JP3279338B2 - チェーンコンベヤー用のベンドセグメント - Google Patents
チェーンコンベヤー用のベンドセグメントInfo
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- Japan
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- bend segment
- chain
- bend
- plastic
- permanent magnets
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G17/00—Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
- B65G17/30—Details; Auxiliary devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G21/00—Supporting or protective framework or housings for endless load-carriers or traction elements of belt or chain conveyors
- B65G21/20—Means incorporated in, or attached to, framework or housings for guiding load-carriers, traction elements or loads supported on moving surfaces
- B65G21/2009—Magnetic retaining means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Lubricants (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも１ヶ所の屈曲
域を有する軌道上を移動できるチェーンコンベヤー用ベ
ンドセグメントに関するもので、該ベンドセグメントは
１個以上の実質的にＵ字型のプラスチックエレメント及
びチェーンを架装するレールとなるＵ字型素子の脚
（２）及び脚（３）から構成される。一方、該チェーン
はチェーンリンク（４）からなっており、各チェーンリ
ンクは実質的に長方形の支持面及び支持面の下側に連結
系（５）及び連結系（６）を備えていて、相互に連結系
を介してピボット結合され、少なくとも部分的には磁化
可能な材料からなり、更に永久磁石（８）が少なくとも
Ｕ字型素子の両脚間の連結部分（１２）に配列されてい
るベンドセグメントに関する。
域を有する軌道上を移動できるチェーンコンベヤー用ベ
ンドセグメントに関するもので、該ベンドセグメントは
１個以上の実質的にＵ字型のプラスチックエレメント及
びチェーンを架装するレールとなるＵ字型素子の脚
（２）及び脚（３）から構成される。一方、該チェーン
はチェーンリンク（４）からなっており、各チェーンリ
ンクは実質的に長方形の支持面及び支持面の下側に連結
系（５）及び連結系（６）を備えていて、相互に連結系
を介してピボット結合され、少なくとも部分的には磁化
可能な材料からなり、更に永久磁石（８）が少なくとも
Ｕ字型素子の両脚間の連結部分（１２）に配列されてい
るベンドセグメントに関する。
【０００２】
【従来の技術】チェーンコンベヤー用のその種のベンド
セグメントはヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０,２８６,
１７３に開示されている。このベンドセグメントは実質
的にプラスチック製のチェーンリンクからなるチェーン
を架装する為のチェーンコンベヤーには好適である。そ
のチェーンコンベヤーにおいては、連結関係にあるチェ
ーンリンクの連結系を相互に連結するヒンジピンに磁石
が下向きの力を及ぼす。その目的はチェーンコンベヤー
が走行レール上の屈曲域においてもチェーンリンクが平
坦となる様にすることにある。磁石又は他の手段であっ
てチェーンリンクを平坦に保持する手段を用いなけれ
ば、チェーンに及ぼされる引張り作用の結果として、こ
れらのチェーンリンクは屈曲域においては走行レールか
ら離脱する傾向を示し、これは当然ながら望ましくな
い。
セグメントはヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０,２８６,
１７３に開示されている。このベンドセグメントは実質
的にプラスチック製のチェーンリンクからなるチェーン
を架装する為のチェーンコンベヤーには好適である。そ
のチェーンコンベヤーにおいては、連結関係にあるチェ
ーンリンクの連結系を相互に連結するヒンジピンに磁石
が下向きの力を及ぼす。その目的はチェーンコンベヤー
が走行レール上の屈曲域においてもチェーンリンクが平
坦となる様にすることにある。磁石又は他の手段であっ
てチェーンリンクを平坦に保持する手段を用いなけれ
ば、チェーンに及ぼされる引張り作用の結果として、こ
れらのチェーンリンクは屈曲域においては走行レールか
ら離脱する傾向を示し、これは当然ながら望ましくな
い。
【０００３】ヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０,２８６,
１７３に開示されているベンドセグメントは実用におい
て極めて有効であるが、その欠点はその生産に比較的高
い費用を要することである。市販されているこのベント
セグメントの仕様においては、磁石は４ケ１組でプラス
チックフレーム中に配置され、ベンドセグメントは複数
ケのこれらのフレームがＵ字型のエレメントの両脚の間
に位置する連結部の上面側に設けられた凹部内に一列に
並べられたものから成っており、この凹部は部分的には
エレメントの脚部にまで延びている。
１７３に開示されているベンドセグメントは実用におい
て極めて有効であるが、その欠点はその生産に比較的高
い費用を要することである。市販されているこのベント
セグメントの仕様においては、磁石は４ケ１組でプラス
チックフレーム中に配置され、ベンドセグメントは複数
ケのこれらのフレームがＵ字型のエレメントの両脚の間
に位置する連結部の上面側に設けられた凹部内に一列に
並べられたものから成っており、この凹部は部分的には
エレメントの脚部にまで延びている。
【０００４】このことは、各フレームを１ケづつ所定の
凹所を画定するスロット中にはめこまなければならない
ことを意味する。しかも、相互に連続したフレーム間に
もフレームと走行レールとの間にも空隙が生ずることは
衛生的見地から受容できないから、フレームが配列され
た後にフレームの頂面には液状プラスチックを充填す
る。この液状プラスチックが硬化した後に肉盛りによっ
て表面を平坦化する。これらの一連の工程がベンドセグ
メントを経済的に即ち安価に生産することを妨げること
は明かであろう。
凹所を画定するスロット中にはめこまなければならない
ことを意味する。しかも、相互に連続したフレーム間に
