JPH10203762A - エレベータドアの動作妨害の検出方法 - Google Patents
エレベータドアの動作妨害の検出方法Info
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Abstract
されているか否かを検出する方法を提供する。 【解決手段】 エレベータドア10が妨害されているか
否かを検出する方法は、エレベータドア12、14の動
作を開始するステップと、ドアの動作開始とともにタイ
マーカウントを開始するステップと、ドア位置照合スイ
ッチが始動される前にタイマーカウントが終了したか否
かを判定するステップと、ドア位置照合スイッチが始動
される前に前記タイマーカウントが終了した場合にエレ
ベータドアの動作が妨害されていると判定するステップ
とを有する。
Description
関し、特に、エレベータシステムにおけるドアの動作妨
害の検出技術に関する。
はそれ以上のオートマチックスライドドアを用いるのが
一般的である。乗員保護のため、閉動作前および閉動作
中にドアの通路内の妨害物の存在を検出するための検出
システムが用いられる。一般的に、このシステムでは、
妨害物が存在する場合、エレベータドアがそれ以上閉ま
るのを防止し、好ましくは再度ドアを開ける。
既知のシステムには、ドアの開く部分にわたって通路に
光ビームを照らし、ドアの通路に物体が存在する場合に
引き起こされる光ビームの中断を検出するためにセンサ
を用いるものがある。中断を感知すると、センサは、ド
ア操作の制御を変更し、好ましくは、再度ドアを開ける
ための信号を出力する。しかしながら、この種のシステ
ムは、単にドアの通路における妨害物を検出するだけで
あり、ドア用レールやモータの故障など他の手段によっ
て起こされるドアのブロックは検出しない。加えて、光
ビーム検出装置は、ドアシステムを複雑にし、コストも
増加してしまう。
テムとしては、他に、速度または位置のフィードバック
を供給するためのインクリメンタルエンコーダを含むも
のがある。エンコーダは、モータシャフトに接続された
回転可能なエンコーダシャフトを有し、よってこれと共
働して回転することにより作動する。エンコーダシャフ
トの回転数、回転方向および速度は、よってエレベータ
ドアの運動の方向、速度および位置を示す。したがっ
て、エンコーダにより、ドアの動きの逸脱を検出するこ
とが可能となる。しかしながら、エンコーダを用いる
と、ドアシステムが複雑になるとともにコストの増大を
招き、また、多数の型の異なるモータに適合して作動す
るように設定を調整する必要がある。よって、多様なド
アシステムを近代化するコストが高くなる。
しては、他に、ドアモータの負荷の増加を検出する電流
センサを含むものが挙げられる。この検出システムは、
ドアモータの電流が増加した場合、妨害物が存在すると
判定する。しかしながら、このタイプの検出システムの
性能は、エレベータシステムにおける乗り場のドアの重
量等の機械的荷重の変化に影響される。乗り場のドアの
重量は、乗り場と乗り場の間でかなり変化する。従っ
て、モータ電流を調整して、所望の速度分布が達成され
るように重量変化を補償することが行われている。例え
ば、重いドアでは、それだけ大きなモータ電流が必要と
なる。しかし、電流が増加すると、検出システムにおい
てドアの動作が妨害されたとして誤って解釈されるおそ
れがある。加えて、センサや、高電圧点から低電圧点へ
情報を転送する手段などの、関連部品についてのコスト
が、かなり高くなる。
ベータドアシステムにおいてドアがブロックされている
か否かを検出する方法を提供することである。
ータドアがブロックされているか否か、即ち、ドアの動
作妨害がなされたか否かを検出する方法では、エレベー
タドアの動作を開始するステップと、ドアの動作開始と
ともにタイマーカウントを開始するステップと、ドア位
置照合スイッチが始動される前にタイマーカウントが終
了したか否かを決定するステップと、ドア位置照合スイ
ッチが始動される前に前記タイマーカウントが終了した
場合にエレベータドアがブロックされていると判断する
ステップとを有する。
ストを伴うことなく、ドアがブロックされたかを検出で
きるという利点を有する。加えて、本発明は、妨害の原
因に関係なく、エレベータドアの動作が妨害されたか否
かを検出する能力を有する。さらに、本発明は、ドアの
開動作中と同様に、ドアの閉動作中にもドアがブロック
されたこと、即ち通常の閉動作がなされなかったことを
検出し、これによってエレベータドアシステムがいずれ
の場合においても適切な動作をとることができるように
なる。
ステム10の一例を示す。エレベータドア12、14
は、ドア12、14がドア用レール16に沿って開位置
と閉位置との間で移動するようにレール16に摺動可能
に設けられる。ドアシステム10は、ドア12、14を
制御するさまざまなプログラムを記憶および実行するた
