JP2002308606A - オゾン発生装置用放電セル - Google Patents
オゾン発生装置用放電セルInfo
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Abstract
済的なオゾン発生装置用放電セルを提供する。 【解決手段】 冷却器を兼ねる一対の第1電極10,1
0の間に、両側のスペーサ20,20により空間を形成
する。その空間に、両面側に放電空隙50,50が形成
されるように誘電体ユニット30を配置する。誘電体ユ
ニット30は、誘電体としての2枚のガラス板31,3
1の間に第2電極32を挟んだサンドイッチ構造であ
る。放電空隙50,50に前後両方から原料ガスを供給
する。オゾンガスを放電空隙50,50の前後方向中央
部から両側へ排出し、その両側から上方へ排出する。
Description
発生装置に使用される放電セルに関する。
放電セルの一つとして図7に示すものが知られている。
を兼ねる一対の低圧電極1,1と、一対の低圧電極1,
1の間に配置される誘電体ユニット2と、誘電体ユニッ
ト2の両面側に放電空隙3を形成するためのスペーサ
4,4・・とを備えている。誘電体ユニット2は、誘電
体としての2枚のガラス板2a,2aの間に高圧電極2
bを介在させた多層構造である。スペーサ4,4・・は
金属、セラミック、ガラス或いは樹脂等からなり、放電
空隙3でのガス流通方向に直角な方向に所定の間隔で配
列されている。
ルでは、低圧電極1,1及び誘電体ユニット2を1モジ
ュールとし、隣接するモジュール間で低圧電極1,1を
共用する形で、そのモジュールが厚み方向に積層され
る。
ト2の両面側に形成された放電空隙3,3に酸素ガス又
は酸素ガスを含む混合ガスからなる原料ガスを前方から
後方へ流通させながら、誘電体ユニット2内の高圧電極
2bに所定の高電圧を印加する。高電圧の印加により放
電空隙3,3では無声放電が発生し、原料ガス中の酸素
ガスがオゾン化される。
オゾン発生装置用放電セルでは、放電空隙3,3の前方
から後方へ並行流的かつ一方通行的にガス流通が行われ
るため、オゾンガスの取り出しは、放電セルの後面に取
付けられた比較的大きなヘッダを通して行う必要があ
る。このため、オゾン発生装置が大型化し、製作コスト
も増大する。
たように、セルモジュールが厚み方向に多数積層された
積層構造が採用されるため、ヘッダが取付けられる後面
は積層面がそのまま現れ、平坦でない。このため放電セ
ルとヘッダとの間のシールが難しく、このシールにもコ
ストが嵩む。
うにもかかわらず、オゾンガスの取り出しが簡単な小型
で経済的なオゾン発生装置用放電セルを提供することに
ある。
に、本発明のオゾン発生装置用放電セルは、プレート型
オゾン発生装置に使用される放電セルにおいて、対向配
置された一対の電極間に、少なくとも一方の電極側に放
電空隙が形成されるように誘電体を配置すると共に、相
対向する2方向から電極及び誘電体の表面に沿って前記
放電空隙内に供給される原料ガスに対し、オゾンガスが
前記放電空隙内のガス流通方向中間部において側方へ向
きを変え、前記放電空隙の側方へ排出されて側端部から
放電空隙の厚み方向へ排出されるガス排出系統を構成し
たものである。
放電空隙内に原料ガスが相対向する2方向から供給さ
れ、オゾン化する。オゾンガスは、放電空隙内のガス流
通方向中間部において、側方及び/又は放電空隙の厚み
方向へ向きを変え、放電空隙の側方及び/又は上下の少
なくとも一方へ排出される。このため、オゾンガスを放
電セルの前後面から取り出す必要がなくる。
は、オゾンガスを放電空隙の両側へ排出するのが好まし
い。また、放電空隙内のガス流通方向中間部おいて、オ
ゾンガスを放電空隙の側方へ排出するべく、原料ガス流
通方向とほぼ直角な方向へオゾンガスを導くガス流通路
を、電極及び/又は誘電体に設けるのが好ましい。
隙の側方へ排出したオゾンガスを、側端部から放電空隙
