JP3281013B2 - 航空タッグ - Google Patents

航空タッグ

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JP3281013B2
JP3281013B2 JP829592A JP829592A JP3281013B2 JP 3281013 B2 JP3281013 B2 JP 3281013B2 JP 829592 A JP829592 A JP 829592A JP 829592 A JP829592 A JP 829592A JP 3281013 B2 JP3281013 B2 JP 3281013B2
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野 昭 彦 大
澤 孝 利 西
井 昭 岩
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F3/00Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • G09F3/02Forms or constructions
    • G09F2003/0254Luggage tag

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引裂強度、印字特性に
優れた航空タッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、航空会社では、検査される荷物毎
に荷札を付けて、その荷札に航空会社の名前又は記号、
荷物の目的地、経由ルート、荷物証明番号、フライトナ
ンバーなどが印刷されており、これら記載事項により荷
物を管理している。これらの管理システムに関しては、
例えば、特開昭50−50896号、実開昭60−19
073号、実開昭63−192075号、実開昭62−
53481号、実開昭62−123681号、実開平1
−231083号各公報等に記載される種々の方法が知
られている。また、最近では、海外旅行者が急増してお
り、空港での荷物管理の正確さと迅速さが大きな課題と
なってきているため、読み取り記録(感熱、熱転写、レ
ーザープリント等)方式を用いた荷物管理が定着しつつ
ある。これらの荷札には防水性を有する合成紙や塗工紙
を用いること(実公昭2−45893号公報参照)が知
られており、そのような荷札が現在既に実用化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような無機微細粉
末ポリオレフィンの延伸フィルムよりなる微細空洞を有
する合成紙を用いた航空タッグでは、ポリオレフィンフ
ィルムより形成されているため防水性に、フィルム内部
に微細な空洞を有しているために印字特性において優れ
ている。また、強度も塗工紙より優れる。しかし、限ら
れた時間内で多くのトランクやスーツケース、土産箱な
どの荷物の移動、整理作業を行なわなければならないの
で、作業を行なっている者が荷物の取り扱い中に航空タ
ッグを引っ張って移動することが多く、このような航空
タッグに延伸配向されていて微細な空洞を有する合成紙
を用いたものでは、細長い航空タッグの一カ所に小さな
傷が付くだけでも、そこから容易に引き裂けて、航空タ
ッグ全体が切れて荷物より外れてしまうという欠点があ
った。また、前記塗工紙を用いる場合においても、上記
合成紙の場合よりも強度が弱く容易に裂け易いとの性質
を有しているので、更に問題が大きくなるとの欠点を有
していた。従って、上記合成紙を用いた航空タッグで
は、荷物の移動や整理作業の正確さや迅速さに優れてい
ても、裂けて荷物より外れてしまったのでは荷物の混乱
を招くので、航空タッグとしての機能を損なってしまう
ため、引裂強度、特に横方向の引裂強度にも優れた航空
タッグの開発が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、上記問題点に鑑みて鋭意
研究を重ねた結果、記録層(II)/支持体層(A) /粘着剤
層(B) /剥離紙層(C) より構成され、バーコードにより
管理される航空タッグの基体層に用いられる支持体層
(A) を、支持体層(A) 全体の肉厚の10〜60%の肉厚
で、横方向のエルメンドルフ引裂強度が80g以上の微
細空洞を実質的に有しない熱可塑性樹脂一軸延伸フィル
ム(A2 ) と、微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム
(A1 ) を積層したものを用いることにより、引裂強度及
び印字特性に優れた航空タッグを得ることができるとの
知見に基づき本発明を完成するに至ったものである。す
なわち、本発明の航空タッグは、記録層(II)/支持体層
(A) /粘着剤層(B)/剥離紙層(C) より構成され、バー
コードにより管理される航空タッグにおいて、前記支持
体層(A) が微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム(A
1 ) と、横方向のエルメンドルフ引裂強度が80g以上
の一軸延伸方向に延伸された微細空洞を実質的に有しな
い熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) とが積層された構造で、
該一軸方向に延伸された熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) の
肉厚が支持体層(A) 全体の肉厚の10〜60%であり、
前記延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) 側に設けられた記
録層(II)にバーコードが付されていること、を特徴とす
るものである。
【0005】[発明の具体的説明] [I] 航空タッグ 本発明の航空タッグは、支持体層(A) /粘着剤層(B) /
剥離紙層(C) から構成される基体層(I) の支持体層(A)
側の表面にバーコードを印刷するための発色性の記録層
(II)(感熱記録層、熱転写受容層又はレーザープリント
用塗工層)を設けることによって形成されたものであ
る。
【0006】[II] 基体層(I) (1) 支持体層(A) 本発明において用いられる支持体層(A) としては、微細
空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) と、横方向
のエルメンドルフ引裂強度(JIS−P8116)が8
0g以上、好ましくは100g以上の一軸延伸方向に延
伸された微細空洞を実質的に含有しない熱可塑性樹脂フ
ィルム(A2 ) とを積層したものであり、この熱可塑性樹
脂一軸延伸フィルム(A2 ) の肉厚が支持体層(A) 全体の
肉厚の10〜60%、好ましくは15〜50%の割合を
占めていること、また、後記記録層(II)は前述の支持体
層(A) の微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム
(A1 )側に積層されたものである。
【0007】(a) 微細空洞含有延伸熱可塑性樹脂フィル
ム(A1 ) 構 造 支持体層(A) に用いられる微細空洞含有延伸熱可塑性樹
脂フィルム(A1 ) としては、例えば、特公昭46−40
794号、特公昭61−56019号、特公昭62−5
9668号、特公昭62−35412号、特開平1−5
687号、特開平3−190787号に開示されている
合成紙などを利用することができる。具体的には、無機
微細粉末10〜45重量%、好ましくは15〜35重量
%を含有する熱可塑性樹脂の二軸延伸フィルム単層フィ
ルム、或いは無機微細粉末を0〜45重量%含有する熱
可塑性樹脂の二軸延伸フィルムを基体層(a1 ) とし、そ
の両面に無機微細粉末を15〜80重量%、好ましくは
30〜65重量%含む熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルム
(a2 ) を貼着した構造のものであり、この一軸延伸フィ
ルム(a2 ) は単層であっても、多層構造の多軸延伸フィ
ルムであってもよい。前記微細空洞含有延伸熱可塑性樹
脂フィルム(A1 ) の微細空洞含有とは、次式で算出され
る空孔率が10〜60%、好ましくは15〜50%のも
のである。 この微細空洞含有延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) のJ
IS−P8132で測定したヤング率は9,000〜3
2,000kg/cm2 であるのが好ましい。
【0008】 素 材熱可塑性樹脂 前記支持体層(A) の微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム(A1 ) の基材層(a1 ) 及び該基材層(a1 ) の表面
或いは表裏面に紙状層(a2 ) として用いられる熱可塑性
樹脂としては、ポリオレフィン系樹脂が通常用いられ
る。このようなポリオレフィン系樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合
