JP3277115B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP3277115B2
JP3277115B2 JP06056296A JP6056296A JP3277115B2 JP 3277115 B2 JP3277115 B2 JP 3277115B2 JP 06056296 A JP06056296 A JP 06056296A JP 6056296 A JP6056296 A JP 6056296A JP 3277115 B2 JP3277115 B2 JP 3277115B2
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孝志 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタあるいはレーザファクシミリ装置等の電子写真装
置に係り、特にそのプロセスユニットや複写機の現像ユ
ニットとして機能する交換カートリッジの新旧検知機構
に改善策を講じた電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置では、装置本体内に
取り付けようとする感光体カートリッジが新品である
か、否かを判断することがよく行われていた。例えば実
公平1−21311公報には、プロセス手段の寿命表示
を行うカウンタと、フォトスイッチからなるリセット手
段とを備え、ドラムタイプの感光体の駆動によりアクチ
ュエータとして機能するカム部材を、リセット手段と係
合する位置から係合しない位置へと変化させることによ
って、カウンタをクリアするように構成したものが開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の場合、カートリッジのリサイクルを行う際に、検
出手段を構成するカム部材が使用を示す位置に変位した
ままとなり、これを初期位置へリセットするには、カー
トリッジに内装されたカム部材を操作する必要があり、
初期位置へ復帰させることは容易でなかった。
【0004】また、このカム部材は一部がカートリッジ
の上面から突出して装着されているため、ユーザーが誤
ってカム部材を位置変位させる虞れがあり、このような
場合、電子写真装置本体側において新旧の状態が変わ
り、使用枚数のカウントがリセットされてしまう危険性
があった。
【0005】さらに、一部の不心得な者がわざとカム部
材を変位させて、使い古し品を新品と見せかけることも
不可能ではなく、カートリッジの変造が意図的になされ
るという危惧があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点を解消するた
めになされたもので、電子写真装置本体に装着する前の
交換カートリッジの新旧検知のリセットを確実に防止し
得るように工夫された電子写真装置を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、プロセス手段が組み込まれ電子写真装置
本体に着脱自在なカートリッジと、このカートリッジが
新品か否かを判定する新旧検知機構とを備えた電子写真
装置において、前記新旧検知機構を次のように構成して
いる。
【0008】すなわち、前記カートリッジ内に設けられ
該カートリッジの新旧検知を行うための検出部材と、前
記カートリッジの使用程度を表示するカウンタと、この
カウンタをリセットするためのリセット部材と、前記検
出部材を旧状態時位置でロックするロック手段と、前記
カートリッジの枠体に設けた特定形状の孔に前記カート
リッジの外部から前記リセット部材を差し込んで前記検
出部材のロックを解除するロック解除手段とを備え、ロ
ック解除後に前記検出部材が初期位置に復帰するように
構成している。
【0009】上記構成において、前記ロック手段を、検
出部材に一体に設けられた間欠ギアに逆転を阻止する状
態で係合するラッチ部材を備えたものとする。また、前
記検出部材は該検出部材を新品時位置方向に移動するよ
うに付勢する第1弾性付勢部材を備えたものとする。さ
