JP3281660B2 - 連続鋳造により溶鋼から長尺圧延素材を製造する方法 - Google Patents
連続鋳造により溶鋼から長尺圧延素材を製造する方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/12—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ
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- B22D11/1206—Accessories for subsequent treating or working cast stock in situ for plastic shaping of strands
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造により溶鋼か
ら長尺圧延素材を製造する方法に関する。
ら長尺圧延素材を製造する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続鋳造で丸形の鋳造横断面を有する長
い製品を作り、連鋳機に接続している変形工程で、連鋳
材を、プロフィル棒、プロフィルガーダ、線材、レール
等の長い製品にすることは公知である（ドイツ特許出願
公開第３６０６５０７号公報）。この場合、連鋳材の変
形は、連鋳材が完全に凝固した領域内で行われる。
い製品を作り、連鋳機に接続している変形工程で、連鋳
材を、プロフィル棒、プロフィルガーダ、線材、レール
等の長い製品にすることは公知である（ドイツ特許出願
公開第３６０６５０７号公報）。この場合、連鋳材の変
形は、連鋳材が完全に凝固した領域内で行われる。
【０００３】ドイツ特許出願公開第１５８３６２０号公
報によって、連続鋳造の鋳型で方形横断面の連鋳材を作
り、鋳型の下で、かつ連鋳材がまだ完全に凝固していな
い領域内で、連鋳材横断面は減じるが連鋳材の横断面形
状は変えずに、比較的小刻みに順次に一定のステップで
変形を行うことは公知である。
報によって、連続鋳造の鋳型で方形横断面の連鋳材を作
り、鋳型の下で、かつ連鋳材がまだ完全に凝固していな
い領域内で、連鋳材横断面は減じるが連鋳材の横断面形
状は変えずに、比較的小刻みに順次に一定のステップで
変形を行うことは公知である。
【０００４】この方法によると、連鋳材品質および鋼品
質が、ビレット形状（正方形および長方形）にする連続
鋳造に比し、また、インゴット・キャスティングに比し
て、コストの面で改善される。
質が、ビレット形状（正方形および長方形）にする連続
鋳造に比し、また、インゴット・キャスティングに比し
て、コストの面で改善される。
【０００５】しかしながら、この公知の方法では、連鋳
材に中心部偏析が生じる欠点が残る。この偏析およびこ
れに伴う仕上り製品の品質の劣化を、冷温鋳造により、
すなわち溶相温度よりわずか１０〜１５゜Ｋだけ分配器
内の溶融金属を過熱すること、および／または溶融金属
の電磁撹拌によって阻止する試みが行われた。しかしこ
れにより得られる品質は、例えばベアリングの製造に必
要な針（needles）または球等の製品には適当ではな
い。
材に中心部偏析が生じる欠点が残る。この偏析およびこ
れに伴う仕上り製品の品質の劣化を、冷温鋳造により、
すなわち溶相温度よりわずか１０〜１５゜Ｋだけ分配器
内の溶融金属を過熱すること、および／または溶融金属
の電磁撹拌によって阻止する試みが行われた。しかしこ
れにより得られる品質は、例えばベアリングの製造に必
要な針（needles）または球等の製品には適当ではな
い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
の欠点を除去し、中心部偏析を抑圧または事実上回避す
るように、溶鋼の連続鋳造の際に、その凝固を制御する
ことにある。
の欠点を除去し、中心部偏析を抑圧または事実上回避す
るように、溶鋼の連続鋳造の際に、その凝固を制御する
ことにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の請求
項１に記載の特徴により解決される。好ましい実施例は
その他の請求項に記載されている。
項１に記載の特徴により解決される。好ましい実施例は
その他の請求項に記載されている。
【０００８】本発明によれば、内部偏析の除去の他に、
結晶構造の微細化および、より高度の最終寸法をもつ鋳
造が実現できる。何故ならば鋳造横断面がブルーム寸法
（bloom dimensions）からビレット寸法（billet dimen
sions）へ移行できるからである。本発明は、長い製品
のためのインライン式生産ラインに適用できる。
結晶構造の微細化および、より高度の最終寸法をもつ鋳