体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・ブテ
ン−1共重合体、ポリ(4−メチルペンテン−1)、ポ
リスチレンなどを挙げることができる。もちろん、この
ようなポリオレフィン系樹脂以外の、ポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
などの他の熱可塑性樹脂も使用することができるが、コ
ストの面からポリオレフィン系樹脂、特にポリプロピレ
ン系樹脂を使用することが好ましい。
【0009】無機微細粉末 前記支持体層(A) の微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム(A1 ) の基材層(a1 ) 及び該基材層(a1 ) の表面
或いは表裏面に紙状層(a2 ) として用いられる無機微細
粉末としては、炭酸カルシウム、焼成クレイ、珪藻土、
タルク、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸アルミニウ
ム、シリカなどの平均粒径が10μm以下、好ましくは
4μm以下のものを例示することができる。 微細空洞含有延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) の製
造 このような微細空洞含有の複層構造の延伸熱可塑性樹脂
フィルム(A1 ) は、例えば、以下に示す通りの方法によ
り製造することができる。微細空洞含有の複層構造の延
伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) は、基材層(a1 )として
無機微細粉末を0〜45重量%、好ましくは8〜30重
量%含有する熱可塑性樹脂フィルムを4〜10倍、好ま
しくは4〜7倍に延伸して得た一軸延伸フィルムを用
い、更に、この基材層(a1 ) の表面或いは表裏面に紙状
層(a2 ) として無機微細粉末を15〜70重量%、好ま
しくは35〜60重量%含有する熱可塑性樹脂未延伸フ
ィルムを貼着して積層させた後、該積層フィルムを上記
熱可塑性樹脂の一軸延伸フィルム(a1 ) の延伸方向と直
角の方向にテンターにより3〜15倍、好ましくは4〜
12倍に延伸して微細空洞含有の複層構造の延伸熱可塑
性樹脂フィルム(A1 ) を得る。
【0010】(b) 微細空洞を実質的に有しない熱可塑
性樹脂フィルム(A2 ) 構 造 前記微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) に
積層される一軸に延伸された微細空洞を実質的に有しな
い熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) は、横方向のエルメンド
ルフ引裂強度(JIS P−8116)が80g以上、
好ましくは100g以上のものである。該横方向のエル
メンドルフ引裂強度が80g未満では航空タッグとして
十分な引裂強度が得られないので実用性が著しく低下す
る。該微細空洞を実質的に有しない熱可塑性樹脂一軸延
伸フィルム(A2 ) は、無機微細粉末を3重量%以下、好
ましくは無機微細粉末を含有しない熱可塑性樹脂フィル
ムを縦方向又は横方向に3〜15倍、好ましくは4〜1
2倍延伸することによって得られる。このように一軸方
向に延伸された熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) は延伸され
ているために延伸方向の強度が増し、しかも、該熱可塑
性樹脂フィルム(A2 ) 中に無機微細粉末を含有していな
いか、或いは、極めて少量しか含有していないので、一
軸延伸後においてもフィルムの内部に微細空洞を実質的
に含有しないので、前記横方向のエルメンドルフ引裂強
度が大きな値を示すものとなる。
【0011】また、該微細空洞を実質的に含有していな
い熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) の肉厚は、支持体層(A)
全体の肉厚の10〜60%、好ましくは15〜50%の
割合を占める程度の厚さで積層されていることが重要で
ある。該一軸延伸熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) の肉厚
が、支持体(A) の全体の10%以下では、航空タッグと
して十分な引裂強度が得られなく、実用性が著しく低下
する。また、逆に60%以上の値であれば、十分な引裂
強度は得られるが、印字特性が劣るようになり好ましく
ない。従って、該微細空洞を有しない熱可塑性樹脂一軸
延伸フィルム(A2 ) は、該一軸延伸フィルム(A2 ) の延
伸方向が前記微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム
(A1 ) の紙状層(a2 ) の一軸延伸フィルムの延伸方向と
直角方向に貼り合わせることによって前記支持体層(A)
を形成すれば、支持体層(A) の縦方向及び横方向のいず
れの強度をも増加させることができるので好ましい。
【0012】 素 材 前記支持体層(A) の微細空洞を有しない熱可塑性樹脂一
軸延伸フィルム(A2 )に用いられる熱可塑性樹脂として
は、ポリオレフィン系樹脂を用いることが普通である。
このようなポリオレフィン系樹脂としては、高密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン、線状ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・ブテン−1共重
合体、ポリ(4−メチルペンテン−1)、ポリスチレン
などを挙げることができる。もちろん、このようなポリ
オレフィン系樹脂以外の、ポリアミド、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどの他の
熱可塑性樹脂も使用することができるが、コストの面か
らポリオレフィン系樹脂を使用することが好ましい。一
軸延伸フィルムとして用いられる熱可塑性樹脂の素材と
して好ましいのは前述のポリオレフィン系樹脂、更に好
ましくはポリエチレン、特に好ましくは密度が0.94
5〜0.970g/cm3 の高密度ポリエチレン、密度
が0.890〜0.940の直鎖線状ポリエチレンが利
用できる。
【0013】 微細空洞を実質的に有しない熱可塑性
樹脂一軸延伸フィルム(A2 ) の製造延 伸 このような微細空洞含有しない熱可塑性樹脂一軸延伸フ
ィルム(A2 ) は、例えば、以下に示す通りの方法により
製造することができる。微細空洞を含有しない熱可塑性
樹脂一軸延伸フィルム(A2 ) を製造するには、先ず無機
微細粉末を3重量%以下、好ましくは無機微細粉末を含
有してない熱可塑性樹脂フィルムを3〜15倍に延伸す
る。該熱可塑性樹脂の延伸については、二対のロールの
周速差により引張り延伸するもの、ロールによる圧延方
法によるもの、テンターによるもの、又は、それらの組
み合わせによる延伸のうちいずれの方法で延伸したもの
でも構わない。積 層 次いで、これを前記微細空洞含有の延伸熱可塑性樹脂フ
ィルム(A1 ) の紙状層の一軸延伸フィルム(a2 ) 上に、
該一軸延伸フィルム(a2 ) の延伸方向と直角の方向に積
層して支持体層(A) を得る。
【0014】(2) 粘着剤層(B) 粘着剤層としては、各種の粘着剤を使用することもでき
るが、以下に示す感圧性粘着剤を用いることが好まし
い。 (a) 感圧性粘着剤 上記感圧性粘着剤としては、ポリイソブチレンゴム、ブ
チルゴム、これらの混合物をベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサンのような有機溶剤に溶解したゴム系粘着
剤、或いは、これらゴム系粘着剤にアビエチレン酸ロジ
ンエステル、テルペン・フェノール共重合体、テルペン
・インデン共重合体などの粘着付与剤を配合したもの、
或いは、2−エチルヘキシルアクリレート・アクリル酸
n−ブチル共重合体、2−エチルヘキシルアクリレート
・アクリル酸エチル・メタクリル酸メチル共重合体など
のガラス転移点が−20℃以下のアクリル系共重合体を
有機溶剤で溶解したアクリル系粘着剤などを挙げること
ができる。該感圧性粘着剤の塗工量としては、固形分量
で3〜40g/m2 、好ましくは10〜30g/m2
ある。上記塗工・乾燥後の感圧性粘着剤の肉厚は、アク
リル系粘着剤の場合で10〜50μm、ゴム系粘着剤の
場合で80〜150μmとするのが一般的である。 (b) アンカーコート剤 上記感圧性粘着剤を塗工する前に、アンカーコート剤を
塗布することが好ましい。該アンカーコート剤として
は、ポリウレタン、ポリイソシアネート・ポリエーテル
ポリオール、ポリイソシアネート・ポリエチレンイミ
ン、アルキルチタネートなどが使用でき、これらは一般
に、メタノール、水、酢酸エチル、トルエン、ヘキサン
などの有機溶剤に溶解して使用される。基体へのアンカ
ーコート剤の塗布量は、塗布・乾燥後の固形分量で0.
