JP3280303B2 - トラクターのキャビン - Google Patents

トラクターのキャビン

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JP3280303B2
JP3280303B2 JP09760798A JP9760798A JP3280303B2 JP 3280303 B2 JP3280303 B2 JP 3280303B2 JP 09760798 A JP09760798 A JP 09760798A JP 9760798 A JP9760798 A JP 9760798A JP 3280303 B2 JP3280303 B2 JP 3280303B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクターの運転
キャビンに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクターの運転キャビンとして、従
来、前側壁や天井壁など、ガラス窓を除く部分のほぼ全
体が鉄板で成るものがあった。また、たとえば特開平3
‐287475号公報に示されるように、安全フレーム
が遊嵌孔を孔回りに接触しないで挿通するFRP製の座
席下部カバーと、この座席下部カバーの上に重合載置す
るとともに安全フレームとは分離しているFRP製キャ
ビンとから成るものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の鉄板製
キャビンの場合、キャビン自体が重くなり、走行機体を
軽量化しても、キャビンのためにトラクター全体が重く
なっていた。また従来のFRP製キャビンの場合、強度
面で不利になりがちであった。本発明の目的は、軽量か
つ強固なトラクターの運転キャビンを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】 〔構成〕走行機体の後部の両横側に位置する金属製の後
部支柱と、運転用フロント窓を有する樹脂製の前側壁
と、前記前側壁の上端部と前記両後部支柱の上端部どう
しにわたって連結している金属製の天井フレームから構
成される天井壁とを備えるとともに、前記後部支柱に揺
動開閉自在に支持されて乗降口を開閉するサイドドア
と、前側壁の機体上下方向での中間部に支持されてサイ
ドドアを閉じロックするロック手段とを備えるととも
に、前記前側壁のサイドドア受け面を形成する側壁部の
外面を、上下方向の中間部よりも上下端部側が機体横外
側に位置する凹形状の湾曲面に形成し、前記サイドドア
が前記前側壁の前記ロック手段よりも前側壁上端側に位
置する第1側壁部分と、前記ロック手段よりも前側壁下
端側に位置する第2側壁部分とに先に当接して弾性変形
した状態で閉じロックになるように構成してあるトラク
ターの運転キャビン。
【0006】 〔作用〕前側壁が 樹脂製であることにより、さらに、後部支柱及
び天井フレームが金属製であるとともに、天井フレーム
が後部支柱、前側壁に連結して前側壁を強固に支持する
こととにより、従来の鉄板製キャビンよりも軽量化する
状態で、かつ、従来の樹脂製キャビンよりも優れた強度
を発揮させられる状態で運転キャビンを構成するもので
ある。
【0007】 また、 サイドドアを自由状態では外面側に
膨らむ湾曲形状のドアになるように作成、或いは、サイ
ドドアを自由状態では偏平になるように作成するととも
に、前側壁のサイドドア受け面を上下両端側に至るほど
側壁横外側に位置するように湾曲面などの非平坦面に形
成しておき、サイドドアを閉じロックした際には、サイ
ドドアが前側壁のドア受け面に馴染む形状に弾性変形
し、サイドドアと前側壁とを広範囲にわたって気密性の
よい状態で当接させるものである。
【0008】 〔効果〕 運転キャビンを軽くて強固なものにし、空調を効かせて
快適に運転できるとか、雨天時でも濡れないで快適に運
転できるなど有利なトラクターを重量面から運転しやす
いとか取扱いやすいなど有利に作業できる状態に得られ
る。
【0009】 また、 サイドドアが気密性のよい状態で閉
じロックし、空調が効果的に行えるなど有利な運転部環
境が得られる。
【0010】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0011】 〔構成〕請求項2 による発明の構成において、前記サイドドア
が、自由状態では偏平になるドアである。
【0012】〔作用〕 前側壁のサイドドア受け面を、ロック手段の配置レベル
よりも側壁上端側に至るほど側壁横外側に位置するよう
に、かつ、ロック手段の配置レベルよりも側壁下端側に
至るほど側壁横外側に位置するように湾曲面などの非平
坦面に形成しておき、サイドドアを閉じロックした際に
は、サイドドアが前側壁のドア受け面に馴染む形状に弾
性変形し、サイドドアと前側壁とを広範囲にわたって気
密性のよい状態で当接させるものである。
【0013】 〔効果〕 サイドドアが気密性のよい状態で閉じロックし、空調が
効果的に行えるなど有利な運転部環境が得られる。前側
