JP3284421B2 - 圧電アクチュエーター及びインクジェットヘッド及びインクジェットヘッド製造方法 - Google Patents

圧電アクチュエーター及びインクジェットヘッド及びインクジェットヘッド製造方法

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JP3284421B2
JP3284421B2 JP33904992A JP33904992A JP3284421B2 JP 3284421 B2 JP3284421 B2 JP 3284421B2 JP 33904992 A JP33904992 A JP 33904992A JP 33904992 A JP33904992 A JP 33904992A JP 3284421 B2 JP3284421 B2 JP 3284421B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電振動子により、電
気的エネルギーを変換し機械的出力を導き出す圧電アク
チュエーターに関する。又、インク滴を飛翔させ被記録
媒体に記録を行うためのインクジェットヘッドで、特
に、前記圧電アクチュエーターを用いたインクジェット
ヘッドに関する。又、前記インクジェットヘッドの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電アクチュエーターは、インク
ジェットヘッドに用いられたものとして、特開平3−2
27247号公報のように、圧電振動子と基板(圧電振
動子の保持部材)とを接合し、且つ前記基板の反対面に
も別の圧電振動子を接合して、バイモルフ駆動を行なわ
せ、変位を増大させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧電アクチュ
エーターとしての前記従来例の構造では、圧電振動子が
基板の上下面に必要であり、コスト面での負荷が非常に
大きい。又、バイモルフ駆動をさせるための電気的配線
(両面の圧電振動子に配線)が複雑となる。加えて、圧
電振動子の駆動に従属し基板自体が変動する機構である
ため、外部機構(従来例の圧電アクチュエーターを保持
する機構)との接続に於て多大な制約を受けてしまう。
又、前記従来例の実施例で説明されている圧電アクチュ
エーターは、一枚の基板の両面に複数の圧電振動子が上
下対応して接合された構造であり、基板は各々圧電振動
子に対応して分離されていない。従って、各々の圧電振
動子の独立した駆動に対して、基板は変動不能(基板の
剛性が高すぎて変動できない)であり、バイモルフ駆動
の効果は実質的には得られない。又、基板を介する圧電
振動子間の振動の相互干渉が顕著に現われてしまう。
【0004】次に、インクジェットヘッドとしての従来
例の構造では、前記圧電アクチュエーターとしての課題
に加え、バイモルフ駆動による基板の変動がインクジェ
ットヘッド全体をも振動させるため、吐出するインク滴
の着弾位置精度は劣悪なものとなる。又、前記圧電振動
子間の振動の相互干渉は、インク滴の吐出特性に顕著に
現われ(以後、インク吐出特性の相互干渉をクロストー
クと呼ぶ)、前記インク滴の着弾位置精度の乱れと相ま
って、印字品質は非常に劣悪である。加えて、前記基板
の変動により、インク流路内のインク流れに乱れ(ノズ
ル先端に形成されるインクメニスカスが不安定となる)
が生じ、インク滴の吐出は非常に不安定である。
【0005】そこで、本発明はこの様な課題を解決する
ものであって、その目的は、低コストで適用範囲の広い
高効率圧電アクチュエーターを提供することにある。
【0006】又、本発明の圧電アクチュエーターを用い
ることで、インク吐出安定性が高く、印字品質の優れた
高効率インクジェットヘッドを提供することにある。
【0007】又、高集積化した本発明の圧電アクチュエ
ーターを用いることで、インク吐出安定性が高く、印字
品質の優れた高効率、高密度インクジェットヘッドを提
供することにある。
【0008】加えて、前記インクジェットヘッドの歩留
まりを飛躍的に向上させることも本発明の目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために、本発明の圧電アクチュエーターは、圧電振
動子と、圧電振動子の電界発生方向と平行な方向に積層
されて圧電振動子を保持する保持部材とを備え、圧電振
動子の保持部材と積層される側の面を第1の面とし、第
1の面の反対面を機械的作用面とした圧電アクチュエー
ターであって、圧電振動子の第1の面の略中央領域を保
持部材との固定領域とし、第1の面の両端を非固定領域
