JP3277604B2 - エネルギ吸収装置 - Google Patents

エネルギ吸収装置

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JP3277604B2 JP11901793A JP11901793A JP3277604B2 JP 3277604 B2 JP3277604 B2 JP 3277604B2 JP 11901793 A JP11901793 A JP 11901793A JP 11901793 A JP11901793 A JP 11901793A JP 3277604 B2 JP3277604 B2 JP 3277604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地震、風等の自然現象又
は人工的な地殻変動によって建物に伝達される振動エネ
ルギを吸収するエネルギ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエネルギ吸収装置としては、特
公昭58−30470号公報に記載されているようなも
のが知られており、ここに記載のエネルギ吸収装置は、
鉛を収容したシリンダと、このシリンダ内に配される膨
径部を有したロッドとを具備し、ロッドのシリンダに対
する相対的な移動で生じる鉛の塑性抵抗力により、地
震、風等の自然現象に起因して建物に伝達される振動エ
ネルギを吸収するようになっている。そして本公報に記
載のエネルギ吸収装置では、ロッドのシリンダに対する
相対的な移動の際、ロッドの膨径部とシリンダの内周面
とで規定される環状通路を通って鉛は塑性流動し、この
とき環状通路の大きさにより決定されるシリンダ内圧が
シリンダの一端閉塞面に作用してロッドのシリンダに対
する相対的な移動の抵抗力として現れるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのエネルギ
吸収装置では、上述のとおり、シリンダ内圧が発生する
ため、鉛の封入度合が抵抗力特性(変位−力履歴特性)
に影響を与え、例えば空気等がシリンダ内又は鉛に混入
されていると、変位−力履歴特性曲線が左右対象の矩形
とならずに左右非対象の歪んだものとなり、したがって
変位−力履歴特性曲線で囲まれる面積で表されるエネル
ギ吸収量が小さくなり、所望の特性が得られなくなる虞
がある。
【0004】また、上述のエネルギ吸収装置はシリンダ
内で鉛の塑性流動を生起させるものであるため、それに
よって生じる抵抗力はシリンダ内壁と鉛との間及びロッ
ド外周と鉛との間の潤滑状態により大きく異なるように
なり、その結果、設計通りの抵抗力を長期に亘って得る
ためにはそれらの間の潤滑状態を常に所定の値に維持し
ておく必要がある。
【0005】更に前記のエネルギ吸収装置により発生す
る抵抗力Fは、F=K・S・lnER+M(ここで、K
は実験により求められる定数、Sはシリンダの鉛に対す
る軸方向の受圧面積、ERは鉛が流動する環状通路を決
定する面積比、Mはシリンダ内壁と鉛との間及びロッド
外周と鉛との間の摩擦に基づく抵抗力)で概略表される
が、この式からも明らかであるように抵抗力の決定要因
はかなり複雑であるため、十分に高い設計精度を得るこ
とが困難である。
【0006】一方、シリンダには強度との関係で鉄系の
材料が用いられるため、シリンダの熱膨張に比較して鉛
のそれが大きい結果、温度変化に対応するための鉛の逃
げ手段をシリンダに設ける必要があるが、この鉛の逃げ
手段は上述の空気混入と同様の働を生じさせ、好ましい
ものではない。
【0007】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、抵抗力特性が鉛の封
入度合にそれほど影響されず、また温度変化による鉛の
膨脹に対する対策を容易に行い得る上に、精度よく所望
の特性を有して設計し得るエネルギ吸収装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、両端が閉塞されたシリンダと、このシリンダに対し
て相対移動自在に当該シリンダの両端を貫通して配され
ており、シリンダ内に配された部位の外周面に凹所が形
成されたロッドと、このロッドの凹所まで延在してシリ
ンダ内に配された鉛とを具備したエネルギ吸収装置によ
って達成される。
【0009】また本発明によれば前記目的は、内周面に
凹所が形成されたシリンダと、このシリンダに対して相
対移動自在に当該シリンダ内に配されたロッドと、この
ロッドに取り付けられており、シリンダの両端部に当該
シリンダに対して相対移動自在に嵌装された蓋部材と、
凹所まで延在してシリンダ内に配された鉛とを具備した
エネルギ吸収装置によっても達成される。
【0010】本発明における凹所としては、ロッドの移
動自在方向に直交する方向に環状に伸びる環状凹所であ
