JP3282187B2 - 系統周波数に同期したデジタルサンプリング回路 - Google Patents
系統周波数に同期したデジタルサンプリング回路Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】電力用保護装置,系統観測装置な
どにおける系統電圧,電流のデジタルサンプリング回路
に関する。
どにおける系統電圧,電流のデジタルサンプリング回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルリレーとその応用装置である系
統観測装置(例えば、系統現象記録装置,系統電圧自動
記録装置等)は、系統電圧,電流情報を数百Hz(例え
ば600Hz)程度でサンプリングし、例えば、面積,
2積,3積法等で実効値化している。
統観測装置(例えば、系統現象記録装置,系統電圧自動
記録装置等)は、系統電圧,電流情報を数百Hz(例え
ば600Hz)程度でサンプリングし、例えば、面積,
2積,3積法等で実効値化している。
【0003】電圧,電流の実効値化では上記サンプリン
グで十分であったが、系統電圧,電流の分析が必要にな
ってきている。この分析方法に高調波分析がある。この
ような場合、フーリエ変換技術を用いて行うことにな
る。フーリエ変換には求める高調波次数によりサンプリ
ング周波数が決まる。
グで十分であったが、系統電圧,電流の分析が必要にな
ってきている。この分析方法に高調波分析がある。この
ような場合、フーリエ変換技術を用いて行うことにな
る。フーリエ変換には求める高調波次数によりサンプリ
ング周波数が決まる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フーリエ変換では、1
サイクルを等分割(サンプリング)したデータを使用す
る方が誤差が小さくなる。換言すると、系統電圧,電流
情報等の分析する入力に同期したサンプリングであり、
等分割でないとフーリエ変換結果に誤差を含むことにな
る。この誤差を小さくするには次のことが考えられる。
サイクルを等分割(サンプリング)したデータを使用す
る方が誤差が小さくなる。換言すると、系統電圧,電流
情報等の分析する入力に同期したサンプリングであり、
等分割でないとフーリエ変換結果に誤差を含むことにな
る。この誤差を小さくするには次のことが考えられる。
【0005】(1)求める次数の高調波周波数より高い
周波数でサンプリングし、多くのデータを使用する。
周波数でサンプリングし、多くのデータを使用する。
【0006】(2)求める次数の高調波周波数の数倍程
度の周波数でサンプリングする場合、入力周波数と同期
をとり、サンプリングによる1サイクルの分割を等分に
する。
度の周波数でサンプリングする場合、入力周波数と同期
をとり、サンプリングによる1サイクルの分割を等分に
する。
【0007】系統現象(系統事故等を含む)を観測する
ニーズからリアルタイムでその1サイクルのデータを処
理するには、A/D変換処理時間を確保するため、上記
(2)の案が実用的となる。(1)の案は観測対象が安
定しており、連続する波形の場合に適している。
ニーズからリアルタイムでその1サイクルのデータを処
理するには、A/D変換処理時間を確保するため、上記
(2)の案が実用的となる。(1)の案は観測対象が安
定しており、連続する波形の場合に適している。
【0008】本発明は 、系統周波数1サイクルの分割
を等分にしうるサンプリング信号を得ることのできる系
統周波数に同期したデジタルサンプリング回路を提供す
ることにある。
を等分にしうるサンプリング信号を得ることのできる系
統周波数に同期したデジタルサンプリング回路を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の系統周波数に同期したデジタルサンプリン
グ回路は、系統周波数が入力するゼロクロス回路と、こ
のゼロクロス回路出力により制御され基準発振器の出力
を系統周波数1サイクル期間カウントする1サイクルカ
ウンタと、前記ゼロクロス回路出力により制御され前記
1サイクルカウンタのカウント値をラッチすると共にラ
ッチした1サイクル周期カウント値のmビット分(mは
自然数)を破棄した値を出力する周波数ラッチ回路と、
このmビット分破棄した値が入力するアップダウンカウ
ンタと、このアップダウンカウンタの出力を取込み,前
