JP3276585B2 - 電線接続装置 - Google Patents

電線接続装置

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JP3276585B2
JP3276585B2 JP14419497A JP14419497A JP3276585B2 JP 3276585 B2 JP3276585 B2 JP 3276585B2 JP 14419497 A JP14419497 A JP 14419497A JP 14419497 A JP14419497 A JP 14419497A JP 3276585 B2 JP3276585 B2 JP 3276585B2
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嘉男 倉橋
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エムデン無線工業株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビジュアル機器、
オーディオ機器、コンピュ−タ機器等の電気機器に設け
られる電線接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電気機器、例えば、ビジュアル機
器、オーディオ機器またはコンピュ−タ機器の中には、
他の多くの機器、装置等が電気的に接続されるように、
例えば、その電気機器のシャーシ、背面パネル等には、
異なる種類の複数のピンジャック、同軸コネクタ、マル
チコネクタ、端子台等の電線接続器が設けられている。
【0003】従来、これらの複数の電線接続器は、異な
る種類ごとに、別々に電気機器のシャーシ、背面パネル
等に取り付けられ、これらの電線接続器は電気機器の回
路に電気的に接続されていた。
【0004】すなわち、各電線接続器の基台は、例え
ば、機器本体に別々のねじにて固定されていた。また、
各電線接続器が有する基台の側面または後面から突出し
た端子部材は、例えば、半田付けにて、機器本体に設け
られたプリント基板に形成された配線、或いは、リード
線等に別々に接続されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、複数の電線接続器が、異なる種類ごとに別
々に電気機器に接続された構成では、電気機器への複数
の電線接続器の接続の際に、各電線接続器の基台をこの
電気機器の機器本体に別々のねじを用いて固定する作
業、各電線接続器の端子部材を別々の配線に接続する作
業等が必要とされ、電線接続器の取付け、電気的な接続
作業が煩雑である。
【0006】また、各電線接続器間を接続する場合にプ
リント配線板を用いると、配線パターンの銅箔が薄く、
大きな電流が流れる回路には不向きである。
【0007】さらに、プリント配線板に各電線接続器を
実装する場合に、各電線接続器の複数の端子部材が密接
して導出されているときには、半田工程における熱でプ
リント配線板等が変形し易く、多くの仕様範囲を定める
必要がある等の問題を有している。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、製作の際に半田工程における熱の影響を最小限に
考慮すればよく、大きな電流が流れる回路に適した、接
続作業性の向上を図る電線接続装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電線接続
装置は、基台と、この基台に設けられ、前記基台から突
出し圧着部が形成された端子部材を有する複数の電線接
続器と、内径が前記圧着部より小さいほぼC字状のコン
タクト部が形成された平板状の複数のリード片部材とを
具備し、前記端子部材の前記圧着部を前記コンタクト部
に圧入して貫通させることにより、前記複数のリード片
部材を前記端子部材に選択的に圧着接続したものであ
る。
【0010】そして、複数の電線接続器が基台に設けら
れ、これらの電線接続器が有する基台から突出した端子
部材に複数のリード片部材が選択的に圧着接続されて、
これらの複数のリード片部材にて各端子部材間の接続が
行われているため製作の際に半田工程における熱の影響
を最小限に考慮すればよく、従来の各電線接続器ごとの
配線に比して簡単な配線となり、接続作業性の向上が図
られる。また、リード片部材は平板状をなすので、リー
ド片部材による回路に大きな電流を流すことが可能にな
る。
【0011】請求項2記載の電線接続装置は、請求項1
記載の電線接続装置において、電線接続器の少なくとも
一つは基台に一体的に形成されたものである。
【0012】そして、電線接続器の少なくとも一つは、
基台に一体的に形成されているため、部品点数の増加が
防止され、組立て性の向上が図られる。
【0013】請求項3記載の電線接続装置は、請求項1
記載の電線接続装置において、電線接続器の少なくとも
一つは、基台に取り付けられたものである。
【0014】そして、基台に取り付けられている電線接
続器は、それ自体が一つの部品として構成されているた
め、取扱いが容易になる。
【0015】請求項4記載の電線接続装置は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の電線接続装置において、端
子部材に取り付けられた絶縁性を有する絶縁面材を備
え、リード片部材が前記絶縁面材の表面および裏面のい
ずれか一面上に配置されたものである。
【0016】そして、端子部材に取り付けられた絶縁性
を有する絶縁面材を備え、リード片部材が絶縁面材の表
面および裏面のいずれか一面上に配置されているため、
この絶縁面材にてリード片部材の絶縁面材側の絶縁が確
保される。
【0017】請求項5記載の電線接続装置は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の電線接続装置において、端
子部材に取り付けられた絶縁性を有する絶縁面材を備