壁が樹脂製であるためにそのサイドドア受け面は前記非
平坦面に比較的容易に作成できることにより、そして、
サイドドアを自由状態で湾曲形状になるように作成すれ
ばサイドドアの製作費が高くなることにより、サイドド
アを湾曲ドアにするよりも安価に得られる。
【0014】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0015】 〔構成〕請求項1又は2 による発明の構成において、前記天井壁
を、前記天井フレームと、この天井フレームに連結して
いる樹脂板製の天井壁本体とによって構成し、前記天井
フレームの横側部に前記天井壁本体から露出する露出フ
レーム部を備えさせるとともに、前記ロック閉じ状態に
ある前記サイドドアの上縁部が前記露出フレーム部に受
け止められるように構成してある。
【0016】〔作用〕 サイドドアを閉じた際、その上縁部が天井壁本体で受け
止められるように構成すると、天井壁本体が樹脂板製で
あることからドア受け部には優れた受止め強度や受止め
精度を備えさせにくいことにより、サイドドアがドア受
け部に対して気密性があまりよくない状態で当接する閉
じ不良が発生しやすくなる。これに対し、金属製の天井
フレームの露出フレーム部で成り、樹脂製のドア受け部
よりも優れた受止め強度や受止め精度を発揮させやすい
ドア受け部がサイドドアの上縁部を受け止め、その上縁
部は気密性のよい状態で閉じるものである。
【0017】 〔効果〕 サイドドアを上縁部での気密性がよい状態にして閉じ、
この面からも空調が効果的に行えるなど有利な運転部環
境が得られる。
【0018】請求項4による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0019】 〔構成〕請求項1〜3 のいずれか1項による発明の構成におい
て、前記サイドドアを揺動自在に支持するヒンジ部材が
前記後部支柱の横外面側を覆う樹脂製外カバーと共締め
で後部支柱に連結されている。
【0020】〔作用〕 サイドドアのヒンジ部材と、後部支柱の外カバーとを後
部支柱に同一の連結手段によって連結して、サイドドア
を後部支柱に支持させるとともに、外カバーを後部支柱
に取り付けるものである。
【0021】 〔効果〕 ヒンジ部材用の連結手段と、外カバー用の連結手段とを
兼用した簡単な連結構造でサイドドアと外カバーとを後
部支柱に連結し、ドア付き及びカバー付きの運転キャビ
ンを比較的安価に得られる。
【0022】請求項5による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0023】 〔構成〕請求項1〜4 のいずれか1項による発明の構成におい
て、前記前側壁のうちの機体横方向に沿う方向の横向き
枠部分と、機体上下方向に沿う方向の上下向き枠部分と
が連なり合う部分に前記ロック手段を配置してある。
【0024】〔作用〕 前側壁のうちの前記側壁部分が、前記横向き枠部分と上
下向き枠部分との連なり合いのために優れた強度を発揮
してロック手段を強固に支持し、サイドドアを閉じ状態
に強固に支持するものである。
【0025】 〔効果〕 サイドドアを閉じ状態に強固にロックして気密性のよい
運転部環境が得られる。しかも、前記横向き枠部分と上
下向き枠部分とが連なり合う側壁部分を有効に利用した
簡単な構造で済み、経済面で有利に得られる。
【0026】請求項6による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0027】 〔構成〕請求項1〜5 のいずれか1項による発明の構成におい
て、前記前側壁に中空部を備えさせてある。
【0028】〔作用〕 前側壁に中空部に備えさせ、前側壁部の重量が増大する
ことを抑制しながら前側壁部の強度を高めるものであ
る。また、中空部を空調装置のドレン排水路に利用した
り、ウインド洗浄液の貯留に利用したりすることを可能
にするものである。
【0029】 〔効果〕 前側壁を軽くて強固なものにし、キャビン付きトラクタ
ーを重量面及び強度面で一層優れたものに得られる。さ
らに、前側壁を排水路に利用して構造簡単にドレン排水
をしたり、前側壁をウインド洗浄液のタンクに利用して
構造簡単にウインド洗浄を可能にしたりできる。
【0030】請求項7による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0031】 〔構成〕請求項6 による発明の構成において、キャビン空調装置
を備えさせるとともに、このキャビン空調装置からのド
レン水を運転キャビン外に排出する排水路を、前記前側
壁の前記中空部に備えてある。
【0032】〔作用〕 キャビン空調装置からのドレン水を前側壁の中空部を通
して運転キャビン外に排出するものである。
【0033】 〔効果〕 キャビン空調装置のドレン水排出に前側壁を利用した簡
単な構造でキャビン内空調が行える。
【0034】請求項8による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0035】 〔構成〕請求項7 による発明の構成において、ウインド洗浄液を
