12の動
作を停止する。これは本発明の第一、第二の手段の実施
例で説明した場合と同様である。
【0033】このように本実施例によれば、自動的に最
適なロック電流をロック電流記憶手段21に記憶でき、
使用する直流モータ12や駆動部11が変わってもロッ
ク電流を設定する必要がなく、また通常ロータリースイ
ッチ等で構成される高価なロック電流設定手段も不要と
なる。なお、ここではロック電流記憶手段21が構成と
して増えたことになっているが、これはマイコンを使用
すればその内部RAMで代用できるものである。また開
制御時には、閉制御時と同様なロック電流が流れる前
に、電流上昇率測定手段26により、いち早く全開した
ことを検出可能であり、不必要な負担がモータや駆動部
にかかることなく、長寿命な商品を提供できることにな
る。
【0034】また本発明の第五の手段の実施例では、天
窓10を開制御する場合、電流上昇率測定手段26から
の情報に加え、閉制御時と同様に電流比較手段22から
の情報も制御手段25に伝達され、直流モータ12を停
止制御するように作用するものである。通常の場合は、
電流上昇率測定手段26からの情報の方が電流比較手段
22からの情報よりも早く制御手段25に伝達されるわ
けであるが、電流上昇率測定手段26の出力は、電動開
閉機器制御装置24に接続される直流モータ12や駆動
部11の構成のバラツキによって安定しない場合が存在
する。従って、本実施例ではこのようなバラツキが存在
した場合でも、最悪、閉制御時と同様な方法で開制御が
行えるようにし、制御手段25での制御を確実にしたも
のである。すなわち、電流比較手段22の出力と電流上
昇率測定手段26の出力のいずれか早い方の情報を受け
て動作するような構成としているものである。
【0035】このように本実施例によれば、通常、開制
御時には閉制御時のようなロック電流が流れる前に、電
流上昇率測定手段26によりいち早く天窓10の全開を
検出でき、不必要な負担が直流モータ12や駆動部11
にかかることがないものである。つまり、耐久性の高い
長寿命な商品を提供できることになるものである。また
使用する直流モータ12や駆動部11がバラツキがあっ
ても、確実に動作する安全な電動開閉機器制御装置とす
ることができるものである。
【0036】このように本実施例によれば、通常、開制
御時には閉制御時のようなロック電流が流れる前に、電
流上昇率測定手段26によりいち早く天窓10の全開を
検出でき、不必要な負担が直流モータ12や駆動部11
にかかることがないものである。つまり、耐久性の高い
長寿命な商品を提供できることになるものである。また
使用する直流モータ12や駆動部11がバラツキがあっ
ても、確実に動作する安全な電動開閉機器制御装置とす
ることができるものである。
【0037】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、閉制御時は従来
と同様であるが、開制御時には設定されたロック電流に
達する前にいち早く電流上昇率測定手段が全開状態を検
出するので、直流モータや駆動部への負担を軽減するこ
とができ、長寿命な商品を提供できる。
【0038】
【0039】本発明の第の手段は、開閉制御直後に流
れる直流モータの突入電流から算出した予想ロック電流
を記憶するロック電流記憶手段を有することにより、使
用する直流モータや駆動部が変わってもロック電流を設
定することがないとともに、通常ロータリースイッチ等
で構成される高価なロック電流設定手段が不要となるも
のである。
【0040】本発明の第の手段は、開閉制御直後に流
れる直流モータの突入電流から算出した予想ロック電流
を記憶するロック電流記憶手段を有することにより、高
価なロック電流設定手段を不要とするとともに、開制御
時には設定したロック電流に達する前に電流上昇率測定
手段が全開状態を検出するので、簡単な構成で直流モー
タや駆動部への負担を軽減するものである。
【0041】また本発明の第の手段は、開閉制御直後
に流れる直流モータの突入電流から算出した予想ロック
電流を記憶するロック電流記憶手段を有することによ
り、高価なロック電流設定手段を不要とするとともに、
開制御時には、電流比較手段の出力と電流上昇率測定手
段の出力のいずれかによりモータロックを検出し直流モ
ータを停止制御するようにするので、使用する直流モー
タ等のバラツキがあっても確実に開制御ができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一・第二の手段の実施例を示す電動
