JP3284267B2 - 除湿機の排水装置 - Google Patents

除湿機の排水装置

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JP3284267B2
JP3284267B2 JP25167897A JP25167897A JP3284267B2 JP 3284267 B2 JP3284267 B2 JP 3284267B2 JP 25167897 A JP25167897 A JP 25167897A JP 25167897 A JP25167897 A JP 25167897A JP 3284267 B2 JP3284267 B2 JP 3284267B2
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Central Air Conditioning (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿用冷凍サイク
ルを構成する機器類と、蒸発器において発生したドレー
ン水を収集する排水タンクを本体ケースに内装するとと
もに、排水タンクを本体ケースに形成した開閉自在な開
口部から出し入れ可能に構成した除湿機の排水装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の記除湿機の排水装置
としては、例えば、実開平2−52015号公報や、
実開平5−90219号公報に開示されたものがあ
る。
【0003】前者は、一般的に多く見られる排水装置
であり、上方が全面的に開放された容器が排水タンクと
して利用され、この排水タンクの前面上部に固定把手が
備えられるとともに、上部には門型把手が回動可能に備
えられている。
【0004】また、後者は、上面に小さいドレーン水
受け入れ口を備えたポリタンク状の排水タンクを使用し
ており、タンク上面と前面上部にそれぞれ固定把手が備
えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の排水装置は、
満水になった排水タンクを取り出すには、先ず、前面上
部の固定把手に手を掛けて前に水平に引出し、タンク底
部が本体ケースの開口部から外れないうちに門型把手を
つかんで排水タンクを持ち上げ、排泄箇所に吊り持ち搬
送することになる。
【0006】この場合、排水タンクを引出して持ち上げ
る時に、排水タンクを傾けたり揺らすと貯留したドレー
ン水をこぼしてしまうので、水平を保ちながら排水タン
クを取り出す必要がある。その場合、タンク容量が2リ
ットル程度の小容量であれば総重量も余り大きくはな
く、水平を保ちながらの取り出し操作がさほど苦にはな
らないものの、タンク容量が3〜4リットルあるいはそ
れ以上になると、総重量が相当大きくなる(約4〜4.
5kg)とともに、タンク外形も大きくなって取扱いが
極めて難しくなり、開放型の排水タンクでの大容量化は
実用面ではほとんど不可能であった。
【0007】また、後者の排水装置において、満水に
なった排水タンクの取り出しは、上記と同様に、前面上
部の固定把手をつかんで手前に引出した後、上面の固定
把手をつかんで吊り持つことになる。この場合、ドレー
ン水の受入れ口が小さいために、多少排水タンクが傾い
たり揺れたりしても、内部の水がこぼれる心配はなく、
前者に比べて取扱い性に優れている。
【0008】しかし、排水タンクの受入れ口は、小さな
開口でしかないので、タンク内のドレーン水の排出に時
間がかかるとともに、タンク内部の汚れを除去するのが
困難になる。また、タンク容量が3〜4リットルあるい
はそれ以上の重くかつ大型の排水タンクになると、やは
り取扱いが困難になる。
【0009】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、排水タンクの大容量化を可能にする
とともに、取扱い性の向上を図ることのできる除湿機の
排水装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、除湿用冷凍サイクルを構成する機器類
と、蒸発器において発生したドレーン水を収集する排水
タンクを本体ケースに内装するとともに、排水タンクを
本体ケースに形成した開口部から出し入れ可能に構成し
た除湿機の排水装置において、以下のような構成を採
る。
【0011】請求項1に係る発明は、前記排水タンクを
載置支持する受け皿と、この受け皿を水平姿勢に維持し
