JP2791469B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP2791469B2
JP2791469B2 JP9223140A JP22314097A JP2791469B2 JP 2791469 B2 JP2791469 B2 JP 2791469B2 JP 9223140 A JP9223140 A JP 9223140A JP 22314097 A JP22314097 A JP 22314097A JP 2791469 B2 JP2791469 B2 JP 2791469B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
winning
variable display
data
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9223140A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1066759A (ja
Inventor
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP9223140A priority Critical patent/JP2791469B2/ja
Publication of JPH1066759A publication Critical patent/JPH1066759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2791469B2 publication Critical patent/JP2791469B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明は、可変表示装置の表
示結果が特定表示態様となった場合に特定遊技状態とし
遊技者に有利なように制御可能な弾球遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の可変表示部(例えば、回転
ドラムやディジタル表示器等)を有する可変表示装置を
設けた弾球遊技機であって、前記可変表示部の停止時の
識別情報の組み合せが予め定めた特定表示態様(例え
ば、すべて「7」が揃ったとき)になると、遊技盤上に
設けられた、例えば、可変入賞球装置が相対的に長い期
間開放して多数の入賞玉を発生させ、遊技者に多大な利
益を付与する弾球遊技機が市場に提供されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような弾球遊技機
においては、複数の可変表示部の表示結果がすべて導出
された段階で、表示部に表示された表示結果に基づいて
特定表示態様となっているか否かを判断していた。この
ため、打玉が可変表示装置の可変表示動作の開始を許容
する始動入賞口に連続して入賞した場合(この場合は、
2個目以降の打玉が記憶される)に、記憶値に基づく可
変表示動作の開始タイミングが常に同じであるため、表
示結果に偏りが生じるという欠点があり、引いては、特
定表示態様の表示にも偏りが生じて遊技者に均一のサー
ボスができないという欠点があった。本発明は、上記の
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、可変表示装置の特定表示態様の表示に偏りがなく遊
技者に均一のサービスを提供することが可能な弾球遊技
機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、この発明においては、可変表示装置の表示結果が
特定表示態様となった場合に特定遊技状態として遊技者
に有利なように制御可能な弾球遊技機において、該弾球
遊技機は、前記可変表示装置の可変表示動作の開始を許
容する始動入賞領域と、該始動入賞領域に打玉が入賞し
たことを検出する始動入賞玉検出手段と、前記特定表示
態様にするか否かをランダムに決定する当り外れ決定手
段と、該当り外れ決定手段により特定表示態様にする旨
が決定された場合に複数種類設定されている特定表示態
様のうちどの特定表示態様を表示するかをランダムに決
定する当り表示結果決定手段と、を備え、 前記当り外れ
決定手段及び当り表示結果決定手段での決定用データの
抽出は、前記始動入賞玉検出手段の検出時のタイミング
で実行されることを特徴とするものである。
【0005】上記のように構成することにより、可変表
示装置の表示結果のうち特定表示態様が、可変表示装置
の可変表示動作の開始を許容する始動入賞領域に設けら
れる始動入賞玉検出手段の打玉の検出時のタイミングで
実行される当たり外れ決定手段の決定と、該決定に基づ
いて抽出される当り表示結果決定手段の抽出データとに
基づいて事前にランダムに決定されるので、特定表示態
様の表示が偏ることなく遊技者に均一のサービスを提供
することができる。なお、可変表示装置の表示結果のう
ち外れ表示結果も、可変表示装置の可変表示動作の開始
を許容する始動入賞領域に設けられる始動入賞玉検出手
段の打玉の検出時のタイミングで実行される当たり外れ
決定手段の決定と、該決定に基づいて抽出される外れ表
示結果決定手段の抽出データとに基づいて事前にランダ
ムに決定されるように構成することにより、特定表示態
様でない表示も偏ることがない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、
この実施形態が適用される弾球遊技機の一例としてのパ
チンコ遊技機について説明する。図1は、パチンコ遊技
機の正面図である。
【0007】図において、パチンコ遊技機1の額縁状の
前面枠2には、扉保持枠3が周設され、該扉保持枠3に
は、ガラス板5(図5参照)を有するガラス扉4及び前
面扉6が一側を軸支されて開閉自在に取り付けられてい
る。ガラス扉4の後方であって、前記前面枠2の裏面の
遊技盤保持枠26(図2参照)には、遊技盤11が遊技
盤止着部材27によって着脱自在に設けられている。ま
た、前面扉6の表面には、排出された景品玉を貯留し、
かつ打玉の発射位置に一個宛供給する打球供給皿7が固
定されている。打球供給皿7の上流側の内部空間には、
遊技に関連する効果音を発生するスピーカー8が内蔵さ
れている。
【0008】前記前面枠2の下方部には、打球発射機構
の一部を構成する操作ハンドル9や、前記打球供給皿7
に貯留しきれなかった景品玉を貯留するための余剰玉受
皿10が設けられている。このうち、前記操作ハンドル
9に対応するように前記前面枠2の裏面には、図2に示
すように打球発射駆動部49が取り付けられている。打
球発射駆動部49は、取付基板50に集約して設けら
れ、駆動源としての打球モータ51と、該打球モータ5
1の駆動回路を構成する触手検出回路52と、前記打球
モータ51の回転により往復回動して打玉を弾発する打
球杆53と、該打球杆53の往復回動に連動して上下動
し、図示しない打球供給装置の玉送り部材を動作させる
玉送り摺動杆54とから構成されている。
【0009】前記遊技盤11の表面には、発射された打
玉を誘導するための打玉誘導レール12aと、該打玉誘
導レール12aによって誘導された打玉が落下するため
の遊技領域13を区画する遊技領域形成レール12bが
ほぼ円状に植立されている。遊技領域12のほぼ中央に
は、複数の可変表示部としての回転ドラム87a〜87
cを有する可変表示装置55が設けられ、該可変表示装
置55の下方に入賞開口66を有する可変入賞球装置6
4が設けられている。入賞開口66は、遊技盤11の表
面に対して下端を軸にして開放自在な開閉板67によっ
て覆われている。そして、可変入賞球装置64の開閉板
67は、前記可変表示装置55の回転ドラム87a〜8
7cの識別情報の組み合せが所定の特定表示態様となっ
たときに、特定遊技状態となり、所定期間(例えば、2
0秒経過するまで、あるいは10個の入賞玉が発生する
まで)開放するように設定され、その開放している間遊
技領域13を落下する打玉を受止めるようになってい
