JP3278734B2 - コネクタ用防水ケース - Google Patents

コネクタ用防水ケース

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JP3278734B2
JP3278734B2 JP12529594A JP12529594A JP3278734B2 JP 3278734 B2 JP3278734 B2 JP 3278734B2 JP 12529594 A JP12529594 A JP 12529594A JP 12529594 A JP12529594 A JP 12529594A JP 3278734 B2 JP3278734 B2 JP 3278734B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5213Covers

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ用防水ケース
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブルコネクタの分離時の防水
は、図17及び図18に示すように、内部にコネクタを
収容するフード90の開口部の周囲にOリング或るいは
パッキン等の止水部材91を設け、キャップ93をフー
ド90の開口部に被せることによって止水部材91を押
し潰した状態にして防水するものであった。そして、キ
ャップ93は紛失しないようにチェーン95等でフード
90につながれている。尚、図17はキャップ93を外
した状態を示しており、この状態ではキャップ93は自
由に動けるものとなっている。また、図18はキャップ
93をフード90の開口部に被せた状態を示しており、
キャップ93を開口部に被せる際、キャップ93は止水
部材91と摺接しながら所定の位置まで入って行く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコネクタ用防水ケースの構造においては、フー
ド90とキャップ93がチェーン95等でつながれてい
るため、コネクタの取扱(接続・分離操作)時にキャッ
プ93が自由に動き回り、コネクタの取扱の障害となっ
ていた。
【0004】また、キャップ93をフード90の開口部
に被せる場合においては、キャップ93を手で押し込ま
なければならないが、これにはある程度の力が必要であ
り、キャップ93の取付・取外しの操作性が必ずしも良
いものではなかった。また、キャップ93が確実にフー
ド90の開口部と嵌合していない場合には、防水性が不
完全となる虞がある。
【0005】更に、キャップ93とフード90を結ぶチ
ェーン95等は、無理に引っ張ると切れ易く、キャップ
93を紛失すると言ったことが少なからずあった。
【0006】それ故に、本発明の課題は、コネクタの取
扱時にキャップが邪魔にならず、またキャップをフード
に確実に被せることができ、しかもキャップを紛失する
ことがないコネクタ用防水ケースを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、コネク
タを収容するフードを有し、該フードは、前記コネクタ
を収容し固定する収容部及び該収容部へ前記コネクタを
収容するよう形成した開口部とを含み、更に前記開口部
を開閉するよう前記フードに回動自在に取り付けたキャ
ップを有し、前記開口部が開いている状態にあるときに
前記コネクタをレセプタクルコネクタに接続可能とした
コネクタ用防水ケースにおいて、前記開口部が開いてい
る状態にあるときに前記キャップの動きを押えるよう前
記フードに設けた押圧部と、前記開口部に対して接近、
離隔するよう前記フードに回動自在に取り付けたレバー
と、前記キャップが前記開口部に被せられ且つ前記レバ
ーが前記開口部から離れている状態にあるときに前記キ
ャップに係合して前記キャップを前記開口部へ向けて
圧して閉塞するよう前記レバーに回動自在に連結した
止リンクとを有し、更に、前記フードには、前記開口部
が開いている状態にあるときに前記係止リンクのふらつ
きを防止するよう前記係止リンクを係止する係止突起を
設けたことを特徴とするコネクタ用防水ケースが得られ
る。
【0008】
【作用】本発明のコネクタ用防水ケースの場合、キャッ
プがフードに回動自在に取り付けられ、しかもフードの
開口部が開いている状態にあるときに、キャップの動き
を押える押圧部やレバーに連結した係止リンクを係止す
る係止突起がフードに設けられているので、コネクタ
レセプタクルコネクタとの接続における取扱時にキャッ
、レバー及び係止リンクが邪魔にならない。また、本
発明のコネクタ防水用ケースの場合、レバーと係止リン
クとでトグル機構が構成されているので、フードの開口
部をキャップによって確実に閉塞することができる。ま
た、上述のように、キャップがフードに回動可能に取り
付けられているので、キャップが紛失することがない。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例について添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例によ
るコネクタ用防水ケースのキャップを開いた状態での側
