JP3276784B2 - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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JP3276784B2 JP19766894A JP19766894A JP3276784B2 JP 3276784 B2 JP3276784 B2 JP 3276784B2 JP 19766894 A JP19766894 A JP 19766894A JP 19766894 A JP19766894 A JP 19766894A JP 3276784 B2 JP3276784 B2 JP 3276784B2
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明治 小田切
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/16Filtration; Moisture separation

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機本体、空気タン
クおよび空気乾燥器等を備え、外部の空気圧機器に圧縮
空気を供給するのに用いて好適な空気圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、モータによって駆動される圧縮
機本体と、該圧縮機本体から吐出される圧縮空気を貯留
する空気タンクと、該空気タンク内に貯留した圧縮空気
を外部の空気圧機器等に供給する空気通路としての導出
管と、該導出管内を流れる圧縮空気に対する除湿を行う
空気乾燥器等とからなる空気圧縮機は知られている。
【0003】この種の空気圧縮機は、モータによって駆
動される圧縮機本体によって空気を圧縮し、この圧縮空
気を空気タンク内に順次貯留する。そして、該空気タン
ク内に貯留された圧縮空気は、例えばエアシリンダ等の
空気圧機器に導出管を介して供給されるときに、導出管
の途中に配設された空気乾燥器によって水蒸気が分離さ
れ、低露点の乾燥した圧縮空気として空気圧機器に供給
されるようになっている。
【0004】そして、このような空気乾燥器として、例
えば商品名「UBE メンブレンドライヤー」(宇部興
産株式会社製)等の膜式空気乾燥器が知られている。
【0005】ここで、上述の膜式空気乾燥器は、一般
に、ポリイミド等の中空の繊維材(中空糸)を用いて形
成された除湿膜からなり、導出管の途中に配設された除
湿通路と、該除湿通路を外側から取囲むように管状に形
成され、除湿通路内を流れる圧縮空気から分離された水
蒸気を外部に排出させる排出通路と、除湿通路内を流れ
る空気の一部を排出通路に還流させる空気還流通路等と
から大略構成されている。
【0006】そして、空気タンクからの圧縮空気が膜式
空気乾燥器の除湿通路内を流れるときに、圧縮空気中に
含まれる水蒸気が空気よりも大きい透過速度をもって除
湿通路を透過することにより、膜式空気乾燥器は圧縮空
気中の水蒸気を効率よく分離でき、除湿通路の下流側に
低露点の乾燥した圧縮空気を導出できるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による膜式空気乾燥器は、除湿通路の下流側に導
出される乾燥した圧縮空気の一部を、空気還流通路を介
して排出通路内に還流させ、この空気流によって除湿通
路の外周面から水蒸気を大気中に排出(パージ)するよ
うに構成されている。これにより、圧縮空気から分離さ
れた水蒸気によって湿った除湿膜が乾燥するから、空気
タンクから膜式空気乾燥器に導入された圧縮空気に対す
る除湿を一層効率よく行うことができる。
【0008】しかし、膜式空気乾燥器の排出通路は常時
外気中に開放しているから、この膜式空気乾燥器を備え
た空気圧縮機と空気圧機器との間の空気通路は常時大気
中に連通していることになり、このため、以下の如き不
具合を生じることになる。
【0009】即ち、圧縮機本体により圧縮されて空気タ
ンク内に貯留された圧縮空気は、空気圧機器の作動が停
止し、空気通路内での空気の流れが停止した状態でも、
膜式空気乾燥器の排出通路を介して大気中に無駄に排出
されてしまうという問題がある。
【0010】また、空気通路内を圧縮空気が流れている
ときには、膜式空気乾燥器の排出通路から圧縮空気の一
部が常時排出されているが、この圧縮空気の排出は、空
気通路内での空気の流れが停止した後も継続するから、
この圧縮空気の排出音が騒音となり空気圧縮機の周囲に
おける作業環境を著しく悪化させてしまうという問題が
ある。
【0011】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、空気圧機器等に対し速やかに低露点の
