JP3277818B2 - 多値画像2値化装置 - Google Patents

多値画像2値化装置

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JP3277818B2 JP22212496A JP22212496A JP3277818B2 JP 3277818 B2 JP3277818 B2 JP 3277818B2 JP 22212496 A JP22212496 A JP 22212496A JP 22212496 A JP22212496 A JP 22212496A JP 3277818 B2 JP3277818 B2 JP 3277818B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値画像を携帯端
末のモノクロディスプレイで表示するなど、多値画像を
擬似中間調の2値画像に変換する場合に、多値画像で使
用されている色の特性に基づいてアルゴリズムを決定し
2値化する多値画像2値化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2値化アルゴリズムとしては、一般的に
は、平均誤差最小法、組織的ディザ法などが知られてい
る。これらは、単一のアルゴリズムで、濃淡画像を2値
の擬似中間調画像に変換するものである。
【0003】また、従来の画像の2値化装置としては特
開平5−176168号公報に記載されたものが知られ
ている。図7は従来の画像2値化装置の構造を示してお
り、入力画像を線画、絵柄、写真、および太い線のエッ
ジの3種類の像域に分離する像域分離部701と、入力
画像に対して高解像度な擬似中間調処理を行う処理部7
02と、高階調な擬似中間処理を行う処理部703と、
像域分離部1の分離結果に基づいて高解像度な擬似中間
調処理されたデータ(線画用)、高階調な擬似中間調処理
されたデータ(絵柄用)、それらデータの中間的な特性の
データ(写真および太い線のエッジ用)のいづれかを選択
して出力する中間調処理結果の生成部705から構成さ
れている。
【0004】以上のような構成において、以下その動作
を説明する。画像が入力されると、像域分離部701は
画像からエッジ・網点・白地を分離することによって、
画像を線画・絵柄・写真および太い線の3種類の像域に
分離する。
【0005】同時に、高階調な擬似中間調処理部70
2、高解像度な擬似中間調処理部703では、それぞれ
画像を2値化する。高階調な擬似中間調処理部702
は、絵柄画像を高階調に2値化するのに優れる部分であ
り、高解像度な擬似中間調処理部703は、主に文字を
高解像度に2値化するのに優れる部分である。
【0006】像域分離部701、高階調な擬似中間調処
理部702、高解像度な擬似中間調処理部703からの
データが揃うと、中間調処理結果の生成部704は、線
画領域に対しては、高解像度な擬似中間調処理が施され
た画像データを選択し、絵柄領域に対しては、高階調な
擬似中間調処理が施された画像データを選択し、写真お
よび太い線のエッジに対しては、高解像度と高階調の中
間の画像データを選択する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多値画像を
携帯端末のモノクロディスプレイで見るような場合に、
視覚特性の良い2値画像を得るためには、必ずしも原画
像の階調を忠実に再現するのが良いとは限らない。
【0008】例えば、原画像の輝度数が少ない場合や、
輝度値の分布が偏っている場合には、階調を忠実に再現
するよりも、視覚で認識できる色の違いをより明確に表
現するほうが、わかりやすい2値画像になる場合があ
る。また、特に、ベタ部分の多い画像では、階調より
も、隣合う色の違いを明確に表現するほうが、得られる
2値画像の視覚特性が良い。
【0009】しかし、従来の構成は、デジタル複写機や
ファクシミリを対象としたものであって、エッジ部・網
点部・白地部のそれぞれに適した2値化をすることはで
きるが、原画像の輝度数、輝度値の分布などの色の特性
に適した2値化をすることは考慮していない。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、多値画像の色特性に着目して視覚特性の良い2値
画像を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、第1に多値画像データを入力する画像デー
タ入力部と、前記画像データ入力部から入力した多値画
像データの輝度数・輝度値分布・グラデーションの多少
などの色の特性に基いて2値化アルゴリズムを決定する
色基準アルゴリズム判定部と、前記画像データ入力部で
入力した多値画像データを前記色基準アルゴリズム判定
部が選択したアルゴリズムで2値化する2値化処理部を
備えたものである。
【0012】これにより、原画像で用いられている色の
種類の多少、原画像で用いられている色の輝度値の分
布、原画像のグラデーションの多少、など、原画像の色
の特性に基づいて、2値化アルゴリズムを変えることに
よって、任意の原画像に対して視覚特性の良い2値画像
を得ることができる。
【0013】第2に多値画像データを入力する画像デー
タ入力部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像
データのカラーマップを解析してその画像で使用されて
いる色の値とその輝度値を出力するカラーマップ分析部