前記前側壁の前記中空部に貯留するように構成してあ
る。
【0036】〔作用〕 ウインド洗浄液を前側壁の中空部に貯留しておいて、こ
の中空部から供給するものである。
【0037】 〔効果〕 ウインド洗浄液のタンクに前側壁を利用した簡単な構造
で窓の洗浄液による洗浄が行える。
【0038】
【発明の実施の形態】図1に示すように、左右一対の操
向操作及び駆動自在な前車輪1,1と駆動自在な後車輪
2,2とによって自走し、エンジン3及びエンジンボン
ネット4などを有する原動部を備え、かつ、ステアリン
グハンドル5、運転座席6、運転者保護用のロプスフレ
ーム10、運転キャビンCなどを有する運転部を備える
走行機体の後部に、この機体後部を形成するミッション
ケース7aの下部に上下揺動自在に連結しているロワー
リンク8a、前記ミッションケース7aの上部にミッシ
ョンケース内に位置するリフトシリンダ(図示せず)に
よって上下に揺動操作できるように連結しているリフト
アーム8b、このリフトアーム8bとロワーリンク8a
とを連結するリフトロッド8cなどで成るリンク機構8
と、動力取出し軸9とを備えさせて、機体後部にロータ
リ耕耘装置などの作業装置をリンク機構8によって昇降
操作するように連結するとともに、連結した作業装置に
動力取出し軸9からエンジン3の回転出力を伝達して各
種の作業機を構成するようにトラクターを構成してあ
る。
【0039】図6に明示するように、前記ロプスフレー
ム10は、前記ミッションケース7aの両横側に機体上
下方向に沿って立設する鉄パイプ材で成る上下向きフレ
ーム部11と、両上下向きフレーム部11,11の上端
部どうしを連結する機体横向きの鉄パイプ材で成る横向
きフレーム部12と、両上下向きフレーム部11,11
の中間部どうしを連結する機体横向きの鉄材で成る連結
フレーム部10aとによって構成してある。前記左右一
対の上下向きフレーム部11は、ミッションケース7a
に連結する基端側フレームと、この基端側フレームの上
端部にボルト連結する先端側フレームとによって構成し
てある。図6,図9及び図10に示すように、前記左右
一対の上下向きフレーム部11,11それぞれの下端に
鉄板を溶接して取付け体13を備えさせ、各取付け体1
3を、前記ミッションケース7aの後輪用車軸ケース部
7bにボルト連結しているロプス支持ブラケット14
に、緩衝部材の一例としてのクッションゴム15を介し
て受け止め支持されるように載置するとともに、取付け
体13、クッションゴム15、ロプス支持ブラケット1
4のそれぞれを貫通する連結ボルト16によって取付け
体13のロプス支持ブラケット14からの外れ止めを行
うように構成することにより、ロプスフレーム10を走
行機体に取り付けてある。これにより、ロプスフレーム
10は、左右一対のクッションゴム15,15を介して
走行機体に連結し、走行機体から伝わる走行振動やエン
ジン振動などがクッションゴム15によって減衰されて
緩和する状態で走行機体に支持される。
【0040】図1,図2及び図4に示すように、前記運
転キャビンCは、左右一対の後輪フェンダー21,21
を備える床部材20と、運転用フロント窓34などを有
する前側壁30と、天井壁40と、左右一対のサイドド
ア50,50と、一枚のリヤウインド60と、左右一対
の後部支柱70,70とによって構成してある。詳しく
は次の如く構成してある。
【0041】図5,図8及び図9に示すように、前記床
部材20は、門型の前側壁用支柱22と、この前側壁用
支柱22に支持作用する補助支柱23とが前端部に立設
している床フレーム24と、前記前側壁用支柱22の後
側付近の両横側に運転及び乗降用のステップ部25a
を、かつ、左右の後輪フェンダー21,21の間に運転
座席取付け部をそれぞれ形成するとともに前記床フレー
ム24に支持される床板25と、この床板25に前記ス
テップ部25aよりも後側で連結する前記左右一対の後
輪フェンダー21,21とによって構成してある。前記
床フレーム24の前端側の両横側に取付けボルト孔を有
する前側取付け部24aを、前記床フレーム24の後端
側の両横側に取付けボルト孔を有する板体で成る第1後
側取付部24b及び第2後側取付け部24cを、床板2
5の後端部に第3後側取付け部25bをそれぞれ備えさ
せ、各取付け部24a,24b,24c,25bと、図
6,図10及び図11に示す取付け構造とに基づいて床
部材20を走行機体に取り付けるように構成してある。
【0042】すなわち、図11に示すように、前記両ス
テップ部25a,25aそれぞれの下方において、前記
前側取付け部24aを、走行機体の前記ミッションケー
ス7aよりも前側の機体部分を形成する前ミッションケ
ース7cの横側に連結している床支持ブラケット26
に、緩衝材の一例としてのクッションゴム27を介して
受け止め支持されるように載置し、前側取付け部24
a、クッションゴム27、床支持ブラケット26のそれ
ぞれを貫通する連結ボルト28によって前側取付け部2
