JP3277567B2 - El表示器及びその駆動回路 - Google Patents

El表示器及びその駆動回路

Info

Publication number
JP3277567B2
JP3277567B2 JP27636692A JP27636692A JP3277567B2 JP 3277567 B2 JP3277567 B2 JP 3277567B2 JP 27636692 A JP27636692 A JP 27636692A JP 27636692 A JP27636692 A JP 27636692A JP 3277567 B2 JP3277567 B2 JP 3277567B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
display
wiring
segments
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27636692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06132079A (ja
Inventor
雅彦 長田
貴彦 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP27636692A priority Critical patent/JP3277567B2/ja
Publication of JPH06132079A publication Critical patent/JPH06132079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3277567B2 publication Critical patent/JP3277567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はEL(エレクトロ・ルミ
ネッセンス)表示器及びその駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、セグメント型EL表示器におい
て、各セグメント間における容量(面積)の違いによる
輝度ムラを低減する方法として、各セグメント毎に駆動
パルス幅を変えるようにしたもの(特開昭62−187
887号公報参照)、EL表示器に可変コンデンサを直
列接続したもの(実開昭56−83787号公報参照)
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、EL表示器を形成した後に輝度調整
用スイッチ又は可変コンデンサを調整する後調整作業を
必要とするという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題点にかんがみ、EL表
示器形成後の後調整作業を伴うことなく輝度ムラを低減
できるEL表示器及びその駆動回路を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明に係る第1のEL表示器は、複数のセ
グメントを有し、交流駆動回路の最大出力電流がELを
充電する電流に比べて大きくなく、輝度ムラに影響を及
ぼすEL表示器において、各セグメントの発光層を流れ
る電流密度ID が全セグメントで同一になるよう、各セ
グメントの配線抵抗Rを決定し、配線を形成してなるこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る第2のEL表示器(権
利不要求に係る発明)は、複数のセグメントを有するE
L表示器において、各セグメントに対応するセグメント
容量Cと配線抵抗Rとの積C・Rが全セグメントで同一
になるよう配線を形成してなることを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るEL表示器の駆動回路
(権利不要求に係る発明)は、複数のセグメントを有す
るEL表示器において、各セグメントのセグメント容量
C、絶縁層の容量Ciと当該セグメントに対応する配線
抵抗Rとの積(τ1 =C・R,τ2 =Ci・R)、駆動
電圧V、発光層のクランプ電圧Vc、セグメントの端子
電圧V’から、所定の関係式より各セグメントの輝度が
同一になるよう決定されたパルス幅Tを有する駆動波形
を出力することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0009】(1) 第1実施例(図1〜図5) 第1実施例に係るEL表示器100は、EL素子を用い
た7セグメント表示器であり、図1及び図2に示すよう
に、ガラス基板1と、ガラス基板1上に成膜されたセグ
メント電極21,22,23,24,25,26,27
と、ガラス基板1上に各セグメント電極21,22,2
3,24,25,26,27と1対1に対応して成膜さ
れた配線31,32,33,34,35,36,37
と、各セグメント電極21,22,23,24,25,
26,27の全部及び各配線31,32,33,34,
35,36,37の大部分を覆うように成膜された第1
絶縁層4と、第1絶縁層4の上面を覆うように成膜され
た発光層5と、発光層5の上面を覆うように成膜された
第2絶縁層6と、第2絶縁層6の上面のうち少なくとも
各セグメント電極21,22,23,24,25,2
6,27の上方に位置する部分を覆うように成膜された
背面電極7とから構成されている。そして、各配線3
1,32,33,34,35,36,37及び背面電極
7は交流駆動回路8に接続されている。
【0010】ここで、各セグメント電極21,22,2
3,24,25,26,27は、ITO(Insium
Tin Ox−ide)、GaをドープしたZnO