る。そして、入賞開口66内に設けられた特定入賞口7
3に入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、特
定入賞口73に入賞玉が発生する毎に最高10回繰り返
すことができるようになっている。なお、可変表示装置
55と可変入賞球装置64については、後に詳述する。
【0010】また、可変入賞球装置64の下方には、前
記回転ドラム87a〜87cの回転を許容する始動入賞
領域としての始動入賞口14a〜14Cが設けられてい
る。この始動入賞口14a〜14Cのうち真ん中に設け
られる始動入賞口14aに打玉が入賞すると、それによ
って払出される景品玉数は、他の入賞領域に打玉が入賞
した際に払出される景品玉数よりも少なくなるように設
定されている。また、始動入賞口14a〜14Cには、
始動入賞玉検出手段としての始動入賞玉検出器15a〜
15cが一体的に設けられ、始動入賞口14a〜14C
に入賞した打玉を検出して後述するマイクロコンピュー
タ109に検出信号を送るようになっている。
【0011】更に、遊技領域13には、前記可変表示装
置55の左右側方及び下部側方に通常入賞口16a,1
6b、17a,17bが設けられている。また、可変表
示装置55の上部にも通常入賞口58が設けられてい
る。
【0012】なお、上記した各入賞領域のうち、前記始
動入賞口14aだけは、前述したように他の入賞口、あ
るいは入賞領域よりも払出される景品玉数が少なく設定
されているが、これは、以下の理由による。すなわち、
始動入賞口14a〜14Cにより多くの打玉を入賞させ
ることにより回転ドラム87a〜87cの回転回数を多
くして、特定遊技状態となる確率を高めるという期待
と、すべての始動入賞口14a〜14Cへの入賞による
景品玉数を少なく設定すると、入賞した割合に対して払
出される景品玉数が少なくなるという不満と、を調和さ
せるために設定されたものである。なお、この実施形態
では、始動入賞口14aに打玉が入賞した場合には、7
個の景品玉が払出され、他の入賞領域に打玉が入賞した
場合には、13個の景品玉が払出されるようになってい
る。もちろん、始動入賞口14aに入賞する入賞率に応
じてこれらの払出される景品玉数の設定を変えることは
差し支えない。
【0013】また、遊技領域13には、落下する打玉の
流下速度や方向を変化せしめる風車18a,18b,1
9a,19bや多数の障害釘20が設けられるととも
に、前記した特定遊技状態になったときに点灯又は点滅
して遊技者にその旨を報知する遊技効果ランプ21a,
21bが設けられている。この遊技効果ランプ21a,
21bと同じ効果を奏するものとして前記前面枠2の上
部に設けられる枠ランプ22a,22bや、前記風車の
うち上部左右に配置されるランプ付風車18a,18b
がある。なお、これらにランプ類は、特定遊技状態とな
ったときだけでなく、前記回転ドラム87a〜87c等
が回転しているときにも異なる態様で点灯、あるいは点
滅して遊技の雰囲気を盛り上げるようになっている。更
に、遊技領域13の最下方には、上記したいずれの入賞
領域にも入賞しなかった打玉が遊技盤11の後方に導か
れるアウト口23が設けられている。
【0014】次に、図2を参照してパチンコ遊技機1の
背面の構造について説明する。前記遊技盤11の裏面に
は、前記各入賞領域に入賞した入賞玉を左右に振分けな
がら下方に誘導する誘導径路が形成された入賞玉集合カ
バー体24が固定されている。この入賞玉集合カバー体
24のほぼ中央には、前記可変表示装置55の駆動機構
を収納する駆動部収納ボックス63が後方に突出するよ
うに開口が開設され、更に、その下方には、可変入賞球
装置64の開閉板67を開閉駆動するためのソレノイド
68が固定されている。なお、可変入賞球装置64の裏
側には、前記特定入賞口73に打玉が入賞したことを検
出するV入賞玉検出器76や、前記入賞開口66に入賞
した入賞玉を計数するための入賞個数検出器77も設け
られている。また、前記入賞玉集合カバー体24の裏面
上部には、遊技盤11に設けられる前記したスイッチや
ランプ及び駆動源等から延びる配線を中継する中継端子
基板25が取り付けられている。
【0015】また、パチンコ遊技機1の背面には、機構
板28が開閉自在に取り付けられている。この機構板2
8は、前記遊技盤11に設けられた入賞口からの入賞玉
を処理して、その入賞玉に対応する所定個数の景品玉を
排出するための各種の機構が設けられるものである。し
かして、機構板28には、機構板28を閉じた状態で係
止する固定部材29によって前記遊技盤保持枠26に固
定支持されるようになっている。更に、機構板28のほ
ぼ中央には、窓開口30が開設され、この窓開口30の
下方位置に第1の入賞玉集合樋31aと第2の入賞玉集
合樋31bが形成されている。第1の入賞玉集合樋31
aは、前記した各種の入賞口のうち始動入賞口14aを
除く入賞口に入賞した入賞玉が誘導されるもので、機構
板28の前面側に形成される。また、第2の入賞玉集合
樋31bは、始動入賞口14aだけに対応するもので、
始動入賞口14aに入賞した入賞玉を誘導するものであ
る。なお、第2の入賞玉集合樋31bは、窓開口30の
下縁に沿って機構板28の後面側に形成されるものであ
る。第1の入賞玉集合樋31a及び第2の入賞玉集合樋
31bに誘導された入賞玉は、後述する入賞玉処理機構
45a,45bに導かれるようになっている。
【0016】機構板28の後面側には、パチンコ遊技機
設置台の図示しない補給機構から補給される景品玉を遊
技者に払い出すための各種の機構が設けられている。こ
れらの機構について、以下説明すると、機構板28の上
部には、景品玉タンク32が固定されている。この景品
玉タンク32には、上記した補給機構から多量の景品玉
が補給されるようになっている。
【0017】景品玉タンク32の下方には、景品玉を整
列させるための景品玉誘導樋33が設けられている。こ
の景品玉誘導樋33は、景品玉が3列に整列して自然流
下するように傾斜して取り付けられる。このように景品
玉誘導樋33を景品玉が3列になって流下するように構
成したのは、前記したように遊技盤11に設けられた入
賞口への入賞により2種類の景品玉数を払い出すように
構成したためである。景品玉誘導樋33の下流側には、
屈曲樋34が接続されるように取り付けられている。こ
の屈曲樋34は、景品玉誘導樋33を流下してきた景品
玉の流下方向を180度転換させるとともに、連続して
流下している景品玉の玉圧を弱めるためにある。
【0018】屈曲樋34の下流側には、景品玉払出装置
35a,35bが接続されている。景品玉払出装置35
a,35bは、所定個数の景品玉を受け入れて、その所
定個数の景品玉を入賞玉処理機構45a,45bの動作
に連動して払い出すものである。そして、景品玉払出装
置35a,35bは、前記した異なる景品玉数に対応す
るように前後方向に重複して形成されている。なお、当
然のことながら入賞玉処理機構45a,45bも前後方
向に重複して設けられるが、この入賞玉処理機構45
a,45bは、1つの共通した駆動モータ46によって
駆動される回転カムによりそれぞれの入賞玉集合樋31
a,31bに誘導された入賞玉が押出されることにより
景品玉払出装置35a,35bを動作させるようになっ
ている。
【0019】景品玉払出装置35a,35bから払出さ
れた景品玉は、景品玉放出通路36に排出される。景品
玉放出通路36には、その下端に誘導開口37が開設さ
れ、この誘導開口37が前記打球供給皿7に連通してい
る。また、誘導開口37の一側には、余剰玉通路39と
連絡するための連絡樋38が設けられ、余剰の景品玉を
余剰玉通路39に誘導するようになっている。余剰玉通
路39は、その下端が前面枠2の裏面に取付られる接続
樋42に接続され、余剰の景品玉を前記余剰玉受皿10
に誘導するようになっている。また、余剰玉通路39の
一側側壁には、景品玉充満検知板40が上端を中心にし
て揺動自在に設けられている。しかして、景品玉充満検
知板40は、景品玉によって余剰玉通路39内が満杯に