記基準発振器の出力によりカウントダウンしカウント値
が0となるサンプリング信号を出力すると共に前記アッ
プダウンカウンタの出力を再取込みする、系統の周波数
を決定するカウンタ(以下、ベースカウンタという)
と、このベースカウンタの出力を2m等分に分周する分
周回路と、前記ゼロクロス回路出力と分周回路の出力と
の位相を比較し前記アップダウンカウンタを、ゼロクロ
ス回路出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上
がりより早いときカウントダウンさせ、ゼロクロス回路
出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上がりよ
り遅いときカウントアップさせる制御をする位相比較回
路とからなるデジタルPLL回路とからなり、前記ベー
スカウンタから系統周波数と同期した1サイクルを2m
等分するサンプリング信号を得ることを特徴とする。
に、本発明の系統周波数に同期したデジタルサンプリン
グ回路は、系統周波数が入力するゼロクロス回路と、こ
のゼロクロス回路出力により制御され基準発振器の出力
を系統周波数1サイクル期間カウントする1サイクルカ
ウンタと、前記ゼロクロス回路出力により制御され前記
1サイクルカウンタのカウント値をラッチすると共にラ
ッチした1サイクル周期カウント値のmビット分(mは
自然数)を破棄した値を出力する周波数ラッチ回路と、
このmビット分破棄した値が入力するアップダウンカウ
ンタと、このアップダウンカウンタの出力を取込み,前
記基準発振器の出力によりカウントダウンしカウント値
が0となるサンプリング信号を出力すると共に前記アッ
プダウンカウンタの出力を再取込みする、系統の周波数
を決定するカウンタ(以下、ベースカウンタという)
と、このベースカウンタの出力を2m等分に分周する分
周回路と、前記ゼロクロス回路出力と分周回路の出力と
の位相を比較し前記アップダウンカウンタを、ゼロクロ
ス回路出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上
がりより早いときカウントダウンさせ、ゼロクロス回路
出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上がりよ
り遅いときカウントアップさせる制御をする位相比較回
路とからなるデジタルPLL回路とからなり、前記ベー
スカウンタから系統周波数と同期した1サイクルを2m
等分するサンプリング信号を得ることを特徴とする。
【0010】または、系統周波数が入力するゼロクロス
回路と、このゼロクロス回路出力により制御され基準発
振器の出力を系統周波数1サイクル期間カウントする1
サイクルカウンタと、前記ゼロクロス回路出力により制
御され前記1サイクルカウンタのカウント値をラッチす
る周波数ラッチ回路と、この周波数ラッチ回路の出力値
と最低カウント設定値とを比較し、周波数ラッチ回路の
出力が小さいとき最低カウント設定値のmビット分(m
は自然数)を破棄した値を出力する最低カウント値比較
回路と、前記周波数ラッチ回路の出力値と最高カウント
設定値とを比較し、周波数ラッチ回路の出力が大きいと
き最高カウント設定値のmビット分を破棄した値を出力
する最高周カウント値較回路と、前記最低カウント値比
較回路の出力又は最高カウント値比較回路の出力が入力
する入力切替回路と、この入力切替回路を介して入力す
る前記最低カウント設定値のmビット分を破棄した値又
は前記最高カウント設定値のmビット分を破棄した値が
セットされ、前記周波数ラッチ回路の出力が最低カウン
ト設定値と最高カウント設定値の間にある場合はアップ
ダウンモードとなるアップダウンカウンタと、このアッ
プダウンカウンタの出力を取込み、前記基準発振器の出
力によりカウントダウンしカウント値が0となるとサン
プリング信号を出力すると共に前記アップダウンカウン
タの出力を再取込みするベースカウンタと、このベース
カウンタの出力を2m等分に分周する分周回路と、前記
ゼロクロス回路出力と分周回路の出力との位相を比較
し、前記アップダウンカウンタを、ゼロクロス回路出力
の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上がりより早
いときカウントダウンさせ、ゼロクロス回路出力の立ち
