JP3280145B2 - ランバーサポート調節装置 - Google Patents

ランバーサポート調節装置

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JP3280145B2
JP3280145B2 JP35228093A JP35228093A JP3280145B2 JP 3280145 B2 JP3280145 B2 JP 3280145B2 JP 35228093 A JP35228093 A JP 35228093A JP 35228093 A JP35228093 A JP 35228093A JP 3280145 B2 JP3280145 B2 JP 3280145B2
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卓治 金田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランバーサポート調節
装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、実開平3−29049号公報
には、背凭部の骨格フレームの左右側に設けた調節機構
を有する取付台および取付台と、該取付台および取付台
に左右両端をそれぞれ取付けたスイングアームと、該ス
イングアームの中央に設けたランバープレートとからな
るものにおいて、前記調節機構は、前記取付台に軸装し
一端に操作ハンドルを取付けた左右方向のシャフトと、
該シャフトに固定したギヤと、該ギヤに噛合うセクタギ
ヤと、前記シャフトの回転に制動を与えるブレーキ機構
とにより構成し、前記スイングアームは、前記ランバー
プレートを取付ける中央の水平部と、該水平部の左右側
に形成した長さの相違するアーム部と、該アーム部の一
端を屈曲させた屈曲部と、前記セクタギヤに取付けた軸
部とにより構成したランバーサポート調節装置について
記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、水平部
に対して屈曲部は取付工程において、使用状態と相違す
る角度への捻り、曲げの変形させて取付けているから、
使用する以前に不要な力が掛って変形し、均等に着座者
の背中を押圧するというランバープレートの作用に悪影
響をおよぼすという課題と、使用状態以外に捻り、曲げ
の変形させるという取付を考慮した強度設計しなければ
ならず、この設計は容易でなく、必要以上の強度を確保
するため線径を太くするので重量が嵩むという課題もあ
る。
【0004】
【発明の目的】本発明は、スイングアームを変形させな
いで行う取付けについて工夫したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、背凭
部3の骨格フレーム4の左右側に設けた調節機構21を
有する取付台5および取付台60と、該取付台5および
取付台60に左右両端をそれぞれ取付けたスイングアー
ム50と、該スイングアーム50の中央に設けたランバ
ープレート20とからなるものにおいて、前記調節機構
21は、前記取付台5の外側ブラケット6および内側ブ
ラケット7に軸装し一端に操作ハンドル45を取付けた
左右方向のシャフト22と、該シャフト22に回転のみ
自在に設けたカム体24と、前記シャフト22に固定の
回動アーム26に取付けた前記カム体24の逆転を防止
するラチェット25と、前記カム体24の側面に形成さ
れ前記ラチェット25が係合するラッチ23とにより構
成し、前記スイングアーム50は、前記ランバープレー
ト20を取付ける中央の水平部51と、該水平部51の
左右側に形成したアーム部53と、左右のアーム部53
の上端を同一軸心となるように屈曲させた回動中心軸部
54および回動中心軸部55と、該回動中心軸部54を
屈曲させた前記カム体24に当接するカム当接軸部56
とにより構成し、前記内側ブラケット7には、カム当接
軸部56が左右方向に移動自在に入る大径の下側大径孔
68と該下側大径孔68に連通して前記回動中心軸部5
4に挿通したブッシュ59が嵌合する小径の上側小径孔
69からなる瓢箪型挿入孔67を形成したランバーサポ