らに、前記ラッチ部材が前記検出部材をロックする位置
と、前記検出部材へのロックを解除する位置とに該ラッ
チ部材を切り替わり可能に付勢する第2弾性付勢部材を
設けたものとする。
【0010】上記構成によると、リセット部材によりカ
ートリッジ枠体の特定形状の孔を通して前記ラッチ部材
を押すことにより、前記第2弾性付勢部材の付勢力で前
記検出部材を初期位置に復帰させることができ、リサイ
クル時の検出片の初期位置へのリセットの簡易化を図る
ことができる。
【0011】また、プロセス手段が組み込まれ電子写真
装置本体に着脱自在なカートリッジ、及びこのカートリ
ッジ内に設けられ該カートリッジの新旧検知を行うため
の検出部材と、前記カートリッジ内に設けられ前記検出
部材の新旧検知位置を切り替えるための駆動系とを有す
る新旧検知機構を備えたものとし、前記駆動系が前記電
子写真装置本体に装着されることによって回転可能にな
るように構成した場合には、ユーザー等が誤って検出片
の位置を移動して新旧の状態が変わっても、使用枚数の
カウントがリセットされない。また、検出部材及び駆動
系がカートリッジ内に設けられているため、カートリッ
ジを簡易に変造することができない。また、検出部材の
リセットは、特定のリセット部材を使用しているため、
他の工具等によって変造することも困難となる。
【0012】さらに、電子写真装置本体の前回転時に検
出部材と干渉して新旧検知動作を行う動作部材を備えて
おり、前記電子写真装置の本動作中は前記検出部材を
記動作部材から待避する位置に移動させるように構成し
て、該電子写真装置の本動作中は前記動作部材によって
ジャム検出を可能としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係る電子
写真装置としての複写機の一例を示している。この図に
示すように、1は複写機本体であって、その上面部には
原稿載置台2が設けられているとともに、該原稿載置台
2の下に露光光学系が配設されている。露光光学系は、
原稿載置台2上に載置された原稿(図示せず)に光を照
射しながら走査するコピーランプ3、原稿からの反射光
を感光体ドラム4に導くセルフォックレンズ5、自動露
光新旧検知センサ6等からなっている。
【0014】感光体ドラム4の外周には、その表面を所
定電位に帯電させるメインチャージャー7、感光体ドラ
ム4の表面に形成された静電潜像を現像する現像カート
リッジ8、感光体ドラム4の表面のトナー像を用紙に転
写させる転写チャージャー9、感光体ドラム4表面の残
留トナーを回収するクリーニング装置10及び除電ラン
プ11等が設けられている。
【0015】なお、8aは現像カートリッジ8内に設け
られたマグネットローラ、8bは同じくトナー濃度検知
センサである。また、10aはクリーニングブレード、
10bはサブブレードであって、これらの部品で構成さ
れるクリーニング装置10と前記感光体ドラム4等から
なる感光体ドラムユニットは、単一の枠体に一体的に支
持されたカートリッジAとして交換可能に構成されてい
る。
【0016】感光体ドラム4に対する入紙側には、用紙
を所定のタイミングで供給する給紙ローラ12、13、
PS板14、給紙カセット15等が設けられているとと
もに、入紙検知スイッチ16、手差し入紙検知スイッチ
17、カセット給紙ソレノイド18等が設けられてい
る。
【0017】一方、感光体ドラム4に対する出紙側に
は、転写後の用紙を感光体ドラム4表面から剥離する剥
離ローラ19、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定
着させる定着装置20及び出紙検知スイッチ21等が設
けられている。なお、定着装置20は、ヒータランプ2
0aを内装した上ヒートローラ20b、上ヒートローラ
20bと用紙を挟んで圧接する下ヒートローラ20cと
により構成されている。22は定着装置20の上ヒート
ローラ20bの用紙への加熱温度を検出するサーミスタ
/温度ヒューズである。また、23は複写機本体1内に
設けられたメインモータ(図示せず)によって駆動され
るクーリングファンである。