上がりが前記分周回路の出力の立ち上がりより遅いとき
カウントアップさせる制御をする位相比較回路とからな
るディジタルPLL回路とからなり、前記ベースカウン
タから系統周波数と同期した1サイクルを2m等分する
サンプリング信号を得ることを特徴とする。
回路と、このゼロクロス回路出力により制御され基準発
振器の出力を系統周波数1サイクル期間カウントする1
サイクルカウンタと、前記ゼロクロス回路出力により制
御され前記1サイクルカウンタのカウント値をラッチす
る周波数ラッチ回路と、この周波数ラッチ回路の出力値
と最低カウント設定値とを比較し、周波数ラッチ回路の
出力が小さいとき最低カウント設定値のmビット分(m
は自然数)を破棄した値を出力する最低カウント値比較
回路と、前記周波数ラッチ回路の出力値と最高カウント
設定値とを比較し、周波数ラッチ回路の出力が大きいと
き最高カウント設定値のmビット分を破棄した値を出力
する最高周カウント値較回路と、前記最低カウント値比
較回路の出力又は最高カウント値比較回路の出力が入力
する入力切替回路と、この入力切替回路を介して入力す
る前記最低カウント設定値のmビット分を破棄した値又
は前記最高カウント設定値のmビット分を破棄した値が
セットされ、前記周波数ラッチ回路の出力が最低カウン
ト設定値と最高カウント設定値の間にある場合はアップ
ダウンモードとなるアップダウンカウンタと、このアッ
プダウンカウンタの出力を取込み、前記基準発振器の出
力によりカウントダウンしカウント値が0となるとサン
プリング信号を出力すると共に前記アップダウンカウン
タの出力を再取込みするベースカウンタと、このベース
カウンタの出力を2m等分に分周する分周回路と、前記
ゼロクロス回路出力と分周回路の出力との位相を比較
し、前記アップダウンカウンタを、ゼロクロス回路出力
の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上がりより早
いときカウントダウンさせ、ゼロクロス回路出力の立ち
上がりが前記分周回路の出力の立ち上がりより遅いとき
カウントアップさせる制御をする位相比較回路とからな
るディジタルPLL回路とからなり、前記ベースカウン
タから系統周波数と同期した1サイクルを2m等分する
サンプリング信号を得ることを特徴とする。
【0011】
【作用】系統周波数の1サイクル期間基準発振器の出力
をカウントし、ラッチした1サイクル周期カウント値を
2mで割れば、系統周波数を2m等分したサンプリングタ
イミングとなる。2m等分は1サイクル周期カウント値
のmビットの破棄(mビットの右シフト)で実現でき
る。
をカウントし、ラッチした1サイクル周期カウント値を
2mで割れば、系統周波数を2m等分したサンプリングタ
イミングとなる。2m等分は1サイクル周期カウント値
のmビットの破棄(mビットの右シフト)で実現でき
る。
【0012】しかして、1サイクル周期カウント値のm
ビットを破棄した値をデジタルPLL回路のアップダウ
ンカウンタに入力すれば、ベースカウンタから1サイク
ルを2m等分するサンプリング信号が得られる。
ビットを破棄した値をデジタルPLL回路のアップダウ
ンカウンタに入力すれば、ベースカウンタから1サイク
ルを2m等分するサンプリング信号が得られる。
【0013】デジタルPLL回路は、系統周波数の位相
と分周回路からの自走周波数の位相が合うようにリアル
タイムで毎周期補正する機能を有するので、ベースカウ
ンタからのサンプリング信号を2m分周した自走周波数
を系統周波数と位相比較してアップダウンカウンタを制
御すれば、サンプリング信号は系統周波数と同期する。
と分周回路からの自走周波数の位相が合うようにリアル
タイムで毎周期補正する機能を有するので、ベースカウ
ンタからのサンプリング信号を2m分周した自走周波数
を系統周波数と位相比較してアップダウンカウンタを制
御すれば、サンプリング信号は系統周波数と同期する。
【0014】周波数分析において、求める高次数をn次
とすると、サンプリング周波数はサンプリング定理から
系統周波数(=Fin)×n×2以上となる。本発明は1
サイクルの等分を1サイクル周期カウント値のmビット
の破棄で行っているので、例えばm=7とすると、2 7
=128等分となり、サンプリング周波数は系統周波数
が50Hzの場合、50×128=6400Hzとな
り、サンプリング定理から64次までの分析が可能とな