の厚み方向へ排出する構成になっている。これにより、
オゾンガスを、セルモジュールの積層方向端面から特に
簡単に取り出すことができる。
冷却器を兼ね、冷媒を電極の表面に沿って原料ガス流通
方向とほぼ直角な方向へ流通させる冷媒流通路を有する
ものが、放電セルの小型化の点から好ましい。
媒を放電空隙の厚み方向へ流通させる構成が好ましい。
これにより、積層方向端面から特に簡単に冷媒の供給及
び排出を行うことができる。
電体の何れにも設けることができるが、機械加工、化学
的な加工が容易な電極の方が好ましい。
ルは、次のような構成の放電セルで特に合理的な設計が
可能となる。
一対の第1電極の間に空間を形成するべくその間の両側
部に配置された両側一対のスペーサと、一対の第1電極
との間に放電空隙を形成するべく前記空間内に配置さ
れ、一対の誘電体の間に第2電極を挟んで構成された誘
電体ユニットとを備えた放電セルである。
電極とスペーサが交互に積層され、誘電体ユニットが排
除される。第1電極及びスペーサは、誘電体と異なり金
属により形成することができるので、放電セルの両側部
分は金属の積層構造とすることができる。従って、その
両側の金属の積層部分を利用することにより、オゾンガ
スの排出経路及び冷媒の供給・排出経路が特に簡単に形
成される。
枚の金属板の少なくとも一方の対向面にエッチング又は
プレスにより形成するのが、加工性、製作コストの点か
ら好ましい。
法精度、表面が研磨工程なしで鏡面となることなどから
ガラス板、特に液晶基板用のガラス板が好ましいが、ア
ルミナ等のセラミック板、サファイア等の結晶板、アル
ミナ等の溶射によるセラミックコート板、ほうろう板な
どの使用も可能である。
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るプレ
ート型オゾン発生装置用放電セルの正面図、図2は同放
電セルに使用されたセルモジュールの分解斜視図、図3
は同セルモジュールに使用された第1電極の分解斜視図
である。
ように、平板状の剛性体からなる複数の第1電極10,
10・・を、両側一対の剛性体スペーサ20,20を挟
んで板厚方向に重ね合わせることにより、セルモジュー
ルの積層体を構成している。セルモジュールの積層体
は、図示されない上下一対のエンドプレート間に、両側
部を積層方向に貫通する複数本のボルトにより固定され
ている。この積層体では、上下のセルモジュール間で第
1電極10が共用される。
上下一対の第1電極10,10と、第1電極10,10
間に挟まれた両側一対の剛性体スペーサ20,20と、
剛性体スペーサ20,20の内側に位置して第1電極1
0,10間に配置された誘電体ユニット30と、誘電体
ユニット30の両面側に放電空隙50,50を形成する
ために第1電極10,10との間に設けられた複数の弾
性体スペーサ40,40・・とを備えている。
張したものになっており、実際の厚さは例えば第1電極
10で3mm以下、剛性体スペーサ20で3mm以下と
いうように非常に薄く設計されている。
シンクを兼ねる低圧電極である。各第1電極10は、ス
テンレス鋼板等からなる2枚の導電板15,15を接合
して板間に冷媒流通路を形成した薄板状の導電性剛体で
ある。
ての冷却水を冷媒流通路に供給するための冷媒供給孔1
1と、その冷却水を上記流通路から取り出すための冷媒
排出孔12とが、2枚の導電板15,15を板厚方向に
貫通して設けられている。また、当該セルモジュールで
発生したオゾンガスを取り出すために、第1電極10に
は、両側一対のガス排出孔13,13と、ガス排出孔1
3,13を繋ぐスリット状のガス流通路14とが、2枚
の導電板15,15を板厚方向に貫通して設けられてい
る。第1電極10の両側部に設けられている複数の小さ
な丸孔は、ボルトの通し孔である。
5,15の両方の対向面には、図3に示すように、ガス
排出孔13,13及びガス流通路14を包囲するように