と、前記カラーマップ分析部が出力する各色の値を変え
ることにより輝度値の配置を変えて原画像の色を変える
カラーレンジ変換部と、前記カラーレンジ変換部が出力
する多値画像を2値化する2値化処理部を備えたもので
ある。
【0014】これにより、原画像で使われている色の値
を変えて輝度値の配置を変え原画像自体の階調差を大き
くすることによって、2値化したときに視覚特性の良い
2値画像を得ることができる。
【0015】第3に多値画像データを入力する画像デー
タ入力部と、画像をベタ領域とグラデーション領域に分
けてその情報を前記画像データ入力部で入力した多値画
像データに付加するベタ領域/グラデーション領域情報
付加部と、前記ベタ領域/グラデーション領域情報付加
部が出力する画像データのベタ領域部分を2値化するベ
タ領域2値化処理部と、前記ベタ領域/グラデーション
領域情報付加部が出力する画像データのグラデーション
領域を2値化するグラデーション領域2値化処理部と、
前記ベタ領域2値化処理部と前記グラデーション領域2
値化処理部が出力する画像データの2値化部分を合成し
て前記画像データ入力部で入力した原画像の2値画像を
生成する画像合成部を備えたものである。
【0016】これにより、原画像のベタ領域に対して
は、隣合う色の差を明確に表現する2値化アルゴリズム
を用い、グラデーションの多い領域に対しては、階調再
現性の良い2値化アルゴリズムを用いることにより、任
意の原画像について、視覚特性の良い2値画像を得るこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図16を用いて説明する。
【0018】(実施の形態1)図1、図2は本発明の第
1の実施の形態における多値画像2値化装置の構成を示
し、図1、図2において1は、多値画像データを入力す
る画像データ入力部。2は、画像データ入力部1で入力
した多値画像データで使用されている色の特性に基づい
て2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム判
定部。
【0019】21は、色基準アルゴリズム判定部2内に
あって、画像データ入力部1で入力した多値画像データ
が使用している色の輝度値を計算して、異なる輝度値の
数を輝度数として求める輝度数計数部。22は、輝度数
計数部21が出力する輝度数に基づいて、2値化アルゴ
リズムを決定するアルゴリズム判断部。3は画像データ
入力部1で入力した多値画像をアルゴリズム判断部22
が指定する2値化アルゴリズムで2値化する2値化処理
部。4は2値化処理部3が出力する2値画像データをフ
ァイルに格納したり、モノクロディスプレイに表示した
りする2値画像出力部である。
【0020】以上のように構成された多値画像2値化装
置について、以下その動作を図2、図8、図9、図10
を用いて説明する。
【0021】多値画像を2値化する手順は、(1)全画
素のrgb値をそれぞれ輝度値に変換して中間調画像にす
る。(2)2値化アルゴリズムを用いて濃度変換し擬似
中間調の2値画像を生成する。である。従って、本実施
の形態では、2値化アルゴリズムを選択する際の基準と
して、画像の輝度値に着目する。
【0022】多値画像データが画像データ入力部1から
色基準アルゴリズム判定部2に入力されると、輝度数計
数部21は、まず、その画像データに格納されている全
ての色のrgb値を読み込む。次に輝度数計数部21は、
読み込んだ各rgb値に対して輝度値を求める。ここで、
輝度値とは、0.299*r+ 0.587*g+ 0.1
14*b で求まる値である。最後に輝度数計数部21
は、求めた輝度値の中で、異なる値の輝度値の数を数え
る。例えば、画像データが図8に示すような16個のr
gb値、すなわち、16色を使用している場合、輝度値
は、値98をとるものが2つある以外は、全て異なる値
をとっている。よって、異なる輝度値の数は15とな
り、輝度数計数部は値15を輝度数として出力する。
【0023】アルゴリズム判断部22は、図9に示すよ
うな、輝度数とその輝度数に適する2値化アルゴリズム
を対応させたテーブルを保持しており、輝度数が決まれ
ば、それに基づいて2値化アルゴリズムを選択できるよ
うにしている。例えば、輝度数が16のときは、図9の
アルゴリズム1を選択し、輝度数が255のときは、図
9のアルゴリズム2かアルゴリズム4のどちらかを選択
する。ここで、アルゴリズム1〜4は既知のアルゴリズ
ムであり、輝度数とそれに適する2値化アルゴリズムと
の対応づけは、アルゴリズムの性質、主に、解像力と階
調再現性で決定する。図9に示すように、輝度数の少な
い画像は解像力の高いアルゴリズム、輝度数の多い画像
は階調再現性の高いアルゴリズムで2値化を行うと、比
較的視覚特性の良い2値画像が得られる。アルゴリズム
の例として、アルゴリズム1は多段分割量子化法、アル
ゴリズム2は平均誤差最小法、アルゴリズム3は多段分
割量子化・メッシュ内画素分配混合法、アルゴリズム4
は組織的ディザ法である。
【0024】ここで、多段分割量子化・メッシュ内画素
分配混合法は、メッシュ内画素分配混合法の濃淡レベル
処理において多段分割量子化法を用いた手法である。各
アルゴリズムの長短を図10に示す。本例では、解像
力、階調再現性の他に、更に雑音、アルゴリズムの簡易
さも加味して、輝度数の少ない画像に対しては、解像力
に優れ雑音のあまりない多段分割法を、輝度数のやや多