01〜5g/m2 、好ましくは0.05〜2g/m2
ある。
【0015】(3) 剥離紙層(C) 剥離紙層は剥離用紙の裏面側に離型性樹脂層を形成した
ものであり、該離型性樹脂層はシリコン樹脂やポリエチ
レンワックスなどの離型性樹脂を前記有機溶剤などによ
って溶解した後、これを剥離用紙に直接塗布・乾燥する
ことによって形成することができる。該離型性樹脂層の
塗布量は、塗布・乾燥後の固形分量で0.5〜10g/
2 、好ましくは1〜8g/m2 である。
【0016】[III] 記録層(II) 前記支持体層(A) の紙上層の上に積層される記録層は、
バーコードを設けることができる、発色性を有する感熱
記録層、レーザープリント用塗工層、或いは熱転写受容
層を与えるいずれかの塗工剤を塗工することによって形
成することができる。 (1) 感熱記録層 上記感熱記録層は発色剤と呈色剤を含有する塗液を塗布
・乾燥することによって形成される。感熱記録層に用い
られる発色剤と呈色剤としては、以下に示すものがあ
り、これら発色剤と呈色剤の組み合わせについては、両
者が接触して呈色反応を起こすような組み合わせならば
いずれも使用可能であり、例えば無色ないし淡白の塩基
性染料と無機ないし有機の酸性物質との組み合わせ、或
いはステアリン酸第二鉄などの高級脂肪酸金属塩と没食
子酸のようなフェノール類などが例示され、更にジアゾ
ニウム化合物とカプラー及び塩基性物質とを組み合わせ
たものが使用可能である。
【0017】(a) 発色剤 感熱記録層に発色剤として配合される無色ないし淡色の
塩基性染料としては、各種のものが公知であり、例えば
3,3‐ビス(p‐ジメチルアミノフェニル)‐6‐ジ
メチルアミノフタリド、3,3‐ビス(p‐ジメチルア
ミノフェニル)フタリド、3‐(p‐ジメチルアミノフ
ェニル)‐3‐(1,2‐ジメチルインドール‐3‐イ
ル)フタリド、3‐(p‐ジメチルアミノフェニル)‐
3‐(2‐メチルインドール‐3‐イル)フタリド、
3,3‐ビス(1,2‐ジメチルインドール‐3‐イ
ル)‐5‐ジメチルアミノフタリド、3,3‐ビス
(1,2‐ジメチルインドール‐3‐イル)‐6‐ジメ
チルアミノフタリド、3,3‐ビス(9‐エチルカルバ
ゾール‐3‐イル)‐6‐ジメチルアミノフタリド、
3,3‐ビス(2‐フェニルインドール‐3‐イル)‐
6‐ジメチルアミノフタリド、3‐p‐ジメチルアミノ
フェニル‐3‐(1‐メチルピロール‐3‐イル)‐6
‐ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染
料、4,4′‐ビス‐ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N‐ハロフェニル‐ロイコオーラミ
ン、N‐2,4,5‐トリクロロフェニルロイコオーラ
ミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー、p‐ニトロベンゾイルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系染料、3‐メチル‐スピロ‐ジナフ
トピラン、3‐エチル‐スピロ‐ジナフトピラン、3‐
フェニル‐スピロ‐ジナフトピラン、3‐ベンジル‐ス
ピロ‐ジナフトピラン、3‐メチル‐ナフト‐(6′‐
メトキシベンゾ)スピロピラン、3‐プロピル‐スピロ
‐ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン‐Bア
ニリノラクタム、ローダミン(p‐ニトロアニリノ)ラ
クタム、ローダミン(o‐クロロアニリノ)ラクタム等
のラクタム系染料、3‐ジメチルアミノ‐7‐メトキシ
フルオラン、3‐ジエチルアミノ‐6‐メトキシフルオ
ラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐メトキシフルオラン、
3‐ジエチルアミノ‐7‐クロロフルオラン、3‐ジエ
チルアミノ‐6‐メチル‐7‐クロロフルオラン、3‐
ジエチルアミノ‐6,7‐ジメチルフルオラン、3‐
(N‐エチル‐p‐トルイジノ)‐7‐メチルフルオラ
ン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N‐アセチル‐N‐メチ
ルアミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N‐メ
チルアミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐ジベ
ンジルアミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N
‐メチル‐N‐ベンジルアミノフルオラン、3‐ジエチ
ルアミノ‐7‐N‐クロロエチル‐N‐メチルアミノフ
ルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐N‐ジエチルアミ
ノフルオラン、3‐(N‐エチル‐p‐トルイジノ)‐
6‐メチル‐7‐フェニルアミノフルオラン、3‐(N
‐シクロペンチル‐N‐エチルアミノ)‐6‐メチル‐
7‐アニリノフルオラン、3‐(N‐エチル‐p‐トル
イジノ)‐6‐メチル‐7‐(p‐トルイジノ)フルオ
ラン、3‐ジエチルアミノ‐6‐メチル‐7‐フェニル
アミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐7‐(2‐カ
ルボメトキシフェニルアミノ)フルオラン、3‐(N‐
エチル‐N‐イソアミルアミノ)‐6‐メチル‐7‐フ
ェニルアミノフルオラン、3‐(N‐シクロヘキシル‐
N‐メチルアミノ)‐6‐メチル‐7‐フェニルアミノ
フルオラン、3‐ピペリジノ‐6‐メチル‐7‐フェニ
ルアミノフルオラン、3‐ピペリジノ‐6‐メチル‐7
‐フェニルシミノフルオラン、3‐ジエチルアミノ‐6
‐メチル‐7‐キシリジノフルオラン、3‐ジエチルア
ミノ‐7‐(o‐クロロフェニルアミノ)フルオラン、
3‐ジブチルアミノ‐7‐(o‐クロロフェニルアミ
ノ)フルオラン、3‐ピロリジノ‐6‐メチル‐7‐p
‐ブチルフェニルアミノフルオラン、3‐N‐メチル‐
N‐テトラヒドロフルフリルアミノ‐6‐メチル‐7‐
アニリノフルオラン、3‐N‐エチル‐N‐テトラヒド
ロフルフリルアミノ‐6‐メチル‐7‐アニリノフルオ
ラン等のフルオラン系染料等を挙げることができる。
【0018】(b) 呈色剤 前記塩基性染料と接触して呈色する無機ないし有機の酸
性物質としては、各種のものが公知であり、例えば、無
機酸性物質として活性白土、酸性白土、アタパルジャイ
ト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウ
ムなどが例示され、有機酸性物質として4‐tert‐ブチ
ルフェノール、4‐ヒドロキシジフェノキシド、α‐ナ
