JP2634166B2 - リクレーション用車両 - Google Patents

リクレーション用車両

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JP2634166B2
JP2634166B2 JP62109112A JP10911287A JP2634166B2 JP 2634166 B2 JP2634166 B2 JP 2634166B2 JP 62109112 A JP62109112 A JP 62109112A JP 10911287 A JP10911287 A JP 10911287A JP 2634166 B2 JP2634166 B2 JP 2634166B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R15/00Arrangements or adaptations of sanitation devices
    • B60R15/04Toilet facilities
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D5/00Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system
    • E03D5/01Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system using flushing pumps
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D5/00Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system
    • E03D5/012Special constructions of flushing devices, e.g. closed flushing system combined with movable closure elements in the bowl outlet

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、キヤンピングカーや移動トレーラ等のリク
レーシヨン用車両に係り、とりわけそうした車両の水利
用装置の一部を構成するタンクのための、新規で特徴の
ある設備に関係している。
(従来の技術) 典型的なリクレーシヨン用車両(以下「RV車両」と呼
ぶ)は、車体の取り付けられる車輪の付いたシヤーシを
備えている。車体には居住者の利用する内部空間が備わ
つている。RV車両は、多くの便利な設備が設けられてい
ることからこのところ人気が高まつてきている。現在、
多くのRV車両はほとんどが自給式になつており、RV車両
は居住施設を備えているだけでなく、これに伴うすべて
の設備も内蔵しているのが実情である。こうした設備の
1つが完全に自給式化された水利用装置である。こうし
た水利用装置には、流し、シヤワー、浴室、トイレツト
等の衛生設備が含まれる。この装置のための上水は1つ
またはそれ以上の上水貯蔵タンクに貯えられ、汚水も1
つまたはそれ以上の収容タンクに溜められる。典型例に
よれば、そうした汚水収容タンクは分けられており、一
般にそれぞれが“中水”(gray water)用および“下
水”(black water)用のものと呼ばれている。中水は
流しやシヤワーから出る汚水であり、下水はトイレツト
からの汚水である。
米国で用いられる自給式のRV車両では、従来から上水
の貯蔵タンクを車体内に設置することが慣用されてきて
いる。この場所は、内部の居住空間内に相当している。
そうしたタンクは一般にほぼ矩形をしており、例えばベ
ンチまたはキヤビネツトの裏に隠して車体の床に載せら
れている。
汚水タンクは通常RV車両の車体の外側にあつて、車体
の床の下側でシヤーシから吊り下げられているのが一般
的である。このため、これらタンクの設置されたシヤー
シの付近でしばしばRV車両と路面との間のクリアランス
が狭められていた。これらタンクは、例えば岩や石等の
外力による損傷に耐えられるよう充分な強さがなくては
ならない。
排水タンクは、当該排水タンクの受け持つ箇々の衛生
設備の出口に連絡する入口を備えている。各々の排水タ
ンクは、ゲート弁で管理された出口を備えている。これ
らゲート弁は一般に共通の出口に連絡し、この共通の出
口には排気のためのホースが取り付けられる。弁が開か
れると、タンクの中身はホースを通じて流出していく。
開放地に汚水を廃棄することは一般に禁止されているた
め、タンクは後で廃棄場に運送される中間コンテナに排
水されるか、またRV車両の廃棄場まで移動して行なわれ
ている。弁とこれに付属する導管はRV車両の外部にあ
り、従つて外力によつて損傷を受け易い。
一般に、上水タンクも排水収容タンクも取り外すよう
にはなつていない。典型的な排水収容タンクはRV車両の
下部に配置されているため、保守管理の際にだけ取り外
される。こうした取り外しを行なうには、RV車両の車台
に入り込んでタンクの取付け具を外すことにより行なわ
れ、タンクを下に降ろして取り外すことができる。そう
した上水タンクまたは汚水タンクがRV車両の内部にある
なら、これらタンクを取り外せるようになるまでにはベ
ンチやキヤビネツト等の車体のインテリア部分または部
品から先に取り外さなくてはならない。
時にはRV車両のトイレツト設備は、リクレーシヨン車
両の特定の位置に据え付けられる簡易式のポータブルト
イレツトから構成されている。典型的なポータブルトイ
レツトは2つの部分からできている。水洗式のものは着
座部分を備え、この着座部分は収容タンク部分により支
持され且つ当該収容タンク部分に分離可能に取り付けら
れている。そうしたトイレツトの保守管理は、一般にRV
車両から外に搬出して行なわれている。これにはトイレ
ツト全体を搬出するか、または必要とされる箇々の保守
管理の性格、例えば上水を補給するかあるいは汚水を排
出するかに応じて2つの部分に分割し、保守管理の必要
な一方の部分だけをRV車両の外に搬出して行なわれてい
る。RV車両の内側の居住空間を介して行なわれるこうし
た保守管理は、小型のRV車両の場合には好ましくないこ
とが考えられ、またポータブルトイレツトをRV車両の食
堂を通つて運搬する場合には特に問題となる。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、RV車両に汎用されているような自給式の水
利用装置の改良に係り、そして本発明の重要な目的は、
使用者にとつてさらに便利なものとし、装置の保守管理
を行なうのにRV車両の内部の居住空間を通る必要がな
く、しかも装置を非常に合理的な空間の使い方によつて
装置をパツケージ化する一方、使用者にとつて都合のよ
い数々の使いよさを装置に付与することにある。本発明
の実施例の形態はRV車両に直接関係づけて説明している
が、説明にある特定のRV車両設備とは異なる他のものに
も利用できることを理解しておく必要がある。
本発明は、水平な床を有する車体であって、車内設備
に使用される1つまたはそれ以上の設備導管が水平な床
に沿つて敷設される車体と、水平な床よりも上方の垂直
方向の高さ位置に配置されて水が使われる衛生設備と、
この衛生設備の下側であってこの衛生設備で使用済の水
を貯めるタンクとを有するリクレーション用車両におい
て、床よりも上方の垂直方向の高さ位置にタンクを支持
するための装置を有するベースが床上に備えられてお
り、この装置はベースによって少なくとも1部分が画成
されている収納室内に配置されており、そして、この装
置は、タンクほぼ水平方向の摺動運動を行なって収納室
に出入りできるようにタンクを支持する軌道構造体を有
し、ベースは、収納室から分離されていて且つ前記タン
クの垂直方向の高さ位置よりも低い一に配置される設備
導管通路を前記床と協働して形成する装置を有し、この
設備導管通路を通して1つまたはそれ以上の設備導管が
敷設されていることを特徴とするリクレーション用車両
を提供する。
また、本発明は、水平な床および垂直な外部側壁を備
えた車体と、床上にあるベースにより床よりも上方で垂
直方向に間隔を有する関係で支持されていて水が使われ
る衛生設備とを有し、ベースと衛生設備とは協働してそ
れらの間に収納室を形成しており、さらに、その収納室
内にはタンクが備えられていて、このタンクは収納位置
において衛生設備につながる流体通路連結部を有し、こ
の流体通路連結部は着脱可能な流体シール継手を含み、
収納室は外部側壁に隣接しており、この外部側壁はタン
クがそこを通って前記収納室に出入りする開口を有し、
ベースは、床の垂直方向の高さ位置より上方においてタ
ンクが水平運動を行ない開口を通過して前記収納室に出
入りするためにタンクを支持する装置を有し、着脱可能
な流体シール継手はタンクが収納室に出入りする移動の
際に衛生設備から分離されかつ衛生設備へ連結するよう
に設けられていることを特徴とするリクレーション用車
両を提供する。
また、本発明は、水が使われる衛生設備を収容する車
体と、この衛生設備で使用済の水を貯めるタンクを収納
する収納室と、衛生設備とタンクとの間にある流体通路
とを有するリクレーション用車両において、流体通路は
着脱可能な流体シール継手を有し、この着脱可能な流体
シール継手は、衛生設備のフランジ部材およびタンクの
案内部材を有しタンクが全体として収納室から出る運動
に伴なってフランジ部材に沿って案内部材が案内されて
自動的に流体通路を分離するように、且つタンクが全体
として収納室に入る運動に伴なって自動的に流体通路の
シールされた連結をするように構成され且つ配置されて
おり、タンクは着脱可能な流体シール継手の位置に開口
を有し、衛生設備は、着脱可能な流体シール継手に向か
って収納室内に突出する出口を有し、この衛生設備の出
口とタンクの開口とは、収納室内の軌道構造体により収
納室内へタンクが直線的に案内されることによって平行
して水平方向に整列した状態に配置され、タンクが収納
室内の収納位置に完全に収納された時に開口が出口に整
合されるようになっていることを特徴とするリクレーシ
ョン用車両を提供する。
また、本発明は、水が使用される衛生設備を有する車
体と、この衛生設備により使用済の水を貯めるタンクを
収納する収納室と、衛生設備とタンクとの間にある流体
通路とを有するリクレーシヨン用車両において、流体通
路は着脱可能な流体シール継手を含み、この着脱可能な
流体シール継手は、衛生設備のフランジ部材およびタン
クの案内部材を有し、タンクが収納室内に全体として移
動することに伴なってフランジ部材に沿って案内部材が
案内されて自動的に衛生設備に連結されるように構成さ
れ且つ配置されており、タンクは、着脱可能な流体シー
ル継手の位置に備えられた開口と、タンクに備えられて
いて開口を開閉する弁とを有し、そして、タンクを操作
するために衛生設備に備えた操作装置及び操作装置に接
続される連結装置を有し、この連結装置は、衛生設備の
作動部材およびタンクの被作動部材を有し、タンクが全
体として収納室に出入りする移動に伴なって作動部材か
ら被作動部材を自動的に分離しかつ連結する分離可能な
連結部を有していることを特徴とするリクレーション用
車両を提供する。
また、本発明は、水が使われる衛生設備と、衛生設備
での使用済の水を貯めるタンクとを収容する内側の占有
空間を有するリクレーシヨン用車両において、タンクは
収納室内に収納されていて、ばね負荷式の掛止手段によ
って該収納室から取り出せないように拘束するばね負荷
式の掛止手段を有し、このばね負荷式の掛止手段は、タ
ンクを収納室内の収納位置に保持してタンクの動きを阻
止するように拘束しているが、この拘束を解放し得て、
タンクを意図的に前記収納室から引き出すことができる
ようにされており、タンクは衛生設備からタンク内へ通
じる開口を開閉する弁を有し、そして、衛生設備に備え
た操作装置に接続されて弁を開閉する連結装置に設けら
れ、ばね負荷式の掛止手段が解除されても、弁が閉位置
になければ、タンクを収納室から引き出すことを阻止す
る装置を備えたことを特徴とするリクレーション用車両
を提供する。
また、本発明は、水が使用される衛生設備を有する車
体と、衛生設備の垂直方向の高さ位置よりも低い位置に
配置されるタンクと、衛生設備からの使用済の水をタン
クに流すための衛生設備からタンクに到る流体通路と、
流体通路を開閉するためにタンクに備えられた弁ブレー
ドとを有するリクレーション用車両において、流体通路
は、タンクから使用済の水を排出するため車両からタン
クを取り外せるようにタンクを衛生設備から分離する継
手を含み、タンクは該タンクから使用済の水を排水する
排出口を有し、この排出口は収納位置及び排水位置にタ
ンク上で選択的に位置決め可能であり、排出口は前記弁
ブレードの垂直方向の高さ位置より低い位置に液レベル
の高さ位置を画定してタンクに配置されており、車体は
開口を有し、タンクが衛生設備に連結されたままで排出
口を排水位置に位置決めした時に開口を通って排出口が
突出するようになっており、もって、タンクが衛生設備
に連結されていて排出口が排水位置にある時に、排出口
を通してタンクから使用済の水を本体の外側に強制的に
排出することよって、弁ブレードが開かれた時に弁ブレ
ードの高さ位置より上方にある使用済の水が満たんであ
るタンク内を通過し得るようにされていることを特徴と
するリクレーション用車両を提供する。
本発明をRV車両の汚水収容タンクに適用する場合、本
発明の好ましい実施例は、内部の居住空間から仕切られ
た収納室をRV車両内に備えているものとされている。収
納室は車体の側壁に隣接して配置され、収納室への通路
開口が側壁に設けられている。通路開口はドアによつて
閉じられる。ドアを開けば、通路開口を通じて収納タン
ク自体を収納室から外に取り出し、収納タンクに溜まつ
た汚物を汚物廃棄場まで運搬できる。その後、タンクを
洗浄して少量の水を注入しておき、例えば脱臭等の様々
な目的でそうした収容タンクには通常1種類または複数
の種類の化学剤を用いることができる。次いでタンク通
路開口を通じて収納室内に挿入され、そして道路ドアは
閉じられる。
しかもこうしたRV車両の汚水収納タンク設備の説明に
おいて、本発明の好ましい実施例は、RV車両内部で収容
タンクを衛生設備からの出口に自動的にシールされた連
結をなす手段を備えている。この手段は、タンクを収納
室内で挿入して収容する場合に収容タンクによつて機能
させられる。具体的に言うと、この自動的な連結は収容
タンクを収納室内に挿入する操作に伴つて行なわれ、収
容タンクを収納室内に挿入する操作以外に、シール連結
部を形成するのに別に操作を加えたりあるいは他の手順
を踏む必要がない。こうしたことが行なわれる詳しい手
順については好ましい実施例についての詳細な説明に明
らかにされている。また収容タンクは収納室内のベース
上に支持され、またベースは収納室内への収容タンクの
動きを案内する働きをしている。ベースは、収容タンク
が連結される衛生設備からの出口に対し一定の関係を保
つていて、当該出口に連絡する収容タンクの開口は、タ
ンクが完全に収納されると出口に一致する。また収容タ
ンクの開口にある当該収容タンクの案内部と衛生設備か
らの出口に設けた一致するフランジが正確に働いて嵌ま
り合うように働き、ベースによつて行なわれるタンクの
案内の精度に誤差があつてもシールされた連結部が得ら
れるようになつている。
収容タンクをトイレツトから出る汚水を集める下水タ
ンクに連結したい場合、トイレツトボールからの汚水の
通過を管理する弁が収容タンクに設けられ、トイレツト
ボールの出口に一致した状態の収容タンクの開口を開閉
するようになつている。弁の操作装置がトイレツトボー
ルに隣接した占有空間内に配置されているため、操作装
置から収容タンクの弁に至る作動連結部を設けなくては