もフレームと走行レールとの間にも空隙が生ずることは
衛生的見地から受容できないから、フレームが配列され
た後にフレームの頂面には液状プラスチックを充填す
る。この液状プラスチックが硬化した後に肉盛りによっ
て表面を平坦化する。これらの一連の工程がベンドセグ
メントを経済的に即ち安価に生産することを妨げること
は明かであろう。
【０００５】それに加えて、実際には次のことも判っ
た。即ち、プラスチックから実質的に作成されたチェー
ンにも鋼鉄から実質的に作成されたチェーンにも共に適
合するチェーンコンベヤー用のベンドセグメントがもし
もあれば、それは高度に望ましいものである。その理由
はこれが実現されれば単一型のベンドセグメントを保有
していれば済むこと、需要家がチェーンコンベヤーを組
み上げた後においてもスチールチェーンを選ぶことも、
プラスチックチェーンを選ぶことも自由にできることに
ある。
た。即ち、プラスチックから実質的に作成されたチェー
ンにも鋼鉄から実質的に作成されたチェーンにも共に適
合するチェーンコンベヤー用のベンドセグメントがもし
もあれば、それは高度に望ましいものである。その理由
はこれが実現されれば単一型のベンドセグメントを保有
していれば済むこと、需要家がチェーンコンベヤーを組
み上げた後においてもスチールチェーンを選ぶことも、
プラスチックチェーンを選ぶことも自由にできることに
ある。
【０００６】ＥＰ−Ａ−０,２８６,１７３に開示された
ベンドセグメントはスチールチェーンへの適合性に劣
る。その理由は或る場合に、ベンドセグメントに配列さ
れた磁石が外側に位置するチェーンリンクの強磁性体支
持面の端部に十分な吸引力を発揮しないこと、即ちチェ
ーンリンクが外側に位置する強磁性支持面の末端を十分
に引きつけないことにある。その結果、外側の曲部でチ
ェーンリンクがレールから離脱する傾向がますます高く
なる。既知のベンドセグメントにおいては、磁石をＵ字
型素子の両脚中で更に横方向へ延長することができな
い。その理由はこの延長によってベンドセグメントの機
械的強度に受容し得ない逆効果が生ずる恐れがあるとい
う点に求められる。しかも、次のことも不可能である。
即ち、この既知のベンドセグメントにおいては、一層強
力な磁石を用いて磁力を増加させることもできない。そ
の理由は一層強力な磁石を用いて磁力を増加させるよう
とすると、その引力がプラスチックチェーンに対しては
強くなり過ぎて不当な損耗を引き起こすことにある。結
局、スチールチェーンに対して規格化された高さ２７ｍ
ｍで既知のベンドセグメントを設計することはできな
い。
ベンドセグメントはスチールチェーンへの適合性に劣
る。その理由は或る場合に、ベンドセグメントに配列さ
れた磁石が外側に位置するチェーンリンクの強磁性体支
持面の端部に十分な吸引力を発揮しないこと、即ちチェ
ーンリンクが外側に位置する強磁性支持面の末端を十分
に引きつけないことにある。その結果、外側の曲部でチ
ェーンリンクがレールから離脱する傾向がますます高く
なる。既知のベンドセグメントにおいては、磁石をＵ字
型素子の両脚中で更に横方向へ延長することができな
い。その理由はこの延長によってベンドセグメントの機
械的強度に受容し得ない逆効果が生ずる恐れがあるとい
う点に求められる。しかも、次のことも不可能である。
即ち、この既知のベンドセグメントにおいては、一層強
力な磁石を用いて磁力を増加させることもできない。そ
の理由は一層強力な磁石を用いて磁力を増加させるよう
とすると、その引力がプラスチックチェーンに対しては
強くなり過ぎて不当な損耗を引き起こすことにある。結
局、スチールチェーンに対して規格化された高さ２７ｍ
ｍで既知のベンドセグメントを設計することはできな
い。
【０００７】ドイツ実用新案ＤＥ−Ｕ−８９,０１５６
３もベンドセグメントを記載しており、それによればＵ
字型プラスチックエレメントの連結部頂面に磁石が配列
されている。事実、このベンドセグメントにおいては磁
石をＥＰ−Ａ−０,２８６,１７３のベンドセグメントに
おけると同様に装着すると、同一の問題を生ずる。しか
も、この既知のベンドセグメントは衛生的見地から極め
て好ましくない特性を備えている。即ち、ベンドセグメ
ントの中央部分が磁石装着後に全く封止されていないか
ら、好ましくない間隙が形成される。ＤＥ−Ｕ−８９,
０１５６３には、このベンドセグメントが磁化可能な材
料からなる支持面を有する案内チェーン用に好適である
とたしかに記載されている。しかし、この記載内容が真
実であるとしても、磁石が対向する脚の奥深く伸びるべ
きであることの結果としてベンドセグメントの機械的強
度が実質的に低下することになる。しかも、必要とされ
ている磁力を考慮すれば、このベンドセグメントは実質
的にプラスチックからなるチェーンを案内する為に好適
ではない。その理由はプラスチックチェーンのヒンジピ
ンが過剰な磁気引力を受ける恐れがある点にある。最後
に、ＤＥ−Ｕ−８９,０１５６３にも走行レールの間に
放射状に走るリブが示されいる。しかし、これらのリブ
は両レールを連結した場合に完全な自由空間を両レール
間に残す役割のみを果たすにすぎない。その種の構造は
機械的には極めて弱い。
３もベンドセグメントを記載しており、それによればＵ
字型プラスチックエレメントの連結部頂面に磁石が配列
されている。事実、このベンドセグメントにおいては磁
石をＥＰ−Ａ−０,２８６,１７３のベンドセグメントに
おけると同様に装着すると、同一の問題を生ずる。しか
も、この既知のベンドセグメントは衛生的見地から極め
て好ましくない特性を備えている。即ち、ベンドセグメ
ントの中央部分が磁石装着後に全く封止されていないか
ら、好ましくない間隙が形成される。ＤＥ−Ｕ−８９,
０１５６３には、このベンドセグメントが磁化可能な材
料からなる支持面を有する案内チェーン用に好適である
とたしかに記載されている。しかし、この記載内容が真
実であるとしても、磁石が対向する脚の奥深く伸びるべ
きであることの結果としてベンドセグメントの機械的強
度が実質的に低下することになる。しかも、必要とされ
ている磁力を考慮すれば、このベンドセグメントは実質
的にプラスチックからなるチェーンを案内する為に好適
ではない。その理由はプラスチックチェーンのヒンジピ
ンが過剰な磁気引力を受ける恐れがある点にある。最後
に、ＤＥ−Ｕ−８９,０１５６３にも走行レールの間に
放射状に走るリブが示されいる。しかし、これらのリブ
は両レールを連結した場合に完全な自由空間を両レール
間に残す役割のみを果たすにすぎない。その種の構造は
機械的には極めて弱い。
【０００８】ヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０、１５
９、０７４は強磁性材料からなるチェーンに使用するた
めのベンドセグメントを開示している。このベンドセグ
メントも又Ｕ字型のプラスチックエレメントとそのエレ
メントの脚の底面に形成されたチャンバー内に配された
永久磁石とよりなる。これらのチャンバーは両脚の頂面
に極近い位置まで延びている。作動期間中に亘り、その
チャンバー中に配列された磁石はチェーンリンクによっ
