JP3284016B2 - 非特異的反応抑制剤 - Google Patents

非特異的反応抑制剤

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    • Y10S436/826Additives, e.g. buffers, diluents, preservatives

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イムノアッセイ用の非
特異的反応抑制剤に関するものである。詳しくは、本発
明は、イムノアッセイに加えたとき、非特異的な相互作
用を顕著に減少させるかまたは消失させることによって
免疫反応体−相補的免疫反応体の相互作用の程度に関す
る定量的測定の精度および信頼性を改善する第二および
第三アミンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】イムノアッセイは、抗原、抗体等の検出
および/または定量技術であり、そして当該技術分野で
良く知られている。イムノアッセイは実験免疫学のハン
ドブック(Handbook of Experimental Immunology)1
〜4巻、ブラックウエル サイエンティフィック(Black
well Scientific)に記載されている。また、イムノア
ッセイを記載している米国特許として、4,203,7
24、4,590,156、4,716,123、4,
772,550、4,851,329、4,960,6
92および5,100,805の各号特許明細書が挙げ
られる。
【0003】非標識イムノアッセイは、抗原−抗体複合
体を検出するためには大きな複合体が形成されなければ
ならないので、感度が制限されている。非標識試薬アッ
セイの例には免疫沈降法、凝集法および光散乱技術があ
る。標識試薬イムノアッセイには放射性同位元素、蛍光
物(fluorophore)等で標識した試薬が含まれる。
【0004】イムノアッセイは、大まかには2つの共通
群、すなわち 試薬観察と分析対象物(analyte)観察と
に分けられる(Ekins, R.、Immunoassay for the Eight
ies、University Press、メリーランド州バルチモア、
1981年)。
【0005】試薬を観察するイムノアッセイでは、検出
すべき分析対象物と過剰に存在する相補的免疫反応性物
を結合させる。この例にはサンドイッチアッセイ等が含
まれる。分析対象物を観察するイムノアッセイでは、測
定すべき分析対象物が標識され、そして過剰に存在して
いる。ラジオイムノアッセイ(RIA)はこのタイプの
アッセイの形態を示し、分析対象物が放射性同位元素で
標識されている。
【0006】エンザイムイムノアッセイ(EIA)は、
酵素反応測定法を使用して免疫反応体−相補的免疫反応
体(即ち、抗原−抗体)反応を測定する。EIAは、一
部には放射性同位元素を必要としないため、臨床研究室
で最近急速に発展してきた。現在のEIA法には、分離
段階を有していない(シグナルが免疫反応体−相補的免
疫反応体の反応後に発現するため)ホモジニアスアッセ
イが含まれる。
【0007】イムノアッセイは一般的に、どの免疫反応
体(抗原または抗体)を測定するのか、どの反応体を標
識するのか、競合法を使用するのかまたは非競合法を使
用するのか、そして結合および遊離反応体(もしあれ
ば)の分離にどんな方法を使用するのかに基づいて分類
されるが、全てのイムノアッセイは、究極的には少なく
とも1つの免疫反応体−相補的免疫反応体複合体の形成
に依拠している。
【0008】イムノアッセイはこの複合体形成の検出、
モニターおよび/または定量をするように設計され、そ
して好ましくは所定の試料中の標的物の量を測定する手
段を提供する。複合体を形成させるために、一般的には
免疫反応体をビーズ、プレート等の表面に結合させ、そ
して次にこの表面を相補的免疫反応体の溶液と接触させ
る。固形支持体上への免疫反応体の固定化は当該技術分
野で良く知られており、そして例えば、ハーマンソン
(Hermanson)等の固定化アフィニティーリガンド技術
(Immobilized Affinity Ligand Techniques、1992
年)並びに米国特許4,203,724、4,716,
123、4,772,550、4,851,329、
4,960,692、および5,100,805号に記
載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】イムノアッセイは感度
が良いため分析対象物の測定で人気のある技術になって
いるが、イムノアッセイでは、上述した所望の免疫反応
体−相補的免疫反応体の反応に加えて、分析対象物の存
在および/または濃度の測定を妨げる非特異的な反応が
起こる。これらの非特異的反応は当該技術分野で良く知
られており、そして例えば、L. M. ボスカート(Boscat
o)等のClin. Chem.、32/8、1986年; H.C. バイジャ
(Vaidya)等のClin. Chem.、38/9、1992年; およびC.