ならない。この作動連結部は着脱可能な連結部を備えて
いる。当該着脱可能な連結部は、トイレツトボールの出
口への収容タンクの開口の連結および当該出口から開口
を分離するのに伴つてつながつたり外れたりし、こうし
た連結と分離を行なうのに別に操作をしたり動かしたり
する必要がない。言い換えると、この連結並びに分離は
収納室に出入りするタンクの運動に伴い完全に自動的に
行なわれる。しかしながら好ましい実施例でのこうした
連結部は、操作装置が収容タンクの弁を閉じる位置まで
動かされない限り、収納室から収容タンクの取り外しが
行なえないようになつている。このため、収容タンクを
収納室から取り外す場合、収容タンクの開口は閉じられ
る。操作装置をこの位置から収容タンクを取り出せる位
置まで動かしてあれば、再びタンクを挿入する際に連結
部を機械的に再整合させる索導部を設けることで確実な
再連結を行なうことができる。収容タンクを取り外し、
中身を廃棄しそして取り付ける作業は、収容タンクに複
数のハンドルを設けることで行ない易くなる。ハンドル
の1つは、RV車両の側壁の通路開口に面した収容タンク
の側壁の一方の端部にある。第2のハンドルが、第1の
ハンドルと収容タンク内につながる弁の付いた開口との
間にある収容タンクの上部壁に設けられている。前記開
口は収容タンクの上部壁の中央に配置されている。
収容タンクを完全な収納位置から取り外すには、通路
ドアを開いた後にばね負圧式の掛止部を解除しなくては
ならない。この掛止部は、収容タンクを支持し且つ案内
するベース上に配置されている。また掛止部は、タンク
側壁の端部にある下側縁の動きを阻止する関係にある。
このタンク側壁の端部は、RV車両の側壁の通路開口に面
している。この阻止位置にある掛止部は、収容タンクが
完全な収納位置から取り出されるのを阻止する働きをし
ている。収容タンクを取り外したい場合、掛止部は押し
下げられ、タンク側壁の端部にある第1のハンドルを握
つてタンクの収納室からの引き出しを始める。タンクの
底壁は、タンクを取り出していくと押し下げられた掛止
部を乗り越える。タンクの底壁には掛止部を通り越すク
リアランスが形成され、掛止部を阻止位置に戻すことが
できる。タンクを所定量にわたり引き出すと、タンクの
底壁にあるクリアランスの端部ストツパが掛止部に当た
る。タンクが完全に引き出されてしまうまでにこれが生
じることで、掛止部はタンクが収納室から完全に引き出
されてしまい、地上に落下して損傷する事故の起こるの
を防ぐ働きをしている。
またタンクは、第1の2つのハンドルの取り付けられ
た側部とは反対側で、弁の対いた開口の側部に第3と第
4のハンドルを備えている。第3のハンドルは上部壁に
あり、第4のハンドルは開口から離れた端部側壁にあ
る。タンクを所定量にわたつて取り出し当該タンクの動
きが止まつてしまえば、操作者の反対の手で第3のハン
ドルを握ることができる。この状態でタンクの手前の端
部を下向きに傾斜させ、奥の端部を僅かに上向きに傾斜
させれば、掛止部からタンクの底壁を外して、タンクを
収納室から完全に取り外すことができる。この状況はタ
ンクの開口を衛生設備の出口から充分に離した後で生じ
るため、開口と出口の間、またはこれら出口と開口の各
々に取り付けられたフランジと案内部の間に障害は起き
ない。
本発明の好ましい実施例では、タンクの弁の付いた開
口を二等分する垂直面を基準として収容タンクはほぼ対
称的になつている。この装置の1つの形態では、前述し
た第3のハンドルが第2のハンドルと対称的で、また第
4のハンドルが第1のハンドルに対称的になつている。
排出口が、収容タンクの上部壁の一方のコーナにある
穴内に回転可能に取り付けられている。排出口は、収納
位置と注ぎ出し位置との間で上部壁に直交した軸線の廻
りを回転することができる。収納位置にある排出口は、
タンクの側壁の手前の端部にある上部縁にほぼ平行し且
つ当該上部縁に近接して、収容タンクの上部縁に沿つて
位置している。前記タンクの上部縁は、タンク自体が完
全な収納位置にあれば、RV車両の側壁にある通路開口に
面している。注ぎ出し位置にある排出口は、側壁を越え
て外向きに突き出しタンクから離れる方向に向いてい
る。タンクを収納室から取り外して中身を排出するため
に廃棄場まで搬送してから排出口は注ぎ出し位置まで動
かされ廃棄箇所に向けられる。注ぎ出すにあたり、排出
口の端部にある蓋キヤツプは取り外される。
排出口を通じてタンクから汚水を流し出し易くするた
めに、排出口が取り付けられた手前の端部とは反対側に
ある奥の端部には、手動操作される通気弁が収容タンク
の上部壁に設けられている。この手動操作される通気弁
は、奥の端部壁にあるハンドルに接近して配置されてい
る。従つてこの通気弁を使用者が親指で押すことができ
る一方、同じ手の指で奥の端部壁のハンドルを握り、ま
た反対の手で排出口に近い位置にある上部壁のハンドル
を握ることができる。別箇に通気弁を設けることで、閉
じられた収容タンクの弁を開く必要がない。このため通
気のために弁を開かなくともよく、収容タンクの開口を
通じて中身が漏洩するのを防げる。
通気弁は取付け具に装着され、この取付け具は収容タ
ンクの奥の端部の上部壁にある穴に組み込まれている。
この穴は、排出口の取り付けられている穴とは対称的に
上部壁に設けられている。取付け具のこの穴への装着の
仕方は、排出口を穴に嵌める方法に類似している。従つ
て2つの穴のいずれか一方に排出口を嵌めることがで
き、同じように2つの穴の他方に通気弁組立体を取り付
けることができる。
収容タンクの中央の位置にある弁の付いた開口に対
し、このように穴を対称的に設けたハンドルを対称的に
設けることで、右側と左側の設置方式のいずれにも共通
する1種類のタンクを使用することができる。このこと
はこうした2種類の設備に収まるように異なつたタンク
を製作しなくともよいことになり、また両設置方式に合
うタンクを製作するのに要する設備コストを少なくとも
二分の一に下げられる利点がある。また交換用タンクま
たはその他のタンクの交換部品が常時必要とされる場合
には便利である。しかも様々な設備に共通するベースを
利用できるようにもなる。図示の実施例では、実際に同
一のベースが右側と左側の設置方式に使われる。こうし
たことを念頭において、ベースは両端に解除可能な掛止
部を備えている。
自給式のトイレツト装置の例では、トイレツトボール
内に洗浄水を導入する手動または電動のポンプを組み込
むことができる。電動ポンプ形式の場合には、収容タン
クの弁を開閉する操作装置は単に収容タンクの弁を手軽
に操作できるようにするだけでなく、電動ポンプも操作
できるように構成されている。このため操作装置は、中
央軸線を持つノブの形態をしている。この中央軸線の廻
りをノブは回転して収容タンクの弁を開閉し、また中央
軸線に沿つてノブは軸方向に移動し、電動ポンプの働き
を制御する。
トイレツト装置の図示の実施例は、RV車両内に恒久的
に組み込まれるベンチまたは着座部分を備えている。ト
イレツトボールはベンチの中央に配置されており、また
ベンチはボールを取り囲む上水の貯蔵室を備えている。
収容タンクの弁を開閉する操作装置がボールに隣接して
ベンチの上部壁に配置され、立つて用の足す者または座
つて用を足す者が触れて操作できるようになつている。
ベンチの反対側の上部壁は大きな穴を備えている。トイ
レツトが電動ポンプ形式のものであれば、この穴を通じ
て貯蔵室内部にポンプ機構が挿入され据え付けられる。
次いでこの穴は容器の形態をした蓋で閉じられる。前記
容器はベンチ内に突き出している。この容器は円筒形の
形をしており、また未使用のトイレツトロール紙を収め
ることのできる大きさからできている。容器は取り外し
可能なカバーにより閉じられるようになつている。
手動ポンプ形式の例では、ポンプは本発明の譲り受け
人がポータブルトイレツトの各シリーズで用いている形
式のベローズタイプのものが好ましい。このポンプは、
前記大きな穴を塞ぐ状態に取り付けられた取付け具に装
着される。
ベンチの上水の貯蔵室に定期的に上水を給水する必要
があることから、本発明の他の形態はこの貯蔵室にRV車
両の外部から給水することに関連している。図示の実施
例におけるこの外部からの給水は、RV車両の側壁にある
タンクを出し入れするのと同じ通路開口を介して行なわ
れる。充填器が閉じた通路ドアの背後に配置され、ドア
を開くと、充填器を給水のために外に向けて旋回させる
ことができる。
充填器は、水貯蔵室内の満水位に見合う垂直方向の高
さ位置に配置される。充填器から水貯蔵室まで経路に沿
つて導管が敷設されている。前記導管の各部分は、水貯
蔵室の満水位よりも低い位置にある。事実上、導管は満
水位よりも低い地点で水貯蔵室に連絡している。水位を
見ながら給水を行なう原理でタンクに注水するため、水
が充填器に注入されるにつれ、充填器の水位は水貯蔵室
内部の実際の吸水位に等しく上昇する。充填器には目視
用の目盛りが設けられ、水貯蔵室に給水する人はこの目
視用の目盛りを観察しながらタンクに注水することがで
きる。
水貯蔵室は、給水時に水貯蔵室に給水できる水の量を
制限する空気ポケツトを形成する、空間を有効に用いた
形状になつている。このことは本発明の他の形態に関係
している。この形態により得られる通気口により、水貯
蔵室の上部空間をトイレツトボールの内部に通気するこ
とができる。通気口の位置およびその大きさは、こうし
た通気口を通じて波動する水が水貯蔵室内に浸入せず、
水貯蔵室内での水の動きにより少量の水が通気口を通つ
てトイレツトボール内に流入して溜まるようにされてい
る。
さらに上水の貯蔵室より水を排水する必要が生じた場
合、この排水作業は排水配管を通じて行なわれる。この
排水配管は、水貯蔵室の下部地点より収納室を通り抜け
てRV車両側壁の通路開口まで延びている。側壁の通路開
口のドアが開かれ、水貯蔵室の排水を行なおうとする場
合、長い排水導管をRV車両の外部まで延ばすようにされ
る。排水導管の端部にある蓋が取り外され、水貯蔵室の
中身が車両外に排水される。
給水と排水を行なう水貯蔵室の他の形態においても、
右側と左側の両設置方式に同じ部品を用いることができ
る。
またRV車両設備において、本発明によればRV車両の外
部から確実な処理を行なうことができる。外部より化学
剤を収容タンクに投入したり、また収容タンクの下側に
位置するベースの一部に1つまたは複数のくぼみ構造を
形成することにより、化学剤の貯蔵所が収納室内に形成
される。
ベースにも幾つかの有益な特徴が備わつている。図示
した実施例のベースは、RV車両の床に荷重支持フレーム
を備えている。この荷重支持フレームは、ベンチと収容
タンクの両者の主な荷重支持体となつている。成形プラ
スチツクのベース部材は軌道構造体を備えている。この
軌道構造体は収納室に出入りする収容タンクを支持案内
し、当該軌道構造体は荷重支持フレームで支持されてい
る。ベース部材は、収容タンクより低い高さ位置に前述
した一体的なくぼみ構造を備えている。このくぼみ構造
は化学剤のコンテナを収容する働きをするだけでなく、
こぼれる液体を受けることができる。このくぼみ構造で
液体を受けなければ、液体はRV車両の床に落下し床に沿
つて流れてしまう。トイレツトが使用され収容タンクを
取り外す場合、そうしたくぼみ構造は、汚物を集められ
る桶を構成し、これにより汚物が車両の床にこぼれるの
を防ぐことができる。
さらにベースは、RV車両の床に沿つて延びる各種の設
備導管用の設備導管通路を構成するのに伴い、RV車両の
床と連係し合う部分を備えている。こうした設備導管に
は、例えば衛生設備の設置場所を通り抜ける必要のある
暖房用ダクトがある。
好ましい実施例では収容タンクにレベル表示器が設け
られ、収容タンクに溜まつた汚物の量を表わすようにな
つている。このレベル表示器は、収容タンクが収納位置
にあれば、ベンチの窓を通じて見ることができる。
レベル表示器に注意を払うのを怠つてタンクが溢れそ
うになつた場合、汚水の水位は収容タンクの弁ブレード
よりも上方にある。排出口は、収容タンクの弁ブレード
に対し一定の関係を維持している。この関係は、タンク
の能力を越えて汚水が送り込まれるような状況の下では
特に有益である。
排出口は、収容タンクの弁ブレードよりも低い高さ位
置に堰を形成している。タンクの能力を越えて汚水が流
し込まれる場合、汚水の水位は弁ブレードの高さ位置よ
りも高く上昇する。こうした状況が起きていることは、
RV車両の内部からボールを見れば分かる。言い換えれ
ば、収容タンクが満タンになつているため、ボールが収
容タンクに排水することができない状況が起きている。
収容タンクをこの時期に取り外そうとしても、タンクを
取り外してしまえば閉じたブレードの高さ位置よりも上
方に取り残されている汚物が流れ出してしまうことにな
る。そうした状況は、RV車両の側壁にある通路開口を閉
じて排出口を収納位置から注ぎ出し位置まで回転させ、
排出口の出口端部をRV車両の外部に出すことで解決する
ことができる。排出口のキヤツプを外せば、排出口によ
り形成された堰の高さ位置より上方にある汚物は当該排
出口を通じて地上に流し出されるか、または排出口の出
口に置かれたコンテナ内に流し出される。このようにし
て溢れた汚物は取り除かれ、排出口が収納位置に戻され
る際には閉じられた弁ブレードの水準よりも上方に汚物
はほとんど残つていない。次いでキヤツプが排出口の出
口の戻される。そして前述のようにしてタンクは取り出
される。タンクが取り出された後にボールの出口内に汚
物が残つていても、この汚物はベース内に落下しかなり
な量までくぼみ内に溜められる。次いで厚められた漏洩
液を除去することができる。
収容タンクの弁をベンチから制御しなくてはならない
設備において、収容タンクと固定されたベンチを分離す
ることができるようにするために、本発明の他の形態は
弁機構自体と弁機構をアクチユエータに作動連結する方
法とに関連している。この方法については、操作装置か
ら弁に至る継手機構の着脱可能な連結部についての先の
説明にもある程度言及されている。
本発明の様々な形態の各々に則つた前述の特徴、利点
および効果は、添付の図面に照らして判断される明確な
説明並びに特許請求の範囲から理解することができる。
(実施例) 第1図は、本発明の原理に則つた自給式の水利用衛生
装置、即ち、衛生設備を具体化したリクレーシヨン用車
両(以下「RV車両」と呼ぶ)50の例を示している。RV車
両50は、牽引車(図示せず)の後方で引つ張られるよう
になつている住宅トレーラとして示されている。本発明
の原理は、移動住宅車に限定されることはなくその他の
形式のRV車両にも利用することができる。
RV車両50は、RV車体54を支持する車輪の付いたシヤー
シ52を備えている。シヤーシ52は前方端に先導部58の付
いた周辺フレーム56を備えている。トレーラはこの先導
部を経て牽引車に連結される。シヤーシはさらにタンデ
ム式の車輪60と62を備えている。これら車輪は、適当な
懸架装置によりフレーム56で支持されている。前記懸架
装置には、板ばねやシヨツクアブソーバを設けることが
できる。
車体54は、全体的に見て、箱体を構成する床64、垂直
壁66および屋根68を備えている。車体はほぼ矩形に示さ
れているが、そうした形状とは異なる任意の形から車体
を製作できることも明らかである。垂直壁66は4つの側
壁、前方壁66a、後方壁66bおよび側面の2つの側壁66c
からできている。これら側面の側壁66cのうち、第1図
で見て右側の側壁が示されており、この側壁は床64に対
し直角に配置されている。側壁66cは、ドア72で閉じら
れる第1図に示された矩形の開口70を備えている。この
開口は、RV車両の内部にある衛生装置への外部からの通
路となつている。
第2図、第3図、第4図および第5図は、本発明の原
理に則つた自給式衛生装置の好ましい実施例の全体構造
並びに配置構成を図示している。図示の実施例は、全体