る。上記ではm=7として系統周波数のサンプリング数
を128としているが、サンプリング数はこれに限定さ
れるものではなく、一般的にはmを自然数とすることが
できる。
とすると、サンプリング周波数はサンプリング定理から
系統周波数(=Fin)×n×2以上となる。本発明は1
サイクルの等分を1サイクル周期カウント値のmビット
の破棄で行っているので、例えばm=7とすると、2 7
=128等分となり、サンプリング周波数は系統周波数
が50Hzの場合、50×128=6400Hzとな
り、サンプリング定理から64次までの分析が可能とな
る。上記ではm=7として系統周波数のサンプリング数
を128としているが、サンプリング数はこれに限定さ
れるものではなく、一般的にはmを自然数とすることが
できる。
【0015】1サイクル周期カウント値を最低カウント
設定値及び最高カウント設定値との比較を行いアップダ
ウンカウンタの入力切換をする場合は、1サイクル周期
カウント値が最低カウント値(最高周波数1サイクル周
期カウント値)と、最高カウント値(最低周波数1サイ
クル周期カウント値)の範囲内において、系統周波数と
同期した1サイクルを2m等分するサンプリング信号が
得られる。
設定値及び最高カウント設定値との比較を行いアップダ
ウンカウンタの入力切換をする場合は、1サイクル周期
カウント値が最低カウント値(最高周波数1サイクル周
期カウント値)と、最高カウント値(最低周波数1サイ
クル周期カウント値)の範囲内において、系統周波数と
同期した1サイクルを2m等分するサンプリング信号が
得られる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0017】第1実施例 図1において、1及び2は系統電源のR相及びS相電圧
Va,Vbが入力する基本波バンドパスフィルタ、3は
このフィルタ1及び2を通った基本波電圧からR,S相
線間電圧VRS(図2(ア))を得る加算器である。以上
の回路1〜3は適宜構成することができる。
Va,Vbが入力する基本波バンドパスフィルタ、3は
このフィルタ1及び2を通った基本波電圧からR,S相
線間電圧VRS(図2(ア))を得る加算器である。以上
の回路1〜3は適宜構成することができる。
【0018】4はゼロクロスコンパレータにより線間電
圧VRSを矩形波に変換したゼロクロス矩形波(図2
(イ))の立ち上がり状変を検出してゼロクロスパルス
(図2(ウ))を出力するゼロクロス検出回路。
圧VRSを矩形波に変換したゼロクロス矩形波(図2
(イ))の立ち上がり状変を検出してゼロクロスパルス
(図2(ウ))を出力するゼロクロス検出回路。
【0019】5はゼロクロス矩形波の1サイクル間基準
発振器6の出力(発振周波数12MHz)をカウントす
る19ビットの1サイクルカウンタ、7は1サイクルカ
ウンタ5の1サイクル間カウント値(=f)をゼロクロ
ス状変パルスにより1サイクル毎にラッチし、その1サ
イクル間カウント値fを次段に出力する19ビットの周
波数ラッチ回路(以後、1サイクル周期カウント値をラ
ッチする回路を周波数ラッチ回路と表す)。
発振器6の出力(発振周波数12MHz)をカウントす
る19ビットの1サイクルカウンタ、7は1サイクルカ
ウンタ5の1サイクル間カウント値(=f)をゼロクロ
ス状変パルスにより1サイクル毎にラッチし、その1サ
イクル間カウント値fを次段に出力する19ビットの周
波数ラッチ回路(以後、1サイクル周期カウント値をラ
ッチする回路を周波数ラッチ回路と表す)。
【0020】10は周波数ラッチ回路7の出力fが入力
する同期追従範囲判定回路で、最高カウント設定部1
1,最低カウント設定部12と、周波数ラッチ回路から
の1サイクル周期カウント値fと設定部11、12の最
高,最低カウント設定値f max 、 、 f min ,とを夫々比較
する最高カウント値比較部13,最低カウント値較部 1
4とからなる。
する同期追従範囲判定回路で、最高カウント設定部1
1,最低カウント設定部12と、周波数ラッチ回路から
の1サイクル周期カウント値fと設定部11、12の最
高,最低カウント設定値f max 、 、 f min ,とを夫々比較
する最高カウント値比較部13,最低カウント値較部 1
4とからなる。
【0021】最高,最低カウント設定部11、12は系
統入力周波数の同期追従範囲を1サイクル間カウント値