【0018】次に、上記構成の複写機におけるコピー動
作について説明すると、電源スイッチ(図示せず)がO
Nされると、まずウォーミングアップ処理が行われる。
これが完了した後に、コピースタートスイッチ(図示せ
ず)がONされると、露光光学系のコピーランプ3によ
って原稿載置台2上に載置された原稿が走査される。こ
のときの原稿からの反射光がセルフォックレンズ5を介
して感光体ドラム4に照射され、さらにメインチャージ
ャー7によって所定電位に帯電されている感光体ドラム
4の表面に静電潜像が形成される。
【0019】次いで、この静電潜像は現像カートリッジ
8から供給されるトナーによって現像される。感光体ド
ラム4表面のトナー像は、転写チャージャー9により給
紙カセット15から供給される用紙に転写され、定着装
置20によって用紙上に熱定着される。これにより、用
紙上に原稿画像に対応したコピー画像が形成される。こ
のような一連の複写動作は、マイクロコンピュータから
なる制御装置(図示せず)によって制御される。
【0020】図2はカートリッジAと、これを複写機本
体1内から取り出す途中の状態とを示しており、複写機
本体1内の所定位置にセットされているカートリッジA
を新品ユニットと交換するときは、クラムシェル式に構
成された複写機本体1を開き、手操作により旧ユニット
を矢印a方向へ引き出した後、新品のカートリッジAを
装填する。
【0021】図3はカートリッジの新旧検知機構を示し
ている。この図において、24は枠体であって、軸端に
ドラムギア25を備えた感光体ドラム4が一側面に臨ん
で回転可能に枢支されている。また、枠体24の側面に
は、検出片ギア26、及びドラムギア25と検出片ギア
26間に介装された第1,第2アイドルギア27,28
が回転可能に枢支されているとともに、検出片ギア26
を旧状態時位置にロックするロック手段としてのラッチ
レバー29がシーソー状に回動可能に枢支されている。
このラッチレバー29は、先端に三角形状の係合爪29
aを有するとともに、枠体24に枢支されている回動中
心よりも基端部側上面に後述するリセット部材34が干
渉する当接突起29bを有している。
【0022】さらに、該ラッチレバー29の基端部と枠
体側面間には、弾性付勢手段としてのスプリング30が
張設されており、このスプリング30によって、ラッチ
レバー29が検出片ギア26をロックする位置と、検出
片ギア26へのロックを解除する位置とに切り替わり可
能に弾性付勢されている。31はアクチュエータ、32
は新旧検知センサ、33は枠体24の側面を覆うカバ
ー、34はカバー33のU字形状スリット33aから挿
入されてラッチレバー29に干渉するU字形状のリセッ
ト部材である。なお、カバー34はドラムギア25の一
部、検出片ギア26、第1,第2アイドルギア27,2
8、ラッチレバー29等を覆うように枠体24に嵌め込
まれる。
【0023】検出片ギア26は、ギア部26aと一体回
転する作用片26bを備えており、該作用片26bがア
クチュエータ31の被作用片31aに干渉して、該被作
用片31aを倒し、該アクチュエータ31のセンサ切替
片31cが新旧検知センサ32に進入して、これをOF
Fする動作を行うように構成されている。
【0024】また、図4に示すように、検出片ギア26
は、ギア部26aの後方に筒状部26cを備えている。
一方、枠体24の側面にはボス35を突出させてあり、
このボス35の切欠部35aにゼンマイバネ36の内端
を係合したうえで、該ゼンマイバネ36の外端を検出片
ギア筒状部26cに設けた切欠部26dに係合した状態
で、該筒状部26c内にゼンマイバネ36を挿入してい
る。また、検出片ギア26のギア部26aは、検出片ギ
ア26が一回転しないように間欠ギア、つまり歯を形成
していない部分を有するギアにより構成されている。
【0025】このような構成の新旧検出機構では、感光
体ドラム4の矢印b方向の回転が、第1,第2アイドル
ギア27,28を介して検出片ギア26に伝達され、こ
れにより該検出片ギア26を感光体ドラム4とは逆の矢
印c方向に回転させる。この回転によって検出片ギア2