なったときに該景品玉に押圧されて揺動し、前記した図
示しない打球供給装置の玉送り部材の動作を固定して打
玉を打球発射位置に供給しないようしている。また、景
品玉充満検知板40の対向する位置に充満検知スイッチ
41が設けられている。そして、景品玉充満検知板40
が揺動されたときに充満検出スイッチ41がOFFとな
り、入賞玉処理機構45a,45bの前記駆動モータ4
6の回転を停止させるようになっている。したがって、
充満検知板40が動作したときには、打球の弾発ができ
なくなるとともに、景品玉の払出も行われなくなる。
【0020】更に、機構板28には、前記アウト口23
から排出されるアウト玉を誘導するアウト玉誘導樋43
が取り付けられ、このアウト玉誘導樋43に誘導された
アウト玉がその流下端であるアウト玉放出口44からパ
チンコ遊技機1外に排出されるようになっている。ま
た、機構板28には、可変表示装置55や可変入賞球装
置64を制御するための制御回路基板を収納した制御基
板ボックス47や、パチンコ遊技機1の電源を供給する
ためのターミナルボックス48が取り付けられている。
【0021】次に、この実施形態の要部を構成する遊技
盤11に設けられる可変入賞球装置64と可変表示装置
55について説明する。まず、図3を参照して、可変入
賞球装置64の構成について説明する。可変入賞球装置
64は、前記遊技盤11に取り付けられる取付基板65
を有し、その取付基板65の上部に長方形状の入賞開口
66が開設されている。この入賞開口66には、下端両
サイドを軸支して、取付基板65に対して垂直方向に開
閉自在とされる開閉板67によって塞がれている。この
開閉板67は、前記したようにソレノイド68によって
開閉制御され、開成中には、遊技領域13を落下する打
玉を受止めて入賞開口66に導き入賞玉とする。また、
開閉板67の前面中央には、パチンコ玉が通過し得る間
隔を置いて一対のガイド片69a,69bが突設されて
いる。このガイド片69a,69bは、開閉板67が閉
成中には、遊技領域13を落下する玉を下方へ誘導する
ように作用し、開閉板67が開成中には、取付基板65
と当接して開閉板67の開成角度を規制するようになっ
ている。また、取付基板65の下方には、前記ガイド片
69a,69bと垂直線上に並ぶ一対の誘導壁70a,
70bが突設され、その誘導壁70a,70bの間隔が
通過口71を構成している。そして、通過口71の下方
には、前記始動入賞口14aが配置されている。したが
って、前記ガイド片69a,69b、誘導壁70a,7
0b及び始動入賞口14aは、1つの鉛直線L上に並ぶ
ように配置され、開閉板67が閉成中のときにガイド片
69a,69bを通過した打玉は、誘導壁70a,70
bを通って始動入賞口14aに誘導される可能性が極め
て高くなる。なお、誘導壁70a,70bの前面には、
前飾板72が固定されているとともに、図示の実施形態
においては、ガイド片69a,69bの上方に遊技盤1
1に打玉をガイド片69a,69bに誘導するための障
害釘20が逆「ハ」字状に植立されている。
【0022】一方、前記開閉板67に覆われる入賞開口
66は、3つに分割され、中央の空間が特定入賞口73
を構成し、左右の空間が通常入賞口74a,74bを構
成している。また、特定入賞口73も前記鉛直線L上に
位置することになる。したがって、図示の実施形態の場
合には、特定入賞口73と始動入賞口14aとが1つの
鉛直線L上に形成されているので、遊技者が可変入賞球
装置64の中央に打玉を落下させるように狙うことによ
り開閉板67が閉成中には、始動入賞口14aに入賞さ
せ易くして可変表示装置55の動作回数を多くする期待
感を増し、開閉板67が開成中には、何も邪魔されずに
打玉を特定入賞口73に入賞させ易くして可変入賞球装
置64の再度の開成(継続)が行われ易くしている。な
お、入賞開口66の一側後面には、前記入賞個数検出器
77で検出した入賞玉数を表示する入賞個数表示器75
が設けられている。
【0023】次に、図3ないし図5を参照して可変表示
装置の構成について説明する。可変表示装置55は、前
記遊技盤11の表面に取り付けられる取付基板56と、
遊技盤11の裏面に取り付けられる駆動機構部分を収納
する駆動部収納ボックス63とに分けられる。そこで、
まず遊技盤11の表面に取り付けられる取付基板56の
構成について主として図3を参照して説明する。なお、
他の図面は、説明に必要な都度引用する。
【0024】取付基板56の上部には、通常入賞口58
が形成され、その通常入賞口58の前面に上部装飾板5
7が取り付けられている。この上部装飾板57の前面に
は、可変入賞球装置64の開閉板67の開成回数を表示
する開成回数表示器59が設けられるとともに、その開
成回数表示器59の左右に前記始動入賞口14a〜14
Cに入賞した入賞玉数を最高4個まで記憶した旨を報知
する始動入賞記憶表示器60a〜60dが設けられてい
る。また、取付基板56の下方部分には、正方形状の開
口78が開設され、該開口78(図4参照)に透明のレ
ンズカバー79(図5参照)が円弧状に取り付けられて
いる。このレンズカバー79は、回転ドラム87a〜8
7cの表面に描かれた図柄が3つ分見えるような大きさ
に選ばれるとともに図柄がより大きく見えるような可変
表示部62a〜62cを構成している。
【0025】更に、前記開口78の左右両側の取付基板
56には、特定表示態様が成立すべき組み合せを報知す
るためのライン表示器61a〜61fが設けられてい
る。すなわち、ライン表示器61a〜61fは、前記3
つの図柄(識別情報)の左右に対応する位置にそれぞれ
配置され、上部左右に設けられたライン表示器61a,
61dを結ぶライン上、中央左右に設けられたライン表
示器61b,61eを結ぶライン上、下部左右に設けら
れたライン表示器61c,61fを結ぶライン上、左側
上部と右側下部に設けられたライン表示器61a,61
fを結ぶライン上、及び左側下部と右側上部に設けられ
たライン表示器61c,61dを結ぶライン上の5つの
ライン上に所定の図柄(識別情報)が揃ったときに特定
表示態様(大当り)となる。具体的には、「7」と「F
EVER」「SANKYO」の3つの図柄が5ライン上
に揃ったときに大当りとなる。
【0026】また、後述するように1つの回転ドラムに
は、16個の図柄が表示され、そのうち上記3つの図柄
は、1つづつ描かれているので、表示上の特定表示態様
(大当り)の出現確率は、{3×5/16×16×16
=1/273}となる。しかしながら、後述するように
回転ドラム87a〜87cの回転制御は、始動入賞時に
決められたデータテーブルに基づいて行われるので、通
常時の特定表示態様の出現確率は、そのデータテーブル
によって決められる。そして、そのデータテーブルを表
示上の出現確率と同じように構成してもよいし、あるい
は異なるように構成しても良い。この実施形態の場合、
後述する動作説明においては、表示上の出現確率と通常
遊技時の出現確率とを同一にしている。
【0027】更に、取付基板56には、図4に示すよう
に後方に突出するように嵌合筒80a,80bが形成さ
れ、この嵌合筒80a,80bに後述する駆動部側の駆
動部取付枠部材81の突出ピン83a,83bが嵌入さ
れ、取付基板56と駆動部収納ボックス63との相互の
位置関係を正確に規定している。
【0028】一方、遊技盤11の裏面に取り付けられる
駆動機構部分を収納する駆動部収納ボックス63の構成
について図4及び図5を参照して説明すると、駆動部収
納ボックス63の前方には、駆動部取付枠部材81が固
定される。この駆動部取付枠部材81は、図5に示すよ
うに駆動部収納ボックス63を前記入賞玉集合カバー体
24に固定するためのものであり、そのための取付穴8
2a〜82dが穿設されている。また、前方上部には、
前記嵌合筒80a,80bに嵌入される突出ピン83
a,83bが突設されている。更に、その中央には、回
転ドラム87a〜87cが臨む正方形状の開口部84が
開設され、また、後端上下には、後述する回転ドラム機
構86a〜86cを構成するモータ固定板89a〜89