を100で示した占有空間を有したトイレツト装置からな
つている。第2図は、説明の便宜のために互いに分解し
た状態にある3つの主要な構成要素を示している。第3
図、第4図および第5図は、第2図の3つの主要な構成
要素を車両50に組み立てた状態をさらに詳しく図示した
図である。
第2図に図示された3つの主要な構成要素とは、ベー
ス部材102、収容タンク104およびベンチまたは着座部分
106である。ベンチ部分とベース部材はRV車両50に取り
付けられているが、収容タンクはベンチ部分とベース部
材との間の収納室108内に取り外し可能に収容されてい
る。
ベース部材102の最下部はRV車両の床64の上に配置さ
れている。(第2図には示されていない)荷重支持構造
が、収容タンク104とベンチ106のための主要な荷重支持
体を構成し、またベース部材102と連係して働く組合わ
せ部分を備えている。この荷重支持構造は、第3図、第
4図および第5図では床64上の箱形フレーム110として
表わされている。ベース部材102もこの荷重支持用の箱
形フレーム110に連係して働く組合わせ部分を備え、箱
形フレームはベース部材の4つの側部に沿つて周囲を支
持している。
ベース部材102は、荷重支持構造上に配置された水平
な壁部分112を備え、この水平な壁部分が結果的に床64
から上方のレベルに配置されているものと考えることが
できる。ベース部材102には2つのくぼみ114と116が形
成されている。好ましい実施例では、これらくぼみは形
が同じで、壁部分112の中央部の両側に対称的に配置さ
れている。これらくぼみは床64から上部の水平な壁部分
112に至る距離に等しい深さを備え、くぼみの底は床に
当てて配置されている。くぼみの底には、ねじ等の固定
具120を通す部材102を床64に取り付けるための開口の付
いた、突出部118(第4図と第5図を参照)を備えるこ
とができる。箱形フレーム110はこれらのくぼみ構造に
加わるタンクとベンチの荷重を軽減する。従つて、部材
102を射出成形によるプラスチツク部品として製作する
ことができる。第5図から明らかなように、壁部分112
の下側には、箱形フレーム110に実際に載る位置にリブ1
22を備えることができる。
便宜上、トイレツト装置100はRV車両50への設置を例
にとつて説明されている。衛生設備をなすベンチ106に
座る使用者はRV車両の前方に向くようになつており、ま
たこのトイレツト装置は、第2図の構成要素の左側端部
が第1図に見られるRV車両の右側の外部側壁66cに突き
合わされる右側設置方式で説明されている。収納室内へ
または収納室の外へ矢印128の方向に動かす動作は、収
容タンク、ベースそしてベンチの縦方向にそしてRV車両
を横切つて行なわれる。同じくベンチ、収容タンクおよ
びベースの横断寸法すなわち横寸法とは、RV車両の縦方
向すなわち前方から後方にかけての寸法である。こうし
た用語は説明を簡単にするためのもので、本発明の範囲
に影響を及ぼす限定要素とは解釈すべきではないことが
理解できる。実際にベンチおよびタンクは全く異なる形
状に形造ることができ、またそうした構成要素の縦方向
寸法も、RV車両内にあつて前後で変えたりまた違つた角
度を持たせることもできる。
ベース部材102は、収納室108内で収容タンク104を支
持する軌道構造を備えている。この軌道構造は、水平な
壁部分112から上向きに突き出し互いに間隔をあけられ
た一対の構造体から構成され、壁112の隣接部分に平行
な軌道124,126を形成している。軌道124と126は収容タ
ンクを案内する働きをし、第2図の矢印128で表わした
直線方向に沿つて収納室から収容タンクを出し入れする
ことができる。
収容タンクは、第5図に詳しく示されているように、
縦方向の下側縁部分に沿つて支持されている。収容タン
クはタンクを支持する装置をなす軌道124と126に密着
し、収容タンクのベース上での運動を直線的に正確に案
内することができる。タンク104並びにベース部材102を
適当な摩擦係数の低いプラスチツク材料から作ることに
より、タンクを直接に軌道上を滑らして収納室から出し
入れすることができる。
ベース部材102は、水平な壁部分112に向かい合つてい
てほぼ同じレベルで、軌道126の側部に水平な壁部分136
を備えている。第5図に見られるように、この壁部分13
6は箱形フレーム110の前部の上部に載つている。箱形フ
レームの前部は、壁部分136の下側にあつてベースの全
長にわたり延びている。垂直壁138は、壁部分136の前縁
から上向きに延びている。
この垂直壁138の全長のほとんどの部分は高さが低い
が、こうした高さの低い部分の両端で、壁は翼状の構造
部140と142を形成すべく上向きに延びている。これら翼
状の構造部140と142の間にあつて、壁138の低い高さの
部分の上部に沿つて延びる、前方に向いた水平なフラン
ジ144を備えている。フランジ144と翼状の突起140およ
び142は、上向きに開口する凹所146を形成している。こ
の凹所はベンチ106の前方部分147に正確に接触した状態
に嵌まる。このためにベンチ106の前方の垂直コーナ
は、翼状の構造部140と142に一致する凹所が形造られて
いる。ベンチの下側前縁149はフランジ144に載り、また
当該フランジにより支持されるもので、これら両者を互
いに固定する適当な取付け手段148が設けられている。
従つてこれら部分を組み立てる場合、ベンチは凹所146
に正確に接触して嵌まると共に、ベースと荷重支持フレ
ームを介しベンチの前部をRV車両の床で適切に支持する
ことができる。
ベンチ106の後部は、プレート部材152を介してベース
部材102の後部により支持されている。前記プレート部
材152は、ベース部材102に載りまた参照番号151で示す
ようにベース部材102にねじ止めされる下側フランジ150
を備えている。プレート部材152は、ベンチの上側後縁
部分154に向けて上向きに延びている。トイレツト装置1
00は、RV車両の一部をなす後方の縦壁156に接して配置
され、また部材152を壁156に取り付けて、このプレート
部材をさらに支持することもできる。
第2図に見られる構成要素の左側端部は、直接にRV車
両の壁66cに設置され、反対側の端部は壁66cに平行な壁
160(第3図参照)に対し設置されている。従つて収納
室108は、ベースフレーム110、ベース部材102、ベンチ1
06およびRV車両の壁により、内部の居住空間から完全に
仕切られている。収納室自体は縦方向両端が開口してい
るが、一方の端部をRV車両の壁160が閉じている。第2
図の左側に見える反対の端部は、側壁66cに設けられた
通路開口70に向かい合つている。このため収納室はRV車
両の内部の居住空間から絶縁され、ドア72を開けば開口
70を通じてだけこの収納室に手を入れることができる。
トイレツト装置は流体通路をなすボール162を備えて
いる。付属のリング164とカバー166は、ボールの後部に
隣接したベンチ106にヒンジ止めされ、矢印168で示した
ように持上げ位置と降下位置との間で揺動することがで
きる。
ベンチは、ボール162を取り囲む水貯蔵室170を備えて
いる。この室170はボールを水洗するのに用いる新鮮な
水の供給源となつている。トイレツト装置の操作は操作
装置をなすノブ172により制御される。このノブ172は、
第2図には、ボールの一方の側のベンチ上部に配置した
状態で示されている。ベンチの特殊な形状は空間を有効
に使うためのもので、概してベンチの縦方向端部に空所
176と178を設けるためのものである。こうした空所は、
以下に説明する付帯的な特徴を備えた装置と連係する構
造を備えている。
収容タンク104の細部は先の説明並びに添付図面より
明らかである。第6図、第7図、第8図および第9図は
主に収納室から収容タンクを取り出す手順を図示してお
り、この図面からも収容タンクの構造の一部を詳しく見
ることができる。収容タンク104は、上部壁180、側壁18
2および底壁184からなる全体がほぼ矩形の形をしてい
る。上部壁は流体通路連結部をなす円形の開口188の付
いた中央ドームを備え、円形の開口はタンク内部にある
弁ブレード274により開閉される。タンクを収納室内に
収めると、開口188はシール状態でボール162の出口に一
致し、またブレード274はボールから収容タンク内への
流入を管理している。詳しいことについてはこの後の説
明に述べられている。
収容タンクの本体は、上側と下側の成形プラスチツク
部品から作られている。これら成形プラスチツク部品
は、連続するシーム189の廻りでシール状態に互いに結
合されている。上側のプラスチツク部品は、上部壁180
と側壁182に隣接する縁部分とを備えている。下側のプ
ラスチツク部品は、側壁182の残りの部分と底壁184の全
体からできている。
収容タンク104は、適当な量の洗浄水を収容し頻繁に
タンクが空になつてしまうことがなく、また水を満たし
ていても平均的な大人が特に困難なく取り外し、運搬し
そして積み込める程度のサイズ並びに容積からできてい
る。収容タンクは、当該タンク上に対称に設けられたハ
ンドルを備えている。2つのハンドル190と192が開口18
8の両側で上部壁180上に設けられ、またタンク側壁の縦
方向両端に2つのハンドル194,196が設けられている。
これらタンクの端部にはハンドル194,196の跨がる適当
な凹所198,200が形成され、使用者がハンドルを手軽に
握れるようになつている。同じく上部壁180にもハンド
ル190と192の跨がる凹所202,204が設けられ、これらの
ハンドルを手軽に握ることができる。このようにタンク
は開口188の一方の側に縦方向に配置された2つのハン
ドルを、また反対側にも2つのハンドルが配置され、一
方の側の2つのハンドルは反対側の2つのハンドルに対
し対称的に設けられている。このように4つのハンドル
を対称的に設けることによりタンクは図示の前方に向い
た右側設置方式だけでなく、トイレツト装置100がRV車
両の左側の側部66cに配置されている左側設置方式でも
取り付けおよび取り外しを行なうのに都合がよい。また
収納室への出し入れは、左側の側壁に開口70を設けるこ
とにより行なわれる。
右側設置方式の場合、ハンドル194が開口70と向かい
合い、タンクを引き出す際に手軽に握れるように配置さ
れている。このハンドルおよび/またはこれに隣接する
上部壁のハンドル190を用いて引き出し作業を続けるこ
とができる。タンクをさらに引き出すが完全に引き出さ
れないまでに、上部壁のハンドル192を握つてタンクを
2つの手で収納室から外に完全に運び出すことができ
る。廃棄場所まで運搬する際、ハンドル194,196の一方
を片手で握りタンクを運搬人の体側で支えることができ
る。図示の右側設置方式での収容タンクの典型的な取り
外しにおいて、タンクのハンドル196を介して片側は支
えるのが自然な動作である。このようにハンドルは右側
設置方式および左側設置方式のいずれにも合う構造とし
ての機能を果たしているだけでなく、特定の方式または
それ以外の形式の設置方式のもののいずれにも合う構造
とする役割をも果たしている。
また、収容タンクは、上部壁180のコーナの1つにあ
る穴212に取り付けられる回転可能な排出口210を備えて
いる。排出口210はキー止めされ穴212とシール係合した
部分を備え、当該出口とタンクとの間のシール接触を保
つて、穴の軸線の廻りのどの位置にも回転することがで
きる。また排出口がどの回転位置にあつてもタンクから
外れてしまうのを阻止でき、排出口を取り外したり取り
付けられるのはただ1箇所設ければ用が足りることにな
る。
第6図、第7図および第8図は、収納位置にあつて上
部壁180の上部に横たわる排出口210を示している。排出
口の端部は取り外し可能な蓋キヤツプ214で閉じた状態
に示されている。排出口は収納位置から排出位置の領域
まで動かすことができ、この排出位置にある排出口の例
が説明を簡単にするために第8図では破線で示されてい
る。排出位置にある排出口は、側壁182を越えてタンク1
04から突き出している。収容タンクにキー止めされシー
ル連結された排出口について、以下にさらに詳しく説明
する。
穴212から対角線に沿つて反対側に別の穴216が上部壁
180に設けられている。穴216は通気弁組立体218を備え
ている。通気弁組立体は管継手を備えている。この管継
手は、排出口と穴212とキー止めシール係合と同じ方法
により穴216にキー止めシール係合されている。左側設
置方式の場合、RV車両の左側の側壁66cの開口70に隣接
して穴216に排出口を取り付けたり、また通気弁組立体
を穴212に取り付けられるよう、排出口と通気弁組立体
とを収容タンク上で逆に設置することもできる。図示の
右側設置方式において、(RV車両に基づいて説明する)
と排出口は収容タンクの上部壁の右側前方のコーナに取
り付けられ、通気弁組立体は左側後方のコーナにある。
左側設置方式では排出口は左後方のコーナに取り付けら
れ、また通気弁組立体は右側前方のコーナに取り付けら
れる。従つて右側設備方式では、収納位置にある排出口
はRV車両の後方に向き、また左側設置方式ではRV車両の
前方に向くようになつている。
排出口についての説明を検討すれば、先に述べた空所
176は、右側設置方式において収容タンクを収納室内に
収める際に排出口を受け入れる空間となることが理解で
きる。さらにこの空所176は、水貯蔵室170に水を充填す
るのに用いられる充填器220のための空間ともなつてい
る。この充填器は以下に詳しく説明されている。第6図
は、収納された収容タンク後方の上部に配置された充填
器を示している。左側設置方式の場合、充填器220は空
所178内に配置され、収容タンク左側後方の上部に位置
する。こうしたことから、空所178は平面224を基準とし
て空所176とほぼ対称に位置し、充填器および排出口を
収める空間を形成していることが理解できる。
前述したように、開口188はタンク内部にあるブレー
ド274により管理されている。ブレードについては以下
に詳細に説明するが、差し当たつて、タンク内部でのブ
レードの運動経路が水平な円弧を描き、この円弧が縦軸
線222の廻りに描かれることについて注目する必要があ
る。前記縦軸線222は、タンクと開口の両者を横断しこ
れらを二等分する想像上の垂直平面224の一方の側にあ
つて、開口188から間隔をあけられている。このため軸
線222はタンク上で非対称的に設けられている。このこ
とは右側設置方式および左側設置方式の両方式におい
て、排出口210並びに通気弁組立体218はそれぞれの穴21
2,216に対し互換性を備えているが、収容タンクはその
都度正確にベンチに対し位置決めしなくてはならないこ
とを意味している。穴212と216は平面224から等距離を
あけられ、しかも平面224に対して90度の角度でタンク
を二等分する想像上の平面226からも等距離をあけられ
ている。
これまでの説明を考慮すれば、主要な構成要素の全体
的な構造並びに配置構成は明確に理解できるものと考え
られる。こうした構成要素は空間を有効に利用して配置
構成されリクレーシヨン用車両に使用するのに特に適し
ている。しかもトイレツト装置の通常の管理、すなわち
水貯蔵室への水の充填作業や収容タンクを取り外して溜
まつた汚物をあける作業を、RV車両の外部からすべて行
なうことができるようになつている。従つてこうした作
業は、内部の居住空間からまたはこうした居住空間を通
じては行なわれない。
前述した構成要素についてさらに詳しく説明する。
本発明の重要な特徴の1つは、収容タンクの開口188
が、収容タンクを収納室108から出し入れする動作に伴
つて自動的にトイレツトボールに連結されまた当該トイ
レツトボールから分離されることにある。同様にベンチ
106の操作ノブ172と開口188を開閉する弁ブレードとの
間の接続も、収容タンクを収納室から出し入れする動作