乾燥した圧縮空気を供給することができ、かつ、空気通
路内での空気の流れが停止したときには、圧縮空気の排
出に伴う騒音の発生を確実に防止できる空気圧縮機を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による空気圧縮機は、圧縮機本体と、該
圧縮機本体によって圧縮された空気を貯留する空気タン
クと、該空気タンク内に貯留した圧縮空気を外部に導出
する空気通路の途中に配設され、前記圧縮空気が流通す
るときに該圧縮空気に対する除湿を行う除湿膜を有する
膜式空気乾燥器とからなる。
【0013】そして、本発明が採用する構成の特徴は、
前記膜式空気乾燥器を、前記除湿膜によって形成され前
記空気通路の途中に接続された除湿通路と、該除湿通路
を外側から取囲むように管状に形成され該除湿通路から
の水蒸気を外部に排出させる排出通路と、前記除湿通路
内を流れる空気の一部を該排出通路に還流させる空気還
流手段と、前記排出通路を大気に対して連通,遮断する
還流制御弁とから構成し、さらに、前記空気通路に設け
られ該空気通路内での空気の流れを検出するフローセン
サと、該フローセンサからの検出信号に基づき前記還流
制御弁を開,閉弁させる弁作動手段とを備えたことにあ
る。
【0014】
【作用】上記構成により、例えば外部の空気圧機器で圧
縮空気を使用するときには、空気通路内で圧縮空気の流
れが発生するから、この空気の流れをフローセンサで検
出でき、弁作動手段で還流制御弁を開弁させることによ
って、膜式空気乾燥器の排出通路を大気に対して連通さ
せることができる。そして、この場合には、膜式空気乾
燥器の除湿通路内を流れる圧縮空気の一部が空気還流手
段を介して排出通路内に還流し、除湿通路からの水蒸気
を外部に排出させて除湿膜を乾燥させるから、除湿通路
内を流れる圧縮空気に対する除湿を促進でき、除湿通路
の下流側には低露点の乾燥した圧縮空気を導出できる。
【0015】一方、圧縮空気の使用を停止し、空気通路
内で圧縮空気の流れが停止したことをフローセンサで検
出した場合には、弁作動手段で還流制御弁を閉弁させる
ことによって、膜式空気乾燥器の排出通路を大気に対し
て確実に遮断できる。そして、この場合には、空気通路
内に大気から遮断され乾燥した圧縮空気が滞留すること
になるから、再度、空気圧機器を作動させる場合にも、
この空気圧機器に対して低露点の乾燥した圧縮空気を迅
速に供給することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図4に基
づき説明する。
【0017】図中、1はパッケージ型の空気圧縮機を示
し、該空気圧縮機1は後述する防音箱2内に、電動モー
タ5、空気タンク8および圧縮機本体10等を収納し、
防音箱2の上側には後述の膜式空気乾燥器14を搭載し
て構成されている。
【0018】2はパッケージとしての防音箱を示し、該
防音箱2は振動防止効果の大きい金属板等にプレス成
型、溶接等の加工を施すことにより、前,後、左,右の
側板部と、天板部および底板部とからなる直方体の箱状
に形成され、底板部の下側には架台3が設けられてい
る。
【0019】4は防音箱2内に位置して架台3上に防振
材(図示せず)等を介して固定された支持台で、該支持
台4上には電動モータ5および空気タンク8等が配設さ
れている。
【0020】5は支持台4上に防振ゴム6,6を介して
固定された電動モータを示し、該電動モータ5は出力軸
にプーリ7が取付けられ、該プーリ7はベルト7Aを介
して圧縮機本体10の駆動軸(図示せず)を回転駆動す
るようになっている。
【0021】8は支持台4上に防振ゴム9,9等を介し
て取付けられた空気タンクで、該空気タンク8は略円筒
状に形成され、圧縮機本体10から吐出されてくる圧縮
空気を順次内部に貯留するようになっている。
【0022】10は空気タンク8上に配設された圧縮機
本体を示し、該圧縮機本体10は、電動モータ5により
ベルト7Aを介して回転駆動され、圧縮空気を吐出管
(図示せず)を介して空気タンク8に吐出するようにな
っている。
【0023】11は空気タンク8内に貯留した圧縮空気
を外部に導出する空気導出管を示し、該空気導出管11
は、後述する乾燥空気導出管21と共に、空気圧縮機1
と空気圧機器(図示せず)とを連通させる空気通路12
の一部を構成し、該空気導出管11と乾燥空気導出管2
1との間には膜式空気乾燥器14が配設されている。
【0024】13は防音箱2の上側に配設された乾燥器
ケースで、該乾燥器ケース13は、例えば防音箱2の天
板部と略等しい底面積を有する直方体の箱状に形成さ
れ、防音箱2と一体化されている。
【0025】14は乾燥器ケース13内に位置して空気
通路12の途中に配設された膜式空気乾燥器を示し、該
膜式空気乾燥器14は後述するように、全体として管状
に形成された外筒15、該外筒15内に設けられた除湿