としたことを特徴とする。また、本発明のインクジェッ
トヘッドは、インク流路内に圧力変化を生じさせインク
流路に連通する吐出口よりインク滴を吐出させるインク
ジェットヘッドであって、前記圧電アクチュエーターの
機械的作用面とインク流路が対面するように配したこと
を特徴とする。また、係るインクジェットヘッドにおい
て、圧電アクチュエーターは複数の圧電振動子が並列に
配列し、複数の並列に配列したインク流路に対応するこ
とを特徴とする。また、本発明のインクジェットヘッド
製造方法において、前記圧電アクチュエーターは、保持
部材と非固定領域を除去可能な固体層を介して接合する
工程と、圧電振動子を複数の圧電振動子が並列に配列し
た状態に分離する工程と、固体層を除去する工程とによ
り構成されていることを特徴とする。
【0010】又、本発明のインクジェットヘッドは、前
記圧電アクチュエーターを、前記圧電アクチュエーター
の機械的作用面とインク流路が対面するように配したこ
とを特徴とする。
【0011】又、本発明のインクジェットヘッドは、複
数の圧電振動子が並列に配列した前記圧電アクチュエー
ターが、複数の並列に配列したインク流路に対応し、前
記圧電アクチュエーターの機械的作用面とインク流路が
対面するように配したことを特徴とする。
【0012】又、本発明のインクジェットヘッド製造方
法は、前記圧電アクチュエーターが、圧電振動子の保持
部材と圧電振動子の非接合部を除去可能な固体層で接合
する工程と、前記圧電振動子を複数の圧電振動子が並列
に配列した状態に分離する工程と、前記固体層を除去す
る工程により形成されることを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成によれば、図4に示すように、圧電
振動子10の電極10a,10b間に印加される電界
(電界方向は図中で上下)により、圧電振動子10は図
中の矢印方向(電界方向に膨張する方向:d33方向、
電界の垂直方向に収縮する方向:d31方向)に変位し
ようとする。その時、d31方向に於て、前記圧電振動
子の第1の面(電極10b面)での変位量(収縮量)
は、機械的作用面(電極10a面)の変位量(収縮量)
に比べ、圧電振動子の保持部材20との接合領域Aによ
り拘束される分だけ小さくなる。この圧電振動子の第1
の面と機械的作用面間でのd31方向の変位量(収縮
量)の差は、圧電振動子10の保持部材20との非接合
部をd33方向に曲げる(保持部材20から引き離す方
向)モーメントして現われ、結果として図に示すような
(図中の点線)たわみ変形が生ずる。従って、機械的作
用面(電極10a面)は、実質外部に対して効果を発す
るd33方向の変位として、通常の膨張変位に加え、前
記たわみ変形での変位を得ることができ、実効変位は格
段に増大する。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の圧電アクチュエーターの実
施例を図面を用い詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の圧電アクチュエーターの
第1の実施例を説明するための透視斜視図であり、図
2、図3、図4は動作説明のための断面図(図1の二点
鎖線Dで切断)である。
【0016】電極10a,10bが両面に形成された圧
電振動子10と、保持部材20とは、圧電振動子の第1
の面(電極10b面)の接合領域A(図中の斜線部)の
部分で剛体的に接合されている。この接合領域Aは圧電
振動子の第1の面の中央部に配しており、圧電振動子1
0の非接合時には実際に変形する領域である。又、保持
部材20は、ガラス、セラミック、金属、硬質プラスチ
ックから成り、圧電振動子10より剛性の高い材質が望
まれる。
【0017】通常、圧電振動子は電極間に電界を掛ける
と、電界方向(以後、d33方向)に膨張し、それと同
時に電界と垂直方向(以後、d31方向)に収縮する。
【0018】図2を用いて、前記構成のd33方向に注
目した変形状態について説明する。前記構成に於て、電
極10a,10bに電界を印加すると、圧電振動子10
は図中の矢印方向に膨張し、非拘束(無負荷)状態に近
い変位(図中の点線II)を得ることができる。これは、
圧電振動子の第1の面(電極10b面)の接合領域A以
外の部分でd31方向の変形が確保され、d31方向の
変形に連動するd33方向の変形も十分に得られるため
である。ちなみに、圧電振動子の第1の面(電極10
b)全域を接合(片面完全拘束状態となる)すると、d
31方向の変形が完全に拘束されるため、d33方向の
変形も拘束されてしまい、点線IIIで示すような僅かな