い画像に対しては、解像力・階調再現性のある多段分割
量子化・メッシュ内画素分配混合法を、輝度数が多くな
ると、階調再現性に優れる平均誤差最小法、または、組
織的ディザ法を用いるようにしている。
【0025】このようにして、アルゴリズム判断部22
で2値化アルゴリズムを決定すると、2値化処理部3は
それを入力し、画像データ入力部1から入力された多値
画像をそのアルゴリズムで2値化する。2値画像出力部
4は、2値化処理部3が出力する2値画像をファイルに
格納したり、携帯端末のディスプレイに表示したりす
る。
【0026】以上のように、本実施の形態では、多値画
像データを入力する画像データ入力部と、前記画像デー
タ入力部で入力した多値画像データの色の特性に基いて
2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム判定
部と、前記色基準アルゴリズム判定部内に、前記画像デ
ータ入力部で入力した多値画像データの中で異なる輝度
値を持つ色の数を数える輝度数計数部と、前記輝度数計
数部が計数した輝度数に基いて最適な2値化アルゴリズ
ムを決定するアルゴリズム判断部前記画像を持ち、前記
画像データ入力部で入力した多値画像データを前記色基
準アルゴリズム判定部が選択したアルゴリズムで2値化
する2値化処理部と、前記2値化処理部からの2値画像
データを出力する2値画像出力部を備えることにより、
多値画像データで使われている輝度値の数に基づいて、
最適な2値化アルゴリズムを選択し、視覚特性の良い2
値画像を得ることができる。
【0027】(実施の形態2)図1、図3は本発明の第
2の実施の形態における多値画像2値化装置の構成を示
し、図1、図3において1は、多値画像データを入力す
る画像データ入力部。2は、画像データ入力部1で入力
した多値画像データで使用されている色の特性に基づい
て2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム判
定部。23は、色基準アルゴリズム判定部2内にあっ
て、画像データ入力部1で入力した多値画像データが使
用している色の輝度値をそれぞれ求め、輝度値の分布状
態を出力する輝度分布分析部。24は、輝度分布分析部
23が出力する輝度分布に基づいて、2値化アルゴリズ
ムを決定するアルゴリズム判断部。3は画像データ入力
部1で入力した多値画像をアルゴリズム判断部24が指
定する2値化アルゴリズムで2値化する2値化処理部。
4は2値化処理部3が出力する2値画像データをファイ
ルに格納したり、モノクロディスプレイに表示したりす
る2値画像出力部である。
【0028】以上のように構成された多値画像2値化装
置について、以下その動作を図3、図9、図10、図1
1を用いて説明する。
【0029】多値画像を2値化する手順は、(1)全画
素のrgb値をそれぞれ輝度値に変換して中間調画像にす
る。(2)2値化アルゴリズムを用いて濃度変換し擬似
中間調の2値画像を生成する。である。従って、本実施
の形態では、2値化アルゴリズムを選択する際の基準と
して、画像の輝度値に着目する。
【0030】多値画像データが画像データ入力部1から
色基準アルゴリズム判定部2に入力されると、輝度分布
分析部23は、まず、その画像データに格納されている
全ての色のrgb値を読み込む。次に、輝度分布分析部2
3は、読み込んだ各rgb値に対して輝度値を求め、その
分布を図11に示すようなグラフにする。
【0031】図11において横軸は輝度値、縦軸はその
輝度値を持つrgbの組の数である。ここで、近いrgb値を
持つ色は、視覚では識別不可能であるという視覚特性を
考慮すると、非常に近い輝度値を持つ色は同色と見倣し
て良い。例えば、(r, g, b)=(0, 255, 0)と(r, g, b)=
(0, 233, 0)は、輝度値が1異なるが視覚では識別できな
い。よって、輝度値の差が一定値α、例えば本実施の形
態ではα=6、以内である色を同色と見倣すと、図11の
輝度値分布を持つ画像において、異なる輝度値の数は、
原画像で254個だったものが、30個に減少する。
【0032】以上のようにして、輝度分布分析部23
は、原画像の輝度の分布を分析して、異なる色と見倣す
ことのできる輝度値の数、例えば図11の画像の場合3
0、を出力する。アルゴリズム判断部24は、図9に示
すような、輝度数とその輝度数に適する2値化アルゴリ
ズムを対応させたテーブルを保持しており、輝度分布分
析部23から異なる色と見倣すことのできる輝度値の数
を入力すると、それを輝度数と見倣して、対応する2値
化アルゴリズムをテーブルから求める。例えば、図11
の画像の場合は、輝度数30なので、アルゴリズム3を採
用する。
【0033】ここで、アルゴリズム1〜4は既知のアル
ゴリズムであり、輝度数とそれに適する2値化アルゴリ
ズムとの対応づけは、アルゴリズムの性質、主に、解像
力と階調再現性で決定する。図9に示すように、輝度数
の少ない画像は解像力の高いアルゴリズム、輝度数の多
い画像は階調再現性の高いアルゴリズムで2値化を行う
と、比較的視覚特性の良い2値画像が得られる。
【0034】アルゴリズムの例として、アルゴリズム1
は多段分割量子化法、アルゴリズム2は平均誤差最小
法、アルゴリズム3は多段分割量子化・メッシュ内画素
分配混合法、アルゴリズム4は組織的ディザ法である。
ここで、多段分割量子化・メッシュ内画素分配混合法
は、メッシュ内画素分配混合法の濃淡レベル処理におい
