JPH10234646A - 内視鏡洗滌消毒装置 - Google Patents

内視鏡洗滌消毒装置

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JPH10234646A
JPH10234646A JP9048207A JP4820797A JPH10234646A JP H10234646 A JPH10234646 A JP H10234646A JP 9048207 A JP9048207 A JP 9048207A JP 4820797 A JP4820797 A JP 4820797A JP H10234646 A JPH10234646 A JP H10234646A
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JP
Japan
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cleaning
filter
endoscope
tank
water supply
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JP9048207A
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Hidemichi Suzuki
英理 鈴木
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、フィルターカートリッジの交換時に
装置筐体内部や施設の床にフィルター内の残水をこぼす
こともなく、フィルターカートリッジの交換を簡単に行
うことができるようにした内視鏡洗滌消毒装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】本発明は、洗滌消毒を施す内視鏡を設置す
る洗滌槽2を備え、かつ洗滌用水を浄化するための給水
フィルター43を持つ内視鏡洗滌消毒装置において、フ
ィルターカートリッジのハウジング61を前記洗滌槽2
の上方に移動可能に保持する構成とし、前記洗滌槽2の
上方において前記フィルターカートリッジの交換を行え
得るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡を洗滌・消
毒する内視鏡洗滌消毒装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は患者間の感染防止の観点から使
用後、洗滌・消毒が施される。一般に内視鏡を洗滌・消
毒する場合には内視鏡洗滌消毒装置が用いられる。内視
鏡洗滌消毒装置は洗滌消毒槽内に内視鏡を設置して内視
鏡の洗滌、消毒を行う。すなわち水道の蛇口から供給を
受けた水道水で内視鏡を洗滌し、消毒タンクから供給を
受けた消毒液で内視鏡を消毒するようになっている。ま
た、水道の蛇口から供給を受けた水道水は給水フィルタ
ーを通してから使用されるのが普通である。また、消毒
後の濯ぎ洗滌において使用する濯ぎ水を除菌するフィル
ターを用いた内視鏡洗滌消毒装置も知られている(特開
昭64−83244号公報を参照)。
【0003】従来の内視鏡洗滌消毒装置にあってのフィ
ルターはその装置の筐体内に設置されている。そして、
フィルターのカートリッジの交換時には装置の筐体内ま
たはその筐体内の一部で交換作業を行っている。カート
リッジ交換作業時にはフィルターハウジング内の残水を
ドレンから抜き、そのハウジング内の残水が極力こぼれ
ないようにカートリッジを取り外し、新しいカートリッ
ジと交換を行うようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(従来技術の問題点)従来技術においてのフィルターカ
ートリッジの交換はハウジング内の残水を装置の筐体内
部や施設の床にこぼさないように注意深く作業しなけれ
ばならず、かなり面倒な作業となっていた。それでも内
視鏡洗滌消毒装置の筐体内部や施設の床に残水をこぼす
ことがあり、その時の後処理が非常に面倒であり、ま
た、衛生的に見ても必ずしも望ましい作業方法ではなか
った。
【0005】(発明の目的)本発明は前述した課題に着