4aの床支持ブラケット26からの外れ止めを行うよう
にしてある。図6及び図10に示すように、両後輪フェ
ンダー21,21それぞれの下方において、前記第1後
側取付け部24bを、ロプスフレーム10の前記取付け
体13の前端部にボルト連結するようにしてある。後輪
フェンダー21の支持部材に兼用してある前記第2後側
取付け部24cを、ロプスフレーム10の前記上下向き
フレーム部11に付設してある床支持ブラケット17か
ら延出する床支持アーム18の延出端部にボルト連結す
るようにしてある。前記第3後側取付け部25bを、左
右の前記床支持ブラケット17,17にわたって支持さ
れる機体横向きの床板支持杆19にボルト連結するよう
にしてある。
【0043】これにより、床部材20は、前端側に作用
する左右一対のクッションゴム27と、後端側に作用す
るロプスフレーム用の左右一対のクッションゴム15と
を介して走行機体に連結し、走行機体から伝達する走行
振動やエンジン振動がクッションゴム15と27とで減
衰されて緩和する状態で走行機体に支持される。そし
て、床板25の後輪フェンダー間で前記運転座席6を支
持し、走行機体からの走行振動やエンジン振動を運転者
に伝わりにくくする。
【0044】図5に示すように、前記左右一対の後部支
柱70,70のそれぞれは、前記ロプスフレーム10の
前記上下向きフレーム部11を支柱本体とし、この支柱
本体11の機体前方側に支柱本体11と平行に位置する
折曲げ板金で成る第2支柱71と、前記支柱本体11と
によって構成してある。
【0045】前記左右一対の第2支柱71,71それぞ
れの機体上下方向での中間部を、機体前後向きの連結杆
72によって前記支柱本体11の中間部に連結するよう
に構成してある。前記両第2支柱71,71それぞれの
下端側を、前記後輪フェンダー21の外周面側に板金製
のレール材をネジ連結して備えさせたドアストッパーレ
ール部21aの端部に連結するように構成してある。こ
れにより、前記両後部支柱70,70は、機体上下方向
での中間部どうしが連結杆72によって連結されている
鉄製の支柱本体11と補強用の鉄製第2支柱71とで成
る金属製の2本式支柱に成っている。そして、クッショ
ンゴム15と27を介して走行機体に連結し、走行機体
から伝わる走行振動やエンジン振動がクッションゴム1
5と27とで減衰されて緩和する状態で走行機体に支持
される。
【0046】図15に示すように、前記両後部支柱7
0,70それぞれに、後部支柱70の横外面側を覆うよ
うに合成樹脂板で作成した外カバー73と、後部支柱7
0の横内面側を覆うように合成樹脂板で作成するととも
に前記支柱本体11と前記第2支柱71とにわたって連
結して支持されるように構成した内カバー74とを備え
させてある。前記外カバー73は、前記支柱本体11が
備えるカバー取付けブラケット75と、支柱本体自体と
に後端側が連結して支持される後側カバー部分73a
と、前記第2支柱71に前端側が連結して支持されると
ともに後端側が前記後側カバー部分73aに連結する前
側カバー部分73bとによって作成してある。
【0047】図2に示すように、前記前側壁30は、前
記エンジンボンネット4の後端部、及び、床部材20の
前記前側壁用支柱22が入り込む切欠き32、この切欠
き32の両横側に位置するガラス板で成る運転用下窓3
3、この運転用下窓33及び前記切欠き32の上方に位
置するガラス板で成る前記運転用フロント窓34のそれ
ぞれを備えるように合成樹脂板で作成してある。すなわ
ち、前側壁30のキャビン外側部分を形成する外側用合
成樹脂板と、前側壁30のキャビン内側部分を形成する
内側用合成樹脂板とを、前記切欠き32を形成する開
口、前記両運転用下窓33,33を取り付ける下窓孔、
前記フロント窓34を取り付けるフロント窓孔を備える
ように形成するとともに、成形型の内部で両合成樹脂板
の間に各運転用下窓33及びフロント窓34を全周にわ
たって囲う状態の中空部35ができるように、かつ、切
欠き及び各窓孔の周縁部で接着するように加圧成形す
る。そして、フロント窓孔にフロント窓ガラスを、下窓
孔に下窓ガラスを取付けゴムで取り付けることによって
作成してある。
【0048】これにより、図2及び図19に示すよう
に、前側壁30は、前側壁30の上側に位置する運転用
フロント窓34、前側壁30の下側の両横側に位置する
運転用下窓33、前側壁30の上下方向での中間部で運
転用下窓33と運転用フロント窓34との間に機体横方
向に沿って前側壁30の全幅にわたって位置する横向き
枠部分36、前側壁30の両横端部に機体上下方向に沿
って前側壁30の上下長さほぼ全長にわたって位置する
上下向き枠部分37、前記横向き枠部分36の内部に位
置する第1中空部35a、前記両上下向き枠部分37,
37それぞれの内部に位置する第2中空部35bのそれ
ぞれを備えている樹脂製の中空型前側壁に成っている。
【0049】前側壁30の前記横向き枠部分36の側壁
横幅方向での中央部に複数個の取付けボルト孔を有する
中央取付け部38aを、前側壁30の両横側の運転用下