造が実現できる。何故ならば鋳造横断面がブルーム寸法
（bloom dimensions）からビレット寸法（billet dimen
sions）へ移行できるからである。本発明は、長い製品
のためのインライン式生産ラインに適用できる。
【０００９】
【実施例】次に本発明の実施例を図を参照して詳細に説
明する。
明する。
【００１０】連鋳機によって作られる製品は、１００ｍ
ｍのエッジ長をもつ方形横断面のビレットである。これ
を作るために、従来の構造の連続鋳造鋳型１の中に直径
１２７．４ｍｍの丸形連鋳材２を連続して鋳込む。直径
が１２７．４ｍｍであると、連鋳材周縁長さが４００ｍ
ｍであり、横断面は１２．７４１ｍｍ2になる。
ｍのエッジ長をもつ方形横断面のビレットである。これ
を作るために、従来の構造の連続鋳造鋳型１の中に直径
１２７．４ｍｍの丸形連鋳材２を連続して鋳込む。直径
が１２７．４ｍｍであると、連鋳材周縁長さが４００ｍ
ｍであり、横断面は１２．７４１ｍｍ2になる。
【００１１】円弧型鋳型１の下流において、連鋳材はロ
ール３により円弧軌道の上を案内される。円弧軌道の半
径４は、円弧状鋳型１の半径と同様に約７０００ｍｍで
ある。連鋳材の出口速度を５ｍ／ｍｉｎとし、冶金学的
長さを約１５０００ｍｍとする。この長さに沿って、連
鋳材２は、対をなして１平面内に対向して配置されてい
る、変形作用を加える支持手段である２つの平滑シリン
ダ形ロール対５、６により、丸形横断面から方形横断面
に変形される。上記ロール対は、連鋳材を出口に向けて
送り出すので、連鋳材に引っ張り力が加わる。
ール３により円弧軌道の上を案内される。円弧軌道の半
径４は、円弧状鋳型１の半径と同様に約７０００ｍｍで
ある。連鋳材の出口速度を５ｍ／ｍｉｎとし、冶金学的
長さを約１５０００ｍｍとする。この長さに沿って、連
鋳材２は、対をなして１平面内に対向して配置されてい
る、変形作用を加える支持手段である２つの平滑シリン
ダ形ロール対５、６により、丸形横断面から方形横断面
に変形される。上記ロール対は、連鋳材を出口に向けて
送り出すので、連鋳材に引っ張り力が加わる。
【００１２】鋼の品質に従って、上記変形は１つまたは
複数の段階で行われる。亀裂しやすい品質の場合には、
好ましくは４つの変形工程７、８、９、１０が適用され
る。各工程での変形の程度は、固相と溶相の境界におけ
る内部変形が材料の伸び限界を越えないように選択しな
ければならない。このことを考慮すれば、変形の程度は
すべての工程で同一にしてもよい。
複数の段階で行われる。亀裂しやすい品質の場合には、
好ましくは４つの変形工程７、８、９、１０が適用され
る。各工程での変形の程度は、固相と溶相の境界におけ
る内部変形が材料の伸び限界を越えないように選択しな
ければならない。このことを考慮すれば、変形の程度は
すべての工程で同一にしてもよい。
【００１３】変形工程７〜１０で、丸形連鋳材の直径１
２７．４ｍｍはそれぞれ６．８ｍｍだけ減少し、その結
果、変形工程１０において、丸形連鋳材と同じ周縁長さ
であるが、丸形連鋳材に比して減少した横断面を有する
１００ｍｍのエッジ長をもつ方形ビレットが形成され
る。
２７．４ｍｍはそれぞれ６．８ｍｍだけ減少し、その結
果、変形工程１０において、丸形連鋳材と同じ周縁長さ
であるが、丸形連鋳材に比して減少した横断面を有する
１００ｍｍのエッジ長をもつ方形ビレットが形成され
る。
【００１４】変形は、溶融過熱（melt superheating）
の最低温度以下の２相状態の領域内で行われ、それによ
って連鋳材の中にすでに存在している圧延組織（rolled
structure）に対応する小さい粒度の組織が、大きい割
合で仕上り製品の中に形成される。そのために変形は、
連鋳材横断面の２０％より７０％までがまだ溶相である
部分の中で行われる。その際、亀裂を生じやすい連鋳材
品質においては、横断面の減少により生じる変形に、別
の変形、例えば楕円円弧装置における矯正工程による変
形が重なることがないようにしなければならない。
の最低温度以下の２相状態の領域内で行われ、それによ
って連鋳材の中にすでに存在している圧延組織（rolled
structure）に対応する小さい粒度の組織が、大きい割
合で仕上り製品の中に形成される。そのために変形は、
連鋳材横断面の２０％より７０％までがまだ溶相である
部分の中で行われる。その際、亀裂を生じやすい連鋳材
品質においては、横断面の減少により生じる変形に、別
の変形、例えば楕円円弧装置における矯正工程による変
形が重なることがないようにしなければならない。
【００１５】図示の実施例では、２つの矯正工程は１１
および１２により示され、これらは溶相の部分を有する
連鋳材領域の中に配置されている。しかし矯正工程１
