JP3282490B2 - 循環温浴器及び浴水清浄化方法 - Google Patents
循環温浴器及び浴水清浄化方法Info
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Description
し、濾過と加熱保温の機能を備える循環温浴器と、循環
温浴器の浴水から毛髪や人体からの汚れを除去する浴水
清浄化方法に関する。
保温の機能を備える循環温浴器の浴水の吸入吐出装置に
関しては特開平05ー115715号に記載されたもの
が良く知られている。図8は従来の循環温浴器の斜視
図、図9は従来の循環温浴器の吸入吐出装置の縦断面図
である。従来の循環温浴器を図8および図9に基づいて
説明すると、従来の循環温浴器は、浴槽26内の浴水を
吸込み、内部に1次濾過材27、集塵ネット28を有す
る吸入装置22、浴水を噴出する吐出装置23、浴槽外
に置かれ吸入装置22から吸込まれた浴水を循環するポ
ンプ(図示せず)と浴水を加熱するヒータ(図示せず)
を内蔵するとともに再濾過するための2次濾過部を有す
る循環加熱装置21とからなり、これらが吐出パイプ2
4、吸入パイプ25を介して接続されている。吸入装置
22において、22aは本体ケースであり、22bは本
体ケース22aを開閉できる蓋ケースである。この中に
1次濾過部を構成する1次濾過材27が装填され、集塵
ネット28が吸込装置22に装着されるように構成され
ている。吐出装置23には吐出口が設けられ、この吐出
口23bから濾過、加熱された浴水を浴槽26内に噴出
させる。
の吸入と吐出を行う装置は、吸入装置22と吐出装置2
3とが別々に設けられ複雑な構成をしているため、浴槽
26内でかなりの場所をとるものであるとともに、浴槽
26内で蓋ケース22bを開閉して吸入装置22への1
次濾過材27の装填取出しがなされるので、1次濾過材
27を取り出して手洗浄する時に、1次濾過材27に付
着している汚れや塵等の異物が浴水に拡散して再汚濁す
るという欠点があった。さらに1次濾過材27の手洗浄
は面倒で煩雑な作業が要求されるものである。同様に吸
入装置22の集塵ネット28には毛髪等の異物が溜るの
で、吸入装置22から集塵ネット28を取り外して日常
的に手洗浄を行う必要があり、これら異物に対するメン
テナンスは使用者にとって非常に負担となるものであっ
た。
を適宜にかつ容易に行うことができ、浴水の再汚濁を防
止することができ、循環温浴器内の汚れや塵、毛髪等の
異物を1ヶ所に集めてそのまま使い捨てできる循環温浴
器を提供することを目的とする。
の洗浄を行うことができ、循環温浴器内の汚れや塵、毛
髪等の異物を1ヶ所に集めてそのまま使い捨てすること
のできる浴水清浄化方法を提供することを目的とする。
に本発明は、浴槽内から浴水を吸い込むとともに、吸い
込まれた浴水を濾過する1次濾過部を着脱自在に装着
し、該浴水を再濾過、加熱のため循環した後吐出する吸
引吐出装置を備え、1次濾過部が浴水中の異物を分離し
て収容できる空間と逆止機構を有したカートリッジから
構成され、異物を収容した後廃棄できる循環温浴器であ
る。
を適宜にかつ容易に行うことができ、浴槽内に大きな場
所をとらず、浴水の再汚濁を防止することができ、循環
温浴器内の汚れや塵、毛髪等の異物を1ヶ所に集めてそ
のまま使い捨てできるものである。
過された異物が内部に収容されると廃棄され、新しい1
次濾過部が装着されることを特徴とする浴水清浄化方法
である。
浄を行うことができ、循環温浴器内の汚れや塵、毛髪等
の異物を1ヶ所に集めてそのまま使い捨てすることがで
きるものである。
込むとともに、吸い込まれた浴水を濾過する1次濾過部
を着脱自在に装着し、該浴水を再濾過、加熱のため循環
した後吐出する吸引吐出装置と、前記吸引吐出装置から
浴水を吸引して循環路を循環させるポンプと、前記循環
路に設けられ循環される浴水を加熱するヒータと、前記
循環路に設けられ浴水を再濾過する2次濾過部とを備え
た循環加熱装置とを備え、前記1次濾過部が容器内に物