窓33の下側部分に取付けボルト孔を有する横取付け部
38bをそれぞれ備えさせ、これらの取付け部38a,
38bと、図2に示す取り付け構造とに基づいて前側壁
30を走行機体に取り付けるように構成してある。
【0050】すなわち、前記中央取付け部38aを、床
部材20の前側壁用支柱22の上端部に連結する図5の
如き左右一対の側壁支持ブラケット22a,22aそれ
ぞれの前後一対の連結板部と、中央取付け部38aとに
わたって挿通するように構成した取付けボルトによって
前記両側壁支持ブラケット22a,22aに締め付け連
結し、前記両横取付け部38b,38bを、床部材20
の前記ステップ部25aの前端部に連結する図5の如き
側壁支持ブラケット25cと、横取付け部38bとにわ
たって挿通するように構成した取付けボルトによって前
記側壁支持ブラケット25cに締め付け連結するように
してある。
【0051】これにより、前側壁30は、床部材20の
前端側に連結することによって床部材30と、床部材3
0に作用する前記クッションゴム27,15を介して走
行機体に連結し、走行機体から伝わる走行振動やエンジ
ン振動がクッションゴム27,15で減衰されて緩和す
る状態で走行機体に支持される。
【0052】図1に示すように、前記天井壁40は、天
井フレーム41と、合成樹脂板で成る天井壁本体42と
によって構成してあり、詳しくは次の如く構成してあ
る。
【0053】図5に示すように、天井フレーム41は、
左右一対の機体前後向きの鉄パイプ材で作成した前後向
きフレーム43と、両前後向きフレーム43,43の前
端部どうしを連結する機体横向きの折曲げ板金で作成し
た横向きフレーム44と、両前後向きフレーム43,4
3の中間部どうしを連結する機体横向きの板金で作成し
た連結フレーム45とで成る金属フレームに構成してあ
る。
【0054】図2及び図17に示すように、天井壁本体
42は、前記天井フレーム41の外周形状よりやや大き
い外周形状を備えるように形成した合成樹脂板によって
作成し、天井壁本体42の内面側に付設してあるシール
材42aがロプスフレーム10の前記横向きフレーム部
12の上面側と、天井フレーム41の各フレーム43,
44の上面側とに当たってロプスフレーム10及び天井
フレーム41と、天井壁本体42とのシールを行う組み
付け状態にして、ロプスフレーム10の横向きフレーム
部12と、天井フレーム41の各フレーム43,44と
の内周側の複数個所に付設してある本体連結けブラケッ
ト47を貫通して天井壁本体42に螺着するように構成
した取付けねじ48によってロプスフレーム10と天井
フレーム41とに連結するように構成してある。図5及
び図8などに示すように、天井フレーム41の両前後向
きフレーム43,43それぞれの後端側をロプスフレー
ム10の上端側の横端部に対しては連結ボルト46で、
第2支柱71の上端部に対しては溶接によってそれぞれ
連結し、図13に示すように、横向きフレーム44を前
側壁30の上端部に連結ボルト49によって連結するよ
うに構成してある。これにより、天井フレーム41は、
前記両後部支柱70,70の上端部と、前側壁30の上
端部とにわたって連結して天井壁本体42を支持すると
ともに前側壁30の上端側を支持する。
【0055】図2及び図3に示すように、前記一対のサ
イドドア50,50のそれぞれは、後端側に上下一対の
ヒンジ部材51,51を、前端側に開閉把手52aなど
が付いているロック機構52をそれぞれ備えさせ、か
つ、全周縁部にわたるシール材53を備えさせるととも
に自由状態では偏平板になるように形成した透明ガラス
板で構成してある。図15及び図17に示すように、前
記一対のヒンジ部材51,51それぞれのドア側ヒンジ
部51aに機体上下向きの枢支軸51bを介して連結し
ている支柱側ヒンジ部51cを、取付けボルト54によ
る締め付け力により、前記外カバー73の前記前側カバ
ー部分73bとの共締めで前記後部支柱70のうちの第
2支柱71の方に締め付け連結するように構成してあ
る。これにより、前記両サイドドア50,50のそれぞ
れは、後部支柱70に前記枢支軸51bの機体上下向き
の軸芯まわりで揺動開閉するように支持され、前記床部
材20と前側壁30と天井壁40と後部支柱70とが形
成する乗降口を開閉する。
【0056】図12,図14,図15に示すように、前
記天井フレーム41の横側部を形成する前記前後向きフ
レーム43に、天井壁本体42から露出してサイドドア
50に受け止め作用する露出フレーム部43aを備えさ
せ、前記後部支柱70のうちの前記第2支柱71に、前
記外カバー72から露出してサイドドア50に受け止め
作用する露出支柱部71aを備えさせてある。図19及
び図20に示すように、前記ロック機構52に備えてあ
るフック52bが係合してサイドドア50を閉じ状態に
ロックするように曲げ加工した丸棒材で成るロック手段
55を、前側壁30のキャビン内面側のうちの前側壁上
下方向での中間部で前記横向き枠部分36と上下向き枠
部分37とが連なり合って優れた強度を発揮する部分に