に伴つて自動的に連結されまた解除されるようになつて
いる。
トイレツト設備にとつては、収容タンクの開口188と
トイレツトボールの出口との間を分離可能に連結するこ
とが重要である。前記トイレツトボールの出口は、連結
に際しシール状態を保たなくてはならない。こうしたこ
とは本発明により達成される簡単に説明すると、収容タ
ンク104に設けられた軌道124,126による案内が、ボール
の出口開口と収容タンクの開口とを非常に正確に整合さ
せる働きをし、両者を適切に一致さすことができる。し
かしながら商品の生産過程に伴うある程度の誤差を考慮
に入れて、ボールの出口開口と収容タンクの開口とに付
加的な手段を設け、連結箇所を適切にシールできるよう
にしている。この詳細については第10図から第18B図に
示されている。
フランジ部材230が、ボールの底にあるボールの出口
開口231の廻りに取り付けられている。部材230は、収容
タンクの開口をボールの出口開口に正確に一致させるよ
うに案内する案内機構の一部を構成している。案内機構
の他の部分を部材232が構成している。この部材232は、
開口188の廻りにあつて収容タンク104の上部壁に取り付
けられている。
部材232は、タンク104の環状のエラストマシール234
を開口188の廻りに保持する働きをする、環状の中央部
分233を備えている。詳しく説明すると、シール234は主
要胴体236を備えている。この主要胴体は、円形の開口1
88の廻りの円形の空所238内に配置されている。一対の
環状の縁237,239が主要胴体236から突き出している。環
状の保持部分233は空所238の廻りで収容タンクの上部表
面に嵌まり、エラストマシールの環状の胴体を空所内に
下向きに圧縮し、開口188の廻りの収容タンクに対する
エラストマ胴体のシールを形成している。部材232はさ
らにチヤンネル244,246を備えている。これらチヤンネ
ルは、収納室から出し入れする収容タンクの運動方向に
平行して縦方向の側部縁に沿つて形成されている。
フランジ部材230は、ボールの出口に嵌まる環状の部
分250を備えている。またチヤンネル244,246と同様に側
部縁部分252,254は、収納室から出し入れする収容タン
クの運動方向に平行している。これら側部縁部分は名目
上は真つ直ぐで且つ平行しているが、これらの端部は以
下に説明する理由で湾曲している。
2つの部材230,232は、流体シール継手をなし、それ
ぞれボールの出口と収容タンクの開口との廻りに配置さ
れ、タンクを収納室から出し入れする際、側部縁部分25
2,254は側部縁チヤンネル244,246に滑りながら出入す
る。各チヤンネルは、水平な側部と垂直な側部からなる
ほぼ90度の横断面を備えている。チヤンネルの水平な側
部から縁237の上部に至る垂直方向のクリアランス寸法
は、フランジ230の側部縁部分252,254の厚みよりも薄
い。従つて部材232がフランジ部材230上を摺動する際、
非常に正確な縦の関係の嵌まり合いが生じ、その結果、
縁237が適当に変形する。同様にフランジ部材の側部縁
の直線部分を横切つてのフランジ部材の名目上の幅は、
2つのチヤンネル244,246の垂直な側部の間のクリアラ
ンスの幅よりも僅かに小さい。
許容誤差を考慮に入れておく必要があり、ベース部材
102による収容タンク104の案内だけでは、側部縁部分25
2,254をチヤンネル244,246内に嵌めるのに必要な正確な
整合は得られない。従つて2つの部材230,232の初期係
合の際に機能して初期のずれを補償し、部材230と232を
互いに確実に嵌め合うのに必要な正確な整合を得る手段
が設けられていて、また別にも僅かな不整合を解消する
幾つかの方法が取り入れられている。部材232はタンク
のドーム状をした中央区域に取り付けられ、しかもタン
クがプラスチツク板材から構成されているため、タンク
の上部壁はある程度変形することができる。また収容タ
ンクが収納室内に摺動して入れられる際、極く僅かなが
ら軌道上で収容タンクのずれが起こる。さらに部材230,
232の一方または両方にもある程度の変形は生じるが、
部材230と232は最終的な適切なシール作用を作り出す重
要な部品として機能する場所であるから、そうした変形
はできるだけ少なくしなければならない。図示の部材23
2は、ねじ258かまたは完全に一体化して収容タンクに固
定的に取り付けられ、それ自体は実質的に変形しない。
部材232の側部縁チヤンネル244,246は縦方向の両端が
開放され、フランジ部材がボール出口の両側から突き出
して、ボールの出口と収容タンクの開口との間の接続を
行ない易くし、収容タンクを収納室に挿入したりまたは
収納室から取り出す際の向きに関係なく(右側設置方式
かまたは左側設置方式のいずれの方法であつても)連結
したり分離することができる。例えばタンクを一方向か
ら挿入する場合、フランジ部材230の一方の端部と部材2
32の相対する端部とが初期係合を行なう案内機構の先導
端を形成している。タンクを反対の方向から取り付ける
場合には、これら2つの部材の反対の端部が互いに初期
係合する先導端となる。先導部が部材230,232の端部に
設けられている。この先導部は、部材232の場合にはチ
ヤンネルの水平な側部にある上向きになつたコーナ260
の形態をしており、またフランジ部材230の場合には、2
62の位置で互いに向けて内向きに湾曲した側部縁部分25
2,254の縦方向の端部からできている。
上部部材230,232と共に流体シール継手をなす環状の
エラストマシール234は、当該シールの胴体236の内側周
囲に縁237,239を備えている。縁237は、ボールの出口に
向けて上向きに傾斜している。この縁の自由端は、弛緩
した状態ではフランジ部材230の水平で平らな下側表面
の名目上のレベルより上方に突き出す。この縁の自由端
の相対位置は、部材230と232が確実に係合してタンクの
開口188とボールの出口開口とが垂直方向に整合する
際、縁237が自由位置から僅かに下向きに曲げられ、ボ
ールの出口の廻りに嵌められたフランジ230の部分に対
しまた当該フランジの部分の廻りに上向きのシール力を
加えている。図示の実施例では、ボールの出口部材に取
り付けられている別の部材230の環状部分231がボールの
出口開口の延長部分を構成しているため、シールが実際
に部材230と接触するようになつている。このようにボ
ールの出口開口のシール構造は図示の実施例にのみ限定
されるものではなく、別の実施例ではボールと接触する
かまたはボールから延びる別の導管に接触するようにも
できる。図示の実施例ではシールが接触する出口開口の
表面がフランジ部材の一部であるため、シールの縁の変
形をより正確に取り扱うことができる。シールの作用す
る表面が同じフランジ部材の一部分であり、タンクの開
口とボールの出口とを適切に正確に整合させて嵌め合わ
せるための案内体ともなつているからである。
第1の縁237のレベルより低い位置にある第2の縁239
は収容タンクに向けて下向きに傾斜し、またブレード27
4と連係した関係にある。このブレードは開口188を開閉
するようになつていて、閉じられると第2の縁239は僅
かに上向きに曲げられ、開口188の廻りでブレードに接
触する環状のシール接触部を形成する。
上側シール縁237の端部は自由な状態ではシールされ
る表面のレベルよりも上方に位置しているため、タンク
がベンチに連結されるとこのシール縁は下向きに変形さ
れる。こうした縁の下向きの変形はフランジ部材230に
よつて加えられる。嵌め合いが行なわれている際、縁の
前半の半円部分に生ずる下向きの変形は、縁自身にとつ
て無理のない変形と同じ方向にある。しかしながら縁の
後半の半円部分には縁を曲げようとする力が働き、結果
的に好ましくない状況が生じる。
これを防ぐために、タンクを衛生設備から分離する継
手としてフランジ部材230の両側の先導端は側部縁の間
に傾斜した表面280が形成されている。この傾斜した表
面はシールに作用してシールの変形を助け、シールが曲
がつてしまうのを防いでいる。一方の傾斜した表面は一
方からの挿入に際し働き、また反対側の表面は反対向き
の挿入に際し働くようになつている。この傾斜した表面
がこのシール縁237に接触すると、この縁を曲げてしま
わないで下向きに変形させるように作用する。従つてタ
ンクが収納室内に完全に取り付けられると、縁の全周囲
はボールの出口に適切にシール接触した状態となる。
タンクの取り出しに際してシールはシール係合の状態
から開放され、上側縁は変形していない解放位置まで復
帰することになる。シールを行なうのに必要な変形量は
注意深く管理する必要があり、図示した配置構造はこう
した管理を行なうのに適している。シールは部材232に
より所定の状態に収容タンクに取り付けられている。こ
の部材232には側部縁チヤンネル244,246が設けられてい
る。同じようにフランジ部材230はこれら側部縁チヤン
ネルに嵌まる側部縁部分252,254を備えまた上側縁によ
りシールされ表面を備えている。しかも収容タンク上で
のシール関係は、同時に下側縁239を弁または弁ブレー
ドをなすブレード274の正確なシールを行なう適切な関
係に位置決めする役割も果たしている。このように全体
の配置構成は、収容タンクを収納室に挿入する操作に伴
つて適切なシールを行なうのに特に適している。言い換
えると、タンクを区画室に挿入する動作を行ないさえす
ればよく、シールをなすのに他に操作をする必要がな
い。またシール変形表面280は、タンクを適切な最終結
合状態まで案内する助けともなつている。
先導部262は、部材230が部材232内に挿入される際、
水平方向横向きに生じることのある不整合を補償するよ
うになつている。
上向きのコーナ260は平らな表面であるが、水平並び
に垂直面に対しある角度を備えている。そうした上向き
のコーナは、2つの部材を互いに嵌め合う際に起きるこ
とのある垂直方向の不整合を主に補償するだけでなく、
先導部262と共に水平方向の不整合をも補償するよう
に、フランジ部材の先導端に係合する機能を備えた表面
を形成している。水平方向横向きおよび垂直方向の不整
合を補償することにより、フランジ部材230は第10図か
ら第12図に示したような最終位置に設置され、収容タン
クは収納室内に完全に収納される。第18A図と第18B図は
こうした部材の嵌まり合いの関係を図示している。この
ような装置構成によれば、フランジ部材230は最終的な
正確な整合が得られるように案内部材232に嵌まる一方
で、タンクが完全に収納されると、排液表面および/ま
たはシール変形表面が働いて2つの部品を正確な最終的
なシール整合状態にし、許容誤差が問題とならない。こ
のようにボールの出口と収容タンクの間のシール接続部
の連結および分離は、収容タンクの収納室からの出し入
れの運動そのものにより自動的に行なわれる。
ブレード274は、全体を290で示した継手機構を介して
ノブ172により開放位置と閉鎖位置の間を動かされる。
この継手機構の一部はベンチ106に配置され、別の部分
は収容タンク104に配置されている。この機構のベンチ
側の部分は第19図から第23図に図示され、また以下に詳
細に説明されている。差し当たり、当該ベンチ側の部分
が軸線222と同軸の作動部材292を備えている点に注目す
ることができる。同じく継手機構の収容タンク側の部分
は、収容タンクが収納位置にある場合に、軸線222と同
軸的に収容タンクの上部壁に位置する連結部をなす被作
動部材294を備えている。タンクの収納位置において、
作動部材と被作動部材は駆動関係に作動連結され、その
結果、軸線222の廻りでの作動部材の運動により被作動
部材が軸線222の廻りを回転運動する。この回転により
ブレード274が動く。
作動部材と被作動部材の間の操作継手部は、分離可能
な接続部の形態をしている。この接続部は、収容タンク
を収納室から出し入れする動作に伴つて連絡しまた外れ
るようになつている。基本的には作動部材と被作動部材
の間の操作継手部の形態は、この実施例では一方の部材
である被作動部材に設けられた直径方向の舌状部296
と、他方の部材である作動部材に設けられた直径方向の
スロツト298の形式を取つている。弁がノブ172により閉
鎖位置まで動かされると、舌状部およびスロツトの直径
方向の向きは、収容タンクを収納室から出し入れする向
きと平行な線上に位置することになる。スロツトの両端
は開口しているため、舌状部は軸線222に対し半径方向
に移動し、連結並びに分離を行なわすことができる。
連結した継手部をブレード274の開く位置まで動かす
と、スロツトおよび舌状部の直径方向の向きは、タンク
を収納室から出し入れする運動方向に対し平行とはなら
なくなる。従つてこの時期に収容タンクを収納室から取
り外そうとしても、タンクを取り外す向きに連結部が整
合していないことから収容タンクの動きが制限され、収
容タンクを収納室から取り出せない。このことは、タン
クを取り出すまでに弁を閉じておくようにしなければな
らないため有益な特徴であり、これにより開いた開口18
8からタンク内容物が外に飛び散つたり、あるいは開い
た弁に原因した好ましくない事故が起こるのを防ぐこと
ができる。スロツト298の両端を開放することにより、
収容タンクをいずれの方向からでも収納室内に収納して
連結を行なうことができる。その結果、この継手機構は
右側設置方式および左側設置方式のいずれの方式にも利
用することができる。このように、上記の構成部材によ
って、タンクの引き出しを阻止する装置を提供すること
ができる。
タンクを収納室から取り出す場合、様々な原因により
連結部をなす作動部材292が軸線222の廻りを回転し、ス
ロツト298の直径方向の向きがタンクの収納室内への挿
入方向に一致しなくなることがある。スロツトの両端に
先導部300を設けることにより、舌状部296とこの先導部
を最初に係合させ作動部材を適切な整合姿勢に戻す働き
が得られる。このためベンチ側の操作機構は、こうした
再整合の動きに強く抵抗しないように構成されている。
ベンチ側にある操作機構の部分は当該ベンチを通り抜
けているように見えるが、水貯蔵室170の外部に位置し
ている。こうしたことからベンチは、ノブ172の下側に
適当な壁構造を設けて構成されている。ベンチ106は、
シーム306の廻りで接続される上側プラスチツク部分302
と下側プラスチツク部分304とを備えている。筒体308は
下側部分304に形成され、上半分の部分302の開口310に
シール状態に嵌まるよう上向きに突出している。こうし
た構成により、ベンチを通り抜けて当該ベンチの上部表
面から別の操作機構の一部が配置されている空所区域31
4まで垂直方向の通路312が形成される。
操作機構は、通路312内に配置されしかも垂直な軸線
の廻りで回転するように支持されたシヤフト部材318を
備えている。操作装置をなすノブ172は連結装置をなす
シヤフト318の上側端部にスナツプ止めされ、ノブをシ
ヤフトに接触して、ノブに加えられる軸線320の廻りで
の回転運動をシヤフトに伝えるようになつている。シヤ
フトの下側端部は、ベンチの壁からの適当なブラケツト
構造324により支持されていて、またスプロケツト326を
備えている。
作動部材292は、適当な取付け台328を介してベンチの
下側壁に回転可能に支持されている。取付け台はベンチ
に取り付けられたベース330を備え、またこのベースは
下側端部に作動部材292が配置されたスタブシヤフト332
を備えている。シヤフト332の外側部には、スプロケツ
ト326と同じ高さの位置にスプロケツト334を備えてい
る。以上のような構成部材によって連結装置をなし、以
下のように操作される。エンドレス駆動チエーン336が
2つのスプロケツトの廻りに巻き付いていて、ノブ172
からスプロケツト326に加えられた回転を伝達してスプ
ロケツト334を回転し、その結果、作動部材292を回転さ
せる。このようにノブに加えられた回転運動は確実に作