理濾過材を設け浴水中の異物を分離して収容できる空間
と容器内面側に立設された円筒部の外周に循環させられ
る浴水の圧力作用により上下動可能なリング状の板で構
成した逆止機構を吸入口側に有した濾過用カートリッジ
から構成され、異物を収容した後廃棄できることを特徴
とする循環温浴器であり、循環温浴器の循環路から異物
を1ヶ所に取り込んで封止し廃棄することができ、廃棄
に際して浴水の再汚濁が発生しない。
が吐出口にフィルタを有し容器内に洗浄剤を充填された
洗浄用カートリッジであり、洗浄剤が循環する浴水中に
溶出して形成される空き空間内に浴水中の異物を収納す
るから、循環温浴器の循環路を洗浄するとともに、浴水
中の異物を洗浄用カートリッジに形成された空き空間に
取り込み封止し、そのまま廃棄することができる。
浄剤を充填したカートリッジであって、洗浄剤を溶出し
た後カートリッジ内に異物を取り込んで廃棄されるか
ら、洗浄を行うこともできるし、洗浄後に循環温浴器内
の異物を取り込み封止し、廃棄することができる。
から図7を用いて説明する。 (実施の形態1)本発明の一実施の形態の循環温容器お
よびそれを用いた浴水清浄化方法について説明する。図
1は本発明の一実施の形態における循環温浴器を浴槽へ
設置した斜視図、図2は本発明の一実施の形態における
循環温浴器の浴水の循環路概略図、図3は本発明の実施
の形態の循環温浴器の吸入吐出装置の縦断面図、図4は
本発明の一実施の形態における循環温浴器の濾過用カー
トリッジの使用後の縦断面図である。
成について説明をする。図1において、1は後述する2
次濾過部8やポンプ9、ヒータ10を内部に備えた循環
加熱装置であって、浴水を循環させ浴水の濾過や加熱の
作用を行うものであり、本発明の循環温浴器の本体を構
成するものである。2は吸入吐出装置であって、1次濾
過部が内部に着脱自在に装着されており、循環加熱装置
1とともに本発明の主要部を構成するものである。1次
濾過部となるのは濾過用カートリッジ3か、後述する洗
浄用カートリッジ30である。濾過用カートリッジ3は
ポリエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂製で、吸入
孔3cを設けたケース蓋3bと本体をなす主ケース3a
とからなる。4は吐出管路、5は吸入管路であり、浴槽
6の縁6aの隅に置かれた循環加熱装置1と吸入吐出装
置2との間を接続するもので、図2に示すように循環温
浴器の循環路を構成するものである。2aは清浄化され
た浴水を噴出する吐出口、2eは吸入吐出装置2で1次
濾過部の挿入、取り外しを案内できるガイド壁である。
7は湯水を混合する混合栓である。
微生物により再濾過を行う2次濾過部であり、8aは生
物濾過材8で多孔質セラミック等からなるボール状の濾
過材である。2次濾過部8には内部には再濾過を行う生
物濾過材8aが多数装填されている。なお多孔質セラミ
ックのほか麦飯石や黒曜石、流紋石等を用いるのも適当
である。この生物濾過材8aには浴水の温度近くで自然
発生する好気性細菌や、皮膚常在菌類等でミクロコッカ
ス、シュードモナス、ストレプトコッカ等に代表される
微生物が固定されて棲息しており、循環される浴水中の
脂分や蛋白質等の有機物を分解する。これによって浴水
中の有機物が欠乏状態となり、浴水中では細菌類の繁殖
が抑えられ、浴水は清浄化され2次濾過されることにな
る。9はポンプで浴水の循環を、10はヒータで浴水の
加熱をそれぞれ行うものである。
着盤20で浴水面Pより下の適当な位置に取り付けられ
ている。また濾過用カートリッジ3は、矢印Cで示すよ
うに浴水中でガイド壁2e上を上下動させることで、吸
入吐出装置2に着脱自在に挿入、装着される。17はロ
ックローラで、濾過用カートリッジ3をガイド壁2e上
を上下動させて所定位置まで挿入すると、その位置に濾
過用カートリッジ3を保持することができるものであ
る。これによって濾過用カートリッジ3ををワンタッチ
でロックおよび解除できるものである。
構成と循環路について詳細に説明する。まず吸入吐出装