え、リード片部材が前記絶縁面材の表面および裏面の両
面上に配置されたものである。
【0018】そして、端子部材に取り付けられた絶縁性
を有する絶縁面材を備え、リード片部材が絶縁面材の表
面および裏面の両面上に配置されているため、この絶縁
面材にてリード片部材の絶縁面材側の絶縁が確保された
状態で、リード片部材が積層した状態に位置されて、リ
ード片部材に対応する複雑な回路構成が可能になり、回
路の引き回しが容易に行われる。
【0019】請求項6記載の電線接続装置は、請求項1
ないし3のいずれかに記載の電線接続装置において、積
層した状態で端子部材にそれぞれ取り付けられた絶縁性
を有する複数の絶縁面材を備え、リード片部材が前記各
絶縁面材の表面および裏面の少なくともいずれか一面上
に配置されたものである。
【0020】そして、積層した状態で端子部材に取り付
けられた絶縁性を有する複数の絶縁面材を備え、リード
片部材が各絶縁面材の表面および裏面の少なくともいず
れか一面上に配置されているため、これらの絶縁面材に
てリード片部材の絶縁面材側の絶縁が確保された状態
で、リード片部材が積層した状態に位置されて、リード
片部材に対応する更に複雑な回路構成が可能になり、回
路の引き回しが容易かつ確実に行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電線接続装置の第
1の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】図1ないし図6において、1は電線接続装
置であり、この電線接続装置1は、合成樹脂等の絶縁性
材料にて成形された基台2を有している。
【0023】そして、この基台2には、異なる3種類の
複数の電線接続器としてのピンジャック3a,3b、同軸コ
ネクタ4a,4b、端子台5が設けられている。これらピン
ジャック3a,3b、同軸コネクタ4a,4b、端子台5は、基
台2の後面から突出した複数の端子部材6を有してい
る。
【0024】まず、2つのピンジャック3a,3bは、それ
ぞれ2本の電線が図示しないピンプラグを介してそれぞ
れ接続可能な互いに同一構造のものであり、前記基台2
の一端側左右部に設けられている。
【0025】前記基台2の一端側の前面左右部には、図
示しないピンプラグが接続される断面略円形状のプラグ
接続部7a,7bが一体に突出形成されている。これらのプ
ラグ接続部7a,7bの中心には、ピン挿入孔8a,8bが形成
され、これらのプラグ接続部7a,7bの基部の周囲には、
環状の環状部9a,9bが基台2に一体に突出形成されてい
る。
【0026】そして、導電性材料にて成形されたアース
キャップ11a ,11b は、略円筒状のキャップ部12a ,12
b を有し、これらのキャップ部12a ,12b が前記プラグ
接続部7a,7bの外周に嵌合されている。また、これらの
アースキャップ11a ,11b は、キャップ部12a ,12b に
比して径大でかつキャップ部12a ,12b に連続して形成
された基端部13a ,13b を有し、これらの基端部13a ,
13b が前記環状部9a,9bの内周に嵌合されている。
【0027】一方、前記基台2の一端側の後面左右部に
は、断面略円形状の端子保持部15a,15b が一体に突出
形成されている。また、これらの端子保持部15a ,15b
の中央近傍には端子挿通用孔16a ,16b が形成されてい
る。なお、これらの端子保持部15a ,15b の後面には、
前記基台2の後面を含む面に平行な面上に位置して第1
の当接面17a ,17b が形成されている。
【0028】そして、これらの端子保持部15a ,15b の
端子挿通用孔16a ,16b には、導電性材料にて成形され
たジャック用端子部材21a ,21b が挿通保持され、これ
らのジャック用端子部材21a ,21b のピンジャック接続
部は前記ピン挿入孔8a,8bに配設されている。
【0029】これらのジャック用端子部材21a ,21b に
は、細長板状のジャック用端子圧着部23a ,23b が一体
形成され、これらのジャック用端子圧着部23a ,23b
は、端子保持部15a ,15b の第1の当接面17a ,17b よ
り後方に向って突出している。
【0030】なお、これらのジャック用端子部材21a ,
21b は、図示しないピンプラグのピンがプラグ接続部7
a,7bのピン挿入孔8a,8b、に挿入された場合には、ピ
ンプラグを有した電線に電気的に接続された状態にな
る。
【0031】また、前記端子保持部15a ,15b の基端部
の外周には、導電性材料にて成形されたジャック用アー
ス端子部材24a ,24b が嵌着されている。これらのジャ
ック用アース端子部材24a ,24b には、環状の嵌着部25
a ,25b が一体形成されているとともに、これらの嵌着
部25a ,25b から連続して後方に向って細長板状のジャ
ック用アース端子圧着部26a ,26b が一体形成されてい
る。これらのジャック用アース端子圧着部26a ,26b
は、端子保持部15a ,15b の第1の当接面17a ,17b を
含む面より後方に向って突出している。
【0032】なお、これらのジャック用アース端子部材
24a ,24b は、ピンジャック3a,3bのアースキャップ11
a ,11b に電気的に接続されている。
【0033】そして、前記2つのピンジャック3a,3b
が、基台2に一体形成されたプラグ接続部7a,7b、ピン
挿入孔8a,8b、環状部9a,9b、端子保持部15a ,15b お
よび端子挿通用孔16a ,16b 、並びに、アースキャップ
11a ,11b 、ジャック用端子部材21a ,21b 、ジャック
用アース端子部材24a ,24b 等にてそれぞれ構成され
て、前記基台2の一端側左右部に一体的に形成されてい
る。
【0034】次に、前記2つの同軸コネクタ4a,4bは、
それぞれ2本の電線が図示しない同軸用プラグを介して