動部材へ回転運動として伝えられ、最終的に弁ブレード
に伝えられる。
さらにノブは、軸線320に沿つて軸方向に動くことが
できる。ベンチの上部壁とノブは、電気押しボタンスイ
ツチ342が内部に設けられている環状の区画室340を形成
するように形造られている。スイツチ本体は適当なブラ
ケツト344に取り付けられ、ノブの上部の裏側に対し押
しボタンを支持している。スイツチは第19図に示した実
線の位置にあれば常時開いている。しかしノブ172が破
線の位置まで押し下げられると、押しボタンが働いてス
イツチが閉じられる。
引込み線36,348は、設備が電気的に作動される水洗形
式のものであれば、スイツチから水貯蔵室内に配置され
た電気ポンプを持つ電気回路の連結部までつながつてい
る。また引込み線は、収容タンクが完全に収納室内に収
められている場合にだけ閉じられているスイツチ(図示
せず)の形態をした連動装置までつながつている。その
結果、タンクが完全に収納されている場合にだけノブは
機能し、電気ポンプを作動させる。単一のノブで箇別に
電気ポンプの弁ブレードを操作できるため、こうした作
動構造によりトイレツト装置の操作は使用者にとつて取
り扱い易くなる。戻しばね349が、ノブから手を離すと
このノブを押し下げた状態から持ち上がつた状態へ復帰
させる。
ブレード274は、前述したように収容タンク104内に配
置され、軸線222の廻りを円弧状に移動することができ
る。ブレードの全体形状が第25図に図示されている。ブ
レードは、軸線222と同心的なハブ部分370と、ほぼ円形
のハブ部分から放射状に突き出ているブレード部分372
とを備えている。
ブレード274は、第24図と第25図に示すように、被作
動部材294との作動継手部を備えている。この継手部に
は、付属の通気弁378の通気弁部材376により形成された
ロストモーシヨン回転連結部が設けられている。通気弁
378は、ブレードの開く直前にタンクの上部空間を通気
するために設けられている。この通気操作は有益なもの
であり、その原理については本件出願と同一の譲り受け
人に係る米国特許第4,145,773号に説明されている。
被作動部材294はタンクの上部壁にある開口380内にシ
ール状態に支承されており、またタンク内に突き出てい
る一体のシヤフト部分382を備えている。このシヤフト
部分は非円形の断面形状を備え、通気弁部材376が当該
部材376の中央ハブ部分392にある整合穴を介してシヤフ
ト部分に取り付けられている。ブレード部分394はハブ
部分392から放射状に突き出ている。部材392は、シヤフ
トの軸方向端部にある一体の可撓性拘束部または掛り39
5によりシヤフト382上で軸方向に保持されている。2つ
の部材376と294は、収容タンクの上部壁を軸方向に挟み
つけてタンクに保持されている。
部材274,376の間のロストモーシヨン連結部は、これ
ら部材のハブ部分に接近して設けられている。ブレード
274は、部材376の軸方向部分399に同軸的に嵌まる円形
の穴397を備えている。部材376は、下向きに突き出し円
周方向に間隔をあけられた1組のストツパ400,402を備
えている。ブレード274はこれらストツパの間で円周方
向に挟まれ、またそれぞれのストツパ400,402と円周方
向に向かい合う円周方向に間隔をあけた停止表面404,40
6を備えている。しかしながら停止表面404,406の間の円
周方向の間隔は2つのストツパ00,402の間の円周方向の
間隔よりも狭いため、2つの部材の間にはある程度のロ
ストモーシヨンが生じる。このロストモーシヨンは図示
の例では約15度である。第24図に示すように、タンクの
上部壁には通気開口とシール410が設けられている。第2
4図と第25図では、通気開口は部材376で閉じられてお
り、また開口188は弁ブレード274のブレード部分372で
閉じられている。
弁ブレード274を開くノブ172(第19図)の操作は、継
手機構290を介して、被作動部材294(第2図)を、第25
図で見て反時計方向に通気弁部材376に対して運動を伝
える方向に回転させる操作を行う。その結果、通気弁ブ
レード部材376は、シール410(第24図)において通気開
口を開き、それによりストッパ400と停止表面404との間
にロストモーションが生じている間、タンクの上部空間
の通気を行うようになっている。
一旦ストツパ400が停止表面404に当たつてしまうと
(第25A図)、部材376に加わる継続した動きが弁ブレー
ド274を第25図で見て反時計方向に回転させる。従つて
2つの部材は、弁ブレードが完全に開いてしまうまで
(第25B図)一緒になつて回転する。
タンク104の開口188を閉じる必要のある場合、ノブ17
2を弁の閉鎖方向に回転し、部材376を第25図で見て時計
方向に回転させる。弁ブレード274は、15度のロストモ
ーシヨンを終えストツパ402が停止表面404に当たつてか
ら閉じ始める(第25C図)。閉じる方向に回転を続ける
と、2つの部材は第25図の位置まで復帰する。次に弁ブ
レードと付属の通気弁の動かし方を概略的に説明する。
軌道構造体420が弁ブレードに組み合わされており、こ
の軌道構造体について第26図から第29図を参照して説明
する。
軌道は1枚の成形プラスチツク部材422からできてい
て、この部材は収容タンク104の上部壁の内側に取り付
けられ、弁ブレードを収容している。軌道部材は一体化
された5つの支柱424を備えている。これら支柱424は、
収容タンクの上部に一体的に形成され下向きに突き出た
同じようなパターンの一致する突起426にスナツプ嵌め
して取り突けられている。連結部の詳細例が第28図に示
されている。
軌道部材自体は円弧状の構造を持ち、弁ブレードを支
持するための独立した2つの円弧状の軌道430,432を備
えている。軌道430は軸線222に対し大きい半径上に位置
し、また軌道432は小さい半径上に位置している。軌道
は上向きの水平な軌道表面を備えている。この軌道表面
上にブレードの先端側の円弧状の縁部分434と小さい半
径側の部分436が支持されている。2つの軌道は開口188
の両側に配置されていて、これら軌道の間を一体化され
た4つのリブ440が跨がつている。これらリブは軌道に
沿つて間隔があけて設けられているが、開口188への流
通を妨げることはない。
この弁機構には、弁が完全な閉鎖位置に近づくにつれ
て僅かに持ち上げられ、より強い力でシール縁239に接
触させる有益な特徴が備わつている。この特徴により、
弁を閉じる際に縁を適切に変形させてシールするが、ブ
レードを完全な閉鎖位置から外す際にも弁の動きを不必
要に拘束することがない。この持ち上げ機能な軌道部材
に4つの傾斜面を設けることで得られる。これら傾斜面
はブレード上の4つの傾斜面と作用し合い、ブレードは
常にほぼ平衡を保つている。言い換えると、ブレードが
旋回して閉じる際、ブレードはシールの縁に対し望まし
い平行関係を保ち、均一に持ち上げられる。傾斜面は箇
々の軌道とブレード下側の特定位置に設けられ、これら
傾斜面の勾配は軸線222からの半径方向の距離に応じて
変化し、傾斜面が互いに作用し合つてブレードの平行関
係が保たれる。例えば軌道430に設けられた2つの傾斜
面450と452は軌道432に設けられた傾斜面454,456よりも
勾配が緩やかであり、軌道432の傾斜面は短いが勾配が
急である。ブレードは、軌道の傾斜面450および454と互
いに作用し合う先導端縁458に傾斜面460,462を備え、ま
た軌道の傾斜面452,456と互いに作用し合う傾斜面464,4
66を備えている。ブレードの箇々の傾斜面は、互いに作
用し合う軌道の各々の傾斜面に見合う傾斜と長さを備え
ている。第29図は、ブレードが閉じられ、幾つかの傾斜
面が互いに作用し合つてブレードを持ち上げた状態を示
している。先導端縁458は467の位置が面取りされ、ブレ
ードを閉じる際に徐々にシール縁を変形させるようにし
てある。穴397と部材376は、ブレードが部分399に沿つ
て軸方向に移動するように構成され、ブレードは閉鎖時
に持ち上がり、開放時には降下する。ノツチ395によ
り、ブレードが完全に開放されると軌道432の端部で支
柱424に隙間ができる。
一般的な機械原理に照らし、ベース102上のタンクの
重量およびベンチに対するタンクの作動連結の仕方に
は、タンクの取り出しにある程度の抵抗を持たせるよう
になつていることが理解できる。しかしながらこうした
抵抗は、取り外そうとする場合に手軽にタンクを引き出
せるようできるだけ小さくする必要がある。リクレーシ
ヨン用車両では、例えば路面振動等のようにリクレーシ
ヨン用車両の使用に伴つて様々な力がタンクに加わる。
またトラツクの支持のために、RV車体は前後方向に強力
に保持されており、またベンチに対するタンクの連結並
びにトラツクに対するベンチの支持にも垂直方向に拘束
力が加えられている。従つてタンクの水平方向の移動、
とりわけタンクを収納室から外に出す方向にもある種の
形態の拘束力を持たせることが望ましい。収納位置にお
ける水平な縦方向の拘束力は、収容タンク104の両端側
のベース102に配置した解除可能なばね負荷式の一対の
掛止部480,481により加えられている。第4図は、収容
タンクが矢印128の方向に移動するのを拘束した状態に
あるばね負荷式の掛止部を示している。掛止部は、収容
タンク壁の下側の端部縁コーナに作用する。掛止機構の
詳細な点が第30図と第31図に示されている。
ベース102は掛止部を取り付けられるように形造られ
ている。各々の掛止部材482は、タンクの取り外しおよ
び取り付けの方向に直交した水平な軸線483の廻りを回
転することができる。掛止部材482は、適当な形をした
リテーナ485により軸線483の廻りで一定範囲の動きがで
きるように捕捉されている。前記リテーナ485は、ベー
ス102の収容構造並びに掛止部材482の両者に連係する構
造となつている。螺旋ばね486がベース側の取付け座と
掛止部材の下側にある取付け座との間で圧縮され、掛止
部材を第30図に示した実線の位置まで押圧する働きをし
ている。この位置にある掛止部の先端は、収容タンクを
掛止している。掛止部材が破線の位置まで押し下げられ
ると収容タンクとの係合関係が外れ、収容タンクを取り
出すことができる。掛止部材の先端は、タンクを取り外
したい場合に隙間があくようにある角度を持たせて下向
きに傾斜させている。このようにして、掛止部480,48
1、螺旋ばね486によって掛止手段を構成する。
収納室からタンクを取り出すには、収納室ドアを直ぐ
そばにある掛止部480が先ず解除される。この操作は、
ばね負荷式の掛止部を押し下げて収容タンクの下側縁か
ら外すことにより行なわれる。この操作により、収容タ
ンクを収納室から外に取り出すことができる。
さらに本発明は、タンクの収納室から外に完全に引き
出されてしまう事故を防ぐ、ばね負荷式の掛止部である
掛止手段を用いた有益な特徴を備えている。こうしたタ
ンクの脱落事故によつてタンクが地上に落下して損傷し
たり、あるいはこうしたことが原因となつてその他の好
ましくない状況が起こる。これを防ぐために収容タンク
104の底壁にポケツト490が形成されている。このポケツ
トは、一旦タンクがある程度引き出されるとばね負荷式
の掛止部が掛止位置に復帰する充分な高さを備えてい
る。ポケツトはタンクの両端の手前で終わつていてスト
ツパ491を形成している。
第31A図は、タンクの取り出しの初期において、予め
解除し押し下げた掛止部を底壁の端部付近で押えている
状態を示している。ポケツト490が掛止部の上方を通る
と、ばねは掛止部を掛止部に復帰させる。タンクが完全
に引き出されるまでに奥にあるストツパ491が掛止部に
当たり、タンクの外向きの運動が阻止される。この状態
が第31B図に示されている。
この時期にはフランジ部材230と232は分離していて、
タンクの中央の上部ドーム状部分はフランジ部材230か
ら完全に外れていて、第8図と第9図に示すようにタン
クを傾ければ掛止部との係合状態を外すことができる。
その結果、第9図に図示したようにタンクを握り、収納
室から完全に取り出すことができる。
タンクの取り付けは逆の方法により行なわれる。空の
タンクはほぼ満タン時に比べて非常に軽い。従つてポケ
ツト490により隙間が形成されているため、掛止部によ
りタンクが浮き上がり部材230と232が互いに係合するの
を邪魔してしまうことがない。ただし部材230,232が係
合してしまえば、タンクの手前の端部は掛止部を乗り越
えこの掛止部を押し下げる。最終の取り付け位置でタン
クの奥の端部が奥にある掛止部に当接し、この時点でタ
ンクの手前の端部は手前にある掛止部から外れてしまつ
ていて、この手前にある掛止部は収容タンクと掛止係合
する状態に復帰している。その結果、収容タンクは2つ
の掛止部によつて縦方向に移動しないように拘束された
状態になつている。このように掛止部は、タンクの収納
位置を特定しているものと言える。この収納位置では、
ボールの出口がタンクの入口開口188にシール状態に連
係され、継手機構290の作動部材と被作動部材292,294が
互いに作動連結され、ノブ172により弁ブレードを操作
することができる。こうした配置関係並びに構造は、単
一部品のベース部材が掛止部を早着するための設置具を
備え、また単一部品のベース部材自体がベンチに取り付
けられ、こうしてベンチとベースを組み合わせて内部に
収容タンクのための収納室および収納位置を形成するよ
うになつている。
排出口210と通気弁組立体218は収容タンク上にあつて
機能的に連係し合い互いに取り替えられるだけでなく、
この取り替えをタンクの内容物を排出する時期に行ない
有効に利用することができる。
排出口210は、直角な曲がり備えた中空なチユーブ状
のエレメントである。一方の端部は収容タンクに作動的
に係合され、また反対の端部は取り外し可能なキヤツプ
214により閉じられている。排出口の詳細構造は、第32
図と第33図に見ることができる。
キヤツプ214の取り付けられる排出口の端部には、一
体的にねじ山が形成されている。またキヤツプも同じよ
うなねじ山を備え、排出口の端部にねじ込み当該端部を
防ぐことができる。内容物を投棄する場合、キヤツプは
緩められ外される。好ましくは、円形のシール用ガスケ
ツト500がキヤツプ214の内部に取り付けられ、キヤツプ
を完全に締め付けるとキヤツプの端壁と排出口の排出端
縁との間にシールを形成している。
排出口の反対の端部はほぼ円形をしているが、複数の
突起の付いたキー512が取り付けられている。さらに詳
しく説明すると、キー512は円周に沿つて間隔のあいた
6つの突起を備えており、これら突起は参照番号512a,5
12b,512c,512d,512eおよび512fで示されている。また排
出口は、キー512に近接してOリングガスケツトシール5
16用の円形の溝514を備えている。
内部に排出口のキーの付いた端部が挿入される収容タ
ンクの穴212は、当該穴212の壁に(第33図の想像線で示
した)形状の一致する相対するキー518を備えている。
キー518により、2つのキー同志が円周に沿つて整合す
る場合にだけ排出口を穴212内に完全に挿入することが
できる。キー518の収容タンク上への配置の仕方は、排
出口が第34図に示した取付けおよび取外し位置にある場
合にだけ2つのキーが円周方向に整合するようになつて
いる。
2つのキーの構造は、排出口を穴212内に完全に挿入
するとキー512がキー518を取り越して配置されるように
なつている。この時期にOリングガスケツト516は開口
の壁に係合し、こうして漏洩防止ジヨイントができ上が
る。排出口が取付けおよび取外し位置から回転される
と、キー512は円周に沿つてキー518と整合していた状態
から外れるが、キーの箇々の突起の一部が常に相互に係
合していて、排出口が穴から外れてしまうのを防いでい