てこれらのチャンバーの頂部へ向けて引き上げられる。
その際に、チェーンリンクに対して最良の吸引が保証さ
れる。とはいえ、この既知のベンドセグメントは実質的
にプラスチックからなるチェーンに用いるのには全く不
適切である。
９、０７４は強磁性材料からなるチェーンに使用するた
めのベンドセグメントを開示している。このベンドセグ
メントも又Ｕ字型のプラスチックエレメントとそのエレ
メントの脚の底面に形成されたチャンバー内に配された
永久磁石とよりなる。これらのチャンバーは両脚の頂面
に極近い位置まで延びている。作動期間中に亘り、その
チャンバー中に配列された磁石はチェーンリンクによっ
てこれらのチャンバーの頂部へ向けて引き上げられる。
その際に、チェーンリンクに対して最良の吸引が保証さ
れる。とはいえ、この既知のベンドセグメントは実質的
にプラスチックからなるチェーンに用いるのには全く不
適切である。
【０００９】ヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０、２０
７、５７７も同様に、事実上強磁性材料から作成された
チェーンに用いる場合にだけ適切なベンドセグメントを
記載している。このベンドセグメントは数個の融通性の
ある部材であって、然もＵ字型エレメントではないもの
から組み上げられていて、このベンドセグメントにおい
ては磁石は両レールを相互連結するブッシュの周りに配
列されている。磁力回路がブッシュと強磁性材料製の板
状体とから形成され、その磁力回路形態が馬蹄形磁石の
場合のように走行レールの支持頂面であって、チェーン
リンクの強磁性支持面に近い面に集中されるものであ
る。
７、５７７も同様に、事実上強磁性材料から作成された
チェーンに用いる場合にだけ適切なベンドセグメントを
記載している。このベンドセグメントは数個の融通性の
ある部材であって、然もＵ字型エレメントではないもの
から組み上げられていて、このベンドセグメントにおい
ては磁石は両レールを相互連結するブッシュの周りに配
列されている。磁力回路がブッシュと強磁性材料製の板
状体とから形成され、その磁力回路形態が馬蹄形磁石の
場合のように走行レールの支持頂面であって、チェーン
リンクの強磁性支持面に近い面に集中されるものであ
る。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第１の目的は
チェーンコンベヤー用のベンドセグメントであって次の
諸特色を備えたものを提供することにある。磁化可能材
料からなるチェーンにも、また実質的にプラスチックか
らなるチェーンにも適用可能であり、しかもこのベンド
セグメントがヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０,２８６,
１７３に発表されているベンドセグメントを生産するよ
りも相当に安価に生産され、それにも拘らずチェーンに
面する側及び両横側面の何れにも間隙又はそれに類似す
るものが無いという点においては既知のベンドセグメン
トと同一の特色を保有している。
チェーンコンベヤー用のベンドセグメントであって次の
諸特色を備えたものを提供することにある。磁化可能材
料からなるチェーンにも、また実質的にプラスチックか
らなるチェーンにも適用可能であり、しかもこのベンド
セグメントがヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａ−０,２８６,
１７３に発表されているベンドセグメントを生産するよ
りも相当に安価に生産され、それにも拘らずチェーンに
面する側及び両横側面の何れにも間隙又はそれに類似す
るものが無いという点においては既知のベンドセグメン
トと同一の特色を保有している。
【００１１】本発明の第２の目的はベンドセグメントで
あって次の特色を備えたものを提供することにある。即
ち、主として自動的生産に、特に永久磁石をベンドセグ
メントへ最早や手作業で挿入する必要が無いという点
で、好適なベンドセグメントを提供することにある。
あって次の特色を備えたものを提供することにある。即
ち、主として自動的生産に、特に永久磁石をベンドセグ
メントへ最早や手作業で挿入する必要が無いという点
で、好適なベンドセグメントを提供することにある。
【００１２】本発明の第３の目的はベンドセグメントで
あって下記の特色を備えたものを提供することにある。
即ち、生産に際して、このベンドセグメントが通称リー
ドイン部分及びリードアウト部分を直接に備えることが
でき、それらの部分がチェーンコンベヤー軌道の残余部
分からチェーンを案内してベンドセグメントの中へ送り
込む役割及びベンドセグメントから引き離す役割を果た
すものを提供することにある。
あって下記の特色を備えたものを提供することにある。
即ち、生産に際して、このベンドセグメントが通称リー
ドイン部分及びリードアウト部分を直接に備えることが
でき、それらの部分がチェーンコンベヤー軌道の残余部
分からチェーンを案内してベンドセグメントの中へ送り
込む役割及びベンドセグメントから引き離す役割を果た
すものを提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上述の目標を実現する為
に、本発明は次に記載するベンドセグメントを提供す
る。即ち、Ｕ字型プラスチックエレメントの底面側に形
成されて頂部が完全封止されたチャンバー内に配置され
た永久磁石が、屈曲軌道径方向に走るリブによって互に
分離され、それらのチャンバー及び永久磁石が、連結部
を両端からＵ字型エレメントの両脚方向に、該両脚の幅
の実質部分にわたって延びているベンドセグメントを提
供する。
に、本発明は次に記載するベンドセグメントを提供す
る。即ち、Ｕ字型プラスチックエレメントの底面側に形
成されて頂部が完全封止されたチャンバー内に配置され
た永久磁石が、屈曲軌道径方向に走るリブによって互に
分離され、それらのチャンバー及び永久磁石が、連結部
を両端からＵ字型エレメントの両脚方向に、該両脚の幅
の実質部分にわたって延びているベンドセグメントを提
供する。
【００１４】また、本発明の手段によれば、一方ではベ
ンドセグメントの永久磁石を更に横方向に伸ばすことが
でき、それにより永久磁石が金属製チェーンの支持面に
対してどのような場合にも十分な引力を及ぼすことがで
きるだけでなく、プラスチックチェーンのヒンヂピンに
対してはあまり過大な引力の増加をもたらさないように
することができる。又、他方においては、永久磁石を収
容するための隣接チャンバーの間にプラスチックリブが
設けられているため、ベンドセグメントの機械的強度を
要求される水準に十分に強く保つことができる。しか
も、その上、ベンドセグメントの底部に永久磁石を配列
することが磁力の方向の点で予想外に好適であることも
判った。
ンドセグメントの永久磁石を更に横方向に伸ばすことが
でき、それにより永久磁石が金属製チェーンの支持面に
対してどのような場合にも十分な引力を及ぼすことがで
きるだけでなく、プラスチックチェーンのヒンヂピンに
対してはあまり過大な引力の増加をもたらさないように