目してなされたものであり、その目的とするところはフ
ィルターカートリッジの交換時において、装置筐体の内
部や施設の床にフィルター内の残水をこぼすことがな
く、また、フィルター内の残水のこぼれを気にしない
で、フィルターカートリッジの交換を簡単かつ容易に行
うことができるようにした内視鏡洗滌消毒装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、洗
滌消毒を施す内視鏡を設置する洗滌消毒槽を備え、かつ
洗滌用水を浄化するためのフィルターを持つ内視鏡洗滌
消毒装置において、フィルターカートリッジを前記洗滌
消毒槽内に設置し、あるいはフィルターカートリッジの
ハウジングを前記洗滌消毒槽の上に移動可能に保持する
構成とし、前記洗滌消毒槽内あるいはその洗滌消毒槽の
上において前記フィルターカートリッジの交換を行え得
るようにしたものである。このため、装置筐体内部や施
設の床にフィルター内の残水をこぼすこともなく、また
はフィルター内の残水のこぼれを気にしないで、フィル
ターカートリッジの交換を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)図1及び図2を参照して、本発明の
第1の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置を説明する。
図1は内視鏡洗滌消毒装置の概略的な構成の説明図であ
り、図2はその内視鏡洗滌消毒装置の特徴的な構成の説
明図である。
【0008】まず、図1を参照して、内視鏡洗滌消毒装
置の概略的な構成を説明する。同図中、1は洗滌槽2の
中に設置された洗滌消毒対象の内視鏡を示す。洗滌槽2
の開口部には開閉自在な蓋3が装着されている。洗滌槽
2の底部には、例えばランジュバン型の超音波振動子を
底面に取り付けた振動板4が設けられている。振動板4
は洗滌中、発振して洗滌液中に超音波振動を与え、洗滌
効果を高めるものである。さらに洗滌槽2の中央部には
その洗滌槽2内の液量を削減する目的で塔5が設けられ
ている。この塔5の内側には洗滌槽2内の液体を加保温
するためのヒータ6が設けてある。
【0009】洗滌槽2の内壁面には流液噴出口7、注入
口8、及びチャンネル接続口9が設けられ、洗滌槽2の
底壁面には排水口11と循環液吸込み口12が設けら
れ、さらに塔5には天井面洗滌ノズル10が設けられて
いる。これらの各口部には洗滌消毒装置の装置本体(筐
体)13内に配設される、後述する如く管路や機器が接
続されるようになっている。
【0010】流液噴出口7は流液洗滌用管路15に接続
され、その流液洗滌用管路15を通じて流液洗滌用ポン
プ16の吐出口から送り込まれた高圧水を洗滌槽2内に
噴射するようになっている。この噴出口7からは高圧水
が噴出されるため、近傍におかれた被洗滌物は非常によ
く洗滌される。
【0011】流液洗滌用ポンプ16の吸込み側におけ
る、流液洗滌用管路15の管路は分岐しており、その一
端は連通洗滌槽2の底部にある循環液吸い込み口12に
接続され、他端はスコープ管路内洗滌用管路18に接続
されている。スコープ管路内洗滌用管路18の途中には
スコープ管路内洗滌用ポンプ19と逆止弁20が設けら
れている。
【0012】スコープ管路内洗滌用管路18の先端側は
それぞれ電磁開閉弁25,26を個別的に介してチャン
ネル接続口9側の管路27と、天井面洗滌ノズル10側
の管路28に分岐している。チャンネル接続口9は洗滌
槽2内において図示しない内視鏡操作部保持部材上に設
置された内視鏡1の各種チャンネルに、内視鏡管路洗滌
用チューブ29を介して連結されるようになっている。
【0013】チャンネル接続口9に連結されているスコ
ープ管路内洗滌用管路18の途中には逆止弁31を介し
てエアー供給管路32が連結されている。そして、エア
ー供給管路32を通じてコンプレッサー33からの圧縮
空気をスコープの各種チャンネル接続口9と天井面洗滌
ノズル10に送られ、除水を行うようになっている。
【0014】装置本体13内には消毒液タンク35が設
置され、この消毒液タンク35から導出する供給管路3
6は洗滌槽2の注入口8に接続されている。供給管路3