置2に装着される1次濾過部の実施の形態である濾過カ
ートリッジ3について説明する。濾過用カートリッジ3
の主ケース3aには先端に吐出口3dが形成されてお
り、主ケース3aと嵌合されるケース蓋3bには吸入孔
3cが形成されている。主ケース3aの表面には吸入吐
出装置2に装着したとき、ガイド壁2eとの間の水の表
面張力で密着して動かなくならないようにわずかな凹部
が3条形成されている。そして濾過用カートリッジ3の
中には浴水の粗濾過の作用を行う物理濾過材としての糸
巻フイルター11が設けられており、糸巻フィルター1
1と主ケース3aには異物を分離して収納できる塵収納
室3fが形成されている。13はエチレンポリプロピレ
ンゴム,シリコンゴム等のゴム製の逆止プレートであっ
て、循環させられる浴水の圧力の作用によって吸入孔3
cと糸巻フィルター11との間で上下し、逆止弁を構成
するものである。また12は吸入吐出装置2に設けら
れ、濾過用カートリッジ3の上下動と連動して吸入水路
2dを開閉する連動弁であり、吸入水路2dを開閉する
ものである。12aは連動弁の弁体であり、12bは弁
体12aを背後から付勢する付勢バネ18の作用で吸入
水路2dが閉止されたとき弁座と当接してシールするO
リングである。2bは吸入水路2dと吸入管路5との接
続をする吸入側接続口、2cは吐出管路4と吐出口2a
側水路との接続をする吐出側接続口である。濾過用カー
トリッジ3を吸入吐出装置2に装着すると、濾過用カー
トリッジ3の吐出口3dによって連動弁12は押し上げ
られ、吸入水路2dと濾過用カートリッジ3とは接続状
態となる。またこの濾過用カートリッジ3を取り外す
と、連動弁12によって吸入水路2dは閉止されるもの
である。この連動弁12とロックローラ17、濾過用カ
ートリッジ3のガイド壁2e等が、濾過用カートリッジ
3を装着する装着部を構成するものである。
の形態の循環温浴器における浴水の流れについて説明を
する。図3の矢印Aで示しているように、ポンプ9が運
転されると、浴水はポンプ9の作用で濾過用カートリッ
ジ3のケース蓋3bの吸入孔3cから流入し、逆止プレ
ート13を動圧で押上げ、塵収納室3f内に流入する。
浴槽6内の浴水に含まれている人体からの汚れや塵、毛
髪等の異物は糸巻フイルター11で粗濾過され、濾過さ
れた浴水は糸巻フィルター11内の内筒11aに至る。
そして図示しているように連動弁12が押上げられて吸
入水路2dが開の状態にあるため、浴水は主ケース3a
の吐出口3dから吐き出され、吸入吐出装置2の吸入側
接続口2bに至り、図1及び図2で示す吸入管路5を通
り、循環加熱装置1のヒータ10で加熱されて、ポンプ
9に吸引されて吐出される。続いてポンプ9の作用で2
次濾過部8に送り込まれた浴水は、生物濾過材8aに棲
息する微生物によって再濾過がなされる。再濾過された
浴水は図1及び図2で示す吐出管路4を通り、吸入吐出
装置2の吐出側接続口2cに到達し、吐出口2aから図
2で示す矢印Bのように浴槽6内に吐きだされるもので
ある。以上のような浴水の循環を繰り返すことによっ
て、浴水の濾過と加熱保温が持続される。
とによって、濾過用カートリッジ3の主ケース3aの塵
収納室3fには浴水の汚れや毛髪等の異物が積層され
る。このまま使用を続け塵収納室3f内に異物が充満し
てくると、循環流の流体抵抗がこの異物の増加よって大
きくなる。流体抵抗のためあまりに流量が低下するとヒ
ータ10やポンプ9が加熱するので循環温浴器を停止す
るのが望ましい。そこで本実施の形態では2次濾過部8
の後に流量を検知する流量センサ31を設けている。こ
の流量センサ31が異物の増加によって所定流量より循
環流量が低下したことを検知したとき、好ましくは循環
流量が半減した場合であるが、流量センサからの検知信
号で制御手段32によってポンプ9とヒータ10への給
電が停止され、浴水の循環と加熱保温は自動的に停止さ
れる。そして濾過用カートリッジ3の交換表示が循環加
熱装置1の表示パネル1aになされる。なお同時にこの
