JP3277274B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

Info

Publication number
JP3277274B2
JP3277274B2 JP18192498A JP18192498A JP3277274B2 JP 3277274 B2 JP3277274 B2 JP 3277274B2 JP 18192498 A JP18192498 A JP 18192498A JP 18192498 A JP18192498 A JP 18192498A JP 3277274 B2 JP3277274 B2 JP 3277274B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
mode
displayed
special
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18192498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1157133A (ja
Inventor
健吉 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16109294&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3277274(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP18192498A priority Critical patent/JP3277274B2/ja
Publication of JPH1157133A publication Critical patent/JPH1157133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3277274B2 publication Critical patent/JP3277274B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め定められた条
件が満足されたときに遊技者に有利な権利を確保し、権
利確保中に他の条件が満足されたときに上記権利を行使
するようにしたパチンコ機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機では、遊技者の技量によって
遊技中の入賞条件が変わり、遊技者にとって有利な権利
(以下、権利という)を発生させることが、遊技者の遊
技意欲を増大させる一つの要件となっている。
【0003】たとえばパチンコ機の遊技盤に通常の入賞
口と、この通常の入賞口とは異なる第1特定領域と、こ
の第1特定領域とは異なる第2特定領域と、パチンコ球
が入賞し易い第1の状態および入賞しない第2の状態に
変化可能な可変入賞球装置と、複数種の識別情報を所定
時間変動表示し該変動表示終了に基いて識別情報のいず
れかを停止表示する可変表示装置とを遊技盤に設け、さ
らに後述する特別装置を設けたものがある。
【0004】なお可変入賞球装置はソレノイドなどから
なる駆動手段によって、第1の状態または第2の状態に
駆動制御される。また第1特定領域および第2特定領域
は、一般に入賞口からなるものが多く、この場合、入賞
後のパチンコ球は回収されるのであるが、第1特定領域
または第2特定領域を通過したのちに再度遊技盤に戻る
ように構成されたものもある。
【0005】遊技時においてパチンコ球が第1特定領域
に入賞(または通過)したとき、この入賞を近接センサ
などによって検出し、この検出に基いて可変表示装置は
上記変動表示を開始する。この変動表示から予め定めら
れた時間が経過すると、可変表示装置は変動表示から停
止表示に移行する。このとき可変表示装置に停止表示さ
れている識別情報が、たとえば比較回路などによって予
め定められた特定識別情報であることが検出された場
合、この検出に基いて特別装置は起動される。
【0006】特別装置は作動時に権利を発生させ、権利
発生中すなわち特別装置の作動中に第2特定領域に通過
するパチンコ球が近接センサなどによって検出される
と、駆動手段は第2の状態にある可変入賞球装置を第1
の状態に駆動制御する。これにより権利が行使されて、
パチンコ球は可変入賞球装置に入賞し易くなり、権利を
行使できるので、単位時間当りの賞球数を増大させるこ
とができるのである。
【0007】権利発生中に特定識別情報が可変表示装置
に停止表示され、この旨が検出された場合、特別装置は
作動を停止して発生させている権利を消滅させる。
【0008】ところで可変表示装置に停止表示される特
定識別情報は、予め定められた手順に基いて識別情報の
中から選択され、可変表示装置には識別情報のいずれか
を選択するための識別情報表示制御手段が接続されてい
る。このような識別情報表示制御手段には、特定識別情
報を識別情報の中から選択する確率を複数種設け、同確
率を権利発生前よりも権利発生後に大きく設けたものが
ある。
【0009】このような識別情報表示制御手段を設けた
機種では、一旦権利が発生すると、特定識別情報が識別
情報の中から選択される確率が増大することから、可変
表示装置に特定識別情報が停止表示され易くなるので、
権利を行使したのちにも次回の権利が発生し易くなるの
で、遊技者の興趣は高められることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記構成のパ
チンコ機では一旦権利が発生すると次回の権利が発生し
易くなるものの、権利発生中における第1特定領域への
入賞検出に基いて特定識別情報が識別情報の中から選択
されると、特別装置は作動を停止させる。このことから
発生中の権利は消滅し、権利をすべて行使する以前に権
利が消滅するので、遊技意欲を減退させ易いという問題
を招く。
【0011】そこで本発明は、権利をすべて行使する以
前に権利が消滅することを抑止したパチンコ機の提供を
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のパチンコ機に係る発明は、特別入賞装置
内の第1特定領域をパチンコ球が通過したことにより
複数の識別情報を所定時間変動表示させた後、前記識別
情報の中からいずれかを停止表示する表示装置を設け、
前記識別情報の中の特定識別情報が停止表示された時に
発生する権利発生遊技状態中に、パチンコ球が第2特定
領域を通過したことに基づいて可変入賞装置を遊技者に
不利な第2の状態から遊技者に有利な第1の状態にする
パチンコ機において、前記特別入賞装置内に当り孔と外
