JP3284126B2 - スタンパー製造方法と光ディスク製造方法 - Google Patents

スタンパー製造方法と光ディスク製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)やレーザーディスク(登録商標)(LD)の
ように大量の情報が予め記録されている光ディスクの製
造方法及び当該光ディスクの製造に用いるスタンパーの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CD及びLD等のプリマスタード型の光
ディスクにおいて、情報記録面のデータ記録領域以外の
領域であるディスクの内外周の領域に、絵又は文字等の
形状のパターンに対応させて回折効果を有する微小パタ
ーンの集合体を形成することにより、絵又は文字等の形
状のパターンが光ディスクの情報再生面から目視によっ
て視認できるものがある。
【0003】しかし、この光ディスクにおいて、絵又は
文字等の形状のパターンが存在する領域にはオーディオ
データまたはビデオデータ等を記録することができず、
絵又は文字等の形状のパターンが形成された領域分だけ
収録時間が短くなる。
【0004】この課題を解決するために、絵又は文字等
の形状のパターンの領域に存在するデータピットと、該
領域を除く他の領域に存在するデータピットの形状を異
ならせることによって、これらのデータピットの形状の
違いに起因する光の干渉の違いを利用して、目視により
視認可能な絵又は文字等の形状のパターンを備える光情
報記録媒体が特開平2−179941号公報に開示され
ている。
【0005】また、前記公報には、目視により視認可能
な絵又は文字等の形状のパターンを備える光情報記録媒
体の製造方法として、記録データに対応した第1のフォ
トマスクを用いて第1の露光を行い、さらに、絵又は文
字等の形状のパターンに対応した第2のフォトマスクを
用いて第2の露光を行う方法が開示されている。また、
前記公報には、絵又は文字等の形状のパターンに対応し
た領域に存在するデータピットの形状が、他の領域のデ
ータピットの形状と異なっているフォトマスクを用いて
露光を行う方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】絵又は文字等の形状の
パターンを有するCD又はLD等の光ディスクを得るた
めには、次に示す課題がある。
【0007】(1)CD又はLDのデータピットは、
1.5μm〜1.6μmのトラックピッチで、再生信号
レベルが最大となるように、ピット幅を0.5μm〜
0.7μm程度に形成しなくてはならない。すなわち、
規格を満たすように、ピット幅が中心値±15%程度の
範囲内に収まるよう正確に制御する必要がある。
【0008】(2)図2は、従来のCDの再生信号レベ
ル及びプッシュプル信号レベルとピット深さの関係を示
す図である。図2に示すように、再生信号レベルはピッ
トの深さがλ/4(約0.2μm)で最大になるが、プ
ッシュプル信号レベルはλ/8(約0.1μm)で最大
となる。ここで、λは光ディスクの基板の屈折率を考慮
に入れた再生光の波長である。また、()内は光ディス
クの基板の屈折率を1.55、再生光の波長を780n
mとしたときの値である。再生信号レベルとプッシュプ
ル信号レベルのいずれもがCDの規格を満たすために
は、ピット深さを0.11〜0.13μmの範囲内に収
めなくてはならない。すなわち、規格を満たすように、
ピット深さを中心値±10%程度の範囲内に収まるよう
正確に制御する必要がある。
【0009】また、目視により視認可能な絵又は文字等
の形状のパターンを備えた光ディスクを得るために、従
来のCD又はLDの製造工程において、上記のフォトマ
スクを用いる方法を適用した場合には次の課題がある。
【0010】(3)露光を行うときに、フォトマスクが
フォトレジスト層に密着するためフォトレジスト層に傷
等の欠陥が発生する虞がある。半導体のチップ等と異な
り、CD又はLDのように面積が大きいものの場合、1
か所でも欠陥が発生すれば、その製品は不良品となる。
【0011】(4)フォトマスクをフォトレジスト層か