ート調節装置、および、前記スイングアーム50のカム
当接軸部56は前記ランバープレート20の軸心方向と
交差するようにすると共に、前記カム体24は前記シャ
フト22の放射方向に形成した溝27の底部にカム溝2
8を形成し、前記外側ブラケット6には上側に膨出して
前記カム体24の外周との間に隙間70を形成する膨出
部10を形成し、前記瓢箪型挿入孔67の下側大径孔6
8および上側小径孔69と前記膨出部10とは、下側大
径孔68は前記隙間70内をカム当接軸部56が左右方
向に移動自在に入り、上側小径孔69は、前記カム当接
軸部56が溝27に位置すると共に回動中心軸部54の
ブッシュ59が嵌合するように構成したランバーサポー
ト調節装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
は車両用等に使用されるシート、2は座席部、3は背凭
部、4は背凭部3の骨格フレームである。骨格フレーム
4は中空パイプで逆さU型形状に形成され、該フレーム
4の左右のいずれか一側の所望の部分には取付台5を固
定する。該取付台5は、外側ブラケット6および内側ブ
ラケット7より構成する。前記外側ブラケット6は、前
後方向の外側側板8の上下端に内側に突出する上下板部
9、9を一体的に形成し、該上下板部9、9の前後中間
位置には左右方向であって上下にそれぞれ膨出する膨出
部10、10を形成する。前記外側側板8の略中央には
挿入孔13を形成し、挿入孔13の周縁には内側に突き
出るボス14を形成する。前記内側ブラケット7は、前
記外側側板8と平行の内側側板15に前記挿入孔13に
対応する挿入孔16を形成し、挿入孔16の周縁に外側
ブラケット6側に突き出るボス17を形成する。
【0007】しかして、外側ブラケット6と内側ブラケ
ット7の間には、後述するランバープレート20を前後
に位置調節(押圧力の調節)する調節機構21を設け
る。調節機構21は、左右方向のシャフト22にラッチ
23付のカム体24を回転自在に軸装し、カム体24の
外側には前記ラッチ23に係合するラチェット25付の
回動アーム26を固定して構成している。前記カム体2
4は前記シャフト22の放射方向に溝27を形成し、溝
27の底部にシャフト22の放射方向に厚さを相違させ
てカム溝28を複数段形成する。カム溝28の左右両側
には放射方向に突き出る正円形の鍔29を形成する。鍔
29のそれぞれの側面には係合段部30を有する前記ラ
ッチ23を設ける。前記シャフト22の所定部分には異
径部31を設け、該異径部31には一体的に前記回動ア
ーム26の基部を樹脂成形により形成する。回動アーム
26の先端にはシャフト22と平行の取付嵌合軸32を
形成する。前記ラチェット25は先端は公知のように先
端に至るに従い細く形成するが、基部には前記回動アー
ム26の回動方向に突き出る二跨部33を形成し、二跨
部33の基部には前記取付嵌合軸32が嵌合する嵌合溝
34を形成する。嵌合溝34は前記取付嵌合軸32の直
径より狭く一部を開放した円形に形成し、該開放部分よ
り前記二跨部33を連設し、嵌合溝34を前記取付嵌合
軸32に嵌合させたとき、ラチェット25は取付嵌合軸
32中心に回動するが抜けないように形成する。35は
取付嵌合軸32に設けた大径部、36はラチェット25
をラッチ23の係合段部30に係合するように付勢する
バネである。
【0008】前記左右のラッチ23の中心の挿入孔40
の周縁には環状凹部41をそれぞれ形成し、また、前記
回動アーム26のシャフト22の取付部分の外面の周縁
には環状凹部42を形成する。そして、シャフト22に
カム体24を挿通し、シャフト22の内端を内側ブラケ
ット7の挿入孔16に挿通させ、ラッチ23の環状凹部
41に内側ブラケット7のボス17を嵌合させ、この状
態で、外側ブラケット6の挿入孔13をシャフト22に
挿通させ、挿入孔13の周囲のボス14を回動アーム2
6の環状凹部42に嵌合させ、次に、外側ブラケット6
を内側ブラケット7に固定する。43は内側に突き出る
ように切起して形成した突起であり、前記挿入孔13の
周囲に4個形成し、このうち下側の2個の突起43はシ