る。取付けおよび取外し位置と収納位置との間で、穴21
2の廻りの排出口のすべての位置においてこうした相互
係合が行なわれるような寸法関係にされている。
収容タンクの中身を適当な衛生処理施設に棄てるに
は、排出口を収納位置から引き出しキヤツプ214が取り
外される。一般に排出口は収容タンクから突き出すよう
にされ、取付けおよび取外し位置に近づけることは先ず
ない。言い換えると、取付けおよび取外しの箇所はタン
クの中身を棄てるための位置から離れている。従つて、
収容タンクから排出口が外れてしまうような事故はほと
んどあり得ない。第37図は、具体的な中身を捨て方を図
示しており、こうした方法では排出口は収容位置から約
135度ほど回転されている。
通気弁組立体218は、廃棄物を捨てている際に排出口
を通じて廃棄物がスムーズに流れ出すように働いてい
る。通気することで、流れ出す廃棄物が噴き出したりほ
とばしる傾向がほとんどなくなる。
通気弁組立体の詳しい構造が第35図と第36図に見られ
る。この組立体は、穴212に排出口をキー止め連結した
のと同じように穴216へのキー止め連結部を持つ本体ま
たは取付け体520を備えている。言い換えると穴216もキ
ーを備え、このキーは穴212のキーがタンクの上部壁の
コーナに取り付けられているのと同じ相対的な向きでタ
ンクの上部壁のコーナに配置されている。取付体の一方
のキーから突き出たタブ(図示せず)が取付体を穴内の
取付けおよび取外し位置に挿入しある程度回転させた後
で、取付体のための円周方向の設備具を形成する。取付
体520には一体化された円形のボス522が装備され、この
ボスの下側部分は収容タンクの内部まで突き出してい
る。ボスは、中央に凹所526の形成された上部壁524を備
えている。凹所526は底の位置にボスと同軸的な円形の
穴を備えている。円弧状の4つの通気開口が、共通する
円に沿つて凹所526の廻りの壁524に設けられている。開
口530はボス522の内部穴を通じて、タンクの内側を大気
に導通している。
弁エレメント532は、穴528に緊密に嵌まる二股のシヤ
ンク534を備えている。円形の作動ボタン536がシヤンク
534の上部にあり、また螺旋ばね538がシヤンク534の廻
りで凹所526の底壁と作動ボタン536との間に配置されて
いる。ばね538は弁エレメント532を上向きに押し上げ、
ボス522の円形の下側縁に対し適当な閉鎖部分540を押圧
してボスの内部穴を閉じ、こうして通気開口530を閉じ
るようになつている。閉鎖部材の図示の構造は、剛性の
ある円形の部分542を備えている。この円形の部分542は
収容タンク内でシヤンク534の下側端部に固定され、ま
た環状のガスケツト544を支持している。このガスケツ
トは、弁を閉じた場合にボス522の円形の下側縁をシー
ルする。
例えば第35図に示した破線の位置は、弁エレメントが
常時ばねで押えられている閉鎖位置を示している。この
位置にある閉鎖部分は、廃棄物および蒸気が通気開口を
通り抜けて出てくるのを阻止している。実線の位置は、
中身をあけて収容タンクの内側上部空間の通気を行なう
のに用いる作動位置を図示している。ストツパ546がボ
タン536に設けられ、バルブを押し下げた場合に通気開
口を塞いでしまわないように下向きの移動を制限してい
る。このためバルブの作動時には常に開口530を通じて
収容タンク内に空気を送り込み、中身をあけている際に
噴き出したりほとばしつて流出する原因となる負圧の発
生を防ぐことができる。
また通気弁組立体の位置が、凹所200内のハンドル196
と指収納部200aに接近していることも注目されたい。第
37図を検討すれば理解できるように、収容タンクの中身
をあける使用者がハンドルまたは指収納部を握ることが
できる。こうした構成を取ることにより、使用者は指を
ハンドルまたは指収納部に手軽に当てがい、持ち上がつ
た状態の作動ボタンを親指で通気位置へ押し下げること
ができる。突出縁550が、ボス522の上部壁の外側の廻り
(半円形よりも幾分長く)に部分的に突き出している。
縁550の上端部は、弁が閉じられている場合にボタン536
より高い位置にあり、弁が不注意によつて作動されるの
を防ぐプロテクタを形成している。またこの縁は、ボタ
ンを押し下げている際に親指が滑るのを防ぐ働きもして
いる。このような構成を取ることにより、機能並びに取
り扱い易さが大幅に向上する。キーによる取り付けと必
要な姿勢に固定できる働きにより、縁550を都合のよい
向きにし前述のようにして親指を出し入れできる。
通気部が排出口のほぼ反対側に位置していることか
ら、中身をあけている際に、通気部までタンクの上部空
間が移動してくる。タンクは、液体廃棄物で完全に満タ
ンになつても上部空間が残るように設計されている。従
つて、開口530を通じて液体廃棄物が流れ出すことがな
い。
前述したノブ172の操作に関連して、トイレツト装置
が電気的に作動されるポンプ形式のものである場合、ノ
ブが電気作動ポンプを制御することが説明されている。
第38図は、ベンチ106の上部壁に設けられている開口602
を通じ、そうしたポンプ600を設置した状態を示す部分
図である。ベンチの2つの合わせ部分は、共通するシー
ムに沿つて予め互いに連結されている。開口602はノブ1
72に面した着座側にあり、電気で作動される水没式の小
型ポンプを通せる充分な大きさがある。ポンプの入口
は、第5図に見られるように、ボールの前方に向けて室
170のポケツト604に落とし込まれている。この部分が室
170の事実上の底の地点であり、使用に際しポンプ600は
室から水のほぼすべてを汲み出すことができる。
ポンプの出口は、可撓性のある導管606を通じてトイ
レツトボールの側壁にある排水開口またはノズル608に
連絡している(第5図参照)。ポンプが作動されると、
水は室170から導管606を通じてボール内にポンプ輸送さ
れる。好ましくは、水はボールに一体的に形成された円
形の出つ張り612の廻りに流され、出つ張りの縁を越え
て散水され、ボールの全面を洗浄するようになつてい
る。
ポンプから延びる導管がボールに連絡する箇所の付近
の空間は(すなわち着座の左側の上部の空間)、見掛け
上は水を貯蔵するのに利用することができる。しかしな
がら全体の形から、空気溜まりポケツトができてしまう
ような形になつている。満タン時の水のレベルは、導管
がボールにつながつている地点より低いのが通常の例で
あるが、こうした空間の全体を利用しようとしてもそう
した空気ポケツトができてしまう。このような空気ポケ
ツトができると空気が溜まるため水の補給がしにくくな
り、新たに水の入れられる空間を設けたとしても、こう
した空気ポケツトによつて室の水貯蔵容積が減少してし
まう。
本発明の他の形態では、ボールの内部にこの空気ポケ
ツトと連絡する通気口610が設けられている。図示の実
施例では、この通気口はポンプからの導管がつながつて
いる箇所の付近に設けられている。この通気口は幾分奥
まつた位置にある。従つて、この通気口を通り水がボー
ル内に入ることはなく、そうした水の浸入があつても水
はボール内に落水し、その結果、衛生器具から漏れ出す
ことはない。
ポンプを取り付けた後、開口602は閉じる必要があ
る。従来形式の蓋は、衛生器具に関連して使われる物品
を収容する機能を備えている。図示の実施例では、開口
602は部材620が閉じている。この部材は丸い円筒形の容
器622からなり、開口602を通じ水貯蔵室の内部に向けて
嵌まつている。容器622の上部は開口し、トイレツトペ
ーパの未使用ロールを収納することができる。蓋は適当
な手段により、開口の上部にシール状態に取り付けられ
る。円形の蓋624は容器の上部に嵌まり、この容器を閉
じるようになつている。
ポンプが手動操作される形式のものである場合、開口
は手動操作されるポンプの取り付けに用いられる。こう
したポンプには、例えば同一出願人に譲渡された米国特
許第4,180,876号に記載のものがある。ポンプ625は開口
602を塞ぐ取付け具626に取り付けられ、ポンプの入口
は、電気的に作動されるポンプの入口が配置されるのと
同じタンクのポケツト604へと下向きに延びている。ポ
ンプの出口から延びる導管は、電気ポンプ形式で説明し
たのと同じ方法でボールにつながつている。手動ポンプ
については第40図を参照されたい。
第41図から第48図は、充填器220についてさらに詳細
に示している。充填器は、第41図と第42図に示した形状
を持つ半透明なプラスチツク容器650からできている。
この容器はヒンジ構造により取り付けられ、垂直軸652
の廻りを蝶番い運動することができる。第6図に示した
収納位置では、充填容器は完全に収納室内に収められ、
RV車両の通路開口を通路開口ドアで閉じることができ
る。
充填器を用いる場合、通路ドアが開かれ充填容器はほ
ぼ90度にわたり垂直軸652を中心として回転される。こ
れにより容器の上部壁に設けられた円形の開口654がRV
車両の側壁の外に位置することになる。この位置で適当
な給水源、通常はホースから、開口654に被さつたキヤ
ツプ656を開いた後に水を充填することができる。容器6
50は底の付近に水平な出口ニツプル658を備え、この出
口ニツプルに導管660の一方の端部が連結される。この
導管は、収納位置と充填位置との間で容器の蝶番い運動
に追随できる形状および構造をしており、収納室内へと
延びてベンチに設けられた一体のニツプル662につなが
つている。この連結地点は水貯蔵室の満タンレベルより
低く、平面224に沿つて位置している。
本発明の特徴の1つは、充填容器650が水貯蔵室170の
満タンレベルを決める垂直方向の高さ位置に配置されて
いることである。具体的に言うと、充填容器の垂直方向
の丈に水貯蔵室170の満タンに至る最終的な給水範囲の
垂直方向のレベルが収まるように配置されていることで
ある。半透明なプラスチツク製の充填容器は、両側にこ
の水位の範囲を表わした2つの間隔の目盛り664を備え
ている。
導管660が充填容器から、満タンレベルよりも低い高
さ位置で水貯蔵室170への連結部へと続いている。従つ
て水のレベルを見ながら注水を行なう仕方で水貯蔵室を
水で満たすことができる。この構成は、コンパクト化を
図ると共に手軽に所望の充填レベルまで給水できるよう
にする上で特に有益である。
充填容器と導管のサイズは、充填容器から導管を通じ
水を容易に水貯蔵室内に送り込めるようにするのに必要
な大きさがある。このため水貯蔵室内のレベルが目盛り
の付された満タン時の最終的な範囲に接近していく際、
充填容器内の水位レベルはほぼ水貯蔵室内のレベルに一
致するようになつている。目盛りに合わせて容器内のレ
ベルを観察することにより、水を充填している人はタン
クが満タンになつたかどうかを目で見て判断できる。水
充填室の給水を終え、キヤツプ656は充填容器の開口に
再び取り付けられ、充填容器は収納位置まで戻される。
第44図から第47図は、充填器の蝶番い取り付け用の構成
部品の一部の詳細構造を図示している。これら部品は、
フランジ672を持つ取付けブラケツト670を備えている。
前記フランジ672は、空所176の位置でベンチの下向きの
水平な壁部分に配置して取り付けられている。蝶番いブ
ラケツト670は、中間コネクタ部材674を蝶番い式に取り
付ける働きをしている。前記コネクタ部材674は、充填
器開口とは反対側の容器の端部に連結されている。
部品674は垂直方向に間隔のあいた水平なアーム673と
675を備えている。これらアームはスナツプ式の取付け
手段により容器の端部上に嵌まる差込み口を形成してい
る。容器には垂直方向に整合して四角形のパツド677が
形成され、また各アーム673,675は四角形の穴を備えて
いる。この穴を用いて、前記部品は相対する容器のパツ
ド677にスナツプ嵌めされる。第41図と第42図は、右側
設置方式の例で図示している。充填容器を左側設置方式
の設備に使用する場合、部品は充填容器を逆向きに取付
けられる便利な構造となつている。そうした設置方式に
おいて、反対側の空所178は空所176と対称的な形からで
きているため、部品670は上下を逆向きにされる。左側
設置方式の場合、部品674が第41図に示した位置とは左
右対称になるよう90度向きが変えられる。その結果、容
器650はそうした左側設置方式の場合と左右対称な位置
にくる。充填器の下側にある排出口は容器と同じような
対称性を備えてはいない。充填器と付属する部品並びに
排出口の間には広い空間が設けられている。
部品674は、持ち上げて部品670から取り外せる形状か
らできている。このため、上側アーム673は下向きに突
き出たピン679を備えている。このピンは部品670にある
円形の穴686に嵌まる。下側アーム675は、部品670の外
側の円形壁689に接触する円形した縁688を備えている。
戻り止め装置690が設けられ、それぞれ収納位置と補給
位置を形成している。
このトイレツト装置の通常の使用目的では、トイレツ
トボールの出口を通して水をタンク内に流すことで、水
貯蔵室170内の水を使い切るようになつているが、他の
手段で水貯蔵室から水を抜き取りたいこともある。本発
明の他の形態のものは、こうしたことのできる能力を備
えている。このような排水は、区画室を通じてRV車両の
外部まで水を送ることで行なわれる。
ベンチは、ボールの前部付近の近い位置で当該ベンチ
の中央に配置された排水ニツプル680を備えている(第
5図参照)。可撓性のある排水導管682がこのニツプル
に嵌め込まれ、区画室を通じてRV車両の側壁にある通路
開口の付近の位置まで延びている。排水導管の端部は、
取り外し可能なプラグ684により閉じることが好まし
い。このプラグは漏れ止めの蓋であるが、水貯蔵室を排
水する場合には比較的簡単に取り外すことができる。排
水導管は、通路開口からRV車両の外部まで延長できるだ
けの充分な長さを備えている。こうしたRV車両の外部で
このプラグ684を取り外し、タンク内の水を排水するこ
とができる。タンクは通気口を介してボールにつながつ
ているため、排水導管のプラグを抜けば延ばした導管を
通じてタンクを排水できる。排水の後、プラグを再び挿
入して導管は収納位置まで戻される。
充填容器から水貯蔵室170に至る導管660は低くなつた
箇所を備えている。従つて排水導管682を通じてのタン
クからの排水に際し、充填容器220と導管660は必ずしも
排水されるとは限らない。ただし充填容器は手軽に持ち
上げて蝶番い取付部から外すことができるため、これを
取り外してキヤツプを取れば、ある程度低い位置ならば
導管および充填容器に溜まつた水を外部に排水すること
ができる。
第49図、第50図および第51図は、ノブ290用の継手機
構の変形例を示している。この機構は、前述したチエー
ンとスプロケツトの機構に代わるものである。この変更
例の形態では、スプロケツト326に代えて駆動クランク7
00が使われ、スプロケツト334に変えて被駆動クランク7
02が使われている。2つのクランクの間のリンク704は
エンドレスチエーンの代わりをしている。
第49図は、ノブ172がブレード274を全開位置に動かす
機構位置を示している。第50図は、ノブがブレードを全
閉位置に動かす機構位置を示している。
図面から明らかなように、クランクは隣接する部品に
対し適当なクリアランスの取れる形をしている。
第49図から第51図に示した機構は、機械作用に融通の
きかないチエーンとスプロケツトの機構とは異なり、作
用を変化させられる利点を備えている。駆動クランク70
0とリンク704は、事実上被駆動クランク702に作用する
トグル装置を構成している。トグル装置は、ブレート27
4を全閉位置に向けて動かしている際に最大の力が発生
するような性質を備えているものである。弁ブレードが
全閉位置に接近するにつれて弁ブレードを持ち上げ、全
閉位置に近づく弁がシール縁239を強く押して変形させ
る前述の構造において、トグル装置は特に有益である。