することができる。又、他方においては、永久磁石を収
容するための隣接チャンバーの間にプラスチックリブが
設けられているため、ベンドセグメントの機械的強度を
要求される水準に十分に強く保つことができる。しか
も、その上、ベンドセグメントの底部に永久磁石を配列
することが磁力の方向の点で予想外に好適であることも
判った。
【００１５】本発明の別の長所は本発明の具体的態様の
記載を通じて明らかになろう。以下に、添付図面を参照
して説明する。図１は本発明のベンドセグメントが単列
の場合の上部平面図であり、コンベヤーチェーンの断面
図も付記されている。図２は本発明のベンドセグメント
を図１において線II−IIで切断した断面図である。図３
は本発明のベンドセグメントがＵ字型素子３列併設を単
位とした統一体からなる場合の底面図である。
記載を通じて明らかになろう。以下に、添付図面を参照
して説明する。図１は本発明のベンドセグメントが単列
の場合の上部平面図であり、コンベヤーチェーンの断面
図も付記されている。図２は本発明のベンドセグメント
を図１において線II−IIで切断した断面図である。図３
は本発明のベンドセグメントがＵ字型素子３列併設を単
位とした統一体からなる場合の底面図である。
【００１６】図１及び図２に示された具体的態様のベン
ドセグメントは完全にプラスチックから作成され、単列
ベンドセグメントの場合にはＵ字型断面を有し、基底部
１と共に２個の直立脚２及び直立脚３からなっている。
両直立脚の頂端はコンベヤーチェーンのレールとなる。
このチェーンはチェーンリンク４から組み立てられ、そ
れぞれのチェーンリンク４の支持面はプラスチック又は
磁化可能な材料、好ましくは強磁性鋼で作成されてい
る。支持面の片方は互に間隔を置いて位置する複数個の
ヒンジループ５を備え、他方は中央に位置するヒンジル
ープ６を備えている。ヒンジループ５及びヒンジループ
６はヒンジピン７によって互に連結されている。ヒンジ
ピン７は磁化可能な材料、好ましくは強磁性材料で常に
作成される。
ドセグメントは完全にプラスチックから作成され、単列
ベンドセグメントの場合にはＵ字型断面を有し、基底部
１と共に２個の直立脚２及び直立脚３からなっている。
両直立脚の頂端はコンベヤーチェーンのレールとなる。
このチェーンはチェーンリンク４から組み立てられ、そ
れぞれのチェーンリンク４の支持面はプラスチック又は
磁化可能な材料、好ましくは強磁性鋼で作成されてい
る。支持面の片方は互に間隔を置いて位置する複数個の
ヒンジループ５を備え、他方は中央に位置するヒンジル
ープ６を備えている。ヒンジループ５及びヒンジループ
６はヒンジピン７によって互に連結されている。ヒンジ
ピン７は磁化可能な材料、好ましくは強磁性材料で常に
作成される。
【００１７】更に、ベンドセグメント中の軌道からチェ
ーンを浮き上がらせ得る様にする為には、ヒンジループ
５の外側によって形成される案内面間の最大間隔が直立
脚２と直立脚３との内側によって形成され、対侍する案
内面間の最小間隔よりもなるべく小さくする。実際に
は、ヒンジループ５の案内面は典型的にはチェーンリン
ク４の支持面に対して垂直に伸び、脚２及び脚３の内側
面も同様に両レールの面に対して垂直に伸びている。こ
れによって、ベンドセグメントとチェーンリンク４との
双方を簡単に生産することができる。
ーンを浮き上がらせ得る様にする為には、ヒンジループ
５の外側によって形成される案内面間の最大間隔が直立
脚２と直立脚３との内側によって形成され、対侍する案
内面間の最小間隔よりもなるべく小さくする。実際に
は、ヒンジループ５の案内面は典型的にはチェーンリン
ク４の支持面に対して垂直に伸び、脚２及び脚３の内側
面も同様に両レールの面に対して垂直に伸びている。こ
れによって、ベンドセグメントとチェーンリンク４との
双方を簡単に生産することができる。
【００１８】図２から明らかに見取れる様に、２個の永
久磁石８'及び永久磁石８''がベンドセグメントの底面
に設けられた永久磁石収容用のチャンバー内に配列され
ている。永久磁石８'及び永久磁石８''の下には閉鎖板
９が装着されて両永久磁石をベンドセグメント中に固定
する。閉鎖板９はベンドセグメントの底にネジ１０によ
ってネジ止めされる。好ましくは、閉鎖板９は強磁性材
料で作成されたものである。その理由は下記の判明した
点に求められる。即ち、この種の閉鎖板９を設置すれ
ば、プラスチックチェーンの場合にも、スチールチェー
ンの場合にも、ヒンジピン７に及ぼされる磁気引力又は
支持面に及ぼされる磁気引力が一層小さな永久磁石又は
一層弱い磁力の永久磁石を用いることを許す、すなわ
ち、強磁性材料製の閉鎖板９を装着すれば、ヒンジピン
７に及ぼされる磁気引力又は支持面に及ぼされる磁気引
力が補強される結果として、一層小さな永久磁石又は一
層弱い磁力の永久磁石を用いることができる様になる。
久磁石８'及び永久磁石８''がベンドセグメントの底面
に設けられた永久磁石収容用のチャンバー内に配列され
ている。永久磁石８'及び永久磁石８''の下には閉鎖板
９が装着されて両永久磁石をベンドセグメント中に固定
する。閉鎖板９はベンドセグメントの底にネジ１０によ
ってネジ止めされる。好ましくは、閉鎖板９は強磁性材
料で作成されたものである。その理由は下記の判明した
点に求められる。即ち、この種の閉鎖板９を設置すれ
ば、プラスチックチェーンの場合にも、スチールチェー
ンの場合にも、ヒンジピン７に及ぼされる磁気引力又は
支持面に及ぼされる磁気引力が一層小さな永久磁石又は
一層弱い磁力の永久磁石を用いることを許す、すなわ
ち、強磁性材料製の閉鎖板９を装着すれば、ヒンジピン
７に及ぼされる磁気引力又は支持面に及ぼされる磁気引
力が補強される結果として、一層小さな永久磁石又は一
層弱い磁力の永久磁石を用いることができる様になる。
【００１９】本発明のベンドセグメントは他にも、高度
に重要で驚くべき長所を備えている。事実、このベンド
セグメントをスチールチェーンに対して用いれば、両永
久磁石８'及び８''によってこのチェーンの支持面に及
ぼされる磁気引力はヨーロッパ特許出願０,１５９,０７
４のベンドセグメントの場合よりも小さく（弱く）な
る。この際には、このスチールチェーンがレール上に平
坦に架装されているものとする。その原因は支持面と永
久磁石との間隔が、ヨーロッパ特許出願０,１５９,０７
４の場合よりも大きいことにある。しかしながら他方で
は、この間隔の増大に起因して、及ぼされる磁気力によ
る何らかの干渉から生ずる影響が相当に小さくなる。こ
のことは下記の実例によって示すことができる。
に重要で驚くべき長所を備えている。事実、このベンド
セグメントをスチールチェーンに対して用いれば、両永
久磁石８'及び８''によってこのチェーンの支持面に及
ぼされる磁気引力はヨーロッパ特許出願０,１５９,０７
４のベンドセグメントの場合よりも小さく（弱く）な
る。この際には、このスチールチェーンがレール上に平
坦に架装されているものとする。その原因は支持面と永
久磁石との間隔が、ヨーロッパ特許出願０,１５９,０７
４の場合よりも大きいことにある。しかしながら他方で