cの前方側上下を係止するためのモータ固定板係合溝8
5a〜85fが形成されている。
【0029】駆動部収納ボックス63は、前方を開放し
た箱状に形成され、その前方上下には、前記駆動部取付
枠部材81と固定するための取付穴96a〜96dが穿
設され、その内部に回転ドラム87a〜87cが収容さ
れるようになっている。回転ドラム87a〜87cは、
それぞれ個々に回転ドラム機構86a〜86cとしてユ
ニット化され、簡単に駆動部収納ボックス63に収納さ
れるようになっている。すなわち、回転ドラム機構86
a〜86c(図4では、1つの回転ドラム機構86aだ
けを抜出して表示しているが、他の2つの回転ドラム機
構86b,86cも全く同じ構成である)は、その外周
表面に複数の識別情報が描かれた回転ドラム87a〜8
7cと、該回転ドラム87a〜87cを回転せしめるス
テッピングモータ88a〜88cと、該ステッピングモ
ータ88a〜88cを固定するためのモータ固定板89
a〜89cとから構成される。
【0030】モータ固定板89a〜89cの前方側上下
には、係合突片90a〜90f(90a,90bは、モ
ータ固定板89aに、90c,90dは、モータ固定板
89bに、90e,90fは、モータ固定板89cにそ
れぞれ形成されている。以下、同様にa〜fは、回転ド
ラム機構86a,86b,86cに形成されている)が
突設され、この係合突片90a〜90f(ただし、90
d,90fは図示省略)の前端縁が前記モータ固定板係
合溝85a〜85fと係止されるようになっている。ま
た、係合突片90a〜90fの後端縁は、駆動部収納ボ
ックス63の前方開口縁上下に形成されたモータ固定板
係合溝97a〜97f(ただし、97d,97fは図示
省略)に係止されるようになっている。
【0031】前記モータ固定板89a〜89cには、ス
テッピングモータ88a〜88cが取り付けられ、該ス
テッピングモータ88a〜88cから延びる配線92a
〜92c(ただし、92b,92cは図示省略)の先端
には、後述する中継端子基板104に設けられるモータ
接続コネクタ106a〜106cに接続するためのモー
タ接続コネクタ93a〜93cが固着されている。
【0032】前記ステッピングモータ88a〜88cの
モータ軸91a〜91cの先端には、回転ドラム87a
〜87cが固定されるようになっているが、その固定を
より強固にするために回転ドラム87a〜87cの中心
軸には、金属製の取付部材94a〜94cが嵌入され、
前記ステッピングモータ88a〜88cが停止制御され
たときに前記回転ドラム87a〜87cの外周の識別情
報が正確に表示されるように、前記ステッピングモータ
88a〜88cのモータ軸91a〜91cと前記回転ド
ラム87a〜87cの位置決めが正確に行われている。
また、このステッピングモータ88a〜88cは、その
回転数が異なるように設定されている。すなわち、左側
から右側に向うほど、その回転数が小さくなるように設
定され、具体的には、左のステッピングモータ77aが
78rpmであり、真ん中のステッピングモータ77b
が62.5rpmであり、右のステッピングモータ77
cが52rpmである。また、回転数を変えるには、そ
れぞれのステッピングモータ88a〜88cに送るパル
ス巾を異なるようにすればよい。
【0033】前記回転ドラム87a〜87cの一側外周
縁の一部には、切欠部95a〜95cが所定の長さをも
って切り欠けられている。この切欠部95a〜95c
は、回転ドラム87a〜87cの外周に描かれた識別情
報を識別するために設けられるもので、後述するホトト
ランジスタで構成されるドラム位置検出器102a〜1
02cが切欠部95a〜95cを検出することにより識
別情報の種類を検出するようになっている。
【0034】以上、説明したように回転ドラム機構86
a〜86cは、ユニット化して駆動部収納ボックス63
に収納固定されるので、組み付け作業が簡単に行えると
ともに、故障時の交換が極めて容易に行える。
【0035】更に、駆動部収納ボックス63の後面側に
は、開口部98a〜98dが開設され、駆動部収納ボッ
クス63の後面に密着して取り付けられる駆動制御基板
100の表面に設けられる抵抗、あるいはコンデンサ等
の電気部品が開口部98a〜98dから前方に突出でき
るようにしている。ただし、開口部98cは、前記回転
ドラム機構86a〜86cから延びる配線92a〜92
cを後方へ貫通させるためのものである。また、駆動部
収納ボックス63の後面には、図5に示すように通過穴
108a〜108cが穿設され、この通過穴108a〜
108cに駆動制御基板100に設けられるドラム位置
検出器102a〜102cが臨むようになっている。し
たがって、通過穴108a〜108cは、回転ドラム機
構86a〜86cが駆動部収納ボックス63に固定され
たときに前記回転ドラム87a〜87cの一側外周縁に
形成された切欠部95a〜95cが回転してくる位置に
対応するように穿設されている。そして、ドラム位置検
出器102a〜102cが切欠部95a〜95cを検出
したときにONとなるように設定され、切欠部95a〜
95c以外の位置のときにはOFFとなるように設定さ
れている。なお、切欠部95a〜95cは、ドラム位置
検出器102a〜102cから発せられる光を吸収する
ようなものであればよいため、切欠部98a〜98cに
変えて黒いシールを貼付しても良い。
【0036】ドラム位置検出器102a〜102cが設
けられる駆動制御基板100の下方には、駆動制御基板
接続コネクタ103が設けられ、このコネクタ103と
次に述べる中継端子基板104の駆動制御基板接続コネ
クタ105a,105bとが配線で接続され、駆動制御
基板100に電源が供給されている。なお、駆動制御基
板100は、その一側上下に形成された係合穴部101
a,101bを駆動部収納ボックス63の後面側に突設
された取付ボス99a〜99dの一部の取付ボス99
a,99dに貫通して支持し、他側をビスで締着するこ
とにより駆動部収納ボックス63の後面に密着固定され
ている。
【0037】また、前記取付ボス99a〜99dには、
中継端子基板104が固定されている。この中継端子基
板104は、可変表示装置55全体に設けられる電気的
部品からの配線を中継するもので、前記した駆動制御基
板接続コネクタ105a,105bやモータ接続コネク
タ106a〜106cが設けられるとともに、図5に示
すように外部の電源と接続する中継端子基板接続コネク
タ107が設けられている。
【0038】以上説明したパチンコ遊技機の動作につい
て図6及び図7ないし図9を参照して説明する。まず、
パチンコ遊技機1の制御について図6に基づいて説明す
る。図6は制御回路構成ブロック図である。
【0039】図において、制御回路は制御中枢としての
マイクロコンピュータ109を含む。マイクロコンピュ
ータ109は以下に述べるようなパチンコ遊技機1の全
体の動作を制御する機能を有する。このために、マイク
ロコンピュータ109は、たとえば、数チップのLSI
で構成されており、その中には制御動作を所定の手順で
実行することのできるMPU110と、MPU110の
動作プログラムデータを格納するROM111と、必要
なデータの書込みおよび読出しができるRAM112と
を含む。更に、マイクロコンピュータ109は、入力信
号を受けてMPU110に入力データを与える入力回路
113と、MPU110からの出力データを受けて外部
に出力する出力回路114と、MPU110から音デー
タを受けるサウンドジェネレータ115と、電源投入時
にMPU110にリセットパルスを与えるパワーオンリ
セット回路116と、MPU110にクロック信号を与
えるクロック発生回路117と、クロック発生回路11
7からのクロック信号を分周して割込パルスを定期的に
MPU110に与えるパルス分周回路(割込パルス発生
回路)118と、MPU110からのアドレスデータを
デコードするアドレスデコード回路119を含む。MP
U110はパルス分周回路118から定期的に与えられ