このトグル装置によれば、最大の機械作用の最も必要と
される時期、すなわちブレートが傾斜面に沿つて上昇し
シールを大きく変形させる時期に最大の機械作用力が得
られるためである。弁を閉鎖位置から外す際にも、トグ
ル装置を使つて同じように弁に最大の機械作用力を加
え、弁を閉鎖位置から離脱させることができる。離脱さ
せた後、力を加えて弁ブレードを動かす際、当該弁ブレ
ードとシールとの間の係合力が弁ブレードの開放位置へ
の接近に伴つて小さくなつていくため、これに伴つて機
械作用力も小さくなるようにしている。実際にこの形式
の機構によれば、非常に感触のよい操作が行なえるもの
と考えられる。
製造および組み立ての便宜のために、クランクとリン
クは必要な強度および寸法安定性を備えた適当なプラス
チツクから作り、別体の取付け用部品を用いないで、リ
ンクの端部に両側のクランクの穴にスナツプ嵌めされる
スナツプ形式の連結部を設けることにより組み立てられ
る。
こうした数々の形態を持つ本発明は、特に従来のリク
レーシヨン車両の自給式衛生装置にはない新規でユニー
クな特徴を備えている。衛生装置の通常の保守管理のた
めの出入りは、RV車両の側壁にある通路開口を通じRV車
両の外部から行なわれる。ベンチ内の水貯蔵室への水の
充填、当該水貯蔵室からの排水、汚物収容タンクの取り
出しと装填はこの通路開口を通じて行なわれる。装置の
構造および配置構成は、リクレーシヨン車両内の三次元
の包囲体に囲まれた空間を効果的に利用している。収容
タンクにとつて必要な容量は、例えば12から15U.S.ガロ
ン(45.42から56.78リツトル)であり、これに見合う水
貯蔵室の容量は、通常では収容タンクの容量よりも幾分
少ない。
この種の衛生装置の製造は一般にRV車両製造者にとつ
て専門外であるため、自給式装置全体は衛生装置の製造
業者からRV車両の製造業者に搬入され、RV車両の製造業
者にとつてこの自給式装置を取り付ける空間を用意して
おくだけが必要とされる。言い換えると、RV車両の製造
業者は箇別にトイレツトボールを床に取り付けたり、床
の下側に汚物タンクを取り付けたり、トイレツトボール
の出口に汚物タンクを設置したり、収容タンクの外側に
通常使われる導管が接続弁を取り付けるといつた面倒な
作業を行なう必要がない。しかも収納室がベースとベン
チの組み合わせにより既に形成されているため、RV車両
の製造業者にとつて必要なものはRV車両の側壁、床、内
側の裏当てと側壁である。図示の実施例は、右側設置方
式でも左側設置方式でも適用することができる。また前
方設置方式にも後方設置方式にも適用することができ
る。この場合、衛生装置は縦向きにRV車両の前後方向に
設置され、しかもこの例では装置の一方の縦方向の端部
が適当な通路開口の設けられているRV車両の前方壁また
後方壁には設置されている。
時には、暖房用ダクトや電気配線等の設備導管を衛生
装置の設置を予定している空間に通さなくてはならない
ことがある。本発明の図示の例では、側壁内側で床に沿
いRV車両の前後に延びる暖房ダクト802用の設備導管通
路800を設け、そうした要望に答えるようになつてい
る。ベース部材102の縦方向の両端は縁804を備えてい
る。この縁804は、矩形の通路開口の下側縁の下部でRV
車両の側壁に当たつている。ベース部材が収納室の全幅
を覆つているため、設備導管は収納室から仕切られてい
る。このように、設備導管通路800、ベース部材102、そ
の両端の縁804によって協働して形成する装置の構成
は、箱形フレーム110の独特の構造にもよるもので、箱
形フレームおよび/またはベース部材102に他の配置構
成を取ることで、衛生設備装置の他の位置に当該設備を
通り抜ける設備導管を収めることもできる。
ベース部材のくぼみ構造は、化学剤容器の収納場所と
なつている。これら化学剤容器は、トイレツト装置の収
容タンクに入れられる脱臭剤やこれに類似するもの等で
ある。こうした化学剤は、一般に、収容タンクから汚物
を出し、洗浄しそして少量の水を注入した後に入れられ
る。従つてタンクがRV車両に戻される条件が整えば、バ
ルブは開かれて化学剤が投入される。これに関連して、
タンクを収納室から取り出した場合に弁を手動で操作で
きるように、収容タンクの被作動部材に舌状部材を設け
るのが通常のやり方である。化学剤の投入を終えると容
器は閉じられ、ベース部材のくぼみに戻され、収容タン
クの弁も閉じられる。こうして収容タンクは再び収納室
内に装填される。
収容タンクの収容能力を越えて汚物が流し込まれるよ
うなことがあつても、こうした状況が起こるのを防ぐ構
造および配置構成の手だてが施されている。トイレツト
装置は好ましくは液面レベル表示器810,812(第2図)
を備え、この表示器によりタンク104内の汚物のレベル
が前面に表示されるようになつている。満タン状態が示
されているのを見誤れば収容タンクの収容能力を越えて
汚物が流し込まれることになる。このことは、弁ブレー
ドのレベルよりも上まで汚物が入れられることを意味し
ている。先にも述べたように、こうした状況はトイレツ
トボールを通じRV車両の内側からも観察することができ
る。そうした状況が見られれば、収容室に至る通路ドア
を開き、通路開口から外に突き出す排出位置まで排出口
を回転させ、排出口の端部の蓋キヤツプを取り外すこと
ができる。
排出口210は弁ブレード274のレベルより下方の液レベ
ルを形成し、過剰な汚物がタンクから流出し、液レベル
を排出口によって形成されるレベルにもたらすようにな
っている。こうして汚物が溢れ出すのが防がれ、次いで
通常の方法で排出口にキヤツプを被せ、タンクを取り出
し、中身を棄てるために運搬される。
液面レベル表示器は、それぞれ2つの参照番号810,81
2で表わした2つの可動部から構成されている。可動部8
10は収容タンク104内に完全に収納され、本件出願と同
一人に譲渡された米国特許第4,547,916号に記載のフロ
ートアーム組立体によく似たフロートアーム組立体から
できている。この例では可動部は磁石を備えている。こ
の磁石は、タンク内の汚物のレベルに従つた円弧状セグ
メントに沿つて配置されている。
可動部812はベース部材102に取り付けられており、米
国特許第4,547,916号のものと類似した容器並びに表示
器ホイールを備えている。ホイールは容器内で支承さ
れ、前部の窓から目で見ることのできる目視可能な表示
器部分を備えている。ベンチとベースが互いに組み立て
られる場合、ベンチ106には可動部812用の適当な凹所81
4が形成される。ホイールは磁石を備えている。この磁
石は、収納タンクを収めることでタンクの壁を介してフ
ロートアーム組立体の磁石と磁気的に連結され、可動部
810は可動部812を動かして目視可能なレベル表示器を形
成している。これら可動部の働きは、米国特許第4,547,
916号に記載されたものと同様である。
2つの磁石の間の作動連結は収納室内にタンクを収め
る際に自動的に行なわれ、また収納室からタンクを取り
出す際に自動的に外される。可動部812が収容タンクの
収納室への出し入れに伴い邪魔にならないようにある適
当な大きさのクリアランスが設けられているが、磁石は
可動部812の磁石か可動部810の磁石に適切に追随できる
だけの充分な強さがある。こうして、収納された収納タ
ンクに使われる正確なレベル表示器が得られる。
ドア72と開口70は、それぞれがユニークなフレーム90
0と902を備えている。第52図から第57図に詳しい構造が
示されている。
ドアフレーム900は、ドア部材908の縁を挟む外側と内
側の2つの成形プラスチツク部品904,906を備えてい
る。部品904,906は、内側フレーム部品906の開口を通り
抜ける一連の固定具910により、外側フレーム部品904の
内側にある一致するパターンの凹所に嵌め込んで互いに
固定され、取り付け状態はドアの外面から見えないよう
にしてある。ドアフレーム900の右側の中央には、閉じ
たドアをフレームの開口に係止する鍵操作式の係止装置
912が備わつている。フレーム902は、一連の固定具913
によりRV車両の側壁66cに取り付けられている。フレー
ム900の全体の寸法はフレーム902よりも僅かに小さい。
従つてドアを閉じると、フレーム902は閉じられたドア
の外面に向かつて真つ直ぐに見て、ドアによりほぼ全体
が隠されるようになつている。
フレーム902の外面にある周辺シール914は、ドアを閉
じると、ドアに対し開口70の廻りを完全にシールする。
また第2の周辺シール916がシール914の背後でフレーム
902に取り付けられ、フレーム902を開口70を廻りで側壁
66cに完全にシールするようになつている。従つてドア
が閉じられると、開口70は水や埃のような外部からの物
質が浸入するのを確実にシールしている。
箇々のフレーム900,902はそれぞれ円筒形をした垂直
方向の一体的な2つの蝶番いソケツト920,922を備えて
いる。フレーム900の場合には、2つのソケツト920は部
品904に一体化されている。また部品904は2つのノツチ
924を備えている。これらノツチ924はソケツト920と垂
直方向に整合した状態でフレーム902のソケツト922を緊
密な状態に受け入れ、垂直方向の軸線926の廻りでフレ
ーム900の左側の縁をフレーム902の左側の縁に蝶番止め
することができる。
第57図に示した928のような2つの蝶番いピンが用い
られ、一方のピンは整合した上側の対のソケツト920,92
2を連結し、もう一方のピンは整合した下側の対のソケ
ツト920,922を連結している。ドアが閉じられると、こ
うした蝶番いが実質的に隠されてしまうのも都合がよい
特徴である。
上側の蝶番いピン928の組み立ては上側の2つのソケ
ツト920,922に当該ピンを挿入することで行なわれ、ま
た下側ソケツト920と922への下側の蝶番いピンの組み立
ては上側の蝶番いピンとは別箇に行なわれる。箇々のピ
ンは、先ず当該ピンをソケツト920に通し次いでソケツ
ト922内に差し込むことにより、整合したソケツト内に
挿入することができる。また、部品904の外側の縁に沿
つて突き出た内向きの縁が軸線926と交差する位置にあ
つて邪魔になることがある。このため上側の2つのソケ
ツト920,922の場合にはピンは上部から挿入され、下側
ソケツト920,922の場合には下部から挿入することがで
きる。
蝶番いピン928は端部に変形可能な引掛かり930を備え
ている。引掛かりは半径方向内向きに変形し、ピンをソ
ケツト内に挿入することができる。端部の引掛かりの間
で箇々のピンの軸方向の長さは、それぞれのソケツトの
対920,922の全長よりもほんの僅かに長い。従つて一旦
蝶番いピンを完全に差し込んでしまえば、引掛かりによ
り軸方向に動かないようになり、こうして蝶番いジヨイ
ントができ上がる。組み立ての便宜上蝶番いピンはどち
らの端部からも挿入できるよう対称的になつている。
蝶番いソケツトをそれぞれのフレーム900,902に一体
的に成形する方法は、別箇に蝶番いを使用せずともよ
く、またこうした蝶番いをフレームに取り付ける必要が
ない。しかもこの一体成形によれば、閉じたドアをシー
ルするのに邪魔とならない利点がある。一体的でない蝶
番いは、図示の構造のものに比べてシール装置が非常に
複雑であつたり、蝶番いやシールに広い断面空間を必要
としている。
必要に応じて適当な工夫をこらし、鍵で操作されるシ
リンダ掛止部912の動作のための適当なクリアランスが
設けられる。
また、組み立てドア並びにフレーム900と902はこれら
を2つに分ける水平面を基準として対称であることが図
面から理解できる。従つて左側設置方式では、図示の右
側設置方式と左右対称な形態で左側のRV側壁に取り付け
ることができ、蝶番いの軸線926は(RV車両に対し)開
口の後方に位置し、RV車両の外部より見て軸線926は開
口の右側の縁に沿つている。
また、組立てドア並びにフレーム900と902はこれら2
つに分ける垂直面940を基準としてほぼ対称であり、軸
線926を開口の右側の縁に置いてRV車両の右側の側壁
に、また軸線926を左側の縁に置いてRV車両の左側の側
壁に取り付けることもできる。どの設置方式の場合にで
も、開口70の付近でRV車両内部の構造が組立てドア並び
にフレーム900と902の取り付けにとつて邪魔にならず、
また蝶番いの軸線の廻りでドアが蝶番い運動したりドア
を掛止するのに支障のないようにすることが重要であ
る。
でき上がつたシステム装置には開口70の内側に内側フ
レーム部材がなく、ドアを閉じて掛け止めする際に掛止
装置のタブが背後に入り込む短い突起を除いて、フレー
ム902は開口の内側縁を越えて突き出していない。この
ため、開口70の廻りの壁66cの内側表面は平らに保たれ
ている。従つて、ベンチとベースとを壁66cの内側に直
接当てまた開口70の廻りで障害物に邪魔されることなく
配置することができる。フレーム902も開口70の廻りを
補強しているが、これらベンチとベースは開口70の廻り
の壁に対し横からの支持体を形成しているものとみなす
こともできる。このようにRV車両の側壁の内側表面にベ
ースとベンチを取り付けることにより、収納室と開口70
を内部の居住空間から確実に遮断し、埃、雨水、臭いの
浸入を阻止することができる。
さらにこうした構成により、一方では所定の横断面積
の収容タンクを収納室から出し入れして動かすのに要す
る開口70の寸法と、他方ではRV車両の内部に必要とされ
横断面積との間の差を極力小さくすることができる。
本発明の1つの形態として、図示のトイレツト装置の
形式の自給式衛生装置に適用した特殊な例がある。しか
し本発明の形態はトイレツト装置に限られず、他にも広
い応用範囲がある。本発明の好ましい実施例について説
明してきたが、本発明の原理はその他の実施例にも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の原理を取り入れた自給式の衛生装置
を持つ代理的なリクレーシヨン車両(RV)を示す側面図
である。 第2図は、自給式の衛生装置の3つの主要な構成要素を
示す分解斜視図にして、分かり易くするためにRV車両の
一部は省略されている。 第3図は、ほぼ第2図の3−3線の矢印の方向に見た平
面図にして、RV車両内での組み立て関係を示しており、
また説明の便宜のために一部が省略されている。 第4図は、ほぼ第3図の4−4線の矢印の方向に見た長
手方向の縦断面図である。 第5図は、ほぼ第3図の5−5線の矢印の方向に見た横
方向の縦断面図である。 第6図、第7図、第8図および第9図は、トイレツト装
置のタンクをRV車両から取り出す手順を図示した斜視説
明図である。 第10図は、第3図の10−10線の矢印の方向に見た拡大さ
れた一部縦断面図である。 第11図は、第3図の11−11線の矢印の方向に見た拡大さ
れた一部縦断面図である。 第12図は、一部が省略されている、第10図の12−12線の
矢印の方向に見た拡大された一部縦断面図である。 第13図は、第12図の13−13線の矢印の方向に見た図であ
る。 第14図は、第10図の構成要素の1つだけを取り出して示
す平面図である。 第15図は、第14図の15−15線に沿つた断面図である。 第16図は、第10図の構成要素の他のものを取り出して示
す平面図である。 第17図は、第16図の17−17線の矢印の方向に見た図であ
る。 第18A図と第18B図は、第10図から第17図に基づいた一定
の関係を図示している説明図である。 第19図は、ほぼ第3図の19−19線の矢印の方向に見た拡
大された一部縦断面図にして、一部分は省略されてい
る。 第20図は、第19図の20−20線の矢印の方向に見た水平な
一部平面図である。 第21図は、第19図の21−21線の矢印の方向に見た水平な
一部底面図である。 第22図は、第19図の22−22線の矢印の方向に見た一部縦
断面図である。 第23図は、第19図の23−23線の矢印の方向に見た部分図