て多段分割量子化法を用いた手法である。
【0035】各アルゴリズムの長短を図10に示す。本
例では、解像力、階調再現性の他に、更に雑音、アルゴ
リズムの簡易さも加味して、輝度数の少ない画像に対し
ては、解像力に優れ雑音のあまりない多段分割法を、輝
度数のやや多い画像に対しては、解像力・階調再現性の
ある多段分割量子化・メッシュ内画素分配混合法を、輝
度数が多くなると、階調再現性に優れる平均誤差最小
法、または、組織的ディザ法を用いるようにしている。
【0036】このようにして、アルゴリズム判断部24
で2値化アルゴリズムを決定すると、2値化処理部3は
それを入力し、画像データ入力部1から入力された多値
画像をそのアルゴリズムで2値化する。2値画像出力部
4は、2値化処理部3が出力する2値画像をファイルに
格納したり、携帯端末のディスプレイに表示したりす
る。
【0037】以上のように、本実施の形態では、多値画
像データを入力する画像データ入力部と、前記画像デー
タ入力部で入力した多値画像データの色の特性に基いて
2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム判定
部と、前記色基準アルゴリズム判定部内に、前記画像デ
ータ入力部で入力した多値画像データからその画像で使
用されている色の輝度値の分布を求める輝度分布分析部
と、前記輝度分布分析部が出力する輝度の分布に基いて
2値化アルゴリズムを決定するアルゴリズム判断部前記
画像を持ち、前記画像データ入力部で入力した多値画像
データを前記色基準アルゴリズム判定部が選択したアル
ゴリズムで2値化する2値化処理部と、前記2値化処理
部からの2値画像データを出力する2値画像出力部を備
えることにより、多値画像データで使われている輝度値
の分布状況に基づいて、最適な2値化アルゴリズムを選
択し、視覚特性の良い2値画像を得ることができる。
【0038】(実施の形態3)図1、図4は本発明の第
3の実施の形態における多値画像2値化装置の構成を示
し、図1、図4において1は、多値画像データを入力す
る画像データ入力部。2は、画像データ入力部1で入力
した多値画像データで使用されている色の特性に基づい
て2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム判
定部。25は、色基準アルゴリズム判定部2内にあっ
て、画像データ入力部1で入力した多値画像データの色
の配置から、ベタに近い画像であるかグラデーションの
多い画像であるかを判断するベタ画像/グラデーション
画像判別部。26は、ベタ画像/グラデーション画像判
別部25の判断基づいて2値化アルゴリズムを決定する
アルゴリズム判断部。3は画像データ入力部1で入力し
た多値画像をアルゴリズム判断部26が指定する2値化
アルゴリズムで2値化する2値化処理部。4は2値化処
理部3が出力する2値画像データをファイルに格納した
り、モノクロディスプレイに表示したりする2値画像出
力部である。
【0039】以上のように構成された多値画像2値化装
置について、以下その動作を図4、図9、図12を用い
て説明する。
【0040】多値画像データが画像データ入力部1から
色基準アルゴリズム判定部2に入力されると、ベタ画像
/グラデーション画像判別部25は、入力画像がベタ部
分の多い画像かグラデーション部分の多い画像かを判断
する。例えば、入力画像が圧縮の施された画像データの
場合、ベタ部分が多いかグラデーションが多いかは、圧
縮率で判断可能になる。
【0041】一般に、ベタ部分の多い画像は圧縮率が高
く、グラデーションの多い画像は圧縮率が低い。そこ
で、ベタ画像/グラデーション画像判別部25は、ま
ず、入力した画像データから画像サイズと画像データサ
イズを抽出し、圧縮率を求める。次に、圧縮率が定数β
より高い場合はベタ部分の多い画像、圧縮率が定数βよ
り低い場合はグラデーションの多い画像と判断して、ベ
タ画像であるかグラデーション画像であるかを出力す
る。図12は、β=0.34としたときの例である。βの値
は試行実験から求めた経験値である。
【0042】入力画像が圧縮されていない画像データの
場合は、画像中の色の配置でベタ/グラデーションを判
断できる。同じ色が画像内の広い領域で連続して使われ
ていればベタ画像、そうでなければグラデーション画像
である。アルゴリズム判断部26は、図9に示すよう
な、ベタ画像/グラデーション画像の区別とベタ画像・
グラデーション画像のそれぞれに適する2値化アルゴリ
ズムを対応させたテーブルを保持しており、ベタ画像/
グラデーション画像判別部25からベタ画像であるかグ
ラデーション画像であるかを入力すると、それに基づい
て適する2値化アルゴリズムを決定する。
【0043】例えば、ベタ画像の場合は、図9のアルゴ
リズム1、または、アルゴリズム3を出力し、グラデー
ション画像の場合は、図9のアルゴリズム2、または、
アルゴリズム3を出力する。ここで、アルゴリズム1〜
4は既知のアルゴリズムであり、ベタ画像/グラデーシ
ョン画像の別とそれに適する2値化アルゴリズムとの対
応づけは、アルゴリズムの性質、主に、解像力と階調再
現性で決定する。
【0044】図9に示すように、ベタ画像は解像力の高
いアルゴリズム、グラデーション画像は階調再現性の高
いアルゴリズムで2値化を行うと、比較的視覚特性の良
い2値画像が得られる。アルゴリズムの例として、アル
ゴリズム1は多段分割量子化法、アルゴリズム2は平均