は、この間隔の増大に起因して、及ぼされる磁気力によ
る何らかの干渉から生ずる影響が相当に小さくなる。こ
のことは下記の実例によって示すことができる。
【００２０】ヨーロッパ特許出願０,１５９,０７４のベ
ンドセグメントの場合には、永久磁石の頂面と鋼製支持
面との間隔は約２.５ｍｍである。便宜上、磁気引力が
間隔の自乗で減少すると想像しよう。これは現実の引力
減少に対して極めて良い近似である。もし、軌道が障害
を受ければ、例えばガラスの破片によって障害を受けた
場合、しかもこのことは実際に極めて頻々と生ずるが、
例えば直径２.５ｍｍのガラス片がチェーンをレール頂
面から２.５ｍｍだけ離脱させることはあり得ること
で、それによってチェーンに及ぼされる磁気力が約７５
％も減少する。実際にこの事態が生ずれば、その結果と
して一層重大な軌道障害が生じた場合には、チェーンが
この障害個所を通過した後にはレール頂面から離れた儘
になる事態も生じ得る。その原因は磁気力が不十分でチ
ェーンを再び所定位置へ引き戻し得ないことにある。
ンドセグメントの場合には、永久磁石の頂面と鋼製支持
面との間隔は約２.５ｍｍである。便宜上、磁気引力が
間隔の自乗で減少すると想像しよう。これは現実の引力
減少に対して極めて良い近似である。もし、軌道が障害
を受ければ、例えばガラスの破片によって障害を受けた
場合、しかもこのことは実際に極めて頻々と生ずるが、
例えば直径２.５ｍｍのガラス片がチェーンをレール頂
面から２.５ｍｍだけ離脱させることはあり得ること
で、それによってチェーンに及ぼされる磁気力が約７５
％も減少する。実際にこの事態が生ずれば、その結果と
して一層重大な軌道障害が生じた場合には、チェーンが
この障害個所を通過した後にはレール頂面から離れた儘
になる事態も生じ得る。その原因は磁気力が不十分でチ
ェーンを再び所定位置へ引き戻し得ないことにある。
【００２１】それに対して本発明のベンドセグメントに
おいては、永久磁石８'及び永久磁石８''の頂面と鋼製
支持面との間隔が約１０ｍｍである。直径２.５ｍｍの
同一ガラス片の場合に、その軌道障害の結果としてチェ
ーンが軌道から離脱した儘になった際の磁気引力減少幅
は僅かに３５％である。従って、その意味は次の通りで
ある。即ち、磁気力減少に及ぼされる別種の汚染の影響
はスチールチェーン用の既知のベンドセグメントにおけ
るよりも相当に小さい。従って、本発明のチェーンが障
害個所を通過した場合にレール上に復帰しない懸念も既
知のベンドセグメントにおけるよりも相当に小さい。こ
れは極めて大きな重要性を備えている。その理由は原理
的には、運搬用軌道が屈曲した個所においてさえも、チ
ェーンが傾斜する問題は起こり得ないことに求められ
る。この場合に、チェーンリンクの支持面がレール上で
平坦であることが前提である。チェーンはその支持面が
軌道障害の結果としてレールから離れると、その通りに
傾斜する傾向を示す。その事態が生じた場合には次の様
にすることが極めて重要である。即ち、一方ではチェー
ンに十分な磁力を印加して平坦位置へ復帰させることで
あり、他方ではチェーンがレール上に平坦に架装されて
いる場合に印加される磁力が強過ぎてはならないことで
ある。その理由はこれらの条件が充足されなければ、チ
ェーンの摩損及びそれに要求される駆動力が受容できな
い程に増大するであろうという点にある。極めて驚くべ
きことには、この目的を実現するには永久磁石をチェー
ンから更に離すことであるが、これは我々が予想する対
策とは全く正反対である。
おいては、永久磁石８'及び永久磁石８''の頂面と鋼製
支持面との間隔が約１０ｍｍである。直径２.５ｍｍの
同一ガラス片の場合に、その軌道障害の結果としてチェ
ーンが軌道から離脱した儘になった際の磁気引力減少幅
は僅かに３５％である。従って、その意味は次の通りで
ある。即ち、磁気力減少に及ぼされる別種の汚染の影響
はスチールチェーン用の既知のベンドセグメントにおけ
るよりも相当に小さい。従って、本発明のチェーンが障
害個所を通過した場合にレール上に復帰しない懸念も既
知のベンドセグメントにおけるよりも相当に小さい。こ
れは極めて大きな重要性を備えている。その理由は原理
的には、運搬用軌道が屈曲した個所においてさえも、チ
ェーンが傾斜する問題は起こり得ないことに求められ
る。この場合に、チェーンリンクの支持面がレール上で
平坦であることが前提である。チェーンはその支持面が
軌道障害の結果としてレールから離れると、その通りに
傾斜する傾向を示す。その事態が生じた場合には次の様
にすることが極めて重要である。即ち、一方ではチェー
ンに十分な磁力を印加して平坦位置へ復帰させることで
あり、他方ではチェーンがレール上に平坦に架装されて
いる場合に印加される磁力が強過ぎてはならないことで
ある。その理由はこれらの条件が充足されなければ、チ
ェーンの摩損及びそれに要求される駆動力が受容できな
い程に増大するであろうという点にある。極めて驚くべ
きことには、この目的を実現するには永久磁石をチェー
ンから更に離すことであるが、これは我々が予想する対
策とは全く正反対である。
【００２２】図２からは次のことがわかる。即ち、本発
明のベンドセグメントが備え得る別の長所はその頂面が
完全に閉鎖されていることであり、その結果このベンド
セグメントが高度に厳格な衛生上の要求をも充足するこ
とである。図２の具体的仕様には２個の永久磁石８'及
び永久磁石８''が示されているが、原理的には単一の永
久磁石を用いることも可能である。とはいえ、２個の互
に分離された永久磁石を用いることから生ずる利点は２
個の永久磁石の間のプラスチックリブ１１がネジ１０を
適切な位置に固定する役割を果たすことであり、このネ
ジ１０によって、閉鎖板９がベンドセグメントに取付け
られる。それに加えて、小さな永久磁石の方が取扱にも
位置決めにも容易である。
明のベンドセグメントが備え得る別の長所はその頂面が
完全に閉鎖されていることであり、その結果このベンド
セグメントが高度に厳格な衛生上の要求をも充足するこ
とである。図２の具体的仕様には２個の永久磁石８'及
び永久磁石８''が示されているが、原理的には単一の永
久磁石を用いることも可能である。とはいえ、２個の互
に分離された永久磁石を用いることから生ずる利点は２
個の永久磁石の間のプラスチックリブ１１がネジ１０を
適切な位置に固定する役割を果たすことであり、このネ
ジ１０によって、閉鎖板９がベンドセグメントに取付け
られる。それに加えて、小さな永久磁石の方が取扱にも
位置決めにも容易である。
【００２３】本発明のベンドセグメントは永久磁石を組
み込んだ後には何等の後処理をも要しないから、ベンド
セグメント用に好適材料である合成プラスチックの板状
体を肉盛りして通称リードイン部分及びリードアウト部
分をも同時に作成することができる。これらの部分はチ
ェーンをガクつかせないでベンドセグメントから着脱す
る為の案内を行なう。
み込んだ後には何等の後処理をも要しないから、ベンド
セグメント用に好適材料である合成プラスチックの板状
体を肉盛りして通称リードイン部分及びリードアウト部