ら離して露光をする場合、フォトマスクにより光の回折
が発生し、微小なデータピットをフォトレジスト層に記
録することが困難となる。
【0012】(5)露光にレーザ光を用いる場合、レー
ザ光がマスクを透過したときに発生する収差を小さくす
るために、NA(開口数:Numerical Aperture)が低い
対物レンズを用いる必要があるが、低NAの対物レンズ
では1.0μm以下の小さなピットを記録することが困
難である。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願の請求項1記載の発明は、フォトレジスト層上
にデータピットが形成された原盤を製造する原盤製造工
程と、前記原盤の前記データピットが形成された面に電
鋳を施す電鋳工程を備えたスタンパー製造方法におい
て、前記原盤製造工程は、原盤上にフォトレジスト層を
形成するフォトレジスト層形成工程と、前記フォトレジ
スト層に絵又は文字のパターンに対応した温度差を生じ
させて加熱する加熱工程と、前記フォトレジスト層を露
光する露光工程と、前記フォトレジスト層を現像する現
像工程を備えることを特徴とする。本願の請求項2記載
の発明は、フォトレジスト層上にデータピットが形成さ
れた原盤を製造する原盤製造工程と、前記原盤の前記デ
ータピットが形成された面に電鋳を施し前記データピッ
トが転写されたスタンパーを製造するスタンパー製造工
程と、前記スタンパーを用いて射出成形を行い前記デー
タピットが転写されたレプリカを得るレプリカ製造工程
と、前記レプリカの前記データピットが転写された面に
反射膜を形成する反射膜形成工程とを備えた光ディスク
製造方法において、前記原盤製造工程は、原盤上にフォ
トレジスト層を形成するフォトレジスト層形成工程と、
前記フォトレジスト層に絵又は文字のパターンに対応し
た温度差を生じさせるように加熱する加熱工程と、前記
フォトレジスト層を露光する露光工程と、前記フォトレ
ジスト層を現像する現像工程を備えることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】本発明は、CD又はLD等の光ディスクの任意
の記録データ領域のピット形状を微小変化させるため
に、フォトレジストの露光感度が加熱温度によって変化
するという特性を利用する。
【0015】一般に、CD又はLD等の光ディスクは次
のような製造方法により製造される。ガラス原盤上にフ
ォトレジスト層を形成後、フォトレジスト層を露光、現
像処理することで、ガラス原盤にデータピットを形成す
る。このガラス原盤をマスターとし、スタンパーを作製
し(マスターをスタンパーとする場合もある)、このス
タンパーを用いて樹脂の射出成形を行いレプリカを作製
する。さらに、レプリカにアルミニウム反射膜を形成す
る。
【0016】ここで、フォトレジスト層をガラス原盤上
に形成した後、フォトレジスト層の安定化、残留溶媒の
除去、感度調整等の目的でプリベーキングという加熱処
理を施している。
【0017】フォトレジストは、ある温度以上に加熱さ
れると感光基が分解し、露光感度が低下するという特性
を有している。この特性を利用して、特定の領域におい
てプリベーキング温度を変え、フォトレジストの露光感
度をその領域だけ変化させれば、その領域におけるデー
タピットは、他の領域のデータピットと比較して形状
(段差、大きさ)が異なって形成される。
【0018】ここで、任意の絵又は文字等の形状のパタ
ーンに対応させて温度差が生じるようにプリベーキング
することにより、データピットの形状を絵又は文字等の
形状のパターンに対応させて微小変化させることができ
る。
【0019】図3は、フォトレジスト中の感光基が熱分
解することにより生成する窒素のイオン濃度の熱処理温
度依存性の一例を示した図である。90℃付近の温度か
ら感光基の熱分解に伴う窒素が発生し始め、135℃付
近で窒素のイオン濃度は最大となり、155℃で全ての
感光基が分解し、窒素の発生が無くなる。
【0020】このように熱処理温度を調節することによ
り、フォトレジスト中の感光基量を制御できるため、任
意の露光感度を選択することができ、微小なピット形状