ャフト22に取付けた前記回動アーム26を前記ラチェ
ット25がラッチ23に係合するように付勢するバネ4
4を係止するもので、残りの突起43は回動アーム26
の回動を規制するストッパーとして作用する。45はシ
ャフト22の外端に設けたハンドル、環状突起46は前
記環状凹部41の周囲に形成した環状突起、環状突起4
7は環状凹部42の周囲に形成した環状突起、48は外
側ブラケット6を内側ブラケット7に固定するネジ48
である。
【0009】しかして、前記ランバープレート20は、
トーションバー等により形成したスイングアーム50に
取付ける。スイングアーム50は左右中間部の中央水平
部51に前記ランバープレート20を任意の取付構造に
より取付け、水平部51の左右側は上下に正面視山型形
状の屈曲部52を形成し、左右の屈曲部52に続いて水
平の外側水平部51をそれぞれ形成し、左右の外側水平
部51の端部を屈曲させてアーム部アーム部53をそれ
ぞれ形成し、アーム部53の上端はそれぞれ同一軸心と
なる回動中心軸部54、55に形成し、前記取付台5側
の回動中心軸部54は前方に突き出るように屈曲させて
カム当接軸部56に形成し、カム当接軸部56の中間部
は下方に屈曲させて前記カム体24のカム溝28に係合
する係合部57に形成する。したがって、側方からみる
と、スイングアーム50は、水平部51および屈曲部5
2およびアーム部53と回動中心軸部54、55とは略
同一面に位置し、カム当接軸部56はこれらに対し、略
直角の角度を有するように位置し、水平部51および屈
曲部52およびアーム部53は回動中心軸部54、55
中心に前後方向に回動し、カム当接軸部56の回動方向
は上下方向となる。58はカム当接軸部56と回動中心
軸部54の屈曲部、59は小径部64を有するブッシュ
である。
【0010】しかして、前記取付台5の反対側の骨格フ
レーム4には取付台60を設け、取付台60には一部を
切欠いて通過溝61を形成した取付孔62を形成する。
ブッシュ63は小径部64を有するブッシュである。し
かして、前記内側ブラケット7の内側側板15には、ス
イングアーム50のカム当接軸部56を挿入する瓢箪型
挿入孔67を形成する。瓢箪型挿入孔67は、前記挿入
孔16よりも後側上方位置に形成し、下部の下側大径孔
68と上部の上側小径孔69とを連通させて、瓢箪形状
に形成する。瓢箪型挿入孔67の下側大径孔68および
上側小径孔69は、カム体24(鍔29)の外周と膨出
部10の間に形成した隙間70との関係が、相対的に、
下側大径孔68は前記隙間70内をカム当接軸部56が
左右方向に移動自在に入り、上側小径孔69はカム当接
軸部56が溝27に位置して回動中心軸部54のブッシ
ュ59が嵌合するように構成する。
【0011】即ち、スイングアーム50は、回動中心軸
部55側が自由端のとき、カム当接軸部56を瓢箪型挿
入孔67の下側大径孔68より隙間70内に挿入および
左右可能とし、回動中心軸部55を取付台60に回転自
在に取付け、回動中心軸部54を上側小径孔69に移動
させてブッシュ59を嵌合させながらカム当接軸部56
を回動中心軸部54中心に回動させると、係合部57が
溝27に入り込むように構成している。
【0012】
【作用】本発明は前記の構成であり、シャフト22の異
径部31に回動アーム26を樹脂一体成形により取付
け、回動アーム26の取付嵌合軸32にラチェット25
の嵌合溝34を二跨部33が拡大するように押し込んで
嵌合させ、ラチェット25と回動アーム26の間にバネ
36を取付ける。この場合、ラチェット25は取付嵌合
軸32中心に回動するのみでり、二跨部33、二跨部3
3の基部は前記取付嵌合軸32の直径より狭く形成して
あるから、一旦ラチェット25の嵌合溝34を取付嵌合
軸32に嵌合させると、回動方向と抜ける方向は相違す
るので外れず、取付工程を頗る容易にしている。また、
ラチェット25の表裏を反対にするだけで、左右いずれ
の調節機構21に両用できる。
【0013】しかして、調節機構21の取付工程の一例
を示すと、シャフト22にバネ44を挿通し、この状態
のシャフト22を、バネ44の両端を下側の突起43に
係止するようにして、外側ブラケット6の挿入孔13に