チャン(Chang)等のClin. Chem.、33/6、1987年に記
載されている。
【0010】非特異的反応は、試験されている試料に存
在する分析対象物でない抗体結合物質から、または、標
識されもしくは標識されていない分析対象物と固形の免
疫反応体支持体等との相互作用等により、起こることが
ある。過去には、非特異的な相互作用を最少にするため
にウシ血清アルブミン等が使用されていた。しかしなが
ら、非特異的反応はイムノアッセイ技術における問題と
して残っている。
【0011】本発明の目的は、イムノアッセイで生じる
非特異的反応を抑制し消失させる方法を提供すること、
非特異的免疫反応抑制剤を含有する分析対象物の溶液を
提供すること、溶媒と非特異的反応抑制剤と免疫反応体
が結合した固形支持体とを含む組成物を提供すること、
表面に免疫反応体と非特異的反応抑制剤が被覆した固形
支持体を提供すること、及び非特異的反応抑制剤および
免疫反応体を含む診断キットを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、特定の第二および第三アミンを非特異的反応
抑制剤として使用することにより、上記目的を達成しう
ることを見出し、本発明に到達した。
【0013】すなわち、本発明の要旨は、免疫反応体で
感作した固形支持体と、下記一般式で表される非特異的
反応抑制剤またはその酸付加塩とを含む組成物、に存す
る。
【0014】
【化10】
【0015】(式中、Xは−NH−(CO)−NH−、−
NH−(CS)−NH−、
【0016】
【化11】
【0017】または−N=C=N−である。R1とR
2は、同一または異なっていてもよいC1〜C5の線状若
しくは分枝状アルキル基であるか、またはR1とR2が窒
素と一緒になって
【0018】
【化12】
【0019】であるか若しくはそのメト−p−トルエン
スルホネート塩である。YはH、OHおよびハロゲンの
いずれかであり、同一または異なっていてもよい。R3
は−NR12、−NH2、−CHY、シクロヘキシルま
たはHであり、 mは0から5までの整数であり、 p
は0から5までの整数であり、nは0または1である。
【0020】但し、nが1の場合はmとpの少なくとも
1つは少なくとも1であり、m=n=p=0の場合はR
3はHまたは−CH2Yである。)ここで、その酸付加塩
としては、特にそれらのHCl塩、リン酸塩または硫酸
塩が好ましい。
【0021】これらの第二および第三アミンは、m個お
よびp個のメチレンのいずれかまたは全てがH、OHお
よびハロゲンの任意の組合せで置換されていることがで
き、また、これらにはm=n=p=0であり且つR3
例えばHまたはメチルである化合物、mと任意にnおよ
び任意にpが0でなく且つR3がHまたは−CH2Yであ
る化合物等が含まれる。
【0022】上記化合物の幾つかはペプチドの製造に有
用なカルボジイミドの加水分解生成物である。J. C. シ
ーハン(Sheehan)等のJ. Org. Chem.、26、2525、1961
年およびJ. V. スタロス(Staros)等のAnal. Bioche
m.、156、220、1986年を参照。
【0023】特に好ましい非特異的反応抑制剤として
は、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
ウレア(EDU)、即ち上記式中、R1=R2=メチル、
Y=H、m=3、n=1、p=1であり且つR3=メチ
ルである化合物、及び1−シクロヘキシル−3−(2−
モルホリノエチル)カルボジイミド−メト−p−トルエ
ンスルホネート(CMC)が挙げられる。これらの化合
物およびそれらの加水分解生成物はイムノアッセイ、特
に免疫反応体が共有結合または吸着によって固形支持体
に結合しているイムノアッセイにおいて、非特異的反応
を抑制するのに有用である。
【0024】本発明の非特異的反応抑制剤は一般に市販
で入手可能であり、また当業者に良く知られている簡単
な有機反応により製造され、それは例えば、有機化学序
説(Introduction to Organic Chemistry)、A. ストレ
イトビーザー(Streitwieser)およびC. ヒースコック