U字状の浅く広い溝が形成されている。両方の対向面に
形成されたこの溝は合体して、導電板15,15間に冷
媒流通路16を形成する。浅く広いこの溝は、例えばエ
ッチング、プレス等により簡単に形成される。
に接続され、他端部は冷媒排出孔12に接続されてい
る。冷媒流通路16には、流通方向に延びる複数のリブ
17,17・・が、流通方向に直角な方向に所定の間隔
で設けられている。リブ17,17・・は冷却水の均一
な流れと、第1電極10の剛性確保に寄与する。
ステンレス鋼板等の導電性板材からなる板状の導電性剛
体で、第1電極10,10間の両側部に介在することに
より、この間に、スペーサ厚に等しいギャップ量G′の
空間を形成する。また、第1電極10,10の電気的な
接続部材として機能する。
10の冷媒供給孔11及び冷媒排出孔12にそれぞれ連
通する冷媒供給孔21及び冷媒排出孔22が、板厚方向
に貫通して設けられている。両方の剛性体スペーサ2
0,20の各内側縁部には、第1電極10のガス排出孔
13に連通する切り込み状のガス排出孔23が、板厚方
向に貫通して設けられている。またボルトの通し孔も第
1電極10と同様に設けられている。剛性体スペーサ2
0におけるボルトの通し孔は、ボルトの外径より十分に
大きい内径とされている。これにより両側の剛性体スペ
ーサ20,20の間隔が調節される。
の剛性体スペーサ20,20で囲まれた空間に配置され
る誘電体ユニット30は、誘電体としての上下一対のガ
ラス板31,31の間に第2電極32を挟んだサンドイ
ッチ構造の薄板状剛性体である。誘電体ユニット30の
厚みTは、上記空間のギャップ量G′より僅かに小さ
く、より具体的には放電空隙50,50の各ギャップ量
をGとして、G′−2Gとされる。この厚みTを調整す
るために、ガラス板31,31の間には導電性薄板がシ
ムとして適当枚数挿入される。この厚み調整により、任
意の放電ギャップ量Gが正確に得られる。放電ギャップ
量Gの調整には、剛性体スペーサ20に導電性薄板をシ
ムとして適当枚数重ねるのも有効である。
板等の導電性薄板からなり、その一部は端子部32′と
してガラス板31,31の間から外部へ導出されてい
る。第2電極32の横幅はガラス板31,31の横幅よ
り狭く、第2電極32の両側には剛性体スペーサ20,
20との間の絶縁のために絶縁体33,33が設けられ
ている。
0,50を形成するために第1電極10,10との間に
設けられる弾性体スペーサ40,40・・は、耐オゾン
性及び弾力性を有する、断面が円形の細い樹脂線材であ
り、放電空隙50の幅方向(ガス流通方向に直角な方
向)に所定の間隔で配置されている。各弾性体スペーサ
40の厚み(線材の外径D)は、圧縮のない状態で放電
空隙50,50の各ギャップ量Gより5〜50%程度大
きく設定されている。
0・・は第1電極10と誘電体ユニット30により上下
から圧縮され、この圧縮により、誘電体ユニット30は
上下から均等な圧力で弾性的に押圧され、上記空間内の
上下方向中央部に保持される。その結果、誘電体ユニッ
ト30の両面側には、均等なギャップ量Gの放電空隙5
0,50が形成される。
体スペーサ及びシール部材を兼ねて弾性体からなるテー
プ状の絶縁部材41,41が設けられている。
法、使用方法及び機能について説明する。
エンドプレート間に複数枚の第1電極10,10・・
が、各間に剛性体スペーサ20,20、誘電体ユニット
30及び弾性体スペーサ40,40・・を挟んで重ね合
わされ、両側部が図示されない複数本のボルトにより重
合方向に締め付けられる。
体ユニット30の両面側に放電空隙50,50が形成さ
れる。ここで、上下の第1電極10,10、両側の剛性
体スペーサ20,20及び誘電体ユニット30は圧縮を
生じない剛性体であり、一方、弾性体スペーサ40,4
0・・は圧縮を生じるので、各放電空隙50のギャップ
量Gは(G′−T)/2の一定値となる。従って、0.