変位しか得られないのである。ここで、点線Iは保持部
材20と接合していない時(非拘束状態)のd33方向
変位、点線IIは前記構成のd33方向変位、点線IIIは
圧電振動子の第1の面(電極10b)全域を接合(片面
完全拘束状態となる)した時のd33方向変位を表わ
す。
【0019】次に、図3を用いて、前記構成のd31方
向に注目した変形状態について説明する。前記構成に於
て、電極10a,10bに電界を印加すると、圧電振動
子10は図中の矢印方向に収縮しようとする。ただし、
圧電振動子の第1の面(電極10b面)が接合領域Aに
より部分的に拘束されているため、圧電振動子の第1の
面(電極10b面)での変位量(収縮量)は、機械的作
用面(電極10a面)の変位量(収縮量)に比べ、その
拘束分だけ小さくなる。この圧電振動子の第1の面と機
械的作用面間でのd31方向の変位量(収縮量)の差
は、圧電振動子10の保持部材20との非接合部をd3
3方向に曲げる(保持部材20から引き離す方向)モー
メントとして現われ、結果として、図中の点線で示すた
わみ変形が生ずる。
【0020】実際の変形は、前記のd33方向の変形
と、d31方向の変形(たわみ変形)が同時に起こり、
図4の点線に示すような変形状態となる。図からもわか
るように、機械的作用面(電極10a面)は、実質外部
に対して効果を発するd33方向の変位として、保持部
材10に保持された状態に拘らず高効率な膨張変位が得
られ、加えて、前記たわみ変形での変位を得ることがで
き、実効変位は格段に増大する。そして、この実効変位
は、保持部材20が不動状態で(保持部材20は圧電振
動子10の変形に関与しないし、影響されない)、保持
部材20の片面に配した圧電振動子10だけで得られ
る。従って、低コストで適用範囲の広い高効率圧電アク
チュエーターと成り得る。
【0021】次に、本発明の圧電アクチュエーターの第
2の実施例を図5(断面図)に示す。第1の実施例と異
なる点は、接合領域Aが圧電振動子の第1の面(電極1
0b面)の片側に配された点であり、図中の点線のよう
な変形状態となる。この変形状態は圧電振動子10の非
接合部が長いがため、たわみ変形によるd33変位が多
く得られることに特徴がある。尚、第2の実施例は、本
発明の圧電アクチュエーターに於て、接合領域Aの位置
が圧電振動子の第1の面(電極10b面)の中央部のみ
に限定される物でなく、圧電振動子の第1の面のどの部
分にあっても構わないことを意図するものである。
【0022】続いて、本発明の圧電アクチュエーターの
第3の実施例を図6(断面図)に示す。この実施例は、
圧電振動子11のd33方向の変形面を圧電振動子の第
1の面11b、機械的作用面11aとしたもので、電極
11c,11dは圧電振動子11の両端(図中の左右)
に形成されている。そして、圧電振動子11のd33方
向の変形面である第1の面11bの一部分が接合領域A
として保持部材20に接合されている。この構成に於
て、電極11c,11d間に電界を印加すると、圧電振
動子11は図中の矢印方向に変形しようとし、機械的作
用面11aは、前記の第1、第2の実施例とは逆方向の
収縮変形と、保持部材20側に曲がるたわみ変形(図中
の点線が変形後の状態を表わす)を得る。
【0023】この実施例は、機械的作用面11aが保持
部材20側に変位する事で、実質外部に対して効果を発
するものである。尚、保持部材20は、図に示すよう
に、たわみ変形を妨げない形状でなければならない。
【0024】続いて、本発明の圧電アクチュエーターの
第4の実施例を図7(断面図)に示す。第1の実施例と
異なる点は、圧電振動子12として、積層圧電振動子を
用いた点であり、積層圧電振動子は積層数に応じてd3
3方向の変位が倍増するため、d33方向に非常に大き
な膨張変形を得られることに特徴がある。
【0025】ここで、積層圧電振動子12は、外部電極
12eにつながる内部電極12cと、外部電極12fに
つながる内部電極12dが、交互に積層しており、電界
方向は図中の上下方向である。そして、図中のCで示す
内部電極12e,12fが電界方向にオーバーラップし
ない領域(以後、不活性部)と、図中のBで示す内部電
極12e,12fがオーバーラップする領域(以後、活
性部)とで構成されている。この活性部Bは実際に変形
し、不活性部Cは変形しない領域である。又、機械的作
用面は12aで、圧電振動子の第1の面は12bであ
る。
【0026】この積層圧電振動子12と保持部材20と
の接合領域Aは、圧電振動子の第1の面12bの一部の
領域に配され、且つ活性部Bの領域内であることが望ま
れる。このことにより、不活性部Cの領域まで接合した