固定してある。前側壁30のうちのサイドドア受け面を
形成する側壁部39を湾曲面に構成してある。すなわ
ち、ロック手段55の配置レベルに相当するレベルでの
側壁部分では前側壁横幅方向で最も内側に位置し、ロッ
ク手段55の配置レベルよりも前側壁上端側に位置する
高レベルでの第1側壁部分39aにおける側壁部39
は、前側壁30の上端側に至るほど前側壁横外側に位置
し、ロック手段55の配置レベルよりも前側壁下端側に
位置する低レベルでの第2側壁部分39bにおける側壁
部39では、前側壁下端側に至るほど前側壁横外側に位
置する状態の湾曲面に構成してある。これにより、サイ
ドドア50を図12,図15及び図19(ハ)に示す如
き閉じ状態にしてロックできる。なお、第1側壁部分3
9aを、前側壁30のうちのロック手段55より上方に
位置する側壁部39と天井フレーム41の露出フレーム
部43aとで構成し、第2側壁部分39bを、前側壁3
のうちのロック手段55より下方に位置する側壁部3
9と床部材20のステップ部25aの横側面とで構成し
てある。
【0057】すなわち、図19(イ)に示すように、サ
イドドア50は自由状態では偏平なドアになっている。
図19(ロ)に示すように、サイドドア50を閉じてい
くに伴い、ロック機構52のフック52bがロック手段
55に係止するよりも先にサイドドア50の上端側がシ
ール材53を介して前記第1側壁部分39a前記露出
フレーム部43aに、サイドドア50の下端側がシール
材53を介して前記第2側壁部分39b床部材20の
ステップ部25aの横側面にそれぞれ当接する。図19
(ハ)に示すように、サイドドア50をさらに閉じてい
くと、サイドドア50がドア内面側に膨らむ状態に弾性
変形してロック機構52のフック52bがロック手段5
5に係止し、ロック手段55がサイドドア50を弾性変
形したままの閉じ状態にしてロックする。すると、サイ
ドドア50が弾性変形のために側壁部39の湾曲面に馴
染む形状になり、サイドドア50の前側縁部が前側壁部
30の側壁部39にシール材53を介して気密性のよい
状態で当接する。このとき、図12に示すように、天井
フレーム41の前記露出フレーム部43aがシール材5
3を介してサイドドア50の上縁部に受け止め作用する
とともにサイドドア50の弾性変形のためにその上縁部
が露出フレーム部43aに押圧され、サイドドア50の
上縁部が露出フレーム部43aにシール材53を介して
気密性のよい状態で当接する。後輪フェンダー21に備
えさせてある前記ドアストッパーレール部21aがシー
ル材53を介してサイドドア50の下縁部に受け止め作
用するとともにサイドドア50の弾性変形のためにその
下縁部がドアストッパーレール部21aに押圧され、サ
イドドア50の下縁部がドアストッパーレール部21a
にシール材53を介して気密性のよい状態で当接する。
さらにこのとき、図15に示すように、後部支柱70の
前記露出支柱部71aがシール材53を介してサイドド
ア50の後縁部に受け止め作用するとともにサイドドア
50の弾性変形のためにその後縁部が露出支柱部71a
に押圧され、サイドドア50の後縁部が露出支柱部71
aにシール材53を介して気密性のよい状態で当接す
る。これにより、両サイドドア50,50は気密性の富
んだ閉じ状態にしてロックできる。
【0058】図4及び図18に示すように、前記リヤウ
インド60は、上端側に左右一対のヒンジ部材61,6
1を、下端側に開閉把手62aなどが付いているロック
機構62をそれぞれ備えさせるとともに全周縁部にわた
るシール材63を備えさせてある透明ガラス板で構成し
てある。図18に示すように、前記一対のヒンジ部材6
1,61それぞれのウインド側ヒンジ部61aに機体横
向きの枢支軸61bを介して連結しているフレーム側ヒ
ンジ部61cを、取付けボルト64によってロプスフレ
ーム10の前記横向きフレーム部12に締め付け連結す
るように構成してある。これにより、前記リヤウインド
60は、ロプスフレーム10に前記枢支軸61bの機体
横向きの軸芯まわりで上下に揺動開閉するように支持さ
れ、ロプスフレーム10の前記左右一対の上下向きフレ
ーム部11,11の間を開閉する。
【0059】図15,図18に示すように、ロプスフレ
ーム10の前記横向きフレーム部12に天井壁本体42
から露出するフレーム部12aを備えさせるとともに、
リヤウインド60を閉じ状態にすると、前記露出フレー
ム部12aがリヤウインド60の上縁部にシール材63
を介して受け止め作用し、かつ、ロプスフレーム10の
前記連結フレーム部10aがリヤウインド60の下縁部
にシール材63を介して受け止め作用し、さらに、ロプ
スフレーム10の前記一対の上下フレーム部11,11
がリヤウインド60の横縁部にシール材63を介して受
け止め作用するように構成してある。これにより、リヤ
ウインド60は、ロプスフレーム10に対してシール材
63を介して当接して気密性の富んだ閉じ状態にでき
る。
【0060】図5及び図8などに示すように、前記天井
フレーム41の両前後フレーム43,43をロプスフレ