2mm以下というような微小のギャップ量Gも安定的に
実現される。
20が配置されている両側部に行われ、放電セル全体を
均等に加圧する必要がないので、締め付け機構が簡略化
される。更に、締め付けによる弾性体スペーサ40,4
0・・の破損も誘電体ユニット30内のガラス板31,
31の破損も生じない。
ルの放電空隙50,50内に前後から原料ガスを導入す
るために、図示されないタンク内に収容される。
給孔11と剛性体スペーサ20の冷媒供給孔21が合体
することにより、積層方向に連続する縦向きの冷媒供給
路が形成される。また、第1電極10の冷媒排出孔12
と剛性体スペーサ20の冷媒排出孔22が合体すること
により、積層方向に連続する縦向きの冷媒排出路が形成
される。更に、第1電極10のガス排出孔13,13と
剛性体20,20のガス排出孔23,23が合体するこ
とにより、積層方向に連続する両側一対の縦向きガス排
出路が形成される。
及びガス流通路は、上段のエンドプレートに設けられた
開口部及び各開口部に接続された管によりタンク外に連
通している。一方、下段のエンドプレートは、これらの
路を閉じる蓋板として機能する。
容するタンク内に原料ガスを供給する。また、冷媒導入
路に冷却水を供給する。この状態で、各セルモジュール
の誘電体ユニット30に設けられた第2電極32に高電
圧を印加し、放電空隙50,50で無声放電を発生させ
る。
モジュール内の上下の放電空隙50,50に前後から流
入し、前後方向の中央部に向かって流れる過程で放電に
晒されてオゾンガスとなる。放電空隙50,50で発生
したオゾンガスは、上下の第1電極10,10に設けら
れたガス流通路14,14を通って両側のガス排出孔1
3,13に至り、放電セルの両側部に形成された両側一
対の縦向きのガス排出路を通って放電セルの上方に取り
出され、更にタンク外に取り出される。
は、各セルモジュールの上下の第1電極10,10に設
けられた冷媒供給孔11,11から冷媒流通路16に入
り、放電空隙50,50を低圧電極側から水冷する。第
1電極10,10の冷媒排出孔12,12から出た冷却
水は、放電セルの一方の側部に形成された縦向きの冷媒
排出路を通って放電セルの上方に取り出され、更にタン
ク外に取り出される。
説明する。従来、放電空隙50でのガス流れは、放電空
隙50の前方から後方に向かう一方通行であった。この
場合、オゾンガスを取り出すためには、放電セルの積層
方向に直角な後面にヘッダを取り付ける必要がある。し
かし、放電セルの積層方向に直角な後面は、積層された
各部材の端面が現れるため平坦ではない。このため、ヘ
ッダと端面間のシールが難しくなる。
は、第1電極10の放電空隙50に接する部分に、放電
空隙50でのガス流通方向中央部に位置してガス流通路
14が設けられ、第1電極10の剛性体スペーサ20,
20に接する部分に、ガス流通路14に繋がるガス排出
孔13,13が設けられいる。また、剛性体スペーサ2
0,20には、ガス排出孔13,13に対応してガス排
出孔23,23が設けられている。
及び後方の両方から流入する。両方の流入ガスは放電空
隙50でオゾン化され、放電空隙50の中央部で第1電
極10のガス流通路14に入り、両側のガス導出孔1
3,13から積層方向に流れて放電セルの外に取り出さ
れる。このため、オゾンガスの取り出しは、第1電極1
0の表面、或いはエンドプレートの表面から2本の管に
より行われる。これらの表面は放電セルの後面と異なり
平坦で、シールが容易であり、ヘッダも不要になる。ま
た、冷却水の供給・排出方向とオゾンガスの取り出し方
向が同じになるため、配管構造が簡単になり、装置の小
型化が図られる。
発生装置用放電セルに使用されたモジュールの分解斜視
図、図5は同モジュールに使用された第1電極の分解斜
視図である。
ルは、上述のオゾン発生装置用放電セルと比べて、各モ
ジュールにおける第1電極10,10の構造及び剛性体
