JP3279672B2 - マルチメディア通信端末 - Google Patents

マルチメディア通信端末

Info

Publication number
JP3279672B2
JP3279672B2 JP26043292A JP26043292A JP3279672B2 JP 3279672 B2 JP3279672 B2 JP 3279672B2 JP 26043292 A JP26043292 A JP 26043292A JP 26043292 A JP26043292 A JP 26043292A JP 3279672 B2 JP3279672 B2 JP 3279672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
hook
communication terminal
task
multimedia communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26043292A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06113067A (ja
Inventor
征司 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP26043292A priority Critical patent/JP3279672B2/ja
Publication of JPH06113067A publication Critical patent/JPH06113067A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3279672B2 publication Critical patent/JP3279672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばテレライティン
グ端末、テレビ会議端末などのように、音声データと同
時に手書き情報や動画、あるいはファクシミリ情報とい
った非音声データを伝送するマルチメディア通信端末に
関し、特にLCD等の表示装置に各種のウインドウを単
数または複数表示するマルチウインドウ機能を備えたマ
ルチメディア通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビ電話あるいはテレビ会議シ
ステム等、リアルタイムに音声、画像等の情報交換を行
うコミュニケーション端末が開発されている。これらの
端末は主に音声(オーディオ)メディアと、画像(ビジ
ュアル)メディアの組合わせで構成されており、一般に
マルチメディア通信端末と呼ばれる。オーディオの通信
は、通常の電話のようにハンドセットで行う通話方式
と、マイクとスピーカを用いて複数の人間で同時進行的
に通話する方式とがある。前者は1対1でコミュニケー
ションを行うテレビ電話などの端末、後者は複数対複数
で会話するテレビ会議などの端末に用いられている。
【0003】このようなマルチメディア通信端末の1つ
として、手書き情報(ライティング情報)を扱うテレラ
イティング端末がある。このテレライティング端末は、
音声のメディアの他に、手書き情報およびファクシミリ
データのコミュニケーションを行うことができる。手書
き情報は、ライティングパットと呼ばれる専用の入力装
置上に、所定のライティングペンにより座標値を指定す
ることで入力できる。また、透過性のライティングパッ
トを表示装置のLCD画面上に装着し、前記ライティン
グペンにより座標値を指定することで、画面上の位置を
入力できる。このため、画面上に操作メニューをウイン
ドウ表示しておき、このメニュー項目をライティングペ
ンにより指定することで、操作を押し進めることができ
る。
【0004】このように、画面メニューを指定しながら
の操作は、操作手順を仮に知らない者であっても、何等
ストレスなく所望の通りに端末を動かすことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のマルチメディア通信端末にあっては、全ての
操作をメニュー画面に従って行うため、まず所望の操作
に必要なウインドウを画面上に表示しなければならな
い。例えば、ドキュメントを作成中に何処かに電話しよ
うとする場合、ドキュメント作成画面上に電話用のウイ
ンドウを呼び出さなければならない。このためには、前
記ライティングペンによりライティングパット上をポイ
ントしてウインドウを呼び出すわけであるが、この行為
は「電話をかける」という行為に比べて掛け離れている
ため不自然さを伴う。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、通常の電
話と同様にハンドセットをオフフックすると自動的に電
話用ウインドウを画面表示することにより、ウインドウ
表示操作を不要としユーザーの操作性を向上するマルチ
メディア通信端末を提供することを目的としている。ま