6の作用片26bがアクチュエータ31の被作用片31
aに干渉してアクチュエータ31を倒し、さらに、その
被作用片31aが新旧検知センサ32に接触することに
より、ON状態の新旧検知センサ32をOFFさせる。
【0026】そして、新旧検知センサ32がOFFにな
った後、検出片ギア26がさらに回転することによっ
て、アクチュエータ31が元の姿勢に復帰し、それとと
もに新旧検知センサ32がOFF状態から再びONとな
る。これによって、複写機本体1側に設けられている枚
数カウントメモリがクリアされ、その結果、新しいドラ
ムと判断することができる。
【0027】図5はラッチレバー29のラッチ解除前、
図6はラッチ解除後、つまりリセット状態を示してい
る。図5に示すように、検出片ギア26が矢印c方向に
回転したときは、ラッチレバー29の先端係合爪29a
が検出片ギア26のギア部26aに係合することによっ
て、該検出片ギア26の逆方向への回転が規制される。
また、ラッチレバー係合爪29aと検出片ギア部26a
の係合を解除することによって、検出片ギア26をゼン
マイバネ36の復元力によって初期位置へと復帰させる
ことができる。したがって、リサイクル時に、カートリ
ッジA内の部品を分解して取り出さなくても、リセット
部材34を初期化する、つまり初期位置に戻すことがで
きる。
【0028】すなわち、ラッチレバー29が検出片ギア
26の逆戻り防止の働きをするときは、該ラッチレバー
29の係合爪29aが検出片ギア部26aの歯底部に噛
み込み係合するが、このときラッチレバー29はスプリ
ング30の付勢力によって浮き上がりを規制され、これ
によって検出片ギア26の逆転が阻止されるものであ
る。
【0029】また、ラッチレバー29の噛合を解除する
ときは、図6に示すように、枠体24の外側からカバー
33のスリット33aにリセット部材34を挿入する。
このとき、ラッチレバー29は挿入されたリセット部材
34の先端が当接突起29bに干渉することによって、
矢印d方向へ回動させられ、その結果、係合爪29aが
検出片ギア部26aの歯面から離脱する。このようにし
てラッチレバー29との係合を解除された検出片ギア2
6は、ゼンマイバネ36の復元力によって初期位置へ復
帰する。
【0030】このように、カートリッジAの枠体24に
設けた特定形状のスリット33aに、カートリッジ外部
から専用のリセット部材34を差し込まないと、検出片
ギア26のロックが解除ができない。したがって、ユー
ザーが簡易に検出片ギア26のロックを解除できず、ユ
ーザーの誤操作を確実に防止することができる。
【0031】また、この場合、検出片ギア26の作用片
26bは、アクチュエータ31を押すときだけ、枠体2
4とカバー33間の下端部に開口したスリット状の小開
口gから外部に突出するが、アクチュエータ31を押す
動作を行った後は、枠体24内に退入し、枠体内に隠れ
た状態となるため、ユーザー等の作業者から該作用片2
6が見えなくなる。したがって、検出片ギア26を動か
して変造することが不可能となる。
【0032】以上のように上記構成の新旧検出機構によ
ると、新品時の位置方向に移動するように付勢するゼン
マイバネ36を間欠ギアからなるギア部26aを備えた
検出片ギア26に設ける一方、検出片ギア26を旧状態
時の位置にロックするラッチレバー29を設け、さら
に、ラッチレバー29が検出片ギア26をロックする位
置と、検出片ギア26へのロック解除を行う位置とに切
り替わり可能に付勢するスプリング30を設けた構成と
しているので、カバー33のスリット33aを通してラ
ッチレバー29を押すだけの操作で、検出片ギア26を
ゼンマイバネ36の復元力で自動的に初期位置に戻すこ
とができる。
【0033】また、その場合、検出片ギア26をはじ
め、その周囲に組み込まれている駆動部材の誤操作を防
止するために、枠体24やカバー33によって該駆動部
材を被覆した構造であっても、検出片ギア26のリセッ
トを簡易に行うことができる。
【0034】また、ラッチレバー29が検出片ギア26
から離脱することによって、該検出片ギア26が初期位