分をも同時に作成することができる。これらの部分はチ
ェーンをガクつかせないでベンドセグメントから着脱す
る為の案内を行なう。
【００２４】図３は本発明のベンドセグメントであって
３列方式のものを示す。即ち、このベンドセグメントは
３列のスチールチェーン又はプラスチックチェーンの並
列進行を案内するのに好適である。その目的で、ベンド
セグメントは３列の隣接したＵ字型素子を単位とする統
一体から構成されている。その終端に向けて３対のチャ
ンバーがベンドセグメントの底面に形成されている。一
連の放射状位置を順にたどると、各チャンバーは永久磁
石８'及び永久磁石８''からなる永久磁石対を収容する
為のものであり、各永久磁石対が閉鎖板９によって覆わ
れており、閉鎖板９はベンドセグメントの底面にネジ１
０によって取付けられている。放射状に走るプラスチッ
クリブ１３は永久磁石８'及び永久磁石８''を収容する
為の各チャンバーを放射状の列に分離するものであっ
て、次の点で重要な利点を提供する。即ち、ベンドセグ
メントの機械的強度が増大されるという寄与によって、
永久磁石の頂面とヒンジループが架装されている空間の
底面との間におけるプラスチック部分の厚さを減少させ
ることができ、従ってベンドセグメントの総括高さも小
さいものを選択できる。これは更に詳しくいえば、規格
寸法２７ｍｍにできるということである。
３列方式のものを示す。即ち、このベンドセグメントは
３列のスチールチェーン又はプラスチックチェーンの並
列進行を案内するのに好適である。その目的で、ベンド
セグメントは３列の隣接したＵ字型素子を単位とする統
一体から構成されている。その終端に向けて３対のチャ
ンバーがベンドセグメントの底面に形成されている。一
連の放射状位置を順にたどると、各チャンバーは永久磁
石８'及び永久磁石８''からなる永久磁石対を収容する
為のものであり、各永久磁石対が閉鎖板９によって覆わ
れており、閉鎖板９はベンドセグメントの底面にネジ１
０によって取付けられている。放射状に走るプラスチッ
クリブ１３は永久磁石８'及び永久磁石８''を収容する
為の各チャンバーを放射状の列に分離するものであっ
て、次の点で重要な利点を提供する。即ち、ベンドセグ
メントの機械的強度が増大されるという寄与によって、
永久磁石の頂面とヒンジループが架装されている空間の
底面との間におけるプラスチック部分の厚さを減少させ
ることができ、従ってベンドセグメントの総括高さも小
さいものを選択できる。これは更に詳しくいえば、規格
寸法２７ｍｍにできるということである。
【００２５】放射状に配列された各永久磁石対は直線上
に位置するから、永久磁石対とそれに組み合わされる強
磁性材料製の閉鎖板との位置を何れかの半径上にある一
連のチャンバーに振り当てることは全く簡単である。そ
の後で、機械即ちベンドセグメントを所定の角度だけ移
動させ、次の半径上に次の永久磁石対と閉鎖板とを配列
することができる。
に位置するから、永久磁石対とそれに組み合わされる強
磁性材料製の閉鎖板との位置を何れかの半径上にある一
連のチャンバーに振り当てることは全く簡単である。そ
の後で、機械即ちベンドセグメントを所定の角度だけ移
動させ、次の半径上に次の永久磁石対と閉鎖板とを配列
することができる。
【００２６】次のことも明かであろう。即ち、図１及び
図２に示された単列ベンドセグメントの場合に永久磁石
８'及び永久磁石８''の位置及びそれらと組み合わされ
る閉鎖板９の位置を自動的に決定することは簡単に行な
い得る。
図２に示された単列ベンドセグメントの場合に永久磁石
８'及び永久磁石８''の位置及びそれらと組み合わされ
る閉鎖板９の位置を自動的に決定することは簡単に行な
い得る。
【００２７】
【発明の効果】本発明のベンドセグメントを用いれば、
次の各種効果を奏することができる。磁化可能材料から
なるチェーンにもプラスチック材料からなるチェーンに
も適用可能である。プラスチックチェーンのヒンジピン
に及ぼされる磁気引力が殆ど増大しない。ベンドセグメ
ントの機械的強度が使用者の要求水準に十分に対応でき
る軌道上に生じた汚染又は障害によってレールから浮き
上がったチェーンを所定位置に引き戻す為の磁気引力減
少幅が従来の１／２以下に抑えられる。Ｕ字型素子内に
永久磁石を自動作業で配列できる。既存のベンドセグメ
ントよりも相当に安価に生産され得る。
次の各種効果を奏することができる。磁化可能材料から
なるチェーンにもプラスチック材料からなるチェーンに
も適用可能である。プラスチックチェーンのヒンジピン
に及ぼされる磁気引力が殆ど増大しない。ベンドセグメ
ントの機械的強度が使用者の要求水準に十分に対応でき
る軌道上に生じた汚染又は障害によってレールから浮き
上がったチェーンを所定位置に引き戻す為の磁気引力減
少幅が従来の１／２以下に抑えられる。Ｕ字型素子内に
永久磁石を自動作業で配列できる。既存のベンドセグメ
ントよりも相当に安価に生産され得る。
【図１】本発明のベンドセグメントが単列連結されたチ
ェーンコンベヤーにおける部材間の連結関係を示す図で
ある。
ェーンコンベヤーにおける部材間の連結関係を示す図で
ある。
【図２】図１においてベンドセグメントを線II−IIで切
断した断面図である。
断した断面図である。
【図３】本発明のベンドセグメントが３列単位で並列連
結されたチェーンコンベヤーにおける部分開放底面図で
ある。
結されたチェーンコンベヤーにおける部分開放底面図で
ある。
１ 本発明のベンドセグメントを構成するＵ字型エレ
メント ２ Ｕ字型エレメントの直立脚 ３ Ｕ字型エレメントの直立脚 ４ チェーンリンク ５ チェーンリンクの片方の支持面に互に間隔をおい
て設けられた複数個のヒンジループ ６ チェーンリンクの他方の支持面中央部に設けられ
たヒンジループ ７ ヒンジピン ８ 永久磁石 ９ 閉鎖板 １０ 閉鎖板固定ネジ １１ Ｕ字型エレメント中央のプラスチックリブ １２ Ｕ字型エレメントの両直立脚間連結部 １３ 放射状のリブ ８' 永久磁石 ８'' 永久磁石
メント ２ Ｕ字型エレメントの直立脚 ３ Ｕ字型エレメントの直立脚 ４ チェーンリンク ５ チェーンリンクの片方の支持面に互に間隔をおい
て設けられた複数個のヒンジループ ６ チェーンリンクの他方の支持面中央部に設けられ
たヒンジループ ７ ヒンジピン ８ 永久磁石 ９ 閉鎖板 １０ 閉鎖板固定ネジ １１ Ｕ字型エレメント中央のプラスチックリブ １２ Ｕ字型エレメントの両直立脚間連結部 １３ 放射状のリブ ８' 永久磁石 ８'' 永久磁石
フロントページの続き (72)発明者 コンスタンチヌス パウリヌス ヨハネ ス マリア フェルモイレン オランダ国、3021 ビーエム ロッテル ダム、ミデルランドストラーセ ２イー (56)参考文献 特開 昭63−262322（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−7124（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−105806（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−215607（ＪＰ，Ａ) 欧州特許出願公開207577（ＥＰ，Ａ １) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65G 21/22 B65G 21/16 - 21/18 B65G 17/06 - 17/08 B65G 17/38
