JP3090084B2 - 移動棚 - Google Patents

移動棚

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JP3090084B2
JP3090084B2 JP09090158A JP9015897A JP3090084B2 JP 3090084 B2 JP3090084 B2 JP 3090084B2 JP 09090158 A JP09090158 A JP 09090158A JP 9015897 A JP9015897 A JP 9015897A JP 3090084 B2 JP3090084 B2 JP 3090084B2
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淑照 池畑
勝 越智
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Daifuku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば倉庫内や工
場内に設置されたレールに車輪を介して支持案内される
移動棚に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動棚としては例えば実
開平3−51706号公報に示されるものがある。すな
わち、移動棚の下部フレーム体は、移動方向に対して両
側に位置する側下部フレームと、中間に位置する中間下
部フレームと、これら側下部フレームと中間下部フレー
ムとの間に設けられた連結材(左右フレーム)とで構成
されている。上記中間下部フレームは前後で二分割さ
れ、各分割フレームにはそれぞれ前後一対の車輪が設け
られている。
【0003】上記両分割フレームの隣接部には長孔が形
成され、これら長孔を通る左右方向のピン(ボルト,ナ
ット)とリンクとを介して、両分割フレーム間を上下方
向に相対揺動自在に連結している。
【0004】これによると、図8に示すように、レール
50に上下方向の凹凸(たわみ)が生じても、一方の分割
フレーム51と他方の分割フレーム52とがレール50の凹凸
に沿って上下方向に相対揺動することにより、両分割フ
レーム51,52の各車輪53はそれぞれ、レール50上から浮
き上がることなく、レール50の上面に押し付けられて確
実に走行し、荷重は4個の車輪53に均等に作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、分割された2本の分割フレーム同士をピ
ンとリンクとで連結することにより1本の中間下部フレ
ームを組立てなければならず、中間下部フレームの組立
てに手間がかかった。また、下部フレーム体を組み立て
る際、両分割フレームが不用意に揺動したりばらばらに
分離するなどして取り扱いにくく、このため下部フレー
ム体の組立てに手間かかかるといった問題があった。
【0006】そこで本発明は、容易に組立て可能な下部
フレーム体を有する移動棚を提供することを目的とした
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、複数の
車輪を介してレールに支持案内されて前後方向へ移動自
在な移動棚であって、前後方向の下部フレームを備えた
下部フレーム体上に前後一対の棚部が設けられ、上記下
部フレームに、上記前後両棚部間に位置する上下方向の
切欠部が左右一対形成され、上記車輪は切欠部の前後方
にそれぞれ複数個づつ振り分けられて上記下部フレーム
に取付けられていることを特徴としたものである。
【0008】これによると、下部フレームの切欠部が形
成された部分は下部フレームの他の部分に比べて柔軟性
が増すため、レールに上下方向の凹凸(たわみ)が生じ
ても、下部フレームは、切欠部が形成された部分がたわ
んで、切欠部を中心にして切欠部の前側部分と後側部分
とがレールの凹凸に沿って上下方向に相対揺動する。こ
れにより、下部フレームの各車輪はそれぞれ、レール上
から浮き上がることなく、レールの上面に押し付けられ
て確実に走行し、荷重は各車輪に均等に作用する。
【0009】また、下部フレームは、一本物で、従来の
ように分割されていないため、下部フレームの組立てが
容易であり、さらに、下部フレームの取り扱いが楽に行
えるため下部フレーム体の組立ても容易になる。
【0010】請求項2記載の発明は、両切欠部の上奥端
と下奥端とにそれぞれ拡口部が形成されていることを特
徴としたものである。これによると、切欠部が形成され
た部分がたわんで、切欠部を中心にして切欠部の前側部
分と後側部分とがレールの凹凸に沿って上下方向に相対
揺動した際、切欠部に応力が発生するが、この応力は拡
口部において分散されるため、切欠部における応力集中
を防止することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、下部フレームは天
板部とこの天板部の両側端から垂下された側板部とによ
