JP3280416B2 - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置製造工程中
の、プラズマプロセスによるダメージを低減させ、半導
体装置製造の歩留りを上昇させ、信頼性寿命を延命させ
ることのできる半導体装置およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造工程中のドライエッチン
グプロセスで、加工中にチャージアップが起こり素子が
破壊されることが1983年に(株)東芝のYosidaとWa
tanabeによって発表され( 1983 Dry Process Symposiu
m, I-2, proceedings P4 ) 、それ以降プラズマプロセ
スと素子へのダメージとの関連を調べる多くの研究がな
されている。それら一連の研究の中でも特に重要で、広
く知られているのが、1987年に(株)東芝のArikad
o らにより発表された( 8th International Symposium
on Plasma Chemistry CIII-03 ) プラズマの不均一(V
dcのばらつき)が素子にダメージを与えるというモード
である。この発表以降、プラズマプロセスによる素子へ
のダメージを低減させるために、プラズマをより均一
に、Vdcをより小さくしようとする装置の工夫がなされ
てきた。例えば、無電極放電であるマイクロ波放電やE
CR放電でプラズマを発生させたり、ECR放電でも磁
場配位が工夫され、バイアスを用いる場合は、その周波
数にも様々な工夫がなされてきた。
【0003】一方、被加工ウエハ側でも、特開平03−
227517号のように、裏面を絶縁膜で覆うなどのチ
ャージアップによる素子の破壊を防ぐ工夫がなされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマを均一
にしようとする方法は、本質的にこのチャージアップに
よる歩留り低下を解決しようとする方法である。反面、
ユーザー側では一旦その装置を採用してしまうと、その
装置固有の性能によりダメージ低減の効果の程度が決ま
ってしまう側面があった。また特開平03−22751
7号公報に記載の方法では、実製造工程では十分な効果
があがらないという問題があった。また、製造工程が複
雑になることで製造コストがアップするという欠点があ
った。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題点を解消
し、製造するウエハのデザインを変えるのみで、全くコ
ストアップなしに、使用下にある装置を大幅に改変する
ことなく用い、素子に与えるダメージを低減させ、歩留
りを向上させ、素子の信頼性寿命を延ばすことができる
半導体装置およびその製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様は、半導体装置製造工程におい
て、LSIチップが形成されたウエハの素子を形成しな
い部分に素子部容量総計の10%以上の容量を持たせる
部分を設けたことを特徴とする半導体装置を提供するも
のである。
【0007】また、本発明の第2の態様は、半導体装置
製造工程において、LSIチップが形成されたウエハ上
に設けられた、回路的には意味を持たない、半導体基板
に接続されたメタル配線を有することを特徴とする半導
体装置を提供するものである。
【0008】また、本発明の第3の態様は、半導体装置
製造工程において、ウエハにLSIチップを形成する際
に、同時に前記ウエハの素子を形成しない部分に素子部
容量総計の10%以上の容量を持たせる部分を形成し、
この後にプラズマプロセスを行うことを特徴とする半導
体装置の製造方法を提供するものである。
【0009】また、本発明の第4の態様は、半導体装置
製造工程において、ウエハにLSIチップを形成する際
に、同時に前記ウエハ上に回路的に意味を持たない、半
導体基板に接続されたメタル配線を形成し、この後にプ
ラズマプロセスを行うことを特徴とする半導体装置の製
造方法を提供するものである。
【0010】ここで、前記メタル配線が、複数のチップ
にまたがって施されるのが好ましい。
【0011】
【発明の作用】本発明の半導体装置およびその製造方法
は、前述したプラズマを均一にしようとする工夫を補う
ものであり、被加工ウエハのパターンのデザインを変え
るのみでチャージアップダメージ低減の効果を得ようと
するものである。
【0012】一般にアンテナ効果と呼ばれる(キャパシ
タに接続されている配線面積/キャパシタの面積)の比
が大きいほどチャージアップダメージが大きいという現
象がある。これは被加工ウエハの基板電位と配線部の電
位差のみが原因でチャージアップが起きているのではな