たままで案内して前記開口部から出退させる左右一対の
ガイドレールとを備え、受け皿に載置支持した排水タン
ク全体が開口部から露出するまで受け皿を引出し移動可
能に構成し、更に、前記受け皿を押し込み位置で係合固
定するために、前記受け皿に備えたロック爪と、本体ケ
ース側に形成された係止孔とで構成し、且つ、前記ロッ
ク爪を手指で解除操作可能、かつロック側に弾性復帰す
るよう構成したロック機構を設けたことを特徴とする。
【0012】この構成によると、ロック機構がロック爪
と係止孔との係止によるものであるから、ロック解除操
作が手指のワンタッチ操作で簡単に行え、また、弾性復
帰されたロック爪が自動的にロック作動する、いわゆる
セルフロックが行われる。
【0013】請求項2に係る発明は、請求項1記載の発
明において、前記ロック爪を、樹脂成形された前記受け
皿に一体形成するとともに、樹脂材の弾性により復帰作
動するよう構成してあることを特徴とする。
【0014】この構成によると、ロック爪を弾性復帰さ
せるのに、受け皿とロック爪を一体形成する樹脂材の弾
性を利用するので、バネなど専用の弾性復帰部材が不要
となる。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2に記載の発明において、前記受け皿を差載置案内
するガイドローラを開口部近くに配置してあることを
徴とする。
【0016】この構成によると、受け皿はガイドレール
に案内されるとともにガイドローラにも案内されるの
で、満水になった排水タンクを円滑軽快に引出し操作で
きる。また、ガイドローラが開口部に近く配備されるの
で、引出しの全工程においてガイドローラが作用する。
【0017】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の発明において、前記開口部を開閉す
る扉を、前記排水タンクの前面に、弾性係合手段を介し
て着脱可能に取り付けてあることを特徴とする。
【0018】この構成によると、扉を取り付けた排水タ
ンクを受け皿と共に引き出すことで開口部が開放され、
扉を取り付けた排水タンクを受け皿と共に押し込むこと
で開口部が閉じられることになり、開口部の扉を開閉す
るための操作が不要となる。使用中の排水タンクの開口
は、上面に設けたドレーン水受け入れ用の小口だけとな
るので、満水の排水タンクを取り出して持ち運ぶ際に、
特に大きく傾けたり揺らしたりしない限り、内部の水が
こぼれ出ることはない。
【0019】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか一項に記載の発明において、前記排水タンクを、
ドレーン水の受入れ用の小口と満水検知用のフロートと
を備えた上壁と、全面的に開閉自在な底部とを備えた容
器状に構成するとともに、かつ、排水タンクを上下反転
させることによって前記フロートが前記小口を内部から
閉塞するよう構成してあることを特徴とする。
【0020】この構成によると、使用中の排水タンクの
開口は、上面に設けたドレーン水受け入れ用の小口だけ
となるので、満水の排水タンクを取り出して持ち運ぶ際
に、特に大きく傾けたり揺らしたりしない限り、内部の
水がこぼれ出ることはない。
【0021】また、排水タンクを上下反転して底部を開
放することで、排水タンクは上方に全面的に開放された
ものとなり、内部の水を素早く排出することができると
ともに、タンク内の清掃も容易に行える。なお、排水タ
ンクを反転すると、満水検知用のフロートがドレーン水
受け入れ用の小口を内部から自閉することになる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に実施形態の一例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0029】図1に除湿機の全体外観が、また、図2に
その前面の内部が、さらに、図3に除湿機の全体を縦断
した側面がそれぞれ示されている。
【0030】この除湿機の本体ケース1は、ベース2、
前ケース3、後ケース4、脱着可能な上部前カバー5、
および、開閉可能な前扉6とからなり、この本体ケース
1の内部に、圧縮機7、凝縮器8、蒸発器9、電動ファ
ン10、その他、冷凍サイクルを構成する機器類と、蒸
発器9で発生したドレーン水を収集する排水タンク1
1、等が配備されるとともに、本体ケース1の上面に
は、各種操作スイッチ、表示ランプ、液晶表示部などを
備えた操作パネル12が設けられている。