フトール、β‐ナフトール、4‐ヒドロキシアセトフェ
ノール、4‐tert‐オクチルカテコール、2,2′‐ジ
ヒドロキシジフェノール、2,2′‐メチレンビス(4
‐メチル‐6‐tert‐イソブチルフェノール)、4,
4′‐イソプロピリデンビス(2‐tert‐ブチルフェノ
ール)、4,4′‐ sec‐ブチリデンジフェノール、4
‐フェニルフェノール、4,4′‐イソプロピリデンジ
フェノール(ビスフェノールA)、2,2′‐メチレン
ビス(4‐クロロフェノール)、ハイドロキノン、4,
4′‐シクロヘキシリデンジフェノール、4‐ヒドロキ
シ安息香酸ベンジル、4‐ヒドロキシフタル酸ジメチ
ル、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、ノボラック型
フェノール樹脂、フェノール重合体などのフェノール性
化合物、安息香酸、p‐tert‐ブチル安息香酸、トリク
ロル安息香酸、テレフタル酸、3‐ sec‐ブチル‐4‐
ヒドロキシ安息香酸、3‐シクロヘキシル‐4‐ヒドロ
キシ安息香酸、3,5‐ジメチル‐4‐ヒドロキシ安息
香酸、サリチル酸、3‐イソプロピルサリチル酸、3‐
tert‐ブチルサリチル酸、3‐ベンジルサリチル酸、3
‐(α‐メチルベンジル)サリチル酸、3‐クロル‐5
‐(α‐メチルベンジル)サリチル酸、3,5‐ジ‐te
rt‐ブチルサリチル酸、3‐フェニル‐5‐(α,α‐
ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5‐ジ‐α‐メチ
ルベンジルサリチル酸等の芳香族カルボン酸、及び前記
フェノール性化合物や芳香族カルボン酸と例えば亜鉛、
マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マ
ンガン、すず、ニッケル等の多価金属との塩等を例示す
ることができる。
【0019】(c) 量 比 なお、前記塩基性染料(発色剤)や呈色剤は必要に応じ
て2種以上を併用することもできる。また塩基性染料と
呈色剤の使用比率は、用いられる塩基性染料や呈色剤の
種類に応じて適宜選択されるもので、特に限定するもの
ではないが、一般に塩基性染料1重量部に対して呈色剤
を1〜20重量部、好ましくは2〜10重量部程度使用
される。
【0020】(d) 塗 液 これらの物質を含む塗液は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕
機により染料(発色剤)と呈色剤とを一様に又は別々に
分散するなどして調製される。塗液中には、デンプン
類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアゴム、ポリビニルアルコール、アセトアセチル基
変性ポリビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレ
イン酸共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体
塩、エチレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・ブダ
ジエン共重合体エマルジョン、尿素樹脂、メラミン樹
脂、アミド樹脂、アミノ樹脂等のバインダーを全固形分
の2〜40重量%、好ましくは5〜25重量%程度含有
させておく。
【0021】(e) その他の配合剤 さらに、該塗液中には必要に応じて各種の助剤を添加す
ることができ、例えばジオクチルスルフォ琥珀酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ラウ
リルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金
属塩等の分散剤、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤、
その他消泡剤、蛍光染料、着色染料、導電性物質等が適
宜添加される。また必要に応じてステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナ
バロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等のワ
ックス類、ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレン
ビスアミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、
椰子脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド類、2,2′‐メチ
レンビス(4‐メチル‐6‐tert‐ブチルフェノー
ル)、1,1,3‐トリス(2‐メチル‐4‐ヒドロキ
シ‐5‐tert‐ブチルフェニル)ブタン等のヒンダード
フェノール類、2‐(2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2‐ヒドロキシ‐4‐
ベンジルオキシベンゾフェノン等の紫外線吸収剤、1,
2‐ジ(3‐メチルフェノキシ)エタン、1,2‐ジフ
ェノキシエタン、1‐フェノキシ‐2‐(4‐メチルフ
ェノキシ)エタン、テレフタル酸ジメチルエステル、テ
レフタル酸ジブチルエステル、テレフタル酸ジベンジル
エステル、p‐ベンジル‐ビフェニル、1,4‐ジメト
キシナフタレン、1,4‐ジエトキシナフタレン、1‐
ヒドロキシナフトエ酸フェニルエステル等のエステル
類、さらには各種公知の熱可塑性物質やカオリン、クレ
ー、タルク、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタ
ン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等の無機顔
料を添加することもできる。
【0022】(2)熱転写受容層 熱転写受容層としては、熱転写シートと重ね合わせられ
て加熱された際に、熱転写シートから移行してくる転写
インキが受容されて画像を形成することができる画像受
容層である。画像受容層 このような画像受容層は画像受容層形成用塗工液を塗布
し、乾燥して溶媒を飛散させることにより形成される。
このような画像受容層形成用塗工液を構成する樹脂とし
ては、オリゴエステルアクリレート樹脂、飽和ポリエス
テル樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、アクリル
エステル・スチレン共重合体エポキシアクリレート樹脂
などを挙げることができ、これら樹脂をトルエン、キシ
レン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどに溶
解して、塗工液として用いられる。該塗工液は、耐光性