た、請求項2記載の発明は、音声通話の着信があると自
動的に電話用ウインドウを画面表示することにより、ウ
インドウ表示操作を不要としユーザーの操作性を向上す
るマルチメディア通信端末を提供することを目的として
いる。
【0007】また、請求項3記載の発明は、ハンドセッ
トをオンフックするだけで自動的に電話用ウインドウの
表示を終了することにより、ウインドウ終了操作を不要
としユーザーの操作性を向上するマルチメディア通信端
末を提供することを目的としている。また、請求項4記
載の発明は、ウインドウの表示終了前に料金とエラーに
関する情報を表示することにより、通話終了後に直ちに
通話概況を確認できユーザーの操作性を向上するマルチ
メディア通信端末を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、音声通話を行うハンドセッ
トと、このハンドセットのオンフック/オフフックを検
出するオン/オフ検出手段と、前記ハンドセットを通し
た音声データと同時に非音声データを伝送する通信制御
部と、を設け、前記非音声データを映像として表示する
表示装置と、この表示装置に各種のウインドウを単複自
在に表示させるマルチウインドウ制御手段と、を備えた
マルチメディア通信端末において、前記オン/オフ検出
手段によりハンドセットのオフフックが検出されたタイ
ミングで前記マルチウインドウ制御手段を起動して音声
通話関連のウインドウを自動的に表示させるオフフック
時の自動表示手段を備えたことを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1記載のマルチメディア通信端
末において、音声通話の着信を検出する着信検出手段
と、この着信検出手段により着信が検出されたタイミン
グでマルチウインドウ制御手段を起動して音声通話関連
のウインドウを自動的に表示させる着信時の自動表示手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】また、請求項3記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1または2記載のマルチメディ
ア通信端末において、オン/オフ検出手段によりハンド
セットのオンフックが検出されたタイミングで音声通話
関連のウインドウ表示を自動的に終了する自動終了手段
を備えたことを特徴とする。また、請求項4記載の発明
は、上記目的を達成するために、請求項3記載のマルチ
メディア通信端末において、ウインドウの終了タイミン
グを遅延させる遅延手段を設け、遅延させた終了までの
間にウインドウ上で少なくとも料金とエラーに関する情
報を表示することを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、オン/オフ検出手段によりハンドセットのオフフッ
クが検出されたタイミングで、自動表示手段がマルチウ
インドウ制御手段を起動し、音声通話関連のウインドウ
を自動的に表示させる。また、上記構成を有する請求項
2記載の発明においては、着信検出手段により音声通話
の着信を検出したタイミングで、自動表示手段がマルチ
ウインドウ制御手段を起動し、音声通話関連のウインド
ウを自動的に表示させる。
【0012】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、オン/オフ検出手段によりハンドセット
のオンフックが検出されたタイミングで、自動終了手段
が音声通話関連のウインドウ表示を自動的に終了させ
る。また、上記構成を有する請求項4記載の発明におい
ては、遅延手段によりウインドウの終了タイミングを遅
延させ、遅延させた終了までの間にウインドウ上で少な
くとも料金とエラーに関する情報を表示する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図2は請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実施
例に係るマルチメディア通信端末を示す外観図である。
図2に示すマルチメディア通信端末は、テレライティン
グ端末の一実施例として示されており、以下の各部によ
りシステム構成される。すなわち、端末本体にはディス
プレイ表示器11が備えられており、ユーザーに対して
ウインドウの画面や受信したドキュメントを表示出力す
る。なお、ディスプレイ表示器11は、LCD(Liquid
Cristal Device:液晶表示部)、CRT(Cathode Ray
Tube:陰極線管)等、その種類は問わない。ライティ
ングパット12は、前記ディスプレイ表示器11の画面
上に装着された透過性の入力装置であり、ライティング
ペン13によりポイントした座標値をシステムに入力す
る。キーボード14は、ドキュメント作成などに使用さ
れる入力部である。ハンドセット15は電話等に備えら
れているものと同様のものであり、このハンドセット1
5を用いてユーザーは会話(音声通話)を行う。マイク