れ孔を備えた円盤を設け、前記当り孔に入賞し、前記第
1特定領域へ誘導され、該領域を通過したパチンコ球
は、前記複数の識別情報の中からいずれかの識別情報が
可変表示装置に停止表示されるまで所定の位置に保持さ
れ、前記特定識別情報が前記可変表示装置に停止表示さ
れとき、前記権利を発生させる特別装置作動領域に誘導
されることを特徴とするものである。
【0013】また、上記目的を達成するために、請求項
2のパチンコ機に係る発明は、請求項1の発明におい
て、第1特定領域へ誘導されたパチンコ球は、複数の識
別情報の中からいずれかの識別情報が可変表示装置に停
止表示されるまで保持され、前記特別識別情報が前記可
変表示装置に停止表示されたとき前記保持されたパチン
コ球が特別装置作動領域に誘導されることを特徴とする
ものである。
【0014】上記構成により、確率調節手段は前記特別
装置の作動時において、特定識別情報が前記識別情報表
示制御手段によって複数種の識別情報の中から選択され
る確率を最小にするので、前記特別装置の作動時に可変
表示装置が特定識別情報を停止表示する可能性は減少す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基い
て説明する。図1は本発明の要部構成を示し、図2に仮
想線で示したパチンコ機1に設けられている。パチンコ
機1の遊技盤2には通常の入賞口3、可変入賞球装置
4、入賞口を構成する第2特定領域5および特別入賞装
置6が設けられている。この特別入賞装置6には詳細は
後述するが、図3に破線で示した第1特定領域7が設け
られている。
【0016】可変入賞球装置4には一対の開閉羽根8,
8が設けられ、開閉羽根8,8は基端部を中心として回
動自在に設けられ、開閉羽根8の基端には図5に示すよ
うにクランク9の一端が係合している。クランク9の他
端は、ソレノイドからなる駆動手段としての大入賞口ソ
レノイド10のプランジャ11に一端が取り付けられたリン
ク12の他端に取り付けられている。
【0017】これにより大入賞口ソレノイド10の励磁時
おいてはプランジャ11を図5中、下方に吸引するので、
可変入賞球装置4はパチンコ球が入賞し易い第1の状態
を形成する。この状態から大入賞口ソレノイド10が解磁
されると、プランジャ11はスプリング13によって図5
中、上方に戻されるので、可変入賞球装置4は図4の破
線および図5で示すパチンコ球が入賞しない第2の状態
を形成する。14は10カウントスイッチで、10カウン
トスイッチ14は第1の状態にある可変入賞球装置4に入
賞するパチンコ球を検出するためのもので、10カウン
トスイッチ14は大入賞口ソレノイド10を制御するための
図1に示した駆動制御手段(後述)15に接続されてい
る。また16は大入賞口ソレノイド10を取り付けるための
取付板、17はベース板である。
【0018】図2および図3に戻り、特別入賞装置6の
正面下方には可変表示装置としての識別情報表示装置18
が設けられている。また第1特定領域7には近接センサ
からなる図柄作動スイッチ19が設けられ、第1特定領域
7を通過したパチンコ球が図柄作動スイッチ19によって
検出されたとき、識別情報表示装置18はこの検出に基い
て予め定められた複数種の識別情報を所定時間変動表示
させ、この時間が経過したとき、識別情報のいずれかを
停止表示する(後述)。
【0019】識別情報表示装置18は図2および図6に示
すように、横方向に配列された複数(本実施例では8
個)のLEDから構成されている。上記変動表示とは、
識別情報表示装置18のいずれかを所定時間点灯した後に
消灯し、これと同時に隣接された識別情報表示装置18の
いずれかを所定時間点灯した後に消灯することを順次繰
り返すことで、識別情報表示装置18のいずれかを図2
中、左側から右側に順次点灯することである。他方、停
止表示とはいずれかの識別情報表示装置18を点灯表示す
ることである。
【0020】変動表示から停止表示に移行する際には、
変動表示時において最後に点灯された識別情報表示装置
18の右隣に位置する識別情報表示装置18が点灯される。
なお変動表示時に最後に点灯された識別情報表示装置18
が右端に位置する場合、左端に位置する識別情報表示装
置18が点灯される。さらに各識別情報表示装置18の直下
には、図示を省略しているが「当たり」または「外れ」
に相当する表示がなされ、これらの「当たり」または
「外れ」に係る表示は各識別情報表示装置18の各々に対
応して設けられている。
【0021】特別入賞装置6は上部に特別入賞口20を設
け、パチンコ球は図2および図6中、左方からのみ特別
入賞装置6に入賞する。そして特別入賞装置6入賞した
全てのパチンコ球に対しては所定数の賞品球が払出され
る。21は特別入賞装置6に形成された入賞空間部で、入
賞空間部21と特別入賞口20とは特別入賞装置6の奥方に
形成された誘導路22によって連通される。また特別入賞
口20の直上部には天入賞口23が形成され天入賞口23への
入賞球に対しては、入賞口3への入賞球に対応する賞品
球数と同じ払出数の賞品球が払出される。
【0022】図3に戻り入賞空間部21の底部25には円盤
26が回転自在に設けられ、円盤26の中心には回転軸27の
下端が固定されている。回転軸27は入賞空間部21の底部
から特別入賞装置6の上壁を貫通し、上端に傘歯車28を
取り付けている。29は傘歯車28に係合する傘歯車で、傘
歯車29にはモータ30の回転軸が固定されている。モータ
30はパチンコ機1への電源供給時には常時動作してお
り、この動作により傘歯車29は傘歯車28を駆動すること
により回転軸27を介して円盤26を一定速度で回転させ
る。
【0023】円盤26には当り孔31と外れ孔32とが、図8
に示すように回転軸27を中心として対称に穿設されてお
り、当り孔31は外れ孔32よりも回転軸27寄りに配置され
ている。本実施例では、当り孔31が2箇所に設けられ、
各当り孔31,31の両側にはそれぞれ外れ孔32が合計4箇
所に設けられている。
【0024】各孔31,32は回転軸27を中心に30度毎に
リブ33で扇形状に仕切られている。また当り孔31を含む
扇形の外縁部にはリブ33が延設され、延設されたリブ33
にはパチンコ球が挿通可能な切欠34が設けられている。
なお本実施例では切欠34の幅は12.5mmに、パチンコ
球径は11.0mmに定められている。
【0025】入賞空間部21の底部25には図9に示すよう
に、誘導孔35および誘導長孔36が穿設され、誘導孔35は
当り孔31に対応させて配置される一方、誘導長孔36は当
り孔31および外れ孔32の両方に対応させて配置されてい