で定めたバッファで、設定はCPUで書込みラッチする
方法であってもよく、また固定値であってもよい。ま
た、50Hz,60Hzの2種は設定バッファの切換で
行う。
統入力周波数の同期追従範囲を1サイクル間カウント値
で定めたバッファで、設定はCPUで書込みラッチする
方法であってもよく、また固定値であってもよい。ま
た、50Hz,60Hzの2種は設定バッファの切換で
行う。
【0022】20は系統周波数に同期したサンプリング
周波数を得るためのデジタルPLL(DPLL)回路
で、入力切換回路21,アップダウンカウンタ22,ベ
ースカウンタ23,分周回路24,位相比較回路25か
らできている。
周波数を得るためのデジタルPLL(DPLL)回路
で、入力切換回路21,アップダウンカウンタ22,ベ
ースカウンタ23,分周回路24,位相比較回路25か
らできている。
【0023】入力切替回路21は、DPLLを行うため
アップダウンカウンタ22の設定を行うもので、同期追
従範囲判定回路10からの19ビットの最低,最高カウ
ントの7ビット分を破棄した12ビット分により、以下
のように入力を切替えるものである。
アップダウンカウンタ22の設定を行うもので、同期追
従範囲判定回路10からの19ビットの最低,最高カウ
ントの7ビット分を破棄した12ビット分により、以下
のように入力を切替えるものである。
【0024】 f<fminの場合、f'minをアップダウンカウンタにセ
ット fmin≦f≦fmaxの場合、アップダウンカウンタはアッ
プダウンモード f>fmaxの場合、f'maxをアップダウンカウンタにセ
ット ただし、f'min=fmin/27,f'max=fmax/27 f′とfの関係は1サイクルの等分を2mで行うとすれ
ば、カウント設定値の下位mビットを捨てることで、容
易に1サイクルの2m等分のための1サンプルカウント
数を求めることができる。
ット fmin≦f≦fmaxの場合、アップダウンカウンタはアッ
プダウンモード f>fmaxの場合、f'maxをアップダウンカウンタにセ
ット ただし、f'min=fmin/27,f'max=fmax/27 f′とfの関係は1サイクルの等分を2mで行うとすれ
ば、カウント設定値の下位mビットを捨てることで、容
易に1サイクルの2m等分のための1サンプルカウント
数を求めることができる。
【0025】アップダウンカウンタ22は、DPLLを行な
うための分周基底を決定するカウンタで、以下のように
動作する。
うための分周基底を決定するカウンタで、以下のように
動作する。
【0026】 f<fminの場合、f'minを出力、 f>fmaxの場合、f'maxを出力、 fmin≦f≦fmaxの場合、位相比較回路25に入力する
基本波F in(ゼロクロス矩形波)の立ち上がりが分周回
路24からの自走周波数F DPLLの立ち上がりより早いと
き、ベースカウンタ23のベースカウント値を小さくし
てF DPLLの立ち上がりを早くするようにカウントダウン
し、F inの立ち上がりがFDPLLの立ち上がりより遅いと
き、ベースカウント値を大きくしてF DPLLの立ち上がり
を遅くするようにカウントアップする。
基本波F in(ゼロクロス矩形波)の立ち上がりが分周回
路24からの自走周波数F DPLLの立ち上がりより早いと
き、ベースカウンタ23のベースカウント値を小さくし
てF DPLLの立ち上がりを早くするようにカウントダウン
し、F inの立ち上がりがFDPLLの立ち上がりより遅いと
き、ベースカウント値を大きくしてF DPLLの立ち上がり
を遅くするようにカウントアップする。
【0027】ベースカウンタ23は、系統周波数の周期
を決定するカウンタで、回路はダウンカウンタ等で構成
されており、以下のように動作する。
を決定するカウンタで、回路はダウンカウンタ等で構成
されており、以下のように動作する。
【0028】アップダウンカウンタ22の出力をDPLLを
行なうための分周基底値として取り込み、(その値は,
系統周波数1サイクルの2m等分のための1サンプルカ
ウント値に等しい)、基準発振器の出力によりカウント
ダウンを行ない、カウント値が0となる毎に(ボロー出
力のタイミング)サンンプリング信号を出力すると共に
前記アップダウンカウンタ22から再取込みをする。
行なうための分周基底値として取り込み、(その値は,
系統周波数1サイクルの2m等分のための1サンプルカ