る割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作を実行
することが可能となる。またアドレスデコード回路11
9はMPU110からのアドレスデータをデコードし、
ROM111、RAM112、入力回路113、出力回
路114、サウンドジェネレータ115にそれぞれチッ
プセレクト信号を与える。なお、この実施形態では、R
OM111は、その内容の書き換え、すなわち必要が生
じた場合には、その中に格納されたMPU110のため
のプログラムデータを変更することができるようにプロ
グラマブルROMが用いられる。そしてMPU110は
ROM111内に格納されたプログラムデータに従っ
て、かつ以下に述べる各制御信号の入力に応答して、可
変表示装置55や可変入賞球装置64等に対して制御信
号を与える。
【0040】マイクロコンピュータ109には、入力信
号として、次のような信号が与えられる。まず、始動入
賞口14a〜14cのそれぞれに対応して設けられた始
動入賞玉検出器(STSW)15a〜15cの検出信号
は、始動入賞玉検出回路120に与えられ、マイクロコ
ンピュータ109に始動入賞玉検出信号が与えられる。
V入賞玉検出器(VSW)76で検出された検出信号
は、V入賞玉検出回路121に与えられ、繰り返し信号
としてマイクロコンピュータ109に与えられる。入賞
個数検出器(CTSW)77で検出された検出信号は、
入賞個数検出回路122に与えられ、入賞玉数計数信号
としてマイクロコンピュータ109に与えられる。ドラ
ム位置検出器(SW1〜SW3)102a〜102cで
検出された検出信号は、ドラム位置検出回路123に与
えられ、回転ドラム87a〜87cの停止制御の基準と
なる信号をマイクロコンピュータ109に与える。
【0041】また、マイクロコンピュータ109は以下
の回路及び装置に制御信号を与える。まず、モータ駆動
回路124を介して回転ドラム87a〜87cのステッ
ピングモータ(SP1〜SP3)88a〜88cにパル
ス駆動信号を与える。ソレノイド駆動回路125を介し
てソレノイド(SOL)68に駆動信号を与え、開閉板
67の開閉を行う。ランプ駆動回路126を介して、特
定遊技状態に対応して設けられる遊技効果ランプ21
a,21b、及び22a,22bをそれぞれ点灯もしく
は点滅させるための制御信号を与える。LED駆動回路
127を介して、始動入賞口14a〜14cに入賞した
数を表示する始動入賞記憶表示器60a〜60dを点灯
させるための制御信号を与えるとともに、ライン表示器
61a〜61fを点灯させるための制御信号を与える。
セグメントLED駆動回路128を介して、入賞個数表
示器75及び開成回数表示器59を表示させるための制
御信号を与える。更に、アンプ129を介してスピーカ
ー8から効果音を報知させる。なお、上記構成の各回路
には、電源回路130から所定の直流電圧が供給され
る。
【0042】次に、図7ないし図9のフロー図を参照し
て図6に示す制御回路の動作を説明する。なお、図7な
いし図9に示すフロー図の中で示される記号は、以下の
通りである。 CT1;ステップカウンタ(SP1用) CT2;ステップカウンタ(SP2用) CT3;ステップカウンタ(SP3用) CT4;始動入賞記憶カウンタ CT5;開成回数カウンタ CT6;入賞個数カウンタ CT7;確率向上時の大当り回数カウンタ D1 ;左回転ドラム停止表示データ D2 ;中回転ドラム停止表示データ D3 ;右回転ドラム停止表示データ 以下、ランダムデータとして、 RD1;左回転ドラム停止表示内容決定データテーブル RD2;中回転ドラム停止表示内容決定データテーブル RD3;右回転ドラム停止表示内容決定データテーブル RD4;確率向上選択決定データテーブル(a) RD5;確率向上選択決定データテーブル(b) RD6;当り外れ選択決定データテーブル RD7;大当り停止表示内容決定データテーブル。
【0043】以下、動作を説明すると、制御回路の電源
がONされると、マイクロコンピュータ109は、すべ
ての値を初期化して次の信号を待つ。ところでマイクロ
コンピュータ109は、上記初期化が終了すると、図7
に示される割込ルーチンが常に割込まれるように処理さ
れる。この割込ルーチンは、パルス分周回路(割込パル
ス発生回路)118から4mSごとに割込まれる信号に
基づいてステップS1〜ステップS11の処理を行う。
すなわち、始動入賞記憶カウンタCT4の値が「4」か
否かを判別し(ステップS1)、「4」の場合は、LE
D駆動回路127を介して始動入賞記憶表示器60a〜
60dを点灯させる(ステップS11)。ここで、始動
入賞記憶カウンタCT4の値が「4」であるということ
は、前記可変表示装置55の回転ドラム87a〜87c
の回転中に打玉が始動入賞口14a〜14cに4個入賞
したことを示し、その4個までの始動入賞に対して回転
ドラム87a〜87cの可変表示を保証し、5個目以降
の始動入賞を無効とするものである。もちろん、この実
施形態のように4個に限定する必要はなく、適宜の数を
設定しても良いし、あるは設定せず、すべての始動入賞
を有効とするようにしてもよい。
【0044】ところで、前記ステップS1で始動入賞記
憶カウンタの値が「4」でないと判別された場合には、
未だ記憶する余裕があるということであるから次に始動
入賞玉検出器15a〜15cがONしたか否かが判別さ
れ(ステップS2)、ONしていない場合は、前記ステ
ップS11に進んで、その時の始動入賞記憶カウンタC
T4の値を表示して、割込みを終了する。一方、始動入
賞玉検出器15a〜15cがONした場合には、始動入
賞記憶カウンタCT4の値に「1」が加算され(ステッ
プS3)、その後、後述するステップS66でセットさ
れる確率向上フラグがセットされているか否かを判別す
る(ステップS4)。確率向上フラグは、後述するラン
ダムデータRD4又はRD5の中から確率向上データが
選択決定されたときにセットされるものである。しかし
て、確率向上フラグがセットされているときには、当り
外れ決定手段としてのランダムデータRD6の中から1
個のデータを選出する(ステップS5)。ランダムデー
タRD6は、例えば、20個のデータから構成され、そ
のうちの1個が大当りデータになっている。したがっ
て、このとき(確率向上時)の大当りである特定表示態
様の出現確率は、「1/20」であり、これは通常遊技
時の出現確率の「1/273(表示上の確率と同じ)」
よりも格段に特定表示態様が出現し易くなっている。
【0045】次いでステップS5において選出されたデ
ータが大当りデータであるかが判別され(ステップS
6)、大当りデータである場合には、当り表示結果決定
手段としてのランダムデータRD7の中から1つのデー
タを選出する(ステップS7)。ここで、ランダムデー
タRD7は、前記した3つの大当り図柄「7」「FEV
ER」「SANKYO」が5ライン上に並ぶ並び方が1
5通りあり、その15通りの大当り表示態様(特定表示
態様)に対応して15個のデータから構成されている。
そして、RD6で大当りデータを選出した時に、どの大
当り表示態様にするかを決定する。
【0046】しかして、RD7の中から選出されたデー
タに基づいて3つの回転ドラム87a〜87cが停止し
たときに表示されるデータD1〜D3の内容を決定し、
始動入賞記憶カウンタCT4の値に対応する記憶エリア
にそのデータD1〜D3を記憶する(ステップS8)。
その後、確率向上フラグをクリアし(ステップS9)、
前記ステップS11に進んで、その時の始動入賞記憶カ
ウンタCT4の値を表示して、割込みを終了する。
【0047】一方、前記ステップS4において、確率向
上フラグがセットされていないと判別された場合、及び
前記ステップS6において大当りデータが選出されてい
ないと判別された場合には、外れ表示結果決定手段とし
てのランダムデータRD1〜RD3の中から3つの3つ
の回転ドラム87a〜87cが停止したときに表示され
るデータD1〜D3の内容を選出し、始動入賞記憶カウ
ンタCT4の値に対応する記憶エリアにそのデータD1
〜D3を記憶する(ステップS10)。ここで、ランダ