管17、外筒15と乾燥空気導出管21とを連通させる
空気還流通路19、および外筒15を大気に対して連
通,遮断する還流制御弁23等とから大略構成されてい
る。
【0026】15は空気通路12の途中に配設された外
筒で、該外筒15は、一端側に位置し空気導出管11に
接続された大径の流入部15Aと、他端側に位置して乾
燥空気導出管21に接続された大径の流出部15Bと、
該流入部15Aと流出部15Bとの間に位置し、段付き
筒状に形成された排出通路を構成する排出管部15Cと
から形成されている。そして、排出管部15Cの一端側
には大気中に開口する排気管16の基端側が接続され、
該排気管16の途中には後述の還流制御弁23が設けら
れている。
【0027】17は外筒15内に配設された除湿通路を
構成する除湿管を示し、該除湿管17は、例えばポリイ
ミド等の中空糸からなる除湿膜によって細長い管状に形
成されている。そして、該除湿管17の両端側は管状の
ホルダ18,18を介して外筒15内に位置決めされ、
外筒15の流入部15Aと流出部15Bとに連通してい
る。また、除湿管17は外周側が排出管部15Cによっ
て取囲まれ、除湿した水蒸気を排出管部15C側に透過
させる。
【0028】ここで、外筒15と除湿管17との間に介
在した各ホルダ18は、高いシール性をもって流入部1
5Aと流出部15Bの内周面に密着することにより、空
気タンク8から空気導出管11に導出された圧縮空気
を、確実に除湿管17内を通じて乾燥空気導出管21に
導くものである。そして、除湿管17は、圧縮空気中に
含まれる水蒸気を空気よりも大きい透過速度をもって透
過させることにより圧縮空気中の水蒸気を効率よく分離
し、乾燥空気導出管21に低露点の乾燥した圧縮空気を
導出するようになっている。
【0029】19は一端側が乾燥空気導出管21に接続
され、他端側が外筒15の排出管部15Cに接続された
空気還流通路で、該空気還流通路19の途中には還流空
気量調整弁20が設けられ、該還流空気量調整弁20は
空気還流通路19と共に空気還流手段を構成している。
ここで、空気還流通路19は、除湿管17を介して乾燥
空気導出管21に導出される乾燥した圧縮空気の一部
(例えば20%程度)を排出管部15C内に還流させ、
この空気流により除湿管17の外周面から水蒸気を奪い
取るようにして、この還流空気を排気管16側からを介
して外部に排出させ、これによって除湿管17を乾燥し
た状態に保つようにする。
【0030】そして、還流空気量調整弁20は、排出管
部15C内に還流する乾燥した圧縮空気の流量を調整す
ることにより、乾燥空気導出管21に導出される圧縮空
気の露点を調整するものである。
【0031】21は空気導出管11と共に空気通路12
を構成する乾燥空気導出管を示し、該乾燥空気導出管2
1は、その基端側が外筒15の流出部15Bに接続さ
れ、先端側が配管接続口21Aとなって乾燥器ケース1
3の外部に突出している。そして、該配管接続口21A
には、空気通路12を介して空圧シリンダ等の空気圧機
器が接続される。
【0032】22は空気導出管11の途中に設けられた
フローセンサで、該フローセンサ22は、例えば空気導
出管11の途中にオリフィス(図示せず)を設け、この
オリフィスの前,後の圧力差を検出することにより、空
気導出管11内での空気の流れを検出するものである。
また、これに替えて熱式空気流量計,翼車式空気流量計
または超音波式空気流量計等によってフローセンサ22
を構成してもよい。そして、該フローセンサ22は空気
導出管11内の空気の流れを検出し、空気の流量に応じ
た検出信号を後述するコントローラ24の比較器25の
一方の入力端に出力する。
【0033】23は排気管16の途中に設けられた還流
制御弁で、該還流制御弁23は電磁開閉弁からなり、常
時は閉弁して排気管16を閉塞することにより外筒15
の排出管部15Cを大気に対して遮断する。そして、該
還流制御弁23は、コントローラ24から駆動信号が出
力されたときに、開弁して排気管16を開放することに
より、外筒15の排出管部15Cを大気に対して連通さ
せる。
【0034】24はフローセンサ22からの検出信号に
基づいて還流制御弁23を開閉制御する弁作動手段とし
てのコントローラを示し、該コントローラ24は図3に
示すように、比較器25、基準信号発生部26、制御部
27、遅延部28および弁駆動部29等から大略構成さ
れている。
【0035】ここで、基準信号発生部26は、空気導出
管11内を所定量(微小量)以上の空気が流れたことを
示す基準レベルをとる信号(基準信号)を発生し、この
基準信号を比較器25の他方の入力端に出力する。そし
て、比較器25は、フローセンサ22からの検出信号の
レベルが基準信号発生部26からの基準信号のレベル以
上である場合には、空気導出管11内での空気の流れが
あると判定して検出信号を制御部27を介して遅延部2