Claims (12)
- 【請求項１】 少なくとも１ヶ所の屈曲域を有する軌道
上を移動できるコンベヤーチェーンを備えたチェーンコ
ンベヤー用のベンドセグメントであって、該ベンドセグ
メントは、少なくとも１個の実質的にＵ字型をしたプラ
スチックエレメント及びその上をチェーンが移動するレ
ールを形成するＵ字型エレメントの両脚（２，３）から
成り、一方、チェーンは多数のチェーンリンク（４）か
らなっており、各チェーンリンクは実質的に長方形状の
支持面及びその支持面の下側に位置する連結システム
（５，６）を有し、且つ各リンクはピボット動作可能な
状態に連結システムで互いに連結されて連続し、部分的
には磁化可能な材料からなっており、更に、永久磁石
（８）が、該Ｕ字型エレメントの両脚の間に位置する連
結部分（１２）に少なくとも配置されているベンドセグ
メントにおいて、 永久磁石（８）は、Ｕ字型プラスチックエレメントの底
面側に形成されて頂部が完全封止されたチャンバー内に
配置され、 該チャンバーは屈曲軌道の径方向に延びるリブ（１３）
によって相互に分離され、 しかもチャンバー及び永久磁石（８）は、プラスチック
エレメントの底部で、連結部分（１２）の両端からＵ字
型エレメントの両脚（２，３）方向に、該両脚の幅の実
質部分にわたって延びていることを特徴とするチェーン
コンベヤー用ベンドセグメント。 - 【請求項２】 永久磁石（８）がベンドセグメントの底
部に装着された閉鎖板（９）によって所定位置に保持さ
れていることを特徴とする請求項１記載のベンドセグメ
ント。 - 【請求項３】 閉鎖板（９）が強磁性材料から作成され
たものであることを特徴とする請求項２記載のベンドセ
グメント。 - 【請求項４】 径方向に２個の永久磁石（８’）及び
（８”）が互いに隣接して２つのチャンバー内に配列さ
れ、しかも両者はプラスチックリブ（１１）によって互
いに隔てられていることを特徴とする請求項１〜３の何
れかに記載のベンドセグメント。 - 【請求項５】 １の閉鎖板がそれぞれの永久磁石対と組
み合わされ、該閉鎖板は一対の永久磁石をそれぞれ収容
するためのチャンバー間に設けられたプラスチックリブ
に取付け固定されていることを特徴とする請求項２又は
４に記載のベンドセグメント。 - 【請求項６】 ベンドセグメントが複数個の隣接した実
質的Ｕ字型プラスチックエレメントからなり、それらの
エレメントは１個の統一体を形成すると共に、この多重
ベンドセグメントの各セグメントに配置された永久磁石
が、連続的に順次径方向から見た場合に於いても常に一
線上に配列していることを特徴とする請求項１記載のベ
ンドセグメント。 - 【請求項７】 ベンドセグメントの底部に装着された閉
鎖板（９）によって永久磁石（８）が所定位置に保持さ
れていることを特徴とする請求項６に記載のベンドセグ
メント。 - 【請求項８】 閉鎖板（９）が強磁性材料から作成され
ていることを特徴とする請求項７記載のベンドセグメン
ト。 - 【請求項９】 径方向から見た場合に、２個の永久磁石
（８’及び８”）がプラスチックリブ（１１）によって
互いに隔てられた２つのチャンバー内に隣接して配列さ
れていることを特徴とする請求項６〜８の何れかに記載
のベンドセグメント。 - 【請求項１０】 何れかの閉鎖板がそれぞれの永久磁石
対と組み合わされ、該閉鎖板は一対の永久磁石をそれぞ
れ収容するためのチャンバー間に設けられたプラスチッ
クリブに取付け固定されていることを特徴とする請求項
７又は９に記載のベンドセグメント。 - 【請求項１１】 チェーンリンクが強磁性材料から作成
されていることを特徴とする請求項１又は６に記載のベ
ンドセグメント。 - 【請求項１２】 チェーンリンクがプラスチックから作
成されていると共に連続したチェーンリンクの連結シス
テムが磁化可能な材料から作成されたヒンジピンを介し
て互いに連結されていることを特徴とする請求項１又は
６に記載のベンドセグメント。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL9100690A NL9100690A (nl) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | Bochtsegment voor een kettingtransporteur. |
| NL9100690 | 1991-04-19 | ||
| BR9204001A BR9204001A (pt) | 1991-04-19 | 1992-10-15 | Segmento em curva para um transportador de corrente |
| MX9205958A MX9205958A (es) | 1991-04-19 | 1992-10-16 | Segmento de banda para transportador de cadena. |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05278828A JPH05278828A (ja) | 1993-10-26 |
| JP3279338B2 true JP3279338B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=27160052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09979992A Expired - Lifetime JP3279338B2 (ja) | 1991-04-19 | 1992-04-20 | チェーンコンベヤー用のベンドセグメント |
Country Status (14)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5199551A (ja) |
| EP (1) | EP0509605B1 (ja) |
| JP (1) | JP3279338B2 (ja) |
| KR (1) | KR0162664B1 (ja) |
| AT (1) | ATE116622T1 (ja) |
| AU (1) | AU644991B2 (ja) |
| BR (1) | BR9204001A (ja) |
| CA (1) | CA2066353C (ja) |
| DE (1) | DE69201085T2 (ja) |
| DK (1) | DK0509605T3 (ja) |
| ES (1) | ES2066550T3 (ja) |
| GR (1) | GR3015283T3 (ja) |
| NL (1) | NL9100690A (ja) |