(以下、単にZnOという。)等の透明電極材料、又
は、アルミニウム等の金属材料からなる。第1、第2絶
縁層4,6は、酸化タンタル又は酸化アルミニウム等か
らなる。発光層5は、Mn又はTbOF等を発光中心と
して添加したZnO等からなる。背面電極7は、IT
O、ZnO等の透明電極材料又はアルミニウム等の金属
材料からなる。
【0011】また、各配線31,32,33,34,3
5,36,37は、ITO、ZnO等の透明電極材料、
又は、アルミニウム等の金属材料からなる。各配線3
1,32,33,34,35,36,37は、対応する
セグメント電極21,22,23,24,25,26,
27の面積S及び配線長Lに応じて、下記表1に表わす
ような配線幅Wを有して形成されている。
【0012】
【表1】
【0013】次に、上記表1に示した配線幅Wの決定方
法について、従来生じていた輝度ムラの発生原因を説明
した上で説明する。
【0014】まず、EL表示器100は、各セグメント
91,92,93,94,95,96,97毎に、図3
に示すような電気等価回路で表わされる。図3におい
て、Rは配線抵抗(背面電極7の抵抗を含む。)、Ci1
は第1絶縁層4の容量、Ci2は第2絶縁層6の容量、C
a は発光層5の容量をそれぞれ表わしている。また、V
cは発光層5の交流クランプ電圧、Rd は発光層5のダ
イオード抵抗をそれぞれ表わしている。
【0015】各セグメント91,92,93,94,9
5,96,97の端子電圧V’は、発光閾値電圧以下の
時は、Ci1、Ca 、Ci2の合成容量(セグメント容量)
Cと配線抵抗Rとの積で表わされる時定数C・Rに基づ
いて増加し、一方、発光閾値電圧以上の時は、発光層5
がクランプされるため、Ci1、Ci2の合成容量(絶縁層
の容量)Ci と配線抵抗Rとの積で表わされる時定数C
i ・Rに基づいて増加する。
【0016】ここで、セグメント容量C及び絶縁層の容
量Ci はセグメント電極21,22,23,24,2
5,26,27の面積Sに比例する。なぜならば、各セ
グメント電極21,22,23,24,25,26,2
7の面積Sは各セグメント91,92,93,94,9
5,96,97間で異なるのに対し、第1絶縁層4、発
光層5、第2絶縁層6はいずれも全てのセグメント9
1,92,93,94,95,96,97において同じ
材質、膜厚であるため、各セグメント91,92,9
3,94,95,96,97の第1絶縁層4の容量C
i1、発光層5の容量Ca、第2絶縁層6の容量Ci2が当
該セグメント電極21,22,23,24,25,2
6,27の面積Sに比例するからである。
【0017】また、配線抵抗Rは、通常、配線長Lに比
例する。なぜならば、各配線31,32,33,34,
35,36,37は全てのセグメント91,92,9
3,94,95,96,97に対して、通常は、同じ
幅、同じ厚みを有する同じ材料を用いて成膜され、ま
た、背面電極7は各セグメント91,92,93,9
4,95,96,97において共通の電極だからであ
る。
【0018】このように、各セグメント91,92,9
3,94,95,96,97において、セグメント容量
C及び絶縁層の容量Ci はセグメント電極21,22,
23,24,25,26,27の面積Sに比例し、か
つ、配線抵抗Rは配線長Lに比例する。このため、各セ
グメント91,92,93,94,95,96,97間
で時定数C・R,Ci ・Rが異なる。従って、同一駆動
電圧Vに対するセグメント端子電圧V’が各セグメント
91,92,93,94,95,96,97間で異なる
ことが原因となって、各セグメント91,92,93,
94,95,96,97間で輝度が異なり、輝度ムラが
発生すると推測される。
【0019】第1実施例では、上述したように輝度ムラ
の発生原因が、各セグメント91,92,93,94,
95,96,97間における時定数C・R,Ci ・Rの
不一致に基づいているとの見地に立ち、全てのセグメン
ト91,92,93,94,95,96,97で時定数
C・R,Ci ・Rが等しくなるように各セグメント9
1,92,93,94,95,96,97の配線31,
32,33,34,35,36,37を形成するように
した。すなわち、配線31,32,33,34,35,
36,37の幅Wを下記式(1) に基づいて決定するよう
にした。
【0020】W=k・S・L (1) (kは比例定数を表わし、値は表1の場合、(5×10
-4)である。) 次に、上記構成のEL表示器100を駆動する交流駆動
回路8を説明する。
【0021】交流駆動回路8は、図4に示すように、P
−MOS FET10とN−MOSFET11と各FE
T保護用のダイオード12及びツエナーダイオード13
と直流電圧遮断用コンデンサ14とインバータ15とバ
ッファ16とにより構成されている。そして、各入力端
子N1 ,N2 ,N3 に対し、図5図示入力1,入力2,
入力3の論理波形を入力すると、出力端子S1 から図5
図示出力1に示す駆動電圧Vが出力されるよう構成され
ている。なお、交流駆動回路8は、図5図示出力1に示
したような駆動波形を出力することができるものであれ
ば、図4に示した構成に限定されるものではない。
【0022】EL表示器100は、この駆動電圧Vによ
り次のように動作する。
【0023】駆動電圧Vが各セグメント91,92,9
3,94,95,96,97に印加されると、図3に示
すように、全てのセグメント91,92,93,94,
95,96,97の端子電圧V’は発光閾値電圧以下に
おいては時定数C・Rで、発光閾値電圧以上においては
時定数Ci ・Rで増加する。よって、全てのセグメント
91,92,93,94,95,96,97において端
子電圧V’が等しくなる。
