JP3279102B2 - 同期電動機の非常停止回路 - Google Patents

同期電動機の非常停止回路

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JP3279102B2 JP28980294A JP28980294A JP3279102B2 JP 3279102 B2 JP3279102 B2 JP 3279102B2 JP 28980294 A JP28980294 A JP 28980294A JP 28980294 A JP28980294 A JP 28980294A JP 3279102 B2 JP3279102 B2 JP 3279102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械や搬送装置に使
用される同期電動機の非常停止回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に同期電動機を使用する工作機械や
搬送装置においては、これらを駆動するのに支障がでる
状態(外部の非常停止スイッチが押された、駆動回路に
異常が生じ保護回路が働いた、電源が遮断された等)に
なったとき即時に同期電動機を非常停止させるようにな
っている。
【0003】図7は同期電動機の駆動回路を中心とした
従来の全体構成図である。図において、1は工作機械、
搬送装置に使用される同期電動機から成るサーボモー
タ、2はサーボモータ1を駆動制御するサーボアンプ、
3はサーボモータ1の速度・位置を検出するエンコーダ
である。電源母線R、S、Tからの電力は、コンバータ
部を構成するダイオードスタック5、通常時閉成される
主回路接続用スイッチたる主回路接続用リレーRA1の
a接点20、平滑用コンデンサ6、インバータ部を構成
するトランジスタモジュール7を順に介してサーボモー
タ1に供給される。11はCPU及びその周辺回路から
なる制御回路で、その一部である速度位置検出回路18
および電流検出器21からのフィードバック信号を入力
したモータ制御回路12が、指令信号をベース回路9に
送り、トランジスタモジュール7を駆動する。これによ
り発生したモータ電流によりサーボモータ1が駆動され
る。8は電源回路で、制御電源43、リレー励磁用電源
44、ベース電源BUP、BVP、BWP、BNを生成
する。22は不足電圧検出回路で、電源が遮断された
り、停電を検知するとUV信号47を生成する。15は
外部非常停止信号生成回路で、外部非常停止スイッチ4
が押されると、ホットライン14を通じて前記制御回路
11に外部非常停止信号40を送る。
【0004】制御回路11は、アラーム検出回路23か
らアラーム信号が発生したとき、不足電圧検出回路22
からUV信号47が生成されたとき、または外部非常停
止信号生成回路15から外部非常停止信号40が送られ
て来たときにEMG信号41を発生し、非常停止シーケ
ンス制御回路16によりモータ制御回路12を停止し、
主回路接続用リレーRA1のa接点20を開放して電源
供給を遮断し、ダイナミックブレーキ用リレーRA2の
b接点10を閉成してダイナミックブレーキ回路14を
作動させ、サーボモータ1を非常停止させる。31a、
31b、31cは電源供給線を短絡させるダイナミック
ブレーキ回路14のブレーキ用抵抗である。
【0005】図8、9はダイナミックブレーキ回路14
の動作を示す図である。サーボモータ1が回転数Nr/
minで回転しているとき、非常停止がかかりダイナミ
ックブレーキ用リレーRA2のb接点10が閉成される
と図8に示す配線図となる。30a、30b、30cは
サーボモータ1の電機子抵抗である。このとき、サーボ
モータ1はU、V、W各相に誘起電圧VU 、VV 、VW
が発生しているので電流IU 、IV 、IW が流れ、この
電流に比例したトルクが減速する方向に発生しサーボモ
ータ1は停止する。このとき以下の関係式が成立する。 N :サーボモータ回転数 (r/min) N0 :最大トルクの発生する回転数(r/min) I :モータ電流 (A) IMAX :ダイナミックブレーキ動作時の最大電流
(A) f :モータ電流周波数 (Hz) KE :誘起電圧定数 (V/[r/m
in]) KT :トルク定数 (Nm/A) R1 :電機子抵抗 (Ω) R2 :ダイナミックブレーキ用抵抗(Ω) L :電機子インダクタンス (L) P :極数 TB :減速トルク (Nm) J :イナーシャ (Kgm2 ) COS Φ :力率