る。また底部25の円盤26外周には図8および図9に示す
ように、いわゆるクルーン37が設けられている。なお円
盤26は本実施例において図8中、反時計方向に回転する
ものとする。
【0026】クルーン37の内縁は円盤26の外周縁より上
位または同一の高さになるように形成され、さらにクル
ーン37から円盤26の中心にかけて下位になるように傾斜
させている。これにより特別入賞装置6に入賞したパチ
ンコ球は入賞空間部21からクルーン37を経て、円盤26の
リブ33で仕切られたいずれかの部位に流下したのち、当
り孔31または外れ孔32に入賞する。
【0027】この当り孔31または外れ孔32への入賞球は
上述した円盤26の回転によって、当り孔31が誘導孔35お
よび誘導長孔36に対応する位置に到達するまで、または
外れ孔32が誘導長孔36に対応する位置に到達するまで、
当り孔31および外れ孔32のいずれかと底部25とによって
保持される。
【0028】そして当り孔31に入賞して誘導孔35に誘導
されたパチンコ球のみが第1特定領域7を通過する一
方、当り孔31に入賞したにもかかわらず誘導長孔36に入
賞したパチンコ球と、外れ孔32に入賞したパチンコ球と
は第1特定領域7を通過することがない。以下、パチン
コ球が第1特定領域7を通過することを、第1特定領域
7に入賞するということにする。
【0029】図1において、39は識別情報表示制御手段
で、識別情報表示制御手段39は識別情報表示装置18を制
御するためのものである。第1特定領域7への入賞球の
検出信号が図柄作動スイッチ19から入力され、この検出
信号は識別情報表示制御手段39に入力され、これに基い
て識別情報表示制御手段39はいずれかの識別情報を選択
する。そして識別情報表示制御手段39は識別情報を識別
情報表示装置18に所定時間変動表示させた後、選択され
た識別情報を識別情報表示装置18に停止表示する。
【0030】識別情報表示装置18に停止表示される識別
情報のうち、上記「当たり」に相当する識別情報を以
下、特定識別情報ということにする。詳細は後述する
が、特定識別情報は識別情報表示制御手段39によって予
め定められた手順に基いて、所定確率で選択され、この
確率は予め定められた条件に応じて変動する。識別情報
表示装置18には表示図柄判定回路40が接続され、表示図
柄判定回路40は識別情報表示装置18に停止表示された識
別情報の種別を判定する。表示図柄判定回路40には図示
を省略したメモリが設けられ、このメモリには特定識別
情報が格納されている。
【0031】図7の41は振分装置で、振分装置41は特別
入賞装置6の下方左側に配置されている。振分装置41は
表示図柄判定回路40によって制御されるもので、識別情
報表示装置18に停止表示される識別情報に応じて第1特
定領域7への入賞球を振分ける。
【0032】振分装置41は図10に示すようにモータ42、
カム43およびリンク棒44を主構成とする。モータ42の回
転軸にはカム43が偏心して取り付けられ、カム43にはリ
ンク棒44の一端が回動自在に取り付けられている。この
リンク棒44の他端は、基端が図柄作動スイッチ19の直下
に回動自在に支持された回動支軸45の先端に回動自在に
支持されている。モータ42は通常時において、リンク棒
44が図10に示す最高位に位置するようにカム43を配置
し、これをモータ42の原位置に定めている。
【0033】46はモータ位置検出スイッチで、モータ位
置検出スイッチ46はモータ42が原位置にあるか否かを検
出するもので、その検出信号は表示図柄判定回路40に入
力される。モータ42が原位置にある場合において、第1
特定領域7を通過したパチンコ球は図柄作動スイッチ19
によって検出され、かつ、図柄作動スイッチ19およびリ
ンク棒44の他端により図10で示した状態に保持される。
【0034】そして識別情報表示装置18に停止表示され
る識別情報が表示図柄判定回路40によって特定識別情報
でないと判定された場合、表示図柄判定回路40は原位置
にあるモータ42を図10中、逆方向(反時計方向)に回動
させることによって、図柄作動スイッチ19およびリンク
棒44の他端で保持されたパチンコ球を第1特定領域7か
ら図11中、右側に誘導する。
【0035】これに対して識別情報表示装置18に停止表
示された識別情報が表示図柄判定回路40によって特定識
別情報であると判定された場合、表示図柄判定回路40は
原位置にあるモータ42を図10および図12中、正方向(時
計方向)に回動させる。これにより図柄作動スイッチ19
およびリンク棒44の他端で保持されたパチンコ球が第1
特定領域7から図13および図10中、左側の特別装置作動
領域47に流下される。特別装置作動領域47に誘導された
パチンコ球は特別装置スイッチ48によって検出されると
同時に特別装置49は作動状態になり、権利が発生する。
この検出信号は後述する確率調節手段38に入力されるの
で、確率調節手段38は特別装置49の作動状態を検出でき
る。
【0036】なお権利発生中すなわち特別装置49の作動
中、識別情報表示装置18に停止表示された識別情報が表
示図柄判定回路40によって特定識別情報であると判定さ
れた場合、上記同様に図柄作動スイッチ19およびリンク
棒44の他端で保持されたパチンコ球が第1特定領域7か
ら図13および図10中、左側の特別装置作動領域47に流下
され、このパチンコ球は特別装置スイッチ48によって検
出されると同時に、特別装置49は作動を停止して発生中
の権利を消滅させる。
【0037】パチンコ機2はCPU、ROMおよびRA
Mを主構成とする制御回路(図1参照)によって制御さ
れ、ROMに格納されたプログラムを順次実行する。こ
のプログラムは1サイクルが4m秒間未満で処理される
ように設計され、4m秒間毎にCPUにはリセット信号
が入力される。そして1サイクルのプログラムの実行終
了後、リセット信号が入力すなわちプログラムの実行開
始から4m秒間が経過するまで、プログラムの最終ステ
ップであるところの図示を省略した後述するカウンタの
乱数加算演算に係る命令をループする。
【0038】識別情報表示装置18に停止表示される識別
情報は以下に示すタイミングで決定される。図柄作動ス
イッチ19は第1特定領域7に入賞したパチンコ球を検出
すると、この入賞球の検出信号が識別情報表示制御手段
39に入力される。これと同時に識別情報表示制御手段39
は識別情報を識別情報表示装置18に変動表示させ、所定
時間(たとえば5秒間程度)経過ののちに識別情報のい
ずれかを停止表示する。
【0039】識別情報表示制御手段39は識別情報表示装
置18に停止表示される識別情報を選択または決定するた
めに、上記カウンタを合計3系統設けている。そして第