置に戻るようになっているので、感光体ドラム4のよう
にリサイクル時に必ず交換される部品の動きによって、
検出片ギア26の初期位置への復帰がなされることとな
り、復帰処理忘れが起こらない。したがって、カートリ
ッジA中のライフ部品の交換に適していると言える。
【0035】次に、枠体24内の駆動系の連結方式につ
いて説明する。図7は、カートリッジAの複写機本体1
への装着前状態を、図8は装着後状態をそれぞれ示して
いる。図7に示すように、第1アイドルギア27の回転
軸27a上には、該アイドルギア27をドラムギア25
との噛み合いを離脱させる方向に付勢する復帰スプリン
グ37が設けられている。一方、複写機本体1側には、
第1アイドルギア27の前面を押す一対のプッシュピン
38が設けられており、カバー33に設けられたピン挿
入孔39からアイドルギア27に向けて突入するように
してある。
【0036】図3及び図7において、40は枠体24を
位置決めするためのプロセス位置決めボスであり、図3
に示すように、カバー33にはもう一方のプロセス位置
決めボス40を挿通するための孔41が設けられてい
る。
【0037】このような構成の駆動系連結構造において
は、カートリッジAを複写機本体1に装着する前は、感
光体ドラム4のドラムギア25は、第1アイドルギア2
7とは連結していない状態にあり、感光体ドラム4の回
転が検出片ギア26に駆動伝達されない。次に、枠体2
4を複写機本体1に装着すると、該本体1側のプッシュ
ピン38が復帰スプリング37の付勢力に抗して第1ア
イドルギア27をドラムギア25側へスライドさせる。
これにより第1アイドルギア27はドラムギア25及び
第2アイドルギア28と噛合し、ドラムギア25の回転
が伝達されて、枠体24内の検出片ギア26及びクリー
ニング装置10の搬送スクリュー片の回転運動が行われ
る。
【0038】このようにカートリッジの駆動系内におけ
る感光体ドラム4の回転、クリーニング装置10の回転
は可能であるが、複写機本体1の回転により検出片ギア
26を切り替えるものにおいて、カートリッジAの駆動
系は複写機本体1に装着されることによって、初めて回
転可能になるため、ユーザー等が誤って感光体ドラム4
を回転させることによる検出片ギア26の回転動作を防
止することができる。
【0039】また、カートリッジAが複写機本体1に装
着された装着状態で、駆動により枠体24に覆われて外
部から触れない検出片ギア26を作動可能としたものに
おいて、検出片ギア26を作動させるギア系は、複写機
本体1側の突起部であるプッシュピン38がカートリッ
ジA内に進入した後に作用して、作動可能状態となるの
で、プッシュピン38がカートリッジA側に設けられた
場合に比べて、カートリッジAが装着されていない状態
でユーザーが検出片ギア26の位置を移動する事態が生
じる可能性が少なくなる。
【0040】図9は新旧検知センサ32をON/OFF
動作させる機構を示している。アクチュエータ31は、
検出片ギア26と、通紙面42の中央に形成された検知
片動作用スリット43間に亙る長さのシャフト状体から
なるもので、先端側に検知片動作用スリット43から突
出するジャム検知片31bが設けられており、このジャ
ム検知片31bによって、感光体ドラム4の新旧検知
と、用紙ジャム検知を行う。
【0041】このアクチュエータ31は、複写機の電源
ON後のメインモータによる前回転動作時に感光体ドラ
ム4の新旧検知を行い、それ以降には用紙Pのジャム検
知を行う。また、電源ON後、前に残っている紙を検出
するため、新旧検知センサ32のON状態(紙なし)及び
OFF状態(紙あり)を検出して、メインモータの前回転
を行うかどうかを判断する。
【0042】このように、複写機の前回転時に検出片ギ
ア26がアクチュエータ31を動作させることにより、
感光体ドラム4の新旧検知を行い、複写動作中は検出片
ギア26がカートリッジAにおけるアクチュエータ31
からの待避位置にあるので、ジャム検出が可能であり、
一つのアクチュエータ31でジャム検出と、感光体ドラ
ム4の新旧検知を兼ねている。また、電源ON前回転に