8に出力し、この検出信号に基づき、遅延部28は図4
に示す如く、所定の遅延時間tをもった駆動信号を弁駆
動部29から還流制御弁23に出力する。
【0036】本実施例による空気圧縮機1は上述の如き
構成を有するもので、該空気圧縮機1に空気通路12を
介して接続された空気圧機器を作動させる場合には、ま
ず、電動モータ5を作動させて圧縮機本体10の駆動軸
を回転駆動することにより、圧縮機本体10から空気タ
ンク8内に順次圧縮空気を貯留する。
【0037】そして、空気タンク8内の圧力が所定値以
上に達すると、空気タンク8内に貯留された圧縮空気
は、空気導出管11を介して膜式空気乾燥器14内に導
入され、該膜式空気乾燥器14の除湿管17によって除
湿されることにより低露点の乾燥した圧縮空気となる。
【0038】このようにして得られた乾燥した圧縮空気
は、乾燥空気導出管21に導出された後、該乾燥空気導
出管21の配管接続口21Aに空気通路12を介して接
続された空気圧機器に供給され、該空気圧機器を駆動す
る。
【0039】このとき、フローセンサ22は、空気導出
管11内での空気の流れがあることを示す、基準レベル
以上のレベルをもった検出信号をコントローラ24に出
力し、コントローラ24はこの検出信号に基づいて空気
導出管11内での空気の流れがあると判定し、弁駆動部
29から還流制御弁23に駆動信号を出力する。
【0040】これにより、還流制御弁23が開弁して排
気管16を開放し、外筒15の排出管部15Cが大気に
対して連通するから、乾燥空気導出管21に導出される
乾燥した圧縮空気のうちの一部(還流空気量調整弁20
による設定量)が、空気還流通路19を介して排出管部
15C内に還流する。
【0041】そして、排出管部15C内に還流した圧縮
空気は、除湿管17の外周面から水蒸気を奪い取りつつ
排気管16を介して大気中に排出される。これにより、
除湿管17は常時乾燥した状態を保つから、膜式空気乾
燥器14内を流れる圧縮空気に対する除湿を一層効率よ
く行うことができる。
【0042】一方、空気圧機器の作動を停止した場合に
は、空気通路12内での圧縮空気の流れが停止し空気導
出管11内を流れる空気の流量は所定量未満となるか
ら、フローセンサ22からコントローラ24に出力され
る検出信号のレベルは、基準信号発生部26からの基準
信号のレベル未満となり、コントローラ24は空気導出
管11内での空気の流れが停止したと判定し、還流制御
弁23への駆動信号の出力を停止する。
【0043】ここで、還流制御弁23に出力される駆動
信号は所定の遅延時間tをもっているから、図4に示す
ように、コントローラ24が空気導出管11内での空気
の流れが停止したと判定した時点から遅延時間t後に還
流制御弁23が閉弁し、これにより、排気管16が閉塞
され外筒15の排出管部15Cが大気に対して遮断され
る。
【0044】このようにして、空気圧縮機1と空気圧機
器との間の空気通路12内には乾燥した圧縮空気が滞留
するから、再度空気圧機器を作動させる場合には、圧縮
機本体10を作動させて新たに圧縮空気を生成すること
なく、空気圧機器に対して低露点の圧縮空気を迅速に供
給することができる。
【0045】しかも、還流制御弁23は、空気導出管1
1内での空気の流れが停止した時点から所定の遅延時間
t後に閉弁するようになっているから、この遅延時間t
の間、還流制御弁23が開弁する期間が延長され、空気
還流通路19を介して外筒15の排出管部15C内に還
流する乾燥した圧縮空気により、一層効果的に除湿管1
7を乾燥させることができる。
【0046】従って、次に圧縮機本体10を作動させた
場合には、空気タンク8から空気導出管11を介して膜
式空気乾燥器14内に導入される圧縮空気に対し適正な
除湿を行うことができ、圧縮機本体10が作動した直後
から空気圧機器に対し低露点の乾燥した圧縮空気を供給
することができる。このため、圧縮機本体10の作動直
後における除湿能力を向上するために除湿管17の容量
を増大させる必要がなく、膜式空気乾燥器14を小型化
することができ、この膜式空気乾燥器14を含む空気圧
縮機1全体の小型化をも図ることができる。
【0047】さらに、還流制御弁23が閉弁した状態で
は、排気管16が閉塞されて外筒15の排出管部15C
と大気とが確実に遮断されるから、空気通路12内の圧
縮空気が排気管16を介して大気中に排出されるのに伴
う騒音の発生を確実に防止できる。
【0048】なお、前記実施例では、還流制御弁23を
排気管16の途中に設けた場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限ることなく、例えば空気還流通路
19の途中等、外筒15の排出管部15Cと大気との連
通を遮断できる部位に適宜設けることができる。
【0049】また、前記実施例では、コントローラ24