【0006】
【数1】
【0007】図9(a)はダイナミックブレーキ回路の
動作時のモータ回転数と時間との関係を示した図であ
る。式(4)に示す様に減速トルクは回転数Nに依存
し、回転数N0 で最大トルクを発生したのち、回転数N
の減少とともに減速トルクTB も小さくなる。よって、
時間とともに減速する傾きも減少していく。図9(b)
はU相電流IU と時間との関係、図9(c)はIU 、I
V 、IW を3相全波した電流Iと時間との関係を示した
ものであり、減速開始直後N0 r/minをピークにし
て減衰する波形となる。
【0008】一般にサーボモータ1は同期電動機であ
り、同期電動機に過大な電流が流れると磁石が減磁す
る。ダイナミックブレーキ回路を使用する場合も、図9
(c)に示すようにモータに流れる電流が減磁電流を越
えない様にダイナミックブレーキ用抵抗31a、31
b、31cの抵抗値R2 を選定する必要がある。このよ
うにして選定されたR2 では回転数Nが小さくなると減
速トルクが小さくなり、減速開始から停止までの減速時
間が長くなるという課題がある。この課題に対して従来
技術(特開平4−21377号公報)では、図10に示
す様に高速域の減速域の制動用の第1のダイナミックブ
レーキ回路14bと低速域の減速域制動用の第2のダイ
ナミックブレーキ回路14cと回転速度検出回路18を
設け、サーボモータの回転速度に応じて第1のダイナミ
ックブレーキ回路14bから第2のダイナミックブレー
キ回路14cに切り換えて、減速開始から停止までの減
速時間を短縮しようとするものもある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】先にも述べたように従
来の非常停止回路たるダイナミックブレーキ回路では減
速開始から停止までの減速時間が長くなるという課題が
ある。また、図10のようにダイナミックブレーキ回路
を多段にした従来のダイナミックブレーキ回路でも、モ
ータに流れる電流は図11(a)に示すようにピークが
あり、減速時間をそれ程大幅に短縮することができな
い。
【0010】また、図12(a)に示すように急峻な減
速だと搬送物が倒れたりして問題が生じる機械や、図1
2(b)に示すように緩慢な減速だと工作物が衝突して
問題が生じる機械など、用途に応じて要求される減速パ
ターンは様々であるが、従来のようにダイナミックブレ
ーキ回路のみの非常停止回路では、ダイナミックブレー
キ用抵抗R2 およびイナーシャJにより決定される固定
の減速パターンしかできないという課題がある。本発明
は、非常時の減速時間を大幅に短縮することのできる同
期電動機の非常停止回路を提供することを目的とし、さ
らに機械の用途に応じて減速時間を調節することのでき
る同期電動機の非常停止回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期電動機
の非常停止回路は、U、V、W相の三相電源を用いた同
期電動機を駆動するトランジスタモジュールへの電源供
給を通断する主回路接続用スイッチと、非常時に電源供
給線を、前記トランジスタモジュールの出力に接続され
抵抗を介して短絡させて同期電動機を停止させるダイ
ナミックブレーキ回路とを有する同期電動機の非常停止
回路において、非常時に前記主回路接続用スイッチを開
放し、前記トランジスタモジュールの前記同期電動機の
U、V、W相にそれぞれ対応する正(P)側、または負
(N)側のU、V、W相のトランジスタを同時にオン
し、同期電動機に発生する誘起電圧を利用して、電動機
電流を一定電流にし、一定の傾きで同期電動機を減速制
御するダイナミックブレーキ制御回路と、前記誘起電圧
が減少して電動機電流が一定電流にならなくなったとき
に前記ダイナミックブレーキ制御回路から前記ダイナミ
ックブレーキ回路に切換える切換回路とを設けたもので
ある。また、前記ダイナミックブレーキ制御回路に、機
能不能状態を検知するウォッチドグ検出回路を設け、こ
れから発生するウォッチドグ信号を入力した切換回路に
よりダイナミックブレーキ回路を作動させるようにした
ものである。また、前記ダイナミックブレーキ制御回路
に、電源電圧の低下を検知する不足電圧検出回路を設
け、これから発生する検知信号を入力した切換回路によ
りダイナミックブレーキ回路を作動させるようにしたも