【0031】前ケース3の左右には、室内の空気を取り
入れる吸気口13が形成され、ここから取り入れた空気
は先ず上部前カバー5の内部からフィルタ14に導かれ
て除塵される。
【0032】清浄となった室内空気は、蒸発器9に導か
れて冷却され、含まれている水分が結露除去される。除
湿された低温の乾燥空気は凝縮器8を通る間に加温さ
れ、室温にまで昇温された乾燥空気は電動ファン10に
よって後ケース4の上部に設けた吹き出し口15から室
内に送り出される。
【0033】また、蒸発器9で結露したドレーン水は、
上下隔壁16に設けた排水口17を介して排水タンク1
1に流下供給される。
【0034】ベース2の前後中間には隔壁18が立設さ
れ、この隔壁18の後側に圧縮機収納室19が、また、
隔壁18の前側に排水タンク収納室20が区画形成され
ている。
【0035】前扉6は、この排水タンク収納室20の前
面に形成されたタンク出し入れ用の開口部21を開閉す
るものであり、前ケース3の前端部に横方向に揺動開閉
自在にヒンジ連結されている。
【0036】なお、前扉6の内面に設けた係合爪22
を、前ケース3の前面に設けた係合孔23に弾性係止さ
せることで、前扉6を閉じ状態に弾性保持するよう構成
されており、前扉6を少し強く手前に引けば、両者の弾
性係合が外れて開口部21を開放することができる。
【0037】排水タンク収納室20の下部には、排水タ
ンクを載置する樹脂製の受け皿24が配備されるととも
に、排水タンク収納室20の左右下部には、受け皿24
を前後スライド自在に案内する前後に長いガイドレール
25がビス止めによってベース2に固定されている。
【0038】このガイドレール25は、金属板を打ち抜
きプレス加工して構成したものであり、ベース2への取
り付け座25aと、受け皿24の左右側壁24aの上端
を上方から係合案内する折り返し部25bとを備えてい
る。
【0039】また、このガイドレール25は、隔壁18
の左右に設けた開口26を通って圧縮機収納室側19に
突出されるとともに、受け皿24の後端左右から後方に
選出した延長アーム27も開口26を通って圧縮機収納
室側19に延出され、受け皿24の左右がガイドレール
25に前後に長い距離に亘って案内されている。
【0040】排水タンク収納室20における開口部21
に近い左右箇所には、受け皿24の左右下端を載置支持
するガイドローラ28が、ガイドレール25の前方に位
置させて左右水平に軸支されている。
【0041】図9に示すように、このガイドローラ28
の支軸28aは、ベース2に設けた軸受け部29に上方
から係入されるとともに、ガイドレール25の前端から
延出した舌辺25cによってガイドローラ28の上方へ
の離脱が阻止されている。
【0042】以上のように、受け皿24は左右のガイド
レール25およびガイドローラ28に載置案内されるこ
とで、水平姿勢を保持したままで前後移動可能となって
おり、この受け皿24を前方に引き出すことで、載置し
た排水タンク11を開口部21の前方に出すことがで
き、受け皿24を内方に押し込むことで載置した排水タ
ンク11をドレーン水受入れ位置に装填できるのであ
る。
【0043】ここで、受け皿24の前後移動に関して、
以下のような付属機構が備えられている。
【0044】図5に示すように、受け皿24の前部とベ
ース2の前部には、受け皿24を押し込み位置で固定す
るロック機構30が配備されている。
【0045】このロック機構30は、受け皿24の底面
に一体形成した上下揺動式のロック爪31を、ベース2
の上面に形成した係止孔32に係合させることによっ
て、受け皿24がそれ以上の前方移動するのを阻止する
よう構成したものである。
【0046】すなわち、ロック爪31は、その前後中間
の薄肉支点部33を中心として上下に揺動可能に構成さ
れるとともに、ロック爪31と一体化された操作片34
が薄肉支点部33から前方に向けて連設されており、こ
の操作片34を手指で下方に押し込むことで、薄肉支点
部33を弾性変形させながらロック爪31を上方に揺動
させてロック解除することができる。
【0047】また、操作片34から手指を離すとロック
爪31が薄肉接続部33の弾性復帰作用で元のロック姿
勢に戻るようになっている。
【0048】さらに、ロック機構30がロック作動して
いる状態では、受け皿24の後側壁24bが隔壁18に
近接して、受け皿24のそれ以上後方への移動が当接阻
止されるようになっている。
【0049】なお、排水タンク11の前方下部の左右中
央箇所には、ロック解除操作のために手指を入れるた