【0024】この時、発光に寄与するダイオード抵抗R
d を流れる電流Id (伝導電流)は、時定数C・Rd で
減衰する。ここで、セグメント容量Cはセグメント電極
21,22,23,24,25,26,27の面積Sに
比例し、ダイオード抵抗Rdは反比例するので、時定数
C・Rd はセグメント電極21,22,23,24,2
5,26,27の面積Sに対し一定である。
【0025】また、ピーク電流Id(peak) は、(V−V
c)/Rd であり、ダイオード抵抗Rd はセグメント電
極21,22,23,24,25,26,27の面積S
に反比例するため、伝導電流Id はセグメント電極2
1,22,23,24,25,26,27の面積Sに比
例する。なお、Vcは上述したクランプ電圧である。よ
って、各セグメント91,92,93,94,95,9
6,97の電流密度IDは等しく、また、輝度(Cd /
2 )も等しくなり、輝度ムラは発生しない。
【0026】従って、本実施例によると、簡単な構成の
駆動回路により、また、EL表示器形成後の後調整作業
を伴うことなく輝度ムラを低減することができる。
【0027】(2) 第2実施例(図6〜図8) 第2実施例は、各セグメント91,92,93,94,
95,96,97間で時定数が一致しないEL表示器1
00において、全てのセグメント91,92,93,9
4,95,96,97の端子電圧V’が一致するよう駆
動電圧Vのパルス幅Tを各セグメント91,92,9
3,94,95,96,97毎に決定するようにして、
後調整をすることなく輝度ムラを解消しようとしたもの
である。以下、第2実施例を詳述する。
【0028】各セグメント91,92,93,94,9
5,96,97の端子電圧V’と駆動電圧Vのパルス幅
Tとの関係は下記式(2) で表わすことができる。
【0029】 V’=V{ 1−exp(−tc /τ1 )} +(V−Vc)[1−exp{−( T−tc)/τ2}] (2) ここで、上記式(2) における第1項は発光層5のクラン
プ電圧Vcに達するまでの挙動、第2項はその後の挙動
を示し、また、tcはクランプ電圧Vcに達するまでの
時間、τ1 はセグメント容量Cと配線抵抗Rとの積で表
わされる時定数C・R、τ2 は絶縁層の容量Ci と配線
抵抗Rとの積で表わされる時定数Ci ・Rをそれぞれ示
している。
【0030】また、クランプ電圧Vcに達する時間tc
は、上記第1項の式から下記式(3)の関係が成立するた
め、この式(3) から下記式(4) で表わされる。
【0031】 Vc=V{1−exp(−tc /τ1)} (3) tc =−τ1 log (1−Vc/V) (4) 従って、上記式(2) 及び上記式(4) から、パルス幅Tは
下記式(5) で表わされる。
【0032】 T=−τ1 log (1−Vc/V) −τ2 log {(V−V’) /( V−Vc)} (5) 上述したような考察に基づくパルス幅Tの決定例を下記
表2に示す。なお、下記表2は、駆動電圧V=200
V,クランプ電圧Vc=140V,セグメント端子電圧
V’=190Vの条件でEL表示器100を駆動する場
合において、各セグメントのセグメント容量C、絶縁層
の容量Ci 、配線抵抗Rの値から時定数τ 1 、τ2 を計
算し、パルス幅Tを上記式(5) により求めた結果であ
る。
【0033】
【表2】
【0034】図6は、各セグメントと1対1に対応する
交流駆動回路8において、パルス幅Tを設定するパルス
幅設定回路を示し、図7は、その動作を説明するための
タイムチャートを示している。また、図8は、パルス幅
設定回路の出力側に接続される駆動回路部を示してい
る。
【0035】図6において、CL1は、図8に示す駆動
回路部の入力N11を駆動するOA信号を出力するため
のクロック信号、CL2はノード1にパルス幅の最小値
を出力するためのクロック信号、CL3はノード2に設
定すべきパルス幅を出力するためのクロック信号を表わ
している。
【0036】図6図示のOB 信号は、図7に示すよう
に、OA 信号に対してパルス幅に相当する時間だけ位相
が遅れた信号となる。
【0037】OA 信号及びOB 信号をそれぞれ駆動回路
部の入力N11及び入力N12に入力すると、EL表示
器100の両端には、図7に示す駆動電圧Vが印加され
る。なお、上記実施例では、正パルスについて説明した
が、負パルスについても同様に実施できる。
【0038】(3) 第3実施例(図9、図10) 交流駆動回路8の最大出力電流Imax =∞であれば上記
第1実施例で十分に輝度ムラを低減することが可能であ
る。しかし、実際には最大出力電流Imax は有限値をも
つためパルスの立ち上がり時間は伝導電流Id によって
異なる。
【0039】なぜならば、セグメント容量Cに応じて時
定数C・Rを等しくするような配線抵抗Rを決定して
も、交流駆動回路8の最大出力電流Imax がV/Rより
小さい場合には伝導電流Id の立ち上がりがなまるため
である。
【0040】図9は、伝導電流Id の実測が困難である
ことに鑑み、伝導電流Id のシミュレーション結果を示
したものである。
【0041】図9において、実線波形は、交流駆動回路
8の最大出力電流Imax =約250mA、パルス幅T=
40μsの時、セグメント容量C=5nF、配線抵抗R
=1kΩのセグメント91,92,93,94,95,
96,97を流れる伝導電流Id を表わしている。ま
た、破線波形は、上記と同様の条件下で、セグメント容
量C=2.5nF、配線抵抗R=2kΩのセグメント9
1,92,93,94,95,96,97を流れる伝導
電流Id を表わしている。
【0042】両者の波形を比較すれば明らかなように、
時定数C・Rが等しいため減衰割合は等しくなるが、最