6の途中には注入ポンプ37と逆止弁38が設けられて
いる。
【0015】さらに、洗滌槽2の注入口8には消毒液用
供給管路36の他に給水系管路41が接続されている。
給水系管路41には逆止弁42及び後で詳述する給水フ
ィルター43が設けられている。給水系管路41の、給
水フィルター43より入り口端側部分には給水弁44が
設けられている。給水系管路41の入り口端には給水接
続口45が設けられている。給水接続口45には給水チ
ューブ46を介して水道の蛇口47が接続されるように
なっている。
【0016】洗滌槽2の底壁にある排水口11には管路
切替弁48を介して排水管路49と消毒液戻し管路50
が接続されている。排水管路49の途中には排水ポンプ
51が設けられている。この排水管路49の排出先端側
は装置本体13の外まで延出されている。
【0017】次に、本発明の特徴的構成について、図2
を参照して説明する。図2(a)は洗滌槽2の蓋3が閉
じている状態を示し、図2(b)は洗滌槽2の蓋3が開
いている状態を示し、図2(c)は給水フィルター43
のカートリッジを交換するためにそのフィルターハウジ
ング61を洗滌槽2の上に移動した状態を示すものであ
る。
【0018】洗滌槽2の蓋3はヒンジ62を介して装置
本体13のフレームや洗滌槽2の部材等に枢着されてお
り、図2(a)で示す如く閉じた状態と図2(b)
(c)で示す如く開いた状態に開閉される。装置本体1
3には洗滌槽2に隣接してフィルターハウジング収納室
63が形成されている。フィルターハウジング収納室6
3にはフィルターハウジング61を保持する支持板64
が設けられている。支持板64はヒンジ65を介して装
置本体13のフレームや洗滌槽2の部材等に枢着され、
図2(c)で示す如く、フィルターハウジング収納室6
3の蓋66を開いた状態で回動することによりフィルタ
ーハウジング収納室63内から洗滌槽2の上(これは洗
滌槽2の上部のみならずその内部までを意味する)まで
フィルターハウジング61を移動させることができるよ
うに構成されている。
【0019】このとき、フィルターハウジング61は支
持板64の回動に伴ってフィルターハウジング収納室6
3内から浮き上がって回動し、洗滌槽2の上端縁を乗り
越えて洗滌槽2の上に位置するようになっている。ま
た、フィルターハウジング61をフィルターハウジング
収納室63内に収納する場合にはその逆に動いてフィル
ターハウジング収納室63内に戻される。給水フィルタ
ー43に接続される給水系管路41の部分はその給水フ
ィルター43の動きを許容し、フィルターハウジング6
1の移動を阻害しないようにするため、フレキシブル配
管となっている。
【0020】フィルターハウジング収納室63には蓋6
6が設けられ、フィルターハウジング収納室63内にゴ
ミや液体などが入らないようにしている。この蓋66は
ヒンジ67を介して装置本体13の部材等に枢着されて
おり、洗滌槽2側をその開閉端として配置されている。
【0021】この蓋66の開閉端部は洗滌槽2の蓋3を
閉じたとき、その蓋3の一部に延出して形成した安全ス
トッパー68によって上から押さえ付けられ、開くこと
ができない構成になっている。このような構成により洗
滌槽2の蓋3が閉じているときは前記フィルターハウジ
ング61の移動を阻止する誤操作防止機構が構成され
る。
【0022】次に、上記構成の作用について説明する。
洗滌消毒装置の使用時にはまず、図2(b)で示す如
く、洗滌槽2の蓋3を開き、洗滌槽2内に洗滌消毒しよ
うとする例えば使用済みの内視鏡1をセットし、内視鏡
管路洗滌用チューブ29を内視鏡1側とチャンネル接続
口9側に接続して両者を連結させる。その後、蓋3を閉
じ、一連の洗滌消毒工程を実施させる。つまり、図示し
ない各種操作スイッチの操作にともない、設定された条
件に従い、洗滌、消毒、すすぎ、送気の各工程が行われ
る。
【0023】まず、洗滌工程では初めに給水弁44が開
き、例えば水道水等の給水源からの洗滌水が、給水フィ
ルター43及び給水系管路41を介して注入口8から洗
滌槽2内に供給される。このとき、予め設定された液量
の洗剤を洗滌工程開始前にユーザーが洗滌槽2内に注入
しておく。そして、一定量の水が供給されると、流液洗