めのメモリ20とプロセッサ22とを有するドアコント
ローラ18を含む。ドアコントローラ18によって出力
されるコマンド信号に応答してドア12、14を自動的
に開閉するため、電動ドアユニット(ドアオペレータ:
ドア開閉装置)24は、ピボットアーム26およびリン
クアセンブリ28を介して第1のドア12に作動可能に
接続されている。第2のドア14は、第1のドア12の
動きによって第2のドア14が同期して動くように第1
のドア12に機械的にリンクされている。ドアをリンク
するためのリンク機構には、一実施例として、ロープと
プーリを用いたシステムを含むものがあり、その実行は
当業者に周知である。
テムやテレスコピック形ドアシステムやリニアモータタ
イプのドアシステムなどの他のエレベータドアシステム
に用いられてもよいことは、本明細書を参照して、当業
者に認識されるであろう。加えて、この明細書の目的か
ら、ドアコントローラがドアを動かそうとするのにドア
の動きが止められ、妨げられ、ブロックされ、あるいは
邪魔されることを、ドアの動作が妨害された、と記載す
る。
るために少なくともひとつの位置照合スイッチ30が用
いられる。スイッチ30は、一例では、ドアが減速を開
始すべき減速点にドアが到達したことをドアコントロー
ラ18へ通知するために用いられる。しかし、ドアの位
置に関する情報を提供する位置照合スイッチであれば、
いかなるものであっても本発明の範囲の趣旨から逸脱せ
ず用いることができる。一実施例では、ドアシステム
は、ドアを開けるための減速点を示すためのものと、ド
アを閉めるための減速点を示すためのものと、の2つの
位置照合スイッチを備えている。
0は、ドアオペレータ24上に設けられ、ピボットアー
ム26の動きを検出し、ドア12、14が開位置と閉位
置との間で移動する際の位置情報を提供する。別の実施
例においては、位置照合スイッチ30はレール16に隣
接して設けられ、開動作または閉動作のどちらかの途中
でドア12、14の少なくともひとつがスイッチを通り
越すとスイッチ30が起動される。
チを有するドアシステム10のドア速度プロファイル、
即ち速度分布32の一例が示されている。速度分布32
は閉動作について示されている。ドア開位置照合スイッ
チは、ドア開減速点34をドアコントローラ18に指示
するために用いられる。するとドアコントローラ18
は、開動作中にドア開減速点34でドア12、14の減
速を開始する。ドア閉位置照合スイッチは、ドアコント
ローラ18にドア閉減速点36を指示するために用いら
れる。
中にドア閉減速点36でドア12、14の減速を開始す
る。勿論、ドア開減速スイッチはドアの閉動作には何ら
関与せず、同様に、ドア閉減速スイッチもまた、ドアの
開動作には何ら関与しない。しかし、後述するように、
本実施形態においては、ドアがどちらの方向へ移動して
もスイッチは両方とも起動され、参照位置の決定装置と
して用いられる。
となる正常状態での運行)が実行されて、操作の全関連
モードにおける妨害のない場合の正規のドアの動きを示
す時間間隔(タイムインターバル)が測定されてメモリ
に記憶される。たとえば、ドア操作の開始点と減速点と
の間の時間間隔が測定されてメモリに記憶される。加え
て、2つの減速点間の第2の時間間隔が測定されメモリ
に記憶されてもよい。これらの時間間隔はドアシステム
の設計によって変化し、本発明は時間間隔の特定の値や
特定の範囲に制限されるものではない。
やドア性能に影響を及ぼす他の要因における一時的変化
を補正するために公差がさらに時間間隔に加えられる。
ある実施例では、間隔の20パーセントが公差として採
用されている。
に対する補正を行う適応プログラムが本発明のある実施
例で用いられている。この適応プログラムは、通常のド
ア操作の際に測定された実際の時間間隔にしたがって時
間間隔を自動的に調整する。実際の時間間隔は、適応プ
ログラムにより記録され、平均化され、記憶される。平
均値は、以前に記憶された時間間隔の値を置き換えるた
めに用いられる。このようにして、劣化による誤った妨
害検出が最小限に抑えられる。適応プログラムはメモリ
に記憶されて、たとえば月に1回などの所定の間隔で実
行される。
イッチと第2の位置照合スイッチとを含む本発明の一実
施例の操作を説明するが、ひとつの位置照合スイッチや
複数の位置照合スイッチも本発明の範囲の趣旨を逸脱す
ることなく採用可能である。
ーの両方が開始される。次に、ステップ42で、タイマ
ーによって行われる第1のタイマーカウントが終了した
か否かが判定される。第1の位置スイッチが始動する前
にタイマーカウントが終了した場合、本発明はステップ
46でエレベータドアが動作妨害されていると判定す
る。次に、ステップ48で、ドア妨害が閉動作の途中ま
たは開動作の途中のいずれで起きたのかが判定される。
ドアシステム10の閉動作の途中で動作が妨害された場
合は、ステップ50でドアコントローラ18によってド
アの反転が要求される。ドアシステム10の開動作の途