を高めるために紫外線吸収剤及び/又は光安定剤を含有
することができる。
【0023】紫外線吸収剤 紫外線吸収剤としては、例えば2−(2´−ヒドロキシ
−3,3´−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−t
−アミルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´−t−ブチル−5´−メチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2
´−ヒドロキシ−3´,5´−t−ブチルフェニル)−
ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,
5´−ジ−t−アミルフェニル)−ベンゾトリアゾール
などを挙げることができる。
【0024】光安定剤 光安定剤としては、例えばジステアリルペンタエリスリ
トールジフォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト、
ジノニルフェニルペンタエリスリトールジフォスファイ
ト、サイクリックネオペンタンテトライルビス(オクタ
デシルフォスファイト)、トリス(ノニルフェニル)フ
ォスファイト、1−[2−[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ]
−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなどを挙げ
ることができる。これら紫外線吸収剤、光安定剤の添加
量は、受像層を構成する樹脂100重量部に対して、そ
れぞれ0.05〜10重量部、好ましくは0.5〜3重
量部である。
【0025】その他の配合剤 熱転写シートと重ね合わせられて加熱された際の熱転写
シートとの離型性を向上せしめるために、画像受容層中
に離型剤を含有せしめることができる。このような離型
剤としては、ポリエチレンワックス、アミドワックス、
テトロンパウダーなどの固形ワックス類、弗素系、燐酸
エステル系の界面活性剤、シリコーンオイルなどを挙げ
ることができるが、これらの中でシリコーンオイルを用
いることが好ましい。該シリコーンオイルとしては、油
状のものも用いることができるが、硬化型のものを用い
ることが望ましい。更に、画像受容層の白色度を向上し
て転写画像の鮮明度を更に高めると共に熱転写受容層表
面に鉛筆筆記性を付与し、かつ転写された画像の再転写
を防止する目的で画像受容層中に白色顔料を添加するこ
とができる。このような白色顔料としては、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、カオリンクレーなどを挙げることがで
き、これらは2種以上混合して用いることもできる。上
記酸化チタンとしては、アナターゼ型酸化チタン、ルチ
ル型酸化チタンを用いることができ、アナターゼ型酸化
チタンとしては、例えばKA−10、KA−20、KA
−15、KA−30、KA−35、KA−60、KA−
80、KA−90(いずれもチタン工業社製)などを、
また、ルチル型酸化チタンとしては、KR−310、K
R−380、KR−460、KR−480(いずれもチ
タン工業社製)などを挙げることができる。白色顔料の
添加量は画像受像層を構成する樹脂100重量部に対し
て、5〜90重量部、好ましくは30〜80重量部であ
る。このような熱転写受容層の肉厚は、一般に0.2〜
20μm、好ましくは3〜15μmに形成される。
【0026】熱転写シート 上記熱転写受容層に転写インキを転写して画像を形成す
るために用いられる熱転写シートとしては、種々のもの
を用いることができる。具体的には、バインダ成分、着
色成分などを主成分とし、必要に応じて、柔軟剤、可撓
剤、融点調節剤、平滑化剤、分散剤などを添加剤成分と
して構成された組成物を、ポリエステルフィルムなどよ
りなる基材層上に積層してなるものである。上記主成分
の具体例としては、バインダー成分にパラフィンワック
ス、カルナウパワックス、エステルワックスなどの周知
のワックス類や低融点の各種高分子類が有用であり、着
色成分にカーボンブラックや各種の有機、無機顔料ない
しは染料が有用である。また、昇華型のインキでも良
い。
【0027】(3) レーザープリント用塗工層 (a) レーザープリント用塗工剤 前記支持体層(A) の紙上層の上に塗工されるレーザープ
リント用塗工層を形成するレーザープリント用塗工剤と
しては、アクリルウレタン樹脂80〜40重量%とフィ
ラー20〜60重量%から基本的になるものである。該
レーザープリント用塗工剤としては、ウレタン結合によ
って架橋されたアクリル酸ないしメタクリル酸(以下単
に「(メタ)アクリル酸」と略記する。)エステル重合
体マトリックスとそこに分散したフィラーとからなるも
のである。
【0028】アクリルウレタン樹脂 前記アクリルウレタン樹脂は、特公昭53−32386
号、特公昭52−73985号公報などに記載されてい
るように公知である。このようなアクリルウレタン樹脂
は、一般にはポリイソシアネートと多価アルコールとか
ら得られるウレタンプレポリマーにヒドロキシモノ(メ
タ)アクリレートを反応させることにより得られる。こ
のアクリルウレタン樹脂のエチレン性結合を重合させる
ことによりウレタン結合によって架橋された(メタ)ア
クリル酸エステル重合体が得られる。上記(メタ)アク
リル酸エステル重合体としては、エステルのアルコール
部分に少なくとも1個(好ましくは1個)の水酸基を有
する(メタ)アクリル酸エステルの単独重合又は共重合
体である。このような水酸基を含有する重合体として
は、水酸基価が20〜200、好ましくは60〜130
のものである。ここで水酸基価とは、試料1gをアセチ
ル化するとき、水酸基と結合した酢酸を中和するのに要
する水酸化カリウムのmg数によって表わされた値であ
る。このような重合体を与える(メタ)アクリル酸エス
テルは、少なくとも2個(好ましくは2個)の水酸基を
有するアルコール化合物のモノエステルである。ここで
「アルコール化合物」は典型的なアルカノールの他に、
ポリオキシアルキレングリコール(アルキレンはC2
3 程度)をも包含するものである。このような(メ
タ)アクリル酸エステルの具体例としては、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ジ−ないしポリ−エチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、グリセリンモノ
(メタ)アクリレートなどを挙げることができる。
【0029】硬化後の塗工剤の硬度、強靭性、弾性のバ
ランス面からこの(メタ)アクリル酸エステル重合体は
共重合体の方が好ましい。上記のような(メタ)アクリ
