JP327I - 鉄筋結束線 - Google Patents

鉄筋結束線

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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は建築工事などで、鉄筋の交差部などを結束、固
定するために用いる結束線に関するものである。 「従来の技術」 建築の現場において、縦筋と横筋の交差部を固定する場
合、通常、ナマシ鉄線(鉄線を焼鈍加工して軟らかくし
たもの)を用いている。この場合、第5図に示すように
市販の真直ぐなナマシ鉄線を2〜3千本程度束ねたもの
の中から100〜200本程度抜き出し、これを集束し
て作業者が手の中に握り、鉄筋結束時にその1本1本を
他方の指で抜き、ナマシ鉄線を二重のまま鉄筋の交差部
をたすきがけに縛り、両端をねじって結束、固定する作
業を行なっていた。ナマシ鉄線を二重で用いるのは結束
強度が高くまた、縛る回数が少なくて済むからである。
ここで、結束線として市販される形態は上記のように真
直ぐな線を数千本程束ねたままの状態であるため、これ
から数100本抜き出すとき作業者は普通軍手をはめて
いるため、作業が面倒であるばかりでなく、残りの線が
ばらばらになり、絡み合ったり、作業場近くに散乱した
りまた折れ曲がったりし、結束線のロスが多くなり、更
に、このばらばらになった線を当事者及び次の作業者が
使用するため端部を揃えたり、真直ぐに直さなければな
らず、手間が掛かりすぎるという問題点が有った。 又上記手中の鉄線束は直接把持されるため、作業の進行
に伴い鉄線の数が減少し、手中において素線間の間隙が
拡大して解けてまとまらないため鉄線が分散し易く鉄筋
結束作業を円滑安全に行い難くなるという問題がある。 「考案が解決しようとする課題」 本案は鉄筋の結束現場において定寸切断素線の集束作業
及びU字状折り曲げ作業を必要とせず、両端部を把持す
るだけで迅速に作業に掛かることができかつ手中に多数
の素線を把持し得ると共に手中から該素線の中央折曲部
を1本宛繰出すことができるばかりでなく作業中におい
て手中の素線の減少にも拘わらず素線をまとまった束状
に把持することのできる鉄筋結束線を得ることを目的と
するものである。 「課題を解決するための手段」 本案は定寸に切断してなる数10〜数100本の鉄筋結
束用素線をその長手方向に対して直角方向には不規則に
かつ長手方向には平行に揃えて計量集束し、該素線束の
中央部を折り曲げ用のロッドを用いた折り曲げ機により
U字状に折り曲げ、該素線束の両端部を1つにまとめて
結束機により結束部材で結束してなる鉄筋結束線によっ
て構成される。 「作用」 従って建築工事現場において、鉄筋の交差部を結束用素
線で結束する作業を行う際、上記U字状素線束の両端部
を結束部材を介して左手に把持し、親指で折曲部を1本
宛押出して繰出し、これを右手を使って鉄筋交差部に掛
回して該交差部を結束する。このような作業を繰返すと
左手の中の素線数が減少しかつ素線間の間隙は拡大する
が結束部材を左手中で締付けることによって素線束の両
端部は該結束部材によって1つにまとめられ、かつ折曲
部では各素線が長手方向と直角方向には不規則に係わり
合い、長手方向には各素線がU字状に係わり合い、それ
によってU字状折曲部が分散することなく集束状態に保
持される。 「実施例」 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る鉄筋結束用の素線束を示す斜視図
である。同図において、1は予めU字状に曲げた結束用
素線、1aはそのU字状折曲部、2は結束部材を示す。
ナマシ鉄線等にてなる素線の1本は単純なU字状の他
に、第2図に示すように平行する両側部分の間隔を狭く
し、束を手の中に握った時の反発力を少なくして、力を
いれなくても手の中に握れるようにすることもできる。
上記構成の素線の束を左手に握り、鉄筋結束作業時には
左手の親指で1本押出し、これを右手で抜いて作業を行