(Heathcock), マクミラン(Macmillan)、1976年; 有
機合成用試薬(Reagents for Organic Synthesis)、フ
ァイザー アンド フィーザー(Feiser and Fieser)、
ジョーン ウィリー アンド サンズ(John Wiley and So
ns)、1967年およびその後の巻; 有機合成概論(Survey
of Organic Syntheses)、ジョーン ウィリー アン
ド サンズ、IおよびII巻,1970年; 並びに高等有機化
学(Advanced Organic Chemistry)、マーチ(Marc
h)、ウィリー、1985年、において説明されている。例
えば、ウレア化合物(−NH−CO−NH−)はカルボ
ジイミド(−N=C=N−)化合物の加水分解によって
製造することができる。
【0025】上記式で記載された本願発明の非特異的反
応抑制剤は単独または組み合わせて使用することがで
き、また、試験すべき試料(即ち、分析対象物)または
固形支持体に任意に吸着されるか若しくは共有結合され
た既知の免疫反応体に添加することができる。更に、本
発明の非特異的反応抑制剤は、ウシ血清アルブミンのよ
うな慣用の非特異的反応抑制剤と組み合わせて使用する
こともできる。
【0026】本願発明の特に好ましい実施態様として
は、先ず免疫反応体を例えば1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−カルボジイミド塩酸塩(ED
C)またはCMC等のカルボジイミド試薬を使用して基
質に結合させて行うイムノアッセイ反応において、上記
式による化合物を非特異的反応抑制として用いる場合が
挙げられる。
【0027】本願発明の更に好ましい実施態様として
は、使用される非特異的反応抑制剤が、免疫反応体を固
形支持体に結合する際に使用されるカルボジイミドの加
水分解生成物である場合が挙げられる。
【0028】本発明における非特異的イムノアッセイ反
応を抑制するのに有用な非特異的反応抑制剤の量は、イ
ムノアッセイ溶液の総容量、試験すべき試料の溶液容
量、または溶媒に懸濁した免疫反応体で感作した固形支
持体の溶液容量に基づいて、0.1から300mM、好
ましくは0.5から50mM、更に好ましくは1.25
から25mMまでである。
【0029】本発明の非特異的反応抑制剤は免疫反応体
と測定される分析対象物のいずれかまたは両方に対し
て、複合体が形成される前に添加する。固形支持体に吸
着されるか共有結合した免疫反応体に添加するときに
は、好ましくは、免疫反応を行わせる前に1〜20分間
インキュベートする。
【0030】本発明では、免疫反応体は、タンパク質ま
たは合成若しくは天然ポリマー等のような他の分子等に
任意に共有結合等で結合した任意の抗原または抗体を意
味し、相補的免疫反応体は、合成または天然ポリマーの
ような他の分子等に任意に共有結合で結合し、免疫反応
体と特異的に結合し得る任意の抗体または抗原を意味す
る。一般に、免疫反応体は探査または定量されるもので
あり、相補的免疫反応体は免疫反応体を検出または定量
するために使用される既知のものである。しかしなが
ら、或る種のイムノアッセイ等はこのような配合を必要
としないことがある。
【0031】免疫反応体および相補的免疫反応体の例に
は次のものがある: AFP(アルファ−フェトプロテイン) ベータ−2−ミクログロブリン CEA(癌胎児性抗原) フェリチン CA19−9(糖質抗原19−9) PAP(前立腺酸性ホスファターゼ) PSA(前立腺特異性抗原) CRP(C−反応性タンパク質) Mb(ミオグロビン) RF(リウマチ様因子) ASO(抗ストレプトリジン−O) FDP(フィブリン分解生成物) 抗トロンビンIII プラスミノーゲン アルファ−2−プラスミンインヒビター D−二量体(フィブリン分解生成物D−フラグメント二