の正確な制御を行うことができる。
【0021】
【実施例】本発明による原盤加熱装置の一例を図を用い
て説明する。図1は本発明の加熱原盤装置によるプリベ
ーキング処理の一実施例を示す模式図である。ホットプ
レート1上に、図4に示すような絵又は文字等のパター
ンに対応した開口部又は閉口部6を有するマスク2を設
置する。
【0022】マスク2は金、銀、銅又はアルミニウム等
の金属若しくはフッ素樹脂、シリコン樹脂等の耐熱性樹
脂等の平板をエッチング等の手法を用い、絵又は文字等
のパターンに対応した開口部又は閉口部6を形成するよ
うに加工したものである。絵又は文字等のパターン部を
閉口部とする場合は、パターンの一部がリング状の外周
部に連結するようにすればよい。
【0023】ホットプレート1にてプリベーキングする
際に、マスク2をホットプレート1上に設置することに
より、絵又は文字等のパターンに対応した開口部又は閉
口部6と対応するフォトレジスト層5の領域と、他のフ
ォトレジスト層5の領域の間に温度差が生じる。
【0024】本実施例では、マスク2による温度差の影
響をフォトレジスト層5が受けやすいように、フォトレ
ジスト層5が形成されたガラス原盤4は、フォトレジス
ト層5をホットプレート1の加熱面に向けるように設置
される。フォトレジスト層5がマスク2と接触して傷が
つかないように、ガラス原盤4の最外周部を支持するス
ペーサ3を設置する。ここで、マスク2による温度差の
影響が小さくならないように、マスク2とフォトレジス
ト層5の間隔は0.5mm以下とし、かつ、前記フォト
レジスト層5とマスク2は密着しないようにした。
【0025】ここで、熱源はホットプレート1に限るも
のではなく、ヒーター又は熱線等、フォトレジスト層5
全面に均一に熱を与えるものであればよい。ただし、い
ずれの場合もマスク2をフォトレジスト層5に密着させ
ないように設置する必要がある。
【0026】プリベーキング温度は、使用するフォトレ
ジストの種類で若干異なるが、マスク2によって与えら
れた熱によってフォトレジスト層5の高温領域の温度
が、フォトレジスト中の残留溶媒が蒸発しかつ感光基の
熱分解が発生する90〜150℃の温度範囲、好ましく
は、100〜130℃の温度範囲になるように調整され
る。
【0027】また、マスク2の厚さは、その材質及びプ
リベーキング温度等により異なるが、マスク2によって
与えられた熱によって熱せられたフォトレジスト層5の
低温領域の温度が、前記高温領域の温度よりも20℃以
内、好ましくは10℃程度低くなるように調整される。
【0028】通常プリベーキング工程に費やされる時間
はおおよそ90秒程度としているため、この時間内で十
分にフォトレジスト層5を所定の温度に加熱するため
に、マスク2の材料には熱伝導率の高い金、銀、銅又は
アルミニウムを用い、マスク2の厚さは0.3mmから
1.0mm程度とすることが好ましい。
【0029】前記温度差をフォトレジスト層5に生じさ
せれば、一定パワーの露光及び現像を施しても、絵又は
文字等の形状のパターンに対応したフォトレジスト層5
の領域のピットと、フォトレジスト層5のその他の領域
のピットとの幅の変化量を中心値±15%以内、深さ又
は高さの変化量を中心値±10%以内に収めることがで
き、CD又はLD等の規格を満たす光ディスクを得るこ
とができる。
【0030】さらに、フォトレジスト層5の温度をさら
に正確に制御する実施例として、フォトレジスト層5中
の残留溶媒が蒸発し、かつ感光基が分解しない80℃か
ら90℃の温度でフォトレジスト層5を充分に加熱し、
マスク2の絵又は文字等のパターンに対応した開口部又
は閉口部6の部分を選択的に赤外線等の熱線等でフォト
レジスト層5中の感光基が分解する100℃から110
℃程度の温度に加熱する方法もある。
【0031】以上のように、本発明による原盤加熱装置
を用いて、フォトレジスト層5を形成したガラス原盤4
を加熱すると、マスク2の絵又は文字等のパターンに対
応した開口部又は閉口部6となっている領域に対応する
フォトレジスト層5の温度が上昇し、感光基が熱分解し
て減少し、露光感度が低下するため、その後、一定の露
