JP3278663B2 - オゾン発生装置用放電セル及びその放電セルを使用したオゾン発生装置 - Google Patents

オゾン発生装置用放電セル及びその放電セルを使用したオゾン発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレート型オゾン
発生装置に使用される放電セル、及びその放電セルを使
用したプレート型オゾン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プレート型オゾン発生装置に使用される
放電セルの一つとして図9に示すものが知られている。
【0003】図9に示された放電セルは、ヒートシンク
を兼ねる一対の低圧電極1,1と、一対の低圧電極1,
1の間に配置される誘電体ユニット2と、誘電体ユニッ
ト2の両面側に放電空隙3を形成するためのスペーサ
4,4・・とを備えている。誘電体ユニット2は、誘電
体としての2枚のガラス板2a,2aの間に高圧電極2
bを介在させた多層構造である。スペーサ4,4・・は
金属、セラミック、ガラス或いは樹脂等からなり、放電
空隙3でのガス流通方向に直角な方向に所定の間隔で配
列されている。
【0004】オゾンを発生させるときは、誘電体ユニッ
ト2の両面側に形成された放電空隙3,3に酸素ガス又
は酸素ガスを含む混合ガスからなる原料ガスを前方から
後方へ流通させながら、誘電体ユニット2内の高圧電極
2bに所定の高電圧を印加する。高電圧の印加により放
電空隙3,3では無声放電が発生し、原料ガス中の酸素
ガスがオゾン化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プレート型オゾン発生装置用放電セルでは、低圧電極
1,1及び誘電体ユニット2を1モジュールとし、隣接
するモジュール間で低圧電極1,1を共用する形で、そ
のモジュールを厚み方向に積層する積層構造が、しばし
ば採用される。また、低圧電極1,1及び高圧電極2b
のうち、少なくとも低圧電極1,1は冷却器を兼ねるの
が一般的である。通常、この冷却器は、内部を冷却水が
板面に平行な方向に流通する冷媒流通型とされ、隣接す
る放電空隙の温度上昇を抑制することにより、オゾン濃
度の低下等を抑制する。
【0006】しかしながら、従来のプレート型オゾン発
生装置用放電セルでは、各冷却器への冷媒の供給・排出
のために、各冷却器ごとに外部配管との配管ジョイント
部材が取り付けられている。そして、この配管ジョイン
ト部材の相互干渉のために、冷却器の厚みを十分に薄く
できず、モジュール積層方向での寸法抑制が難しいとい
う問題があった。
【0007】また、オゾン発生装置は、放電セル内の各
冷却器への冷媒の供給・排出のために、通常は各1本の
集合配管を通じて装置外との給水・排水を行う。給水用
の集合配管を通じて装置内に導入された冷却水は、複数
本の枝管を介して各冷却器へ供給され、各冷却器から排
出された冷却水は複数本の枝管を介して排水用の集合配
管へ集められ、装置外へ排出される。このため、オゾン
発生装置内では、多数本の枝管が組み合わされた複雑な
配管系がセル外に構成されることになり、このこともオ
ゾン発生装置の小型化を阻害する大きな原因になってい
る。
【0008】本発明の目的は、冷却器への冷媒の供給・
排出に起因し、モジュールを厚み方向に積層したモジュ
ール積層型で特に大きな問題となる上述の小型化阻害要
因を取り除くことにより、性能低下を伴うことなく装置
サイズの大幅な縮小化を可能にするオゾン発生装置用放
電セルを提供することにある。本発明の他の目的は、こ
の放電セルを有効に活用した小型のオゾン発生装置を提
供することにある。
【0009】上記目的を達成するために、本発明のオゾ
ン発生装置用放電セルは、対向配置された一対の電極間
に、少なくとも一方の電極側に放電空隙が形成されるよ
うに誘電体を配置して構成された複数の板型モジュール
を、板厚方向に積層することにより構成されたモジュー
ル積層体を備えており、一対の電極の少なくとも一方を
冷媒流通型の冷却器とし、各冷却器間で共用される冷媒
供給用の集合管路及び冷媒排出用の集合管路を、前記モ
ジュール積層体内に形成し、各モジュールは、対向配置
された一対の第1電極と、一対の第1電極の間に配置さ
れた両側一対のスペーサと、両側のスペーサの間で一対
の第1電極の間に配置され、一対の第1電極との間に一
対の放電空隙を形成するべく、一対の誘電体の間に第2
電極を挟んで構成された誘電体ユニットとを備えるもの
である。
【0010】本発明のオゾン発生装置用放電セルでは、
各冷却器間で共用される冷媒供給用の集合管路及び冷媒
排出用の集合管路がモジュール積層体内に形成されてい
るので、個々の冷却器から配管ジョイント部材が排除さ