物に比べ、不活性部Cに生ずるd33方向の引き剥し応
力を飛躍的に低減でき、圧電アクチュエーターとしての
耐久性を向上させることができる。
【0027】尚、以後の実施例は圧電振動子として積層
圧電振動子を用いたもので説明する。
【0028】本発明の圧電アクチュエーターの第5の実
施例を図8(断面図)に示す。第4の実施例と異なる点
は、保持部材20に、圧電振動子12との接合領域Aを
突出させる突起部21が形成されている点であり、接合
領域Aの管理が非常に容易となる。尚、この突起部21
は、保持部材20の突起部21以外の領域を、機械加
工、エッチング加工、あるいはレーザー加工等で削除す
ることで形成できる。
【0029】次に、第5の実施例と同様の効果を有する
本発明の圧電アクチュエーターの第6の実施例を図9
(断面図)に示す。第5の実施例と本質的には同等であ
り、保持部材20が圧電振動子接続部22と固定部23
との接合体として形成されている。
【0030】図10は、本発明の圧電アクチュエーター
の電極配線パターンの実施例(基本的な構成は、第5の
実施例)である。圧電振動子12の太線で示す外部電極
12e,12fは、圧電振動子12の両側面から第1の
面12bの中程までそれぞれ延長されている。又、保持
部材20に形成される太線で示す電極20a、20b
も、両外縁から突起部21の中程まで延長されている。
そして、圧電振動子12と保持部材20を接合領域Aで
接合することにより、圧電振動子の外部電極12e、1
2fと、保持部材の電極20a、20bがそれぞれ導通
する。尚、30は圧電アクチュエーター外部からの信号
(入力)を伝達する外部配線であり、保持部材20の電
極20a、20b(電極20bへの接続は図示せず)に
電気的に接続される。尚、前記電気的接続は、外部電極
12e、12fと、保持部材の電極20a、20b間
を、接着、半田付け、ワイヤーボンディング、機械的押
圧等により成される。
【0031】又、図11は、圧電振動子12の外部電極
12e、12f、もしくは保持部材20の電極20a、
20bが接続領域Aまで延長できない場合に、導電材
(導電40接着剤等)を用い、圧電振動子の外部電極1
2e、12fと、保持部材の電極20a、20bをそれ
ぞれ導通させたものである。ここでの導電材は、圧電振
動子12の変形を極力妨げない様、非常に柔らかい弾性
体であることが望まれる。
【0032】次に、図12は一つの保持部材20に、複
数の圧電振動子12を接合した実施例であり、2点鎖線
の断面は第5の実施例と同一である(一つの圧電振動子
12に注目すると、第5の実施例と同一であることを意
味する)。
【0033】ここで示す実施例は、各々の圧電振動子1
2は棒状で、同一ピッチに配列しているが、図13に示
すように同一ピッチの配列が複数並んだのものや、或
は、別の規則に従って配列しているもの、極端にはラン
ダムに配置されているものも、本発明に属するものであ
る。
【0034】尚、一つの保持部材20に、複数の圧電振
動子12を配する実施例は、図14に示すように、単版
の圧電振動子12gを保持部材20に接合後、複数の圧
電振動子12に分離する加工を施すことにより容易に製
造できる。図14に於ては、ダイシングブレード100
により切断するダイシング加工を示すが、前記分離加工
は、ワイヤーソーによる切削加工等の機械加工や、各種
エッチング加工、レーザー加工、放電加工、超音波加工
などを単独又は組合せにより成される。
【0035】以下に、本発明のインクジェットヘッドの
実施例を図面を用い詳細に説明する。
【0036】図15は本発明のインクジェットヘッドの
第1の実施例を表わす概念図である。流路形成部材3と
振動板4により形成されたインク流路1の先端に、ノズ
ル2を配するノズルプレート5が接合されており、その
反対側の端にはインク供給路6が配されている。そし
て、本発明の圧電アクチュエーター(図8での実施例を
説明上用いる)を、機械的作用面12aと振動板4が接
し、インク流路1と対面するように配されている。この
構成に於て、インク流路1内(ノズル2先端まで)にイ
ンクを充填し、前記圧電アクチュエーターを駆動する
と、機械的作用面12aは、高効率な膨張変形とたわみ
変形を同時に発生させ、d33方向(図中の上下方向)
の非常に大きな実効変位を得る。前記の変形により、振
動板4は図中の点線で示すように機械的作用面12aに
対応して変形し、インク流路1内に大きな圧力変化(体
積変化)を生じさせる。この圧力変化により、ノズル2
から図中の矢印方向にインク滴が吐出すが、その高効率
な圧力変化により、インク吐出も非常に効率的であるこ
とは言うまでもない。
【0037】そして、前記の機械的作用面12aの変形