それぞれ接続可能な互いに同一構造のものであり、基台
2の中央左右部に取り付けられている。
【0035】これらの同軸コネクタ4a,4bは、導電性材
料にて略円筒状に形成された導電性シェル29a ,29b を
有し、これらの導電性シェル29a ,29b が前記基台2の
中央の左右部に形成された取付用孔30a ,30b に嵌挿固
着されている。
【0036】そして、これらの導電性シェル29a ,29b
の外周面には、略円柱状の一対の案内部33が一体に突出
形成されている。また、これらの導電性シェル29a ,29
b の内周側には、これらの導電性シェル29a ,29b と中
心軸を同一として、絶縁性材料にて略円筒状に形成され
た内側接続体36a ,36b が固着されている。
【0037】これらの内側接続体36a ,36b は、図示し
ない同軸用プラグのピンが挿入されるピン挿入孔37a ,
37b を有するとともに、端子挿通用孔39a ,39b を有し
ている。
【0038】そして、これらの同軸コネクタ4a,4bの内
側接続体36a ,36b の端子挿通用孔39a ,39b には、導
電性材料にて成形されたコネクタ用端子部材41a ,41b
が挿通保持されている。これらのコネクタ用端子部材41
a ,41b には、細長板状のコネクタ用端子圧着部43a ,
43b が一体形成され、これらのコネクタ用端子圧着部43
a ,43b は、内側接続体36a ,36b の後面より後方に向
って突出している。
【0039】なお、これらのコネクタ用端子部材41a ,
41b は、図示しない同軸用プラグのピンが内側接続体36
a ,36b のピン挿入孔37a ,37b に挿入された場合に
は、同軸用プラグを有した電線に電気的に接続された状
態になる。
【0040】また、同軸コネクタ4a,4bの導電性シェル
29a ,29b の基端部の外周には、導電性材料にて成形さ
れたコネクタ用アース端子部材44a ,44b が嵌着されて
いる。これらのコネクタ用アース端子部材44a ,44b
は、略C字状に形成された嵌着部45a ,45b を有すると
ともに、これらの嵌着部45a ,45b から連続して後方に
向って一体に、略長方形で板状に形成された連結部46a
,46b を有している。
【0041】さらに、これらの連結部46a ,46b の細長
の後面である第2の当接面47a ,47b には、細長板状の
コネクタ用アース端子圧着部48a ,48b が後方に向って
突出形成されている。なお、連結部46a ,46b の第2の
当接面47a ,47b は、前記ピンジャック3a,3bの端子保
持部15a ,15b の第1の当接面17a ,17b を含む面上に
位置する。
【0042】次いで、前記端子台5は、図示しない5本
の電線がそれぞれ接続可能な、いわゆる5P構造のもの
であり、前記基台2の他端側に5つ端子台が連設されて
いる。
【0043】前記基台2の前面には、前方に向って突出
した略正方形状の6枚の仕切り片50a ,50b ,50c ,50
d ,50e ,50f が、他端側左右方向に一定の間隔をおい
て一体に形成されている。
【0044】また、この基台2には、各仕切り片50a ,
50b ,50c ,50d ,50e ,50f の間に位置して、導電性
材料にて成形された端子ブロック52a ,52b ,52c ,52
d ,52e がそれぞれ固着されている。これらの端子ブロ
ック52a ,52b ,52c ,52d,52e は外形略直方体形状
であり、図示しないねじ挿入孔を有し、各ねじ挿入孔に
は止めねじ53a ,53b ,53c ,53d ,53e がそれぞれ螺
着されている。
【0045】そして、これらの端子ブロック52a ,52b
,52c ,52d ,52e とこれらの止めねじ53a ,53b ,5
3c ,53d ,53e との間には、端子押え用の略円形状の
座金54a ,54b ,54c ,54d ,54e と弾性変形可能なバ
ネ座金55a ,55b ,55c ,55d,55e とがそれぞれ配置
されている。
【0046】また、この基台2の他端側には、後方に向
って突出した略直方体状の突出部57が形成され、この突
出部57内には、前記端子ブロック52a ,52b ,52c ,52
d ,52e を嵌合保持する図示しない端子ブロック保持部
が形成されている。
【0047】さらに、この突出部57の後面には5つの端
子挿通用孔58a ,58b ,58c ,58d,58e が形成されて
いる。なお、この突出部57の後面には、基台2の後面を
含む面に平行な面上に位置して第3の当接面60が形成さ
れ、この第3の当接面60は、前記ピンジャック3a,3bの
端子保持部15a ,15b の第1の当接面17a ,17b 、およ
び、前記コネクタ用アース端子部材44a ,44b の連結部
46a ,46b の第2の当接面47a ,47b を含む面上に位置
する。
【0048】そして、この突出部57の端子挿通用孔58a
,58b ,58c ,58d ,58e には、導電性材料にて成形
された台用端子部材61a ,61b ,61c ,61d ,61e が挿
通保持されている。そして、これらの台用端子部材61a
,61b ,61c ,61d ,61e には、細長板状の端子圧着
部63a ,63b ,63c ,63d ,63e が一体形成され、これ
らの端子圧着部63a ,63b ,63c ,63d ,63e は、突出
部57の第3の当接面60より後方に向って突出している。
なお、これらの台用端子部材61a ,61b ,61c ,61d ,
61e は、端子ブロック52a ,52b ,52c ,52d ,52e の
上面と座金54a ,54b ,54c ,54d ,54e との間に、図
示しない電線がそれぞれ取り付けられた場合には、これ
らの電線にそれぞれ電気的に接続された状態になる。
【0049】そして、前記端子台5が、基台2に一体形
成された仕切り片50a ,50b ,50c,50d ,50e ,50f