誤差最小法、アルゴリズム3は多段分割量子化・メッシ
ュ内画素分配混合法、アルゴリズム4は組織的ディザ法
である。ここで、多段分割量子化・メッシュ内画素分配
混合法は、メッシュ内画素分配混合法の濃淡レベル処理
において多段分割量子化法を用いた手法である。このよ
うにして、アルゴリズム判断部26で2値化アルゴリズ
ムを決定すると、2値化処理部3はそれを入力し、画像
データ入力部1から入力された多値画像をそのアルゴリ
ズムで2値化する。2値画像出力部4は、2値化処理部
3が出力する2値画像をファイルに格納したり、携帯端
末のディスプレイに表示したりする。
【0045】以上のように、本実施の形態では、多値画
像データを入力する画像データ入力部と、前記画像デー
タ入力部で入力した多値画像データの色の特性に基いて
2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム判定
部と、前記色基準アルゴリズム判定部内に、前記画像デ
ータ入力部で入力した多値画像がベタ部分の多い画像か
グラデーション部分の多い画像かを判断するベタ画像/
グラデーション画像判別部と、前記ベタ画像/グラデー
ション画像判別部の出力に基いて2値化アルゴリズムを
決定するアルゴリズム判断部を持ち、前記画像データ入
力部で入力した多値画像データを前記色基準アルゴリズ
ム判定部が選択したアルゴリズムで2値化する2値化処
理部と、前記2値化処理部からの2値画像データを出力
する2値画像出力部を備えることにより、多値画像のグ
ラデーション有無に基づいて、最適な2値化アルゴリズ
ムを選択し、視覚特性の良い2値画像を得ることができ
る。
【0046】なお、実施の形態1、実施の形態2、実施
の形態3では、2値化アルゴリズムを判断する基準とし
て、輝度数、異なる輝度値と見倣せる色の数、グラデー
ションの有無を単独して用いたが、これらを組み合わせ
て用いると、より極め細かな2値化が行えることは明白
である。
【0047】(実施の形態4)図5は本発明の第4の実施
の形態における多値画像2値化装置の構成を示し、図5
において1は、多値画像データを入力する画像データ入
力部。501は、画像データ入力部1で入力した多値画
像データで使用されている色の値とその輝度値をそれぞ
れ求め、色の値の分布と輝度値の分布を対にして出力す
るカラーマップ分析部。502は、カラーマップ分析部
2から色の値の分布と輝度値の分布の情報を入力して、
同一輝度値の色や値の近い輝度値を持つ色がある場合
に、それらの色の値を変えることによって、隣接する輝
度値を持つ色の輝度の差を大きくし、原画像のデータの
色の値を変換するカラーレンジ変換部。3は、カラーレ
ンジ変換部502が変換した多値画像データを2値化す
る2値化処理部。4は2値化処理部3が出力する2値画
像データをファイルに格納したり、モノクロディスプレ
イに表示したりする2値画像出力部である。
【0048】以上のように構成された多値画像2値化装
置について、以下その動作を図5、図13、図14、図
15を用いて説明する。
【0049】多値画像を2値化する手順は、(1)全画
素のrgb値をそれぞれ輝度値に変換して中間調画像にす
る。(2)2値化アルゴリズムを用いて濃度変換し擬似
中間調の2値画像を生成する。である。従って、本実施
の形態では、2値化アルゴリズムを選択する際の基準と
して、画像のrgb値と輝度値に着目する。
【0050】視覚特性を考慮してみると、非常に近いrg
b値を持つ異なる色が連続して並んでいても、それらを
識別することは不可能である。逆に、離れたrgb値を持
つ色が隣合っている場合には、明白に識別できる。従っ
て、2値化の際には、近いrgb値の階調を忠実に再現す
るよりも、離れたrgb値の差を明確に区別する方が視覚
特性が良い。
【0051】ところで、図13に示すように、rgb空間
内で同じ輝度値を持つ色は平面上の点で表される。すな
わち、rgb値が非常に異なる値を持っていても、輝度値
が等しくなる場合がある。例えば、(r, g, b)=(255, 0,
0)は赤色、(r, g, b)=(0, 130,0)は緑色で全く異なる
2色であるが、両者とも輝度値76で、2値化すると区別
できない。このような場合に、本実施の形態では、rgb
値を変え輝度の配置を変えることによって、2値化後に
識別可能な色に変換する。
【0052】まず、多値画像データが画像データ入力部
1から入力されると、カラーマップ分析部501は、画
像データに格納されている全ての色のrgb値を読み込み
輝度値を求める。次に、カラーレンジ変換部502は、
カラーマップ分析部2からrgb値と対応する輝度値を入
力して、同じ輝度値を持つ異なる色のrgb値を変えて輝
度値を変えたり、輝度値間の差を全体的に大きくしたり
して、輝度値の配置を変更する。
【0053】例えば、図14に示すように、(r, g, b)=
(0, 0, 0), (0, 130, 0), (255, 0,0), (255, 255, 25
5)の4色を使用する画像は、輝度値0, 76, 76, 255とな
り、2値化時に輝度値の等しい(0, 130, 0)と(255, 0,
0)の2色は識別不可能となる。そこで、(0, 130, 0)→
(0, 255, 0)と変換すると、(0, 255, 0)の輝度値は150
となり2値化時にも識別可能となる。
【0054】また、例えば、図15に示すように、(r,
g, b)=(0, 0, 100), (0, 75, 0), (200, 0, 0), (224,