挿通し、次に、シャフト22にカム体24を挿通させ、
シャフト22の内端を内側ブラケット7の挿入孔16に
挿通し、この状態で、外側ブラケット6を内側ブラケッ
ト7にネジ48により固定し、調節機構21を外側ブラ
ケット6および内側ブラケット7に取付ける。
【0014】この場合、シャフト22を挿通する外側ブ
ラケット6の挿入孔13および内側ブラケット7の挿入
孔16の周縁にはボス14およびボス17が形成され、
回動アーム26の外面およびラッチ23には環状凹部4
1、環状凹部42を形成しているから、環状凹部41、
環状凹部42にボス14、ボス17が嵌合してシャフト
22に軸装され、従来のようにブッシュを必要とせず、
部品と取付工程を簡略にしている。また、環状凹部41
および環状凹部42の周縁には環状突起46および環状
突起47をそれぞれ形成しているから、回動アーム26
の内面にはカム体24の側面に設けたラッチ23に形成
した環状突起46が摺接し、回動アーム26の外面は環
状突起47が外側側板8の内面に摺接し、カム体24の
内側の側面に形成したラッチ23の環状突起46が内側
ブラケット7の内側側板15の内面に摺接し、摺接面は
線接触であるので、抵抗なく各部品は作用する。また、
環状突起46および環状突起47が各面に当接すること
により、外側ブラケット6と回動アーム26とカム体2
4と内側ブラケット7とは所定の位置に組付られるの
で、取付作業も容易となる。
【0015】しかして、スイングアーム50は、前記内
側ブラケット7には、カム当接軸部56が左右方向に移
動自在に入る大径の下側大径孔68と該下側大径孔68
に連通して前記回動中心軸部54に挿通したブッシュ5
9が嵌合する小径の上側小径孔69からなる瓢箪型挿入
孔67を形成しているから、回動中心軸部55を取付台
60に取付ける前に、カム当接軸部56の軸心方向がシ
ャフト22の軸心方向と平行となるようにし(図9の
イ、図10、図11)、次に、カム当接軸部56の先端
を瓢箪型挿入孔67の下側大径孔68に挿入し、カム当
接軸部56の中間部まで下側大径孔68に挿入する(図
12、図13)。この状態で、カム当接軸部56の先端
を外側ブラケット6の膨出部10の内側に向くように差
し込み(図9のロ、図14、図15)、この状態で、カ
ム当接軸部56と回動中心軸部54との屈曲部58が下
側大径孔68の内を通過し、更に押し込むと、カム当接
軸部56はシャフト22と交差する方向となり、回動中
心軸部54がシャフト22と平行状態なる(図9のハ、
図16、図17)。
【0016】この状態では、カム当接軸部56は外側ブ
ラケット6の上下板部9の内面とカム体24の外周との
間の隙間70内に位置し、シャフト22の軸心方向に移
動自在となるので、スイングアーム50を左右に移動さ
せて、回動中心軸部55に挿入したブッシュ63を取付
台60の通過溝61より取付孔62に嵌合させ、回動中
心軸部55側の取付を完了させる。この状態でも、回動
中心軸部55はブッシュ63に対して左右方向には摺動
自在であるから、カム当接軸部56がカム体24に合致
するようにスイングアーム50全体を左右に移動させ、
カム当接軸部56をカム体24の溝27の上方に臨ませ
る(図9のハ、図16、図17)。次に、回動中心軸部
54のブッシュ59を上側小径孔69に嵌合するように
押し込みながら、カム当接軸部56の先端を回動中心軸
部54中心にカム体24側に回動させると、ブッシュ5
9は上側小径孔69に嵌合し、カム当接軸部56は左右
のカム体24の溝27に位置し、係合部57がカム体2
4のカム溝28に係合する。
【0017】以上のスイングアーム50の取付工程にお
いて、瓢箪型挿入孔67の下側大径孔68および上側小
径孔69と外側ブラケット6の膨出部10との関係は、
屈曲部58または回動中心軸部54が下側大径孔68内
にあるとき、カム体24の外周と膨出部10の間にカム
当接軸部56が差し込める隙間70を形成し、回動中心
軸部54が上側小径孔69内に位置すると、カム当接軸
部56の先端は外側側板8の内側であって、カム当接軸
部56の係合部57は溝27の間に位置するように構成
しているから、一旦取付が完了すると、係合部57はカ