は、保持部材20の変形、振動等を伴わず独立して得ら
れるため、保持部材20を介してインクジェットヘッド
全体を振動させることもない。従って、吐出するインク
滴の着弾位置精度は非常に向上し、加えて、インク流路
1内の安定したインク流れ(ノズル先端に形成されるイ
ンクメニスカスが安定して挙動する)が得られ、インク
吐出は非常に安定する。
【0038】図16は本発明のインクジェットヘッドの
第2の実施例を表わす概念図である。第1の実施例と基
本的構成及び効果は同等であるが、構造的にノズル2a
(ノズルプレート5a)が振動板4(機械的作用面12
a)と対面している点で異なる。
【0039】続いて、図17は、本発明のインクジェッ
トヘッドの第3の実施例を説明するための斜視図であ
り、18図、19図はその断面図(図18は二点鎖線F
で切断、図19は2点鎖線Gで切断)である。この第3
の実施例の主要部の基本的構成は、第1の実施例と同様
であるが、流路系、駆動系を複数に展開した実施例であ
り、その他の構成部品についてもより詳細に提示した物
である。
【0040】高分子樹脂、セラミック、ガラス、金属等
からなる流路形成部材3の表面に、成形、エッチング、
機械加工等でインク流路1を形成する複数の溝が彫られ
ている。そして、その表面上に、振動板4(樹脂フィル
ム、金属薄膜等)が接合され、インク流路1を閉溝とし
ている。
【0041】又、単版の積層圧電振動子(図14の12
g)を保持部材20に接着後、複数の圧電振動子12
と、前記圧電振動子12群の両端のダミー圧電振動子1
3に分割するようにスリット加工し、一つの保持部材2
0に、複数の圧電振動子12を配する本発明の圧電アク
チュエーターを形成している。当然、駆動用の圧電振動
子12はインク流路1の配列ピッチと同一ピッチで分割
されている。又、圧電振動子12の積層状態は、インク
流路1の長手方向の両端に、不活性部が配置される状態
に設定されている。ここで、駆動用の圧電振動子12と
ダミー圧電振動子13は一枚の積層圧電振動子から形成
されるため、積層方向の高さ(図中に於て、上下方向)
は均一である。
【0042】前記インク流路のユニットと前記圧電アク
チュエーターを、圧電振動子の機械的作用面12aと振
動板4が対面し、各々の駆動用の圧電振動子12とイン
ク流路1が位置的に対応するように積層している。この
状態に於て、ダミー圧電振動子13はインク流路1と位
置的に対応せず、振動板4を介して流路形成部材3の剛
体部と接合されていることとなる。
【0043】そして、図に示すように圧電アクチュエー
ター側(図中で上側)の第1の固定板7と流路形成部材
側(図中で下側)の第2の固定板8とで、前記インク流
路のユニットと前記圧電アクチュエーターの積層体をネ
ジ9を用いて挟持している。ここで、第1の固定板7と
第2の固定板8はネジ9による締め付けで変形等がない
ように、剛体である必要がある。そのため、材質的には
金属、セラミック、ガラス等の弾性率の高い材質が好ま
しい。又、弾性率の低い材質であれば厚みを厚くして対
応することが望まれる。尚、図に於ては第2の固定板8
に雌メジを形成しネジ9に対応しているが、第2の固定
板8にはただの穴を形成し、第2の固定板8の裏面(図
中で下側)からナットで対応しても構わない。又、この
挟持方法はネジ固定だけに限定されるものではなく、バ
ネによる固定や、第1、第2の固定板7、8の形状を工
夫して両者間の接着等で対応しても構わない。
【0044】そして、複数のノズル2を形成するノズル
プレート5が、図に示すように前記インク流路のユニッ
トと前記圧電アクチュエーターの積層体の端面に、各ノ
ズル2と各インク流路1の位置を合わせて接合されてい
る。ここで、ノズルプレート5と前記積層体の接合領域
は、第1の固定板7と第2の固定板8までおよぶ状態の
ものを示したが、製造工程等を考慮し、保持部材20、
流路形成部材3までの領域であっても構わない。
【0045】以上の構成では、第1の実施例と同等の効
果と、高集積化自体の効果が得られ、加えて後述のよう
な効果が望める。
【0046】まず、機械的作用面12aの変形は、保持
部材20の変形、振動等を伴わず独立して得られるた
め、複数の圧電振動子12間の振動の相互干渉は発生せ
ず、クロストークの無いインク滴の吐出が達成できる。
このことは、印字パターンに影響を受けない画一的な高
印字品質が得られることを示す。
【0047】又、ダミー圧電振動子13により、保持部
材20と振動板4間の高さ寸法を機械的に規制している
ため、剛体である第1、第2の固定板7、8で前記積層
体を押圧、挟持しても、振動板4に初期変形、初期応力