、突出部57、端子挿通用孔58a ,58b ,58c ,58d ,5
8e および図示しない端子ブロック保持部、並びに、端
子ブロック52a ,52b ,52c ,52d ,52e 、止めねじ53
a ,53b ,53c ,53d ,53e 、座金54a ,54b ,54c ,
54d ,54e 、バネ座金55a ,55b ,55c ,55d ,55e 、
台用端子部材61a ,61b,61c ,61d ,61e 等にて構成
されて、前記基台2の他端側に一体的に形成されてい
る。
【0050】なお、以上のジャック用端子部材21a ,21
b 、ジャック用アース端子部材24a,24b 、コネクタ用
端子部材41a ,41b 、コネクタ用アース端子部材44a ,
44bおよび台用端子部材61a ,61b ,61c ,61d ,61e
にて、前記端子部材6が構成されている。
【0051】一方、前記基台2の後面には、突出部57の
左右両側の一端方に位置して、ピン受け部65,65が突出
形成されている。各ピン受け部65は、略円筒状であり、
導電性材料にて成形された中継ピン66が挿入されるピン
孔68を有するとともに、前記第1の当接面17a ,17b 、
第2の当接面47a ,47b および第3の当接面60を含む面
上に位置する第4の当接面69を有している。
【0052】次に、図1および図7ないし図9におい
て、71は絶縁面材としての絶縁板であり、この絶縁板71
は、プラスチック等の縁性材料にて略長方形状で平板状
に形成され、図1に示すように、複数の端子部材6に、
後述の貫通孔72を介して、この絶縁板71の表面と基台2
の後面とが対向するようにして取り付けられている。
【0053】この絶縁板71は、図7および図8に示すよ
うに、前記ジャック用端子圧着部23a ,23b と前記ジャ
ック用アース端子圧着部26a ,26b と前記コネクタ用端
子圧着部43a ,43b と前記コネクタ用アース端子圧着部
48a ,48b と前記端子圧着部63a ,63b ,63c ,63d ,
63e と前記中継ピン66とが貫通される貫通孔72を有して
いる。
【0054】また、この絶縁板71の表面および裏面に
は、図1には示さないが図9に示すように、複数の位置
決め部74が突出形成され、これらの位置決め部74は、断
面略コ字状の互いに対向して位置する2つの嵌合壁75,
76にてそれぞれ構成されている。
【0055】これらの位置決め部74は、具体的には、こ
の絶縁板71の表面には、図7に示すように、絶縁板71の
一端側から他端側に向って、かつ、絶縁板71の右側にあ
るものを左側にあるものに対し優先して順に、6個の第
1の表位置決め部81、第2の表位置決め部82、第3の表
位置決め部83、第4の表位置決め部84、第5の表位置決
め部85および第6の表位置決め部86が形成されている。
【0056】一方、この絶縁板71の裏面には、図8に示
すように、絶縁板71の一端側から他端側に向って、か
つ、絶縁板71の右側にあるものを左側にあるものに対し
優先して順に、10個の第1の裏位置決め部91、第2の
裏位置決め部92、第3の裏位置決め部93、第4の裏位置
決め部94、第5の裏位置決め部95、第6の裏位置決め部
96、第7の裏位置決め部97、第8の裏位置決め部98、第
9の裏位置決め部99および第10の裏位置決め部100 が
形成されている。
【0057】なお、第6の裏位置決め部96、第7の裏位
置決め部97、第8の裏位置決め部98、第9の裏位置決め
部99および第10の裏位置決め部100 が備えた嵌合壁75
a ,76a は、他の位置決め部74が備えた嵌合壁75,76に
比して幅寸法が大きく、これらの嵌合壁75a ,76a の互
いに対向する内側の中央近傍には、ストッパ部101 ,10
1 が突出形成されている。
【0058】そして、この絶縁板71の表面および裏面の
両面上には、銅板等の導電性材料にて平板状に形成され
た複数のリード片部材111 が配置されている。
【0059】なお、リード片部材111 は一体に形成され
た条材を使用して、プレス加工、エッチング加工等にて
製作される。
【0060】これらのリード片部材111 としては、具体
的には、まず、図7に示すように、絶縁板71の表面の一
端側に位置して、第1の表リード片部材112 が、第1の
表位置決め部81および第2の表位置決め部82にて、位置
決め保持されている。
【0061】この第1の表リード片部材112 は、2か所
でほぼ直角に折れ曲がった形状の基部113 を有し、この
基部113 の一端には前記ジャック用端子圧着部23a が貫
通されて圧着接続されるほぼC字状のコンタクト部114
が形成され、この基部113 の他端には前記コネクタ用端
子圧着部43b が貫通されて圧着接続されるほぼC字状の
コンタクト部115 が形成されている。さらに、この基部
113 には前記第1の表位置決め部81および前記第2の表
位置決め部82の嵌合壁75,76に嵌合された嵌合部117 が
形成されている。
【0062】また、この絶縁板71の表面の中央近傍に位
置して、第2の表リード片部材119が、第3の表位置決
め部83および第4の表位置決め部84にて、位置決め保持
されている。
【0063】この第2の表リード片部材119 は、ほぼ直
線状の基部120 を有し、この基部120 の両端には、前記
中継ピン66,66が貫通されて圧着接続されるほぼC字状
のコンタクト部121 が形成されている。さらに、この基
部120 には前記第3の表位置決め部83および前記第4の
表位置決め部84の嵌合壁75,76に嵌合された嵌合部122
が形成されている。
【0064】さらに、この絶縁板71の表面の他端側に位
置して、第3の表リード片部材124が、第5の表位置決
め部85および第6の表位置決め部86にて、位置決め保持
されている。
【0065】この第3の表リード片部材124 は、ほぼ直
線状の基部125 を有し、この基部125 の一端には前記端