流量センサ31は、濾過用カートリッジ3を取り外した
際にも循環流量が低下したことを検知するから、ポンプ
9とヒータ10を自動的に停止でき、濾過用カートリッ
ジ3の交換時の安全装置としても動作させることができ
る。
ートリッジ3を吸入吐出装置2から取り外した状態を示
すものである。図示するように塵収納室3fには浴水の
汚れや毛髪等の異物15が充満されているので、逆止プ
レート13は押し下げられケース蓋3bの吸入孔3cが
閉塞される。従って塵収納室3fの浴水の汚れや毛髪、
塵等の異物15は封止され逆戻りしたりせず、使用済み
の濾過用カートリッジ3として廃棄することができる。
このように本実施の形態1の濾過用カートリッジ3は、
循環温浴器内の汚れや塵、毛髪等の異物15を1ヶ所に
集めてそのまま使い捨てすることができ、1次濾過部の
交換を容易に行うことができ、浴槽内に大きな場所をと
らず、浴水の再汚濁を防止することができるものであ
る。なお、吸入吐出装置2から取りだした濾過用カート
リッジ3において、主ケース3a、ケース蓋3b、逆止
プレート13、糸巻きフィルター11等は、必要なら異
物15を廃棄した後で再利用することができる。
吸引して濾過用カートリッジ3で汚れや塵、毛髪等の異
物15を粗濾過し、粗濾過された浴水を2次濾過部で再
濾過して浴槽内に戻す浴水を清浄化する方法であって、
濾過用カートリッジ3は粗濾過された異物15が内部に
収容されると廃棄され、交換的に新しい1次濾過部が装
着される浴水清浄化方法を開示するものであり、これに
よって異物15を1ヶ所に集めてそのまま使い捨てし
て、浴水を簡単に清浄化することができるものである。
そして濾過用カートリッジ3によって異物15を取り込
むことができるが逆戻りさせないから、廃棄に際して浴
水の再汚濁が発生しない衛生的な清浄化方法である。
形態の循環温浴器およびそれを用いた浴水清浄化方法に
ついて説明する。図5は本発明の他の実施の形態におけ
る循環温浴器の洗浄用カートリッジの未使用時の縦断面
図、図6は本発明の他の実施の形態における循環温浴器
の洗浄用カートリッジの使用初期の縦断面図、図7は本
発明の他の実施の形態における循環温浴器の洗浄用カー
トリッジの使用完了時の縦断面図である。
構成について説明する。図5において、30は洗浄用カ
ートリッジであって、濾過用カートリッジ3と同様にポ
リエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂製の主ケース
3aとケース蓋3bから構成され、中には洗浄剤14が
多数充填されている。この主ケース3aとケース蓋3b
の外部形状は濾過用カートリッジ3と洗浄用カートリッ
ジ30とで同一のものであり、実施の形態1で記載した
装着部を共用していずれも容易に取り付けることができ
るものである。なおこの同一というのは装着関係の構成
が同一であることをいい、これと関係しない部分には多
少の相違があってもよいものである。しかし本実施の形
態2では外部形状はまったく同一の主ケース3a,ケー
ス蓋3bを用いている。また装着部を共用する点につい
ては実施の形態3で詳述する。本実施の形態2では洗浄
用カートリッジ3の内容積は500cc程度であるが、
この中に洗浄剤14が十分に充填されている。この洗浄
剤14は過炭酸ナトリウム(Na2CO3・15H2O2)
等を主成分とするもので、直径が1mm程度の粒剤であ
る。主ケース3aの吐出口3dにはビーズ状に形成した
ポリエチレン樹脂かポリプロピレン樹脂を焼結した吐出
口フィルター16が圧入もしくは溶着されている。また
ケース蓋3bの吸入孔3cにはこれを開閉する逆止プレ
ート13が設けられている。逆止プレート13はリング
状でエチレン・ポリプロピレンゴム,シリコンゴム等の
ゴム製であり、ケース蓋3bの内面側に立設された円筒
部の外周に上下動可能に配設されている。なおこの円筒
部の上端付近には、逆止プレート13の上下動の上限位
置をきめるストッパー(図示しない)が形成されてい
る。洗浄用カートリッジ30には洗浄剤14が充満して