ル酸エステルと共重合し得る単量体には各種のものがあ
って、合目的的な任意のものを使用することができる。
具体的には、メチル〜シクロヘキシル(メタ)アクリレ
ート、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニルなどを挙
げることができる。該共重合体を水酸基含有(メタ)ア
クリル酸エステルを共重合することによって製造する代
わりに、水酸基に変換し得る基を持つ重合体を処理して
水酸基を持つに至らせることによって製造することもで
きる。重合は溶液重合によって行なうのが便利である。
前記ウレタン結合単位を形成するポリイソシアネートと
しては、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−
トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,6−ヘキ
サメチレンジイソシアネート、及びこれらの誘導体から
得られる分子中に2個以上のイソシアネート基を有する
化合物がある。このようなウレタン結合によって架橋さ
れた(メタ)アクリル酸エステル重合体マトリックスを
構成するアクリルウレタン樹脂の一部を塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体で置換することもできる。
【0030】フィラー レーザープリント用塗工剤に配合されるフィラーとして
は、重質炭酸カルシウム、焼成クレイ、酸化チタン、硫
酸バリウム、珪藻土など従来の塗工剤に用いられている
ものをも使用することができる。 (b) 塗布量 塗布量としては、乾燥後の固形分量で一般に0.5〜2
0g/m2 、好ましくは2〜8g/m2 である。
【0031】[IV] 記録層の形成 前記支持体層(A) の紙上層(a2 ) の上に積層される記録
層(II)は、バーコード2を設けることができる、熱によ
る発色性を有する感熱記録層、或いは熱転写シートと重
ね合わせて加熱された際に熱転写シートから移行してく
る転写インキを受容してバーコードを設けることができ
る熱転写受容層、レーザープリント塗工層によりバーコ
ードを設けることができるレーザープリント用塗工層の
いずれかを塗工することによって形成することができ
る。塗 工 上記感熱記録層形成用発色剤と呈色剤を含有する塗液、
熱転写受容層形成用塗液、レーザープリント用塗工層形
成用塗液の塗工は、一般に刷毛、ローラー、パッド、ス
プレーガン、浸漬などの手段により塗布し、使用した溶
媒が揮発或いは蒸発するような温度で乾燥することによ
って行なわれる。具体的には、例えば前記ローラーによ
り塗工する場合は、溶剤に溶かした塗工液を貯蔵する貯
槽液中に一部分を浸漬したロールと接触さして回転する
ロールによって基体層(I) の支持体層(A) 側表面に塗布
することによって行なわれる。
【0032】[V] バーコードによる管理 (1) バーコードの形成 前記基体層(I) の表面側、例えば紙状層(a2 ) には、コ
ンピューター管理によってプリンターなどの各種手段に
よってバーコード2などの印刷を行なうことができる。
また、必要によりグラビア印刷、オフセット印刷、フレ
キソ印刷、スクリーン印刷などの各種の印刷方法により
会社名などの印刷を併用することができる。
【0033】(2) 航空タッグの取り付け 本発明の航空タッグ1を用いる管理は、例えば、以下の
ようにして行なわれる。航空タッグ1は、その表面1a
が図2に示すような構造をしており、裏面1bが図3に
示すような構造をしている。また、この航空タッグ1
は、荷物に貼り付ける運送券3、航空会社が保管する管
理券4及び依頼者が保管する控え券5の三つの部分から
構成されており、これらの間には切り離しが容易なよう
に該航空タッグの記録層(II)、支持体層(A) 及び粘着剤
層(B) の部分にはミシン目6が形成されており、しか
も、剥離紙層(C) には切れ目7が形成されている。従っ
て、航空会社ではこのような航空タッグ1を三つに分離
して、依頼者が保管する控え券5の部分を依頼者に渡
し、荷物に貼り付ける運送券3の一端の裏面部分に形成
された貼り付け部分3aの剥離紙(C) を剥離して、その
下層に形成されている粘着剤層(B) 部分を露出させて、
この運送券3を図4に示すようにトランク8などの取っ
手8aの部分に挿入してから、この運送券3の貼り付け
部分3aの粘着剤層(B) をもう一端の運送券3の表面部
分3bに貼り付けて、リング状に形成して取り付けた。
また、航空会社が保管する管理券4は航空会社にて管理
するために保管される。しかし、場合によってはこのよ
うな航空会社が保管する管理券4はバーコードによるコ
ンピューター管理により必要としないこともあり、その
場合は省略してもよい。
【0034】
【実施例】本発明の航空タッグについて、以下にその実
施例及び比較例を挙げて具体的に説明する。 [I] 評価方法 実施例及び比較例における物性の評価は以下に示す方法
によって行なった。引裂強度 東西精器(株)社製エルメンドルフ引裂強度試験機を用
いてJIS P−8116に準じて測定した。引裂試験 航空タッグの縦及び横方向の1辺に、ノッチを付けて、
手にて一気に引裂を行ない、その裂ける際の手の感触及
び切れ方によって以下に示す四段階にて判定を行なっ
た。 ◎:大変強い ○:強い △:弱い(実用上問題がある。) ×:大変弱い
【0035】印字試験 (1) 感熱タイプ (株)大蔵電気社製印字装置(ドット密度:8ドット/
mm、印字電力:0.19W/ドット)を用い、印字パ
ルス幅を変えて印字し、得られた印字の階調について、
目視にて判定した。 ◎:大変良い ○:良い △:実用上問題がある ×:不良
【0036】(2) 熱転写タイプ (株)大蔵電気社製印字装置(ドット密度:6ドット/
mm、印字電力:0.23W/ドット)を用い、印字パ
ルス幅を変えて印字し、得られた印字の階調について、
目視にて判定した。 ◎:大変良い ○:良い △:実用上問題がある ×:不良
【0037】(3) レーザープリントタイプ 昭和情報(株)の乾式型ノンインパクトプリンタ機SP
8−X(商品名)を用い、トナー印字し、得られた印字
の読み易さについて、目視にて判定した。 ◎:大変良い ○:良い △:実用上問題がある ×:不良
【0038】[II] 実験例 実施例1 (1) 微細空洞含有延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) の製
造 メルトインデックス(MI)0.8g/10分のポ
リプロピレン79重量%と高密度ポリエチレン5重量%
の混合物に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16
重量%を配合した組成物(a1 ) を、270℃の温度に設
定した押出機にて混練させた後、シート状に押し出し、