1ないし第3の各カウンタは、パチンコ機1の電源投入
時から上記制御回路のリセット毎いいかえれば4m秒間
経過毎に「1」を各々乱数として加算するもので、第1
のカウンタは「0」ないし「79」まで、第2のカウン
タは「0」ないし「4」まで、さらに第3のカウンタは
「0」ないし「2」までを各々加算演算し、こののち
「0」に戻ってリセットされる毎に「1」を加算する。
【0040】これらのうち、第1のカウンタは識別情報
表示装置18に停止表示される識別情報が特定識別情報い
いかえれば権利を発生させるか否かを、第2のカウンタ
は「当たり」に相当する特定識別情報の種別を、また第
3のカウンタは「外れ」に相当する識別情報の種別をそ
れぞれ選択するためのものである。本実施例では図6
中、右側5箇の識別情報表示装置18を特定識別情報に定
め、第2のカウンタから得られる「0」ないし「4」の
5種の乱数値に識別情報表示装置18を左側(最左端から
4番目)から順次対応させている。他方、左側3箇の識
別情報表示装置18は特定識別情報でない識別情報に定め
ており、第3のカウンタから得られる「0」ないし
「2」の3種の乱数値に識別情報表示装置18を左側から
順次対応させている。
【0041】上記第1のカウンタは第1特定領域7を通
過したパチンコ球を図柄作動スイッチ19によって検出し
た時点で(図14ア参照)、その乱数値N1が「0」ない
し「16」の場合である場合、特定識別情報を識別情報
表示装置18に停止表示することが決定される。そして識
別情報表示装置18に停止表示される特定識別情報の種別
は、第2のカウンタの乱数値N2に依存する。
【0042】他方、第1のカウンタは、カウンタの乱数
値N1が図14アの時点で「17」ないし「79」である
場合、識別情報表示装置18に特定識別情報でない識別情
報を停止表示することが決定され、その識別情報は第3
のカウンタの乱数値N3に依存する。
【0043】なお本実施例において便宜上、図15Aに示
すように電源投入時から第1回目の権利の発生までを、
権利モード「0」、図15Bおよび図15Fに示すように第
1回目の権利の発生から第1回目の権利の行使(後述)
終了までを、権利モード「1」、図15Cおよび図15Gに
示すように第1回目の権利の行使終了から第2回目の権
利の発生までを、権利モード「2」、そして図15Dおよ
び図15Hに示すように第2回目の権利の発生から第2回
目の権利の行使終了までを、権利モード「3」定め、図
15Eおよび図15Iに示すように権利モード「3」以降は
権利モード「0」ないし権利モード「3」を繰り返すも
のとする。
【0044】確率調節手段38は識別情報表示制御手段39
に接続され、特定識別情報が選択される確率を調節する
ための当たり確率制御信号を権利モード「2」のときの
み、識別情報表示制御手段39および高確率状態表示灯50
に入力する。このとき高確率状態表示灯50は権利モード
「2」である旨を点灯または点滅によって表示する。
【0045】当たり確率制御信号が識別情報表示制御手
段39に入力されているとき、識別情報表示制御手段39
は、上記第1のカウンタから得られた乱数値N1にかか
わらず、特定識別情報が選択されることを決定する。こ
れにより当たり確率制御信号が発生している場合、特定
識別情報が識別情報表示制御手段39によって選択される
確率は、権利モード「2」のときのみ「八十分の八十」
になる。
【0046】他方、当たり確率制御信号が識別情報表示
制御手段39に入力されていないとき、識別情報表示制御
手段39は上述したように乱数値N1が「0」ないし「1
6」の場合である場合のみ、特定識別情報を選択される
ことに決定される。これにより特定識別情報が識別情報
表示制御手段39によって選択される確率は「八十分の十
七」になる。
【0047】したがって特定識別情報が識別情報表示制
御手段39によって選択される確率いいかえれば権利の発
生確率は2種類あり、権利モード「0」、権利モード
「1」および権利モード「3」における権利の発生確率
値は、権利モード「2」における権利の発生確率値より
も小さい。
【0048】特別装置49の作動によって権利が発生すな
わち権利モード「1」および権利モード「3」のときの
み、特別装置作動表示灯51が作動し、その旨を点灯また
は点滅によって表示する。
【0049】第2特定領域5には図1および図7に示す
ように近接センサからなる第3種始動口スイッチ52が設
けられている。特別装置49の作動時に第2特定領域5に
パチンコ球が入賞すると、第3種始動口スイッチ52は入
賞球の検出信号を駆動制御手段15および特別装置49に入
力する。これに基いて駆動制御手段15は第3種始動口ス
イッチ52からの検出信号がある場合、図2および図4に
示すように、大入賞口ソレノイド10を所定時間(本実施
例では10秒間)励磁することによって、可変入賞球装
置4を第2の状態から第1の状態に移行させる。
【0050】このとき駆動制御手段15は、10カウント
スイッチ14によって可変入賞球装置4に10球の入賞球
をカウントするか、可変入賞球装置4が第2の状態から
第1の状態に移行してから10秒間経過するまでのいず
れかが達成されるまで第1の状態を保持する。いずれか
が達成されたとき、駆動制御手段15は可変入賞球装置4
を第1の状態から、図4破線に示すように第2の状態に
移行させ、権利は1回行使されたことになる。可変入賞
球装置4への入賞球数は図1の10カウント表示灯53に
点灯表示される。また図2、図3および図6に示した55
は、装飾部材である。
【0051】作動中の特別装置49は、第3種始動口スイ
ッチ52の検出回数が16回に達するか、上述したように
ふたたび特別装置スイッチ48によって特別装置作動領域
47におけるパチンコ球が検出されることにより、作動を
停止させる。なお可変入賞球装置4への入賞球数は10
カウント表示灯53に点灯表示される。
【0052】さらにまた本実施例では識別情報表示装置
18を複数のLEDによって構成するとともにLEDいず
れかを点灯表示し、この点灯表示に対応する識別情報が
特定識別情報に相当する否かを決定する場合を説明した
が、これに限定されるものではない。たとえば識別情報
を複数桁の図柄および数字などで構成し、これらをドッ
トマトリクスのLEDまたはLCDなどからなる識別情
報表示装置18で表示するようにしてもよい。
【0053】つぎに上記構成のパチンコ機1の使用手順
を図16ないし図23に基いて、以下に説明する。まず図16
に示すようにS1では、電源が初期投入されたか否かが
判定され、初期投入であると判定されると、S2へ進ん
で上記RAMの内容を全てクリアする。ついでS3で