量体) IgG(免疫グロブリンG) IgA(免疫グロブリンA) IgM(免疫グロブリンM) IgE(免疫グロブリンE) C3(補体第3成分) C4(補体第4成分) 尿アルブミン hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン) hPL(ヒト胎盤性ラクトゲン) インスリン HBs抗原(B型肝炎表面抗原) HBs抗体(抗B型肝炎表面抗原抗体) HBc抗体(抗B型肝炎コア抗原抗体) HCV抗体(抗C型肝炎ウイルス抗体) トレポネーマ(抗梅毒トレポネーマ抗体) TSH(甲状腺刺激ホルモン) LH(黄体形成ホルモン) FSH(卵胞刺激ホルモン) ジゴキシン ジギトキシン キニジン プロカインアミド NAPA(N−アセチルプロカインアミド) テオフィリン フェニトイン フェノバルビタール カルバマゼピン バルプロン酸 エトスクシイミド ゲンタマイシン トブラマイシン アミカシン バンコマイシン シクロスポリン−A B12(ビタミンB12) 葉酸 T3(トリヨードチロニン) T4(チロキシン) エストロゲン 免疫反応体と相補的免疫反応体は、これらのいずれかま
たは両方が固形支持体に吸着されてまたは共有結合で結
合していてもよく、またそれらのいずれもが結合してい
なくてもよい。そして事実、上記のものは全て、イムノ
アッセイでのそれらの役割に従って、免疫反応体または
相補的免疫反応体のどちらと呼ぶこともできる。対合す
ることが重要であり、名称は重要でなく、そして本発明
において免疫反応体とだけ言及する場合、上記のものお
よびそれに類似する既知のもののうち任意のものを意味
する。勿論、上記したものに相補的な全ての免疫反応体
が本発明に含まれる。表面に免疫反応体等を有する固形
支持体等は感作した固形支持体として記載される。固形
支持体を使用しない場合、既知の免疫反応体を含有する
溶液は感作した溶液として記載する。
【0032】現在知られているイムノアッセイは全て上
記の非特異的反応抑制剤を使用して改良することができ
る。特に、血球凝集若しくはラテックス凝集試験のよう
な免疫凝集アッセイ、固体相吸着イムノアッセイ、また
はラジオイムノアッセイ(RIA)、酵素イムノアッセ
イ(EIA)および蛍光イムノアッセイ(FIA)のよ
うな標識抗原/抗体固体相イムノアッセイ等は本発明の
非特異的反応抑制剤を使用することによって改良され
る。他の有用なイムノアッセイには化学発光アッセイ、
免疫クロマトグラフィー、イムノセンシング、イムノデ
ィフラクショングレイティング法等が含まれる。
【0033】
【実施例】以下に実施例を用いて本発明を説明するが、
本発明は、その要旨を逸脱しない限り、これらの実施例
により何ら限定されるものではない。
【0034】<実施例1> [ジゴキシン微粒子試薬の調製]ジゴキシン粒子試薬
は、バイオケミストリー(Biochemistry)、9、331(1
970年)におけるT. W. スミス(Smith)等の方法に従っ
てジゴキシン−ヒト血清アルブミン(ジゴキシン−HS
A)接合体から製造された。ジゴキシン試薬は0.29
2μmの直径を有するカルボキシレート導入型ラテック
ス粒子にカップリングさせるが、そのラテックス粒子
は、先ず混合床式イオン交換樹脂(Bio Rad AG501−X
8)中室温で2時間撹拌しながらイオン交換に付し、該
イオン交換後にラテックス粒子をろ過することによりカ
ップリングしうる状態にした。
【0035】50mlのポリカーボネート製遠心管に
0.1M重炭酸塩緩衝液(pH8.0)50ml、およ
び上記ラテックス粒子の10重量%粒子懸濁液5mlを
加えた。粒子は反応前に撹拌しながら37℃で10分間
インキュベートした。
【0036】次に、水に新たに溶解した88mg/ml
の1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−
カルボジイミド塩酸塩(EDC)5mlを上記混合物に
加え、そして10分間放置した。その後、これに10m
g/mlのジゴキシン−HSA接合体2.5mlを激し
く撹拌しながら加え、10分間インキュベートした。5
00mMのグリシン緩衝液(pH8.5)5mlを添加
してカップリングを停止させた。更に10分間インキュ
ベーションを行って反応を確実に完了させた。
【0037】ジゴキシン−HSA接合体がカップリング
されたラテックスを26000×gで20分間遠心した
後、上清を捨て、ペレットに水25mlを加えた。激し
く撹拌してペレットを再度懸濁させた。洗浄を4回繰り