これを冷却装置により冷却して無延伸シートを得た。次
いで、この無延伸シートを140℃の温度に加熱した
後、縦方向に5倍延伸して、5倍延伸シートを得た。 MI4.0g/10分のポリプロピレン55重量%
に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量%を
混合した組成物(a2 ) を270℃に設定した押出機にて
混練し押し出したシートをの工程で得られた5倍延伸
シートの両面に積層し、次いで60℃の温度にまで冷却
した後、再び162℃の温度にまで加熱してテンターで
横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリン
グ処理し、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリット
して3層((a2 ) /(a1 ) /(a2 ) :肉厚15/30/
15μm)構造の60μmの微細空洞を有する合成紙を
得た(空孔率28%)。
【0039】(2) 支持体(A) の製造 前記(1)微細空洞含有延伸熱可塑性樹脂フィルム
(A1 ) の製造にて得られた3層((a2 ) /(a1 ) /
(a2 ) :肉厚15/30/15μm)構造の合成紙(6
0μm)と、日本石油化学(株)製一軸延伸高密度ポリ
エチレンフィルム(A2 )「日石バリーラフィルム」(商
品名HG、肉厚25μm、横方向のエルメンドルフ引裂
強度250g)を接着剤(東洋モーメント社製「オリバ
イン」)を用いて合成紙の紙状層(a2 ) の一軸延伸方向
と一軸延伸高密度ポリエチレンフィルム(HDPE一
軸)の一軸延伸方向とが直角となるように接着して支持
体(A) を得た。
【0040】(3) 基体層(I) の製造 該支持体(A) の一軸延伸高密度ポリエチレンフィルム(A
2 ) 面側に、アクリル系粘着剤を固形分量で25g/m
2 塗工し、剥離紙(60μm)を積層して基体層(I) を
得た。
【0041】(4) 感熱記録層の形成 この基体層(I) の支持体(A) 側(合成紙の紙状層(a2 )
面)に下記に示す感熱記録塗液を下記に示す塗工方法に
より塗工し、感熱記録層(II)を形成した。次いで、これ
を図2に示すようなバーコードを印刷、加工し、評価を
行ない、その結果を表1に示す。更に、この航空タッグ
を図5に示すようにトランクの取っ手に取り付けた。
【0042】感熱記録塗液の調製方法 A液の調製 ・3−(N−エチル−N−イソアミルアミノ) −6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン 10部 ・ジベンジルテレフタレート 20部 ・メチルセルロース 5%水溶液 20部 ・水 40部 上記各素材を混合して、サンドミルにて平均粒子径が3
μmになるまで粉砕した。 B液の調製 ・4,4−イソプロピリデンジフェノール 30部 ・メチルセルロース 5%水溶液 40部 ・水 20部 上記素材を混合しサンドミルにて平均粒子径が3μmに
なるまで粉砕した。 塗液調製 A液90部、B液90部、酸化珪素顔料(商品名:ミズ
カルシルP−527、平均粒子径:1.8ミクロン、吸
油量:180cc/100g、水沢化学社製)30部、
10%ポリビニルアルコール水溶液300部、及び水2
8部を混合、攪拌し塗液とした。塗工方法 ポリエチレン系のアンカーコート剤とブロッキング防止
のためのシリカを混合した水系コート液を塗布すること
によってアンカーコート層を設けた後、上記のように調
製した感熱記録層用の塗液を乾燥後の塗布量が5g/m
2 となるように塗布して乾燥させ、更に、スーパーカレ
ンダー掛けして感熱記録タイプの航空タッグとした。
【0043】実施例2 実施例1の「(3) 基体層(I) の製造」にて得られた基体
層(I) の支持体(A) 側(合成紙の紙状層(a2 ) 面)に、
以下に示す熱転写受容層形成用塗工液を塗工した以外は
実施例1と同様に行なって航空タッグを得た。そして、
この熱転写記録用画像受容タイプの航空タッグに熱転写
シートにより図2に示すようなバーコードを印刷、加工
し、評価を行ない、その結果を表1に示す。熱転写受容層形成用塗工液の調製 ・バイロン200(東洋紡製社飽和ポリエステル:TK=67℃) 5.3重量部 ・バイロン290(東洋紡製社飽和ポリエステル:TK=77℃) 5.3重量部 ・ビニライトVYHH(ユニオンカーバイド社製塩化ビニール共重合体) 4.5重量部 ・酸化チタン(チタン工業社製KA−10) 1.5重量部 ・KF−393(信越シリコーン社製アミノ変性シリコーンオイル) 1.1重量部 ・X−22−343(信越シリコーン社製エポキシ変性シリコーンオイル) 1.1重量部 ・トルエン 30重量部 ・メチルエチルケトン 30重量部 ・シクロヘキサノン 22重量部 上記各素材を混合して、画像受容層形成用組成物を調製
し、ワイヤーバーコーティングにより乾燥時の厚さが4
ミクロンとなるように塗布し、乾燥させて熱転写記録用
画像受容タイプの航空タッグを得た。
【0044】実施例3 実施例1の「(3) 基体層(I) の製造」にて得られた基体
層(I) の支持体(A) 側(合成紙の紙状層(a2 ) 面)に、
以下に示すレーザープリント形成用塗工液を塗工した以
外は実施例1と同様に行なってノンインパクトプリンタ
タイプの航空タッグを得た。そして、このノンインパク
トプリンタタイプの航空タッグにレーザープリント印刷
機により図2に示すようなバーコードを印刷、加工し、
評価を行ない、その結果を表1に示す。レーザープリント形成用塗工液の調製 2−ヒドロキシエチルメタクリレート15部、メチルメ
タクリレート50部エチルアクリレート35部及びトル
エン100部を、攪拌機、還流冷却管及び温度計を装着
した三つ口フラスコに仕込み、窒素置換後、2,2−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.6部を開始剤として導入
し、80℃の温度で4時間重合を行なった。得られた溶
液は、水酸基価65の水酸基含有メタクリル酸エステル
重合体の50%トルエン溶液であった。次いで、これに
「コロネートHL」75%酢酸エチル溶液(日本ポリウ
レタン工業(株)製ヘキサメチレンイソシアナート
系)、平均粒径1.5μmの重質炭酸カルシウム粉末を
固形分比で表1の割合で配合し、酢酸ブチルで固形分4
0%に調製した後、前記合成紙の表面に乾燥固形分で3
g/m2 となるように塗布し、その後80℃の温度で1
時間硬化させて、ノンインパクトプリンタタイプの航空
タッグを得た。
【0045】実施例4 実施例1の「(2)支持体(A)の製造」にて用いた
「日本石油化学(株)製一軸延伸高密度ポリエチレンフ
ィルム(A)」に代えて、「二村化学(株)製一軸延
伸高密度ポリエチレンフィルム(A)(商品名:PE