は、各種初期設定として図15Aに示すように権利モード
「0」をセットしたのちに、S43にジャンプする。
【0054】他方S1において電源が初期投入されてい
ないと判定されると、S4へ進み、遊技盤2上に設けら
れた各スイッチの短絡・断線等に係るハードチェックを
行う。つぎにS5で、上記S4におけるハードチェック
が正常でなければ、S37でエラーモード「1」がセット
されたのち、S38で表示灯の処理が施される。他方スイ
ッチのハードチェックが正常ならばS6へ進み、エラー
モード「1」のセット有無が判定される。
【0055】S6においてエラーモード「1」がセット
されている場合にはS7へ進んでエラーモード「1」を
クリアしてからS8へ進み、そうでない場合にはS6か
らS8にジャンプする。S8では、特別装置スイッチ48
がONされたか否かを判定し、ONされている場合は
(図14イ参照)、S9へ進んで権利発生に係る処理が施
される一方、特別装置スイッチ48ONされていない場合
にはS10にジャンプする。
【0056】上記S9では図17に示す処理が順次実行さ
れる。まずS9ー1において、権利モード「0」のセッ
ト有無が判定され、セットされている場合はS9ー2へ
進み、権利フラグがセットされる。このことにより特別
装置49が作動されたのち(図14ウおよび図15F参照)、
S9ー3では権利モード「0」をクリアして、S9ー4
で権利モード「1」を新たにセットする(図15B参
照)。
【0057】このとき確率調節手段38は当たり確率制御
信号を発生させていないので、識別情報表示装置18が特
定識別情報を停止表示する可能性は、権利モード「2」
の場合と比較してきわめて小さくなる。これにより権利
発生中にすべての権利を行使する以前に、権利が消滅す
る可能性を権利モード「2」の場合と比較してきわめて
小さくすることができる。しかるのち図16のs10にジャ
ンプする。
【0058】上記S9ー1において権利モード「0」が
セットされていないと判定されると、S9ー5へ進んで
権利モード「1」のセット有無が判定される。権利モー
ド「1」がセットされている場合は、S9ー6へ進み権
利フラグをクリアして特別装置49の作動を停止させ(図
15G参照)、S9ー7およびS9ー8で権利モード
「1」を「2」に更新セットする(図15C参照)。
【0059】これにより確率調節手段38は当たり確率制
御信号を発生させるので、識別情報表示装置18は第1特
定領域7への入賞時には必ず特定識別情報を停止表示す
ることになり、権利が発生する可能性は権利モード
「0」、「1」および「3」の場合と比較してきわめて
大きくなる。しかるのち図16のs10にジャンプする。
【0060】S9ー5において権利モード「1」がセッ
トされていないと判定されると、S9ー9へジャンプ
し、権利モード「2」のセット有無が判定される。ここ
で権利モード「2」がセットされていると判定される
と、S9ー10へ進み、権利フラグをセットすることによ
り特別装置49を作動させる(図15H参照)。ついでS9
ー11およびS9ー12で権利モード「2」を「3」に更新
セットする(図15D参照)。
【0061】このとき確率調節手段38は当たり確率制御
信号を発生させていないので、識別情報表示装置18が特
定識別情報を停止表示する可能性は、権利モード「2」
の場合と比較してきわめて小さくなる。これにより権利
発生中にすべての権利を行使する以前に、権利が消滅す
る可能性を権利モード「2」の場合と比較してきわめて
小さくすることができる。しかるのち図16のs10にジャ
ンプする。
【0062】S9ー9において権利モード「2」がセッ
トされていないと判定されると、S9ー13へ進み、権利
モード「3」のセット有無が判定され、権利モード
「3」がセットされている場合、S9ー14へ進み、権利
フラグがクリアされることにより特別装置49の作動が停
止される(図15I参照)。そしてS9ー15では権利モー
ド「3」をクリアして、S9ー16で権利モード「0」を
新たにセットしたのち(図15E参照)、図16のs10にジ
ャンプする。
【0063】図16に戻り、S10では図柄作動スイッチ19
がONされたか否かを判定し、図柄作動スイッチ19が図
14アに示すようにONされたと判定された場合、S11に
おいて識別情報の変動・停止表示に係る処理が施され
る。またS10で図柄作動スイッチ19がONされていない
と判定された場合、S12にジャンプする。
【0064】S11では図18および図19に示す処理が実行
される。まず図18のS11ー1では、識別情報が変動表示
されるための図柄作動モードのセット有無が判定され、
セットされていれば、後述する図19のS11ー15にジャン
プする一方、そうでなければS11ー2で図柄停止モード
のセット有無が判定される。そして図柄停止モードがセ
ットされていないと判定された場合、S11ー3において
図14エに示すように図柄作動モードをセットするととも
に、S11ー4では図示を省略した図柄停止タイマに
「1.6秒間」をセットしたのち、S11ー5において識
別情報の変動表示が開始される(図14オ参照)。
【0065】図19の上記S11ー15においては、図柄停止
タイマの減算処理が行われ、S11ー16で減算処理された
図柄停止タイマが「0」であるか否かを判定し、「0」
でなければ図16のS12にジャンプする一方、「0」であ
ればS11ー17において上記第1のカウンタの乱数値N1
をロードする(図14カ参照)。
【0066】そしてS11ー18では権利モード「2」のセ
ット有無が判定され、権利モード「2」がセットされて
いると判定されると、S11ー20にジャンプする一方、そ
うでない場合にはS11ー19において第1のカウンタの乱
数値N1が「16」以下であるか否かが判定される。上
記S11ー19において乱数値N1が「16」以下である場
合には、S11ー20で第2のカウンタの乱数値N2がロー
ドされたのち(図14カ参照)、この乱数値N2に相当す
る特定識別情報および停止表示位置がセットされる(S
11ー21)。
【0067】他方S11ー19において乱数値N1が「1
6」を越えている場合には、S11ー22で第3のカウンタ
の乱数値N3がロードされたのち、この乱数値N3に相
当する特定識別情報ではない識別情報および停止表示位
置がセットされる(S11ー23)。こののちS11ー24では
図14キに示すように図柄停止モードがセットされたのち
に、S11ー25では図柄作動モードがクリアされ、図16の
S12にジャンプする。
【0068】図18に戻り、S11ー2で図柄停止モードが
セットされていると判定された場合、S11ー6において
識別情報(「当たり」・「外れ」)およびその識別情報