く、その箇所での正と負の電荷の入射量が大きく影響し
ていることを示している。そこで、本発明の第1および
第3の態様は、この電荷がもしウエハ内に留まる状況で
あればチャージアップしないように素子内に留まる分を
減らし、分散しようとするもので、本発明の第2および
第4の態様は、この電荷が、チャージアップするのでは
なく、積極的に基板側へ逃げる道をつくろうとするもの
である。さらに上述の本発明の両態様を合わせ、この電
荷がウエハ内に留まらないように基板側への逃げ道をつ
くるとともに、たとえウエハ内に留まっても分散して素
子内でチャージアップしないようにするものをも本発明
に含まれる。
【0013】ここで、プラズマに晒されている導体は同
電位である。従って、本発明の第5の態様のように、メ
タル配線を複数のチップにまたがって行うと、その配線
近傍のプラズマプロセス中の電位が等しくなるため、プ
ラズマそのものを均一にした場合と同じ効果がある。同
時に、プラズマのVdcはそのプラズマが接している面の
電位、材質に影響を受けるが、本発明のように複数のチ
ップにまたがって同電位のメタル配線があることは、プ
ラズマそのものを均一にしようとする効果がある。
【0014】以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の第1および第3の態様によれば、被加工ウエハ
面の容量を増やすことでチャージアップが起きた時のチ
ャージを分散し、素子への影響を軽減させることができ
る。ここで指す素子領域とは、図4に示すように、主に
ボンディングパッド形成部の内側の領域(点線で囲まれ
た領域)を指すものとする。ここで、この素子領域以外
の領域(素子を形成しない部分)の容量を増加させるよ
うに限定したのは、この素子領域に不必要な容量を形成
すると、配線容量の増加につながり、素子の動作速度を
低下させてしまうからである。また、素子領域以外の領
域の容量を10%以上と限定したのは、この容量は大き
ければ大きい程、効果は大きいが、10%未満だと効果
がほとんど得られないためである。
【0015】例えば、具体的には、MOSFETのゲート酸化
膜の信頼性寿命を例に説明すると、ゲート酸化膜は 定電圧ストレスの場合 exp(+βE) ここで、E:ストレス電圧(MV/cm) β:定数(2.5〜3.5cm/MV) に応じたストレスを受けることが一般に知られている。
これを1/10にしようとすると、ストレス電圧Eを
0.66〜0.92倍に抑える必要がある。極単純にチ
ャージアップが生じた時のチャージの総和を一定と仮定
した場合にストレス電圧Eを0.66〜0.92倍にす
るには、全容量が1.1〜1.5倍にならなくてはなら
ない。現実のチャージアップ発生時のメカニズムは更に
複雑で、このように単純ではないが、少なくとも本発明
によるダメージ低減の効果は、素子部以外での容量を1
0%以上増加させないと得ることができない。
【0016】本発明の第2および第4の態様によると、
回路的には意味を持たない半導体基板に接続されたメタ
ル配線(以下、半導体基板接続メタル配線という)によ
って、ウエハに入射したチャージの逃げ道が増えること
により、チャージアップダメージは低減される。本発明
の第5の態様のように、半導体基板接続メタル配線を広
域に配置することは、プラズマで均一にした場合と同じ
効果によりプラズマダメージを低減させることができ
る。
【0017】
【実施例】以下に、本発明に係る半導体装置およびその
製造方法を添付の図面に示す好適実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0018】図1(a)および(b)は、本発明の第1
および第2の態様の半導体装置を製造するための第3お
よび第4の態様の半導体装置の製造方法を実施すること
によって得られるシリコンウエハの一実施例を示す部分
概略断面図および部分概略平面図である。
【0019】図1(a)および(b)は、本発明が実施
された、LSIチップが形成されたシリコンウエハの素
子を形成しない部分であるスクライブライン1およびそ
の近傍の断面模式図および平面模式図である。
【0020】図1(a)および(b)において、参照符
号1は、素子を形成しない領域であるスクライブライ
ン、2は素子分離のために形成されたLOCOS酸化膜
(二酸化シリコン)、3はLOCOS酸化膜2の間に形
成されたゲート酸化膜である。ゲート酸化膜3上に本発
明の第1の態様の最も特徴とする容量を持たせる部分を
形成するためのポリシリコン4が形成される。5は本発
明の第2の態様の最も特徴とする回路的に意味を持たな
いメタル配線であり、6は、シリコン(Si)基板を示
す。LOCOS酸化膜2、ゲート酸化膜3およびその上
に形成されたポリシリコン4と、メタル配線5との間に