り正面視で下部開放の門形状に形成され、上記下部フレ
ームの中央部に、上下方向の切欠部が上記天板部の中間
部と両側板部の下部とを残して形成されていることを特
徴としたものである。
【0012】これによると、天板部の中間部と両側板部
の下部とを残して上下方向の切欠部を形成したため、下
部フレームの切欠部が形成された部分は、下部フレーム
の他の部分に比べて柔軟性が増すとともに、十分な強度
を確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。図5,図6に示すように、
前後一対の固定棚1間には、複数の車輪2,3a,3b
を介して複数本のレール4に支持案内され上記固定棚1
間方向に往復移動自在な移動棚5が複数台配設されてい
る。これら移動棚5は、下部フレーム体6と、この下部
フレーム体6上に設けられる前後一対の棚部7a,7b
とにより構成されている。
【0014】図4に示すように、上記下部フレーム体6
は、移動方向(前後方向)に対して左右両側に位置する
側下部フレーム9と、内側に位置する左右一対の中間下
部フレーム10と、これら側下部フレーム9と中間下部フ
レーム10との両端部間および中央部間を連結する複数本
の連結材11とにより枠組状に形成されている。
【0015】各側下部フレーム9は、天板部12と、この
天板部12の両側端から垂下された左右一対の側板部13
と、これら側板部13の下端から左右外側方に張り出した
水平張出し部14とにより、正面視で下部開放の門形状に
形成されている。各側下部フレーム9には、2個の車輪
2が前後両端部に振り分けられて設けられ、これら車輪
2は一対の側板部13間に挿通された支軸15を介して遊転
自在に取付けられている。
【0016】同様に、図1〜図4に示すように、各中間
下部フレーム10も、天板部16と、この天板部16の両側端
から垂下された左右一対の側板部17と、これら側板部17
の下端から左右外側方に張り出した水平張出し部18とに
より、正面視で下部開放の門形状に形成されている。
【0017】また、各中間下部フレーム10の中央部に
は、上下方向の切欠部19が、天板部16の中間部と両側板
部17の下部と水平張出し部18とを残した状態で、左右一
対形成されている。各切欠部19の上奥端と下奥端とには
それぞれ、応力分散用の上部拡口部20と下部拡口部21と
が形成されている。各上部拡口部20と下部拡口部21とは
それぞれ前後方向に長い長孔状に形成され、これら上部
拡口部20と下部拡口部21の各コーナ部は円弧状に形成さ
れている。
【0018】図1に示すように、中間下部フレーム10に
は4個の車輪3a,3bが上記切欠部19の前後方に2個
づつ振り分けられて設けられている。これら車輪3a,
3bも一対の側板部17間に挿通された支軸22を介して遊
転自在に取付けられ、このうち図4に示すように両中間
下部フレーム10の一端部の車輪3a間は駆動軸23で連結
され、これら両車輪3aを回転駆動させる電動機24が一
方の中間下部フレーム10に取付けられている。
【0019】尚、図1に示すように、上記前後一対の棚
部7a,7bのうち、一方の棚部7aは下部フレーム体
6上で上記切欠部19の前後一方に配設され、他方の棚部
7bは下部フレーム体6上で上記切欠部19の前後他方に
配設されている。また、図5に示すように、これら棚部
7a,7bにはそれぞれ、上下複数段の収納空間26が形
成されている。
【0020】以下、上記構成における作用を説明する。
電動機24が駆動して車輪3aが強制的に回転することに
より、移動棚5がレール4に支持案内されて走行し、図
5,図6に示すように目的の移動棚5の手前側に作業用
スペースSが形成される。
【0021】このような移動棚5の走行に際して、レー
ル4に上下方向の凹凸(たわみ)が生じていても、中間
下部フレーム10の切欠部19が形成された部分は中間下部
フレーム10の他の部分に比べて柔軟性が増すため、図7
に示すように中間下部フレーム10は、切欠部19が形成さ
れた部分がたわんで、切欠部19を中心にして切欠部19の
前側部分と後側部分とがレール4の凹凸に沿って上下方
向に相対揺動する。これにより、中間下部フレーム10の
各車輪3a,3bはそれぞれ、レール4上から浮き上が
ることなく、レール4の上面に押し付けられて確実に走
行し、荷重は各車輪3a,3bに均等に作用する。
【0022】この際、切欠部19に応力が発生するが、こ
の応力は上部拡口部20(図3参照)と下部拡口部21(図
2参照)とにおいて分散されるため、切欠部19における
応力集中を防止することができる。
【0023】また、中間下部フレーム10は、一本物で、
従来のように分割されていないため、中間下部フレーム
10の組立てが容易であり、さらに、中間下部フレーム10
の取り扱いが楽に行えるため下部フレーム体6の組立て
も容易になる。
【0024】さらに、各切欠部19は、図2,図3に示す
ように、天板部16の中間部と両側板部17の下部と水平張