の停止位置が一致しているか否かを判定し、一致してい
ない場合にはる場合には図16のS12にジャンプする一
方、一致している場合、S11ー7において識別情報表示
装置18に変動表示されている識別情報が停止表示され
る。
【0069】つぎにS11ー8で表示図柄判定回路40は図
14ケに示すように、上記11ー7で停止表示された識別情
報が特定識別情報であるか否かを判定し、特定識別情報
である場合に表示図柄判定回路40はカム43を図10中、正
方向に回動させるようにモータ42の回転軸方向をセット
する(S11ー9〜図14コ参照)。他方S11ー8で特定識
別情報でないと判定された場合、表示図柄判定回路40は
S11ー10でカム43を図10中、逆方向に回動させるように
モータ42の回転軸方向をセットしたのちに、S11ー11に
ジャンプする。
【0070】S11ー11ではモータ42の駆動モードがセッ
トされたのち(図14サ参照)、S11ー12では図示を省略
したモータ駆動タイマに0.35秒間がセットされる。
しかるのち表示図柄判定回路40はS11ー13においてモー
タ42を駆動し、S11ー14では図柄停止モードがクリアさ
れると、図16のS12にジャンプしてモータの駆動に係る
処理が実行される。
【0071】このS12における処理の詳細は図20に示さ
れている。まずS12ー1においてモータ42の駆動モード
のセット有無が判定され、セットされていないと判定さ
れた場合には後述するS12ー8にジャンプする一方、そ
うでない場合にはS12ー2において上記モータ駆動タイ
マがタイムアップすなわち「0」であるか否かを判定す
る。そして上記モータ駆動タイマがタイムアップしてい
ると判定された場合、S12ー3において表示図柄判定回
路40はモータ42の作動を停止させたのち(図14シ参
照)、S12ー4において図示を省略したモータ駆動停止
タイマに0.05秒間がセットされる。ついでS12ー5
ではモータ42の停止モードがセットされ(図14ス参
照)、S12ー6でモータ42の駆動モードがクリアされ
る。
【0072】他方、上記S12ー2において上記モータ駆
動タイマがタイムアップしていないと判定された場合、
S12ー7で上記モータ駆動タイマは減算されたのちにS
12ー8が実行される。S12ー8においてモータ42の停止
モードがセットされているか否かを判定し、同モードが
セットされていない場合には図21のS13にジャンプする
一方、同モードがセットされている場合にはS12ー9で
上記モータ駆動停止タイマがタイムアップしているか否
かを判定する。
【0073】そして上記S12ー9で、上記モータ駆動停
止タイマがタイムアップしていないと判定された場合に
はS12ー17にジャンプする一方、同タイマがタイムアッ
プしていると判定された場合、S12ー10においてモータ
42の回転方向が正方向であるか否かを判定する。上記S
12ー10でモータ42の回転方向が正方向であると判定され
た場合、S12ー11においてモータ42の回転方向を逆方向
にセットする一方、モータ42の回転方向が逆方向である
と判定された場合、S12ー12においてモータ42の回転方
向を正方向にセットしたのちにS12ー13にジャンプす
る。
【0074】S12ー13で表示図柄判定回路40は、モータ
位置検出スイッチ46がONされているか否かを判定し、
図14セに示すようにONされていると判定されたときに
は、S12ー14においてモータ42が原位置にリセットされ
たものとしてモータ42の作動を停止する。こののちS12
ー15でモータ42の停止モードを図14ソに示すようにクリ
アしたのち、図21のS13にジャンプする。他方S12ー13
でモータ位置検出スイッチ46がONされていないと判定
されタイマ場合には、S12ー16でモータ42の駆動を継続
させて図21のS13にジャンプする。
【0075】S13では権利フラグ(S9ー2)のセット
有無が判定され、セットされていない場合にはS19にジ
ャンプする一方、権利フラグがセットされている場合、
S14で第3種始動口スイッチ52がONされているか否か
が判定される。そして第3種始動口スイッチ52がONさ
れていない場合にはS19にジャンプする一方、ONされ
ている場合にはS15で図14タに示すように役始動モード
をセットする。
【0076】つぎにS16では現始動入賞球数に「1」を
加算して、S17でS16における和が「16」以上である
か否かが判定される。そして上記S17で「16」以上で
ないことが判定された場合にはS19にジャンプする一
方、「16」以上であることが判定された場合にはS18
において権利の消滅処理が施される。
【0077】この権利の消滅処理の詳細は図22に開示さ
れている。まずS18ー1において権利フラグをクリアす
ることによって特別装置49の動作を停止させ(図15Gま
たはI参照)、S18ー2においては権利モード「1」の
セット有無が判定される。そして権利モード「1」がセ
ットされている場合は、S18ー3へ進み権利モード
「1」をクリアして、S18ー4で権利モード「2」を新
たにセットしたのち(図15C参照)、図21のs19にジャ
ンプする。
【0078】他方S18ー2において権利モード「1」が
セットされていないと判定された場合、S18ー5におい
て権利モード「3」のセット有無が判定され、権利モー
ド「3」がセットされている場合、S18ー6で権利モー
ド「3」をクリアしてS18ー7で権利モード「0」を新
たにセットしたのち(図15E参照)、図21のs19にジャ
ンプする。また上記S18ー5において権利モード「3」
がセットされていないと判定された場合、図21のs19に
ジャンプする。
【0079】s19においては権利を行使可能にための
「役モード」のセット有無が判定され、「役モード」が
セットされている場合にはS24にジャンプする一方、
「役モード」がセットされていない場合にはS20が実行
される。S20では上記S15において「役始動モード」の
セット有無が判定される。そして「役始動モード」がセ
ットされていない場合にはS20から図16のS38にジャン
プする一方、「役始動モード」がセットされている場
合、S21で図14チに示すように「役モード」がセットさ
れる。
【0080】つづいてS22において図示を省略した大入
賞口開口タイマに、第2状態にある可変入賞球装置4を
第1状態に移行させる時間(本実施例では10秒間)を
セットする。ついでS23で大入賞口ソレノイド10が図14
ツに示すように駆動制御手段15によってONすなわち励
磁され、S24において可変入賞球装置4への入賞球が1
0カウントスイッチ14をONさせたか否かを判定する。
【0081】S24で10カウントスイッチ14がONされ