238, 238)、輝度値11, 44, 60, 238の4色を使用する画
像では、(0, 0, 100), (0, 75, 0), (200, 0, 0),の3
色の輝度の差が大きくなるように、(0, 75, 0)→(0, 25
5, 0)、(200, 0, 0)→(255, 0, 0)と変換すると、輝度
値は11, 76, 150, 238となり、色の識別が明確になる。
【0055】カラーレンジ変換部502はrgb値の変換
を行うと、画像データ入力部1で入力した画像データの
全てのrgb値を変更し、出力する。2値化処理部3は、
カラーレンジ変換部502からrgb値変換後の多値画像
データを入力して、2値化する。2値画像出力部4は、
2値化処理部3が出力する2値画像をファイルに格納し
たり、携帯端末のディスプレイに表示したりする。
【0056】以上のように、本実施の形態では、多値画
像データを入力する画像データ入力部と、前記画像デー
タ入力部で入力した多値画像データのカラーマップを解
析してその画像で使用されている色の値とその輝度値を
出力するカラーマップ分析部と、前記カラーマップ分析
部が出力する各色の値を変えることにより輝度値の配置
を変えてそれにのっとって原画像の色を変えるカラーレ
ンジ変換部と、前記カラーレンジ変換部が出力する多値
画像を2値化する2値化処理部と、前記2値化処理部か
らの2値画像データを出力する2値画像出力部を備える
ことにより、原画像のrgb値のレンジを変えて、2値化
時に視覚特性の良い2値画像を得ることができる。
【0057】(実施の形態5)図6は本発明の第5の実施
の形態における多値画像2値化装置の構成を示し、図6
において1は、多値画像データを入力する画像データ入
力部。206は、画像データ入力部1で入力した多値画
像データの色の配置から、ベタに近い領域とグラデーシ
ョンの多い領域を区別して、画像データ入力部1の画像
データにベタ領域とグラデーション領域の情報を付加す
るベタ領域/グラデーション領域情報付加部。601
は、ベタ領域/グラデーション領域情報付加部2から画
像データを入力して、ベタ領域に適した2値化アルゴリ
ズムでベタ領域を2値化するベタ領域2値化処理部。6
02は、ベタ領域/グラデーション領域情報付加部20
6から画像データを入力して、グラデーション領域に適
した2値化アルゴリズムでグラデーション領域を2値化
するグラデーション領域2値化処理部。306は、ベタ
領域2値化処理部601とグラデーション領域2値化処
理部602から部分2値化処理した画像データを入力し
て、それぞれの2値化処理部分を合成して2値画像を作
成する画像合成部。4は、画像合成部306から2値画
像データを入力してファイルに格納したり、モノクロデ
ィスプレイに表示したりする2値画像出力部である。
【0058】以上のように構成された多値画像2値化装
置について、以下その動作を図6、図16を用いて説明
する。
【0059】多値画像データが画像データ入力部1から
入力されると、ベタ領域/グラデーション領域情報付加
部206は、まず、画像中の色の配置を分析し、画像内
をベタ領域とグラデーション領域に分割する。例えば、
画像内の一定面積以上の矩形領域で同じ色が用いられて
いればその領域はベタ領域、そうでなければグラデーシ
ョン領域とする。次に、ベタ領域/グラデーション領域
情報付加部206は、ベタ領域とグラデーション領域に
分類した各矩形領域の領域情報と、その領域がベタかグ
ラデーションかの情報を画像データに付加する。領域情
報とは、画像中の矩形領域の位置であり、矩形の左上角
の画素位置(始点)と、右下角の画素位置(終点)で表す。
また、画素位置は、画像の左上角を原点とし、画像の横
幅方向をX軸、縦方向をY軸とする座標で表す。
【0060】図16に示すような画像の場合は、例えば
5つのベタ/グラデーション矩形領域に分割し、表に示
すような領域情報・ベタ/グラデーション情報を画像デ
ータに付加する。ここで、連続するベタ領域は、極力大
きな1つの矩形領域にまとめている。このようにして、
ベタ領域/グラデーション領域情報付加部206は、画
像データ入力部1から入力した画像データに図16の表
で示したベタ領域/グラデーション領域情報を付加して
出力する。ベタ領域2値化処理部601は、ベタ領域/
グラデーション領域情報付加部206から多値画像デー
タとベタ領域/グラデーション領域情報を入力して、ベ
タ領域とその近傍にベタ画像の2値化に適したアルゴリ
ズムで2値化処理を行う。
【0061】同時に、グラデーション領域2値化処理部
602は、ベタ領域/グラデーション領域情報付加部2
06から多値画像データとベタ領域/グラデーション領
域情報を入力して、グラデーション領域とその近傍にグ
ラデーション画像の2値化に適したアルゴリズムで2値
化処理を行う。
【0062】画像合成部306は、ベタ領域2値化処理
部601からベタ領域を2値化した画像データ(1)とベ
タ領域/グラデーション領域情報を入力し、グラデーシ
ョン領域2値化処理部602からグラデーション領域を
2値化した画像データ(2)を入力すると、画像データ(1)
のベタ領域部分と、画像データ(2)のグラデーション領
域部分とを合成して、1つの2値画像データを出力す
る。2値画像出力部4は、画像合成部3が出力する2値
画像をファイルに格納したり、携帯端末のディスプレイ
に表示したりする。
【0063】以上のように、本実施の形態では、多値画