感光体ドラム4の新旧検知を行い、電源ON前回転以降
にジャム検知を行うものであるから、単一の新旧検知セ
ンサ32に2つの機能を持たせることができる。
【0043】また、電源ON後、まず新旧検知センサ3
2の検出状況を確認し、ONであればジャム状態である
から、メインモータの回転をさせず、ジャム表示し、新
旧検知センサ32がON状態以外の場合は、メインモー
タを回転させるため、前に残った紙などがある場合、メ
インモータの回転をさせずにジャム表示し、ユーザー等
に知らせることができる。
【0044】図10(A)のタイムチャートは、用紙ジャ
ムと判断し、メインモータの前回転ストップ、ジャム表
示を行うタイミングを示している。また、図10(B)の
タイムチャートは、新旧検知センサ32のOFFを確認
後、メインモータの前回転をさせるタイミングを示して
いる。このように、ジャム検出と感光体ドラム4の新旧
検出のタイミングON→OFF→ONの時間のタイミン
グによっても、ジャム検出か、感光体ドラム4の新旧検
出かの判断を行うことができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よるときは、新旧検知機構を、カートリッジ内に設けら
れ該カートリッジの新旧検知を行うための検出部材と、
カートリッジの使用程度を表示するカウンタと、このカ
ウンタをリセットするためのリセット部材と、検出部材
を旧状態時位置でロックするロック手段と、カートリッ
ジの枠体に設けた特定形状の孔にカートリッジの外部か
らリセット部材を差し込んで検出部材のロックを解除す
るロック解除手段とを備え、ロック解除後に検出部材が
初期位置に復帰するように構成しているので、特定形状
の孔に、カートリッジ外部からリセット部材を差し込ま
ないと、検出片のロックを解除することができない。
【0046】したがって、検出部材をロック解除するに
は、専用リセット部材が必要であり、ユーザーが簡易に
検出部材のロックを解除できず、また、ユーザーが誤っ
て操作することを確実に防止することができる。
【0047】請求項2によるときは、ロック手段は検出
部材に一体に設けられた間欠ギアに逆転を阻止する状態
で係合するラッチ部材を備えているとともに、前記検出
部材は該検出部材を新品時位置方向に移動するように付
勢する第1弾性付勢部材を備えており、さらに、前記ラ
ッチ部材が前記検出部材をロックする位置と、前記検出
部材へのロックを解除する位置とに該ラッチ部材を切り
替わり可能に付勢する第2弾性付勢部材が設けられてお
り、リセット部材によりカートリッジ枠体の孔を通して
前記ラッチ部材を押すことにより、前記第2弾性付勢部
材の付勢力で前記検出部材を初期位置に復帰させるよう
に構成されているので、第1弾性付勢部材手段によっ
て、初期位置(新品状態)にロックを解除することによっ
て、自動的に元の位置(初期位置)に戻すことができる。
【0048】また、プロセス手段が組み込まれ電子写真
装置本体に着脱自在なカートリッジ、及びこのカートリ
ッジ内に設けられ該カートリッジの新旧検知を行うため
の検出部材と、前記カートリッジ内に設けられ前記検出
部材の新旧検知位置を切り替えるための駆動系とを有す
る新旧検知機構を備え、前記駆動系が前記電子写真装置
本体に装着されることによって回転可能になるようにし
た場合には、電子写真装置本体側にカートリッジが装着
されて初めて、検出部材の駆動系が連結されるため、ユ
ーザー等が誤ってドラムを回転させても検出部材が回転
動作しない。また、検出部材がカートリッジ枠体内に隠
れているため、検出片を動かして変造することができな
い。
【0049】請求項によるときは、電子写真装置本体
の前回転時に検出部材と干渉して新旧検知動作を行う動
作部材を備えており、前記電子写真装置の本動作中は前
記検出部材を前記動作部材から待避する位置に移動させ
るように構成して、該電子写真装置の本動作中は前記動
作部材によってジャム検出を可能としているので、動作
部材の存在によって新旧検知機構をプロセス新旧検知と
ジャム検知とを兼ねたものとすることができる。
【0050】そして、これにより新旧検知センサは一つ