ってもよく、この場合、凹所は、ロッドの移動自在方向
に直交する垂直側壁によって規定されていてもよく、ロ
ッドの移動自在方向に斜交する斜側壁によって規定され
ていてもよい。また凹所は、外方に向かうに従って徐々
に幅又は径が大きくなっていてもよく、逆に外方に向か
うに従って徐々に幅又は径が小さくなっていてもよい。
更に凹所の開口端で当該凹所を規定する壁を、テーパ付
けして滑らかに形成してもよい。凹所は上記のような環
状凹所に代えて円形、楕円若しくは矩形凹所であっても
よく、また複数個の環状凹所又は複数個の円形、楕円若
しくは矩形凹所であってもよく、更に連続する螺旋凹所
であってもよい。なお、熱膨張対策として、内部を外部
に対して開口してシリンダを形成してもよい。
【0011】
【作用】本発明のエネルギ吸収装置では、シリンダに対
してロッドがその軸方向に移動されると、シリンダ内に
配された鉛が凹所にも延在されているため、凹所の開口
面において鉛に対する仮想剪断面が形成され、この仮想
剪断面において鉛に剪断変形が生じ、この鉛の剪断変形
でロッドの軸方向移動のエネルギは吸収される。吸収さ
れたエネルギは、一部は直ちに熱として放出され、残り
は剪断変形された鉛に蓄えられてそれの回復、再結晶に
寄与する。ここで仮想剪断面における鉛からの剪断抵抗
力が、ロッドの軸方向移動に抗する抵抗力として主とし
て現れる。
【0012】以下本発明を、図に示す好ましい具体例に
基づいてさらに詳述する。なお、本発明はこれら具体例
に何等限定されないのである。
【0013】
【具体例】図1において、本例のエネルギ吸収装置1
は、両端2及び3が閉塞されたシリンダ4と、シリンダ
4に対して軸方向Aに関して相対移動自在に当該シリン
ダ4の両端2及び3を貫通して配されており、シリンダ
4内に配された部位の外周面5に凹所6が形成されたロ
ッド7と、ロッド7の凹所6まで延在してシリンダ4内
に配された鉛8とを具備している。
【0014】本例のシリンダ4は、円筒状のシリンダ本
体部11と、シリンダ本体部11の両端に一体形成され
た円盤状の蓋部12及び13とを具備して、鉄系の材料
から形成されている。シリンダ4の両端2及び3の蓋部
12及び13を摺動自在に貫通して配された鋼製のロッ
ド7は、大径部15及び16と大径部15及び16に挟
まれた小径部17とを具備しており、小径部17により
凹所6が形成されている。本例の凹所6は、ロッド7の
移動自在方向、すなわち軸方向Aに直交する方向に環状
に伸びる環状凹所として形成されている。鉛8は、本例
ではシリンダ4内に密に配されている。
【0015】以上のように形成された本例のエネルギ吸
収装置1では、例えばシリンダ4が大地に固定され、ロ
ッド7が構造物に連結されて、構造物に生じる振動エネ
ルギを吸収するように動作する。すなわち、地震等によ
り構造物が振動されると、シリンダ4に対してロッド7
もまたその軸方向Aに振動され、こうしてロッド7が移
動されると、シリンダ4内に配された鉛8が凹所6にも
延在されているため、凹所6の環状開口面21において
鉛8に対する仮想剪断面が形成され、この仮想剪断面に
おいて鉛8に剪断変形が生じ、鉛8の剪断変形でロッド
7の軸方向Aの移動のエネルギは吸収され、吸収された
エネルギの一部は直ちに熱として放出され、残りは剪断
変形された鉛8に蓄えられてそれの回復、再結晶に寄与
する。そして仮想剪断面における鉛8からの剪断抵抗力
が、ロッド7の軸方向Aの移動に抗する抵抗力として主
として現れることとなる。
【0016】エネルギ吸収装置1では、鉛8の剪断変形
の際に凹所6において支圧が発生して若干の塑性流動が
凹所6の鉛8に生じるが、この塑性流動は抵抗力として
は実質寄与せず、上述の通り、環状開口面21での鉛8
の剪断抵抗力がロッド7の軸方向Aの移動に抗する抵抗
力として主として用いられるため、換言すれば、鉛8の
塑性流動を生じさせるシリンダ4内圧が抵抗力として主
として用いられていないため、鉛8の封入度合はロッド
7の軸方向Aの移動の抵抗特性にそれほど影響を与ず、
シリンダ4内に鉛8が密に封入、封止されていなくても
所望の特性を得ることができる。そしてエネルギ吸収装
置1では、抵抗力Fは、F=π・d・L・σ(ここでd
はロッド7の大径部15及び16の直径、Lは凹所6の
幅、σは鉛8の降伏荷重)で表すことができ、この式か
らも明らかであるように、抵抗力発生原理が極めてシン
プルであるため、設計精度は極めて高くなる。またシリ
ンダ4内に鉛8を密に封入、封止する必要が必ずしもな
いため、温度変化、特に高温時における鉛8の熱膨張に
対する対策を容易に行うことができ、加えて簡単な加工
を施すだけでロッド7に凹所6を容易に形成することが
できる。
【0017】ところで前記例では凹所6は、ロッド7の
移動自在方向に直交する環状の垂直側壁22及び23に