れる。また、多数本の枝管を組み合わせた複雑な外部配
管系統が装置内から排除される。これらにより、装置サ
イズがモジュール積層方向及びこれに直角な方向で大幅
に縮小される。
【0011】各モジュールの放電空隙で発生するオゾン
ガスを装置外へ取り出すために、各モジュール間で共用
されるオゾンガス用の集合管路を、前記モジュール積層
体内に形成することにより、装置の更なる小型化が可能
になる。
【0012】集合管路は、モジュール積層方向に形成す
るのが、装置小型化の点から好ましい。
【0013】この場合、複数の集合管路は、モジュール
積層方向の同じ端面側に開口させるのが、装置小型化の
点から好ましい。
【0014】また、冷媒供給用の集合管路及び冷媒排出
用の集合管路では管路構成用の積層部材間をシールし、
オゾンガス用の集合管路では管路構成用の積層部材間を
ノンシールとするのが、部品点数低減の点から好まし
い。オゾンガス用の集合流路では、管路内外の圧力差が
僅かであるため、管路構成用の積層部材間をノンシール
としても、オゾンガスの漏れは実質的になく、そのノン
シールにより部品点数が低減される。
【0015】ジョイント部材については、モジュール積
層体を、積層方向の両端側に配置された端板で固定し、
モジュール積層体の積層方向に形成された冷媒供給用の
集合管路及び冷媒排出用の集合管路を外部配管と接続す
るための各配管ジョイント部材を、前記端板の板厚方向
に貫通させて各集合管路に直結させるのが好ましい。こ
れによると、冷媒が端板に接触する事態が回避され、端
板において冷媒による腐食を考慮する必要がなくなるた
め、その材質の選択範囲が広がり、軽量化等が可能にな
る。
【0016】モジュールについては、対向配置された一
対の第1電極と、一対の第1電極の間に配置された両側
一対のスペーサと、両側のスペーサの間で一対の第1電
極の間に配置され、一対の第1電極との間に一対の放電
空隙を形成するべく、一対の誘電体の間に第2電極を挟
んで構成された誘電体ユニットとを備える構成とした
【0017】これによると、モジュール積層体の両側部
分では、第1電極とスペーサが交互に積層され、誘電体
ユニットが排除される。第1電極及びスペーサは、誘電
体と異なり金属により形成することができるので、モジ
ュールの両側部分は金属の積層構造とすることができ
る。従って、その両側の金属の積層部分を利用すること
により、集合管路が特に簡単に形成される。
【0018】また、本発明のオゾン発生装置は、本発明
のオゾン発生装置用放電セルの複数を同一タンク内に収
容し、各放電セルのモジュール積層体に形成された同種
の集合流路同士を前記タンク内で集合配管により相互接
続し、その接続配管の一部をタンク外へ引き出したもの
である。
【0019】本発明のオゾン発生装置では、同一タンク
内に複数の放電セルが収容されるにもかかわらず、タン
ク内の配管系統が簡素化される。
【0020】誘電体としては低コスト、耐電圧特性、寸
法精度、表面が研磨工程なしで鏡面となることなどから
ガラス板、特に液晶基板用のガラス板が好ましいが、ア
ルミナ等のセラミック板、サファイア等の結晶板、アル
ミナ等の溶射によるセラミックコート板、ほうろう板な
どの使用も可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るプレ
ート型オゾン発生装置用放電セルの正面図、図2は同放
電セルに使用されたセルモジュールの分解斜視図、図3
は同セルモジュールに使用された第1電極の分解斜視図
である。
【0022】本実施形態に係る放電セルは、図1に示す
ように、平板状の剛性体からなる複数の第1電極10,
10・・を、両側一対の剛性体スペーサ20,20を挟
んで板厚方向に重ね合わせることにより、セルモジュー
ル積層体を構成している。セルモジュール積層体は、図
示されない上下一対のエンドプレート間に、両側部を積
層方向に貫通する複数本のボルトにより固定されてい
る。この積層体では、上下のセルモジュール間で第1電
極10が共用される。
【0023】各セルモジュールは、図2に示すように、
上下一対の第1電極10,10と、第1電極10,10
間に挟まれた両側一対の剛性体スペーサ20,20と、
剛性体スペーサ20,20の内側に位置して第1電極1
0,10間に配置された誘電体ユニット30と、誘電体
ユニット30の両面側に放電空隙50,50を形成する
ために第1電極10,10との間に設けられた複数の弾
性体スペーサ40,40・・とを備えている。
【0024】なお、図面はいずれも上下方向の寸法を誇
張したものになっており、実際の厚さは例えば第1電極
10で3mm以下、剛性体スペーサ20で3mm以下と
いうように非常に薄く設計されている。
【0025】上下一対の第1電極10,10は、冷却器
を兼ねる低圧電極である。各第1電極10は、ステンレ
ス鋼板等からなる2枚の導電板15,15を接合して板
間に冷媒流通路を形成した薄板状の導電性剛体である。
【0026】第1電極10の一方の側部には、冷媒とし
ての冷却水を冷媒流通路に供給するための冷媒供給孔1
1と、その冷却水を上記流通路から取り出すための冷媒
排出孔12とが、2枚の導電板15,15を板厚方向に
貫通して設けられている。また、当該セルモジュールで
発生したオゾンガスを取り出すために、第1電極10に
は、両側一対のガス排出孔13,13と、ガス排出孔1
3,13を繋ぐスリット状のガス流通路14とが、2枚
の導電板15,15を板厚方向に貫通して設けられてい
る。第1電極10の両側部に設けられている複数の小さ
な丸孔は、ボルトの通し孔である。
【0027】第1電極10を構成する2枚の導電板1
5,15の両方の対向面には、図3に示すように、ガス
排出孔13,13及びガス流通路14を包囲するように
U字状の浅く広い溝が形成されている。両方の対向面に
形成されたこの溝は合体して、導電板15,15間に冷
媒流通路16を形成する。浅く広いこの溝は、例えばエ
ッチング、プレス等により簡単に形成される。
【0028】冷媒流通路16の一端部は冷媒供給孔11
に接続され、他端部は冷媒排出孔12に接続されてい
る。冷媒流通路16には、流通方向に延びる複数のリブ
17,17・・が、流通方向に直角な方向に所定の間隔
で設けられている。リブ17,17・・は冷却水の均一
な流れと、第1電極10の剛性確保に寄与する。
【0029】両側一対の剛性体スペーサ20,20は、
ステンレス鋼板等の導電性板材からなる板状の導電性剛
体で、第1電極10,10間の両側部に介在することに
より、この間に、スペーサ厚に等しいギャップ量G′の
空間を形成する。また、第1電極10,10の電気的な
接続部材として機能する。
【0030】一方の剛性体スペーサ20には、第1電極
10の冷媒供給孔11及び冷媒排出孔12にそれぞれ連
通する冷媒供給孔21及び冷媒排出孔22が、板厚方向
に貫通して設けられている。両方の剛性体スペーサ2
0,20の各内側縁部には、第1電極10のガス排出孔
13に連通する切り込み状のガス排出孔23が、板厚方
向に貫通して設けられている。またボルトの通し孔も第
1電極10と同様に設けられている。剛性体スペーサ2
0におけるボルトの通し孔は、ボルトの外径より十分に
大きい内径とされている。これにより両側の剛性体スペ
ーサ20,20の間隔が調節される。
【0031】また、一方の剛性体スペーサ20の両表面
には、冷媒供給孔21及び冷媒排出孔22の両端側の開
口縁部を切り欠くことにより環状凹部が形成されてお
り、両端側の各環状凹部には、弾性材からなる環状のシ
ール部材60が嵌合されると共に、シール部材60の内
側に位置して、比較的剛性のある環状のバックアップ部
材70が嵌合されている。シール部材60は、第1電極
10とこれに接触する剛性体スペーサ20との間を、冷
媒供給孔11,12及び冷媒排出孔12,22の外側で
シールする。バックアップ部材70はシール部材60の
内側への変形を阻止するためのものである。なお、この
ようなシール構造は、ガス排出孔23に対しては適用さ
れていない。
【0032】上下一対の第1電極10,10と両側一対
の剛性体スペーサ20,20で囲まれた空間に配置され
る誘電体ユニット30は、誘電体としての上下一対のガ
ラス板31,31の間に第2電極32を挟んだサンドイ
ッチ構造の薄板状剛性体である。誘電体ユニット30の
厚みTは、上記空間のギャップ量G′より僅かに小さ
く、より具体的には放電空隙50,50の各ギャップ量
をGとして、G′−2Gとされる。この厚みTを調整す
るために、ガラス板31,31の間には導電性薄板がシ
ムとして適当枚数挿入される。この厚み調整により、任
意の放電ギャップ量Gが正確に得られる。放電ギャップ
量Gの調整には、剛性体スペーサ20に導電性薄板をシ
ムとして適当枚数重ねるのも有効である。
【0033】第2電極32は高圧電極で、ステンレス鋼
板等の導電性薄板からなり、その一部は端子部32′と
してガラス板31,31の間から外部へ導出されてい
る。第2電極32の横幅はガラス板31,31の横幅よ
り狭く、第2電極32の両側には剛性体スペーサ20,
20との間の絶縁のために絶縁体33,33が設けられ
ている。
【0034】誘電体ユニット30の両面側に放電空隙5
0,50を形成するために第1電極10,10との間に
設けられる弾性体スペーサ40,40・・は、耐オゾン
性及び弾力性を有する、断面が円形の細い樹脂線材であ
り、放電空隙50の幅方向(ガス流通方向に直角な方
向)に所定の間隔で配置されている。各弾性体スペーサ
40の厚み(線材の外径D)は、圧縮のない状態で放電
空隙50,50の各ギャップ量Gより5〜50%程度大
きく設定されている。
【0035】この設定により、弾性体スペーサ40,4
0・・は第1電極10と誘電体ユニット30により上下
から圧縮され、この圧縮により、誘電体ユニット30は
上下から均等な圧力で弾性的に押圧され、上記空間内の
上下方向中央部に保持される。その結果、誘電体ユニッ
ト30の両面側には、均等なギャップ量Gの放電空隙5
0,50が形成される。
【0036】なお、各放電空隙50の両側部には、弾性
体スペーサ及びシール部材を兼ねて弾性体からなるテー
プ状の絶縁部材41,41が設けられている。
【0037】次に、本実施形態に係る放電セルの組立方
法、使用方法及び機能について説明する。
【0038】放電セルの組立では、図示されない上下の
エンドプレート間に複数枚の第1電極10,10・・
が、各間に剛性体スペーサ20,20、誘電体ユニット
30及び弾性体スペーサ40,40・・を挟んで重ね合
わされ、両側部が図示されない複数本のボルトにより重
合方向に締め付けられる。
【0039】これにより、各セルモジュールでは、誘電
体ユニット30の両面側に放電空隙50,50が形成さ
れる。ここで、上下の第1電極10,10、両側の剛性
体スペーサ20,20及び誘電体ユニット30は圧縮を
生じない剛性体であり、一方、弾性体スペーサ40,4
0・・は圧縮を生じるので、各放電空隙50のギャップ
量Gは(G′−T)/2の一定値となる。従って、0.
2mm以下というような微小のギャップ量Gも安定的に
実現される。
【0040】また、締め付けは、剛性体スペーサ20,
20が配置されている両側部に行われ、放電セル全体を
均等に加圧する必要がないので、締め付け機構が簡略化
される。更に、締め付けによる弾性体スペーサ40,4
0・・の破損も誘電体ユニット30内のガラス板31,
31の破損も生じない。
【0041】組立を終えた放電セルは、各セルモジュー
ルの放電空隙50,50内に前後から原料ガスを導入す
るために、図示されないタンク内に収容される。
【0042】その放電セルでは、第1電極10の冷媒供
給孔11と剛性体スペーサ20の冷媒供給孔21が合体
することにより、積層方向に連続する縦向きの冷媒供給
用集合管路が、誘電体ユニット30,30・・の積層部
の側方に位置して形成される。また、第1電極10の冷
媒排出孔12と剛性体スペーサ20の冷媒排出孔22が
合体することにより、積層方向に連続する縦向きの冷媒
排出用集合管路が、誘電体ユニット30,30・・の積
層部の側方に位置して形成される。更に、第1電極10
のガス排出孔13,13と剛性体20,20のガス排出
孔23,23が合体することにより、積層方向に連続す
る両側一対の縦向きのオゾンガス排出用集合管路が、誘
電体ユニット30,30・・の積層部の側方に位置して
形成される。
【0043】ここで、縦向きの冷媒供給用集合管路及び
冷媒排出用集合管路は、これらを構成する第1電極10
と剛性体スペーサ20との間が環状のシール部材60で
シールされた構造となる。
【0044】また、縦向きの冷媒供給用集合管路、冷媒
排出用集合管路及びオゾンガス排出用集合管路路は、上
段のエンドプレートに設けられた開口部及び各開口部に
接続された管によりタンク外に連通している。一方、下
段のエンドプレートは、これらの管路を閉じる蓋板とし
て機能する。
【0045】オゾンを発生させるときは、放電セルを収
容するタンク内に原料ガスを供給する。また、冷媒供給
用集合管路に冷却水を供給する。この状態で、各セルモ
ジュールの誘電体ユニット30に設けられた第2電極3
2に高電圧を印加し、放電空隙50,50で無声放電を
発生させる。
【0046】タンク内に供給された原料ガスは、各セル
モジュール内の上下の放電空隙50,50に前後から流
入し、前後方向の中央部に向かって流れる過程で放電に
晒されてオゾンガスとなる。放電空隙50,50で発生
したオゾンガスは、上下の第1電極10,10に設けら
れたガス流通路14,14を通って両側のガス排出孔1
3,13に至り、放電セルの両側部に形成された両側一
対の縦向きのオゾンガス排出用集合管路を通って放電セ
ルの上方に取り出され、更にタンク外に取り出される。
【0047】ここで、オゾンガス排出用集合管路では、
これを構成する第1電極10と剛性体スペーサ20との
間がシールされていない。しかし、タンク内と放電空隙
50,50内との圧力差は、放電空隙50,50内での
圧力損失に相当する分しか発生せず、非常に僅かであ
る。このため、ノンシールであっても、問題となるガス
漏れは発生せず、そのノンシール構造により部品点数が
低減する。
【0048】縦向きの冷媒供給用集合管路に供給された
冷却水は、各セルモジュールの上下の第1電極10,1
0に設けられた冷媒供給孔11,11から冷媒流通路1
6に入り、放電空隙50,50を低圧電極側から水冷す
る。第1電極10,10の冷媒排出孔12,12から出
た冷却水は、放電セルの一方の側部に形成された縦向き
の冷媒排出用集合管路を通って放電セルの上方に取り出
され、更にタンク外に取り出される。
【0049】冷媒供給用集合管路及び冷媒排出用集合管
路では、その構成部材間がシール部材60によりシール
されているので、水漏れの危険はない。また、そのシー
ル部材60がバックアップ部材70により内側から支持
されているので、タンク内に水圧より高い高圧の原料ガ
スを供給する場合にも、冷媒供給用集合管路のシール性
が確保される。
【0050】また、放電空隙50でのガス流れについて
は、従来、このガス流れは、放電空隙50の前方から後
方に向かう一方通行であった。この場合、オゾンガスを
取り出すためには、放電セルの積層方向に直角な後面に
ヘッダを取り付ける必要がある。しかし、放電セルの積
層方向に直角な後面は、積層された各部材の端面が現れ
るため平坦ではない。このため、ヘッダと端面間のシー
ルが難しくなる。
【0051】これに対し、本実施形態に係る放電セルで
は、第1電極10の放電空隙50に接する部分に、放電
空隙50でのガス流通方向中央部に位置してガス流通路
14が設けられ、第1電極10の剛性体スペーサ20,
20に接する部分に、ガス流通路14に繋がるガス排出
孔13,13が設けられいる。また、剛性体スペーサ2
0,20には、ガス排出孔13,13に対応してガス排
出孔23,23が設けられている。
【0052】その結果、原料ガスは放電空隙50の前方
及び後方の両方から流入する。両方の流入ガスは放電空
隙50でオゾン化され、放電空隙50の中央部で第1電
極10のガス流通路14に入り、両側のガス導出孔1
3,13から積層方向に流れて放電セルの外に取り出さ
れる。このため、オゾンガスの取り出しは、第1電極1
0の表面、或いはエンドプレートの表面から2本の管に
より行われる。これらの表面は放電セルの後面と異なり
平坦で、シールが容易であり、ヘッダも不要になる。ま
た、冷却水の供給・排出方向とオゾンガスの取り出し方
向が同じになるため、配管構造が簡単になり、装置の小
型化が図られる。
【0053】図4は本発明の実施形態に係るオゾン発生
装置の正面図、図5は同オゾン発生装置の平面図、図6
は同オゾン発生装置の側面図、図7(a)は図5のA−
A線矢示図で、上側の端板部分を示し、図7(b)は図
5のB−B線矢示図で、同じく上側の端板部分を示す。
また、図8は図5のA−A線矢示図で、下側の端板部分
を示す。
【0054】本実施形態に係るオゾン発生装置は、図4
〜図6に示すように、円筒状の横型タンク100と、タ
ンク100内の軸方向に横に並べて収容された2つの放
電セル200,200とを備えている。2つの放電セル
200,200は、タンク100内の架台110上に前
後を逆に向けて固定されている。タンク100の両側の
開口部は、図示されない蓋体により気密に閉止されてい
る。
【0055】各放電セル200は、図1〜図3に示した
放電セルであり、前述した通り、モジュール積層体21
0を上下の端板220,230間に複数本のボルトによ
り固定した構造になっている。端板220,230はア
ルミ合金からなる。
【0056】上側の端板220は、図7に示すように、
最上段の第1電極10の上にステンレス鋼板等からなる
シール板240を介して重ねられている。シール板24
0は、第1電極10のガス流通路14を上方から塞ぐた
めのものであり、ガス流通路14以外の開口部、即ち冷
媒供給孔11、冷媒排出孔12及びガス排出孔13,1
3については、これらに対応する開口部241,242
が設けられている。
【0057】端板220の一方の側部には、板厚方向に
貫通する2つの円形の貫通孔221,221が、第1電
極10の冷媒供給孔11及び冷媒排出孔12に各対応し
て設けられている。貫通孔221,221には、L型の
配管ジョイント部材250,250の垂直な取り付け部
が貫通している。各配管ジョイント部材250は、取り
付け部の下端部にフランジ部251を有している。フラ
ンジ部251は、貫通孔221の周囲で端板220の下
面を切り欠くことにより形成された環状の凹部222に
嵌合しており、このフランジ部251と共に凹部222
に嵌合する環状のシール部材260により、シール板2
40との間が貫通孔221の周囲でシールされている。
【0058】これにより、配管ジョイント部材250,
250は、モジュール積層体210の一側部に縦向きに
形成された冷媒供給用集合管路及び冷媒排出用集合管路