像データを入力する画像データ入力部と、画像をベタ領
域とグラデーション領域に分けてその情報を前記画像デ
ータ入力部で入力した多値画像データに付加するベタ領
域/グラデーション領域情報付加部と、前記ベタ領域/グ
ラデーション領域情報付加部が出力する画像データのベ
タ領域部分を2値化するベタ領域2値化処理部と、前記
ベタ領域/グラデーション領域情報付加部が出力する画
像データのグラデーション領域を2値化するグラデーシ
ョン領域2値化処理部と、前記ベタ領域2値化処理部と
前記グラデーション領域2値化処理部が出力する画像デ
ータの2値化部分を合成して前記画像データ入力部で入
力した原画像の2値画像を生成する画像合成部と、前記
画像合成部からの2値画像データを出力する2値画像出
力部を備えることにより、多値画像のベタ部分とグラデ
ーション部分とで異なる2値化アルゴリズムを使用し
て、視覚特性の良い2値画像を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1に多
値画像データを入力する画像データ入力部と、前記画像
データ入力部で入力した多値画像データの色の特性に基
いて2値化アルゴリズムを決定する色基準アルゴリズム
判定部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像デ
ータを前記色基準アルゴリズム判定部が選択したアルゴ
リズムで2値化する2値化処理部と、前記2値化処理部
からの2値画像データを出力する2値画像出力部を備え
たことにより、原画像で使われる色の数・輝度値の分布
・グラデーションの有無などの色の特性によって2値化
するアルゴリズムを変えて高画質な2値画像を得ること
ができる。
【0065】第2に多値画像データを入力する画像デー
タ入力部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像
データのカラーマップを解析してその画像で使用されて
いる色の値とその輝度値を出力するカラーマップ分析部
と、前記カラーマップ分析部が出力する各色の値を変え
ることにより輝度値の配置を変えてそれにのっとって原
画像の色を変えるカラーレンジ変換部と、前記カラーレ
ンジ変換部が出力する多値画像を2値化する2値化処理
部と、前記2値化処理部からの2値画像データを出力す
る2値画像出力部を備えたことにより、原画像自体の色
を変えてから2値化処理して視覚特性の良い2値画像を
得ることができる。
【0066】第3に多値画像データを入力する画像デー
タ入力部と、画像をベタ領域とグラデーション領域に分
けてその情報を前記画像データ入力部で入力した多値画
像データに付加するベタ領域/グラデーション領域情報
付加部と、前記ベタ領域/グラデーション領域情報付加
部が出力する画像データのベタ領域部分を2値化するベ
タ領域2値化処理部と、前記ベタ領域/グラデーション
領域情報付加部が出力する画像データのグラデーション
領域を2値化するグラデーション領域2値化処理部と、
前記ベタ領域2値化処理部と前記グラデーション領域2
値化処理部が出力する画像データの2値化部分を合成し
て前記画像データ入力部で入力した原画像の2値画像を
生成する画像合成部と、前記画像合成部からの2値画像
データを出力する2値画像出力部を備えたことにより、
画像のベタ領域・グラデーション領域ごとに2値化する
アルゴリズムを変えて高画質な2値画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2、第3の実施形態における
多値画像2値化装置のブロック図
【図2】本発明の第1の実施形態における多値画像2値
化装置のブロックを示す図
【図3】本発明の第2の実施形態における多値画像2値
化装置のブロックを示す図
【図4】本発明の第3の実施形態における多値画像2値
化装置のブロックを示す図
【図5】本発明の第4の実施形態における多値画像2値
化装置のブロックを示す図
【図6】本発明の第5の実施形態における多値画像2値
化装置のブロックを示す図
【図7】従来の画像2値化装置のブロック図
【図8】本発明の第1の実施形態における輝度数計数部
が作成するrgb値・輝度値の一例を示す図
【図9】本発明の第1、第2、第3の実施形態における
アルゴリズム判断部が保持するテーブルの一例を示す図
【図10】本発明の第1、第2、第3の実施形態におけ
るアルゴリズム判断部が保持するアルゴリズムの一例と
各アルゴリズムの長所短所を示す図
【図11】本発明の第2の実施形態における輝度分布分
析部が作成する輝度分布の一例を示す図
【図12】本発明の第3の実施形態におけるベタ画像/
グラデーション画像判別部が作成する圧縮率とベタ/グ
ラデーションの関係の一例を示す図
【図13】本発明の第4の実施形態におけるrgb空間を
示す図
【図14】本発明の第4の実施形態におけるカラーレン
ジ変換部の輝度配置変換の一例を示す図
【図15】本発明の第4の実施形態におけるカラーレン
ジ変換部の輝度配置変換の一例を示す図
【図16】本発明の第5の実施形態におけるのベタ領域
/グラデーション領域情報付加部が作成するベタ領域/グ
ラデーション領域情報の一例を示す図
【符号の説明】