| ZA (1) | ZA922797B (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT237306Y1 (it) * | 1995-11-24 | 2000-09-05 | Regina Sud Spa | Curva magnetica a struttura smontabile perfezionata |
| NL1002350C2 (nl) * | 1996-02-14 | 1997-08-15 | Mcc Nederland | Bochtsegment voor een kettingtransporteur, alsmede een bovenpart en een onderpart voor een dergelijk bochtsegment. |
| IT1296436B1 (it) * | 1997-11-14 | 1999-06-25 | System Plast Snc Marsetti & C | Un elemento curvo per un trasportatore magnetico a catena ed un trasportatore comprendente detto elemento |
| IT1303663B1 (it) | 1998-12-24 | 2001-02-21 | Regina Sud Spa | Curve magnetiche con campo magnetico migliorato per trasportatori |
| US6161685A (en) * | 1999-03-26 | 2000-12-19 | Rexnord Corporation | Thermoplastic chain link for a modular conveyor chain |
| US6382405B1 (en) | 2000-02-25 | 2002-05-07 | Kvp Plastic Belting, Inc. | Solid top radius conveyor belt |
| US6528908B1 (en) | 2001-10-09 | 2003-03-04 | Rick Lee | Induction drive for induction driven conveyor including a virtual continuous magnetic body and method of driving induction driven conveyor including a virtual continuous magnetic body |
| NL1023383C2 (nl) * | 2003-05-09 | 2004-11-15 | Rexnord Flattop Europe Bv | Kettingpen voor scharnierbandkettingen. |
| US7597190B2 (en) * | 2004-10-15 | 2009-10-06 | Rick Lee | Belt including a flexible rare earth magnetic strip and conveyor utilizing a belt including a flexible rare earth magnetic strip |
| ITTV20040115A1 (it) * | 2004-10-18 | 2005-01-18 | Plastomeccanica Spa | Guida, particolarmente per nastri trasportatori. |
| US20090308716A1 (en) * | 2008-06-11 | 2009-12-17 | System Plast S.P.A. | Belt Conveyor |
| NL2001832C2 (nl) * | 2008-07-18 | 2010-01-19 | Rexnord Flattop Europe Bv | Geleidingsbochtsegment. |
| DE202011001910U1 (de) | 2011-01-25 | 2012-04-30 | Iwis Antriebssysteme Gmbh & Co. Kg | Magnetkurvenführung für eine Förderkette |
| KR20140007072A (ko) * | 2011-01-27 | 2014-01-16 | 라이트람, 엘엘씨 | 자석을 구비한 컨베이어 벨트 및 모듈 |
| CN107428474B (zh) * | 2015-02-18 | 2019-11-05 | 雷克斯诺德弗莱托普欧洲有限公司 | 用于物品传送机的链条的引导件 |
| DE102016121349A1 (de) * | 2016-11-08 | 2018-05-09 | Axmann Fördersysteme GmbH | Stetigförderer |
| IT201700082253A1 (it) * | 2017-07-19 | 2019-01-19 | Regina Catene Calibrate Spa | Guida curva magnetica per la guida di una catena di un trasportatore a catena a struttura componibile perfezionata. |
| CN109209298B (zh) * | 2018-10-10 | 2020-09-01 | 山东禧龙石油装备有限公司 | 抽油机皮带装置及安装方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE8408857U1 (de) | 1984-03-22 | 1984-07-19 | Pellikaan, Brigitte Jacoba Anna, Gravenzande | Kettenfoerderer |
| NL8501928A (nl) | 1985-07-05 | 1987-02-02 | Mcc Nederland | Bochtsegment voor de loopbaan van een kettingtransporteur. |
| DE8530825U1 (de) * | 1985-10-31 | 1986-01-16 | Rexnord Kette GmbH & Co KG, 5240 Betzdorf | Kurvengängiger Kettenförderer |
| NL8700801A (nl) | 1987-04-06 | 1988-11-01 | Mcc Nederland | Kettingtransporteur, transportketting en een bochtsegment voor de loopbaan van de kettingtransporteur. |
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