のである。さらに、前記ダイナミックブレーキ制御回路
は、電動機電流を、同期電動機に接続される機械の用途
に応じた一定電流に調節自在のものとして、減速時間を
可変のものとした。
【0012】
【作用】本発明によれば、非常時の初期は、ダイナミッ
クブレーキ制御回路により、同期電動機に発生する誘起
電圧を利用して、電動機電流を一定電流にし、一定の傾
きで同期電動機を減速制御し、その後誘起電圧が減少し
て電動機電流が一定電流にならなくなってからは、ダイ
ナミックブレーキ回路により、電源供給線を抵抗短絡さ
せて減速停止させる。また、本発明によれば、非常時に
ウォッチドグ検出回路によりダイナミックブレーキ制御
回路の機能不能状態が検知されたときは、切換回路によ
りダイナミックブレーキ回路が作動されて、同期電動機
を減速停止させる。また、本発明によれば、非常時に不
足電圧検出回路によりダイナミックブレーキ制御回路の
電源電圧の低下が検知されたときは、切換回路によりダ
イナミックブレーキ回路が作動されて、同期電動機を減
速停止させる。さらに、本発明によれば、ダイナミック
ブレーキ制御回路は、電動機電流を、同期電動機に接続
される機械の用途に応じた一定電流に調節自在のものと
して、減速時間を可変のものとしたので、搬送物が倒れ
たり、工作物が衝突したりすることがない。
【0013】
【実施例】
実施例1.次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は同期電動機の駆動回路を中心とした全体構成
図で、基本的構成を同じくする図7の従来例に、主とし
てダイナミックブレーキ制御回路19bと、ベース信号
切換スイッチ25とウォッチドグ検出回路13とベース
回路用制御電源43の遮断スイッチ24bとを付加した
ものである。ここで図7の従来例で説明した同一構成の
部分は同一符号を付して詳細説明を省略する。遮断スイ
ッチ24bは、不足電圧検出回路22が電源電圧の低下
(例えば停電等による電源遮断)を検出したり、ウォッ
チドグ検出回路13がCPUの暴走による機能不能状態
を検出した場合に開放され、制御電源43を遮断してベ
ース回路9を不作動にすると共に、主回路接続用リレー
RA1のa接点20を開放して電源供給を遮断し、さら
にダイナミックブレーキ用リレーRA2のb接点10を
閉成してダイナミックブレーキ回路14を作動させる。
16の非常停止シーケンス制御回路は、外部非常停止信
号生成回路15から外部非常停止信号40が発せられ、
またはアラーム検出回路23からサーボアンプ2の異常
が検出されてEMG信号41が入力されたときに、モー
タ制御回路12を停止すると共に、ベース信号切換スイ
ッチ25を作動させてダイナミックブレーキ制御回路1
9bを作動させる。図2はベース信号切換スイッチ25
とベース回路9の詳細を示した構成図である。ベース信
号切換スイッチ25は、非常停止シーケンス制御回路1
6を介してEMG信号が入力されると、ベース信号U
P、VP、WPをモータ制御回路12からのベース信号
からダイナミックブレーキ制御回路19bからのベース
信号に切換え、ベース信号UN、VN、WNをOFF
し、トランジスタモジュール7のU、V、W相のP側の
制御をダイナミックブレーキ制御回路19bに切換え
る。図3はダイナミックブレーキ制御回路19bの制御
ブロック図である。ダイナミックブレーキ制御回路19
bには、電流検出器21からの電流検出信号IU 、IV
、IW が入力される。ただし、Iwは−(IU +IV
)から求めたものを使用できる。入力した電流検出信
号IU 、IV 、IW は整流回路50a、50b、50c
で電流値の正側の値だけ取り出し、加算器51で加算し
電流の3波整流信号Iを生成する。IDBはダイナミック
ブレーキ動作時に流れるモータの電流値の目標値を、予
めパラメータ設定した値であり、IRAは減速して最終的
にダイナミックブレーキ用リレーRA2のb接点10を
閉成する電流の目標値を、予めパラメータを設定した値
である。比較器52aでは3波整流信号IとIDBを比較
し、IがIDBより小さいときはトランジスタモジュール
7のU、V、W相のP側を同時にONする信号を、Iが
IDBより大きいときはトランジスタモジュール7のU、
V、W相のP側を同時にOFFする信号を、遅延器53
でDTμsecだけ遅延させたDBP信号45を発生し、
ベース信号切換スイッチ25に入力する。さらに比較器