ウント値に等しい)、基準発振器の出力によりカウント
ダウンを行ない、カウント値が0となる毎に(ボロー出
力のタイミング)サンンプリング信号を出力すると共に
前記アップダウンカウンタ22から再取込みをする。
【0029】ベースカウンタ23は、カウント値が0と
なる毎、即ち、系統周波数1サイクルを2m等分する各
点にて出力を行なうので、サンプリング時間内の各信号
のタイミングを作成する。例えば、サンプルホールド信
号,A/D変換信号,必要に応じて複数チャンネルの場
合はマルチプレクス信号等。
なる毎、即ち、系統周波数1サイクルを2m等分する各
点にて出力を行なうので、サンプリング時間内の各信号
のタイミングを作成する。例えば、サンプルホールド信
号,A/D変換信号,必要に応じて複数チャンネルの場
合はマルチプレクス信号等。
【0030】分周回路24は、系統周波数を2m等分し
ているベースカウンタ23から27=128分周分をカ
ウンタでカウントし、1サイクルの立ち上がりを求める
自走周波数F DPLLを作る。
ているベースカウンタ23から27=128分周分をカ
ウンタでカウントし、1サイクルの立ち上がりを求める
自走周波数F DPLLを作る。
【0031】位相比較回路25は、基本波finを分周回
路24からの自走周波数F DPLLでラッチして(フリップ
フロップで)位相の早,遅判定をし、上記のようにアッ
プダウンカウンタ22を制御し、F DPLLの立ち上がりを
F inの立ち上がりに一致するようになし、ベースカウン
タ23から出力されるサンプリング信号を系統周波数に
同期させる。
路24からの自走周波数F DPLLでラッチして(フリップ
フロップで)位相の早,遅判定をし、上記のようにアッ
プダウンカウンタ22を制御し、F DPLLの立ち上がりを
F inの立ち上がりに一致するようになし、ベースカウン
タ23から出力されるサンプリング信号を系統周波数に
同期させる。
【0032】第2実施例 図3において、第1実施例図1に示したものと同一構成
部分は、同一符号を付してその重複する説明を省略す
る。
部分は、同一符号を付してその重複する説明を省略す
る。
【0033】図3について、この実施例は、19ビット
の周波数ラッチ回路7の出力fの7ビット分を破棄した
12ビット分を、アップダウンカウンタ22,ベースカ
ウンタ23,分周回路24,位相比較回路25からなる
DPLL回路20のアップダウンカウンタ22に直接入
れて、DPLL制御により基本波入力Finに同期したサ
ンプリング信号をベースカウンタ23から出力させるよ
うにしたものである。
の周波数ラッチ回路7の出力fの7ビット分を破棄した
12ビット分を、アップダウンカウンタ22,ベースカ
ウンタ23,分周回路24,位相比較回路25からなる
DPLL回路20のアップダウンカウンタ22に直接入
れて、DPLL制御により基本波入力Finに同期したサ
ンプリング信号をベースカウンタ23から出力させるよ
うにしたものである。
【0034】しかして、アップダウンカウンタ22は、
位相比較回路25に入力する基本波F inの立ち上がりが
分周回路24からの自走周波数F DPLLの立ち上がりより
早いと、ベースカウンタ23のベースカウント値を小さ
くしてF DPLLの立ち上がりを早くするようにカウントダ
ウンし、F inの立ち上がりがF DPLLの立ち上がりより遅
いと、ベースカウント値を大きくしてF DPLLの立ち上が
りを遅くするようにカウントアップするので、第1実施
例同様に、ベースカウンタ23から系統周波数に同期し
たサンプリング信号を得ることができる。
位相比較回路25に入力する基本波F inの立ち上がりが
分周回路24からの自走周波数F DPLLの立ち上がりより
早いと、ベースカウンタ23のベースカウント値を小さ
くしてF DPLLの立ち上がりを早くするようにカウントダ
ウンし、F inの立ち上がりがF DPLLの立ち上がりより遅
いと、ベースカウント値を大きくしてF DPLLの立ち上が
りを遅くするようにカウントアップするので、第1実施
例同様に、ベースカウンタ23から系統周波数に同期し
たサンプリング信号を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【0036】(1)系統周波数に同期したサンプリング
を実現できる。
を実現できる。
【0037】(2)デジタルサンプリング方式によるフ