(応力の掛かった状態で保持)を与えることはない。従
って、圧電振動子12の入力エネルギーに対するインク
流路1内の体積変化効率が非常に高く、高効率なインク
飛行が達成される。
【0048】又、各圧電振動子12の高さは均一である
ため、各インク流路1に於ける圧電振動子12の接合も
状態も均一である。従って、複数のノズル2に渡って特
性バラツキの無いインク滴の吐出が達成される。
【0049】そして、剛体である第1、第2の固定板
7、8で挟持され、剛体的に保持されているため、圧電
アクチュエーターの駆動時に、前記積層体(保持部材2
0、流路形成部材3)が、前記挟持方向に変動すること
はない。従って、前記積層体の変動による入力エネルギ
ー損失及び、インク流路1内のインク流の乱れ(不安定
メニスカス)が無く、高効率で、安定したインク吐出が
達成される。
【0050】次に、圧電振動子12と振動板4との接合
部の詳細について図を用いて説明する。
【0051】図20は振動板4の各インク流路1、各圧
電振動子12に対応する位置に島部4a(インク流路1
より幅の狭い突起)を配置したものでり、より効率的な
インク流路1内の体積変化の確保を狙った物である。こ
の島部4aは振動板4にパターンエッチング等で形成す
ることができ、島部4aの位置精度に関しても非常に高
精度に形成できる。又、エッチング性能、島部形成手段
の要因により、島部4aの部分だけ材質を変えても問題
無い。ただし、島部4a高さ(図中の上下方向)は、ダ
ミー圧電振動子13との接合面と同一高さにする必要が
ある。
【0052】この構成に於ては、圧電振動子12の位置
が島部4aに対してずれていても、島部4aとインク流
路1の位置関係が正常であれば、振動板4の変形状態お
よび内部応力状態は変化無く均一である。従って、前記
インク流路のユニットと前記圧電アクチュエーターの積
層時に位置ずれが生じても、インク吐出特性に関して支
障をきたすことが無い。
【0053】尚、圧電振動子12とインク流路1との対
合部に関しては、図15、図16で示した構成(振動板
4に島部4aが無い物)や、図21で示す(振動板4が
無く弾性体である充填材4bでインク流路1を閉溝とす
る)構成等も、本発明の適用範囲に属する。
【0054】ところで、本発明のインクジェットヘッド
の第1、第3の実施例に於ては、ノズルプレート5を接
合し、インク流路1とノズル2とを連結する例を示し
た。しかし、前記構成だけでなく、図22に示すように
流路形成部材3に於て、インク流路1形成時に、一体で
ノズル2bを形成したり、図23に示すように流路形成
部材3にレーザー加工等によりノズル2cを形成するよ
うな構成も本発明の適用範囲に属する。
【0055】続いて、本発明のインクジェットヘッドの
第4の実施例を図24を用いて説明する。
【0056】構成として第3の実施例との違いは、圧電
アクチュエーターの保持部材24に、第1の固定板7の
機能を負わす構成で、第1の固定板7を削減した点にあ
る。この構成は、第1の固定板7の排除により、部品点
数の削減、及び工程の簡易化によるコスト低減を狙った
ものである。
【0057】次に、第4の実施例を多ノズル化を目的と
して、両面対応ヘッドに適用した第5の実施例を図25
を用いて説明する。
【0058】基本的に片側(図に於いて、上方あるいは
下方)の構成は、前記の第4の実施例と同様であり、第
2の固定板8aの両面に流路形成部材3が配置され、保
持部材24により両側から前記インク流路のユニットと
前記圧電アクチュエーター(圧電振動子12)の積層体
が挟持されている。この構成によれば、第4の実施例と
同様な効果と、多ノズル化の効果(高密度化、高速化)
が望めるだけでなく、各面で挟持方向(図中で上下方
向)の変動を完全に抑制しているため、面間クロストー
クが発生することはない。
【0059】尚、図25では、両側の流路を同一ピッチ
で、面間でずれなく配置しているが、高速対応、高密度
対応等の目的によって、このずらし量は選定すればよ
い。
【0060】又、図25は第2の固定板8aを用いてい
るが、この第2の固定板8aを削除し、一つの流路形成
部材3の両面に複数のインク流路1を形成し、両面の保
持部材24で挟持しても良い。
【0061】続いて、本発明のインクジェットヘッドの
製造方法の実施例を図26に示す。これは、高集積化に
対応するための圧電アクチュエーターの細密化に関する
ものであり、構造的には図12で示した実施例を用いて
説明する。
【0062】まず、単版の圧電振動子12gと保持部材
20を、保持部材の突起部21の領域(接合領域A)で
剛体的に接合する。この接合は、溶剤等に対して不溶性