ム体24の溝27から外れないので、位置決めが容易
で、取付けが簡単容易となる。
【0018】また、カム体24の外周には、溝27を深
くするように正円形形状の鍔29が形成されているか
ら、カム当接軸部56の係合部57が最も上側に回動し
てもカム体24の鍔29より外れず、それゆえ、操作不
能状態となるのを防止する。なお、カム体24の外周に
鍔29を形成して、前記取付工程は変化せず、前記隙間
70が鍔29の上部外周と膨出部10の内面との間に形
成されるだけであり、回動中心軸部55側が自由端のと
き、回動中心軸部54を瓢箪型挿入孔67の下側大径孔
68より取付台5内に挿入可能で、回動中心軸部55を
回転自在に位置不動とし、回動中心軸部54を上側小径
孔69に移動させると、係合部57が鍔29より外れな
くなる構成となって、スイングアーム50の屈曲部58
が下側大径孔68の内を通過して、カム当接軸部56が
シャフト22と交差する方向となり、回動中心軸部54
がシャフト22と平行状態なる(図9のハ、図16、図
17)と、カム当接軸部56は外側ブラケット6の膨出
部10の内面と鍔29の周縁との間の隙間70内に位置
し、前記取付工程と同様に、シャフト22の軸心方向に
移動自在となるので、スイングアーム50を左右に移動
させて、回動中心軸部55に挿入したブッシュ63を取
付台60の通過溝61より取付孔62に嵌合させ、回動
中心軸部55側の取付を完了させ、この状態でカム当接
軸部56がカム体24に合致するようにスイングアーム
50全体を左右に移動させ、カム当接軸部56を鍔29
と鍔29の間のカム体24の上方に臨ませ(図9のハ、
図16、図17)、次に、回動中心軸部54のブッシュ
59を上側小径孔69に嵌合するように押し込みなが
ら、カム当接軸部56の先端を回動中心軸部54中心に
カム体24側に回動させ、ブッシュ59を上側小径孔6
9に嵌合させ、カム当接軸部56は左右の鍔29の間に
位置し、係合部57がカム体24のカム溝28に係合す
る。
【0019】また、スイングアーム50は、取付工程に
おいて、回動中心軸部55は取付台60に対して摺動の
みさせ、カム当接軸部56は瓢箪型挿入孔67の下側大
径孔68より差し込み、その後、回転させるだけである
から、使用状態と相違する角度への捻り、曲げの変形さ
せることなく、取付けることができ、使用状態以外の取
付を考慮した強度設計することは無く、設計が容易であ
るばかりでなく、取付工程において捻り、曲げの変形が
ないので、スイングアーム50は確実に前後回動し、ラ
ンバープレート20は確実に左右均等に作用する。
【0020】しかして、車両用シート1に着座し、操作
ハンドル45を回動させると、シャフト22が回転し、
シャフト22の回転により回動アーム26が回動し、回
動アーム26の先端に取付けたラチェット25はラッチ
23を押してカム体24をシャフト22を中心に回転さ
せ、ラチェット25はバネ44の弾力により元に戻る。
カム体24が回転すると、ランバープレート20が最後
方位置のときカム溝28の作用によりカム当接軸部56
は回動中心軸部54中心に上方回動し、カム当接軸部5
6はスイングアーム50を回動中心軸部54および回動
中心軸部55中心に前方回転させ、回動中心軸部54お
よび回動中心軸部55はアーム部53を前方回動させて
ランバープレート20を前方向に押し、車両用シート1
の着座者の腰および背部の押圧程度を強く段階調節す
る。
【0021】実施例では、更に操作ハンドル45を回動
させると、ランバープレート20を前方に押し、最前方
位置まで移動すると後退する。この場合、スイングアー
ム50は、左右の回動中心軸部54と回動中心軸部55
の軸心を同一線上に配置し、回動中心軸部54および回
動中心軸部55をそれぞれ取付台5および取付台60に
軸装しているので、カム当接軸部56の回動力がランバ
ープレート20の移動にロスなく伝達され、確実に作用
する。また、カム当接軸部56の回動方向は、回動中心
軸部55中心に上下方向であるから、シート1の前後の
厚みを厚くすることなく、カム当接軸部56の回動幅を
多くでき、それゆえ、ランバープレート20の前後移動
量も大きくする。