16は、前記ハンドセット15に代わる音声(オーディ
オ)の入力部であり、スピーカ17は、音声(オーディ
オ)の出力部である。ユーザーはテレライティング処理
あるいはドキュメント作成処理を行っている場合、ハン
ドセット15を持っては作業性が悪いため、前記マイク
16とスピーカ17を用いて音声をやりとりする。以上
のように、入出力されるオーディオデータ、テレライテ
ィングデータ、ファクシミリデータは、ISDN通信回
線18を通して交信される。
【0014】図1は図2のマルチメディア通信端末の構
成を示すブロック図である。なお、本実施例において上
述例と同一の構成については、同一符号を付してその具
体的な説明を省略する。まず、構成を説明する。図1に
おいて、CPU部21は、本システム全体を制御する。
メモリ部22は、プログラムを格納するROMやワーク
領域であるRAMを備える。タイマ部23は、現在時刻
や通信時間等を計時する。I/O部24は、各種I/O
を接続するインタフェイスであり、これらのインタフェ
イスとしては、SCSI、シリアル、パラレル等のポー
トがある。また、I/O部24に接続されるものとして
は、ドキュメント作成等で入力装置として使用されるキ
ーボード14、ドキュメント等の蓄積に使用されるフロ
ッピディスクやハードディスク等のディスク装置25、
ドキュメントの出力に使用されるプリンタ26、イメー
ジデータの入力に使用されるスキャナ27などがある。
【0015】ハンドセット15またはマイク16から入
力された音声データは、音声コーデック部28を通して
デジタル信号に変換される。また、受信した音声データ
は、音声コーデック部28を通してアナログデータに変
換され、ハンドセット15またはスピーカ17より出力
される。通信制御部29は、CCITTで規定された所
定のプロトコルに基づいて通信制御を行うものであり、
ISDN通信回線18を介して前記ハンドセット15
(またはマイク16、スピーカ17)を通した音声デー
タと同時に非音声データを伝送する。なお、この通信制
御部29により多重化、多地点通信も可能である。シス
テムバス30は、図1に示す各ブロックを接続する。
【0016】グラフィックコントローラ31は、システ
ムバス30とのインタフェイスと、グラフィックバス3
2とのインタフェイスを有し、CPU部21から受け取
ったコマンドに従ってVRAM33上に図形(非音声デ
ータ)を描画し、また描画データのビット反転等も行
う。VRAM33は、LCD等によるディスプレイ表示
器11に表示するための描画データを記憶するビデオメ
モリである。タイミングコントローラ34は、VRAM
33に記憶された描画データを実際にディスプレイ表示
器11に表示する際のタイミングを制御する。ディスプ
レイ表示器11は、描画データを映像として表示する表
示装置であり、図2に示したようにユーザーとのインタ
フェイスであるライティングパット12を有する。ライ
ティングパット12の上にライティングペン13でポイ
ントすると、その座標値が入力制御部35によりシステ
ムに通知される。
【0017】上記構成において、前記CPU部21は、
マルチウインドウ制御手段(ウインドウ・マネージャ)
としてグラフィックコントローラ31を制御し、ディス
プレイ表示器11に各種のウインドウを単複自在に表示
させる。以下、ウインドウ表示について説明する。電源
を入れるとディスプレイ表示器11の画面上に複数のメ
ニューアイコンが表示され、ユーザーにメニューの選択
を促す。このメニューアイコンは、図3に示すように、
文書作成、FAX/TW(テレライティング)、電話、
会議、コピー/プリント等、各種の操作メニューとして
表示される。これらのメニューアイコンを前記ライティ
ングパット12上からライティングペン13によってポ
イントすることで、その座標値からウインドウ・マネー
ジャは各メニューを認識し、それぞれの子ウインドウと
のタスク間通信を行う。このタスク間通信により図3に
示すような電話用ウインドウが表示される。また、図4
は3つのウインドウが開かれたマルチウインドウ表示の
一例であり、操作を行うアクティブ・ウインドウは太線
で枠を囲まれたウインドウW3 である。
【0018】図4においては、メニューアイコンをポイ
ントすることにより、まずウインドウW1 が開かれる。
次いで、このウインドウW1 の所定操作項目をポイント
することによりウインドウW2 、さらにウインドウW2
をポイントすることによりウインドウW3 を順次開くこ
とができる。このように、通常、ウインドウは、アイコ
ンをポイントするか、もしくは子ウインドウW1 により
生成する孫ウインドウW2 、W3 がある。
【0019】図5にウインドウのソフトウエア上の管理
構造例を示す。ウインドウ・マネージャWMによりメニ
ュー・アイコンA〜Dまでのタスクが生成される。例え
ば、メニューアイコンAをポイントすることにより、ポ
インティングマネージャがポインティングがあったこと
をウインドウ・マネージャWMを通してメニューアイコ