め、および、ロック爪31を上方に後退揺動させるため
に、段差状の空隙35が形成されている。
【0050】このように、ロック機構30は、ロック爪
31が薄肉接続部33の弾性復帰作用でロック姿勢に安
定しているので、引き出した受け皿24を元の格納位置
まで押し込むと、ロック爪31はベース2の前端部で一
旦ベース上面に乗り上がり変形されるが、所定の格納位
置まで押し込められると、弾性復帰したロック爪31が
自動的に係止孔32に係合することになり、いわゆるセ
ルフロックが働く。
【0051】受け皿24の左右から延出した延長アーム
27は、下向きに開放された中空アームに形成されると
ともに、その延出端は垂れ壁27aで閉塞されている。
また、ベース2の前寄り箇所には延長アーム27の中空
部分に下方より突入するストッパ36が立設されてお
り、載置した排水タンク11の全体が開口部21から露
出するまで受け皿24が大きく前方に引き出されると、
図4に示すように、延長アーム27後端の垂れ壁27a
がストッパ36に当接して、受け皿24のそれ以上の引
出しが阻止されるようになっている。
【0052】排水タンク11は、図7および図8に示す
ように、透明樹脂で上方が全面開放された箱形に成形さ
れており、その左右上部に亘って門型の把手40が支点
軸心a回りに上下回動可能に枢支連結されている。
【0053】この把手40は、前方に回倒させることで
タンク内に収容されるようになっており、かつ、支点軸
41の周面の一か所に設けた突起42が軸支部の周部に
係止した段部43に当接して、図7に示すように、把手
40ガ前方水平に回倒した姿勢で保持されるようになっ
ている。
【0054】また、排水タンク11の後側の横一側に満
水検知用フロート44が支点軸心b回りに上下回動可能
に枢支連結されている。このフロート44から後方に突
起45が設けられており、フロート44が自重で下方回
動しても、突起45がタンク後壁の内面に当接して、フ
ロート44が水平姿勢に維持されるようになっている。
【0055】また、フロート44から後方上方に向けて
検知レバー46延出され、この検知レバー46が本体ケ
ース内に支点c回りに回動可能に取り付けたベルクラン
ク状の操作レバー47に下方から接触するようになって
いる。
【0056】この操作レバー47は、満水検知用のリミ
ットスイッチ48を操作するものであり、フロート44
に浮力が働かないで水平姿勢にある時には、操作レバー
47が検知レバー46によって押し上げ操作され、リミ
ットスイッチ48は押し込み操作されたオフ状態にあ
る。
【0057】そして、タンク内のドレーン水レベルが設
定以上に上昇すると、フロート44は大きい浮力によっ
て上方に回動し、これに伴って検知レバー46による操
作レバー47の突き上げが解除され、リミットスイッチ
48は押し込みが解除されてオン状態となる。このリミ
ットスイッチ48がオン作動すると、除湿運転が自動的
に停止されてそれ以上ドレーン水が排水タンク11に流
入するのが阻止されるとともに、満水警報と満水表示等
が成されて、排水タンク11の水の排出が促される。
【0058】なお、排水タンク11の前面には水位表示
用のマークmが設けられるとともに、前扉6にはこのマ
ークmを外部から監視するための監視窓49が開口され
ている。
【0059】本発明は、以下のような形態に変形して実
施することもできる。
【0060】(1)図10に示すように、前扉6を、そ
の内面に設けた係合爪50と、排水タンク11の前面に
設けた係合孔51を介して排水タンク11に支持させて
おくと、前扉6を開閉するための操作が不要となる。な
お、この場合、前扉6の下部には手指を挿入する切り欠
き52を形成しておく必要がある。
【0061】(2)図11に示すように、排水タンク1
1を上壁を備えたタンク本体11aと、これに下端を水
密状に嵌合連結されるタンク底11bとで構成するとと
もに、上壁の中央に集水用のロート部53を形成して、
その底部中心にドレーン水を受け入れる小口54を放射
状に形成し、かつ、この小口群の中心に、満水検知用の
フロート55から延出した支軸56が上下動可能に貫通
支持されている。
【0062】このフロート55は、中空の球体で形成さ
れ、支軸56の下端がフロート55にねじ込み連結され
るとともに、支軸56の中間に設けた鍔状のストッパ5
7によってフロート55の下降下限が決められている。
【0063】また、支軸56の上端には円錐状の検知片
58が取り付けられ、支点dを中心に揺動可能に本体ケ