うことができる。第3図はこの素線束を筒状に製造する
ための装置の概要を示すものである。第3図において、
11は結束用素線例えば0.8mm径の長尺ナマシ鉄線を巻
いたドラム、12はそのナマシ鉄線を真直ぐに矯正する
とともに定寸又は定尺(例えば50cm)に切断する切断
機、13は同切断機12から連続的に飛び出したナマシ
鉄線を受け止めて端部を揃える整列板、14はナマシ鉄
線を搬送するコンベヤ、15はナマシ鉄線を計量して規
定の重量たまったときに排出する計量機、16はその規
定重量毎に排出されたナマシ鉄線を受けて搬送するコン
ベヤ、17はこのコンベヤに固定され前記計量機15に
よって計量された毎のナマシ鉄線束を筒状に支持する受
金、18は前記コンベヤ16の排出端部において筒状の
ナマシ鉄線束をU字状に曲げる折り曲げ機、19はこの
折り曲げた素線束の基端部を結束部材で結束する結束
機、20は結束された素線束を梱包箱内に収納する案内
シュートである。第4図は前記折り曲げ機18の部分を
示すもので、第4図(a)は平面図、(b)は側面図である。
この図において、コンベヤ16の受金17がコンベヤ先
端部を通過するときに、ロッド18Aが下降してきて素
線束の中央部に対峙する。次に、待機していた曲げロー
ラ18Bがほぼ前記ロッド18Aを中心として水平方向
に回動し、素線束をU字状に折り曲げる。この折り曲げ
が完了すると、前記結束機19が作動して結束部材を第
1図に示す状態に巻きつける。これが終了すると、前記
ロッド18Aが上昇し、また曲げローラ18Bが定常位
置に戻る。そうすると、曲げられた素線束は支持を失う
ため第3図に示すシュート20に落下し、箱内に収納さ
れることになる。このようにして、一定量ごとの素線束
はU字状に曲げられた状態で結束され、製品として出荷
することができる。尚、上記実施例では結束用素線とし
てナマシ鉄線を使用した例を示したが、この材質の他
に、ビニル被覆加工鉄線、合成樹脂線など各種の結束用
素線を使用することができる。上記結束機19には米国
特許第3369573合に開示されている装置及びフラ
ットテープを用いると良いが、他の結束機及び結束針で
あっても差支えない。 「考案の効果」 本考案は上述のように構成したので、素線束の両端部が
結束部材2で1つにまとめられて結束されているため両
端部を把持し易く、かつ鉄筋の結束現場において集束折
曲作業を必要とせず、そのままの状態で鉄筋結束作業に
使用することができ、従来のものと異りロスが生じた
り、ばらばらになった素線の絡みや曲がりにより作業に
支障がでるようなことがなく簡便迅速に使用することが
できる。又使用によって手中の素線が減少しても手中に
ある結束部材2の締付けによって素線1の分散を防止し
集束状態を保持し得るばかりでなく素線1の中央折曲部
1aを1本宛親指によって押出して繰出し易く鉄筋結束
作業を円滑安全に行い得る便益がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案に係る鉄筋結束用の素線束を示す斜視
図、第2図は素線の形状の他の例を示す平面図、第3図
は本考案の鉄筋結束用の素線束の製造装置の概要を示す
斜視図、第4図は折り曲げ機の部分を示す要部拡大図、
第5図は従来提供されていたナマシ鉄線束を示す斜視図
である。 1……鉄筋結束用素線、1a……U字状折曲部、2……
結束部材。

Claims (1)

  1. 【訂正明細書】 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】定寸に切断してなる数10〜数100本の
    鉄筋結束用素線をその長手方向に対して直角方向には不
    規則にかつ長手方向には平行に揃えて計量集束し、該素
    線束の中央部を折り曲げ用のロッドを用いた折り曲げ機
    によりU字状に折り曲げ、該素線束の両端部を1つにま
    とめて結束機により結束部材で結束してなる鉄筋結束
    線。

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