ンAに通知する。なお、ポインティングマネージャは、
ポインティング情報を監視するタスクである。ポインテ
ィングを通知されたメニューアイコンAは、子ウインド
ウであるウインドウaW1 を起動する。また、ウインド
ウaW1 は、孫ウインドウであるウインドウaW2 を生
成することもできる。これらの全てのウインドウは、ウ
インドウ・マネージャWMとタスク間通信を行ってお
り、WMは生成されているウインドウタスクの管理を行
っている。なお、本実施例において、電話ウインドウd
1 は、メニューアイコンDをポイントすることで表示
されるものとする。
【0020】電話ウインドウdW1 は、図3に示すよう
に、テンキー、ハンドセット/マイクの切替キー、保留
キー、電話帳を開くためのキー、リダイアルキー、この
ウインドウを閉じるための終了キーなどの機能キーを備
える。ここで、例えば電話帳をポイントすることで、孫
ウインドウの電話帳ウインドウが作成し起動される。上
記構成において、請求項1記載の発明は、図1のハンド
セット15のオンフック/オフフックを検出するオン/
オフ検出手段、例えばフックスイッチ36を備え、この
フックスイッチ36によりハンドセット15のオフフッ
クが検出されると、検出されたタイミングで図3に示す
ような音声通話関連のウインドウ、例えば送信用の電話
ウインドウを自動的に表示する。このために、CPU部
21はメモリ部22にオフフック時の自動表示手段をソ
フトウエアとして備え、この自動表示手段によりウイン
ドウ・マネージャWMを起動してディスプレイ表示器1
1に電話用ウインドウを表示させる。
【0021】次に、作用を説明する。図6は請求項1記
載の発明を実現するフローチャートを示すもので、この
ときのタスク間通信が図7に示される。図6において、
まず電源を入れると、ディスプレイ表示器11の画面
は、メニューアイコンのみが表示された初期画面になる
(ステップS1)。この状態では、図7に示すように、
Dchタスクは着信または発呼を待機し、TELタスク
はDchタスクからの通信とオフフックを待機し、TE
L用ウインドウタスクはTELタスクからの通信すなわ
ちタスク生成のトリガー(オフフック検出)を待機す
る。
【0022】ここで、TELタスクによりオフフックが
検出されると(ステップS2)、図5のメニューアイコ
ンDにオフフック検出が通知され、TEL用ウインドウ
タスクは、自動表示手段として図3に示すTELウイン
ドウをポップアップウインドウとして起動表示し、ウイ
ンドウ生成をTELタスクに通知する(ステップS
3)。
【0023】次いで、図3のTELウインドウのテンキ
ー、あるいは電話帳等を用いて宛先のダイアルが入力さ
れると、TEL用ウインドウタスクはこの入力ダイアル
をTELタスクに通知する。ダイアルを通知されたTE
Lタスクは、この相手先に発呼する(ステップS4)。
すなわち、TELタスクは、DchタスクにD CON
reqプリミティブを発行し、それに対しDchタス
クからTELタスクにD CON cnfが返される
と、通話中の状態になる(ステップS5)。なお、Dc
hタスクとは、OSIのレイヤ3の呼制御を行っている
タスクである。
【0024】このように、本実施例においては、ハンド
セット15をオフフックすると自動的に電話用のウイン
ドウが開いてユーザーに提供することができ、ドキュメ
ントを作成しながら電話をかける等のマルチジョブの操
作が容易に行え、ユーザーインタフェイスの向上が図れ
る。以下、請求項2記載の発明を実施例に基づいて説明
する。
【0025】まず、構成を説明する。図1において、C
PU部21は、通信制御部29を通して音声通話の着信
を検出する着信検出手段を、メモリ部にソフトウエアと
して備え、この着信検出手段により着信が検出される
と、検出されたタイミングで図3に示すような音声通話
関連のウインドウ、この場合は着信用の電話ウインドウ
を自動的に表示する。このために、CPU部21はメモ
リ部22に着信時の自動表示手段をソフトウエアとして
備え、この自動表示手段によりウインドウ・マネージャ
WMを起動してディスプレイ表示器11に電話用ウイン
ドウを表示させる。
【0026】次に、作用を説明する。図8は請求項2記
載の発明を実現するフローチャートを示すもので、この
ときのタスク間通信が図9に示される。図8において、
まず電源を入れると、ディスプレイ表示器11の画面
は、メニューアイコンのみが表示された初期画面になる
(ステップT1)。この状態では、前記実施例と同様、
図9に示すように、Dchタスクは着信または発呼を待
機し、TELタスクはDchタスクからの通信とオフフ
ックを待機し、TEL用ウインドウタスクはTELタス
クからの通信すなわちタスク生成のトリガー(本実施例
では着信検知によるウインドウ生成命令)を待機する。
【0027】ここで、電話の着信があると(ステップT
2)、図9に示すように、DchタスクからTELタス
クに、D CON indプリミティブが通知される。
通知があると、TELタスクは図5に示すメニューアイ