光条件及び一定の現像条件の工程によっても、絵又は文
字等の形状のパターンに対応させてデータピットの形状
を変化させることができる。
【0032】図5は、本発明による原盤加熱装置を用い
た場合のCD、LD等の光ディスクの製造工程を示した
フローチャートである。
【0033】以下、本発明による原盤加熱装置を用い
て、絵又は文字等の形状のパターンが形成された光ディ
スク原盤13、光ディスクスタンパー9及び光ディスク
15を製造した実施例を示す。
【0034】(実施例1)図5の工程aに示すように、
直径20cm、厚さ6mmの平滑なガラス原盤4上に、
酢酸セロソルブで10%に希釈したフォトレジストを、
スピンコータにより160rpmで回転塗布し、膜厚
0.12μmのフォトレジスト層5を形成した。
【0035】次に、図5の工程bに示すように、エッチ
ングにより形成した2cm四方の大きさのAの文字が、
絵又は文字等のパターンに対応した閉口部6となってい
る直径20cm、厚さ0.5mmの銅製のマスク2をホ
ットプレート1上に設置し、その上にガラス原盤4の直
径19.5mm以上の外周部を支持するリング状で耐熱
性樹脂製のスペーサ3を取り付け、ガラス原盤4をフォ
トレジスト層5が加熱面に向くように設置した。
【0036】このときホットプレート1とフォトレジス
ト層5の間隔は0.5mmであった。ホットプレート1
を115℃に加熱したところ、フォトレジスト層5の前
記Aの文字に対応する領域の温度は112℃であり、そ
の他の領域は100℃であった。この状態で90秒間加
熱し、その後ガラス原盤4を取り外した。
【0037】以上のようにプリベーキング処理したガラ
ス原盤4を、図5の工程cに示すように、He−Neレ
ーザが搭載された原盤カッティング装置に取り付け、音
楽信号を記録パワー1.5mWで記録した。
【0038】続いて、ガラス原盤4を現像装置に設置
し、回転させながら現像液を塗布し、回折光をモニター
しながら、図5の工程dに示すように、露光された部分
のフォトレジストを溶解して除去した。規定の回折光強
度が得られた時点で現像を停止し、洗浄液で洗浄し、図
5の工程eに示すように、ガラス原盤4を80℃で30
分間ポストベーキング処理して乾燥させた。
【0039】ガラス原盤4のフォトレジスト層5上に凹
部としてデータピット7が形成され、前記Aの文字が目
視により視認できる光ディスク原盤13を得た。
【0040】光ディスク原盤13に形成されたデータピ
ット7の大きさを接触式表面粗さ計で測定した。前記A
の文字に対応する領域に存在するデータピット7の形状
は、幅0.55μm、深さ0.11μmであった。一
方、上記Aの文字に対応する領域以外の領域に存在する
データピット7の形状は、幅0.60μm、深さ0.1
2μmであった。
【0041】図5の工程fに示すように、ポストベーキ
ング処理したガラス原盤4のフォトレジスト層5の表面
にスパッタリングによりニッケル導電膜8を70nmも
膜厚で形成した。
【0042】次に、図5の工程gのように、この面にニ
ッケル層の電鋳を行って、0.5mm厚の光ディスクス
タンパー9を得た。ここで、前記Aの文字に対応する領
域に存在する凸部であるデータピット15の形状は幅
0.55μm、高さ0.11μmであった。一方、前記
Aの文字に対応する領域以外の領域に存在するデータピ
ット15の形状は幅0.60μm、高さ0.12μmで
あった。
【0043】光ディスクスタンパー9の内外周を所定の
大きさに加工して射出成形機に取り付け、図5の工程h
に示すように、射出成形を行うことにより直径12c
m、厚さ1.2mmのポリカーボネート樹脂のレプリカ
10を得た。レプリカ10の表面にはデータピット16
である凹部が形成され、目視により前記Aの文字が視認
できた。
【0044】レプリカ10に形成されたデータピット1
6を接触式表面粗さ計を用いて検査したところ、前記A
の文字に対応する領域に存在するデータピット16の形
状は、幅0.55μm、深さ0.11μmであった。一
方、前記Aの文字に対応する領域以外の領域に存在する
データピット16の形状は、幅0.60μm、深さ0.