返し、最後の再懸濁洗浄段階で、0.05%のアジ化ナ
トリウム溶液を保存液として使用した。最後に、ラテッ
クス懸濁物を超音波処理し、所望の使用濃度(通常は、
0.1〜0.4重量%)に希釈した。
【0038】[抗ジゴキシン抗体緩衝液試薬組成物]水
に2MのEDCを溶解し、続いて加水分解することによ
ってEDU溶液を製造した。そして、加水分解を確認し
た後に下表1に示した量の試薬に加えた。
【0039】水に下記材料を溶解し、塩酸でpHを調整
して抗ジゴキシン抗体試薬を製造した。
【0040】
【表1】 表1 ──────────────────────────────────── 3.68% NaCl 200mM トリス−(ヒドロキシ)−アミノメタン(pH7.5) 1.2% デキストラン硫酸ナトリウム 8.0% 塩化コリン 25mM EDU 1mg/ml HSA(ヒト血清アルブミン) 0.05% アジ化ナトリウム 1:120,000 希釈した抗ジゴキシンモノクローナル抗体 (Beckmanから入手(好ましくは最後に添加する)) ────────────────────────────────────
【0041】[試料を評価するアッセイ条件]LPIA
−100装置(濁度を時間の関数として測定するイムノ
アッセイ分析機、Mitsubishi Kasei Corporation製)を
以下に記載した条件で試験用に使用した。最初に、0、
1、2、3および5ng/mlのジゴキシン(Roche Di
agnostic Systems)を有する検量体を使用して検量線を
作成した。
【0042】次に、ラジオイムノアッセイ(RIA、Di
nabbott Corp.、日本)で既に評価され、約0から3n
g/mlまでの濃度を有することが測定されていた20
0個のジゴキシン血清試料をLPIA−100装置で評
価し、LPIA装置により測定された反応速度のデータ
を既知(RIAによって)のジゴキシン濃度(溶液中に
EDU(25mM)を有するものおよび有していないも
のの両方)に対してプロットし、このプロットを検量線
と比較した。
【0043】波長 650 nm 試料容量 10 μl プッシング緩衝液 50 μl 抗体試薬 200 μl ラテックス試薬 40 μl
【0044】[試験結果]図1〜5にEDUを添加しな
かった場合、および図6〜10にEDUを添加した場合
のデータを示した。図1〜5及び図6〜10において、
図1と図6、図2と図7等を比較することによって分か
るように、EDUの添加によってLPIA−100のデ
ータ分布に劇的な改良が生じた。 即ち、この試料デー
タ分布はEDUの存在下で一層はるかに正確となり且つ
信頼できるものとなった。特に、検量線から著しくはず
れた試料は無くなり、そして試料の精度および信頼性が
改良された。なお、5つのグラフ図1〜5及び図6〜1
0は、共に200個の点−1つのグラフ当たり40個の
点−を示すために使用しされ、各点は全てのデータをよ
り良く示し且つ重複を避けるため任意に5つのグラフに
割り当てたものである。
【0045】<実施例2>本発明の非特異的反応抑制剤
が免疫反応体−相補的免疫反応体の特異的な反応には影
響しないかまたは僅かしか影響しないが、一方非特異的
反応は消失または減少させることを示すために、以下の
実験を実施した。
【0046】[抗HBs 抗体F(ab')2 で被覆したラ
テックス粒子試薬の調製]抗B型肝炎表面抗原(HB
s)抗体のIgGフラクションをペプシンで消化し、次
にセファクリル(Sephacryl)(登録商標)S−200
ゲルろ過カラムクロマトグラフィーで精製して該抗体の
F(ab')2 フラグメントを得た。
【0047】F(ab')2 は0.1Mのトリス緩衝液
(pH8)中でポリスチレンラテックス粒子と混合し、
次にこの混合物を遠心し、そして上清液をウシ血清アル
ブミン(BSA)溶液と取り替えて粒子を安定させた。
【0048】遠心して数回洗浄した後、最終的には粒子
ペレットを保存液に再懸濁しそして超音波処理し、抗H
Bs 抗体ラテックス粒子試薬として使用しうる状態と
した。
【0049】[試料評価のアッセイ条件]上記粒子は、
抗体試薬の代わりにトリス−塩酸緩衝溶液(pH8.