である。 第24図は、第19図の24−24線の矢印の方向に拡大して見
た一部縦断面図である。 第25図は、第19図の25−25線の矢印の方向に見た一部横
断面図である。 第25A図、第25B図および第25C図は、第25図に示した機
構の箇々の作動位置を示す略図である。 第26図は、第25図に示した機構に組み会わせて用いられ
る部材の平面図である。 第27図は、ほぼ第26図の27−27線の矢印の方向に見た正
面図である。 第28図は、第26図の28−28線の矢印の方向に見て詳細に
描いた断面図である。 第29図は、第27図と同じ方向に見た、組み立て関係を示
す正面図である。 第30図は、第4図の円30で囲まれた部分の拡大図であ
る。 第31図は、第30図を水平に見た平面図である。 第31A図と第31B図は、第30図と第31図に関連して異なつ
た作動位置を示す説明図である。 第32図は、一部の構成部品の関係を示した分解斜視図で
ある。 第33図は、ほぼ第32図の33−33線の矢印の方向に見た水
平な平面図である。 第34図は、第32図と第33図に関連して異なつた作動位置
を示す概略平面図である。 第35図は、第3図の35−35線の矢印の方向に見た拡大さ
れた縦断面図である。 第36図は、ほぼ第35図の36−36線の矢印の方向に見た横
断面図である。 第37図は、第35図と第36図に関連して一定の関係を示し
ている拡大された部分図である。 第38図は、電気的に作動されるポンプの取り付け状態を
示した部分斜視図である。 第39図は、第38図の39−39線の矢印の方向に見た縦断面
図である。 第40図は、修正された形態を示す第39図と同様の図であ
る。 第41図は、第6図の41−41線の矢印の方向に見た拡大さ
れた一部平面図である。 第42図は、第41図を正面から見た正面図である。 第43図は、第41図に示した構成要素の異なつた位置を示
す略図である。 第44図は、第41図と第42図の構成要素の部品の1つだけ
を取り出して示す平面図である。 第45図は、第44図の45−45線の矢印の方向に見た図であ
る。 第46図は、第41図と第42図の構成要素の部品の他のもの
を取り出して示す正面図である。 第47図は、第46図の47−47線の矢印の方向に見た横断面
図である。 第48図は、第41図および第42図と装置の他の構成要素の
関係を図示した略図である。 第49図、第50図および第51図は、装置の一部の部品の変
更例を示す図である。 第52図と第53図は、2つの部品を取り出して示した正面
図である。 第54図は、第53図の54−54線の矢印の方向に見た横断面
図である。 第55図、第56図は、それぞれ第52図の55−55線と56−56
線の矢印の方向に見た横断面図である。 第57図は、1つだけを取り出して示す図である。 50……RV車両、52……シヤーシ 54……RV車体、56……周辺フレーム 58……先端部 60,62……タンデム式の車輪 64……床、66……垂直壁 66a……前方壁、66b……後方壁 66c……右側の外部側壁、68……屋根 70……開口、72……ドア 100……トイレツト装置、102……ベース部材 104……収容タンク、106……ベンチ 108……収納室、110……箱形フレーム 112……壁部分 114,116……くぼみ、118……突出部 120……ねじ等の固定具、122……リブ 124,126……軌道、136……水平な壁部分 138……垂直壁 140,142……翼状の構造部(突起) 144……フランジ、146……凹所 147……前方部分、148……取付け手段 149……ベンチの下側前縁 150……下側フランジ、152……プレート部材 154……上側後縁部分、156……縦壁 160……RV車両の壁 162……トイレツトボール 164……リング、166……カバー 170……水貯蔵室、172……操作ノブ 176,178……空所、180……上部壁 182……側壁、184……底壁 188……円形の開口 189……連続するシーム 190,192,194,196……ハンドル 198,200……凹所、200a……指収納部 202,204……凹所、210……排出口 212,216……穴、214……蓋キヤツプ 218……通気弁組立体、220……充填器 222……軸線 224,226……想像上の垂直平面 230……フランジ部材 231……トイレツトボールの出口開口 232……案内部材 233……環状の中央部分 234……環状のエラストマシール 236……主要胴体、237……環状の縁 238……空所、239……環状の縁 244,246……チヤンネル 250……環状の部分 252,254……側部縁部分 258……ねじ、260……コーナ 262……索導部、274……ブレード 280……シール変形表面、290……継手機構 292……作動部材、294……被作動部材 296……舌状部、298……スロツト 300……索導部 302……上側プラスチツク部分 304……下側プラスチツク部分 306……シーム 308……筒体、310……開口 312……垂直方向の通路、314……空所区域 318……シヤフト部材、320……垂直な軸線 324……ブラケツト構造、326……スプロケツト 328……取付け台、330……ベース 332……シヤフト、334……スプロケツト 336……エンドレス駆動チエーン 340……環状の区画室 342……電気押しボタンスイツチ 344……ブラケツト 346,348……引込み線 349……戻しばね、370……ハブ部分 372……グレード部分、376……通気弁部材 378……通気弁、380……開口 382……シヤフト部分、392……中央ハブ部分 394……ブレード部分 395……拘束部または掛り(ノツチ) 397……穴、399……軸方向部分 400,402……ストツパ 404,406……停止表面 410……シール、420……軌道構造体 422……成形プラスチツク部材 424……支柱、426……突起 430,432……軌道、434……縁部分 436……半径側の部分、440……リブ 450,452,454,456……傾斜面 480,481……掛止部、482……掛止部材 483……軸線、485……リテーナ 486……螺旋ばね、490……ポケツト 491……ストツパ、500……ガスケツト 512……キー 512a〜512f……突起 514……突起 516……Oリングガスケツトシール 518……キー、520……取付体 522……円形のボス、524……上部壁 526……凹所、528……穴 530……開口、532……弁エレメント 534……シヤンク 536……円形の作動ボタン 538……螺旋ばね、540……閉鎖部分 550……突出縁、600……ポンプ 602……開口、604……ポケツト 606……開口、608……ノズル 610……通気口 612……円形の出つ張り、620……部材 622……円筒形の容器、624……円形の蓋 625……ポンプ、626……取付け具 650……充填器、652……垂直軸 654……開口、656……キヤツプ 658……出口ニツプル、660……導管 662……ニツプル 664……2つの間隔の目盛り 670……取付けブラケツト 672……フランジ 673,675……アーム 674……中間コネクタ部材 679……下向きに突き立たピン 682……排水導管 684……取り外し可能なプラグ 686……円形の穴、688……円形をした縁 689……外側の円形壁、690……戻り止め装置 800……設備導管通路、802……暖房ダクト 804……縁 810,812……液面レベル表示器 814……凹所、900……ドアフレーム 902……フレーム 904……外側フレーム部品 906……内側フレーム部品 910……固定具、912……掛止装置 914,916……周辺シール 920,922……蝶番いソケツト 924……ノツチ 926……垂直方向の軸線、928……蝶番いピン 930……引掛かり

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平な床を有する車体であって、車内設備
    に使用される1つまたはそれ以上の設備導管が前記水平
    な床に沿って敷設された車体と、前記該水平な床よりも
    上方の垂直方向の高さ位置に配置されて水が使用される
    衛生設備と、該衛生設備の下側で使用済の水を貯めるタ
    ンクとを有するリクレーション用車両において、前記床
    よりも上方の垂直方向の高さ位置に前記タンクを支持す
    るための装置を有するベースが前記床上に備えられてお
    り、前記装置は前記ベースによって少なくとも1部分が
    画成されている収納室内に配置されており、そして、前
    記装置は、前記タンクがほぼ水平方向の摺動運動を行っ
    て前記収納室に出入りできるように前記タンクを支持す
    る軌道構造体を有し、前記ベースは、前記収納室から分
    離されていて且つ前記タンクを前記タンクの垂直方向の
    高さ位置よりも低い位置に配置される設備導管通路を前
    記床と協働して形成する装置を有し、前記設備導管通路
    を通して前記1つまたはそれ以上の設備導管が敷設され
    ていることを特徴とするリクレーション用車両。
  2. 【請求項2】水平な床および垂直な外部側壁を備えた車
    体と、前記床上にあるベースにより前記床よりも上方で
    垂直方向に間隔を有する関係で支持されていて水が使用
    される衛生設備とを有し、前記ベースと前記衛生設備と
    は協働してそれらの間に収納室を画成しており、さら
    に、該収納室内にはタンクが備えられていて、該タンク
    は収納位置において前記衛生設備につながる流体通路連
    結部を有し、該流体通路連結部は着脱可能な流体シール
    継手を含み、前記収納室は前記外部側壁に隣接してお
    り、この外部側壁は前記タンクがそこを通って前記収納
    室に出入りする開口を有し、前記ベースは、前記床の垂
    直方向の高さ位置より上方において前記タンクが水平運
    動を行い前記開口を通過して前記収納室に出入りするた
    めに前記タンクを支持する装置を有し、前記着脱可能な
    流体シール継手は、前記タンクが前記収納室に出入りす
    る移動の際に前記衛生設備から分離されかつ前記衛生設
    備へ連結するように設けられていることを特徴とするリ
    クレーション用車両。
  3. 【請求項3】水が使われる衛生設備を収容する車体と、
    前記衛生設備で収容する使用済の水を貯めるタンクを収
    納する収納室と、前記衛生設備と前記タンクとの間にあ
    る流体通路とを有するリクレーション用車両において、
    前記流体通路は着脱可能な流体シール継手を有し、該着
    脱可能な流体シール継手は、前記衛生設備のフランジ部
    材および前記タンクの案内部材を有し、前記タンクが全
    体として前記収納室から出る運動に伴って前記フランジ
    部材に沿って前記案内部材が案内されて自動的に前記流
    体通路を分離するように、且つ前記タンクが全体として
    前記収納室に入る運動に伴って自動的に前記流体通路の
    シールされた連結をするように構成され且つ配置されて
    おり、前記タンクは前記着脱可能な流体シール継手の位
    置に開口を有し、前記衛生設備は、前記着脱可能な流体
    シール継手に向かって前記収納室内に突出する出口を有
    し、前記衛生設備の出口と前記タンクの開口とは、前記
    収納室内の軌道構造体により前記収納室内へ前記タンク
    が直線的に案内されることによって平行して水平方向に
    整列した状態に配置され、前記タンクが前記収納室内の
    収納位置に完全に収納された時に前記開口が前記出口に
    整合されるようになっていることを特徴とするリクレー
    ション用車両。
  4. 【請求項4】水が使用される衛生設備を有する車体と、
    前記衛生設備による使用済の水を貯めるタンクを収納す
    る収納室と、前記衛生設備と前記タンクとの間にある流
    体通路とを有するリクレーション用車両において、前記
    流体通路は着脱可能な流体シール継手を含み、該着脱可
    能な流体シール継手は、前記衛生設備のフランジ部材お
    よび前記タンクの案内部材を有し前記タンクが前記収納
    室内に全体として移動することに伴って前記フランジ部
    材に沿って前記案内部材が案内されて自動的に前記衛生
    設備に連結されるように構成され且つ配置されており、
    前記タンクは、前記着脱可能な流体シール継手の位置に
    備えられた開口と、前記タンクに備えられていて前記開
    口を開閉する弁とを有し、そして、前記タンクを操作す
    るために前記衛生設備に備えた操作装置および該操作装
    置に接続される連結装置を有し、該連結装置は、前記衛
    生設備の作動部材および前記タンクの被作動部材を有
    し、前記タンクが全体として前記収納室に出入りする移
    動に伴って前記作動部材から前記被作動部材を自動的に
    分離しかつそこに連結する分離可能な連結部を有してい
    ることを特徴とするリクレーション用車両。
  5. 【請求項5】水が使われる衛生設備と、該衛生設備での
    使用済の水を貯めるタンクとを収容する内側の占有空間
    を有するリクレーション用車両において、前記タンクは
    収納室内に収納されていて、前記収納室から取り出せな
    いように拘束するばね負荷式の掛止手段を有し、該ばね
    負荷式の掛止手段は、前記タンクを前記収納室内の収納
    位置に保持して前記タンクの動きを阻止するように拘束
    しているが、この拘束を解放し得て、前記タンクを意図
    的に前記収納室から引き出すことができるようにされて
    おり、前記タンクは前記衛生設備から前記タンク内へ通
    じる開口を開閉する弁を有し、そして、前記衛生設備に
    備えた操作装置に接続されて前記弁を開閉する連結装置
    に設けられ、前記ばね負荷式の掛止手段が解除されて
    も、前記弁が閉位置になければ、前記タンクを前記収納
    室から引き出すことを阻止する装置を備えたことを特徴
    とするリクレーション用車両。
  6. 【請求項6】水が使用される衛生設備を有する車体と、
    前記衛生設備の垂直方向の高さ位置よりも低い位置に配
    置されるタンクと、前記衛生設備からの使用済の水を前
    記タンクに流すための前記衛生設備から前記タンクに到
    る流体通路と、該流体通路を開閉するために前記タンク
    に備えられた弁ブレードとを有するリクレーション用車
    両において、前記流体通路は、前記タンクから使用済の
    水を排出するため前記車両から前記タンクを取り外せる
    ように前記タンクを前記衛生設備から分離する継手を含
    み、前記タンクは該タンクから使用済の水を排水する排
    出口を有し、該排出口は前記弁ブレードの垂直方向の高
    さ位置より低い位置に液レベルの高さ位置を画定して前
    記タンクに配置されており、前記車体は開口を有し、前
    記タンクが前記衛生設備に連結されたままで前記排出口
    を排水位置に位置決めした時に前記開口を通って前記排
    出口が突出するようになっており、もって、前記タンク
    が前記衛生設備に連結されていて前記排出口が排水位置
    にある時に、前記排水口を通して前記タンクから使用済
    の水を前記車体の外側に強制的に排出することによっ
    て、前記弁ブレードが開かれた時に前記弁ブレード高さ
    位置より上方にある使用済の水が満たされている前記タ
    ンク内を通過し得るようにされていることを特徴とする
    リクレーション用車両。
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