よって規定され、一定の幅Lであるが、これを図2に示
すように、ロッド7の移動自在方向に斜交する斜側壁3
1及び32によって規定し、外方に向かうに従って徐々
にその幅Lが大きくなるように形成してもよく、また図
3に示すように、ロッド7の移動自在方向に斜交する斜
側壁41及び42によって規定し、外方に向かうに従っ
て徐々にその幅Lが小さくなるように形成してもよい。
更にまた図2に示すように、凹所6の開口端で斜壁31
及び32を、テーパ付け51及び52して滑らかに形成
してもよい。
【0018】以上のようなエネルギ吸収装置1は次のよ
うにして形成し得る。まず、図4に示すような凹所6が
切削加工等により形成されたロッド7を準備し、次に図
5に示すようにこのロッド7を中子としてロッド7の周
りに鉛8を鋳造する。鉛8の鋳造後、図6に示すような
シリンダ4の半割体61及び62を準備し、これをロッ
ド7の周りに鋳造された鉛8に被せ、最後に半割体61
及び62をボルト締め又は溶接等により一体化してシリ
ンダ4を形成することにより、エネルギ吸収装置1を得
ることができる。
【0019】また、図7に示すような大径孔71及び7
2と大径孔71及び72を相互に連通する小径孔73と
を有して鋳造された鉛8を準備し、次に図8に示すよう
に、一端にねじ穴74が形成されたロッド部材75を大
径孔71に、一端の小径部76にねじ部77が形成され
たロッド部材78を大径孔72にそれぞれ挿入し、小径
孔73に小径部76を挿通して小径孔73から突出する
ねじ部77をねじ穴74に螺合させて、図9に示すよう
に両ロッド部材75と78とを一体化してロッド7を形
成し、次に前記のシリンダ4の半割体61及び62をロ
ッド7の周りの鉛8に被せ、最後に半割体61及び62
をボルト締め又は溶接等により一体化してシリンダ4を
形成することにより、エネルギ吸収装置1を得ることも
できる。
【0020】更に、図7に示す鉛8を準備し、次に図1
0に示すような外周面の二箇所にねじ81及び82が形
成された小径のロッド83を大径孔71、小径孔73及
び大径孔72に挿通し、次に図11に示すようにねじ8
1及び82にそれぞれ螺合する雌ねじ84及び85が内
周面に形成された円筒体86及び87を、大径孔71及
び72に挿入し、ねじ81及び82と雌ねじ84及び8
5とをそれぞれ螺合させることにより、ロッド83と円
筒体86及び87とを一体化してロッド7を形成し、以
下図6又は図9に示したようにしてシリンダ4を形成す
ることにより、エネルギ吸収装置1を得ることもでき
る。
【0021】以上からも明らかであるように本発明のエ
ネルギ吸収装置は極めて簡単な方法で製造し得る。な
お、本発明のエネルギ吸収装置の製造方法は上記のもの
に限定されないのである。
【0022】また図1に示すエネルギ吸収装置1ではロ
ッド7に凹所6を設けたが、これに代えて図12に示す
ようにシリンダ113に凹所111を設けてエネルギ吸
収装置100を形成してもよい。すなわち、図12に示
すエネルギ吸収装置100は、内周面112に凹所11
1が形成されたシリンダ113と、シリンダ113に対
して軸方向Aに相対移動自在に当該シリンダ113内に
配されたロッド114と、ロッド114にねじ115及
び116を介して螺合して取り付けられており、シリン
ダ113の両端部117及び118の内周面112に当
該シリンダ113に対して軸方向Aに相対移動自在に嵌
装された蓋部材119及び120と、凹所111まで延
在してシリンダ113内に配された鉛121とを具備し
ている。本例ではシリンダ113は鍔部125及び12
6付きの一対の円筒体127及び128がその鍔部12
5及び126で突き合わされてボルト129及びナット
130により互いに連結されて一体化されて形成されて
いる。本エネルギ吸収装置100においては、ロッド1
14が軸方向Aに移動されると、蓋部119及び120
に加えて鉛121もまた軸方向Aに移動され、鉛121
のシリンダ113に対する相対的な軸方向Aの移動で、
凹所111の環状開口面135において鉛121に対す
る仮想剪断面が形成され、この仮想剪断面において鉛1
21に剪断変形が生じ、鉛121の剪断変形でロッド1
14のA方向の移動のエネルギは吸収され、そして仮想
剪断面における鉛121からの剪断抵抗力が、ロッド1
14のA方向の移動に抗する抵抗力として主として現
れ、したがって前記エネルギ吸収装置1と同様な効果が
奏されることになる。
【0023】更に上記では、ロッド7又はシリンダ11
3に一条の凹所6又は111を設けたが、これに代え
て、例えば図13に示すように互いに平行な複数条の凹
所6をロッド7に設けてもよく、また例えば図14に示
すように互いに離反した複数の円形凹所141をロッド
7に設けてもよい。なお、図13及び図14に示すこれ
ら凹所6及び円形凹所141をシリンダ113に設けて