ース1側に取り付けられた操作レバー59の屈曲先端部
59aが検知片58の周面に接触支持されている。
【0064】この操作レバー59は、その屈曲先端部5
9aが検知片58の周面に近づく方向に自重あるいはバ
ネによって揺動付勢されており、図12に示すように、
ドレーン水のレベル上昇によってフロート55が浮力に
よって設定位置まで上昇変位すると、操作レバー59の
屈曲先端部59aが検知片58の周面から下方に外れて
操作レバー59が揺動し、これによってリミットスイッ
チ60がオン操作されて満水が検知されるようになって
いる。
【0065】従って、排水タンク11のドレーン水を捨
てる場合、先ず上記のように、受け皿24を介して排水
タンク11を本体ケース1の開口部21から大きく引き
出した後、門型の把手61を介して排水タンク11を持
ち上げて、所定の捨て場所にまで吊り持ち移動する。
【0066】次に、排水タンク11を上下反転してタン
ク底部11bを上向きにする。この際、フロート55が
上壁中央から内方に突出された筒状の弁座62に押し当
てられて、小口54がタンク内部から閉止されるので、
内部の水が漏れ出ることはない。
【0067】続いて、反転した排水タンク11のタンク
底部11bをタンク本体11aから分離してタンク上部
を全面的に開放し、内部のドレーン水を排出する。ま
た、排出後に大きく開放されたタンク内面を清掃するこ
ともできる。
【0068】なお、図11中に拡大して示すように、タ
ンク本体11aとタンク底部11bとの連結部は、ドレ
ーン水の重量に耐え、かつ、漏水がないようにする必要
があるので、環状溝と環状凸条とによる全周係合構造6
4と、接合部へのシールリング65の導入によって、連
結強度とシール性を高めている。
【0069】図15に示すように、この実施形態に用い
るフロート55を円錐形に構成すると、小口54を閉じ
る弁子としての機能が高いものとなる。また、検知片5
8を単純な円板にするとともに、支軸56にピンを横断
貫通してフロート55の下限規制用のストッパ57とす
ることもできる。
【0070】(3)上記した各実施形態においては、排
水タンク11を出し入れする開口部21を、本体ケース
1の前面に設ける場合を例示しているが、開口部21
を、本体ケース1の横側面に形成することもでき、この
時に開口部21を開閉する扉6は横扉となる。
【0071】(4)前記ガイドレール25を、本体ケー
ス1側の固定部材、例えばベース2などに一体形成する
こともできる。この場合、ベース2を板金製にしておく
と強度の高いガイドレール25を構成できる。
【0072】(5)前記ロック機構30のロック爪31
を、受け皿24と別体で形成して、受け皿24に取り付
けることもできる。また、ロック爪31を本体ケース1
側に設け、係止孔32を受け皿24に設けることも可能
である。
【0073】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果が期待
できる。
【0074】(1)請求項1に係る発明によると、受け
皿の固定および解除をロック爪によって簡単に行うこと
ができ、セットボルトなどに締めつけおよび弛緩により
固定および解除を行うロック手段に比較して取扱いが極
めて容易となる。
【0075】(2)請求項2に係る発明によると、ロッ
ク爪を別部品で構成してバネで弾性復帰させる構造にす
る場合に比較してロック機構の簡素化および部品点数の
節減を図ることができ、請求項4に係る発明を安価に実
施することができる。
【0076】(3)請求項3に係る発明によると、ガイ
ドローラで受け皿に働く重量の一部を支えるので、満水
の排水タンクが大重量であっても、円滑軽快に引出し操
作することができ、排水タンクの大容量化に有効とな
る。
【0077】(4)請求項4に係る発明によると、本体
ケースの開口部を開閉する特別な操作が不要となり、各
発明の上記効果をもたらすとともに、一層取扱い性を高
めることができる。
【0078】(5)請求項5に係る発明によると、満水
状態の排水タンクを引出しおよび運搬する時には、タン
ク内の水のこぼれ出しにくい状態で安易に取り扱えるも
のでありながら、タンク内に水の排出やタンク内の清掃
は、大きく開放した状態で行うことができ、取扱い性お
よびメンテナンス性を高めることができる。
【0079】
【0080】
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】除湿機の全体を示す外観斜視図
【図2】開口部の内部を示す斜視図
【図3】除湿機の縦断側面図