いるが、未使用時にはこの洗浄剤14の重量等によって
逆止プレート13はケース蓋3b内のS面に押し下げら
れ、ケース蓋3bの吸入孔3cを閉塞している。吐出口
フイルター16は洗浄剤14の粒子をそのままでは通さ
ない程度の大きさの目の粗さをしており、水に溶解した
場合に限って洗浄剤14は流出する。従って未使用時に
は洗浄剤14は洗浄用カートリッジ30内に封止されて
いるものとなる。
期時、すなわち吸入吐出装置2への装着初期状態での洗
浄用カートリッジ30の内部の状態を示している。洗浄
用カートリッジ30と濾過用カートリッジ3の外部形状
は同一であるから、これを吸入吐出装置2に装着した状
態は図3に示す吸入吐出装置2と濾過用カートリッジ3
の装着状態と同様のものである。従って装着によって連
動弁12は押し開かれている。この状態でポンプ9が駆
動されると、逆止弁を構成する逆止プレート13は図示
するようにケース蓋3bの吸入孔3cからの浴水の流入
により押し上げられ、洗浄剤14は浴水に溶解し吐出口
フィルター16を通って溶出する。溶出後の流れは実施
の形態1の濾過用カートリッジを装着した場合と同様で
あり、吸入管路5や2次濾過部8、吐出管路4さらに吸
入吐出装置2の各循環路を流れて同時に内部を洗浄する
ことになる。この洗浄によっていったん浴槽6内に流出
した浴水の汚れや毛髪等の異物15は再び洗浄用カート
リッジ30内に吸引され、洗浄用カートリッジ30内で
洗浄剤14が溶出して形成された空き空間内に収納され
る。なお、流れの詳細な説明は実施の形態1での説明に
譲って省略する。
の状態を示すものである。循環を繰り返すことにより洗
浄用カートリッジ30内の洗浄剤14は全て溶出し、こ
の溶出にともなって形成された空き空間内に、浴槽6に
排出された浴水の汚れや毛髪等の異物15が捕捉され充
満されている。内部の異物15の重量と内部の浴水のた
め逆止プレート13は、ケース蓋3b内のS面に押圧さ
れ、ケース蓋3bの吸入孔3cを閉塞し、浴水の汚れや
毛髪等の異物15を内部に封止する。そしてこの洗浄用
カートリッジ30を装着部から取り外しても洗浄用カー
トリッジ30内の異物15が外部に出てくることはな
い。従って洗浄用カートリッジ30の交換時に、浴水が
再汚濁するのを防止することができる。このようにして
異物15を回収した洗浄用カートリッジ30は使用済み
洗浄用カートリッジ30として廃棄される。ただこの洗
浄用カートリッジ30は、内部に溜まった異物15や吐
出口フィルター16を廃棄した後、主ケース3a、ケー
ス蓋3b、逆止プレート13は再利用することが可能で
ある。
を行う場合、循環温浴器のポンプ9やヒータ10が、制
御手段32によってタイマー33が計時する一定時間だ
け運転され、その後自動的に停止される。しかし異物1
5の量が多い場合はタイマー33がカウントアウトする
前に洗浄用カートリッジ30の目詰まりし、流量が低下
することが生じる。そこで実施の形態1と同様に、本実
施の形態2においても流量センサ31を設けている。こ
の流量センサ31が洗浄用カートリッジ30内に異物1
5が溜まることに原因する循環流量の低下を検知したと
き、そしてそれは好ましくは循環流量が半減した場合で
あるが、流量センサ31からの検知信号で制御手段32
がポンプ9とヒータ10への給電を停止し、浴水の循環
と加熱保温を自動的に停止する。そして洗浄用カートリ
ッジ30を交換するように循環加熱装置1の表示パネル
1aに表示がなされる。また洗浄用カートリッジ30を
取り外した場合にも流量センサ31によって自動停止さ
れるから、これらがカートリッジ交換時の安全装置とし
て働くのは実施の形態1の場合と同様である。
を吸引して洗浄用カートリッジ30で循環路を洗浄した
後、汚れや塵、毛髪等の異物15を粗濾過し、洗浄剤1
4が溶出した後の空き空間内に異物15を取り込んで廃
棄する浴水洗浄方法を開示するものでもある。この方法
によれば異物15を1ヶ所に集めてそのまま使い捨てし
て、浴水を簡単に清浄化することができるものである。