もよく、また上記の種々の凹所を相互に組み合わせてロ
ッド7又はシリンダ113に設けてもよい。凹所の深さ
を一定とした場合、凹所の幅Lが大きくなると凹所を規
定する側壁に作用する支圧力が増加し、凹所内での鉛の
流動が生じやすくなるが、上記のように複数の凹所を設
けると、各凹所の幅Lを大きくすることなしに、一定以
上の安定した剪断抵抗力を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、抵抗力特性が鉛の封入
度合にそれほど影響されず、また温度変化による鉛の熱
膨脹に対する対策を容易に行い得る上に、精度よく所望
の特性を有して設計し得るエネルギ吸収装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一具体例の断面図である。
【図2】本発明における凹所の他の例の説明図である。
【図3】本発明における凹所の更に他の例の説明図であ
る。
【図4】図1に示す一具体例を製造する一つの方法の説
明図である。
【図5】図1に示す一具体例を製造する一つの方法の説
明図である。
【図6】図1に示す一具体例を製造する一つの方法の説
明図である。
【図7】図1に示す一具体例を製造する他の一つの方法
の説明図である。
【図8】図1に示す一具体例を製造する他の一つの方法
の説明図である。
【図9】図1に示す一具体例を製造する他の一つの方法
の説明図である。
【図10】図1に示す一具体例を製造する更に他の一つ
の方法の説明図である。
【図11】図1に示す一具体例を製造する更に他の一つ
の方法の説明図である。
【図12】本発明の好ましい他の具体例の断面図であ
る。
【図13】本発明における凹所の他の例の説明図であ
る。
【図14】本発明における凹所の更に他の例の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 エネルギ吸収装置 4 シリンダ 6 凹所 7 ロッド 8 鉛
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−56734(JP,A) 特開 平3−51543(JP,A) 特開 平3−338(JP,A) 特開 昭62−110038(JP,A) 特開 昭60−65930(JP,A) 特開 昭61−266841(JP,A) 実開 平3−17438(JP,U) 実開 平3−28336(JP,U) 実開 平3−119631(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/30 E04H 9/02 331 F16F 7/12 F16F 15/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉塞されたシリンダと、このシリ
    ンダに対して相対移動自在に当該シリンダの両端を貫通
    して配されており、シリンダ内に配された部位の外周面
    に凹所が形成されたロッドと、このロッドの凹所まで延
    在してシリンダ内に配された鉛とを具備したエネルギ吸
    収装置。
  2. 【請求項2】 内周面に凹所が形成されたシリンダと、
    このシリンダに対して相対移動自在に当該シリンダ内に
    配されたロッドと、このロッドに取り付けられており、
    シリンダの両端部に当該シリンダに対して相対移動自在
    に嵌装された蓋部材と、凹所まで延在してシリンダ内に
    配された鉛とを具備したエネルギ吸収装置。
  3. 【請求項3】 凹所は、ロッドの移動自在方向に直交す
    る方向に環状に伸びる環状凹所である請求項1又は2に
    記載のエネルギ吸収装置。
  4. 【請求項4】 凹所は、ロッドの移動自在方向に直交す
    る垂直側壁によって規定されている請求項3に記載のエ
    ネルギ吸収装置。
  5. 【請求項5】 凹所は、ロッドの移動自在方向に斜交す
    る斜側壁によって規定されている請求項3に記載のエネ
    ルギ吸収装置。
  6. 【請求項6】 凹所は、外方に向かうに従って徐々に幅
    又は径が大きくなっている請求項1から5のいずれか一
    項に記載のエネルギ吸収装置。
  7. 【請求項7】 凹所は、外方に向かうに従って徐々に幅
    又は径が小さくなっている請求項1から5のいずれか一
    項に記載のエネルギ吸収装置。
  8. 【請求項8】 凹所の開口端で当該凹所を規定する壁
    は、テーパ付けされて滑らかに形成されている請求項1
    から7のいずれか一項に記載のエネルギ吸収装置。
  9. 【請求項9】 凹所は複数個設けられている請求項1か
    ら8のいずれか一項に記載のエネルギ吸収装置。
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