52bにてIとしIRAを比較し、IがIRAより小さくな
るとダイナミックブレーキ用RA2のb接点10を閉成
するRA20FF信号42aを発生し、非常停止シーケ
ンス制御回路16に入力する。これにより非常停止シー
ケンス制御回路16の有する図示しないダイナミックブ
レーキ用リレーRA2の制御回路を作動させ、接点10
を開放させる。また、ダイナミックブレーキ制御回路1
9bにはEMG信号41が成立したときだけ閉成するゲ
ート54a、54bがあり、通常の動作時にはダイナミ
ックブレーキ制御回路19bは遮断されている。
【0014】図4は本発明の動作原理を説明する図であ
り、図4(a)はモータの回転数がNr/minのとき
のU、V、W相を発生する誘起電圧を示したものであ
り、各電圧の周波数は前述の式(3)で表せる。ダイナ
ミックブレーキ制御回路19bがトランジスタモジュー
ル7のU、V、W相のP側を同時にONすると、例え
ば、図4(a)−I)の区間では、U、V、W相の中性
点からみてVU 、VW が正の値であり、VV が負の値で
ある。よって、トランジスタとダイオードを通して図4
(b)−I)に示すような経路で電流が流れる。同様に
して、図4(a)のII)〜VI)のそれぞれの領域で
は図4(b)のII)〜VI)の経路で電流IU 、IV
、IW が流れる。このときの電流値は次式で表せ、従
来方式のダイナミックブレーキ用抵抗の抵抗値R2 を0
としたときと同じである。
【0015】
【数2】
【0016】図5はダイナミックブレーキ制御回路19
bが発生するDBP信号45とモータ電流Iの関係を示し
たものである。モータ電流IがIDBを上向きに交差後D
Tμsec遅延してトランジスタモジュール7はOFF
し、下向きに交差後DTμsec遅延してトランジスタ
モジュール7はONする動作を繰り返す。モータには電
機子インダクタンスLがあり、電流の増減には時定数が
存在するので、モータ電流Iは図5に示すようにIDBを
中心としたノコギリ波状になる。図6にこの制御を実施
したときのモータ回転数N、およびモータ電流Iと時間
の関係を示したものであり、図6(b)に示すように電
流値はIDBに一定となり、一定のトルクで減速するので
図6(a)に示すように一定の傾きで減速する。さらに
減速して、モータ電流IがIRAより小さくなるとダイナ
ミックブレーキ用リレーRA2の接点10を閉成する。
また、サーボモータ1に流せる電流の許容値IP と一致
するようにIDBを設定することにより最短時間での減速
ができ、また、サーボモータ1に接続される機械の用途
に応じてIDBの設定を変えることにより減速時間を調節
することもできる。
【0017】
【発明の効果】本発明によるときは、非常時に主回路接
続用のスイッチを開放し、トランジスタモジュールの同
期電動機のU、V、W相それぞれに対応する正側または
負側ののトランジスタを同時にオンし、同期電動機に発
生する誘起電圧を利用して、電動機電流を一定電流に
し、一定の傾きで同期電動機を減速制御するダイナミッ
クブレーキ制御回路と、上記誘起電圧が減少して電動機
電流が一定電流に成らなくなったときに上記ダイナミッ
クブレーキ制御回路から電源供給線を抵抗短絡させて同
期電動機を停止させるダイナミックブレーキ回路に切換
える切換回路とを設けたので、非常時の同期電動機の減
速開始から停止までの減速時間を短縮することができ
る。また、ウォッチドグ検出回路を設けることにより、
同期電動機の駆動回路内のCPUの暴走等で異常のダイ
ナミックブレーキ制御回路に代えてダイナミックブレー
キ回路を作動させて同期電動機を減速停止させることが
でき、安全性を向上させることができる。また、不足電
圧検出回路を設けることにより、停電等で異常のダイナ
ミックブレーキ制御回路に代えてダイナミックブレーキ
回路を作動させることができ、安全性を向上させること
ができる。さらに、電動機電流を同期電動機に接続され
る機械の用途に応じた一定電流に調節自在のダイナミッ
クブレーキ制御回路を設けることにより、用途に応じた
適切な減速パターンを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の全体構成図である。
【図2】 本発明の実施例の要部の詳細構成図である。
【図3】 本発明のダイナミックブレーキ制御回路の実
施の一例を示す制御ブロック図である。
【図4】 本発明の実施例の動作原理図である。