【0022】しかして、取付台5の外側ブラケット6
は、膨出部10および突起43等を上下対称に形成し、
同様に、内側ブラケット7は瓢箪型挿入孔67を上下に
形成しているから、骨格フレーム4の左右いずれにも取
付けられる。また、カム体24は、左右の鍔29の側面
にそれぞれラッチ23を形成しているから、骨格フレー
ム4の左右いずれにも取付けられる。したがって、部品
点数を削減し、コストを低下させる。
【0023】
【効果】本発明は、背凭部3の骨格フレーム4の左右側
に設けた調節機構21を有する取付台5および取付台6
0と、該取付台5および取付台60に左右両端をそれぞ
れ取付けたスイングアーム50と、該スイングアーム5
0の中央に設けたランバープレート20とからなるもの
において、前記調節機構21は、前記取付台5の外側ブ
ラケット6および内側ブラケット7に軸装し一端に操作
ハンドル45を取付けた左右方向のシャフト22と、該
シャフト22に回転のみ自在に設けたカム体24と、前
記シャフト22に固定の回動アーム26に取付けた前記
カム体24の逆転を防止するラチェット25と、前記カ
ム体24の側面に形成され前記ラチェット25が係合す
るラッチ23とにより構成し、前記スイングアーム50
は、前記ランバープレート20を取付ける中央の水平部
51と、該水平部51の左右側に形成したアーム部53
と、左右のアーム部53の上端を同一軸心となるように
屈曲させた回動中心軸部54および回動中心軸部55
と、該回動中心軸部54を屈曲させた前記カム体24に
当接するカム当接軸部56とにより構成し、前記内側ブ
ラケット7には、カム当接軸部56が左右方向に移動自
在に入る大径の下側大径孔68と該下側大径孔68に連
通して前記回動中心軸部54に挿通したブッシュ59が
嵌合する小径の上側小径孔69からなる瓢箪型挿入孔6
7を形成したランバーサポート調節装置としたものであ
るから、スイングアーム50のカム当接軸部56を下側
大径孔68に差し込み、回転させ、カム当接軸部56を
シャフト22に交差するようにし、この状態で、他端側
の回動中心軸部55を取付台60に軸装し、次に、回動
中心軸部54に挿通したブッシュ59を上側小径孔69
に嵌合させると、スイングアーム50を変形させること
なく、取付けが完了し、ランバープレート20は左右均
等に着座者の背中を押圧するという作用に悪影響を与え
ない。また、使用状態以外に捻り、曲げの変形させると
いう取付を考慮する必要がないので、設計は容易である
という効果を奏する。また、本発明は、前記の装置にお
いて、前記スイングアーム50のカム当接軸部56は前
記ランバープレート20の軸心方向と交差するようにす
ると共に、前記カム体24は前記シャフト22の放射方
向に形成した溝27の底部にカム溝28を形成し、前記
外側ブラケット6には上側に膨出して前記カム体24の
外周との間に隙間70を形成する膨出部10を形成し、
前記瓢箪型挿入孔67の下側大径孔68および上側小径
孔69と前記膨出部10とは、下側大径孔68は前記隙
間70内をカム当接軸部56が左右方向に移動自在に入
り、上側小径孔69は、前記カム当接軸部56が溝27
に位置すると共に回動中心軸部54のブッシュ59が嵌
合するように構成したランバーサポート調節装置とした
ものであるから、簡単な構成で、スイングアーム50を
変形させることなく取付けられるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シートの斜視図。
【図2】 調節機構およびスイングアームの分解斜視
図。
【図3】 同取付状態の斜視図。
【図4】 縦断正面図。
【図5】 カム体の側面図。
【図6】 同正面図。
【図7】 ラチェットおよび回動アームの側面図。
【図8】 同取付状態側面図。
【図9】 スイングアームの取付状態縦断正面図。
【図10】 スイングアームの取付状態斜視図。
【図11】 図10の要部側面図。
【図12】 スイングアームの取付状態斜視図。
【図13】 図12の要部側面図。
【図14】 スイングアームの取付状態斜視図。
【図15】 図14の要部側面図。
【図16】 スイングアームの取付状態斜視図。