ーリエ変換誤差を小さくすることができる。
ーリエ変換誤差を小さくすることができる。
【0038】(3)デジタルPLL方式を採用している
ので、追従精度,同期引込時間等の精度管理,特性管理
が容易である。
ので、追従精度,同期引込時間等の精度管理,特性管理
が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるデジタルサンプリ
ング周波数作成回路を示すブロック回路図。
ング周波数作成回路を示すブロック回路図。
【図2】図1回路の各部部作を説明するタイミング図。
【図3】第2実施例にかかるデジタルサンプリング周波
数作成回路を示すブロック回路図。
数作成回路を示すブロック回路図。
1,2…バンドパスフィルタ、3…加算器、4…ゼロク
ロス検出回路、5…1サイクルカウンタ、6…基準発振
器、7…周波数ラッチ回路、10…同期追従範囲設定回
路、11…最高カウント設定部、12…最低カウント設
定部、13…最高カウント値比較部、14…最低カウン
ト値比較部、20…デジタルPLL(DPLL)回路、
21…入力切り替え回路、22…アップダウンカウン
タ、23…ベースカウンタ、24…分周回路、25…位
相比較回路。
ロス検出回路、5…1サイクルカウンタ、6…基準発振
器、7…周波数ラッチ回路、10…同期追従範囲設定回
路、11…最高カウント設定部、12…最低カウント設
定部、13…最高カウント値比較部、14…最低カウン
ト値比較部、20…デジタルPLL(DPLL)回路、
21…入力切り替え回路、22…アップダウンカウン
タ、23…ベースカウンタ、24…分周回路、25…位
相比較回路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−73368(JP,A) 特開 平2−212775(JP,A) 特開 平1−267464(JP,A) 特開 平1−191065(JP,A) 特開 昭63−111723(JP,A) 特開 昭55−46660(JP,A) 特開 昭60−18079(JP,A) 特開 平1−235055(JP,A) 特開 昭64−12810(JP,A) 特開 平1−261927(JP,A) 特開 昭62−163911(JP,A) 特開 昭50−157849(JP,A) 特開 平2−312408(JP,A) 実開 平1−138108(JP,U) 特公 昭57−41694(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 19/00 B60R 16/02 G05B 21/02 H02H 3/00 - 3/02
Claims (2)
- 【請求項1】 系統周波数が入力するゼロクロス回路
と、 このゼロクロス回路出力により制御され基準発振器の出
力を系統周波数1サイクル期間カウントする1サイクル
カウンタと、 前記ゼロクロス回路出力により制御され前記1サイクル
カウンタのカウント値をラッチすると共にラッチした1
サイクル周期カウント値のmビット分(mは自然数)を
破棄した値を出力する周波数ラッチ回路と、 このmビット分破棄した値が入力するアップダウンカウ
ンタと、このアップダウンカウンタの出力を取込み、前
記基準発振器の出力によりカウントダウンしカウント値
が0となるとサンプリング信号を出力すると共に前記ア
ップダウンカウンタの出力を再取込みするベースカウン
タと、このベースカウンタの出力を2m等分に分周する
分周回路と、前記ゼロクロス回路出力と分周回路の出力
との位相を比較し前記アップダウンカウンタを、ゼロク
ロス回路出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち
上がりより早いときカウントダウンさせ、ゼロクロス回
路出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の立ち上がり
より遅いときカウントアップさせる制御をする位相比較
回路とからなるデジタルPLL回路とからなり、前記ベ
ースカウンタから系統周波数と同期した1サイクルを2
m等分するサンプリング信号を得ることを特徴とする系
統周波数に同期したデジタルサンプリング回路。 - 【請求項2】 系統周波数が入力するゼロクロス回路
と、 このゼロクロス回路出力により制御され基準発振器の出
力を系統周波数1サイクル期間カウントする1サイクル