１、１２のうちの１つが、変形工程７、８、９、１０の
隣り合う工程の間に配置されてもよい。
および１２により示され、これらは溶相の部分を有する
連鋳材領域の中に配置されている。しかし矯正工程１
１、１２のうちの１つが、変形工程７、８、９、１０の
隣り合う工程の間に配置されてもよい。
【図１】圧延装置の側面図である。
１ 連鋳鋳造鋳型 ２ 丸形連鋳材 ３ ロール ４ 半径 ５、６ ロール対 ７、８、９、１０ 変形工程 １１、１２ 矯正工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローター・パルシャート ドイツ連邦共和国、デー 4030 ラーテ ィンゲン、アン・デァ・デレン ２アー (72)発明者 ディーター・シュタライケン ドイツ連邦共和国、デー 4100 デュイ スブルク 46、ブレームヴェーク 56 (72)発明者 ヴィンフリート・ビンダー ドイツ連邦共和国、デー 4178 ケーフ ェラー２、フェリエンドルフ 14 デー (72)発明者 クラウス・ブリュックナー ドイツ連邦共和国、デー 5657 ハー ン、アム・ミューレンブッシュ 35 (72)発明者 インゴ・フォン・ハーゲン ドイツ連邦共和国、デー 4150 クレー フェルト、シューマンシュトラーセ １ (72)発明者 ヴェルナー・ラームフェルト ドイツ連邦共和国、デー 4330 ミュー ルハイム、シュトックヴェーク 32 (56)参考文献 特開 平１−162551（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−215353（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−289552（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−197566（ＪＰ，Ａ) 特開 昭50−85523（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−171255（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−295658（ＪＰ，Ａ) 西独国特許出願公開1583620（ＤＥ, Ａ１) 米国特許3478809（ＵＳ，Ａ) 米国特許5348075（ＵＳ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B22D 11/128 350 B22D 11/00 B22D 11/043
Claims (4)
- 【請求項１】 水冷されている連続鋳造用の円弧形の鋳
型の中に溶鋼を流し込み、この鋳造鋳型の中で、溶鋼を
部分的に凝固させてリング状の連鋳材初期凝固シェルを
形成しつつ丸形または楕円形または４角より多い多角形
の面を有する連鋳材を形成し、かつこの連鋳材を２００
ｍｍの最小周縁を有するものとし、 こうして形成される連鋳材の横断面を、鋳型の下の場所
で、連鋳材に変形作用を加える支持手段により、連鋳材
横断面の少なくとも２０％〜７０％が溶相である、温度
の溶相および固相の２相の共存領域内で、連鋳材が完全
凝固するまでに、周縁長をほぼ不変のまま変形させ、 連鋳材の横断面を変形工程で少なくとも５〜５０％減少
させることを特徴とする連続鋳造により溶鋼から長尺圧
延素材を製造する方法。 - 【請求項２】 変形が４つの変形工程で行われることを
特徴とする請求項１に記載の連続鋳造により溶鋼から長
尺圧延素材を製造する方法。 - 【請求項３】 上記変形作用を加える支持手段が、それ
ぞれの変形工程の横断面平面の内で互いに対向して位置
する表面を有し、この表面により連鋳材を仕上り製品の
形状および横断面形状にできるだけ近い横断面形状にす
る作用をもち、この支持手段により連鋳材の変形を行な
うことを特徴とする請求項１または請求項２のいずれか
に記載の連続鋳造により溶鋼から長尺圧延素材を製造す
る方法。 - 【請求項４】 湾曲型の連鋳機の、上記変形作用を加え
る支持手段を用いて、連鋳材の直径を減少するための変
形を行った後に、矯正変形を行なうことを特徴とする請
求項１から請求項３のいずれかに記載の連続鋳造により
溶鋼から長尺圧延素材を製造する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4139242.6 | 1991-11-26 | ||
| DE4139242A DE4139242C3 (de) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | Verfahren zur Erzeugung von Langprodukten aus Stahl |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05237616A JPH05237616A (ja) | 1993-09-17 |