ーム10に連結ボルト46によって分離自在に連結する
ように構成し、前記両後部支柱70,70それぞれの前
記連結杆72を前記上下向きフレーム部11に連結ボル
ト76によって分離自在に連結するように構成し、前記
両後部支柱70,70それぞれの前記第2支柱71を前
記床部材20のドアストッパーレール部21aに連結ボ
ルト77によって分離自在に連結するように構成してあ
る。すなわち、図7及び図8に示すように、天井フレー
ム41と、左右の第2支柱71,71と、左右の連結杆
72,72とを走行機体の外部で所定の連結状態に組み
付けた後に纏めてロプスフレーム10と、床部材20の
後輪フェンダー21とに組み付けることを可能にしてあ
る。
【0061】図13及び図14に示すように、天井壁4
0の前記天井壁本体42と天井内装材40aとの間にキ
ャビン空調装置80を天井フレーム41が備える図5の
如きブラケット41aに支持される状態で設けるととも
に、このキャビン空調装置80は、天井内装材40aの
前端部に吸気筒81によって形成してある吸気口からキ
ャビン内空気を吸引して加熱したり冷却し、熱交換処理
した後の空気を天井内装材40aのキャビン空調装置8
0よりも後側に排気筒82によって形成してある送風口
からキャビン内に送り込むように構成してある。
【0062】図3及び図20に示すように、前記キャビ
ン空調装置80のドレン水排出部を前側壁30の前記第
2中空部35bを通る排水用ホースに接続することによ
り、キャビン空調装置80のドレン排水路83を前記第
2中空部35bに備えさせ、キャビン空調装置80から
のドレン水を第2中空部35bを排水路に利用して運転
キャビンCの下端から外部に排出するようにしてある。
【0063】図15及び図16に示すように、ロプスフ
レーム10の前記一対の上下向きフレーム部11,11
のうちの一方の上下向きフレーム部11に備えさせてあ
る前記外カバー73と前記内カバー74との間にタンク
収容空間Sを設けてある。このタンク収容空間Sに洗浄
液タンク84を上下向きフレーム部11と第2支柱71
とにわたって連結するタンク支持体85で支持させて収
容するとともに、前記内カバー74に備えてある作業開
口74aから洗浄液タンク84の供給口84aを開閉し
たり、洗浄液タンク84に洗浄液を供給したりできるよ
うに構成してある。洗浄液タンク84の排出部に洗浄液
ポンプ86を有する洗浄液供給ホース87を接続すると
ともに、洗浄液ポンプ86は、洗浄液をタンク84から
取り出してリヤウインド60の外面側に供給するように
構成してある。すなわち、外カバー73と内カバー74
との間のロプスフレーム10と第2支柱71との間の空
間を洗浄液貯留の空間に利用してリヤウインド60に洗
浄液供給することを可能にしてある。
【0064】図13に示すように、前側壁30の前記中
空部35のうちの前記第1中空部35aを第2中空部3
5bなど他の部分とは仕切られた中空部にするととも
に、この第1中空部35aにウインド洗浄液を投入する
ための洗浄液供給口86を、前側壁30のキャビン内面
側に備えさせてある。第1中空部35aに洗浄液ポンプ
88を有する洗浄液供給ホース89を接続するととも
に、洗浄液ポンプ88は、洗浄液を第2中空部35aか
ら取り出して前記運転用フロント窓31の外面側に供給
するように構成してある。すなわち、前側壁30の第1
中空部35aを洗浄液の貯留用に利用して運転用フロン
ト窓34に洗浄液供給することを可能にしてある。
【0065】 〔別実施形態〕 上記実施形態の如く空調装置80のドレン排水用ホース
を第2中空部35bに通して、ドレン水が第2中空部3
5bを流動するように構成する他、空調装置80のドレ
ン水排出部を第2中空部35bに接続し、空調装置80
からのドレン水が第2中空部35bの内部を直接流動す
るように第2中空部35bを排水路にしても同様の目的
を達成できるのであり、後者の構成を採用して実施して
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクター全体の側面図
【図2】運転キャビンのサイドドア閉じ状態での斜視図
【図3】運転キャビンのサイドドア開き状態での斜視図
【図4】運転キャビンの後面図
【図5】ロプスフレーム及び天井フレームの斜視図
【図6】ロプスフレームの後面図
【図7】天井フレーム及び後部支柱の取り外し状態での
斜視図
【図8】天井フレーム及び後部支柱の取り外し状態での
側面図
【図9】床フレームの斜視図
【図10】床部材後側の取付け構造を示す側面図
【図11】床部材前側の取付け構造を示す側面図
【図12】サイドドア閉じ状態での断面図
【図13】キャビン空調装置配設部の縦断側面図
【図14】キャビン空調装置配設部の横断正面図
【図15】洗浄液タンク及びサイドドア取付け部の縦断
平面図
【図16】洗浄液タンク取付け部の横断後面図
【図17】サイドドアヒンジ部材の取付け構造の縦断正
面図
【図18】リヤウインドの断面図
【図19】サイドドア閉じ作動の説明図
【図20】ロック手段配設部の断面図
【符号の説明】