出し部18とを残して上下方向に形成されているため、中
間下部フレーム10の切欠部19が形成された部分は、中間
下部フレーム10の他の部分に比べて柔軟性が増すととも
に、十分な強度を確保することができる。
【0025】尚、図4に示すように、上記中間下部フレ
ーム10には4個の車輪3a,3bを設けたが、これは中
間下部フレーム10に作用する荷重を十分に支持するため
であり、側下部フレーム9に作用する荷重は上記中間下
部フレーム10に作用する荷重のほぼ半分であるため、側
下部フレーム9には2個の車輪2を設けるだけでよい。
このような理由により、上記側下部フレーム9の前後両
端のみに車輪2が設けられているため、レール4に上下
方向の凹凸(たわみ)が生じていても、側下部フレーム
9の両車輪2はそれぞれ、レール4上から浮き上がるこ
となく、常にレール4の上面に押し付けられて確実に走
行し、荷重は両車輪2に均等に作用する。
【0026】上記実施例では、図4に示すように、側下
部フレーム9の前後両端のみに車輪2を設けたが、中間
下部フレーム10と同様に側下部フレーム9にも4個の車
輪と切欠部とを設けてもよい。また、中間下部フレーム
10には、切欠部19の前後方にそれぞれ車輪3a,3bを
2個づつ振り分けて取付けているが、3個以上づつ振り
分けて取付けてもよい。
【0027】上記実施例では、図4に示すように、中間
下部フレーム10を2本(左右一対)設けているが、移動
棚5の幅に応じて1本あるいは3本以上であってもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明によると、下部フレームの切欠部が形成
された部分は下部フレームの他の部分に比べて柔軟性が
増すため、レールに上下方向の凹凸(たわみ)が生じて
も、下部フレームは、切欠部が形成された部分がたわん
で、切欠部を中心にして切欠部の前側部分と後側部分と
がレールの凹凸に沿って上下方向に相対揺動する。これ
により、下部フレームの各車輪はそれぞれ、レール上か
ら浮き上がることなく、レールの上面に押し付けられて
確実に走行し、荷重は各車輪に均等に作用する。
【0029】また、下部フレームは、一本物で、従来の
ように分割されていないため、下部フレームの組立てが
容易であり、さらに、下部フレームの取り扱いが楽に行
えるため下部フレーム体の組立ても容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における移動棚の中間下部
フレームの側面図である。
【図2】同、移動棚の中間下部フレームに形成された切
欠部の側面図である。
【図3】同、移動棚の中間下部フレームに形成された切
欠部の平面図である。
【図4】同、移動棚の下部フレーム体の平面図である。
【図5】同、移動棚の側面図である。
【図6】同、移動棚の平面図である。
【図7】同、移動棚の中間下部フレームの切欠部の働き
を説明する側面図である。
【図8】従来における移動棚の中間下部フレームの分割
フレームの働きを説明する側面図である。
【符号の説明】
2 車輪 3a,3b 車輪 4 レール 5 移動棚 6 下部フレーム体 7a,7b 棚部 10 中間下部フレーム 16 天板部 17 側板部 19 切欠部 20 上部拡口部 21 下部拡口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−256610(JP,A) 特開 平5−254617(JP,A) 実開 平3−51706(JP,U) 実開 昭57−104932(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 A47B 53/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車輪を介してレールに支持案内さ
    れて前後方向へ移動自在な移動棚であって、前後方向の
    下部フレームを備えた下部フレーム体上に前後一対の棚
    部が設けられ、上記下部フレームに、上記前後両棚部間
    に位置する上下方向の切欠部が左右一対形成され、上記
    車輪は切欠部の前後方にそれぞれ複数個づつ振り分けら
    れて上記下部フレームに取付けられていることを特徴と
    する移動棚。
  2. 【請求項2】 両切欠部の上奥端と下奥端とにそれぞれ
    拡口部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の移動棚。
  3. 【請求項3】 下部フレームは天板部とこの天板部の両
    側端から垂下された側板部とにより正面視で下部開放の
    門形状に形成され、上記下部フレームの中央部に、上下
    方向の切欠部が上記天板部の中間部と両側板部の下部と
    を残して形成されていることをを特徴とする請求項1記
    載の移動棚。
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