であり、硬化時には剛性の高い接着剤により行なう。例
えば、溶剤不溶性のオレフィン系、エポキシ系の接着剤
等があげられる。
【0063】その後、圧電振動子12gと保持部材20
との非接合部に固体層50を形成し(完全充填でなくて
も良く、圧電振動子12gの両端部のみでも良い))、
前記非接合部まで結合された状態にする。(圧電振動子
12gと保持部材20の突起部21の接合と同時に固体
層50を形成しても良い) 尚、この固体層50は、後
工程で溶剤等により溶解除去できるものであり、硬化時
にはある程度の剛性があることが望まれる。材質的に
は、水溶性のポリビニルアルコール系樹脂、又は溶剤可
溶性のポリ塩化ビニル系、ポリ酢酸ビニル系、塩ビ酢ビ
共重合体系、ポリスチレン系等の樹脂が上げられる。
【0064】次に、図26で示すように、単版の圧電振
動子12gを複数の微細な圧電振動子12に分離する加
工を施す。図中では、ダイシングブレード100により
スリット状に分離するダイシング加工の例を示す。その
外の加工法としては、ワイヤーソーによる切削加工等の
機械加工や超音波加工等が上げられる(分離加工自体に
は、その外、レーザー加工、各種エッチング加工、放電
加工等があるが、ここでの実施例に関しては適用外であ
る)。
【0065】その後、固体層50を除去する。この固体
層50を除去する手段としては、固体層50を形成する
材料に応じて最適の手段が選択されるが、一般的には、
固体層50を溶解、膨潤、剥離する溶剤中に浸漬して除
去する手段を用いる。この時、必要に応じて超音波処
理、スプレー、加熱、撹拌等の除去促進手段を加えても
良い。又、固体層50にレーザー光線(例えば、エキシ
マレーザー光)を照射し除去する方法もある。この際
は、固体層50の材質選定に於て、溶剤可溶性を考慮す
る必要はなく、圧電振動子12gと保持部材20の突起
部21との接合剤を転用しても構わない。
【0066】以上の製造方法によれば、圧電振動子12
gの分離加工工程に於て、固体層50の介在により、圧
電振動子12に掛かる加工時の負荷に対する強度が飛躍
的に高まる。従って、分離加工時の圧電振動子12の破
損が激減し、飛躍的な歩留まり向上が望める。又、より
高密度の分離加工が実現できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧電アク
チュエーターは、圧電振動子と、圧電振動子の電界発生
方向と平行な方向に積層されて圧電振動子を保持する保
持部材とを備え、圧電振動子の保持部材と積層される側
の面を第1の面とし、第1の面の反対面を機械的作用面
とした圧電アクチュエーターであって、圧電振動子の第
1の面の略中央領域を保持部材との固定領域とし、第1
の面の両端を非固定領域としたことにより、圧電振動子
の電界方向への膨張変形と、電界方向と垂直な方向の変
位により生じるたわみ変形とにより、機械的作用面にお
ける実効変位を格段に増大することができる。従って、
低コストで適用範囲の広い高効率圧電アクチュエーター
を提供することができるという効果を有する。また、本
発明のインクジェットヘッドは、インク流路内に圧力変
化を生じさせインク流路に連通する吐出口よりインク滴
を吐出させるインクジェットヘッドであって、圧電アク
チュエーターの機械的作用面とインク流路が対面するよ
うに配したことにより、上記作用効果を有する圧電アク
チュエーターを用いることによってインク吐出安定性が
高く、印字品質の優れた高効率インクジェットヘッドを
提供することができるという効果を有する。
【0068】
【0069】
【0070】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電アクチュエーターの第1の実施例
の透視斜視図である。
【図2】本発明の圧電アクチュエーターの第1の実施例
の動作説明断面図である。
【図3】本発明の圧電アクチュエーターの第1の実施例
の動作説明断面図である。
【図4】本発明の圧電アクチュエーターの第1の実施例
の動作説明断面図である。
【図5】本発明の圧電アクチュエーターの第2の実施例
の断面図である。
【図6】本発明の圧電アクチュエーターの第3の実施例
の断面図である。
【図7】本発明の圧電アクチュエーターの第4の実施例
の断面図である。
【図8】本発明の圧電アクチュエーターの第5の実施例
の断面図である。
【図9】本発明の圧電アクチュエーターの第6の実施例
の断面図である。
【図10】本発明の圧電アクチュエーターの電気配線パ
ターンの実施例を示す断面図である。
【図11】本発明の圧電アクチュエーターの電気配線パ
ターンの実施例を示す断面図である。