ている場合には、そのカウント数に「1」を加算処理し
てから(S25)、S26へ進んで10カウントスイッチ14
によるカウント数が10以上であるか否かを判定し、1
0以上になっている場合には、S28にジャンプする一
方、10カウントスイッチ14によるカウント数が10未
満である場合にはS27にジャンプする。
【0082】また上記S24で10カウントスイッチ14が
ONされていない場合には、S27にジャンプして上記大
入賞口開口タイマのタイムアップ有無が判定され、タイ
ムアップしているとき、S28で大入賞口ソレノイド10を
OFFすなわち解磁して(図14テ参照)、第1状態にあ
る可変入賞球装置4を第2状態に移行させることにより
開口を終了したのち、S29において上記大入賞口開口タ
イマをクリアし、S30へ進む。他方S27で上記大入賞口
開口タイマがタイムアップしていないと判定されたとき
には、S36で上記大入賞口開口タイマの減算処理が施さ
れたのちに図16のS38にジャンプする。
【0083】上記S30では可変入賞球装置4の開口中に
10カウントスイッチ14が入賞球によってONされて、
10カウントスイッチ14によるカウント数が「0」であ
るか否かが判定される。この10カウントスイッチ14に
よるカウント数が「0」の場合は、スイッチがズラされ
ている等の不正がなされたものとみなされ、S31でエラ
ーモード「2」をセットしたのちに、図16のS38にジャ
ンプする。
【0084】他方10カウントスイッチ14によるカウン
ト数が「0」でない場合は、S32において役モードをク
リアした後、S33で役始動モードをクリアしてS34へ進
みエラーモード「2」のセットの有無を判定する。この
S34においてエラーモード「2」がセットされていれ
ば、そのエラー状態は復帰したものとみなしてS35でエ
ラーモード「2」をクリアしてから図16のS38にジャン
プする。またS34においてエラーモード「2」がセット
されていなければ、図16のS38にジャンプする。
【0085】図16に戻りS38では、各モードに対応した
表示灯の点灯、点滅等の処理を実行したのち、S39へ進
み、エラーモード「1」または「2」のセットの有無を
判定する。ここでエラーモード「1」または「2」がセ
ットされているときにはS40でエラー表示灯の処理を行
ったのちS41へ進む。
【0086】S41では上述した各モード等に各々対応し
た効果音を選択し発生させる処理を行い、S42では上記
S41でセットされた効果音が図示を省略したスピーカな
どから出力される。ついでS43では上記第1ないし第3
のカウンタの乱数値N1〜3に係る加算処理が実行され
た後、割込み信号が入力される迄、S44をループする。
【0087】つぎに上述したS43にける乱数値N1〜3
に係る加算処理を図23について以下に説明する。まずS
43ー1において第1のカウンタの現乱数値N1に「1」
を加算処理したのち、S43ー2では、第1のカウンタの
あらたな乱数値N1が「80」を越えているか否かを判
定し、「80」を越えている場合はS43ー3で第1のカ
ウンタをクリアしたのち、S43ー4で「0」を第1のカ
ウンタにセットする。他方S43ー2で第1のカウンタの
乱数値N1が「80」未満である場合は、S43ー4でそ
の値をそれぞれ第1のカウンタにセットし、S43ー5へ
進む。
【0088】S43ー5では、第2のカウンタの現乱数値
N2に「1」を加算処理したのち、S43ー6で、その加
算処理した第2のカウンタの乱数値N2が「5」以上で
あるか否かを判定し、「5」以上である場合は、S43ー
7で第2のカウンタをクリアして「0」を第2のカウン
タにセットする一方、「5」未満である場合は、つぎの
S43ー8でその値を第2のカウンタにセットしてS43ー
9へ進む。そしてS43ー9では、第2のカウンタの現乱
数値N2が「0」であるか否かを判定し、「0」である
場合は、S43ー10が実行される。他方、第2のカウンタ
の現乱数値N2が「0」でない場合には割込み信号が入
力される迄図16のS44をループする。
【0089】つぎにS43ー10では第3のカウンタの現乱
数値N3に「1」を加算処理したのち、S43ー11でその
加算処理した第3のカウンタの乱数値N3が「3」以上
であるか否かを判定し、「3」以上である場合、S43ー
12において第3のカウンタをクリアして「0」を第3の
カウンタにセットする一方、「3」未満である場合、そ
の値をS43ー13において第3のカウンタにセットする。
そして割込み信号が入力される迄図16のS44をループす
る。
【0090】なお本実施例では図15に示すように権利モ
ード「2」の場合のみ、確率調節手段38は当たり確率制
御信号を発生させているがこれに限定されない。また本
実施例では特定識別情報が停止表示されることにより振
分装置41を作動させ、特別装置作動領域47へ打球を振分
け、該打球が特別装置スイッチ48に検出されることによ
り特別装置49を作動または作動停止させているが、特定
識別情報が停止表示されることに基いて、直接、特別装
置49を作動または作動停止させるようにしてもよい。
【0091】さらにまた本実施例では図柄作動スイッチ
19に打球が検出されることにより所定時間識別情報を変
動表示し、こののちに識別情報を停止表示させている
が、シリンダを常時変動表示させておき、図柄作動スイ
ッチ19が打球を検出したときに変動表示を停止して識別
情報を停止表示するようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、特別入賞
装置内に当り孔と外れ孔を備えた円盤を設けたことによ
り、権利確保を視覚的に確認でき遊技意欲を向上させる
とともに、当り孔を通過したパチンコ球だけが第一特定
領域へ到達できるので、特別装置の作動時には前記第一
特定領域へ達する確率を低くする作用を果たすことがで
きる。また、可変表示装置に識別情報が停止表示される
までの間は、第一特定領域へ誘導されたパチンコ球を保
持して、パチンコ球が特別装置作動領域に流下されるの
を確実に阻止することができる。これにより権利をすべ
て行使する以前に、権利が消滅することをを抑止できる
ことから、遊技者には権利確保に係る安心感と単位時間
当たり得られる通常時よりも多量な賞品球への期待感と
を付与することによって遊技意欲を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部ブロック図であ
る。
【図2】図1の装置を設けたパチンコ機の要部正面図で
ある。
【図3】図2のパチンコ機に設けた特別入賞装置の側面
図である。
【図4】図2のパチンコ機に設けた可変入賞球装置の正
面図である。