11 支柱本体 21 後輪フェンダー 30 前側壁 34 運転用フロトント窓 35a,35b 中空部 36 横向き枠部分 37 上下向き枠部分 39a 第1前側壁部分 39b 第2前側壁部分 40 天井壁 41 天井フレーム 42 天井壁本体 43a 露出フレーム部 50 サイドドア 51 ヒンジ部材 55 ロック手段 70 後部支柱 71 第2支柱 73 外カバー 74 内カバー 80 キャビン空調装置 83 排水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 清次 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 大泉 聡 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平3−287475(JP,A) 特開 平8−332844(JP,A) 特開 平7−89343(JP,A) 特開 平7−172171(JP,A) 特開 平8−197617(JP,A) 特開 平2−141326(JP,A) 実開 平4−104078(JP,U) 実開 平2−108643(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 33/06 B62D 25/08 B62D 49/00 B60S 1/50 B60J 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体の後部の両横側に位置する金属
    製の後部支柱(70)と、運転用フロント窓(34)を
    有する樹脂製の前側壁(30)と、前記前側壁(30)
    の上端部と前記両後部支柱(70)の上端部どうしにわ
    たって連結している金属製の天井フレーム(41)から
    構成される天井壁(40)とを備えるとともに、 前記後部支柱(70)に揺動開閉自在に支持されて乗降
    口を開閉するサイドドア(50)と、前側壁(30)の
    機体上下方向での中間部に支持されてサイドドア(5
    0)を閉じロックするロック手段(55)とを備えると
    ともに、前記前側壁(30)のサイドドア受け面を形成する側壁
    部(39)の外面を、上下方向の中間部よりも上下端部
    側が機体横外側に位置する凹形状の湾曲面に形成し、
    記サイドドア(50)が前記前側壁(30)の前記ロッ
    ク手段(55)よりも前側壁上端側に位置する第1側壁
    部分(39a)と、前記ロック手段(55)よりも前側
    壁下端側に位置する第2側壁部分(39b)とに先に当
    接して弾性変形した状態で閉じロックになるように構成
    してあるトラクターの運転キャビン。
  2. 【請求項2】 前記サイドドア(50)が、自由状態で
    は偏平になるドアである請求項1記載のトラクターの運
    転キャビン。
  3. 【請求項3】 前記天井壁(40)を、前記天井フレー
    ム(41)と、この天井フレーム(41)に連結してい
    る樹脂板製の天井壁本体(42)とによって構成し、
    記天井フレーム(41)の横側部に天井壁本体(42)
    から露出する露出フレーム部分(43a)を備えさせる
    とともに、前記ロック閉じ状態にある前記サイドドア
    (50)の上縁部が前記露出フレーム部分(43a)に
    受け止められるように構成してある請求項1又は2記載
    のトラクターの運転キャビン。
  4. 【請求項4】 前記サイドドア(50)を揺動自在に支
    持するヒンジ部材(51)が前記後部支柱(70)の横
    外面側を覆う樹脂製外カバー(73)と共締めで後部支
    柱(70)に連結されている請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のト ラクターの運転キャビン。
  5. 【請求項5】 前記前側壁(30)のうちの機体横方向
    に沿う方向の横向き枠部分(36)と、機体上下方向に
    沿う方向の上下向き枠部分(37)とが連なり合う部分
    に前記ロック手段(55)を配置してある請求項1〜4
    のいずれか1項に記載のトラクターの運転キャビン。
  6. 【請求項6】 前記前側壁(30)に中空部(35)を
    備えさせてある請求項1〜5のいずれか1項に記載のト
    ラクターの運転キャビン。
  7. 【請求項7】 キャビン空調装置(80)を備えさせる
    とともに、このキャビン空調装置(80)からのドレン
    水を運転キャビン外に排出する排水路を、前記前側壁の
    前記中空部(35b)に備えてある請求項6記載のトラ
    クターの運転キャビン。
  8. 【請求項8】 ウインド洗浄液を前記前側壁(30)の
    前記中空部(35a)に貯留するように構成してある
    求項7記載のトラクターの運転キャビン。
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