ムデータRD1〜RD3は、それぞれ16個のデータか
ら構成されるデータテーブルであり、各データが回転ド
ラム87a〜87cの外周に描かれる図柄(識別情報)
に対応している。したがって、ステップS10で選出さ
れるD1〜D3のデータが大当り表示態様になる確率
は、表示上の出現確率「1/273」に同じとなる。と
ころで、前記ステップS10の処理が終了すると、前記
ステップS11に進んで、そのときの始動入賞記憶カウ
ンタCT4の値を表示して、割込みを終了する。
【0048】上記した割込みルーチンにおいては、始動
入賞記憶カウンタCT4が上限値「4」に達している場
合に、始動入賞玉検出器15a〜15cがONしたとし
ても、その信号を無効にして何等制御に影響を与えない
ようにしたが、CT4が上限値に達している場合にも始
動入賞玉検出器15a〜15cがONする毎にRD1〜
RD3からD1〜D3を選出し、CT4の値に対応して
すでに記憶されているD1〜D3を順次消去書き換えす
るようにして、制御に影響を与えるようにしてもよい。
また、確率向上時において、ステップS5で外れデータ
を選出した場合に、ステップS10に進んでD1〜D3
を選出し、そのデータが大当り表示態様であるとき、上
記ルーチンでは、そのまま大当りとして処理されるが、
外れとなるように再度D1〜D3を選出し直すような制
(表示結果補正手段)にしてもよい。更に、ランダム
データRD6に相当するデータテーブルを複数設けて、
確率向上時の特定表示態様の出現確率の向上の度合が複
数になるように制御しても良い。
【0049】なお、上記割込みルーチン処理において
は、確率向上時においても、内部確率のみを上げるよう
にし、表示上の確率は、変化しないようにした(3種類
の図柄で5ライン上)ので、確率向上時だけに現われる
図柄とか、現われない図柄とかがなく、確率が向上した
かどうかは、例えそのパチンコ遊技機での遊技に慣れて
いる遊技者であっても判断できず、初心者と熟練者との
間に有利、不利が発生しない。もちろん、この場合、確
率向上を積極的に報知しても、その確率向上を初心者も
熟練者も共に知ることができるので、この意味において
両者の間に有利、不利が発生しない。また、上記割込ル
ーチンにおいては、確率向上時の可変表示装置55の可
変表示制御に本発明の要旨である当り外れ決定手段、当
り表示結果決定手段、及び外れ表示結果決定手段を適用
した場合を示している。
【0050】以上、説明した割込みルーチンは、常に行
われているが、一方、遊技の制御を示すメインルーチン
が図8及び図9に示されている。これについて説明する
と、図8は、主として可変表示装置55の制御に関する
フロー図であり、図9は、主として可変入賞球装置64
の制御に関するフロー図である。
【0051】図8において、まず始動入賞記憶カウンタ
CT4の値が「0」か否かが判別され(ステップS1
2)、「0」でなくなるまで次の処理に進まない。始動
入賞記憶カウンタCT4が「0」でない場合には、前記
ステップS8及びS10において処理されたところのC
T4の値に対応する記憶エリアから停止表示データD1
〜D3を呼び出す(ステップS13)。その後、CT4
の値から「1」を減じ(ステップS14)、ステッピン
グモータ88a〜88cをON(回転)し(ステップS
15)、可変表示中をスピーカー8や遊技効果ランプ2
1a,21b,22a,22b等で報知する(ステップ
S16)。
【0052】ステッピングモータ88a〜88cが回転
後、それぞれのドラム位置検出器102a〜102cが
ONしたか否かが判別され(ステップS17、S20、
S23)、ONしたときには、ステップカウンタCT1
〜CT3がリセットされ(ステップS18、S21、S
24)るとともに、ステップカウンタCT1〜CT3で
ステッピングモータ88a〜88cのステップ数をカウ
ントする(ステップS19、S22、S25)。
【0053】ステップカウンタCT1〜CT3の計数開
始後、まず、左側の回転ドラム87aに対応するステッ
ピングモータ88aに対してタイマによる停止指令信号
があるか否かが判別され(ステップS26)、停止指令
信号があった場合には、ステップカウンタCT1の値と
前記ステップS13で呼び出したデータD1とが同じで
あるか否かが判別される(ステップS27)。そして、
それらの値が同じになったときに左側のステッピングモ
ータ88aが停止される(ステップS28)とともに、
左回転ドラム87aの停止をスピーカー8等で報知する
(ステップS29)。次に、右側の回転ドラム87cに
対応するステッピングモータ88cに対してタイマによ
る停止指令信号があるか否かが判別され(ステップS3
0)、停止指令信号があった場合には、ステップカウン
タCT3の値と前記ステップS13で呼び出したデータ
D3とが同じであるか否かが判別される(ステップS3
1)。そして、それらの値が同じになったときに右側の
ステッピングモータ88cが停止される(ステップS3
2)とともに、右回転ドラム87cの停止をスピーカー
8等で報知する(ステップS33)。
【0054】上記のように左右2つの回転ドラム87
a,87cを停止させたときに、前記5ライン上のいず
れかに大当りとなる図柄が並んだときは、表示上大当り
の可能性があるため、中央の回転ドラム87bを停止さ
せるに際し、以下の処理をする。すなわち、表示上大当
りの可能性があるか否かが判別され(ステップS3
4)、可能性があると判別された場合には、中央のステ
ッピングモータ88bの回転を徐々にゆっくりとなるよ
うに減速し(ステップS35)、その中央の回転ドラム
87bの減速を報知するとともに、当りが出現する可能
性のあるラインをライン表示器61a〜61fを点灯さ
せて表示させる(ステップS36)。このように動作さ
せることにより遊技者に大当りとなる期待感を盛り上げ
るようにしている。このような中央の回転ドラム87b
の動作制御は、通常時においても確率向上時においても
実行される。
【0055】ところで、前記ステップS34で大当りの
可能性がないと判別された場合、及び前記ステップS3
6で回転ドラム87bの減速を報知した後には、中央の
回転ドラム87bに対応するステッピングモータ88b
に対してタイマによる停止指令信号があるか否かが判別
され(ステップS37)、停止指令信号があった場合に
は、ステップカウンタCT2の値と前記ステップS13
で呼び出したデータD2とが同じであるか否かが判別さ
れる(ステップS38)。そして、それらの値が同じに
なったときに中央のステッピングモータ88bが停止さ
れる(ステップS39)とともに、中央の回転ドラム8
7bの停止をスピーカー8等で報知する(ステップS4
0)。
【0056】以上3つの回転ドラム87a〜87cが停
止した後に、前記データD1〜D3の組み合せが所定の
図柄となって大当りか否かが判別され(ステップS4
1)、大当りでない場合には、はずれをスピーカー8等
で報知して(ステップS42)、最初のステップS12
に戻る。一方、大当りと判別された場合には、可変入賞
球装置64を駆動するための図9に示す処理に進む。
【0057】次に、図9に示される可変入賞球装置64
の駆動処理について説明する。まず、大当りと判別され
た後に、開閉板67を開成する前の待ち時間(例えば、
2秒)を経過させるとともに、大当りをスピーカー8や
遊技効果ランプ21a,21b,22a,22b等で報
知し、且つライン表示器61a〜61fで当りラインを
報知する(ステップS43)。これは、遊技者に大当り
である旨を十分に報知するためである。次いで開閉板6
7を開成する時間を制御するタイマをセットし、開成回
数カウンタCT5の値に「1」を加算し、ソレノイド6
8をONして開閉板67を開成する(ステップS4
4)。そして、開閉板67が開成中であることを報知
し、且つ開成回数カウンタの値を開成回数表示器59で
表示する(ステップS45)。
【0058】開閉板67が開成中には、以下の処理を行
う。まず、V入賞玉検出器76がONしたか否かが判別
され(ステップS46)、ONした場合には、開成回数