2)を使用し且つ波長を950nmとした他は実施例1
と同様にして、LPIA−100装置を使用して以下の
実験に従って評価した。
【0050】[実験] 1.非特異的凝集試料のスクリーニング。 RIAによってHBs抗原で陰性であることが別個に確
認された幾つかの正常な血清標本を、EDU無しでLP
IAで試験し、非特異的反応を示す試料(即ち、偽陽性
結果を示す試料; 試料2、8、11および14)を選択
した。
【0051】次に、選択した偽陽性試料(即ち、非特異
相互作用を有する試料)を0、50および100mMの
EDUの存在下でインキュベーションした後、LPIA
で再度分析して調べた。図11にその結果を示す。
【0052】最後に、イムノアッセイの反応性に与える
EDUの効果は、EDUが非特異的反応に対して特異的
であったかどうか、またはEDUが試薬の反応性を単に
低下させただけであったかどうかを決定するためにHB
s表面抗原検量標準品を用いて調べた。
【0053】既知量のHBs表面抗原および種々の濃度
のEDUを有する試料をEDU無しで作成した検量線に
対して試験した。100mM EDUの場合であって
も、15%の反応性低下しか認められなかった。
【0054】上記実験に基づくと、EDUは非特異的凝
集に対して強い防止効果を有しており、そして免疫反応
体−相補的免疫反応体の特異的な相互作用には影響しな
いかまたは僅かな程度しか影響しないことが明らかであ
る。
【0055】<実施例3> [ヒト血清アルブミン(HSA)で被覆したマイクロプ
レートの調製]カルボキシレート導入型マイクロプレー
ト(住友ベークライト)を当該技術分野で既知の方法に
よってEDCを使用してHSAで感作した。
【0056】[添加したEDUの効果を評価するアッセ
イシステム]実施例1に記載したジゴキシン非特異的反
応スクリーニング(EDUを添加していない)から得た
非特異的反応を示す6つの検量線からはずれた試料(試
料5、7、18、38、46および65)と2つの正常
な(検量線からはずれていない)試料(NC1およびN
C2)を次のようにして試験した:30倍希釈の血清試
料をマイクロプレートと共に60分間インキュベートし
た。数回洗浄した後、3000倍希釈したウサギ抗ヒト
免疫グロブリン抗体を上記プレートと60分間反応させ
た。再度、プレートを数回洗浄し、次にアルカリホスフ
ァターゼ標識ヤギ抗ウサギ免疫グロブリンをプレート中
で60分間反応させた。
【0057】最後の洗浄の後、アルカリホスファターゼ
用の発色基質溶液をプレートに加え、そしてヒト免疫グ
ロブリンの存在および量を色の強度に従って検出した。
EDUを添加した効果は、50mM EDUを含有する
希釈剤で試料を希釈して試験した。
【0058】[結果]図12に見られるように、検量線
からはずれた試料(非特異的反応試料)の場合には、E
DUを添加すると相対的に高い免疫グロブリンとマイク
ロプレートの結合が顕著に減少した。正常な試料はED
U無しで低い免疫グロブリン結合を示し、そしてEDU
の存在下であまり変化しなかった。このように、EDU
の存在は固形プレート支持体に対する免疫グロブリンの
非特異的結合を顕著に減少させ、偽陽性結果を減少させ
る。従って、例えばマイクロプレート酵素イムノアッセ
イ等に与える本発明材料の有効性が証明される。
【0059】<実施例4>以下に示す11個の化合物
を、非特異的反応を示す3つの試料(HR1、HR2お
よびHR3)(即ち、実施例1の検量線からはずれた試
料)に添加し、そして実施例1と同様にしてLPIA−
100装置を用いて試験した。
【0060】1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)ウレア(EDU)
【0061】
【化13】
【0062】ジメチルアミン
【0063】
【化14】
【0064】ジエチルアミン
【0065】
【化15】
【0066】ジプロピルアミン
【0067】
【化16】
【0068】N,N−ジメチルエチルアミン
【0069】
【化17】
【0070】3−ジメチルアミノプロピルアミン
【0071】
【化18】
【0072】3−ジエチルアミノプロピルアミン
【0073】
【化19】
【0074】ジメチルアミノプロピルクロリド
【0075】
【化20】
【0076】1,3−ビス−ジメチルアミノ−2−プロ
パノール
【0077】
【化21】
【0078】1,3−ジアミノプロパン
【0079】
【化22】
【0080】1,3−ジアミノ−2−プロパノール
【0081】
【化23】
【0082】表2〜4にそれらの結果を示す。表中の数
字は相対的反応性を%値として示すものであり、その際
100%は、図1〜10に示した検量線に基づいて予想
される反応性に相当する。
【0083】表2〜4の結果から、本発明の特定の第二
および第三アミンが非特異的反応を減少させ、一方第一
アミンはこのような作用がはるかにより少ないことがわ
かる。