子圧着部63b が貫通されて圧着接続されるほぼC字状の
コンタクト部126 が形成され、この基部125 の他端には
前記端子圧着部63d が貫通されて圧着接続されるほぼC
字状のコンタクト部127 が形成されている。さらに、こ
の基部125 には前記第5の表位置決め部85および前記第
6の表位置決め部86の嵌合壁75,76に嵌合された嵌合部
128 が形成されている。
【0066】次に、図8に示すように、絶縁板71の裏面
の図8上左側に位置して、第1の裏リード片部材132
が、第1の裏位置決め部91および第6の裏位置決め部96
にて、位置決め保持されている。
【0067】この第1の裏リード片部材132 は、ほぼ直
線状の基部133 を有し、この基部133 の一端近傍には、
前記ジャック用アース端子圧着部26a が貫通されて圧着
接続されるほぼC字状のコンタクト部134 が形成されて
いるとともに、前記第1の裏位置決め部91の嵌合壁75,
76に嵌合された嵌合部136 が形成されている。
【0068】また、この基部133 の中央近傍には、前記
コネクタ用アース端子圧着部48a が貫通されて圧着接続
されるほぼC字状のコンタクト部137 が形成されている
とともに、前記中継ピン66が貫通されて圧着接続される
ほぼC字状のコンタクト部138 が形成されている。
【0069】さらに、この基部133 の他端には、前記端
子圧着部63a が貫通されて圧着接続されるほぼC字状の
コンタクト部139 が形成されている。そして、この基部
133の他端近傍から分岐して、略直線状の分岐部140 が
形成され、この分岐部140 は、前記第6の裏位置決め部
96の嵌合壁75a ,76a に嵌合された嵌合部141 を有する
とともに、先端に図示しない例えばプリント配線板に接
続される接続部142 を有している。
【0070】また、この第1の裏リード片部材132 の図
8上右方に位置して、第2の裏リード片部材144 が、第
4の裏位置決め部94および第7の裏位置決め部97にて、
位置決め保持されている。
【0071】この第2の裏リード片部材144 は、ほぼ直
線状の基部145 を有し、この基部145 の一端近傍には、
前記コネクタ用端子圧着部43a が貫通されて圧着接続さ
れるほぼC字状のコンタクト部146 が形成されていると
ともに、前記第4の裏位置決め部94の嵌合壁75,76に嵌
合された嵌合部148 が形成されている。
【0072】また、この基部145 の他端には、前記端子
圧着部63b が貫通されて圧着接続されるほぼC字状のコ
ンタクト部149 が形成されている。そして、この基部14
5 の他端近傍から分岐して、略直線状の分岐部150 が形
成され、この分岐部150 は、前記第7の裏位置決め部97
の嵌合壁75a ,76a に嵌合された嵌合部151 を有すると
ともに、先端に図示しない例えばプリント配線板に接続
される接続部142 を有している。
【0073】さらに、この第2の裏リード片部材144 の
図8上右方に位置して、第3の裏リード片部材152 が、
第3の裏位置決め部93および第8の裏位置決め部98に
て、位置決め保持されている。
【0074】この第3の裏リード片部材152 は、ほぼL
字状の基部153 を有し、この基部153 の一端近傍には、
前記ジャック用端子圧着部23b が貫通されて圧着接続さ
れるほぼC字状のコンタクト部154 が形成されていると
ともに、前記第3の裏位置決め部93の嵌合壁75,76に嵌
合された嵌合部156 が形成されている。
【0075】また、この基部153 の他端には、前記端子
圧着部63c が貫通されて圧着接続されるほぼC字状のコ
ンタクト部157 が形成されている。そして、この基部15
3 の他端近傍から分岐して、略直線状の分岐部160 が形
成され、この分岐部160 は、前記第8の裏位置決め部98
の嵌合壁75a ,76a に嵌合された嵌合部161 を有すると
ともに、先端に図示しない例えばプリント配線板に接続
される接続部142 を有している。
【0076】また、この第3の裏リード片部材152 の図
8上右方に位置して、第4の裏リード片部材164 が、第
5の裏位置決め部95および第9の裏位置決め部99にて、
位置決め保持されている。
【0077】この第4の裏リード片部材164 は、ほぼ直
線状の基部165 を有し、この基部165 の一端近傍には、
前記コネクタ用端子圧着部43b が貫通されて圧着接続さ
れるほぼC字状のコンタクト部166 が形成されていると
ともに、前記第5の裏位置決め部95の嵌合壁75,76に嵌
合された嵌合部168 が形成されている。
【0078】また、この基部165 の他端には、前記端子
圧着部63d が貫通されて圧着接続されるほぼC字状のコ
ンタクト部169 が形成されている。そして、この基部16
5 の他端近傍から分岐して、略直線状の分岐部170 が形
成され、この分岐部170 は、前記第9の裏位置決め部99
の嵌合壁75a ,76a に嵌合された嵌合部171 を有すると
ともに、先端に図示しない例えばプリント配線板に接続
される接続部142 を有している。
【0079】さらに、この第4の裏リード片部材164 の
図8上右方に位置して、第5の裏リード片部材172 が、
第2の裏位置決め部92および第10の裏位置決め部100
にて、位置決め保持されている。
【0080】この第5の裏リード片部材172 は、ほぼ直
線状の基部173 を有し、この基部173 の一端近傍には、
前記ジャック用アース端子圧着部26b が貫通されて圧着
接続されるほぼC字状のコンタクト部174 が形成されて
いるとともに、前記第2の裏位置決め部92の嵌合壁75,
76に嵌合された嵌合部176 が形成されている。
【0081】また、この基部173 の中央近傍には、前記
コネクタ用アース端子圧着部48b が貫通されて圧着接続
されるほぼC字状のコンタクト部177 が形成されている
とともに、前記中継ピン66が貫通されて圧着接続される