異物15は逆戻りしないから、廃棄に際して浴水の再汚
濁が発生せず衛生的である。また、1次濾過部が洗浄剤
を充填した洗浄用カートリッジ30であって、洗浄剤1
4を溶出した後異物15を取り込んで廃棄されるから、
洗浄を行うこともできるし、洗浄後に循環温浴器内の異
物15を取り込んで封止し、廃棄することができるもの
である。
たのは洗浄用カートリッジ30によって洗浄と粗濾過を
行うものであるが、この洗浄用カートリッジ30と併せ
て実施の形態1で述べた濾過用カートリッジ3を用いて
1次濾過部とすることもできる。すなわち、1次濾過部
として洗浄剤14を充填した洗浄用カートリッジ30
と、これを充填していない濾過用カートリッジ3の2種
類のカートリッジを用意し、選択的に使用するものであ
る。本実施の形態3においては、循環温浴器を連続運転
した場合実施の形態1の濾過用カートリッジ3の寿命が
約1ヶ月程度になるため、また循環温浴器の洗浄を行う
必要が6ヶ月に1度程度であるから、濾過用カートリッ
ジ3を6回交換したところで洗浄用カートリッジ30を
1回装着して洗浄している。この洗浄はあまり頻繁に行
う必要はなく、それぞれの循環温浴器で最も適当な時期
を選んで行えばよい。このように2種類のカートリッジ
を用いることで粗濾過に優れた濾過用カートリッジ3に
よる濾過を続けながら、洗浄が必要になれば洗浄と濾過
を洗浄用カートリッジ30で行うことができ、効果的な
濾過と適宜の時期の循環系路の洗浄を行うことができ
る。
ば、濾過材の交換や循環系路の洗浄を適宜容易に行うこ
とができ、浴槽内の浴水の再汚濁を防止するとともに、
循環温浴器内の汚れや塵、毛髪等の異物を1ヶ所に集め
てそのまま使い捨てして廃棄することができる衛生的な
ものである。
過とともに適宜循環系路の洗浄を行うことができ、循環
温浴器内の汚れや塵、毛髪等の異物を1ヶ所に集めてそ
のまま使い捨てすることのできるものである。洗浄によ
って循環温浴器内のぬめりや詰まりを防止でき、面倒な
手洗浄を行う必要がない。
槽へ設置した斜視図
水の循環路概略図
置の縦断面図
過用カートリッジの使用後の縦断面図
洗浄用カートリッジの未使用時の縦断面図
洗浄用カートリッジの使用初期の縦断面図
洗浄用カートリッジの使用完了時の縦断面図
Claims (2)
- 【請求項1】浴槽内から浴水を吸い込むとともに、吸い
込まれた浴水を濾過する1次濾過部を着脱自在に装着
し、該浴水を再濾過、加熱のため循環した後吐出する吸
引吐出装置と、前記吸引吐出装置から浴水を吸引して循
環路を循環させるポンプと、前記循環路に設けられ循環
される浴水を加熱するヒータと、前記循環路に設けられ
浴水を再濾過する2次濾過部とを備え、1次濾過部が吐
出口にフィルタを有し容器内に洗浄剤を充填された洗浄
用カートリッジであり、洗浄剤が循環する浴水中に溶出
して形成される空き空間内に浴水中の異物を収納するこ
とを特徴とする循環温浴器。 - 【請求項2】浴槽内から浴水を吸引して1次濾過部で粗
濾過し、粗濾過された浴水を2次濾過部で再濾過して前
記浴槽内に戻す浴水清浄化方法であって、1次濾過部が
洗浄剤を充填したカートリッジであって、洗浄剤を溶出
した後前記カートリッジ内に異物を取り込んで廃棄され
ることを特徴とする浴水清浄化方法。
Priority Applications (1)
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JP09235096A JP3282490B2 (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 循環温浴器及び浴水清浄化方法 |
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JPH09276163A JPH09276163A (ja) | 1997-10-28 |
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