スペーサ20,20の構造が相違する。以下、これらの
構造を説明するが、他の構造は実質的に同一であるの
で、同一部分については同一番号を付して説明を省略す
る。
しての冷却水を冷媒流通路に供給するための冷媒供給孔
11と、冷却水の一部を一時的に蓄えるための冷媒貯留
孔18とが、2枚の導電板15,15を板厚方向に貫通
して設けられており、他方の側部には、冷却水の一部を
一時的に蓄えるための冷媒貯留孔18と、冷却水を上記
流通路から取り出すための冷媒排水孔12とが、2枚の
導電板15,15を板厚方向に貫通して設けられてい
る。
ンガスを取り出すために、第1電極10には、ガス流通
路14から独立した両側の一対のガス排出孔13,13
と、スリット状のガス流通路14とが、2枚の導電板1
5,15を板厚方向に貫通して設けられている。ガス排
出孔13,13は、ここではガス流通路14から独立
し、後述する絞り部のみを介してガス流通路14と繋が
っている。
5,15の両方の対向面には、冷媒供給孔11、冷媒貯
留孔18、冷媒排水孔12及び冷媒貯留孔18を順番に
接続するように浅く広い溝が形成されると共に、ガス流
通路14と両側のガス排出孔13,13を接続するよう
に浅く狭い溝が形成されている。両方の対向面に形成さ
れた前者の溝は合体して、導電板15,15間に環状の
冷媒流通路16を形成し、後者の溝は、ガス流通路14
と両側のガス排出孔13,13との間に絞り部19,1
9を形成する。
10の冷媒供給孔11及び冷媒貯留孔18にそれぞれ連
通する冷媒供給孔21及び冷媒排出孔28が、板厚方向
に貫通して設けられており、他方の剛性体スペーサ20
には、第1電極10の冷媒貯留孔18及び冷媒排出孔1
2にそれぞれ連通する冷媒貯留孔28及び冷媒排出孔2
2が、板厚方向に貫通して設けられている。
10の冷媒供給孔11と剛性体スペーサ20の冷媒供給
孔21が合体することにより、積層方向に連続する縦向
きの冷媒供給路が形成され、第1電極10の冷媒排出孔
12と剛性体スペーサ20の冷媒排出孔22が合体する
ことにより、積層方向に連続する縦向きの冷媒排出路が
形成される。また、第1電極10の冷媒貯留孔18,1
8と剛性体20,20の冷媒貯留孔28,28が合体す
ることにより、積層方向に連続する両側一対の縦向きの
冷媒貯留路が形成される。更に、第1電極10のガス排
出孔13,13と剛性体20,20のガス排出孔23,
23が合体することにより、積層方向に連続する両側一
対の縦向きガス排出路が形成される。
流通路は、上段のエンドプレートに設けられた開口部及
び各開口部に接続された管によりタンク外に連通してい
る。一方、下段のエンドプレートは、これらの路を閉じ
る蓋板として機能する。両側一対の縦向きの冷媒貯留路
は上下のエンドプレートにより両端が閉塞される。
容するタンク内に原料ガスを供給する。また、冷媒導入
路に冷却水を供給する。この状態で、各セルモジュール
の誘電体ユニット30に設けられた第2電極32に高電
圧を印加し、放電空隙50,50で無声放電を発生させ
る。
モジュール内の各放電空隙50に前後から流入し、前後
方向の中央部に向かって流れる過程で放電に晒されてオ
ゾンガスとなる。各放電空隙50で発生したオゾンガス
は、各第1電極10に設けられたガス流通路14から、
両側の絞り部19,19を経てガス排出孔13,13に
至り、放電セルの両側部に形成された両側一対の縦向き
のガス排出路を通って放電セルの上方に取り出され、更
にタンク外に取り出される。
14から流入するオゾンガスの流速を上げ、適当な流通
圧損をもたせてガス排出路へ流出させることにより、各
モジュールに流れるガス流量を均一化させる効果があ
る。
は、各セルモジュールの各第1電極10に設けられた冷
媒供給孔11から一部が冷媒流通路16に直接入り、冷
媒貯留孔18を経由して冷媒排出孔12に至り、残りが
冷媒貯留孔18を経て冷媒流通路16に入り、冷媒排出