コンDにウインドウを生成するよう通知し、メニューア
イコンDによってTEL用ウインドウタスクが生成起動
される。すなわち、TEL用ウインドウタスクは、自動
表示手段として図3に示すようなTELウインドウをポ
ップアップウインドウとして起動表示し、ウインドウ生
成をTELタスクに通知する(ステップT3)。なお、
着信時に表示される電話用ウインドウには、Dchタス
クより上がってきた相手先の電話番号を表示するものと
する。
【0028】次いで、リンギングがスタートしオフフッ
クが検出されると(ステップT4)、TELタスクから
TEL用ウインドウタスクにオフフック検出が通知され
ると共に、DchタスクにD CON rspが通知さ
れ、通話中の状態になる(ステップT5)。このよう
に、本実施例においては、電話の着信があった場合、リ
ンギングと同時に電話用のウインドウが自動的に表示さ
れるので、ユーザーはウインドウに表示された電話番号
によって相手先を確認してから通話に応えることがで
き、ユーザーインタフェイスの向上が図れる。
【0029】以下、請求項3記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
フックスイッチ36によりハンドセットのオンフックが
検出されると、検出されたタイミングで図3に示した電
話用のウインドウ表示を自動的に終了する。このため
に、CPU部21はメモリ部22に自動終了手段をソフ
トウエアとして備え、この自動終了手段によりウインド
ウ・マネージャに作用してディスプレイ表示器11から
ウインドウを消去する。
【0030】次に、作用を説明する。図10は請求項3
記載の発明を実現するフローチャートを示すもので、図
6および図8の通話中に続くフローチャートである。通
話終了後、例えば相手先がこちらより先に電話を切る
と、相手先からD DIS indが送信され、自端末
のDchタスクによって受信される(ステップP1)。
次いで、自端末のフックスイッチ36によりハンドセッ
ト15のオンフックが検出されると(ステップP2)、
TELタスクはTEL用ウインドウタスクにこれを通知
する。通知を受けたTEL用ウインドウタスクは、表示
中の電話用ウインドウを自動終了し(ステップP3)、
一連の処理を終了する。
【0031】なお、相手先にかかわりなく自端末におい
てハンドセット15をオンフックした場合は、直ちにウ
インドウ表示を終了するものとする。このように、本実
施例においては、ハンドセット15をオンフックするこ
とで、電話用のウインドウを終了でき、終了キーをポイ
ントしてウインドウを終了する操作が不要となり、ユー
ザーインタフェイスの向上が図れる。
【0032】以下、請求項4記載の発明を実施例に基づ
いて説明する。まず、構成を説明する。図1において、
CPU部21は、ウインドウ表示を自動終了する際に、
そのタイミングを予め決められている時間だけ遅延させ
る。このために、CPU部21は、遅延手段をメモリ部
22にソフトウエアとして備える。そして、CPU部2
1は、遅延させたウインドウ終了までの間に、このウイ
ンドウ上で少なくとも料金とエラーに関する情報を表示
する。
【0033】次に、作用を説明する。図11は請求項4
記載の発明を実現するフローチャートを示すもので、こ
のときのタスク間通信が図12に示される。図6および
図8の通話中に続き、例えば自端末のハンドセット15
をオンフックすると(ステップR1)、図12に示すよ
うに、オンフック検出がTEL用ウインドウタスクに通
知されると共に、DchタスクにはD DIS req
プリミティブが通知される。なお、このときTELタス
クは、オンフックを検出すると、図3のウインドウ内の
オフフックキーをリバースし、オンフック状態であるこ
とをユーザーに知らせる。
【0034】前記D DIS reqプリミティブに対
して相手先からD DIS indを受信すると、これ
を受けたTELタスクは、本通話に関した課金情報およ
び回線のエラーがあればエラー情報等をTEL用ウイン
ドウタスクに通知する。通知を受けたTEL用ウインド
ウタスクは、表示中のウインドウに課金等の情報を所定
時間表示した後(ステップR2)、ウインドウを自動終
了して(ステップR3)、一連の処理を終了する。
【0035】図13は相手先がこちらより先にオンフッ
クした場合のタスク間通信を示すもので、相手先が切る
とD CON indがDchタスクからTELタスク
に通知される。TELタスクは、TEL用ウインドウタ
スクに本通話に関した課金情報および回線のエラーがあ
ればエラー情報等をTEL用ウインドウタスクに通知す
る。通知を受けたTEL用ウインドウタスクは、表示中
のウインドウに課金等の情報を所定時間表示した後、ウ
インドウを自動終了して、一連の処理を終了する。
【0036】なお、所定時間内にオンフックされた場合
は、図13に示すように、オンフック後も時間まで情報
表示してからタスクを終了し、一方、所定時間までにオ
ンフックされない場合は、オンフックを待ってタスクを