だけ設けるだけで済む。すなわち、電源ON前回転→新
旧検知、電源ON前回転以降→ジャム検知であるから、
新旧検知センサ1個にて2つの機能を具備するものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る複写機の一例を示
す縦断面図。
【図2】 カートリッジの複写機内への装填途中状態を
示す斜視図。
【図3】 カートリッジの新旧検知機構を示す分解斜視
図。
【図4】 検出片ギアの構成を示す分解斜視図。
【図5】 検出片ギアのラッチ解除前状態を示す要部拡
大斜視図。
【図6】 同ラッチ解除後のリセット状態を示す拡大斜
視図。
【図7】 カートリッジの複写機複写機本体1への装着
前状態を示す要部断面図。
【図8】 同装着後の状態を示す断面図。
【図9】 カートリッジの新旧検知センサを示す要部斜
視図。
【図10】 電源、新旧検知センサ、メインモータ及び
ジャム表示のON/OFFタイミングを示すタイムチャ
ート。
【符号の説明】
1 複写機複写機本体1 4 感光体ドラム 8 現像カートリッジ 10 クリーニング装置 24 枠体 25 ドラムギア 26 検出片ギア 27 第1アイドルギア 29 ラッチレバー 30 スプリング 31 アクチュエータ 32 センサ 33 カバー 33a スリット 34 リセット部材 36 ゼンマイバネ 38 プッシュピン A カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/00 550 G03G 21/00 370 - 540 G03G 15/00 303 G03G 15/08 - 15/08 507

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス手段が組み込まれ電子写真装置
    本体に着脱自在なカートリッジと、このカートリッジが
    新品か否かを判定する新旧検知機構とを備えた電子写真
    装置において、前記新旧検知機構は、前記カートリッジ
    内に設けられ該カートリッジの新旧検知を行うための検
    出部材と、前記カートリッジの使用程度を表示するカウ
    ンタと、このカウンタをリセットするためのリセット部
    材と、前記検出部材を旧状態時位置でロックするロック
    手段と、前記カートリッジの枠体に設けた特定形状の孔
    に前記カートリッジの外部から前記リセット部材を差し
    込んで前記検出部材のロックを解除するロック解除手段
    とを備え、ロック解除後に前記検出部材が初期位置に復
    帰するように構成されていることを特徴とする電子写真
    装置。
  2. 【請求項2】 ロック手段は検出部材に一体に設けられ
    た間欠ギアに逆転を阻止する状態で係合するラッチ部材
    を備えているとともに、前記検出部材は該検出部材を新
    品時位置方向に移動するように付勢する第1弾性付勢部
    材を備えており、さらに、前記ラッチ部材が前記検出部
    材をロックする位置と、前記検出部材へのロックを解除
    する位置とに該ラッチ部材を切り替わり可能に付勢する
    第2弾性付勢部材が設けられ、リセット部材によりカー
    トリッジ枠体の特定形状の孔を通して前記ラッチ部材を
    押すことにより、前記第2弾性付勢部材の付勢力で前記
    検出部材を初期位置に復帰させるように構成されている
    請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】 電子写真装置本体の前回転時に検出部材
    と干渉して新旧検知動作を行う動作部材を備えており、
    前記電子写真装置の本動作中は前記検出部材を前記動作
    部材から待避する位置に移動させるように構成して、該
    電子写真装置の本動作中は前記動作部材によってジャム
    検出を可能としてある請求項1又は請求項2記載の電子
    写真装置。
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