3K−BT#50、肉厚:50μm、横方向のエルメン
ドルフ引裂強度:230g)」を用いた以外は実施例1
と同様に行なって航空タッグを得た。次いで、これを図
2に示すようなバーコードを印刷、加工し、評価を行な
い、その結果を表1に示す。
【0046】実施例5 実施例1の「(2)支持体(A)の製造」にて用いた
「日本石油化学(株)製一軸延伸高密度ポリエチレンフ
ィルム(A)」に代えて、「二村化学(株)製一軸延
伸高密度ポリエチレンフィルム(A)(商品名:PE
3K−BT#25、肉厚:25μm、横方向のエルメン
ドルフ引裂強度:180g)」を用いた以外は実施例1
と同様に行なって航空タッグを得た。次いで、これを図
2に示すようなバーコードを印刷、加工し、評価を行な
い、その結果を表1に示す。
【0047】比較例1 支持体(A)として、以下に示す方法によって製造され
た合成紙95μmを単独で用いた以外は実施例1と同様
に行なって航空タッグを得た。次いで、これを図2に示
すようなバーコードを印刷、加工し、評価を行ない、そ
の結果を表2に示す。支持体(A )の製造 メルトインデックス(MI)0.8g/10分のポ
リプロピレン79重量%と高密度ポリエチレン5重量%
の混合物に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム16
重量%を配合した組成物(A)を、270℃の温度に設
定した押出機にて混練させた後、シート状に押し出し、
これを冷却装置により冷却して無延伸シートを得た。次
いで、この無延伸シートを140℃の温度に加熱した
後、縦方向に5倍延伸して、5倍延伸シートを得た。
MI4.0g/10分のポリプロピレン55重量%
に、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量%を
混合した組成物(a)を270℃に設定した押出機に
て混練し押し出したシートをの工程で得られた5倍延
伸シートの両面に積層し、次いで60℃の温度にまで冷
却した後、再び162℃の温度にまで加熱してテンター
で横方向に7.5倍延伸し、165℃の温度でアニーリ
ング処理し、60℃の温度にまで冷却し、耳部をスリッ
トして3層((a)/(a)/(a):肉厚25
/45/25μm)構造の95μmの微細空洞を有する
合成紙を得た(空孔率28%)。
【0048】比較例2 支持体として、日本石油化学(株)製高密度ポリエチレ
ン一軸延伸フィルム(A)「バリーラフィルムHG
(25μm、エルメンドルフ引裂強度250g)」を単
独で用いた以外は実施例1と同様に行なって航空タッグ
を得た。次いで、これを図2に示すようなバーコードを
印刷、加工し、評価を行ない、その結果を表2に示す。 比較例3 支持体として肉厚が60μmの王子油化合成紙(株)の
微多孔含有延伸フィルムよりなる合成紙“ユポFPG6
0”(商品名)を用いた以外は実施例1と同様にして航
空タッグを得た。
【0049】
【0050】
【表2】
【0051】
【発明の効果】このような本発明の航空タッグは、基体
層に用いられる支持体層(A) を、支持体層(A) 全体の肉
厚の10〜60%の肉厚で、横方向のエルメンドルフ引
裂強度が80g以上の微細空洞を実質的に有しない熱可
塑性樹脂一軸延伸フィルム(A2 ) と、微細空洞含有の延
伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) を両フイルムの延伸方向
が直角となるように積層することにより、引裂強度及び
印字特性に優れた航空タッグとすることができるので、
限られた時間内で多くの荷物の整理作業を行なう際に、
荷物の取り扱い中に航空タッグを引っ張って整理して
も、容易に引き裂けて荷物より外れてしまうということ
が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の航空タッグの断面図を示すものであ
る。
【図2】本発明の航空タッグの平面図を示すものであ
る。
【図3】図2の航空タッグの裏面図を示すものである。
【図4】図3の航空タッグを運送券、管理券及び控え券
に分割し、運送券の裏面の貼り付け部分の剥離紙を剥離
して粘着剤層部分を露出させた航空タッグを示すもので
ある。
【図5】荷物に取り付けた状態の航空タッグを示すもの
である。
【符号の説明】
I 基体層 II 記録層 A 支持体層 A1 微細空洞含有延伸熱可塑性樹脂フィルム A2 微細空洞を実質的に有しない熱可塑性樹脂フィル
ム B 粘着剤層 C 剥離剤 D 記録層(バーコートによる発色性付与層) a1 二軸延伸熱可塑性樹脂フィルムを基材層 a2 紙状層 1 航空タッグ 1a 航空タッグの表面 1b 裏面 2 バーコード 3 運送券 3a 貼り付け部分 3b もう一端の貼り付け部分 4 管理券 5 控え券 6 ミシン目 7 切れ目 8 トランク 8a 取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−286081(JP,A) 実開 平3−105875(JP,U) 実開 平1−169284(JP,U) 特公 昭62−35412(JP,B1) 特公 昭62−59668(JP,B1) 国際公開88/2903(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録層(II)/支持体層(A) /粘着剤層(B)
    /剥離紙層(C) より構成され、バーコードにより管理さ
    れる航空タッグにおいて、前記支持体層(A) が微細空洞
    含有の延伸熱可塑性樹脂フィルム(A1 ) と、横方向のエ
    ルメンドルフ引裂強度が80g以上の一軸延伸方向に延
    伸された微細空洞を実質的に有しない熱可塑性樹脂フィ
    ルム(A2 ) とが積層された構造で、該一軸方向に延伸さ
    れた熱可塑性樹脂フィルム(A2 ) の肉厚が支持体層(A)
    全体の肉厚の10〜60%であり、前記延伸熱可塑性樹
    脂フィルム(A1 ) 側に設けられた記録層(II)にバーコー
    ドが付されていることを特徴とする航空タッグ。
  2. 【請求項2】支持体層(A) が、二軸延伸熱可塑性樹脂フ
    ィルムを基材層(a1 ) とし、無機微細粉末を8〜50重
    量%の割合で含有するポリオレフィン系樹脂の一軸延伸
    フィルムを紙状層(a2 ) とした微細空洞含有の延伸熱可
    塑性樹脂フィルム(A1 ) と、前記紙状層(a2 ) の一軸延
    伸フィルムの延伸方向と延伸方向を直角方向に貼り合わ
    せた実質的に微細空洞を有しない熱可塑性樹脂の一軸延
    伸物(A2 ) とからなるものである請求項1に記載の航空
    タッグ。
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