終了することが望ましい。また、図13における課金情
報表示を行わずオンフックにより直ちにタスク終了する
ものが、前述した図10のフローチャートに対するタス
ク間通信に相当する。
【0037】このように、本実施例においては、オンフ
ックにより直ちにウインドウを終了させないで、情報を
表示してから所定時間後に終了させるので、ユーザーは
課金、回線等の情報を確認でき、ユーザーインタフェイ
スの向上が図れる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るマルチメディア通信端末によれば、オン/オフ
検出手段によりハンドセットのオフフックが検出された
タイミングで、自動表示手段がマルチウインドウ制御手
段を起動し、音声通話関連のウインドウを自動的に表示
させるので、改めて操作することなく電話用のウインド
ウをユーザーに提供することができ、ユーザーインタフ
ェイスの向上が図れる。
【0039】また、請求項2記載の発明に係るマルチメ
ディア通信端末によれば、着信検出手段により音声通話
の着信を検出したタイミングで、自動表示手段がマルチ
ウインドウ制御手段を起動し、音声通話関連のウインド
ウを自動的に表示させるので、ユーザーはウインドウに
表示された電話番号によって相手先を確認してから通話
に応えることができ、ユーザーインタフェイスの向上が
図れる。
【0040】また、請求項3記載の発明に係るマルチメ
ディア通信端末によれば、オン/オフ検出手段によりハ
ンドセットのオンフックが検出されたタイミングで、自
動終了手段が音声通話関連のウインドウ表示を自動的に
終了させるので、改めて操作することなくウインドウを
終了でき、ユーザーインタフェイスの向上が図れる。ま
た、請求項4記載の発明に係るマルチメディア通信端末
によれば、遅延手段によりウインドウの終了タイミング
を遅延させ、遅延させた終了までの間にウインドウ上で
少なくとも料金とエラーに関する情報を表示するので、
ユーザーは課金、回線等の情報を確認でき、ユーザーイ
ンタフェイスの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実
施例に係るマルチメディア通信端末を示すブロック構成
図である。
【図2】図1のマルチメディア通信端末を示す外観図で
ある。
【図3】図1と図2に示すディスプレイ表示器における
メニューアイコンおよび電話用ウインドウの表示例であ
る。
【図4】マルチウインドウの表示例である。
【図5】ウインドウのソフトウエア上の管理構造例を示
す図である。
【図6】請求項1記載の発明を実現するフローチャート
を示す。
【図7】図6の処理を実現するタスク間通信を示す。
【図8】請求項2記載の発明を実現するフローチャート
を示す。
【図9】図8の処理を実現するタスク間通信を示す。
【図10】請求項3記載の発明を実現するフローチャー
トを示す。
【図11】請求項4記載の発明を実現するフローチャー
トを示す。
【図12】図11の処理を実現するタスク間通信を示
す。
【図13】相手先がこちらより先にオンフックした場合
のタスク間通信を示す。
【符号の説明】
11 ディスプレイ表示器(表示装置) 12 ライティングパット 13 ライティングペン 15 ハンドセット 18 ISDN通信回線 21 CPU部(マルチウインドウ制御手段、自動表
示手段、着信検出手段、自動終了手段、遅延手段) 22 メモリ部 29 通信制御部 36 フックスイッチ(オン/オフ検出手段)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声通話を行うハンドセットと、このハン
    ドセットのオンフック/オフフックを検出するオン/オ
    フ検出手段と、前記ハンドセットを通した音声データと
    同時に非音声データを伝送する通信制御部と、を設け、 前記非音声データを映像として表示する表示装置と、こ
    の表示装置に各種のウインドウを単複自在に表示させる
    マルチウインドウ制御手段と、を備えたマルチメディア
    通信端末において、 前記オン/オフ検出手段によりハンドセットのオフフッ
    クが検出されたタイミングで前記マルチウインドウ制御
    手段を起動して音声通話関連のウインドウを自動的に表
    示させるオフフック時の自動表示手段を備えたことを特
    徴とするマルチメディア通信端末。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマルチメディア通信端末に
    おいて、 音声通話の着信を検出する着信検出手段と、 この着信検出手段により着信が検出されたタイミングで
    前記マルチウインドウ制御手段を起動して音声通話関連
    のウインドウを自動的に表示させる着信時の自動表示手
    段と、を備えたことを特徴とするマルチメディア通信端
    末。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のマルチメディア通