カウンタCT5の値が「10」であるか否かが判別され
(ステップS47)、「10」でない場合には、V入賞
フラグがセットされているか否かが判別される(ステッ
プS48)。そして、V入賞フラグがセットされていな
いと判別された場合には、V入賞フラグをセットし(ス
テップS49)、V入賞を報知する(ステップS5
0)。上記ステップS46〜S50は、開閉板67が開
成中に打玉が特定入賞口73に入賞したか否かを検出す
る処理を示したものであり、V入賞フラグがセットされ
ると、繰返し条件が成立したことを意味する。
【0059】次に、入賞個数検出器77がONしたか否
かが判別され(ステップS51)、ONした場合には、
入賞個数カウンタCT6の値に「1」を加算する(ステ
ップS52)。次いで入賞個数カウンタCT6の値が
「10」であるか否かを判別し(ステップS53)、
「10」でない場合には、入賞個数表示器75に入賞個
数カウンタCT6の値を表示し(ステップS54)、そ
の後、前記ステップS44でセットしたタイマが終了し
たか否かが判別され(ステップS55)、終了していな
い場合には、前記ステップS46に戻って、ステップS
46〜S55の処理を繰返す。以上、ステップS46〜
S55の処理は、開閉板67が開成中に行われる処理で
あるが、この中では、V入賞があったか否か、入賞玉が
10個になったか否か、所定の時間が経過したか否かを
検出している。
【0060】前記ステップS53で入賞個数カウンタC
T6の値が「10」であると判別された場合、あるいは
前記ステップS55でタイマが終了したと判別された場
合には、ソレノイド68をOFFして開閉板67を閉成
させる(ステップS56)。開閉板67を閉成させてか
ら所定時間を経過させるとともに、インターバル中であ
ることを報知する(ステップS57)。なお、この所定
時間は、最後の方に入賞した打玉がV入賞玉検出器76
に達してONさせるに十分な時間が採られる。しかし
て、所定時間が経過した後、V入賞フラグがセットされ
ているか否かが判別され(ステップS58)、セットさ
れていると判別された場合には、V入賞フラグをクリア
するとともに、入賞個数カウンタCT6の値をクリアし
て(ステップS59)、その後、前記ステップS44に
戻り、再度開閉板67の開閉動作を行う。
【0061】一方、V入賞フラグがセットされていない
と判別された場合、すなわち、開閉板67の開成中にV
入賞がなかったとき、あるいは開閉板67の開成回数が
所定回数(10回)に達したときには、特定遊技状態
は、終了する。そのため、開閉回数カウンタCT5と入
賞個数カウンタCT6の値をクリアして(ステップS6
0)、その後、大当り回数カウンタCT7の値が「0」
か否かが判別される(ステップS61)。最初の大当り
であるときには、「0」であると判別されてランダムデ
ータRD4の中から1つのデータが選出される(ステッ
プS62)。また、大当り回数カウンタCT7の値が
「0」でないと判別された場合には、今度は、大当り回
数カウンタCT7の値が「3」であるか否かが判別され
る(ステップS63)。そして、「3」でない、すなわ
ち「1」又は「2」であると判別された場合には、ラン
ダムデータRD5の中から1つのデータが選出される
(ステップS64)。ここで、ランダムデータRD4及
びRD5は、確率を向上させるか否かを決定するための
データテーブルであって、確率向上の成立を認めるため
の所定条件であり、例えば、RD4は、3個のデータテ
ーブルから構成され、そのうちの1個が確率向上データ
となっており、RD5は、5個のデータテーブルから構
成され、そのうちの1個が確率向上データとなってい
る。したがって、最初(1回目)の大当りから次の大当
りにおいて確率を向上させるか否かの選択確率は、「1
/3」であり、2回目又は3回目の大当りから次の大当
りにおいて確率を向上させるか否かの選択確率は、「1
/5」である。上記のステップS64の処理は、確率向
上時の可変表示動作に基づく特定表示態様となったとき
の大当り処理が終了した場合にも行われるものである。
【0062】前記ステップS62、あるいはステップS
64において選出されたデータが確率向上データである
か否かが判別され(ステップS65)、確率向上データ
であるときには、確率向上フラグをセットし(ステップ
S66)、大当り回数カウンタCT7の値に「1」を加
算して(ステップS67)、最初のステップS12に戻
る。一方、前記ステップS63において、大当り回数カ
ウンタCT7の値が「3」であると判別された場合、あ
るいは前記ステップS65で選出されたデータが確率向
上データでないと判別された場合には、大当り回数カウ
ンタCT7の値をクリアした(ステップS68)後、最
初のステップS12に戻る。
【0063】以上、実施形態に係るパチンコ遊技機1の
動作について説明してきたが、この実施形態において
は、可変表示装置55の表示結果が当り外れ決定手段と
しての当り外れ選択決定データテーブルRD6の決定に
基づいて抽出される当り表示結果決定手段としての大当
り停止表示内容決定データテーブルRD7又は外れ表示
結果決定手段としての停止内容決定データテーブルRD
1〜RD3の抽出データD1〜D3に基づいて事前にラ
ンダムに決定されるので、表示結果に偏りが生じること
がなく、引いては特定表示態様の表示も偏ることなく遊
技者に均一のサー ビスを提供することができる。なお、
決定時期としては、可変表示装置55の可変表示動作の
開始を許容する始動入賞領域としての始動入賞口14a
〜14cに設けられる始動入賞玉検出手段としての始動
入賞玉検出器15a〜15cの打玉の検出時のタイミン
グで実行される。
【0064】なお、上述した動作説明においては、確率
向上制御は、次の特定表示態様になるまで終了しないよ
うにした(ステップS9)が、特定表示態様が発生する
ことなく、他の条件、例えば、所定時間が経過したこ
と、可変表示装置55が所定回数作動したこと、始動入
賞記憶がなくなったこと(可変表示装置が作動していな
い状態が発生したこと)、終了するように定められた表
示状態になったこと、等で終了(確率向上フラグをクリ
ア)してもよい。また、実施形態のように確率向上制御
に上限(実施形態では3回)を設けなくてもよい。
【0065】また、上述した実施形態においては、可変
表示装置55と可変入賞球装置64を別体に設けたもの
を示したが、一体的に設けたものでもよく、また、可変
入賞球装置64及び可変表示装置55の構成も図示した
もの限定されない。例えば、可変入賞球装置として、開
閉板67に変えて一対の開閉翼片や摺動片を使用したも
のでも良く、可変表示装置として、ドラム状の可変表示
部に変えて、セグメントLED、LCD、EL、ルーレ
ット式、リーフ式、ベルト式、ドット表示器、その他の
表示器等を使用したものでも良く、また、これらを組合
せたものでも良い。更に、可変表示装置55の可変表示
を停止させるものとして、タイマーによる自動停止に加
えて停止スイッチにより停止するようにしてもよい。ま
た、可変表示部の個数や停止順序は、実施形態に限定さ
れない。更に、また可変表示部(回転ドラムを含む)の
可変表示は、電源投入時より開始させ、始動入賞により
あらためて可変開始する構成のものでもよい。その場
合、始動入賞により可変開始したことを明確化するため
に可変表示部の可変表示の明るさを切り換えたり、可変
表示の速さを切り換えたりする方が好ましい。更には、
可変表示部の可変表示を通常時可変表示させておくよう
にして(この場合は、電源投入が可変表示開始信号発生
手段である)、始動入賞により停止するように構成して
も良い。また、可変入賞球装置の開成回数、1回の開成
における入賞個数の上限は、10回、10個に限定され
ない。また、1回の特定表示態様の発生によって可変入
賞球装置又は遊技盤上のすべての入賞口に入賞する入賞
玉の総数に上限を設けたうえで、開成回数や1回の開成
における入賞個数に上限を設けないようにしてもよい。
【0066】また、特定遊技状態の発生によって付与さ
れる遊技価値として、特定遊技状態の発生により所定数