大出力電流Imax が有限値であるため立ち上がり時間に
差がある。従って、40μsの時間に流れる伝導電流I
d の電流密度に差があり、輝度ムラを生じる。
【0043】図10は、2つのセグメントの容量比(C
1 /C2 )=0.5である各セグメント91,92,9
3,94,95,96,97において、輝度を等しくす
るために必要な配線抵抗比(R1 /R2 )を示した実験
結果である。
【0044】先に示した交流駆動回路8が理想的な場
合、配線抵抗比(R1 /R2 )は「2」になる。しか
し、図10は、輝度を等しくするための抵抗比は、R2
が小さくなるとR1 は2R2 以上の抵抗値が必要にな
る、ことを示している。この原因は先に述べた交流駆動
回路8の最大出力電流Imax が有限であることによる。
2が大きい場合にR1 /R2 =2になる理由は、各セ
グメント91,92,93,94,95,96,97の
抵抗が大きくなり、伝導電流Id のピーク電流Id(pe
ak) が最大出力電流Imax 以下になるためである。
【0045】よって、このような最大出力電流Imax
影響を考慮して図10より各セグメント91,92,9
3,94,95,96,97の配線抵抗Rを決定し、以
下は第1実施例と同様にして配線幅Wを決定する。
【0046】このようにして設計したEL表示器100
においては、交流駆動回路8の最大出力電流Imax にか
かわらず輝度ムラを解消することができる。
【0047】(4) 第4実施例(図11) 本実施例は、図11に示すように、配線31,32,3
3,34,35,36,37を、配線幅Wは各セグメン
ト91,92,93,94,95,96,97間で同一
とし、配線長Lを変えるようにしたものである。
【0048】なお、配線幅W及び配線長Lを同時に変
え、全てのセグメントで所望の抵抗値が得られるよう各
セグメント91,92,93,94,95,96,97
の配線31,32,33,34,35,36,37を形
成するようにしてもよい。
【0049】なお、上述した実施例では、EL素子は二
重絶縁構造のものとして示したが、片側絶縁構造又は絶
縁層を有しない構造のEL素子に対しても本発明は適用
可能である。また、上述した実施例では、背面電極7が
各セグメント91,92,93,94,95,96,9
7に対し共通電極となっているが、各セグメント91,
92,93,94,95,96,97毎に独立して形成
されるものに対しても本発明は適用可能である。
【0050】
【発明の作用効果】以上説明したように、本発明に係る
第1のEL表示器は、各セグメントの発光層を流れる電
流密度ID が全セグメントで同一になるよう、各セグメ
ントの配線抵抗Rを決定し、配線を形成してなることを
特徴とする。
【0051】また、第2のEL表示器は、各セグメント
に対応するセグメント容量Cと配線抵抗Rとの積C・R
が全セグメントで同一になるよう配線を形成してなるこ
とを特徴とする。
【0052】また、EL表示器の駆動回路は、各セグメ
ントのセグメント容量C、絶縁層の容量Ciと当該セグ
メントに対応する配線抵抗Rとの積(τ1 =C・R,τ
2 =Ci・R)、駆動電圧V、発光層のクランプ電圧V
c、セグメントの端子電圧V’から、所定の関係式より
各セグメントの輝度が同一になるよう決定されたパルス
幅Tを有する駆動波形を出力することを特徴とする。
【0053】このため、本発明によると、設計段階で輝
度ムラ解消のための最適な配線パターン又はパルス幅を
決定するようにしているため、従来のようなEL表示器
形成後の後調整作業を伴うことなく輝度ムラを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るEL表示器100の正面図
【図2】図1図示II−II線による概略断面図
【図3】1つのセグメントの電気等価回路図
【図4】EL表示器100の駆動回路の構成図
【図5】その動作波形図
【図6】第2実施例におけるパルス幅設定回路図
【図7】同実施例における動作波形図
【図8】同実施例における駆動回路部の構成図
【図9】第3実施例の説明図
【図10】同実施例の他の説明図
【図11】第4実施例に係るEL表示器の正面図
【符号の説明】
31〜37 配線 4,6 絶縁層 5 発光層 91〜97 セグメント 100 EL表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−288396(JP,A) 特開 平3−107188(JP,A) 特開 平5−315073(JP,A) 特開 平3−289626(JP,A) 特開 昭58−66987(JP,A) 特開 昭53−19786(JP,A) 特開 昭61−256385(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/30 - 9/46 H05B 33/00 - 33/28 G09G 3/00 - 3/16 G09G 3/19 - 3/34 G09G 3/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセグメントを有し、交流駆動回路
    の最大出力電流がELを充電する電流に比べて大きくな
    く、輝度ムラに影響を及ぼすEL表示器において、 各セグメントの発光層を流れる電流密度ID が全セグメ
    ントで同一になるよう、各セグメントの配線抵抗Rを決
    定し、配線を形成してなることを特徴とするEL表示
    器。