1 画像データ入力部 2 色基準アルゴリズム判定部 3 2値化処理部 4 2値化出力部 21 輝度数計数部 22 アルゴリズム判断部 23 輝度分布分析部 24 アルゴリズム判断部 25 ベタ画像/グラデーション画像判定部 26 アルゴリズム判断部 206 ベタ領域/グラデーション領域情報付加部 306 画像合成部 601 ベタ領域2値化処理部 602 グラデーション領域2値化処理部 501 カラーマップ分析部 502 カラーレンジ変換部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−227436(JP,A) 特開 平5−205059(JP,A) 特開 昭62−88071(JP,A) 特開 平6−222745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 H04N 1/00 G03B 27/80

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像データを入力する画像データ入
    力部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像デー
    タの色の特性に基いて2値化アルゴリズムを決定する色
    基準アルゴリズム判定部と、前記画像データ入力部で入
    力した多値画像データを前記色基準アルゴリズム判定部
    が選択したアルゴリズムで2値化する2値化処理部と、
    前記2値化処理部からの2値画像データを出力する2値
    画像出力部を備え、 色基準アルゴリズム判定部内に、画像データ入力部で入
    力した多値画像データの中で異なる輝度値を持つ色の数
    を数える輝度数計数部と、前記輝度数計数部が計数した
    輝度数に基いて2値化アルゴリズムを決定するアルゴリ
    ズム判断部を備えたことを特徴とする多値画像2値化装
  2. 【請求項2】 多値画像データを入力する画像データ入
    力部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像デー
    タの色の特性に基いて2値化アルゴリズムを決定する色
    基準アルゴリズム判定部と、前記画像データ入力部で入
    力した多値画像データを前記色基準アルゴリズム判定部
    が選択したアルゴリズムで2値化する2値化処理部と、
    前記2値化処理部からの2値画像データを出力する2値
    画像出力部を備え、 色基準アルゴリズム判定部内に、画像データ入力部で入
    力した多値画像データからその画像で使用されている色
    の輝度値の分布を求める輝度分布分析部と、前記輝度分
    布分析部が出力する輝度の分布に基いて2値化アルゴリ
    ズムを決定するアルゴリズム判断部を備えたことを特徴
    とする多値画像2値化装置
  3. 【請求項3】 多値画像データを入力する画像データ入
    力部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像デー
    タの色の特性に基いて2値化アルゴリズムを決定する色
    基準アルゴリズム判定部と、前記画像データ入力部で入
    力した多値画像データを前記色基準アルゴリズム判定部
    が選択したアルゴリズムで2値化する2値化処理部と、
    前記2値化処理部からの2値画像データを出力する2値
    画像出力部を備え、 色基準アルゴリズム判定部内に、画像データ入力部で入
    力した多値画像がベタ部分の多い画像かグラデーション
    部分の多い画像かを判断するベタ画像/グラデーション
    画像判別部と、前記ベタ画像/グラデーション画像判別
    部の出力に基いて2値化アルゴリズムを決定するアルゴ
    リズム判断部とを備えたことを特徴とする多値画像2値
    化装置
  4. 【請求項4】 多値画像データを入力する画像データ入
    力部と、前記画像データ入力部で入力した多値画像デー
    タのカラーマップを解析してその画像で使用されている
    色の値とその輝度値を出力するカラーマップ分析部と、
    前記カラーマップ分析部が出力する各色の値を変えるこ
    とにより輝度値の配置を変えて原画像の色を変えるカラ
    ーレンジ変換部と、前記カラーレンジ変換部が出力する
    多値画像を2値化する2値化処理部と、前記2値化処理
    部からの2値画像データを出力する2値画像出力部を備
    えたことを特徴とする多値画像2値化装置。
  5. 【請求項5】 多値画像データを入力する画像データ入
    力部と、画像をベタ領域とグラデーション領域に分けて
    その情報を前記画像データ入力部で入力した多値画像デ
    ータに付加するベタ領域/グラデーション領域情報付加
    部と、前記ベタ領域/グラデーション領域情報付加部が
    出力する画像データのベタ領域部分を2値化するベタ領
    域2値化処理部と、前記ベタ領域/グラデーション領域
    情報付加部が出力する画像データのグラデーション領域
    を2値化するグラデーション領域2値化処理部と、前記
    ベタ領域2値化処理部と前記グラデーション領域2値化
    処理部が出力する画像データの2値化部分を合成して前
    記画像データ入力部で入力した原画像の2値画像を生成
    する画像合成部と、前記画像合成部からの2値画像デー
    タを出力する2値画像出力部を備えたことを特徴とする
    多値画像2値化装置。
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