【図4】排水タンクを引き出した状態を示す一部切り欠
き側面図
【図5】タンク収納状態における要部を示す縦断側面図
【図6】受け皿の案内構造を示す要部に縦断側面図
【図7】排水タンクの全体斜視図
【図8】受け皿とガイドレールと排水タンクを示す分解
斜視図
【図9】ガイドローラ設置部に斜視図
【図10】別に実施形態における排水タンクを示す斜視
【図11】更に別の実施形態における要部を示す縦断側
面図
【図12】別の実施形態における満水検知状態を示す側
面図
【図13】別の実施形態における満水検知フロートの斜
視図
【図14】別の実施形態における排水タンクの全体斜視
【図15】別の実施形態における満水検知フロートの変
形例を示す斜視図
【符号の説明】
1 本体ケース 6 扉(前扉) 9 蒸発器 11 排水タンク 21 開口部 24 受け皿 25 ガイドレール 28 ガイドローラ 30 ロック機構 31 係止爪 32 係止孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−89298(JP,A) 特開 平4−292726(JP,A) 特開 平3−87539(JP,A) 特開 平6−229579(JP,A) 実開 平5−79324(JP,U) 実開 昭56−8229(JP,U) 実開 昭56−46723(JP,U) 実開 平4−40387(JP,U) 実開 平6−36440(JP,U) 実開 平2−530(JP,U) 実開 平5−1909(JP,U) 実開 昭49−96757(JP,U) 実開 昭53−39317(JP,U) 実開 平2−52015(JP,U) 実開 平3−67924(JP,U) 実開 平3−93328(JP,U) 実開 平5−90219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/02 371 F24F 1/02 411 F24F 3/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 除湿用冷凍サイクルを構成する機器類
    と、蒸発器において発生したドレーン水を収集する排水
    タンクを本体ケースに内装するとともに、排水タンクを
    本体ケースに形成した開口部から出し入れ可能に構成し
    た除湿機の排水装置であって、 前記排水タンクを載置支持する受け皿と、この受け皿を
    水平姿勢に維持したままで案内して前記開口部から出退
    させる左右一対のガイドレールとを備え、受け皿に載置
    支持した排水タンク全体が開口部から露出するまで受け
    皿を引出し移動可能に構成し、更に、前記受け皿を押し
    込み位置で係合固定するために、前記受け皿に備えたロ
    ック爪と、本体ケース側に形成された係止孔とで構成
    し、且つ、前記ロック爪を手指で解除操作可能、かつロ
    ック側に弾性復帰するよう構成したロック機構を設けた
    ことを特徴とする除湿機の排水装置。
  2. 【請求項2】 前記ロック爪を、樹脂成形された前記受
    け皿に一体形成するとともに、樹脂材の弾性により復帰
    作動するよう構成してあることを特徴とする請求項1記
    載の除湿機の排水装置。
  3. 【請求項3】 前記受け皿を載置案内するガイドローラ
    を開口部近くに配置してあることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の除湿機の排水装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部を開閉する扉を、前記排水タ
    ンクの前面に、弾性係合手段を介して脱着可能に取り付
    けてあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の除湿機の排水装置。
  5. 【請求項5】 前記排水タンクを、ドレーン水の受入れ
    用の小口と満水検知用のフロートとを備えた上壁と、全
    面的に開閉自在な底部とを備えた容器状に構成するとと
    もに、かつ、排水タンクを上下反転させることによって
    前記フロートが前記小口を内部から閉塞するよう構成し
    てあることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の除湿機の排水装置。
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