の景品玉を直接払い出すようにしたものや、あるいは下
記のカード式弾球遊技機においては、所定の点数を与え
るようにしてもよい。
【0067】更に上述した実施形態においては、弾球遊
技機として、遊技者が借り受けた玉を打球供給皿7に投
入して遊技する形式のものを示したが、持ち玉データが
記憶された記憶媒体によって遊技機内に封入された封入
玉を弾発して遊技が行える形式の、いわゆるカード式の
弾球遊技機であってもよい。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、この発明においては、可変表示装置の表示結果のう
ち特定表示態様が、可変表示装置の可変表示動作の開始
を許容する始動入賞領域に設けられる始動入賞玉検出手
段の打玉の検出時のタイミングで実行される当たり外れ
決定手段の決定と、該決定に基づいて抽出される当り表
示結果決定手段の抽出データとに基づいて事前にランダ
ムに決定されるので、特定表示態様の表示が偏ることな
く遊技者に均一のサービスを提供することができる。な
お、可変表示装置の表示結果のうち外れ表示結果も、可
変表示装置の可変表示動作の開始を許容する始動入賞領
域に設けられる始動入賞玉検出手段の打玉の検出時のタ
イミングで実行される当たり外れ決定手段の決定と、該
決定に基づいて抽出される外れ表示結果決定手段の抽出
データとに基づいて事前にランダムに決定されるように
構成することにより、特定表示態様でない表示も偏るこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の正
面図である。
【図2】パチンコ遊技機の背面概略図である。
【図3】遊技盤の遊技領域の拡大正面図である。
【図4】可変表示装置の分解斜視図である。
【図5】可変表示装置の上から見た断面図である。
【図6】実施形態に係るパチンコ遊技機の制御を示すブ
ロック構成の制御回路図である。
【図7】図6に示す制御回路の具体的な動作を示すフロ
ー図の一部である。
【図8】同じく、図6に示す制御回路の具体的な動作を
示すフロー図の一部である。
【図9】同じく、図6に示す制御回路の具体的な動作を
示すフロー図の一部である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機(弾球遊技機) 11 遊技盤14a〜14c 始動入賞口(始動入賞領域) 15a〜15c 始動入賞玉検出器(始動入賞玉検出手
段) 55 可変表示装置 64 可変入賞球装置 87a〜87c 回転ドラム 88a〜88c ステッピングモータ 109 マイクロコンピュータRD1〜RD3 停止表示内容決定データテータ(外れ
表示結果決定手段) RD4〜RD5 確率向上選択決定データテーブル RD6 当り外れ選択決定データテーブル(当り外れ決
定手段) RD7 大当り停止表示内容決定データテーブル(当り
表示結果決定手段)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置の表示結果が特定表示態様
    となった場合に特定遊技状態として遊技者に有利なよう
    に制御可能な弾球遊技機において、該弾球遊技機は、前記可変表示装置の可変表示動作の開
    始を許容する始動入賞領域と、該始動入賞領域に打玉が
    入賞したことを検出する始動入賞玉検出手段と、前記特
    定表示態様にするか否かをランダムに決定する当り外れ
    決定手段と、該当り外れ決定手段により特定表示態様に
    する旨が決定された場合に複数種類設定されている特定
    表示態様のうちどの特定表示態様を表示するかをランダ
    ムに決定する当り表示結果決定手段と、を備え、 前記当り外れ決定手段及び当り表示結果決定手段での決
    定用データの抽出は、前記始動入賞玉検出手段の検出時
    のタイミングで実行されることを特徴とする弾球遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記弾球遊技機は、前記当り外れ決定手
    段により特定表示態様にしない旨が決定された場合に外
    れ時の表示結果をランダムに決定する外れ表示結果決定
    手段をさらに含み、 前記外れ表示結果決定手段での決定用データの抽出も、
    前記始動入賞玉検出手段の検出時のタイミングで実行さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
JP9223140A 1997-08-04 1997-08-04 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP2791469B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9223140A JP2791469B2 (ja) 1997-08-04 1997-08-04 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9223140A JP2791469B2 (ja) 1997-08-04 1997-08-04 弾球遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63330669A Division JP2719714B2 (ja) 1988-12-26 1988-12-26 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1066759A JPH1066759A (ja) 1998-03-10
JP2791469B2 true JP2791469B2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=16793426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9223140A Expired - Lifetime JP2791469B2 (ja) 1997-08-04 1997-08-04 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2791469B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1066759A (ja) 1998-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001120748A (ja) パチンコ機
JPH07163719A (ja) 弾球遊技機
JP2000308716A (ja) 弾球遊技機
JP2791469B2 (ja) 弾球遊技機
JPH05208066A (ja) 遊技機
JP2562029B2 (ja) 弾球遊技機
JPH11309242A (ja) 遊技機
JP2729367B2 (ja) 弾球遊技機
JP2665587B2 (ja) 弾球遊技機
JP2731901B2 (ja) 可変表示装置付弾球遊技機
JP2719714B2 (ja) 弾球遊技機
JP2007029523A (ja) 遊技機
JP2719768B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0847562A (ja) 遊戯機
JP2729369B2 (ja) 弾球遊技機
JP2617887B2 (ja) 弾球遊技機
JP2686992B2 (ja) 弾球遊技機
JP2807832B2 (ja) 弾球遊技機
JP2719770B2 (ja) 弾球遊技機
JPH02102687A (ja) 弾球遊技機
JPH11299964A (ja) 遊技機
JP2617886B2 (ja) 弾球遊技機
JP2762078B2 (ja) 弾球遊技機
JP3277274B2 (ja) パチンコ機
JP3013002B2 (ja) パチンコ機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090619

Year of fee payment: 11