ほぼC字状のコンタクト部178 が形成されている。
【0082】さらに、この基部173 の他端には、前記端
子圧着部63e が貫通されて圧着接続されるほぼC字状の
コンタクト部179 が形成されている。そして、この基部
173の他端近傍から分岐して、略直線状の分岐部180 が
形成され、この分岐部180 は、前記第10の裏位置決め
部100 の嵌合壁75a ,76a に嵌合された嵌合部181 を有
するとともに、先端に図示しない例えばプリント配線板
に接続される接続部142 を有している。
【0083】なお、複数のリード片部材111 が有したそ
れぞれのコンタクト部の内径は、ジャック用端子部材21
a ,21b 、ジャック用アース端子部材24a ,24b 、コネ
クタ用端子部材41a ,41b 、コネクタ用アース端子部材
44a ,44b および台用端子部材61a ,61b ,61c ,61d
,61e が有したそれぞれの圧着部の外径より少し小さ
い寸法とされている。
【0084】そして、図1に示すように、絶縁板71の表
面が、この絶縁板71の表面上に位置する第1ないし第3
の表リード片部材112 ,119 ,124 を介して、基台2側
の第1ないし第4の当接面17a ,17b ,47a ,47b ,6
0,69に当接して、端子部材6の圧着部が絶縁板71の貫
通孔72およびリード片部材111 のコンタクト部を貫通し
て、リード片部材111 が端子部材6に選択的に圧着接続
されている。
【0085】次に、上記第1の実施の形態の作用を説明
する。
【0086】まず、電線接続装置1の組立てについて説
明すると、基台2にジャック用端子部材21a ,21b およ
びジャック用アース端子部材24a ,24b を有するピンジ
ャック3a,3b、並びに、台用端子部材61a ,61b ,61c
,61d ,61e を有する端子台5を一体的に形成すると
ともに、この基台2にコネクタ用端子部材41a ,41b お
よびコネクタ用アース端子部材44a ,44b を有する同軸
コネクタ4a,4bを取り付ける。
【0087】一方で、絶縁板71の表面上に、第1ないし
第3の表リード片部材112 ,119 ,124 を、第1ないし
第6の表位置決め部81,82,83,84,85,86にて、所定
位置に位置決め保持させるとともに、絶縁板71の裏面上
に、第1ないし第5の裏リード部材132 ,144 ,152 ,
164 ,172 を、第1ないし第10の表位置決め部91,9
2,93,94,95,96,97,98,99,100 にて、所定位置
に位置決め保持させる。
【0088】続いて、この複数のリード片部材111 を備
えた絶縁板71を、この絶縁板71の表面と基台2の後面と
が対向するようにして取り付ける。
【0089】すなわち、絶縁板71の表面が、この絶縁板
71の表面上に位置する第1ないし第3の表リード片部材
112 ,119 ,124 を介して、第1ないし第4の当接面17
a ,17b ,47a ,47b ,60,69に当接するまで、ジャッ
ク用端子圧着部23a ,23b とジャック用アース端子圧着
部26a ,26b とコネクタ用端子圧着部43a ,43b とコネ
クタ用アース端子圧着部48a ,48b と端子圧着部63a ,
63b ,63c ,63d ,63e と中継ピン66とを、絶縁板71の
貫通孔72および複数のリード片部材111 のそれぞれのコ
ンタクト部に圧入して貫通させることにより、ジャック
用端子部材21a,21b 、ジャック用アース端子部材24a
,24b 、コネクタ用端子部材41a ,41b、コネクタ用ア
ース端子部材44a ,44b および台用端子部材61a ,61b
,61c ,61d ,61e に、選択的に複数のリード片部材1
11 を圧着接続させる。これらの複数のリード片部材111
に対応する回路を図10に示す。
【0090】そして、この電線接続装置1を、図示しな
い電気機器の機器本体に設けられたプリント配線板等に
リード片部材111 の接続部142 を介して接続することに
より、電気機器の回路に電気的に接続する。なお、この
電線接続装置1を電気機器にねじ等の適宜の手段で固着
する。
【0091】この電線接続装置1によれば、ピンジャッ
ク3a,3b、同軸コネクタ4a,4bおよび端子台5を基台2
に設け、ジャック用端子部材21a ,21b 、ジャック用ア
ース端子部材24a ,24b 、コネクタ用端子部材41a ,41
b 、コネクタ用アース端子部材44a ,44b および台用端
子部材61a ,61b ,61c ,61d ,61e に、複数のリード
片部材111 を選択的に圧着接続して、これらの複数のリ
ード片部材111 にて各端子部材間の接続を行うため、製
作の際に半田工程における熱の影響を各リード片部材11
1 の接続部142 についてのみ最小限に考慮すればよく、
アース線を共通させること等により従来の各電線接続器
ごとの配線に比して簡単な配線とでき、接続作業性の向
上を図ることができる。
【0092】また、リード片部材111 が平板状に形成さ
れているので、リード片部材111 による回路に大きな電
流を流すことが可能になる。
【0093】さらに、ピンジャック3a,3bおよび端子台
5を基台2に一体的に形成するため、部品点数の増加を
防止でき、組立て性の向上を図ることができる。
【0094】また、基台2に取り付けた同軸コネクタ4
a,4bが一つの部品として構成されているため、取扱い
が容易になる。
【0095】さらに、絶縁板71を備え、リード片部材11
1 を絶縁板71の表面および裏面の両面上に配置するた
め、この絶縁板71にて、リード片部材111 の絶縁板71側
の絶縁を確保できる。
【0096】また、絶縁板71にてリード片部材111 を積
層した状態に位置させることができ、リード片部材111
に対応する複雑な回路構成が可能になり、回路の引き回
しを容易に行うことができる。
【0097】さらに、絶縁板71の表面および裏面の両面