【図12】本発明の圧電アクチュエーターの実施例を示
す斜視図である。
【図13】本発明の圧電アクチュエーターの実施例を示
す斜視図である。
【図14】本発明の圧電アクチュエーターの製造方法を
示す斜視図である。
【図15】本発明のインクジェットヘッドの第1の実施
例を表わす概念図である。
【図16】本発明のインクジェットヘッドの第2の実施
例を表わす概念図である。
【図17】本発明のインクジェットヘッドの第3の実施
例を表わす斜視図である。
【図18】本発明のインクジェットヘッドの第3の実施
例を表わす断面図である。
【図19】本発明のインクジェットヘッドの第3の実施
例を表わす断面図である。
【図20】本発明に係る圧電振動子の接合部の詳細図で
ある。
【図21】本発明に係る圧電振動子の接合部の詳細図で
ある。
【図22】本発明に係る流路形成部材のノズル側先端部
の斜視詳細図である。
【図23】本発明に係る流路形成部材のノズル側先端部
の斜視詳細図である。
【図24】本発明のインクジェットヘッドの第4の実施
例を表わす断面図である。
【図25】本発明のインクジェットヘッドの第5の実施
例を表わす断面図である。
【図26】本発明のインクジェットヘッドの製造方法の
実施例を表わす斜視図である。
【符号の説明】
1 インク流路 2 ノズル 2a ノズル 2b ノズル 2c ノズル 3 流路形成部材 4 振動板 4a 振動板の島部 4b 充填材 5 ノズルプレート 5a ノズルプレート 6 インク供給路 7 第1の固定板 8 第2の固定板 8a 第2の固定板 9 ネジ 10 圧電振動子 10a 電極(機械的作用面) 10b 電極(圧電振動子の第1の面) 11 圧電振動子 11a 機械的作用面 11b 圧電振動子の第1の面 11c 電極 11d 電極 12 圧電振動子(積層圧電振動子) 12a 機械的作用面 12b 圧電振動子の第1の面 12c 内部電極 12d 内部電極 12e 外部電極 12f 外部電極 12g 単版の圧電振動子 13 ダミー圧電振動子 20 保持部材 20a 電極 20b 電極 21 突起部 22 圧電振動子接続部 23 固定部 24 保持部材 A 接合領域 B 活性部 C 不活性部 D 断面指示線 E 断面指示線 F 断面指示線 G 断面指示線 I 変位表示線 II 変位表示線 III 変位表示線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−243357(JP,A) 特開 平3−190742(JP,A) 特開 平2−143861(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/16 H01L 41/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子と、前記圧電振動子の電界発
    生方向と平行な方向に積層されて前記圧電振動子を保持
    する保持部材とを備え、前記圧電振動子の前記保持部材
    と積層される側の面を第1の面とし、前記第1の面の反
    対面を機械的作用面とした圧電アクチュエーターであっ
    て、 前記圧電振動子の第1の面の略中央領域を前記保持部材
    との固定領域とし、前記第1の面の両端を非固定領域と
    したことを特徴とする圧電アクチュエーター。
  2. 【請求項2】 インク流路内に圧力変化を生じさせ前記
    インク流路に連通する吐出口よりインク滴を吐出させる
    インクジェットヘッドであって、前記圧電アクチュエー
    ターの機械的作用面と前記インク流路が対面するように
    配したことを特徴とする請求項1記載の圧電アクチュエ
    ーターを用いたインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記圧電アクチュエーターは複数の圧電
    振動子が並列に配列し、複数の並列に配列したインク流
    路に対応することを特徴とする請求項2記載のインクジ
    ェットヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインクジェットヘッド製
    造方法であって、 前記圧電アクチュエーターは、前記保持部材と前記非固
    定領域を除去可能な固体層を介して接合する工程と、 前記圧電振動子を複数の圧電振動子が並列に配列した状
    態に分離する工程と、前記固体層を除去する工程とによ
    り構成されていることを特徴とするインクジェットヘッ
    ド製造方法。
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