滌が開始され、指定水位に達したら給水弁44が閉じ
る。この工程では内視鏡1に付着した大きな汚れ、柔ら
かい汚れ、軽い汚れ等が洗滌される。すなわち洗滌槽2
内で渦巻いている流液や流液噴出口7から噴出された液
の衝撃力によって汚れが落とされる。
【0024】予め設定された流液洗滌の工程時間が終了
すると、続いて振動板4を振動させての超音波洗滌が行
われる。この超音波洗滌では内視鏡1に付着した堅い汚
れや、複雑形状部の汚れ等が強力に落とされる。その
後、超音波洗滌工程が終了すると、再び流液洗滌が行わ
れる。この工程では超音波洗滌によって、ふやけて内視
鏡1から剥がれかかった汚れが落とされる。
【0025】これらの洗滌工程が終了すると、管路切替
弁48を排水側に開く。これと同時に排水ポンプ51が
駆動され、洗滌槽2内の洗滌液が外部に排出される。そ
の後、給水弁44が再び開いて新しい水が洗滌槽2内に
供給されると共に、内視鏡管路洗滌用ポンプ29が駆動
され、すすぎが行われる。このすすぎ工程の間に予め設
定された時間及び回数で電磁切換弁25,26の開閉を
逆にして、天井面洗滌ノズル側管路28にすすぎ水を送
り、天井面洗滌ノズル10を通じて洗滌槽2の天井面を
洗滌する工程を行う。
【0026】このすすぎ工程の後半ではスコープ管路内
洗滌用ポンプ19が停止されるとともに、コンプレッサ
ー33がONされ、さらに電磁開閉弁25,26の開閉
を切り替えることで、チャンネル接続口9を介しての内
視鏡1の各種チャンネル内と天井面洗滌ノズル10にエ
アーが送り込まれ、内視鏡1と天井面洗滌ノズル側管路
28の水切りが行われる。
【0027】すすぎ工程が終了した後、続いて消毒工程
が行われる。この消毒工程では初めに消毒液タンク35
の中の消毒液が、注入ポンプ37、消毒液供給管路36
を介して注入口8から洗滌槽2内に供給される。尚、逆
止弁38,42は給水と消毒液が逆流しないように各管
路に配置されて機能する。内視鏡1全体は洗滌槽2内に
溜められた消毒液に完全に浸漬されるとともに、スコー
プ管路内洗滌用ポンプ19のオン操作により洗滌槽2内
の消毒液がチャンネル接続口9に供給され内視鏡1の消
毒が行われる。この消毒工程により、装置内の汚れる管
路全てに消毒液が回るため、装置内をも自動的に消毒す
ることができる。そして、所定時間が経過すると管路切
替弁48が回収側に開き、消毒液が消毒液タンク35内
に回収される。
【0028】消毒工程の終了後、続いて、再びすすぎ工
程が行われる。すすぎ工程の後、コンプレッサー33の
駆動により内視鏡管路内の水切りが完全に行われる。さ
らに一定時間経過後、排水ポンプ51が停止する。内視
鏡1の洗滌消毒が終了した後、図2(b)で示す如く、
洗滌槽2の蓋3を開き、内視鏡1を取り出す。
【0029】以上のような使用において、水道の蛇口4
7から給水が行われるが、その水道水は給水フィルター
43を通して濾過されてから使用されるため、汚れ等の
混入等がなく、クリーンな洗滌水が得られる。特にすす
ぎ洗滌において効果的である。しかし、給水フィルター
43の使用を続けると劣化し、そのカートリッジの交換
が必要となる。
【0030】そこで、給水フィルター43のカートリッ
ジを交換する場合には次のようにして行われる。まず、
図2(b)で示す如く、洗滌槽2の蓋3を開き、ついで
図2(c)で示す如く、フィルターハウジング収納室6
3の蓋66を開く。そして、フィルターハウジング収納
室63の蓋66を開いた状態で、フィルターハウジング
収納室63内から支持板64ごとフィルターハウジング
61を引き出して、フィルターハウジング61を洗滌槽
2の上(洗滌槽内部を含む)まで移動させる。そして、
洗滌槽2の上の位置でフィルターカートリッジの交換作
業を行う。このことで、フィルターハウジング61の中
の残水は洗滌槽2に落ち、排水管路49を経て廃棄され
る。つまり、フィルターカートリッジの交換時において
は洗滌槽2の上の位置で作業を行うので、装置筐体内部
や施設の床に残水をこぼすこともなく、カートリッジ内
の残水のこぼれを気にしないで行うことができると共
に、広い空間で簡単に交換作業を行うことができるよう
になる。
【0031】また、図2(a)で示す如く、洗滌槽2の