【図5】 本発明の実施例の動作特性図である。
【図6】 本発明の実施例の制御を実施した場合のサー
ボモータの速度とモータ電流の変化を示す図である。
【図7】 従来例の全体構成図である。
【図8】 ダイナミックブレーキ回路の動作原理の説明
図である。
【図9】 ダイナミックブレーキ回路が作動したときの
サーボモータの速度とモータ電流の変化を示す図であ
る。
【図10】 従来の2段式ダイナミックブレーキ回路の
構成図である。
【図11】 従来の2段式ダイナミックブレーキ回路が
動作した場合のモータ電流とモータの速度の変化を示す
図である。
【図12】 従来技術の問題点を説明する図。
【符号の説明】
1 サーボモータ(同期電動機)、2 サーボアンプ、
3 エンコーダ、4外部非常停止スイッチ、5 ダイオ
ードスタック、6 平滑コンデンサ、7 トランジスタ
モジュール、8 電源回路、9 ベース回路、RA2
ダイナミックブレーキ用リレー、10 ダイナミックブ
レーキ用リレーの接点、11 制御回路、12 モータ
制御回路、13 ウォッチドグ回路、14 ダイナミッ
クブレーキ回路、15 外部非常停止信号生成回路、1
6 非常停止シーケンス制御回路、18 速度位置検出
回路、19b ダイナミックブレーキ制御回路、RA1
主回路接続用リレー、20 主回路接続用リレーの接
点、21 電流検出器、22 不足電圧検出回路、23
ウォッチドグ検出回路、24b ベース用制御電源遮
断スイッチ、25 ベース信号切換スイッチ、30a〜
c モータ電機子抵抗、31a〜i ダイナミックブレ
ーキ用抵抗、40 外部非常停止信号、41 EMG信
号、43 制御電源、44 リレー励磁用電源、45
DBP信号、47 UV信号、50a,b,c 整流器、
51 加算器、52a,b 比較器、53 遅延器、5
4a,b 出力ゲート。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 3/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U、V、W相の三相電源を用いた同期電
    動機を駆動するトランジスタモジュールへの電源供給を
    通断する主回路接続用スイッチと、非常時に電源供給線
    、前記トランジスタモジュールの出力に接続された
    を介して短絡させて前記同期電動機を停止させるダイ
    ナミックブレーキ回路とを有する前記同期電動機の非常
    停止回路において、 非常時に前記主回路接続用スイッチを開放し、前記トラ
    ンジスタモジュールの前記同期電動機のU、V、W相に
    それぞれ対応する正側、または負側のトランジスタを同
    時にオンし、前記同期電動機に発生する誘起電圧を利用
    して、電動機電流を一定電流にし、一定の傾きで前記同
    期電動機を減速制御するダイナミックブレーキ制御回路
    と、 前記誘起電圧が減少して前記電動機電流が一定電流にな
    らなくなったときに前記ダイナミックブレーキ制御回路
    から前記ダイナミックブレーキ回路に切換える切換回路
    とを設けたことを特徴とする同期電動機の非常停止回
    路。
  2. 【請求項2】 ダイナミックブレーキ制御回路に、機能
    不能状態を検知するウォッチドグ検出回路を設け、これ
    から発生するウォッチドグ信号を入力した切換回路によ
    りダイナミックブレーキ回路を作動させるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の同期電動機の非常停止回
    路。
  3. 【請求項3】 ダイナミックブレーキ制御回路に、電源
    電圧の低下を検知する不足電圧検出回路を設け、これか
    ら発生する検知信号を入力した切換回路によりダイナミ
    ックブレーキ回路を作動させるようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の同期電動機の非常停止回路。
  4. 【請求項4】 ダイナミックブレーキ制御回路は、電動
    機電流を、同期電動機に接続される機械の用途に応じた
    一定電流に調節自在のものとして、減速時間を可変のも
    のとしたことを特徴とする請求項1記載の同期電動機の
    非常停止回路。
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