カウンタと、 前記ゼロクロス回路出力により制御され前記1サイクル
カウンタのカウント値をラッチする周波数ラッチ回路
と、 この周波数ラッチ回路の出力値と最低カウント設定値と
を比較し、周波数ラッチ回路の出力が小さいとき最低カ
ウント設定値のmビット分(mは自然数)を破棄した値
を出力する最低カウント値比較回路と、 前記周波数ラッチ回路の出力値と最高カウント設定値と
を比較し周波数ラッチ回路の出力が大きいとき最高カウ
ント設定値のmビット分を破棄した値を出力する最高カ
ウント値比較回路と、 前記最低カウント値比較回路の出力又は最高カウント値
比較回路の出力が入力する入力切替回路と、この入力切
替回路を介して入力する前記最低カウント設定値のmビ
ット分を破棄した値又は前記最高カウント設定値のmビ
ット分を破棄した値がセットされ、前記周波数ラッチ回
路の出力が最低カウント設定値と最高カウント設定値の
間にある場合はアップダウンモードとなるアップダウン
カウンタと、このアップダウンカウンタの出力を取込
み、前記基準発振器の出力によりカウントダウンしカウ
ント値が0となるとサンプリング信号を出力すると共に
前記アップダウンカウンタの出力を再取り込みするベー
スカウンタと、このベースカウンタの出力を2m等分に
分周する分周回路と、前記ゼロクロス回路出力と分周回
路の出力との位相を比較し、前記アップダウンカウンタ
を、ゼロクロス回路出力の立ち上がりが前記分周回路の
出力の立ち上がりより早いときカウントダウンさせ、ゼ
ロクロス回路出力の立ち上がりが前記分周回路の出力の
立ち上がりより遅いときカウントアップさせる制御をす
る位相比較回路とからなるディジタルPLL回路とから
なり、前記ベースカウンから系統周波数と同期した1サ
イクルを2m等分するサンプリング信号を得ることを特
徴とする系統周波数に同期したディジタルサンプリング
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17084291A JP3282187B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 系統周波数に同期したデジタルサンプリング回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17084291A JP3282187B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 系統周波数に同期したデジタルサンプリング回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516743A JPH0516743A (ja) | 1993-01-26 |
JP3282187B2 true JP3282187B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15912341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17084291A Expired - Fee Related JP3282187B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 系統周波数に同期したデジタルサンプリング回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3282187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7415370B2 (en) * | 2004-04-18 | 2008-08-19 | Elspec Ltd. | Method of compressing values of a monitored electrical power signal |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP17084291A patent/JP3282187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0516743A (ja) | 1993-01-26 |
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