中で妨害が起こった場合は、ドアコントローラ18は、
ステップ52で、ドアシステム10に与えるダメージを
最小限にするためにドア開閉装置24への出力を減らし
て供給することを要求する。
終了する前にステップ44で第1の位置照合スイッチが
始動された場合、ステップ54で、タイマーがリセット
される。次に、第2の位置照合スイッチが始動する前に
第2のタイマーカウントが終了したか否かが判定され
る。そうであれば、ステップ46でドアの動作が妨害さ
れていることが判定される。ドアが妨害されていると判
定した後に残りのステップ48、50、52が前述した
ように実行される。
ステップ60で第2の位置照合スイッチが始動される
と、ドアコントローラ18はドアの減速を開始するなど
通常のドア操作を続ける。
の趣旨および範囲を逸脱することなく前記説明にさまざ
まな変更が行われてもよい。
ータドアシステムにおいてドアが妨害されているか否か
を検出する方法が提供される。
が妨害されているか否かを検出する方法は、エレベータ
ドア12、14の動作を開始するステップと、ドアの動
作開始とともにタイマーカウントを開始するステップ
と、ドア位置照合スイッチが始動される前にタイマーカ
ウントが終了したか否かを判定するステップと、ドア位
置照合スイッチが始動される前に前記タイマーカウント
が終了した場合にエレベータドアの動作が妨害されてい
ると判定するステップとを有する。
る。
ある。
である。
Claims (12)
- 【請求項1】 エレベータドアの動作妨害の検出方法で
あって、 前記エレベータドアの動作を開始するステップと、 前記ドアの動作開始とともにタイマーカウントを開始す
るステップと、 ドア位置照合スイッチが始動される前に前記タイマーカ
ウントが終了したか否かを判定するステップと、 前記ドア位置照合スイッチが始動される前に前記タイマ
ーカウントが終了した場合には、前記エレベータドアの
動作が妨害されていると判定するステップとを有するこ
とを特徴とするエレベータドアの動作妨害の検出方法。 - 【請求項2】 開動作中に前記エレベータドアの動作が
妨害されたかを判定するステップをさらに有することを
特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記開動作中に前記エレベータドアの動
作が妨害されたという判定に応答して、ドア開閉装置へ
の供給動力を減少させるステップをさらに有することを
特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 閉動作中に前記エレベータドアの動作が
妨害されたかを判定するステップをさらに有することを
特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 前記閉動作中に前記エレベータドアが動
作妨害されたという判定に応答して、ドア反転を開始す
るステップをさらに有することを特徴とする請求項4に
記載の方法。 - 【請求項6】 前記タイマーカウントが終了する前に前
記位置照合スイッチが始動された場合に、ドア減速を開
始するステップをさらに有することを特徴とする請求項
1に記載の方法。 - 【請求項7】 前記タイマーカウントが終了する前に前
記エレベータドア位置照合スイッチが始動された場合
に、第2の位置照合スイッチが始動される前に第2のタ
イマーカウントが終了したか否かを判定するステップ
と、 前記第2の位置照合スイッチが始動される前に前記第2
のタイマーカウントが終了した場合に、前記エレベータ
ドアが動作妨害されたと判定するステップと、 をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項8】 開動作中に前記エレベータドアが動作妨
害されたかを判定するステップをさらに有することを特
徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 前記開動作中に前記エレベータドアが動
作妨害されたという判定に応答して、ドア開閉装置への
供給動力を減少させるステップをさらに有することを特
徴とする請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 閉動作中に前記エレベータドアが動作
妨害されたかを判定するステップをさらに有することを
特徴とする請求項7に記載の方法。 - 【請求項11】 前記閉動作中に前記エレベータドアが
動作妨害されたという判定に応答して、ドア反転を開始
するステップをさらに有することを特徴とする請求項1
0に記載の方法。 - 【請求項12】 前記第2のタイマーカウントが終了す
る前に前記第2の位置照合スイッチが始動された場合
に、ドア減速を開始するステップをさらに有することを
特徴とする請求項7に記載の方法。
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