    信端末において、 オン/オフ検出手段によりハンドセットのオンフックが
    検出されたタイミングで音声通話関連のウインドウ表示
    を自動的に終了する自動終了手段を備えたことを特徴と
    するマルチメディア通信端末。
  4. 【請求項4】請求項3記載のマルチメディア通信端末に
    おいて、 ウインドウの終了タイミングを遅延させる遅延手段を設
    け、 遅延させた終了までの間にウインドウ上で少なくとも料
    金とエラーに関する情報を表示することを特徴とするマ
    ルチメディア通信端末。
JP26043292A 1992-09-30 1992-09-30 マルチメディア通信端末 Expired - Fee Related JP3279672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26043292A JP3279672B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 マルチメディア通信端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26043292A JP3279672B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 マルチメディア通信端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06113067A JPH06113067A (ja) 1994-04-22
JP3279672B2 true JP3279672B2 (ja) 2002-04-30

Family

ID=17347858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26043292A Expired - Fee Related JP3279672B2 (ja) 1992-09-30 1992-09-30 マルチメディア通信端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3279672B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06113067A (ja) 1994-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5533110A (en) Human machine interface for telephone feature invocation
US7689939B1 (en) Software application break through a screen blanker
JPH07193657A (ja) 電話通信装置及びその制御方法並びに通信ボード及びそのコンピュータ制御方法
US6415020B1 (en) Call on-hold improvements
Schmandt et al. Phonetool: Integrating telephones and workstations
GB2325114A (en) Call switching in private branch exchange
JP3279672B2 (ja) マルチメディア通信端末
JP3445013B2 (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP2002325128A (ja) 電子メール連動ボタン電話装置およびその発信制御方法
US20040109442A1 (en) IP telephone apparatus and IP telephone system
JP2001016357A (ja) ドアホン機能付きターミナルアダプタ
JP3146498B2 (ja) ボタン電話装置
KR100455783B1 (ko) 단말기에 있어서 자동 리다이얼링 및 통화가능자 통지방법
JP3282109B2 (ja) 電話接続方法およびシステム
JP3223471B2 (ja) 通信装置
JP2827617B2 (ja) Isdn用ターミナルアダプタ装置
CN1090878C (zh) 移动电话机在呼机模式下的工作方法及其实现方法
JPH05191514A (ja) 構内交換機システム
JP3316275B2 (ja) ボタン電話装置対応文書情報蓄積装置
JPH08125770A (ja) Pcbx
JP2827853B2 (ja) コールウェイティング着信制御方式
JPH09130499A (ja) 端末アダプタ内蔵型通信装置
JPH01251865A (ja) メモ電話システム
JPS631291A (ja) デイジタルボタン電話機装置
JPH0898224A (ja) Pcbx

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees