JP2001097702A - オゾン発生装置用放電セル - Google Patents

オゾン発生装置用放電セル

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JP2001097702A JP2000257350A JP2000257350A JP2001097702A JP 2001097702 A JP2001097702 A JP 2001097702A JP 2000257350 A JP2000257350 A JP 2000257350A JP 2000257350 A JP2000257350 A JP 2000257350A JP 2001097702 A JP2001097702 A JP 2001097702A
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昭彦 寺本
Tatsuo Kikuchi
辰男 菊池
Yuji Terajima
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Noriyo Sotani
典世 曽谷
Masaya Yoshimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オゾン発生装置用放電セルの電極形成コスト
を低減する。異常放電を防止して、信頼性を高める。 【解決手段】 冷却器を兼ねる一対の第1電極10,1
0の間に、両面側に放電空隙50,50が形成されるよ
うに誘電体ユニット30を配置する。誘電体ユニット3
0は、誘電体としての2枚のガラス板31,31の間
に、第2電極32として厚みが200μm以下のステン
レス鋼板を接着せずに挟んだサンドイッチ構造である。
ガラス板31,31を第2電極32より広くし、ガラス
板31,31の略周囲全体で、その縁部を第2電極32
の縁部より外側へ突出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレート型オゾン
発生装置に使用される放電セルに関する。
【0002】
【従来の技術】プレート型オゾン発生装置に使用される
放電セルの一つとして図6に示すものが知られている。
【0003】図6に示された放電セルは、ヒートシンク
を兼ねる一対の低圧電極1,1と、一対の低圧電極1,
1の間に配置される誘電体ユニット2と、誘電体ユニッ
ト2の両面側に放電空隙3を形成するためのスペーサ
4,4・・とを備えている。誘電体ユニット2は、誘電
体としての2枚のガラス板2a,2aの間に高圧電極2
bを介在させた3層構造である。スペーサ4,4・・は
金属、セラミック、ガラス或いは樹脂等からなり、放電
空隙3でのガス流通方向に直角な方向に所定の間隔で配
列されている。
【0004】オゾンを発生させるときは、誘電体ユニッ
ト2の両面側に形成された放電空隙3,3に酸素ガス又
は酸素ガスを含む混合ガスからなる原料ガスを流通させ
ながら、誘電体ユニット2内の高圧電極2bに所定の高
電圧を印加する。高電圧の印加により放電空隙3,3で
は無声放電が発生し、原料ガス中の酸素ガスがオゾン化
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなオゾン発生
装置用放電セルでは、低圧電極1,1及び誘電体ユニッ
ト2を1モジュールとし、隣接するモジュール間で低圧
電極1,1を共用する形で、そのモジュールが厚み方向
に積層される。
【0006】モジュールの積層数は例えば30と多い。
このため、各モジュールの製作コストを低減することが
ゾン発生装置用放電セルの価格低減に大きく影響する。
誘電体ユニット2において2枚のガラス板2a,2aの
間に介在する高圧電極2bについては、薄型化により冷
却が不要になることが知られており、この観点から、ガ
ラス板2a,2aの両方の表面に導電性材料をメタライ
ズやメッキ、溶射等で一体的に被覆することにより形成
されていた。
【0007】ここで、高圧電極2bを一体的に被覆形成
する目的の一つとしては、ガラス板2aと高圧電極2b
との間に隙間が生じないようにする狙いもある。ここに
隙間が存在すると、この隙間で異常放電が発生する。こ
の異常放電は本来の放電空隙における放電と異なり、高
圧電極2bの放電劣化やオゾン発生に寄与しない無駄な
電力の消費を招くものであるため、防止しなければなら
ない。ガラス板2aに高圧電極2bを一体被覆すること
により、ガラス板2aと高圧電極2bとの間から空隙が
排除され、放電空隙3ではオゾンの発生に必要な放電が
安定して生じる。しかし、その一方では、電極形成のた
めの被覆コストが嵩み、各モジュールの製作コストを高
める大きな要因となっていた。また、被覆の過程でガラ
ス板2aが加熱されることによる機械的、物性的な二次
弊害や端子部の引き出しが困難になることも問題であっ
た。
【0008】また、この高圧電極2bは、従来はガラス
板2a,2aの実質全面に被覆形成されており、その前
後方向の奥行きは、ガラス板2a,2aの奥行きと共
に、低圧電極1,1の奥行きと実質同一であった。しか
し、最近の傾向として放電セルの小型化等のために、ガ
ラス板2aの厚みが薄くされたり、放電セルの構成部材
間の距離が短くされ、高圧電極2bと低圧電極1,1と
の間に十分な絶縁距離が確保できなくなった。このた
め、高圧電極2bと低圧電極1,1との間で異常放電が
多発し、放電セルの信頼性の低下が問題になってきた。
【0009】本発明の第1の目的は、モジュールの製作
コスト、特に電極形成コストを低減できる経済的なオゾ
ン発生装置用放電セルを提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、異常放電を起こさ
ない信頼性の高いオゾン発生装置用放電セルを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のオゾン発生装置
用放電セルは、一対の第1電極と、一対の第1電極の間
に、各第1電極との間に一対の放電空隙が形成されるよ
うに隙間をあけて配置された一対の誘電体と、一対の誘
電体の間に、各誘電体と接触して配置された第2電極と
を備えており、且つ、第2電極をステンレス鋼からなる
厚みが200μm以下の薄板により形成して一対の誘電
体の間に接着することなく挟持したものである。
【0012】本発明のオゾン発生装置用放電セルでは、
一対の誘電体の間に介在する第2電極が、ステンレス鋼
からなる厚みが200μm以下の薄板によって形成さ
れ、且つ、その薄板が一対の誘電体に接着されないた
め、誘電体ユニットの製作コストが非常に安価となる。
また、その薄板は、剛性の高い一対の誘電体の間に保持
されるため、高い平面度を有し、自らも高い平面度を保
有するため、非接着であるにもかかわらず、隙間を生じ
ず、そのため隙間での有害な放電は発生せず、本来の放
電空隙での安定な放電が可能になる。更に、その縁部の
一部分を一対の誘電体の間からその外へ帯状に引き出す
ることにより、一体形成の可撓性をもつ扱い易い端子部
が簡単に形成できる。
【0013】薄板の厚みを200μm以下としたのは、
200μmを超えると、薄板の剛性が高くなり、組立作
業等で誘電体に割れなどの機械的な損傷を発生させるこ
とがあるからである。厚みの下限については組立時の作
業性の低下などの点から10μm以上が好ましい。
【0014】薄板の材質としてのステンレス鋼は、耐食
性や材料の入手性の点からも好ましいものである。ステ
ンレス鋼からなる薄板は通常、圧延により製造される。
その圧延材は、平坦度や加工硬化による剛性を期待でき
る点から好ましく、なかでも圧延後の焼なまし処理を省
略された圧延ままの材料が、加工硬化による剛性、及び
これによる平坦度の維持をそのまま活用できる点から特
に好ましい。
【0015】誘電体としては低コスト、耐電圧特性、寸
法精度、表面が研磨工程なしで鏡面となることなどから
ガラス板、特に下記の成分構成のガラス板が好ましい
が、アルミナ等のセラミック板、サファイア等の結晶
板、アルミナ等の溶射によるセラミックコート板、ほう
ろう板などの使用も可能である。
【0016】ガラス板の好ましい成分構成は、SiO:
40〜70%,Al2 3 :5〜30%,B2 3 :0
〜20%,MgO:0〜5%,CaO:0〜10%,S
rO:0〜8%,BaO:0〜20%,ZnO:0〜1
%から実質的になる。この成分構成のガラス板は液晶用
ガラス基板に主に使用されており、平坦度が高く、気泡
などの内部欠陥が少ないという、オゾン発生装置用誘電
体として優れた利点があり、入手も容易である。この成
分構成のガラス板は、放電セルの構造に関係なく有効で
ある。
【0017】ガラス板の厚みは0.3〜1.5mmが好
ましい。ガラス板が厚いとガラス板での電圧降下が大き
くなり、放電セルへの供給電圧が高くなる。薄い場合は
組立時の作業性が低下したり、機械強度不足による破損
等が起こる。
【0018】薄板の縁部の一部を一対の誘電体の間から
その外へ帯状に引き出して形成した端子部は、形成が容
易であるだけでなく、板厚方向での柔軟性に富み、板圧
方向にモジュールを積層する場合に、各モジュール間で
端子部を簡単に重ね合わせることができる。また、端子
部の長手方向の一部で、その幅を小さくすることによ
り、簡単にヒューズ部を一体形成できる。
【0019】端子部の横幅は、薄板の横幅の範囲内で適
宜選択すればよい。
【0020】なお、この端子部は薄板であり、熱拡散が
小さいため、万一、端子部に異常放電が発生した場合に
はその熱で溶断が発生するおそれがある。このため、端
子部には放熱促進部材を取り付けるのが良い。
【0021】本発明のオゾン発生装置用放電セルでは、
一対の誘電体を第2電極より広くし、一対の誘電体の略
周囲全体でその縁部を第2電極の縁部より外側へ突出さ
せることができる。これにより、第2電極の縁部を起点
とする異常放電が効果的に抑制される。
【0022】誘電体の縁部の突出量は2〜70mmが好
ましい。この突出量が2mm未満では、異常放電を抑制
する効果が小さい。70mmを超えると誘電体が大きく
なり、放電セルのサイズアップとコストアップが発生す
る。特に好ましい突出量は5〜50mmである。
【0023】一対の誘電体の縁部を第2電極の縁部より
外側へ突出させることにより、第2電極の縁部より外側
の少なくとも一部分で、一対の誘電体同士を接合するこ
とが可能となる。この誘電体同士の接合により、一対の
誘電体と第2電極との密着性が更に良好となり、放電が
安定化する。その接合方法としては、例えばポリイミ
ド、PFA、FEPによる熱溶着や、シリコン樹脂、エ
ポキシ樹脂による接着を用いることができ、オゾン濃度
が高い場合は、ポリイミド、PFA、FEPによる熱溶
着が好ましい。また、誘電体と膨張係数が近いガラス封
着材などの無機系接合材の使用も可能となる。
【0024】第2電極の縁部より外側で一対の誘電体同
士を接合する場合、その接合部を内側の第2電極から離
すのが好ましい。これにより、第2電極の周囲における
絶縁性が向上し、異常放電が抑制される。ここにおける
離間距離は1〜10mmが好ましい。1mm未満の場合
は、絶縁性の向上効果が小さく、また、電極と接合部の
干渉の問題が発生する。10mmを超えると、誘電体に
割れが発生することがある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るプレ
ート型オゾン発生装置用放電セルの正面図、図2は同放
電セルに使用されているのセルモジュールの分解斜視
図、図3は同セルモジュールに使用されている第1電極
の分解斜視図、図4は同セルモジュールに使用されてい
る誘電体ユニットの斜視図、図5は同誘電体ユニットの
縦断正面図である。
【0026】本実施形態に係る放電セルは、図1に示す
ように、平板状の剛性体からなる複数の第1電極10,
10・・を、両側一対の剛性体スペーサ20,20を挟
んで板厚方向に重ね合わせることにより、セルモジュー
ルの積層体を構成している。セルモジュールの積層体
は、図示されない上下一対のエンドプレート間に、両側
部を積層方向に貫通する複数本のボルトにより固定され
ている。この積層体では、上下のセルモジュールは第1
電極10を共用する。
【0027】各セルモジュールは、図2に示すように、
上下一対の第1電極10,10と、第1電極10,10
間に挟まれた両側一対の剛性体スペーサ20,20と、
剛性体スペーサ20,20の内側に位置して第1電極1
0,10間に配置された誘電体ユニット30と、誘電体
ユニット30の両面側に放電空隙50,50を形成する
ために第1電極10,10との間に設けられた複数の弾
性体スペーサ40,40・・とを備えている。
【0028】なお、図面はいずれも上下方向の寸法を誇
張したものになっており、実際の厚さは例えば第1電極
10で3mm以下、剛性体スペーサ20で3mm以下と
いうように非常に薄く設計されている。
【0029】上下一対の第1電極10,10は、ヒート
シンクを兼ねる低圧電極である。各第1電極10は、ス
テンレス鋼板等からなる2枚の導電板15,15を接合
して板間に冷媒流通路を形成した薄板状の導電性剛体で
ある。
【0030】第1電極10の一方の側部には、冷媒とし
ての冷却水を冷媒流通路に導入するための冷媒導入孔1
1と、その冷却水を上記流通路から取り出すための冷媒
導出孔12とが、2枚の導電板15,15を板厚方向に
貫通して設けられている。また、当該セルモジュールで
発生したオゾンガスを取り出すために、第1電極10に
は、両側一対のガス導出孔13,13と、ガス導出孔1
3,13を繋ぐスリット状のガス導出路14とが、2枚
の導電板15,15を板厚方向に貫通して設けられてい
る。第1電極10の両側部に設けられている複数の小さ
な丸孔は、ボルトの通し孔である。
【0031】第1電極10を構成する2枚の導電板1
5,15の両方の対向面には、図3に示すように、ガス
導出孔13,13及びガス導出路14を包囲するように
U字状の浅く広い溝が形成されている。両方の対向面に
形成されたこの溝は合体して、導電板15,15間に冷
媒流通路16を形成する。浅く広いこの溝は、例えばエ
ッチング等により簡単に形成される。
【0032】冷媒流通路16の一端部は冷媒導入孔11
に接続され、他端部は冷媒導出孔12に接続されてい
る。冷媒流通路16には、流通方向に延びる複数のリブ
17,17・・が、流通方向に直角な方向に所定の間隔
で設けられている。リブ17,17・・は冷却水の均一
な流れと、第1電極10の剛性確保に寄与する。
【0033】両側一対の剛性体スペーサ20,20は、
ステンレス鋼板等の導電性板材からなる薄板状の導電性
剛体で、第1電極10,10間の両側部に介在すること
により、この間に、スペーサ厚に等しいギャップ量G′
の空間を形成する。また、第1電極10,10の電気的
な接続部材として機能する。
【0034】一方の剛性体スペーサ20には、第1電極
10の冷媒導入孔11及び冷媒導出孔12にそれぞれ連
通する冷媒導入孔21及び冷媒導出孔22が、板厚方向
に貫通して設けられている。両方の剛性体スペーサ2
0,20の各内側縁部には、第1電極10のガス導出孔
13に連通する切り込み状のガス導出孔23が、板厚方
向に貫通して設けられている。またボルトの通し孔も第
1電極10と同様に設けられている。
【0035】上下一対の第1電極10,10と両側一対
の剛性体スペーサ20,20で囲まれた空間に配置され
る誘電体ユニット30は、図4に示すように、誘電体と
しての上下一対のガラス板31,31の間に第2電極3
2を挟んだサンドイッチ構造の薄板状剛性体である。誘
電体ユニット30の厚みTは、上記空間のギャップ量
G′より僅かに小さく、より具体的には放電空隙50,
50の各ギャップ量をGとして、G′−2Gとされる。
【0036】第2電極32は高圧電極で、ステンレス鋼
の薄板からなり、その厚みは200μm以下である。第
2電極32の横幅W2は、ガラス板31,31の横幅W
1より狭く設定されており、これにより、第2電極32
の両側の縁部は、ガラス板31,31の両側の縁部から
内側へΔW,ΔWずつ入り込むことになる。ΔWは2〜
70mmが適当である。第2電極32の奥行きL2は、
ガラス板31,31の奥行きL1より短く設定されてお
り、これにより、第2電極32の前後の縁部は、ガラス
板31,31の前後の縁部から内側へΔL,ΔLずつ入
り込むことになる。ΔLも2〜70mmが適当である。
【0037】第2電極32の奥行きL2は又、上下一対
の第1電極10,10の奥行きより大きく設定されてお
り、これにより、第2電極32の前後の縁部は、ガラス
板31,31の前後の縁部から前後へ突出することにな
る。この突出量は2〜20mmが適当である。
【0038】つまり、セルモジュールにおける各部材の
奥行きは、第1電極10,10、第2電極32、ガラス
板31,31の順に大きくなっており、剛性体スペーサ
20,20の奥行きは第1電極10,10の奥行きと同
じである。
【0039】第2電極32の前縁部の一部分は、一体形
成の端子部32′としてガラス板31,31の間からそ
の前方へ帯状に突出している。端子部32′には、アル
ミ箔を巻いて形成した放熱促進部34が取り付けられる
と共に、放熱促進部34の前方に位置してヒューズ部3
2″が一体的に形成されている。ヒューズ部32″は、
端子部32′の長手方向の一部分でその幅を小さくする
ことにより形成されている。
【0040】ガラス板31,31は、図5(a)に示す
ように、第2電極32の両側で接着層35,35により
部分的に接合されている。接着層35,35は、耐オゾ
ン性を有する例えばポリイミド、PFA、FEP等の熱
溶着層である。つまり、ガラス板31,31は、ポリイ
ミド、PFA、FEP等の耐オゾン樹脂を用いた熱溶着
により、第2電極32を除く部分で接合一体化されてい
る。
【0041】誘電体ユニット30の両面側に放電空隙5
0,50を形成するために第1電極10,10との間に
設けられる弾性体スペーサ40,40・・は、耐オゾン
性及び弾力性を有する、断面が円形の細い樹脂線材であ
り、放電空隙50の幅方向(ガス流通方向に直角な方
向)に所定の間隔で配置されている。各弾性体スペーサ
40の厚み(線材の外径D)は、圧縮のない状態で放電
空隙50,50の各ギャップ量Gより5〜50%程度大
きく設定されている。
【0042】この設定により、弾性体スペーサ40,4
0・・は第1電極10と誘電体ユニット30により上下
から圧縮され、この圧縮により、誘電体ユニット30は
上下から均等な圧力で弾性的に押圧され、上記空間内の
上下方向中央部に保持される。その結果、誘電体ユニッ
ト30の両面側には、均等なギャップ量Gの放電空隙5
0,50が形成される。
【0043】なお、各放電空隙50の両側部には、弾性
体スペーサ及びシール部材を兼ねて弾性体からなるテー
プ状の絶縁部材41,41が設けられている。
【0044】次に、本実施形態に係る放電セルの組立方
法、使用方法及び機能について説明する。
【0045】放電セルの組立では、図示されない上下の
エンドプレート間に複数枚の第1電極10,10・・
が、各間に剛性体スペーサ20,20、誘電体ユニット
30及び弾性体スペーサ40,40・・を挟んで重ね合
わされ、両側部が図示されない複数本のボルトにより重
合方向に締め付けられる。
【0046】これにより、各セルモジュールでは、誘電
体ユニット30の両面側に放電空隙50,50が形成さ
れる。ここで、上下の第1電極10,10、両側の剛性
体スペーサ20,20及び誘電体ユニット30は圧縮を
生じない剛性体であり、一方、弾性体スペーサ40,4
0・・は圧縮を生じるので、各放電空隙50のギャップ
量Gは(G′−T)/2の一定値となる。従って、0.
2mm以下というような微小のギャップ量Gも安定的に
実現される。
【0047】また、締め付けは、剛性体スペーサ20,
20が配置されている両側部に行われ、放電セル全体を
均等に加圧する必要がないので、締め付け機構が簡略化
される。更に、締め付けによる弾性体スペーサ40,4
0・・の破損も誘電体ユニット30内のガラス板31,
31の破損も生じない。
【0048】組立を終えた放電セルは、各セルモジュー
ルの放電空隙50,50内に前後から原料ガスを導入す
るために、図示されないタンク内に収容される。
【0049】その放電セルでは、第1電極10の冷媒導
入孔11と剛性体スペーサ20の冷媒導入孔21が合体
することにより、積層方向に連続する冷媒導入路が形成
されている。また、第1電極10の冷媒導出孔12と剛
性体スペーサ20の冷媒導出孔22が合体することによ
り、積層方向に連続する冷媒導出路が形成されている。
更に、第1電極10のガス導出孔13,13と剛性体2
0,20のガス導出孔23,23が合体することによ
り、積層方向に連続する両側一対のガス導出路が形成さ
れている。
【0050】これらの冷媒導入路、冷媒導出路及びガス
導出路は、上段のエンドプレートに設けられた開口部及
び各開口部に接続された管によりタンク外に連通してい
る。一方、下段のエンドプレートは、これらの路を閉じ
る蓋板として機能する。
【0051】オゾンを発生させるときは、放電セルを収
容するタンク内に原料ガスを供給する。また、冷媒導入
路に冷却水を供給する。この状態で、各セルモジュール
の誘電体ユニット30に設けられた第2電極32に高電
圧を印加し、放電空隙50,50で無声放電を発生させ
る。
【0052】タンク内に供給された原料ガスは、各セル
モジュール内の上下の放電空隙50,50に前後から流
入し、前後方向の中央部に向かって流れる過程で放電に
晒されてオゾンガスとなる。放電空隙50,50で発生
したオゾンガスは、上下の第1電極10,10に設けら
れたガス導出路14,14を通って両側のガス導出孔1
3,13に至り、放電セルの両側部に形成された両側一
対のガス導出路を通って放電セルの上方に取り出され、
更にタンク外に取り出される。
【0053】冷媒導入路に供給された冷却水は、各セル
モジュールの上下の第1電極10,10に設けられた冷
媒導入孔11,11から冷媒流通路16に入り、放電空
隙50,50を低圧電極側から水冷する。第1電極1
0,10の冷媒導出孔12,12から出た冷却水は、放
電セルの一方の側部に形成された冷媒導出路を通って放
電セルの上方に取り出され、更にタンク外に取り出され
る。
【0054】ここで、各セルモジュール内の誘電体ユニ
ット30は、その製作で第2電極32をガラス板31,
31間に単に挟み込み、第2電極32の形成に溶射やメ
ッキ、封入を用いず、ガラス板31,31の接合も第2
電極32を避けて熱溶着により簡単に行い得るため、製
作が簡単で、放電セルのコスト低減に寄与する。しか
も、第2電極32としてステンレス鋼の薄板を用いたた
め、ガラス板31,31と第2電極32との間に隙間が
できず、放電空隙50,50での安定な放電が可能にな
る。
【0055】各誘電体ユニット30では、第2電極32
の前後の縁部が、上下の第1電極10,10の前後の縁
部より前後に突出している。このため、それぞれの縁部
間における電界集中が緩和され、誘電体の絶縁破壊が防
止できる。また、上下のガラス板31,31の前後の縁
部は、第2電極32の前後の縁部よりも更に前後に突出
している。このため、第1電極10,10と第2電極3
2の間で絶縁破壊が生じない距離を確保できる。
【0056】誘電体ユニット30の横幅方向では、第2
電極32と両側の剛性体スペーサ20,20との間に隙
間が確保され、各隙間に絶縁性スペーサ33,33が配
置されている。このため、第2電極32と第1電極1
0,10或いは剛性体スペーサ20,20との間で電気
絶縁性が得られる。
【0057】第2電極32の端子部32′は、その板厚
方向、即ちモジュールの積層方向で自由に曲がる。この
ため、積層された複数のモジュール間で各端子部32′
を簡単に重ね合わせ結合することができる。
【0058】各端子部32′では、放熱促進部34が取
り付けられているので、熱拡散性が良くなり、端子部3
2′への異常放電により発生する熱での溶断を防止でき
る。また、ヒューズ部32″が一体的に形成されている
ので、ヒューズ管が不要になる。
【0059】ガラス板31,31の接合については、接
合部である接着層35,35が第2電極32の側方に排
除されるため、誘電体ユニット30の厚みが低減すると
共に、両側の絶縁性スペーサとして機能する。両側の接
着層35,35については、図5(b)に示すように、
第2電極32と接着層35,35の間に隙間36,36
を設けるのがよい。これにより、絶縁された空間が接着
層35,35との間にできるため、接着層35,35内
に発生するツリー放電による絶縁破壊を防止できる。
【0060】また、放電空隙50でのガス流れついて
は、従来は、このガス流れが、放電空隙50の前端から
後端に向かう一方通行であった。この場合、オゾンガス
を取り出すためには、放電セルの積層方向に直角な後面
にヘッダを取り付ける必要がある。しかし、放電セルの
積層方向に直角な後面は、積層された各部材の端面が現
れるため平坦ではない。このため、ヘッダと後面間のシ
ールが難しくなる。
【0061】これに対し、本実施形態に係る放電セルで
は、第1電極10の放電空隙50に接する部分に、放電
空隙50でのガス流通方向中央部に位置してガス導出路
14が設けられ、第1電極10の剛性体スペーサ20,
20に接する部分に、ガス導出路14に繋がるガス導出
孔13,13が設けられいる。また、剛性体スペーサ2
0,20には、ガス導出孔13,13に対応してガス導
出孔23,23が設けられている。
【0062】その結果、原料ガスは放電空隙50の一端
と他端の両方から流入する。両方の流入ガスは放電空隙
50でオゾン化され、放電空隙50の中央部で第1電極
10のガス導出路14に入り、両側のガス導出孔13,
13から積層方向に流れて放電セルの外に取り出され
る。このため、オゾンガスの取り出しは、第1電極10
の表面、或いはエンドプレートの表面から2本の管によ
り行われる。これらの表面は上記端面と異なり平坦で、
シールが容易であり、ヘッダも不要になる。また、冷却
水の流通方向とオゾンガスの取り出し方向が同じになる
ため、配管構造が簡単になり、装置の小型化が図られ
る。
【0063】このガス取り出し構造は、一対の第1電極
間にスペーサで空間を形成し、この空間に誘電体ユニッ
トを配置してその両面側に放電空隙を形成する構造であ
れば、本発明の放電セル以外の放電セルにも適用可能で
ある。
【0064】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明のオゾン
発生装置用放電セルは、第2電極をステンレス鋼からな
る厚みが200μm以下の薄板により形成して一対の誘
電体の間に接着することなく挟持したことにより、放電
空隙で安定な放電を発生させつつ、電極形成コストを著
しく低減できる。従って、その製作コストを安価に抑制
できる。
【0065】また、一対の誘電体を第2電極より広く
し、一対の誘電体の略周囲全体でその縁部を第2電極の
縁部より外側へ突出させたことにより、第1電極或いは
第1電極と同電位の部材への電気絶縁距離を十分に確保
できるので、異常放電等が発生しない高い信頼性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るプレート型オゾン発生
装置用放電セルの正面図である。
【図2】同放電セルに使用されたセルモジュールの分解
斜視図である。
【図3】同セルモジュールに使用された第1電極の分解
斜視図である。
【図4】同セルモジュールに使用された誘電体ユニット
の斜視図である。
【図5】同誘電体ユニットの縦断正面図である。
【図6】従来のプレート型オゾン発生装置用放電セルの
模式構成図である。
【符号の説明】
10 第1電極(低圧電極) 11 冷媒導入孔 12 冷媒導出孔 13 ガス導出孔 14 ガス導出路 15 導電板 16 冷媒流通路 17 リブ 20 剛性体スペーサ 21 冷媒導入孔 22 冷媒導出孔 30 誘電体ユニット 31 ガラス板(誘電体) 32 第2電極(高圧電極) 32′ 端子部 32″ ヒューズ部 34 放熱促進部 35 接着層(接合部) 36 隙間 40 弾性体スペーサ 50 放電空隙
フロントページの続き (72)発明者 菊池 辰男 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 寺島 裕二 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 曽谷 典世 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内 (72)発明者 吉村 昌也 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密工 業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の第1電極と、一対の第1電極の間
    に、各第1電極との間に一対の放電空隙が形成されるよ
    うに隙間をあけて配置された一対の誘電体と、一対の誘
    電体の間に、各誘電体と接触して配置された第2電極と
    を備えており、前記第2電極を、ステンレス鋼からなる
    厚みが200μm以下の薄板により形成して、一対の誘
    電体の間に接着することなく挟持したことを特徴とする
    オゾン発生装置用放電セル。
  2. 【請求項2】 前記薄板は、圧延により製造され、圧延
    後の熱処理を受けない圧延ままのステンレス鋼板である
    ことを特徴とする請求項1に記載のオゾン発生装置用放
    電セル。
  3. 【請求項3】 一対の誘電体としてガラス板を使用した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のオゾン発生用
    装置放電セル。
  4. 【請求項4】 前記ガラス板は、SiO:40〜70
    %,Al2 3 :5〜30%,B2 3 :0〜20%,
    MgO:0〜5%,CaO:0〜10%,SrO:0〜
    8%,BaO:0〜20%,ZnO:0〜1%から実質
    的になる成分構成である請求項3に記載のオゾン発生装
    置用放電セル。
  5. 【請求項5】 一対の誘電体を前記薄板より広くし、一
    対の誘電体の略周囲全体でその縁部を薄板の縁部より外
    側へ突出させたことを特徴とする請求項1、2、3又は
    4に記載のオゾン発生用装置放電セル。
  6. 【請求項6】 前記薄板の縁部より外側の少なくとも一
    部分で、一対の誘電体を接合したことを特徴とする請求
    項5に記載のオゾン発生用装置放電セル。
  7. 【請求項7】 接合部を内側の薄板から離したことを特
    徴とする請求項6に記載のオゾン発生装置用放電セル。
  8. 【請求項8】 前記薄板の縁部の一部を、一対の誘電体
    の間からその外へ帯状に引き出して端子部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に
    記載のオゾン発生装置用放電セル。
  9. 【請求項9】 前記端子部に放熱促進部材を取り付けた
    ことを特徴とする請求項8に記載のオゾン発生装置用放
    電セル。
  10. 【請求項10】 前記端子部の長手方向の一部に、その
    幅を小さくしてヒューズ部を形成したことを特徴とする
    請求項8又は9に記載のオゾン発生装置用放電セル。
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