開閉機器制御装置のブロック図
【図2】本発明の第三の手段の実施例を示す電動開閉機
器制御装置のブロック図
【図3】本発明の第四・第五の手段の実施例を示す電動
開閉機器制御装置のブロック図
【図4】従来例を示す電動開閉機器制御装置のブロック
【符号の説明】
13・20・24 電動開閉機器制御装置 14 電流測定手段 15 ロック電流設定手段 16・22 電流比較手段 17・23・25 制御手段 18 スイッチ 19・26 電流上昇率測定手段 21 ロック電流記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥出 隆昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石丸 直昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−89984(JP,A) 特開 昭51−108221(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34 H02P 3/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動開閉機器を駆動する直流モータの電
    流値を測定する電流測定手段と、モータロック電流を設
    定するロック電流設定手段と、前記ロック電流設定手段
    で設定された電流値と前記電流測定手段で測定した電流
    値とを比較する電流比較手段と、前記電流測定手段の出
    力により電流値の上昇率を測定する電流上昇率測定手段
    と、電動開閉機器の閉制御時には前記電流比較手段の出
    力によりモータロックを検出し前記直流モータを停止制
    御すると共に、開制御時には前記電流上昇率測定手段の
    出力によりモータロックを検出し直流モータを停止制御
    する制御手段とを有する電動開閉機器制御装置。
  2. 【請求項2】 電動開閉機器を駆動する直流モータの電
    流値を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段で測
    定した電動開閉機器の開閉制御直後に流れる直流モータ
    の突入電流から算出した予想ロック電流を記憶するロッ
    ク電流記憶手段と、前記予想ロック電流値と前記電流測
    定手段で測定した電流値とを比較する電流比較手段と、
    開閉制御後に前記電流比較手段の出力によりモータロッ
    クを検出し直流モータを停止制御する制御手段とを有す
    電動開閉機器制御装置。
  3. 【請求項3】 電動開閉機器を駆動する直流モータの電
    流値を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段で測
    定した電動開閉機器の開閉制御直後に流れる直流モータ
    の突入電流から算出した予想ロック電流を記憶するロッ
    ク電流記憶手段と、前記予想ロック電流値と前記電流測
    定手段で測定した電流値とを比較する電流比較手段と、
    前記電流測定手段の出力により電流値の上昇率を測定す
    る電流上昇率測定手段と、電動開閉機器の閉制御時には
    前記電流比較手段の出力によりモータロックを検出し直
    流モータを停止制御すると共に、開制御時には前記電流
    上昇率測定手段の出力によりモータロックを検出し直流
    モータを停止制御する制御手段とを有する電動開閉機器
    制御装置。
  4. 【請求項4】 電動開閉機器を駆動する直流モータの電
    流値を測定する電流測定手段と、前記電流測定手段で測
    定した電動開閉機器の開閉制御直後に流れる直流モータ
    の突入電流から算出した予想ロック電流を記憶するロッ
    ク電流記憶手段と、前記予想ロック電流値と前記電流測
    定手段で測定した電流値とを比較する電流比較手段と、
    前記電流測定手段の出力により電流値の上昇率を測定す
    る電流上昇 率測定手段と、電動開閉機器の閉制御時には
    前記電流比較手段の出力によりモータロックを検出し直
    流モータを停止制御すると共に、開制御時には前記電流
    比較手段の出力と前記電流上昇率測定手段の出力のいず
    れかによりモータロックを検出し直流モータを停止制御
    する制御手段とを有する電動開閉機器制御装置。
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