面図、図2は図1に示すコネクタ用防水ケースの正面
図、図3は図1に示すコネクタ用防水ケースの平面図、
図4は図1に示すコネクタ用防水ケースの背面図であ
る。
【0010】図1乃至図4に示すように、フード1は、
上端面が開口した箱状のものであり、合成樹脂から成
る。フード1には、その内部にコネクタを収容するため
の収容部10が形成されており、また、この収容部10
の上面側において開口する開口部10aが形成されてい
る。収容部10の底面には、図3から分るようにコネク
タを取付ける取付孔(又は取付ネジ孔)11が形成され
ている。尚、開口部10aの大きさは内部に収容される
コネクタの大きさや、フード1内に相手側レセプタクル
コネクタを受容するか否かによって決定される。
【0011】フード1の開口部10aの端面形状は、外
側が低く、内側が高くなるように段差を持たせるように
形成されており、この段差部にはゴムパッキン等の止水
部材3が開口部10aを周回するように設けられてい
る。
【0012】フード1の背面には、フード1の開口部1
0aを開閉し、且つ開口部10aを閉じたときにフード
1の内部を密封するようにキャップ4が回動自在に取付
けられている。本実施例の場合、長方形の枠状をしたリ
ンク5をフード1とキャップ4にそれぞれ形成された略
扇状の支持片15,45で、それぞれリンク5を挟むよ
うにして回動自在に支持することによって、キャップ4
をフード1に回動自在に取り付けてある(図13参
照)。そして、フード1のリンク5が設けられている面
とは反対側の面、即ち、正面側には、レバー6が回動自
在に設けられている。このレバー6の回動方向は、その
先端部がフード1の開口部10aに対して接近、離隔す
る方向である。このレバー6には、フード1の開口端面
と平行に延在する部分を有する係止リンク7が回動自在
に連結されている。この係止リンク7は、キャップ4の
先端側に形成されたフック41に係合可能なように成っ
ている。係止リンク7をキャップ4のフック41に係合
させた後、レバー6の操作によってキャップ4を止水部
材3に押し付け、開口部10aを密封状態に閉塞させた
後、レバー6は、ロック状態となる。この状態を図5乃
至図8に示している。
【0013】フード1の側面には、フード1の背面の方
へ向けて突出する一対の突起16が形成されている。こ
の突起16は、キャップ4が開いた状態にあるとき、図
に示すように、キャップ4を両側から係止保持するため
のものである。即ち、本実施例の場合、突起16がキャ
ップ4の動きを押える押圧部と成っている。これによ
り、キャップ4はぶらつくことがなく、フード1に固定
されたものとなる。この突起16の数は2個に限定され
るものでもなく、また、設置位置も図示のものに限定さ
れるものではない。一方、係止リンク7のぶらつきを防
止するため、図2から分るように、係止突起17が設け
られている。この係止突起17の数も2個に限定される
ものでもなく、また、設置位置も図示のものに限定され
るものでない。
【0014】尚、図示において、19はフード1内に収
容されたコネクタのケーブルの引出口で、防水機能を持
たせたケーブルクランプである。
【0015】図9乃至図12は、図1に示すコネクタ用
防水ケース内にプラグコネクタPを収容した状態で、キ
ャップ4を開いた状態を示すもので、プラグコネクタP
はネジSによりフード1内に固定されている。
【0016】次に、プラグコネクタPをフード1内に収
容した状態でキャップ4を閉める過程について説明す
る。図13は図1に示すコネクタ用防水ケースの縦断面
図であり、キャップ4が開いている状態を示し、このと
きにおいては、キャップ4は、突起16によってフード
1に固定された状態となっており、また、プラグコネク
タPは、相手レセプタクルコネクタと嵌合接続可能な状
態となっている。図14は図1に示すコネクタ用防水ケ
ースの縦断面図であり、キャップ4が半分閉じている状
態を示し、この図に示すように、キャップ4を閉める場
合には、キャップ4をリンク5を回動中心として閉蓋方
向に回動させ、キャップ4がこの半閉蓋状態にあると
き、レバー6を一旦開口部10aの方へ起こして、キャ
ップ4のフック41に係止リンク7を引っ掛ける。この
状態からレバー6を初期の位置(開口部10aから最も
離れた位置)に戻すと、トグル機構によってキャップ4
が止水部材3に押し付けられ、図15に示すようにキャ
ップ4がフード1の開口部10aに被せられ、ケース内
部の水密性が確保される。このように、キャップ4を半
閉蓋状態にするときには、キャップ4は、フード1の支
持片15に支持されているリンク5の下端部を回転中心
とし、係止リンク7をフック41に引っ掛けてキャップ
4を止水部材3に押し付けるときには、キャップ4の支
持片45に支持されているリンク5の上端部を回動中心
とするので、キャップ4を止水部材3に均一に押圧する
ことができ、水密性の向上が図れる。
【0017】図16は相手側レセプタクルコネクタとの
接続状態を示すもので、開口部10a内にレセプタクル
コネクタRの先端部を受容している。上述のように、リ
ンク5を用いてフード1にキャップ4を回動自在に取り
付けたので、フード1の開口部10aが広く形成されて
いる場合においても、キャップ4の退避位置を開口部1