は絶縁のための層間絶縁膜7が形成され、層間絶縁膜7
上にはシリコンデバイスの表面安定化ならびに外部環境
からの保護のための保護膜となるパッシベーション膜8
が形成されている。層間絶縁膜7には、メタル配線5と
ポリシリコン4との間およびメタル配線5とSi基板6
との間にはコンタクトホール9が穿設され、ポリシリコ
ン4を図中左側のメタル配線5に電気的に接続し、一方
図中右側の配線5はSi基板6に接続することができる
ように構成される。
【0021】参照符号10はTiN(チタンナイトライ
ド)であり、11はメタル配線5を構成するアルミニウ
ム(Al)またはアルミニウム合金を示し、12はコン
タクト電極として用いられるタングステン(W)プラグ
であり、13はTiSi2 (チタンシリサイド)であ
る。ここで、コンタクト電極として用いられるタングス
テンプラグ12の下のTiN10、すなわちタングステ
ンプラグ12と層間絶縁膜7、例えばCVD−PSG膜
などやポリシリコン4との間に形成されたTiN10
は、主に、タングステン(W)の層間絶縁膜7やポリシ
リコン4への付着をよくするためのものである。また、
メタル配線5を構成するAl合金11上のTiN10、
すなわちAl合金11とパッシベーション膜8、例えば
CVD−PSG膜、P−SiN膜、P−SiO膜などや
層間絶縁膜7との間に形成されたTiN10はAl(A
l合金)のパターニングのフォトリソグラフィの際の反
射防止膜として用いられる。これらのTiN10が積層
構造になることでメタル配線の信頼性寿命を向上させる
ことができるという効果もある。また、チタンシリサイ
ドTiSi2 13は、層間絶縁膜7に形成されたコンタ
クトホール9の底面のSi基板6やポリシリコン4とコ
ンタクト電極のタングステンプラグ12に形成されたT
iN10との介面にバリヤメタルとして形成される。
【0022】このようにして、メタル配線5(図中左
側)と本発明の第1の態様の容量となるポリシリコン4
との電気的接続および本発明の第2の態様の特徴である
メタル配線5(図中右側)のSi基板6への接続(電気
的接続)を達成することができる。こうして、たとえプ
ラズマプロセス中に生じた電荷が素子中に留まるとして
も、ウエハ中のスクライブライン1のポリシリコン4と
ゲート酸化膜3、Si基板6とにより形成されるMOS
キャパシタに均一に分散させることができるし、メタル
配線5を通して前述の電荷をSi基板6に逃がすことが
できる。従って、本発明の半導体装置を製造する際のプ
ラズマプロセス中にウエハ内にチャージアップを発生さ
せることがないので、素子のチャージアップダメージを
防止、低減することができるので、本発明の半導体装置
は高い信頼性と高歩留りのために低コストとを同時に達
成することができる。
【0023】次に、図1(a)および(b)を参照し
て、本発明の特徴とする非素子形成領域であるスクライ
ブライン1に容量および回路的に無意味な半導体基板
(Si基板)に接続されたメタル配線の構成およびその
構成方法について説明する。
【0024】まずSi基板に従来のLOCOS法を用い
て素子分離のための二酸化シリコンを素子形成領域だけ
でなくスクライブライン1をも分離するように選択的に
成長させて、LOCOS酸化膜2を形成した後、素子領
域およびスクライブライン1のLOCOS酸化膜2の間
に薄い、例えば200Åの厚みのゲート酸化膜3を成長
させる。引き続き、素子領域およびスクライブライン1
のゲート酸化膜3上はもちろんウエハ全域にポリシリコ
ン4を成長させる。次に必要ならば裏面のポリシリコン
および酸化膜を除去する。
【0025】次に、ポリシリコン4が素子領域にゲート
電極として残るのと同様に素子を形成しない領域である
スクライブライン1にも、図2に示すように飛び飛びに
残るようにレジストをパターニングした後、このレジス
トをマスクとしてドライエッチング法により、例えば反
応ガスとしてCl2 +O2 を用い圧力100mTor
r、RFパワー100Wの条件で反応性ドライエッチン
グ装置を用いて、ポリシリコン4をエッチングする。こ
の後、素子領域においては、LSI形成のための種々の
工程、例えば、イオン注入、アニール、拡散層の形成、
サイドウォールの形成(二酸化シリコンの成長、ドライ
エッチングによるエッチバック)などを繰り返し行って
素子領域を形成する。
【0026】最後に、層間絶縁膜7として、例えば50
00Åの二酸化シリコン膜やCVD−PSG膜などを成
長させた後に、素子領域と同様にスクライブライン1に
もコンタクトホール9を異方性反応性エッチングによっ
て穿設し、コンタクト電極を形成する。ここでコンタク
ト電極はAl(アルミニウム)電極でもよいが、Alと
Siとの相互反応を防止し、アロイスパイクや固相成長
を抑制するために、コンタクトホール9の底面となるポ