12μmであった。
【0045】レプリカ10のデータピット16が形成さ
れた面に、図5の工程iに示すようにスパッタリングに
より反射層11を70nmの膜厚で形成し、さらにその
上に紫外線硬化樹脂の保護層12を3μmの膜厚で形成
し、光ディスク14を得た。
【0046】光ディスク14を情報再生面側から目視し
たところ、前記Aの文字が明瞭に識別できた。また、検
査用CDプレーヤによって、光ディスク14の再生信号
強度、プッシュプル信号強度又はラジアルコントラスト
等の規格で定められているピット形状に係る項目を測定
したところ、全ての規格値を満たしていた。また、光デ
ィスク14を市販のCDプレーヤで再生したところ、通
常のCDと何等変わることなく再生することができた。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明のスタンパー製造
方法及び光ディスク製造方法によれば、従来のスタンパ
ー及び光ディスクの製造工程を殆ど変化させることな
く、目視により識別可能な絵又は文字等のパターンをデ
ータ領域に記録したスタンパーを製造することができ
る。また、本発明の光ディスク製造方法によれば、CD
及びLD等の規格を満足し、かつ、目視により識別可能
な絵又は文字等のパターンをデータ領域に記録したCD
又はLDを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱原盤装置によるプリベーキング処
理の一実施例を示す模式図。
【図2】従来のCDの再生信号レベル及びプッシュプル
信号レベルとピット深さの関係を示す図。
【図3】フォトレジスト中の感光基が熱分解することに
より生成する窒素のイオン濃度の熱処理温度依存性の一
例を示した図。
【図4】本発明による絵又は文字等の任意のパターンに
対応した開口部又は閉口部を有するマスクを示す模式
図。
【図5】本発明による原盤加熱装置を用いた場合のC
D、LD等の光ディスクの製造工程を示したフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 ホットプレート 2 マスク 3 スペーサ 4 ガラス原盤 5 フォトレジスト層 6 絵又は文字等のパターンに対応した開口部又は閉口
部 7 データピット 8 ニッケル導電膜 9 光ディスクスタンパー 10 レプリカ 11 反射層 12 保護層 13 光ディスク原盤 14 光ディスク 15 データピット 16 データピット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−70940(JP,A) 特開 昭62−102446(JP,A) 特開 昭59−177739(JP,A) 特開 平2−20884(JP,A) 特開 平6−36514(JP,A) 特開 平4−327912(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/26

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォトレジスト層上にデータピットが形成
    された原盤を製造する原盤製造工程と、前記原盤の前記
    データピットが形成された面に電鋳を施す電鋳工程を備
    えたスタンパー製造方法において、 前記原盤製造工程は、 原盤上にフォトレジスト層を形成するフォトレジスト層
    形成工程と、前記フォトレジスト層に絵又は文字のパタ
    ーンに対応した温度差を生じさて加熱する加熱工程と、
    前記フォトレジスト層を露光する露光工程と、前記フォ
    トレジスト層を現像する現像工程とを備えることを特徴
    とするスタンパー製造方法。
  2. 【請求項2】フォトレジスト層上にデータピットが形成
    された原盤を製造する原盤製造工程と、前記原盤の前記
    データピットが形成された面に電鋳を施し前記データピ
    ットが転写されたスタンパーを製造するスタンパー製造
    工程と、前記スタンパーを用いて射出成形を行い前記デ
    ータピットが転写されたレプリカを製造するレプリカ製
    造工程と、前記レプリカの前記データピットが転写され
    た面に反射膜を形成する反射膜形成工程とを備えた光デ
    ィスク製造方法において、 前記原盤製造工程は、 原盤上にフォトレジスト層を形成するフォトレジスト層
    形成工程と、前記フォトレジスト層に絵又は文字のパタ
    ーンに対応した温度差を生じさて加熱する加熱工程と、
    前記フォトレジスト層を露光する露光工程と、前記フォ
    トレジスト層を現像する現像工程とを備えることを特徴
    とする光ディスク製造方法。
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