上に、リード片部材111 を所定位置に位置決めする位置
決め部74を形成するため、リード片部材111 の位置ずれ
を防止でき、接続作業性の向上を更に図ることができ
る。
【0098】また、電線接続装置1は、電線接続のため
に必要とされる最低限の部品のみを有し、従来とは異な
り、各電線接続器のサポート、各電線接続器間の二重の
絶縁等、本来、接続には不要な部品を除き、コンパクト
な形状であり、低コストで生産性が良く、信頼性の向上
を図ることできる。
【0099】さらに、絶縁板71は、略長方形状で平板状
に形成され、所定の厚さを有するため、この絶縁板71に
て、基台2の設けたピンジャック3a,3b、同軸コネクタ
4a,4bおよび端子台5に後方から衝撃等が与えられるこ
とが防止され、例えば、絶縁板71の表面上に位置する第
1ないし第3の表リード片部材112 ,119 ,124 の折れ
損等を防止でき、耐久性を図ることができる。
【0100】次に、本発明の電線接続装置の第2の実施
の形態を図面を参照して説明する。なお、上記第1の実
施の形態と略同一構造部分については、同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0101】図11および図12において、191 は電線
接続装置であり、この、合成樹脂等の絶縁性材料にて成
形された基台2aを有している。なお、上記第1の実施の
形態では、基台2の後面にピン受け部65,65を形成した
構成であるのに対し、この第2の実施の形態では基台2a
の後面にピン受け部65,65を形成しない構成となってい
る。
【0102】また、この基台2aに設けたピンジャック3
a,3b、同軸コネクタ4a,4bおよび端子台5が有するジ
ャック用端子部材21a ,21b 、ジャック用アース端子部
材24a,24b 、コネクタ用端子部材41a ,41b 、コネク
タ用アース端子部材44a ,44bおよび台用端子部材61a
,61b ,61c ,61d ,61e に、後述の貫通孔192 を介
して、絶縁面材としての絶縁フィルム195 が、この絶縁
フィルム195 の表面と基台2aの後面とが対向するように
して取り付けられている。
【0103】この絶縁フィルム195 は、図13および図
14にも示すように、縁性材料にて略長方形状で薄肉状
に形成され、この絶縁フィルム195 には、上記第1の実
施の形態の絶縁板71に形成された貫通孔72とほぼ同様に
して、貫通孔192 が形成されている。上記第1の実施の
形態における中継ピン66用の貫通孔は形成されていな
い。なお、この絶縁フィルム195 には絶縁板71に形成さ
れた位置決め部74は形成されていない。
【0104】そして、この絶縁フィルム195 の表面およ
び裏面の両面上には、銅板等の導電性材料にて平板状に
形成された複数のリード片部材196 が配置されている。
なお、リード片部材196 は一体に形成された条材を使用
して、プレス加工、エッチング加工等にて製作される。
【0105】これらのリード片部材196 としては、ま
ず、図12に示す、絶縁フィルム195の表面側に位置す
るものについて説明すると、基台2aの図12上左側に
は、第1の表リード片部材197 が配置されている。この
第1の表リード片部材197 は、ほぼL字状の基部198 を
有し、この基部198 の一端にはほぼC字状のコンタクト
部199 が形成され、このコンタクト部199 にはコネクタ
用アース端子圧着部48a が貫通されて圧着接続されてい
る。また、この基部198 の他端にはほぼC字状のコンタ
クト部200 が形成され、このコンタクト部200 には端子
圧着部63a が貫通されて圧着接続されている。
【0106】さらに、この基部198 の他端近傍から分岐
して、略直線状の分岐部201 が形成され、この分岐部20
1 は、先端に図示しない例えばプリント配線板に接続さ
れる接続部202 を有している。
【0107】また、この第1の表リード片部材197 の図
12上右方に位置して、2つの互いに同一形状の第2の
表リード片部材205 および第3の表リード片部材206 が
配置されている。これらの第2の表リード片部材205 お
よび第3の表リード片部材206 の一端には、ほぼC字状
のコンタクト部207 ,208 がそれぞれ形成され、これら
のコンタクト部207 ,208 には端子圧着部63b ,63c が
それぞれ貫通されて圧着接続されている。
【0108】さらに、これらの第2の表リード片部材20
5 および第3の表リード片部材206の他端には、図示し
ない例えばプリント配線板に接続される接続部202 が形
成されている。
【0109】また、この第3の表リード片部材208 の図
12上右方に位置して、第4の表リード片部材211 が配
置されている。この第4の表リード片部材211 は、2か
所でほぼ直角に折れ曲がった形状の基部212 を有し、こ
の基部212 の一端にはほぼC字状のコンタクト部213 が
形成され、このコンタクト部213 にはコネクタ用端子圧
着部43a が貫通されて圧着接続されている。また、この
基部212 の他端にはほぼC字状のコンタクト部214 が形
成され、このコンタクト部214 には端子圧着部63d が貫
通されて圧着接続されている。
【0110】さらに、この基部213 の他端近傍から分岐
して、略直線状の分岐部215 が形成され、この分岐部21
5 は、先端に図示しない例えばプリント配線板に接続さ
れる接続部202 を有している。
【0111】また、この第4の表リード片部材211 の図
12上右方に位置つまり基台2aの右側には、第5の表リ
ード片部材217 が配置されている。この第5の表リード
片部材217 は、2か所でほぼ直角に折れ曲がった形状の
基部218 を有し、この基部218 の一端にはほぼC字状の
コンタクト部219 が形成され、このコンタクト部219に
はコネクタ用アース端子圧着部43a が貫通されて圧着接
続されている。また、この基部218 の他端にはほぼC字