孔12に至る。これにより、各放電空隙50が低圧電極
側から水冷される。各第1電極10の冷媒排出孔12か
ら出た冷却水は、放電セルの他方の側部に形成された縦
向きの冷媒排出路を通って放電セルの上方に取り出さ
れ、更にタンク外に取り出される。
第1電極10,10に設けたが、図6に示すように、第
1電極10,10間に放電空隙を介して配置される誘電
体ユニット30に設けることもできる。図6では、誘電
体ユニット30を前後に分け、その前部30′と後部3
0″の間に隙間をあけることによりガス流通路34を形
成する。各放電空隙50で発生したオゾンガスは、ガス
流通路34から両側の剛性体スペーサ20,20に設け
られたガス排出孔24,24に至る。
生装置用放電セルは、相対向する2方向から放電空隙内
に供給された原料ガスをオゾン化して、放電空隙の側方
へ排出することにより、並行流的なガス流通を行うにも
かかわらず、オゾンガスを放電セルの前後面から取り出
す必要がなくなるので、その取り出し機構を簡略化で
き、装置の小型化及びその製作コストの低減を図ること
ができる。また、放電空隙の側方へ排出したオゾンガス
を、側端部から放電空隙の厚み方向へ排出することによ
り、セルモジュールの積層方向端面から特に簡単にオゾ
ンガスを取り出すことができる。
装置用放電セルの正面図である。
斜視図である。
斜視図である。
発生装置用放電セルのセルモジュールの分解斜視図であ
る。
斜視図である。
ゾン発生装置用放電セルのセルモジュールの平面図であ
る。
模式構成図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 プレート型オゾン発生装置に使用される
放電セルにおいて、対向配置された一対の電極間に、少
なくとも一方の電極側に放電空隙が形成されるように誘
電体を配置すると共に、相対向する2方向から電極及び
誘電体の表面に沿って前記放電空隙内に供給される原料
ガスに対し、オゾンガスが前記放電空隙内のガス流通方
向中間部において側方へ向きを変え、前記放電空隙の側
方へ排出されて側端部から放電空隙の厚み方向へ排出さ
れるガス排出系統を構成したことを特徴とするオゾン発
生装置用放電セル。 - 【請求項2】 オゾンガスをセルモジュールの積層方向
端面から取り出す構成である請求項1に記載のオゾン発
生装置用放電セル。 - 【請求項3】 前記放電空隙内のガス流通方向中間部に
おいて、オゾンガスを放電空隙の側方へ排出するべく、
原料ガス流通方向とほぼ直角な方向へオゾンガスを導く
ガス流通路を電極及び/又は誘電体に設けたことを特徴
とする請求項1又は2に記載のオゾン発生装置用放電セ
ル。 - 【請求項4】 一対の電極の少なくとも一方は冷却器を
兼ね、冷媒を電極の表面に沿って原料ガス流通方向とほ
ぼ直角な方向へ流通させる冷媒流通路を有することを特
徴とする請求項1、2又は3に記載のオゾン発生装置用
放電セル。 - 【請求項5】 冷媒流通路は、その端部で冷媒を放電空
隙の厚み方向へ流通させる構成である請求項4に記載の
オゾン発生装置用放電セル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002026820A JP3761819B2 (ja) | 1999-01-29 | 2002-02-04 | オゾン発生装置用放電セル |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2209699 | 1999-01-29 | ||
JP11-22096 | 1999-01-29 | ||
JP2002026820A JP3761819B2 (ja) | 1999-01-29 | 2002-02-04 | オゾン発生装置用放電セル |
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