| JP3281660B2 true JP3281660B2 (ja) | 2002-05-13 |
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ID=6445825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33804892A Expired - Fee Related JP3281660B2 (ja) | 1991-11-26 | 1992-11-25 | 連続鋳造により溶鋼から長尺圧延素材を製造する方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5832984A (ja) |
| EP (1) | EP0545510B1 (ja) |
| JP (1) | JP3281660B2 (ja) |
| KR (1) | KR100295954B1 (ja) |
| CN (1) | CN1036640C (ja) |
| AT (1) | ATE152941T1 (ja) |
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| DE (2) | DE4139242C3 (ja) |
| ES (1) | ES2101028T3 (ja) |
| MX (1) | MX9206775A (ja) |
| RU (1) | RU2104821C1 (ja) |
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| DE19633620C2 (de) * | 1996-05-10 | 2001-10-25 | Sms Demag Ag | Stranggießanlage für Knüppel |
| WO1997043065A1 (de) * | 1996-05-10 | 1997-11-20 | Mannesmann Ag | Stranggiessanlage für knüppel |
| DE19639297C2 (de) | 1996-09-25 | 2000-02-03 | Schloemann Siemag Ag | Verfahren und Vorrichtung für Hochgeschwindigkeits-Stranggießanlagen mit einer Strangdickenreduktion während der Erstarrung |
| DE19639299C2 (de) * | 1996-09-25 | 2001-02-22 | Sms Demag Ag | Vorrichtung zur Herstellung eines Vielkant- oder Profil-Formats in einer Stranggießanlage |
| AT408323B (de) * | 1999-12-01 | 2001-10-25 | Voest Alpine Ind Anlagen | Verfahren zum stahl-stranggiessen |
| PL2543454T3 (pl) * | 2011-07-08 | 2020-02-28 | Primetals Technologies Germany Gmbh | Sposób i urządzenie do wytwarzania długich wyrobów stalowych w odlewaniu ciągłym |
| DE102011112559B4 (de) | 2011-09-08 | 2014-05-08 | Techmag Ag | Anlage zur Herstellung stranggepreßter Bauteile und Halbzeuge aus Leichtmetall oder Leichtmetalllegierungen |
| CN105209194B (zh) * | 2013-06-20 | 2017-03-08 | 新日铁住金株式会社 | 铸坯的连续铸造方法 |
| IT201800011025A1 (it) * | 2018-12-12 | 2020-06-12 | Danieli Off Mecc | Metodo di realizzazione di un apparato di colata continua ed apparato di colata continua cosi’ ottenuto |
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