蓋3が閉まっている場合には蓋3についている安全スト
ッパー68がフィルターハウジング収納室63の蓋66
を上から抑えているため、その蓋66を開けてフィルタ
ーハウジング61を移動させることができない。このた
め、誤って洗滌槽2の蓋3を閉じたまま、フィルターカ
ートリッジ交換作業をしてしまう危険がなく、前述した
効果をより確実になし得る。
【0032】(第2の実施形態)図3を参照して、本発
明の第2の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置を説明す
る。図3(a)は洗滌槽2の蓋3が閉じている状態を示
し、図3(b)は通常、洗滌槽2に被洗滌物をセットし
たり、洗滌槽2より被洗滌物を取り出したりするために
蓋3を開いている状態を示し、図3(b)はフィルター
カートリッジを交換するためにフィルターハウジング6
1を洗滌槽2の上に移動させた状態を示すものである。
【0033】この実施形態では装置本体13の側面にお
ける上部位置に、フィルターハウジング収納室63を形
成したものである。フィルターハウジング収納室63は
装置本体13の側面に開口している。フィルターハウジ
ング収納室63には支持板64に保持されたフィルター
ハウジング61が収納されている。支持板64は装置本
体13のフレームや洗滌槽2の部材等にヒンジ65を介
して枢着されている。支持板64が回動することよりこ
れに保持したフィルターハウジング61はフィルターハ
ウジング収納室63内から側方へ出て上側へ向かって回
動し、さらに洗滌槽2の上端縁を乗り越えて洗滌槽2の
上に位置するまで回動するようになっている。また、逆
向きに回動することによりフィルターハウジング収納室
63内に収納することができるようになっている。
【0034】フィルターハウジング収納室63の開口部
は洗浄槽2の蓋3を閉じたとき、その蓋3の一部に延出
して形成した安全ストッパー68によって図2(a)で
示す如く、覆われるようになっている。その他の構成は
前述した第1の実施形態のものと同様に構成されてい
る。
【0035】この実施形態のものにおいて、給水フィル
ターカートリッジを交換する場合は洗滌槽2の蓋3を開
け、支持板64を回転させ、給水フィルターハウジング
61を洗滌槽2の上に移動させる。この位置でフィルタ
ーカートリッジの交換作業を行うことで、その給水フィ
ルターハウジング61の中の残水は洗滌槽2に落ち、排
水管路49を経て廃棄される。
【0036】また、図3(a)で示す如く、洗浄槽2の
蓋3が閉まっている場合にはその蓋3についている安全
ストッパー68が給水フィルターハウジング61及び支
持板64を抑えているため、給水フィルターハウジング
61を移動させないため、誤って洗浄槽2の蓋3を閉じ
たまま、フィルターカートリッジ交換作業をしてしまう
危険がない。
【0037】(第3の実施形態)図4を参照して、本発
明の第3の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置を説明す
る。図4は内視鏡洗滌消毒装置の洗滌槽2の部分を概略
的に示すものである。洗滌槽2に給水する注入口8には
給水フィルターカートリッジ71が着脱可能に装着され
ている。給水フィルターカートリッジ71は注入口8に
例えばワンタッチジョイントやネジ締結によって直接に
接続されるようになっている。そして、給水系管路41
から洗滌槽2への給水はすべて給水フィルターカートリ
ッジ71によって濾過されるようになっている。このた
め、クリーンな洗滌水が得られる。
【0038】また、フィルターカートリッジ71は注入
口8にワンタッチジョイントやネジ締結によって直接的
に接続されているため、その交換の際の着脱作業が非常
に簡単である。さらに、従来、カートリッジ交換時にハ
ウジングを、残水がこぼれないように注意深く開けて交
換していたが、その交換作業は洗滌槽2内で行われるた
め、フィルターカートリッジ71内の残水も装置外にこ
ぼす心配がなくなり、簡単かつ衛生的に行えるようにな
る。この実施形態では洗滌槽2にある注入口8にフィル
ターカートリッジ71を設置するため、そのフィルター
カートリッジ71を収納するハウジングが不要であり、