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】
【表4】
【0087】本発明に対しては、種々の応用や改変を行
うことが上記教示に照らして可能である。それ故、上記
特許請求の範囲の範囲内で、本明細書で特に記載したも
のとは異なる方法で本発明を実施することもできる。
【0088】
【発明の効果】本発明の特定の第二、第三アミンから成
る非特異的反応抑制剤を用いることにより、イムノアッ
セイ法における非特異的反応を顕著に減少または消失さ
せることができ、イムノアッセイ法による免疫反応体−
相補的免疫反応体の相互作用に関する定量的測定の精度
及び信頼性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の非特異的反応抑制剤の不存在
下でジゴキシン凝集イムノアッセイで測定した結果を示
すグラフのうちの一つである。
【図2】図2は、本発明の非特異的反応抑制剤の不存在
下でジゴキシン凝集イムノアッセイで測定した結果を示
すグラフのうちの一つである。
【図3】図3は、本発明の非特異的反応抑制剤の不存在
下でジゴキシン凝集イムノアッセイで測定した結果を示
すグラフのうちの一つである。
【図4】図4は、本発明の非特異的反応抑制剤の不存在
下でジゴキシン凝集イムノアッセイで測定した結果を示
すグラフのうちの一つである。
【図5】図5は、本発明の非特異的反応抑制剤の不存在
下でジゴキシン凝集イムノアッセイで測定した結果を示
すグラフのうちの一つである。
【図6】図6は、図1〜5で試験したものと同じジゴキ
シン試料を本発明の非特異的反応抑制剤の存在下、凝集
イムノアッセイで測定したデータ分布を示すグラフのう
ちの一つである。
【図7】図7は、図1〜5で試験したものと同じジゴキ
シン試料を本発明の非特異的反応抑制剤の存在下、凝集
イムノアッセイで測定したデータ分布を示すグラフのう
ちの一つである。
【図8】図8は、図1〜5で試験したものと同じジゴキ
シン試料を本発明の非特異的反応抑制剤の存在下、凝集
イムノアッセイで測定したデータ分布を示すグラフのう
ちの一つである。
【図9】図9は、図1〜5で試験したものと同じジゴキ
シン試料を本発明の非特異的反応抑制剤の存在下、凝集
イムノアッセイで測定したデータ分布を示すグラフのう
ちの一つである。
【図10】図10は、図1〜5で試験したものと同じジ
ゴキシン試料を本発明の非特異的反応抑制剤の存在下、
凝集イムノアッセイで測定したデータ分布を示すグラフ
のうちの一つである。
【図11】図11は、非特異的反応を示す抗HBs抗体
試料に与える本発明の非特異的反応抑制剤の効果を示す
ものである。
【図12】図12は、本発明の非特異的反応抑制剤を、
ヒト血清アルブミンで被覆したマイクロプレートを使用
してイムノアッセイに使用したときの非特異的反応の減
少を示すものである。
【符号の説明】
▽・・・検量体のデータを示す。 ●・・・試料のデータを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳田 厚司 アメリカ合衆国 46280 インディアナ 州 インディアナポリス 110ス スト リート 2027番地 イースト (56)参考文献 特開 昭55−160853(JP,A) 特開 昭55−101862(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/48 - 33/98

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】免疫反応体で感作した固形支持体と、下記
    一般式で表される非特異的反応抑制剤またはその酸付加
    塩とを含む、組成物。 【化1】 (式中、Xは−NH−(CO)−NH−、−NH−(CS)
    −NH−、 【化2】 または−N=C=N−である。R1とR2は、同一または
    異なっていてもよいC1〜C5の線状若しくは分枝状アル
    キル基であるか、またはR1とR2が窒素と一緒になって 【化3】 であるか若しくはそのメト−p−トルエンスルホネート
    塩である。YはH、OHおよびハロゲンのいずれかであ
    り、同一または異なっていてもよい。R3は−NR
    12、−NH2、−CHY、シクロヘキシルまたはHで
    あり、 mは0から5までの整数であり、 pは0から
    5までの整数であり、nは0または1である。但し、n
    が1の場合はmとpの少なくとも1つは少なくとも1で
    あり、m=n=p=0の場合はR3はHまたは−CH2
    である。)
  2. 【請求項2】水性溶媒を更に含む、請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】上記免疫反応体と特異的に結合する相補的
    免疫反応体を更に含む、請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】上記非特異的反応抑制剤が、水性溶媒の容