にそれぞれ直結されることになる。また、各配管ジョイ
ント部材250は、取り付け部の軸回りに回転自在とな
り、水平な口部の向きを自在に変えることが可能とな
る。
【0059】端板220の下面には、ガス集合用の比較
的大きな溝223が、第1電極10の両側のガス排出孔
13,13から中央部にかけて設けられている。端板2
20の中央部には、板厚方向に貫通する円形の貫通孔
が、溝223と連通するように設けられており、この貫
通孔には、配管ジョイント部材270の取り付け部がね
じ込みにより気密に取り付けられている。
【0060】下側の端板230は、図8に示すように、
最下段の第1電極10の下に直接重ねられている。端板
230の一方の側部には、2つの円形の凹部231,2
31が、第1電極10の冷媒供給孔11及び冷媒排出孔
12に各対応して設けられている。各凹部231には、
ステンレス鋼板等からなる蓋板270と環状のシール部
材260とが収容されており、これらにより、モジュー
ル積層体210の一側部に縦向きに形成された冷媒供給
用集合管路及び冷媒排出用集合管路が、下側の端板23
0と干渉することなく下端で閉塞されている。
【0061】配管ジョイント部材250,250の各口
部は、集合配管300,300により、当該放電セル2
00の側方に配置された別の放電セル200の対応する
配管ジョイント部材250,250に接続されている。
各集合配管300は、放電セル200の外側の側面に沿
って設けられた縦管部310と、架台110の下方に水
平に設けられた横管部320とを有しており、横管部3
20の長手方向一部からは、一方の集合配管300につ
いては冷媒供給管330が、また他方の集合配管300
については冷媒排出管340がそれぞれ下方へ分岐して
タンク100の外へ突出している。
【0062】同様に、配管ジョイント部材270は、集
合配管400により、当該放電セル200の側方に配置
された別の放電セル200の対応する配管ジョイント部
材270に接続されている。各集合配管400は、放電
セル200の外側の側面に沿って設けられた縦管部と、
架台110の下方に水平に設けられた横管部とを有して
おり、横管部の長手方向一部からはガス排出管410が
下方へ分岐してタンク100の外へ突出している。
【0063】次に、放電セル200,200の給電系統
について説明する。
【0064】この給電系統は、タンク100の中央部に
取り付けられた外部端子部500と、タンク100の中
央部で内面に沿って配設された弧状の第1リード部51
0と、第1リード部510の終端から一方の放電セル2
00の側へ向けて配設された横向きの第2リード部52
0と、 第2リード部520から一方の放電セル200
の前面側を下方へ向けて配設された縦向きの第3リード
部530と、外部端子部500と第1リード部510の
接続点から他方の放電セル200の側へ向けて配設され
た横向きの第4リード部540と、第4リード部540
から他方の放電セル200の前面側を下方へ向けて配設
された、第3リード部530に相当する縦向きリード部
とを備えている。
【0065】第1リード部510、第2リード部520
及び第4リード部540は、絶縁体560を介してタン
ク100の内面に固定されている。第3リード530
は、対応する放電セル200の前面中央部に上下一対の
絶縁体570,570により取り付けられている。
【0066】そして、各放電セル200では、積層方向
に連続する所定数のモジュール単位ごとに左右交互の位
置で、誘電体ユニット30内の第2電極32に設けられ
た端子部32′が重合されており、各重合部が、放電セ
ル200の前面側に取り付けられた縦向きの第3リード
部530に、左右から交互に管ヒューズ580を介して
接続されている。
【0067】本実施形態に係るオゾン発生装置では、外
部端子500に所定の高電圧を印加る。また、一方の集
合配管300内に冷媒供給管330から冷却水を供給す
る。この状態で、タンク100に設けられたガス供給管
120からタンク内に原料ガスを供給する。
【0068】外部端子500に所定の高電圧を印加する
ことにより、各放電セル200では、各モジュール内の
第2電極32に所定の高電圧が印加され、放電空隙5
0,50で放電が発生する。この状態で、タンク100
内に原料ガスが供給されることにより、各モジュール内
の放電空隙50,50で原料ガスがオゾン化される。そ
のオゾンガスは、各放電セル200の両側部に縦向きに
形成されたオゾンガス排出用の集合管路を通って上昇
し、上側の端板220の溝223、ジョイント部材27
0及び集合配管400を通ってガス排出管410からタ
ンク100の外へ排出される。
【0069】冷媒供給管330から一方の集合配管30