給水フィルター43の簡略化とそれの収納構造の省略が
なされるため、安価に実施できる。
【0039】尚、この実施形態において前述した実施形
態で述べた給水フィルター43も併せ持ち、その関連構
成、例えばフィルターハウジング61、ヒンジ62、フ
ィルターハウジング収納室63、支持板64等の部材を
同様に組み込んで、洗滌槽2の上で、給水フィルター4
3のフィルターカートリッジ交換を行うようにしてもよ
いものである。
【0040】(第4の実施形態)図5を参照して、本発
明の第4の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置を説明す
る。図5は内視鏡洗滌消毒装置の洗滌槽2の部分を概略
的に示すものである。この実施形態では洗浄槽2の中央
底部に設けた塔5に洗滌槽2に給水する注入口8を設
け、注入口8に給水フィルターカートリッジ71を着脱
可能に装着したものである。この場合も給水フィルター
カートリッジ71は注入口8に例えばワンタッチジョイ
ントやネジ締結によって直接に接続するようになってい
る。塔5の一部を切り欠いて形成した収納空間72内に
給水フィルターカートリッジ71を収納配置するように
する。
【0041】そして、前述した第3の実施形態の場合と
同様、給水系管路41から洗滌槽2への給水はすべてこ
の給水フィルターカートリッジ71によって濾過される
ため、クリーンなすすぎ水が得られる。また、フィルタ
ーカートリッジ71の交換は注入口8にワンタッチジョ
イントやネジ締結によって直接に接続されているため、
非常に簡単である。もちろん、その交換作業は洗滌槽内
で行われるため、フィルターカートリッジ71内の残水
も装置外にこぼす心配がない。さらに,フィルターカー
トリッジ71を収納するハウジングや収納部を洗滌槽2
外に設けることが不要なため、安価に実施できる。塔5
の一部を切り欠いて形成した収納空間72内に給水フィ
ルターカートリッジ71を収納配置するので、内視鏡1
等の被洗滌物のセットなどの邪魔にならない。その他の
点は前述した第3の実施形態と同様である。
【0042】(第5の実施形態)図6及び図7を参照し
て、本発明の第5の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置
を説明する。図6はその給水系管路の配管図であり、図
7は給水系管路に組み込む弁の開閉組み合わせを示す説
明図である。この実施形態では給水系管路41に複数の
フィルター81,82,83を組み込み、複数の弁8
5,86,87,88,89,90によって使用するフ
ィルター81,82,83を選択するようにしたもので
ある。各フィルター81,82,83は平行に接続さ
れ、複数の弁85,86,87,88,89,90を図
7で示す表の開または閉の組み合わせによっていずれか
1つのフィルター81,82,83を通じて給水するよ
うになっている。
【0043】ここで、例えば第1のフィルター81はメ
ッシュの荒い1ミクロン程度のフィルターであり、第2
のフィルター82はメッシュが中程度の0.5ミクロン
程度のフィルターであり、第3のフィルター83はメッ
シュの細かい0.2ミクロン程度のフィルターであると
する。また、各フィルター81,82,83は例えば前
述した第1の実施形態または第2の実施形態でのフィル
ター収納方式によって一体または個別的に格納され、そ
のカートリッジを交換するときにはそのフィルターハウ
ジングを洗滌槽2の上に移動して行われるようになって
いる。
【0044】そして、この内視鏡洗滌消毒装置を使用す
る場合、最初の洗滌時は第1フィルター81を通し、次
にすすぎは第2のフィルター82、最終すすぎは第3の
フィルター83と、使い分けることができる。これによ
り高価なメッシュの細かいフィルターの寿命を延ばすこ
とができる。その他の作用は前述した実施形態と同様で
ある。
【0045】(第6の実施形態)図8及び図9を参照し
て、本発明の第6の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置
を説明する。図8はその給水系管路の配管図であり、図
9は給水系管路に組み込む弁の開閉組み合わせを示す説