    量に基づいて0.1〜300mM存在する、請求項2記
    載の組成物。
  5. 【請求項5】上記固形支持体がラテックス粒子であり、
    上記免疫反応体が1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
    ノプロピル)カルボジイミドにより上記ラテックス粒子
    に結合し、且つ上記非特異的反応抑制剤が1−エチル−
    3−(3−ジメチル−アミノプロピル)ウレアである、
    請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】上記非特異的反応抑制剤が1−エチル−3
    −(3−ジメチルアミノプロピル)ウレアまたは1−シ
    クロヘキシル−3−(2−モルホリノエチル)ウレア−
    メト−p−トルエンスルホネートである請求項1に記載
    の組成物。
  7. 【請求項7】非特異的反応抑制剤がジメチルアミン、ジ
    エチルアミン、ジプロピルアミン、N,N−ジメチルエ
    チルアミン、3−ジメチルアミノプロピルアミン、3−
    ジエチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミノプロピ
    ルクロリドおよび 1,3−ビス(ジメチルアミノ)−
    2−プロパノールからなる群から選択される請求項1に
    記載の組成物。
  8. 【請求項8】第1および第2の容器手段を含むキットで
    あって、上記第1の容器手段は免疫反応体で感作した固
    形支持体を含有し、上記第2の容器手段は下記式で表さ
    れる非特異的反応抑制剤またはその酸付加塩を含有す
    る、キット。 【化4】 (式中、Xは−NH−(CO)−NH−、−NH−(CS)
    −NH−、 【化5】 または−N=C=N−である。R1とR2は、同一または
    異なっていてもよいC1〜C5の線状若しくは分枝状アル
    キル基であるか、またはR1とR2が窒素と一緒になって 【化6】 であるか若しくはそのメト−p−トルエンスルホネート
    塩である。YはH、OHおよびハロゲンのいずれかであ
    り、同一または異なっていてもよい。R3は−NR
    12、−NH2、−CHY、シクロヘキシルまたはHで
    あり、 mは0から5までの整数であり、 pは0から
    5までの整数であり、nは0または1である。但し、n
    が1の場合はmとpの少なくとも1つは少なくとも1で
    あり、m=n=p=0の場合はR3はHまたは−CH2
    である。)
  9. 【請求項9】下記一般式で表される非特異的反応抑制剤
    またはその酸付加塩を、試験すべき試料、免疫反応体で
    感作した固形支持体または試験すべき試料と免疫反応体
    で感作した固形支持体の両方に添加する段階を含む、イ
    ムノアッセイ法。 【化7】 (式中、Xは−NH−(CO)−NH−、−NH−(CS)
    −NH−、 【化8】 または−N=C=N−である。R1とR2は、同一または
    異なっていてもよいC1〜C5の線状若しくは分枝状アル
    キル基であるか、またはR1とR2が窒素と一緒になって 【化9】 であるか若しくはそのメト−p−トルエンスルホネート
    塩である。YはH、OHおよびハロゲンのいずれかであ
    り、同一または異なっていてもよい。R3は−NR
    12、−NH2、−CHY、シクロヘキシルまたはHで
    あり、 mは0から5までの整数であり、 pは0から
    5までの整数であり、nは0または1である。但し、n
    が1の場合はmとpの少なくとも1つは少なくとも1で
    あり、m=n=p=0の場合はR3はHまたは−CH2
    である。)
  10. 【請求項10】上記イムノアッセイ法が凝集アッセイで
    ある、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】上記非特異的反応抑制剤が1−エチル−
    3−(3−ジメチルアミノプロピル)ウレアである、請
    求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】上記非特異的反応抑制剤がジメチルアミ
    ン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、N,N−ジメ
    チルエチルアミン、3−ジメチルアミノプロピルアミ
    ン、3−ジエチルアミノプロピルアミン、ジメチルアミ
    ノプロピルクロリドおよび 1,3−ビス(ジメチルアミ
    ノ)−2−プロパノールからなる群から選択される請求項
    9記載の方法。
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