0内に供給された冷却水は、一方の配管ジョイント部材
250から、各放電セル200の一側部に縦向きに形成
された冷媒供給用の集合管路に上方から流入し、各モジ
ュール内の第1電極10,10に供給される。各モジュ
ール内の第1電極10,10から排出された冷却水は、
各放電セル200の一側部に縦向きに形成された冷媒排
出用の集合管路に流入し、他方の配管ジョイント部材2
50から他方の集合配管300を経て冷媒排出管340
からタンク100の外へ排出される。
【0070】オゾンガスは、アルミ合金に対しては酸化
膜を形成するので、アルミ合金からなる端板220を腐
食しない。これに対し、冷却水はアルミ合金を急速に腐
食させる。しかし、各放電セル200の一側部に縦向き
に形成された冷媒供給用集合管路及び冷媒排出用集合管
路は、アルミ合金からなる端板220,230を介さず
に配管ジョイント部材250,250に直結されてい
る。このため、端板220,230が軽量なアルミ合金
からなるにもかかわらず、その冷却水による腐食が防止
される。
【0071】冷却水の供給・排出系統については、冷媒
供給用集合管路及び冷媒排出用集合管路が各放電セル2
00のモジュール積層体210内に形成されているの
で、各モジュールから配管ジョイント部材が排除され、
冷却器である第1電極10,10の厚みが低減される。
その結果、放電セル200の全高、ひいてはタンク10
0の高さが、性能低下を伴うことなく低減される。
【0072】また、タンク100内から多数本の枝管を
組み合わせた複雑な外部配管系統が排除される上に、各
放電セル200のモジュール積層体210に形成された
同種の集合管路同士がタンク100内で集合配管300
により相互接続されているので、2個の放電セル20
0,200が組み合わされているにもかかわらず、タン
ク100内の冷媒用外部配管としては2本の集合配管3
00,300のみであり、オゾンガス排出用の集合配管
400と合わせても3本である。
【0073】これによっても、タンク100が小型化さ
れる。
【0074】
【発明の効果】以上に述べたとおり、本発明のオゾン発
生装置用放電セルは、各冷却器間で共用される冷媒供給
用の集合管路及び冷媒排出用の集合管路をモジュール積
層体内に形成したことにより、個々の冷却器から配管ジ
ョイント部材を排除でき、また、多数本の枝管を組み合
わせた複雑な外部配管系統を装置内から排除できるの
で、装置サイズをモジュール積層方向及びこれに直角な
方向で大幅に縮小できる。
【0075】また、本発明のオゾン発生装置は、本発明
のオゾン発生装置用放電セルの複数を同一タンク内に収
容し、各放電セルのモジュール積層体に形成された同種
の集合流路同士を前記タンク内で集合配管により相互接
続し、その接続配管の一部をタンク外へ引き出したこと
により、同一タンク内に複数の放電セルを収容するにも
かかわらず、タンク内の配管系統を簡素化でき、これに
よる小型化も可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプレート型オゾン発生
装置用放電セルの正面図である。
【図2】同放電セルに使用されたセルモジュールの分解
斜視図である。
【図3】同セルモジュールに使用された第1電極の分解
斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係るオゾン発生装置の正面
図である。
【図5】同オゾン発生装置の平面図である。
【図6】同オゾン発生装置の側面図である。
【図7】(a)は図5のA−A線矢示図で上側の端板部
分を示し、(b)は図5のB−B線矢示図で上側の端板
部分を示す。
【図8】図5のA−A線矢示図で下側の端板部分を示
す。
【図9】従来のプレート型オゾン発生装置用放電セルの
模式構成図である。
【符号の説明】
10 第1電極(低圧電極) 11 冷媒導入孔 12 冷媒導出孔 13 ガス導出孔 14 ガス導出路 15 導電板 16 冷媒流通路 17 リブ 20 剛性体スペーサ 21 冷媒導入孔 22 冷媒導出孔 30 誘電体ユニット 31 ガラス板(誘電体) 32 第2電極(高圧電極) 40 弾性体スペーサ 50 放電空隙 60 シール部材 70 バックアップ部材 100 タンク 200 放電セル 210 モジュール積層体 220,230 端板 250,270 配管ジョイント部材 300 集合配管 330 冷媒供給管 340 冷媒排出管 400 集合配管 410 ガス排出管 500 外部端子 510,520,530,540 リード部材 580 管ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺島 裕二 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密 