0aの付近から避けることができ、これによりコネクタ
用防水ケースの厚みを小さくすることができる。尚、図
16において、参照符号Lは、コネクタ駆動レバーであ
る。
【0018】尚、上記実施例においては、止水部材3を
フード1側に設けることとしたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、キャップ4側に止水部材3を設け
るようにしても良いことは勿論のことである。
【0019】
【発明の効果】本発明のコネクタ用防水ケースは、キャ
ップがフードに回動自在に取り付けられ、しかもフード
の開口部が開いている状態にあるときに、キャップの動
きを押える押圧部やレバーに連結した係止リンクを係止
する係止突起がフードに設けられているので、コネクタ
の取扱時にキャップ、レバー及び係止リンクが邪魔にな
らず、コネクタとレセプタクルコネクタとの接続におけ
取扱を簡単にすることができる。
【0020】また、本発明のコネクタ用防水ケースで
は、レバーがフードに回動自在に設けられ、このレバー
にキャップを押圧する係止リンクが連結されているの
で、これらによってトグル機構が構成されるので、弱い
力でも確実にキャップをフードの開口部に押し込むこと
がことができる。
【0021】更に、本発明のコネクタ用防水ケースは、
上述のように、キャップがフードに回動自在に取り付け
られているので、キャップの紛失を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるコネクタ用防水ケース
のキャップを開いた状態での側面図である。
【図2】図1に示すコネクタ用防水ケースの正面図であ
る。
【図3】図1に示すコネクタ用防水ケースの平面図であ
る。
【図4】図1に示すコネクタ用防水ケースの背面図であ
る。
【図5】図1に示すコネクタ用防水ケースのキャップを
閉じた状態での側面図である。
【図6】図5に示すコネクタ用防水ケースの正面図であ
る。
【図7】図5に示すコネクタ用防水ケースの平面図であ
る。
【図8】図5に示すコネクタ用防水ケースの背面図であ
る。
【図9】図1に示すコネクタ用防水ケースのコネクタを
収納し且つキャップを開いた状態での側面図である。
【図10】図9に示すコネクタ用防水ケースの正面図で
ある。
【図11】図9に示すコネクタ用防水ケースの平面図で
ある。
【図12】図9に示すコネクタ用防水ケースの背面図で
ある。
【図13】図9に示すコネクタ用防水ケースの縦断面図
である。
【図14】図9に示すコネクタ用防水ケースを半閉蓋状
態にしたときの要部の縦断面図である。
【図15】図9に示すコネクタ用防水ケースを閉蓋状態
にしたときの縦断面図である。
【図16】図9に示すコネクタ用防水ケースに収納され
たコネクタに相手側コネクタを接続した状態での縦断面
図である。
【図17】従来のコネクタ用防水ケースのキャップを開
いた状態での一部切欠き正面図である。
【図18】図17に示すコネクタ用防水ケースのキャッ
プを閉じた状態での一部切欠き正面図である。
【符号の説明】
1 フード 3 止水部材 4 キャップ 5 リンク 6 レバー 7 係止リンク 10 収容部 10a 開口部 16 突起(押圧部) 41 フック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタを収容するフードを有し、該フ
    ードは、前記コネクタを収容し固定する収容部及び該収
    容部へ前記コネクタを収容するよう形成した開口部とを
    含み、更に前記開口部を開閉するよう前記フードに回動
    自在に取り付けたキャップを有し、前記開口部が開いて
    いる状態にあるときに前記コネクタをレセプタクルコネ
    クタに接続可能としたコネクタ用防水ケースにおいて、
    前記開口部が開いている状態にあるときに前記キャップ
    の動きを押えるよう前記フードに設けた押圧部と、前記
    開口部に対して接近、離隔するよう前記フードに回動自
    在に取り付けたレバーと、前記キャップが前記開口部に
    被せられ且つ前記レバーが前記開口部から離れている状
    態にあるときに前記キャップに係合して前記キャップを
    前記開口部へ向けて押圧して閉塞するよう前記レバーに
    回動自在に連結した係止リンクとを有し、更に、前記フ
    ードには、前記開口部が開いている状態にあるときに前
    記係止リンクのふらつきを防止するよう前記係止リンク
    を係止する係止突起(17)を設けたことを特徴とする
    コネクタ用防水ケース。
  2. 【請求項2】 前記キャップがリンクを介して前記フー
    ドに回動自在に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載のコネクタ用防水ケース。
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EP95108767A EP0687034B1 (en) 1994-06-07 1995-06-07 Waterproof case for a connector

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