リシリコン4およびSi基板6上にTi(チタン)を被
着後、例えば、約600℃の熱処理によりTiのシリサ
イド化を行って薄いTiSi2 膜を形成し、その上面
(コンタクトホールの内底面)およびコンタクトホール
の内側面および層間絶縁膜7の上面にタングステンプラ
グ12の付着膜としてTiN10の薄膜を形成した後、
コンタクトホール9をタングステン(W)12で埋めて
コンタクト電極を形成する。次いで、素子領域において
もスクライブライン1においても、その上にメタル配線
5を形成するためのAl合金11を被着し、その上にさ
らにTiN10薄膜を被着した後に、メタル配線5を残
して層間絶縁膜7までエッチングして不用なTiN1
0、Al合金およびTiN10を除去し、最後に保護膜
としてのパッシベーション膜8をメタル配線5を覆うよ
うに形成する。
【0027】こうして、素子領域にLSIが形成されて
いる間にスクライブライン1においては、キャパシタを
形成するメタル配線5で接続されたポリシリコン4およ
びSi基板6に接続されたメタル配線5が形成され、そ
の後のプラズマプロセスにおいて電荷が生じても、スク
ライブライン1のポリシリコン4とゲート酸化膜3、S
i基板6とによって形成されるMOSキャパシタに分散
させ、または半導体基板接続メタル配線5によってSi
基板6に逃がすことができるのでチャージアップを生じ
ることがなく、形成されるLSI素子に発生するチャー
ジアップダメージを防止あるいは低減することができ
る。従って、LSI素子の歩留りを向上させ、高信頼性
および低コストを達成できる。素子領域の形成に用いる
マスク(ステッパマスク)やレチクル等のスクライブラ
イン1にも予めパターンを付けておくだけで、また、ス
クライブライン1に容量および半導体基板接続用メタル
配線を形成するための何ら新しい工程を加える必要がな
いので、プロセス上でもコストアップとはならない。従
って、本発明の第3および第4の半導体装置の製造方法
によれば、高信頼線の半導体装置を低コストで高歩留り
で製造することができる。
【0028】本発明においては、ゲート酸化膜3やSi
基板6とMOSキャパシタを形成するポリシリコン4お
よび半導体基板接続用メタル配線5を形成するために、
素子を形成しない領域を用いているが、シリコンデバイ
スで、素子部以外の領域としては、ウエハをチップに切
り出す時のスクライブラインを用いている。この領域は
チップを切り出すための切りシロであるため、完成した
チップには残らず、本来の半導体装置には何ら影響を与
えない。この領域は従来ステッパーの位置合わせマーク
や膜厚測定パタン、プロセスモニター用TEG等が配置
されているが、元々十分なスペースがあるため、本発明
を実施するのに最も適している。本発明において素子を
形成しない領域としては、スクライブラインに限定する
ものではなく、ウエハ周辺部のチップにならない領域を
利用しても良い。図1ではメタル配線が1層のものを示
したが、何層のものでも同様である。なお、本発明にお
いては、ポリシリコン4とゲート酸化膜3、Si基板6
とによって容量を形成するように構成したが本発明はこ
れに限定されるわけではなく、どのようなものでもよ
い。例えば、Cu等の高融点金属などを用いることがで
きる。
【0029】図2は、本発明の第3の態様を実施した場
合の本発明の第1の態様の半導体装置形成のウエハに容
量を持たせるためのポリシリコン4の配置図の一例を示
す。このようにゲート酸化膜3やSi基板6とによって
容量を形成するためのポリシリコン4を間隔を開けて配
置することで、従来から入っていたアライメントマーク
他をそのスペースに挿入すれば良い。この容量部を形成
するポリシリコン4は図1のような平面である必要はな
く、トレンチキャパシタのように凹凸を持たせても良
い。
【0030】図1では、ゲート酸化膜3やSi基板6と
によってMOSキャパシタを形成するポリシリコン4に
メタル配線5を接続したが、メタル配線5を行うか否
か、行った場合、ビラデザインするかは、配線容量を増
加させない限り任意である。
【0031】図3は、本発明の第4の態様を実施した場
合の本発明の第2の態様の半導体装置形成ウエハの半導
体基板接続メタル配線5の配置図の一例を示す。本発明
は多くのチップにまたがるように配置するほど効果が大
きいが、図3のようにするとウエハのほぼ全面を一本の
メタル配線でつなぐことができる。本実施例では、この
メタル配線をスクライブライン上に配置したが、素子領
域中に配置しても良い。ただし、この場合は、配線容量
の増加がないよう十分留意しなくてはならない。また、
本発明の第1の態様の容量形成のための部分を図3のよ
うにウエハ全域に連続して配置することも可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、いずれの態様において