工業株式会社内 (72)発明者 曽谷 典世 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密 工業株式会社内 (72)発明者 吉村 昌也 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−42278(JP,A) 特開 平9−142811(JP,A) 特許122301(JP,C2) 特許80651(JP,C2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 13/11 H01T 23/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された一対の電極間に、少なく
    とも一方の電極側に放電空隙が形成されるように誘電体
    を配置して構成された複数の板型モジュールを、板厚方
    向に積層することにより構成されたモジュール積層体を
    備えたオゾン発生装置用放電セルにおいて、一対の電極
    の少なくとも一方を冷媒流通型の冷却器とし、各冷却器
    間で共用される冷媒供給用の集合管路及び冷媒排出用の
    集合管路を、前記モジュール積層体内に形成し、各モジ
    ュールは、対向配置された一対の第1電極と、一対の第
    1電極の間に配置された両側一対のスペーサと、両側の
    スペーサの間で一対の第1電極の間に配置され、一対の
    第1電極との間に一対の放電空隙を形成するべく、一対
    の誘電体の間に第2電極を挟んで構成された誘電体ユニ
    ットとを備えることを特徴とするオゾン発生装置用放電
    セル。
  2. 【請求項2】 各モジュールの放電空隙で発生するオゾ
    ンガスを装置外へ取り出すために、各モジュール間で共
    用されるオゾンガス用の集合管路を、前記モジュール積
    層体内に形成したことを特徴とする請求項1に記載のオ
    ゾン発生装置用放電セル。
  3. 【請求項3】 冷媒供給用の集合管路及び冷媒排出用の
    集合管路は、モジュール積層方向に形成されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のオゾン発生装置用
    放電セル。
  4. 【請求項4】 オゾンガス用の集合管路は、モジュール
    積層方向に形成されていることを特徴とする請求項2又
    は3に記載のオゾン発生装置用放電セル。
  5. 【請求項5】 冷媒供給用の集合管路、冷媒排出用の集
    合管路及びオゾンガス用の集合管路は、モジュール積層
    方向の同じ端面側に開口することを特徴とする請求項
    2、3又は4に記載のオゾン発生装置用放電セル。
  6. 【請求項6】 冷媒供給用の集合管路及び冷媒排出用の
    集合管路では積層部材間をシールし、オゾンガス用の集
    合管路では積層部材間をノンシールとしたことを特徴と
    する請求項4又は5に記載のオゾン発生装置用放電セ
    ル。
  7. 【請求項7】 モジュール積層体を、積層方向の両端側
    に配置された端板で固定し、モジュール積層体の積層方
    向に形成された冷媒供給用の集合管路及び冷媒排出用の
    集合管路を外部配管と接続するための各ジョイント部材
    を、前記端板 の板厚方向に貫通させて各集合管路に直結
    させたことを特徴とする請求項3、4、5又は6に記載
    のオゾン発生装置用放電セル。
  8. 【請求項8】 冷媒供給用の集合管路及び冷媒排出用の
    集合管路は、モジュール積層体の両側部分に形成された
    第1電極とスペーサの交互積層部で、積層方向に形成さ
    れていることを特徴とする請求項3、4、5、6又は7
    に記載のオゾン発生装置用放電セル。
  9. 【請求項9】 オゾンガス用の集合管路は、モジュール
    積層体の両側部分に形成された第1電極とスペーサの交
    互積層部で、積層方向に形成されていることを特徴とす
    る請求項4、5、6、7又は8に記載のオゾン発生装置
    用放電セル。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載のオゾン発生装置用放電セルの複数を同
    一タンク内に収容し、各放電セルのモジュール積層体に
    形成された同種の集合管路同士を前記タンク内で集合配
    管により相互接続し、その接続配管の一部をタンク外へ
    引き出したことを特徴とするオゾン発生装置。
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