【図5】図2のパチンコ機に設けた可変入賞球装置の側
面図である。
【図6】図3の特別入賞装置の正面図である。
【図7】図2と異なる状態を示すパチンコ機の正面図で
ある。
【図8】図3の円盤を示す平面図である。
【図9】図3の底部を示す平面図である。
【図10】図1の特別装置の正面図である。
【図11】図10と異なる状態を示す特別装置の正面図
である。
【図12】図11と異なる状態を示す特別装置の正面図
である。
【図13】図12と異なる状態を示す特別装置の正面図
である。
【図14】図1の装置の制御タイミングの一部を示す図
である。
【図15】図14の他部を示すタイミングの図である。
【図16】図1の装置の制御手順の一部を示す流れ図で
ある。
【図17】図16の他部を示す流れ図である。
【図18】図17の他部を示す流れ図である。
【図19】図18の他部を示す流れ図である。
【図20】図19の他部を示す流れ図である。
【図21】図20の他部を示す流れ図である。
【図22】図21の他部を示す流れ図である。
【図23】図22の他部を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 可変入賞球装置 5 第2特定領域 6 特別入賞装置 7 第1特定領域 10 大入賞口ソレノイド 18 識別情報表示装置 38 確率調節手段 39 識別情報表示制御手段 49 特別装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特別入賞装置内の第1特定領域をパチン
    コ球が通過したことにより、複数の識別情報を所定時間
    変動表示させた後、前記識別情報の中からいずれかを停
    止表示する表示装置を設け、前記識別情報の中の特定識
    別情報が停止表示された時に発生する権利発生遊技状態
    中に、パチンコ球が第2特定領域を通過したことに基づ
    いて可変入賞装置を遊技者に不利な第2の状態から遊技
    者に有利な第1の状態にするパチンコ機において、 前記特別入賞装置内に当り孔と外れ孔を備えた円盤を設
    け、 前記当り孔に入賞し、前記第1特定領域へ誘導され、該
    領域を通過したパチンコ球は、前記複数の識別情報の中
    からいずれかの識別情報が可変表示装置に停止表示され
    るまで所定の位置に保持され、 前記特定識別情報が前記可変表示装置に停止表示されと
    き、前記権利を発生させる特別装置作動領域に誘導され
    ことを特徴とするパチンコ機。
JP18192498A 1998-06-29 1998-06-29 パチンコ機 Expired - Lifetime JP3277274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18192498A JP3277274B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 パチンコ機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18192498A JP3277274B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 パチンコ機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3183551A Division JP3013002B2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 パチンコ機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1157133A JPH1157133A (ja) 1999-03-02
JP3277274B2 true JP3277274B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=16109294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18192498A Expired - Lifetime JP3277274B2 (ja) 1998-06-29 1998-06-29 パチンコ機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3277274B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4506912B2 (ja) * 1999-12-10 2010-07-21 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1157133A (ja) 1999-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6669582B2 (ja) 遊技機
JP3277274B2 (ja) パチンコ機
JP3013002B2 (ja) パチンコ機
JP4117167B2 (ja) スロットマシン及び制御プログラム
JP2004033632A (ja) 遊技機
JPH0298382A (ja) 弾球遊技機
JPH04105675A (ja) パチンコ機
JP2002165981A (ja) パチンコ機および記録媒体
JP2003325809A (ja) 複数の大入賞装置を備えた遊技機、遊技機用プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6513063B2 (ja) 遊技機
JP3000241B2 (ja) パチンコ機
JP2000107393A (ja) パチンコ機
JP2762078B2 (ja) 弾球遊技機
JP3277277B2 (ja) パチンコ機
JP2719770B2 (ja) 弾球遊技機
JP2762077B2 (ja) 弾球遊技機
JP4420957B2 (ja) 遊技機
JP4420958B2 (ja) 遊技機
JP3360164B2 (ja) パチンコ機
JP2791469B2 (ja) 弾球遊技機
JP2617886B2 (ja) 弾球遊技機
JP2004202108A (ja) 弾球遊技機
JP2003093669A (ja) 弾球遊技機
JPH07144049A (ja) 弾球遊技機
JP2000140272A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090215

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 10