もプラズマプロセスによるチャージアップが起こりにく
いよう、また起こった場合も一箇所に集中しにくいよう
にしたため、絶縁破壊による不良モードを低減させ、製
品歩留りを向上することができる。また同様の理由によ
り、製品の信頼性寿命を延命させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明に係る半導体装置を形成す
るウエハの一実施例を示す概略部分断面図であり、
(b)は、(a)の概略部分平面図である。
【図2】 本発明に係る半導体装置を形成するウエハの
別の実施例を示す概略部分平面図である。
【図3】 (a)および(b)は、それぞれ本発明に係
る半導体装置を形成するウエハの別の実施例を示す平面
図および部分拡大平面図である。
【図4】 本発明の半導体装置の素子領域を定義する部
分平面図である。
【符号の説明】
1 スクライブライン 2 LOCOS酸化膜 3 ゲート酸化膜 4 ポリシリコン 5 メタル配線 6 Si基板 7 層間絶縁膜 8 パッシベーション膜 9 コンタクトホール 10 TiN 11 アルミ合金 12 タングステンプラグ 13 TiSi2 14 ボンディングパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置製造工程において、LSIチ
    ップが形成されたウエハ上に設けられた、回路的には意
    味を持たない、半導体基板に接続されたメタル配線を有
    することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記メタル配線がアルミニウムまたはアル
    ミニウム合金で構成されることを特徴とする請求項1に
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記メタル配線がタングステンプラグによ
    って半導体基板に接続されることを特徴とする請求項1
    または2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記回路的には意味を持たないメタル配線
    を、前記LSIチップの素子を形成する素子領域内に配
    置することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記回路的には意味を持たないメタル配線
    を、前記LSIチップの素子を形成する素子領域以外の
    素子を形成しない領域に配置することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】半導体装置製造工程において、ウエハにL
    SIチップを形成する際に、同時に前記ウエハ上に回路
    的に意味を持たない、半導体基板に接続されたメタル配
    線を形成し、この後にプラズマプロセスを行うことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記メタル配線が、複数のチップにまたが
    って施される請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記回路的には意味を持たないメタル配線
    によって、前記プラズマプロセスに おいて前記ウエハに
    入射したチャージを基板へ逃がすことを特徴とする請求
    項6または7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記メタル配線がアルミニウムまたはアル
    ミニウム合金で構成されることを特徴とする請求項6〜
    8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記メタル配線がタングステンプラグに
    よって半導体基板に接続されることを特徴とする請求項
    6〜9のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記回路的には意味を持たないメタル配
    線を、前記LSIチップの素子を形成する素子領域内に
    配置することを特徴とする請求項6〜10のいずれかに
    記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記回路的には意味を持たないメタル配
    線を、前記LSIチップの素子を形成する素子領域以外
    の素子を形成しない領域に配置することを特徴とする請
    求項6〜10のいずれかに記載の半導体装置の製造方
    法。
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