明図である。
【0046】この実施形態は第5の実施形態の変形例で
ある。この実施形態でも給水系管路41に複数のフィル
ター81,82,83を組み込み、複数の弁85,8
6,87,88,89,90によって使用するフィルタ
ー81,82,83を選択するようにしたものである。
つまり、各フィルター81,82,83は平行に接続さ
れ、複数の弁85,86,87,88,89,90を図
7で示す表の開または閉の組み合わせによっていずれか
1つのフィルター81,82,83を通じて給水するよ
うになっている。
【0047】また、例えば第1のフィルター81はメッ
シュの荒い1ミクロン程度のフィルターであり、第2の
フィルター82はメッシュが中程度の0.5ミクロン程
度のフィルターであり、第3のフィルター83はメッシ
ュの細かい0.2ミクロン程度のフィルターとし、図9
に示す弁85〜90の開閉組み合わせで給水が通過する
フィルターを選択するようになっている。
【0048】そして、最初の洗滌時は第1のフィルター
81のみを通し、次のすすぎは第1のフィルター81と
第2のフィルター82を通し、最終すすぎは第1のフィ
ルター81と第2のフィルター82及び第3のフィルタ
ー83をすべて通すようにする。これにより、特に高価
なメッシュの細かいフィルターの寿命を延ばす。
【0049】また、フィルターより前においての給水の
汚れ状況を検出する例えば濁度センサー(図示せず)を
設け、給水の汚れ状況に応じて通過させるフィルターの
組み合わせを種々選択して使用することも可能である。
【0050】また、この実施形態でも各フィルター8
1,82,83は例えば前述した第1の実施形態または
第2の実施形態でのフィルター収納方式によって一体ま
たは個別的に格納され、そのカートリッジを交換すると
きにはそのフィルターハウジングを洗滌槽2の上に移動
して行われるようになっている。
【0051】前述した各実施形態においてのフィルター
は給水フィルターであったが、除菌フィルターであって
もよい。特に消毒後の濯ぎ洗滌において使用する濯ぎ水
を除菌する除菌フィルターとすれば、よりクリーンな濯
ぎ洗滌を行うことができる。消毒後の濯ぎ洗滌において
使用する濯ぎ水を除菌する除菌フィルターとする場合、
その濯ぎ洗滌の際にのみ使用するようにしてもよい。
【0052】<付記> 1.洗滌消毒を施す内視鏡を設置する洗滌消毒槽を備
え、かつ洗滌用水を浄化するためのフィルターを持つ内
視鏡洗滌消毒装置において、フィルターカートリッジを
前記洗滌消毒槽内に設置し、あるいはフィルターカート
リッジのハウジングを前記洗滌消毒槽の上方に移動可能
に保持する構成とし、前記洗滌消毒槽内あるいはその洗
滌消毒槽の上方において前記フィルターカートリッジの
交換を行え得るようにしたことを特徴とした内視鏡洗滌
消毒装置。
【0053】2.洗滌消毒槽の上方にフィルターカート
リッジを装填するハウジングを移動可能に保持する構成
とした第1項に記載の内視鏡洗滌消毒装置において、洗
滌消毒槽のカバーが閉じているときは前記ハウジングの
移動を阻止する誤操作防止機構を備え、前記誤操作防止
機構としては例えば、給水フィルターのハウジングを給
水フィルターカートリッジの交換位置までの移動を抑制
している誤作業防止部品を洗滌消毒槽のカバーの開放と
連動して移動することで、給水フィルターカートリッジ
を交換位置まで移動可能とする。 3.洗滌消毒槽内の給水口に、ハウジングとカートリッ
ジを一体化した給水フィルターの接続手段を設けたこと
を特徴とする第1項に記載の内視鏡洗滌消毒装置。 4.複数種のフィルターを備え、各フィルターに選択的
に通過させることができる給水管路切替え手段を具備し
たことを特徴とする第1項に記載の内視鏡洗滌消毒装
置。前記給水管路切替え手段は例えば複数の開閉弁を介
した管路によって接続し、その弁の開閉の組み合わせに
より給水の通るフィルターの組み合わせを選択できるよ
うにした。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ートリッジ交換がフィルター内の残水のこぼれを気にし