JP27636692A 1992-10-14 1992-10-14 El表示器及びその駆動回路 Expired - Lifetime JP3277567B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27636692A JP3277567B2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 El表示器及びその駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27636692A JP3277567B2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 El表示器及びその駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06132079A JPH06132079A (ja) 1994-05-13
JP3277567B2 true JP3277567B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=17568432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27636692A Expired - Lifetime JP3277567B2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 El表示器及びその駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3277567B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1063198A (ja) * 1996-08-19 1998-03-06 Denso Corp マトリクス型el表示装置
US6825820B2 (en) * 2000-08-10 2004-11-30 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and electronic device
JP4906022B2 (ja) * 2000-08-10 2012-03-28 株式会社半導体エネルギー研究所 アクティブマトリクス型el表示装置及び電子機器
JP4561490B2 (ja) 2004-12-24 2010-10-13 株式会社豊田自動織機 エレクトロルミネッセンス素子
JP2007018768A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Toyota Industries Corp 発光装置及びその製造方法並びに液晶表示装置
JP4737221B2 (ja) 2008-04-16 2011-07-27 ソニー株式会社 表示装置
WO2013160985A1 (ja) * 2012-04-23 2013-10-31 パイオニア株式会社 有機elパネル
JP2015094814A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 パイオニア株式会社 発光装置
JP6872571B2 (ja) * 2018-02-20 2021-05-19 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06132079A (ja) 1994-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6151005A (en) Liquid-crystal display system having a driver circuit capable of multi-color display
JP3277567B2 (ja) El表示器及びその駆動回路
JP3395399B2 (ja) プラズマ駆動回路
EP0381479A1 (en) Method and apparatus for driving capacitive display device
KR100386030B1 (ko) 전계 방출 디스플레이에서 그레이 스케일을 제공하기 위한방법
JPS61267799A (ja) 表示装置
JPH0620774A (ja) Elパネルの通電装置
JP2755877B2 (ja) 薄膜エレクトロ・ルミネッセンス素子の電極構造
JPH07140929A (ja) El素子駆動装置およびel素子駆動方法
US3622996A (en) Electroluminescent display
JP3379224B2 (ja) 負荷駆動回路
JP2939044B2 (ja) 液晶表示パネルの駆動回路
JPH0542470Y2 (ja)
JPS60216388A (ja) El駆動装置
JPS6158008B2 (ja)
US20020080110A1 (en) Liquid crystal display having gate driving signal line in panel and correction circuit
JPS5828194A (ja) El表示装置
JPS6319072B2 (ja)
JP2960192B2 (ja) 液晶表示装置
KR100859519B1 (ko) 액정 표시 장치용 백라이트 장치
JP2786913B2 (ja) 液晶パネル
JPS6388786A (ja) 薄膜elパネルのエ−ジング方法
JPH06308910A (ja) El素子
JP2007086686A (ja) 表示装置
JPH02126589A (ja) 薄膜elパネル

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080215

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 11