が空気導出管11内での空気の流れが停止したと判定し
た時点から、所定の遅延時間t後に還流制御弁23が閉
弁する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
ることなく、例えば空気導出管11内での空気の流れが
停止したと判定したと同時に還流制御弁23を閉弁する
ように構成してもよい。
【0050】さらに、前記実施例では、膜式空気乾燥器
14が空気タンク8や圧縮機本体10等と共に一体的に
設けられた空気圧縮機を例に挙げて説明したが、例えば
膜式空気乾燥器が空気タンクや圧縮機本体等と別個に設
けられた空気圧縮機にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、膜
式空気乾燥器を、除湿膜によって形成され空気通路の途
中に接続された除湿通路と、該除湿通路を外側から取囲
むように管状に形成され大気に連通した排出通路と、除
湿通路内を流れる空気の一部を排出通路に還流させる空
気還流手段と、排出通路を大気に対して連通,遮断する
還流制御弁とから構成し、該還流制御弁を、空気通路内
での空気の流れを検出するフローセンサからの検出信号
に応じて開,閉弁させることにより、例えば外部の空気
圧機器で圧縮空気の使用を中止し、空気通路内での空気
の流れが停止した場合には、弁作動手段が還流制御弁を
閉弁し、膜式空気乾燥器の排出通路を大気に対して遮断
するから、空気通路内に乾燥した圧縮空気を滞留させる
ことができ、その後に空気圧機器を作動させる場合で
も、該空気圧機器に対して低露点の乾燥した圧縮空気を
迅速に供給することができる。従って、空気圧機器側で
の作業効率を向上でき、空気圧機器を駆動する度に圧縮
機本体を作動させる必要がなくなり、省エネルギ化を図
ることができる。
【0052】また、空気通路内での空気の流れが停止し
た場合には、空気通路が排出通路と共に大気に対して遮
断され除湿通路を乾燥した状態に保てるから、例えば新
たに圧縮空気を生成すべく圧縮機本体を作動させた直後
でも、低露点の乾燥した圧縮空気を安定して得ることが
できる上に、除湿通路等の容量を増大させる必要がなく
なり、膜式空気乾燥器および空気圧縮機全体の小型化を
図ることができる。さらに、空気通路内での空気の流れ
が停止した場合には、圧縮空気が排出通路を介して大気
中に排出されることがなくなるから、この圧縮空気の排
出に伴う騒音の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるパッケージ型の空気圧縮
機を示す一部破断の正面図である。
【図2】実施例による膜式空気乾燥器等を拡大して示す
一部破断の平面図である。
【図3】図2中に示すコントローラの構成を示す制御ブ
ロック図である。
【図4】空気通路内での空気の流れの有無と、還流制御
弁の開閉状態との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 空気圧縮機 2 防音箱 5 電動モータ 8 空気タンク 10 圧縮機本体 12 空気通路 14 膜式空気乾燥器 15 外筒 15A 流入部 15B 流出部 15C 排出管部(排出通路) 17 除湿管(除湿通路) 19 空気還流通路(空気還流手段) 20 還流空気量調整弁 22 フローセンサ 23 還流制御弁 24 コントローラ(弁作動手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/16 B01D 53/22 B01D 53/26 F04B 41/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体と、該圧縮機本体によって圧
    縮された空気を貯留する空気タンクと、該空気タンク内
    に貯留した圧縮空気を外部に導出する空気通路の途中に
    配設され、前記圧縮空気が流通するときに該圧縮空気に
    対する除湿を行う除湿膜を有する膜式空気乾燥器とから
    なる空気圧縮機において、前記膜式空気乾燥器は、前記
    除湿膜によって形成され前記空気通路の途中に接続され
    た除湿通路と、該除湿通路を外側から取囲むように管状
    に形成され該除湿通路からの水蒸気を外部に排出させる
    排出通路と、前記除湿通路内を流れる空気の一部を該排
    出通路に還流させる空気還流手段と、前記排出通路を大
    気に対して連通,遮断する還流制御弁とから構成し、さ
    らに、前記空気通路に設けられ該空気通路内での空気の
    流れを検出するフローセンサと、該フローセンサからの
    検出信号に基づき前記還流制御弁を開,閉弁させる弁作
    動手段とを備えたことを特徴とする空気圧縮機。
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