【図17】 図16の要部側面図。
【図18】 スイングアームの取付状態斜視図。
【図19】 図18の要部側面図。
【図20】 係合部がカム体に係合した状態斜視図。
【図21】 同縦断正面図。
【図22】 縦断正面図。
【図23】 カム体の作用状態図。
【符号の説明】
1…車両用等のシート、2…座席部、3…背凭部、4…
骨格フレーム、5…取付台、6…外側ブラケット、7…
内側ブラケット、8…外側側板、9…上下板部、10…
膨出部、13…挿入孔、14…ボス、15…内側側板、
16…挿入孔、17…ボス、20…ランバープレート、
21…調節機構、22…シャフト、23…ラッチ、24
…カム体、25…ラチェット、26…回動アーム、27
…溝、28…カム溝、29…鍔、30…係合段部、31
…異径部、32…取付嵌合軸、33…二跨部、34…嵌
合溝、35…大径部、36…バネ、40…挿入孔、41
…環状凹部、42…環状凹部、43…突起、44…バ
ネ、45…操作ハンドル、46…環状突起、47…環状
突起、48…ネジ、50…スイングアーム、51…水平
部、52…屈曲部、53…アーム部、54…回動中心軸
部、55…回動中心軸部、56…カム当接軸部、57…
係合部、58…屈曲部、59…ブッシュ、60…取付
台、61…通過溝、62…取付孔、63…ブッシュ、6
4…小径部、67…瓢箪型挿入孔、68…下側大径孔、
69…上側小径孔、70…隙間。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背凭部3の骨格フレーム4の左右側に設
    けた調節機構21を有する取付台5および取付台60
    と、該取付台5および取付台60に左右両端をそれぞれ
    取付けたスイングアーム50と、該スイングアーム50
    の中央に設けたランバープレート20とからなるものに
    おいて、前記調節機構21は、前記取付台5の外側ブラ
    ケット6および内側ブラケット7に軸装し一端に操作ハ
    ンドル45を取付けた左右方向のシャフト22と、該シ
    ャフト22に回転のみ自在に設けたカム体24と、前記
    シャフト22に固定の回動アーム26に取付けた前記カ
    ム体24の逆転を防止するラチェット25と、前記カム
    体24の側面に形成され前記ラチェット25が係合する
    ラッチ23とにより構成し、前記スイングアーム50
    は、前記ランバープレート20を取付ける中央の水平部
    51と、該水平部51の左右側に形成したアーム部53
    と、左右のアーム部53の上端を同一軸心となるように
    屈曲させた回動中心軸部54および回動中心軸部55
    と、該回動中心軸部54を屈曲させた前記カム体24に
    当接するカム当接軸部56とにより構成し、前記内側ブ
    ラケット7には、カム当接軸部56が左右方向に移動自
    在に入る大径の下側大径孔68と該下側大径孔68に連
    通して前記回動中心軸部54に挿通したブッシュ59が
    嵌合する小径の上側小径孔69からなる瓢箪型挿入孔6
    7を形成したランバーサポート調節装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記スイングアーム5
    0のカム当接軸部56は前記ランバープレート20の軸
    心方向と交差するようにすると共に、前記カム体24は
    前記シャフト22の放射方向に形成した溝27の底部に
    カム溝28を形成し、前記外側ブラケット6には上側に
    膨出して前記カム体24の外周との間に隙間70を形成
    する膨出部10を形成し、前記瓢箪型挿入孔67の下側
    大径孔68および上側小径孔69と前記膨出部10と
    は、下側大径孔68は前記隙間70内をカム当接軸部5
    6が左右方向に移動自在に入り、上側小径孔69は、前
    記カム当接軸部56が溝27に位置すると共に回動中心
    軸部54のブッシュ59が嵌合するように構成したラン
    バーサポート調節装置。
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