ないで良くなり、簡単かつ衛生的に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の概
略的な構成の説明図。
【図2】第1の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の特
徴的な構成を示す斜視図であって、(a)は洗滌槽の蓋
が閉じている状態、(b)は洗滌槽の蓋が開いている状
態、(c)は給水フィルターのカートリッジを交換する
ためにそのフィルターハウジングを洗滌槽の上に移動し
た状態を示す。
【図3】第2の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の特
徴的な構成を示す斜視図であって、(a)は洗滌槽の蓋
が閉じている状態、(b)は洗滌槽の蓋が開いている状
態、(c)は給水フィルターのカートリッジを交換する
ためにそのフィルターハウジングを洗滌槽の上に移動し
た状態を示す。
【図4】第3の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の洗
滌槽の部分を概略的に示す説明図。
【図5】第4の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の洗
滌槽の部分を概略的に示す説明図。
【図6】第5の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の給
水系管路の配管図。
【図7】第5の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の給
水系管路に組み込む弁の開閉組み合わせを示す説明図。
【図8】第6の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の給
水系管路の配管図。
【図9】第6の実施形態に係る内視鏡洗滌消毒装置の給
水系管路に組み込む弁の開閉組み合わせを示す説明図。
【符号の説明】
1…内視鏡、2…洗滌槽、3…蓋、7…流液噴出口、8
…注入口、9…チャンネル接続口、13…装置本体、4
1…給水系管路、43…給水フィルター、44…給水
弁、46…給水チューブ、47…水道の蛇口、61…フ
ィルターハウジング、62…ヒンジ、63…フィルター
ハウジング収納室、64…支持板、65…ヒンジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗滌消毒を施す内視鏡を設置する洗滌消毒
    槽を備え、かつ洗滌用水を浄化するためのフィルターを
    持つ内視鏡洗滌消毒装置において、フィルターカートリ
    ッジを前記洗滌消毒槽内に設置し、あるいはフィルター
    カートリッジのハウジングを前記洗滌消毒槽の上に移動
    可能に保持する構成とし、前記洗滌消毒槽内あるいはそ
    の洗滌消毒槽の上において前記フィルターカートリッジ
    の交換を行え得るようにしたことを特徴とした内視鏡洗
    滌消毒装置。
JP9048207A 1997-03-03 1997-03-03 内視鏡洗滌消毒装置 Withdrawn JPH10234646A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198696A1 (ja) * 2014-06-25 2015-12-30 オリンパス株式会社 内視鏡リプロセッサ用ろ過具及び内視鏡リプロセッサ
EP3510964A1 (de) * 2015-11-13 2019-07-17 BANDELIN patent GmbH & Co. KG Bewegungsvorrichtung sowie system zur reinigung von medizinischen instrumenten
WO2020234933A1 (ja) * 2019-05-17 2020-11-26 オリンパス株式会社 内視鏡リプロセッサ
US12023009B2 (en) 2021-11-08 2024-07-02 Olympus Corporation Endoscope reprocessor

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