状のコンタクト部220 が形成され、このコンタクト部22
0 には端子圧着部63e が貫通されて圧着接続されてい
る。
【0112】さらに、この基部218 の他端近傍から分岐
して、略直線状の分岐部221 が形成され、この分岐部22
1 は、先端に図示しない例えばプリント配線板に接続さ
れる接続部202 を有している。
【0113】次に、リード片部材196 として、図14に
示す、絶縁フィルム195 の裏面側に位置するものについ
て説明すると、絶縁フィルム195 の図14上右上には、
第1の裏リード片部材223 が配置されている。この第1
の裏リード片部材223 は、ほぼ中央の1か所で略直角に
折れ曲がった形状の基部224 を有し、この基部224 の一
端には、ジャック用アース端子圧着部26a が貫通されて
圧着接続されるほぼC字状のコンタクト部225 が形成さ
れているとともに、この基部224 の他端には、コネクタ
用アース端子圧着部48b が貫通されて圧着接続されるほ
ぼC字状のコンタクト部226 が形成されている。
【0114】さらに、この基部224 の中央近傍の一端側
には、前記ジャック用アース端子圧着部26b が貫通され
て圧着接続されるほぼC字状のコンタクト部227 が形成
されている。
【0115】また、この第1の裏リード片部材223 の図
14上他端方に位置して、第2の裏リード片部材231 が
配置されている。
【0116】この第2の裏リード片部材231 は、図14
上左右方向に長手方向を有するほぼ直線状の第1の基部
232 とこの第1の基部232 の一端近傍から連続して形成
された図14上ほぼ直線状の第2の基部233 とを有して
いる。この第1の基部232 の一端には、ジャック用端子
圧着部23a が貫通されて圧着接続されるほぼC字状のコ
ンタクト部234 が形成されているとともに、この第1の
基部232 の他端には、ジャック用端子圧着部23b が貫通
されて圧着接続されるほぼC字状のコンタクト部235 が
形成されている。また、第2の基部233 の先端には、端
子圧着部63b が貫通されて圧着接続されるほぼC字状の
コンタクト部236 が形成されている。
【0117】また、この第2の裏リード片部材231 の第
2の基部233 の図14上右方に位置して、第3の裏リー
ド片部材237 が配置されている。この第3の裏リード片
部材237 は、2か所でほぼ直角に折れ曲がった形状の基
部238 を有し、この基部238の一端には、コネクタ用端
子圧着部43b が貫通されて圧着接続されるほぼC字状の
コンタクト部239 が形成されているとともに、この基部
238 の他端には、端子圧着部63c が貫通されて圧着接続
されるほぼC字状のコンタクト部240 が形成されてい
る。
【0118】なお、複数のリード片部材196 が有したそ
れぞれのコンタクト部の内径は、ジャック用端子部材21
a ,21b 、ジャック用アース端子部材24a ,24b 、コネ
クタ用端子部材41a ,41b 、コネクタ用アース端子部材
44a ,44b および台用端子部材61a ,61b ,61c ,61d
,61e が有したそれぞれの圧着部の外径より少し小さ
い寸法とされている。
【0119】次に、上記第2の実施の形態の作用を説明
する。
【0120】まず、電線接続装置191 の組立てについて
説明すると、基台2aにジャック用端子部材21a ,21b お
よびジャック用アース端子部材24a ,24b を有するピン
ジャック3a,3b、並びに、台用端子部材61a ,61b ,61
c ,61d ,61e を有する端子台5を一体的に形成すると
ともに、この基台2にコネクタ用端子部材41a ,41bお
よびコネクタ用アース端子部材44a ,44b を有する同軸
コネクタ4a,4bを取り付ける。
【0121】続いて、コネクタ用アース端子圧着部48a
および端子圧着部63a を第1の表リード片部材197 のコ
ンタクト部199 ,200 に、端子圧着部63b ,63c を第2
および第3の表リード片部材205 ,206 のコンタクト部
207 ,208 に、コネクタ用端子圧着部43a および端子圧
着部63d を第4の表リード片部材211 のコンタクト部21
3 ,214 に、並びに、コネクタ用アース端子圧着部48b
および端子圧着部63eを第5の表リード片部材217 のコ
ンタクト部219 ,220 に、圧入して貫通させることによ
り、選択されたコネクタ用端子部材41a 、コネクタ用ア
ース端子部材44a ,44b および台用端子部材61a ,61b
,61c ,61d ,61e に、第1ないし第5の表リード片
部材197 ,205 ,206 ,211 ,217 を圧着接続させる。
【0122】次いで、ジャック用端子圧着部23a ,23b
、ジャック用アース端子圧着部26a,26b 、コネクタ用
端子圧着部43a ,43b 、コネクタ用アース端子圧着部48
a ,48b および端子圧着部63a ,63b ,63c ,63d ,63
e を、絶縁フィルム195 の貫通孔196 に圧入して、この
絶縁フィルム195 の表面がこの絶縁フィルム195 の表面
上に位置する第1ないし第5の表リード片部材197 ,20
5 ,206 ,211 ,217を介して、第1ないし第3の当接
面17a ,17b ,47a ,47b ,60、に当接するまで、貫通
させることにより、この絶縁フィルム195 を取り付け
る。
【0123】そして、ジャック用アース端子圧着部26a
,26b およびコネクタ用アース端子圧着部48b を第1
の裏リード部材223 のコンタクト部225 ,226 ,227
に、ジャック用端子圧着部23a ,23b および端子圧着部
63b を第2の裏リード部材231 のコンタクト部234 ,23
5 ,236 に、並びに、コネクタ用端子圧着部43b および
端子圧着部63c を第3の裏リード部材237 のコンタクト
部239 ,240 に圧入して貫通させることにより、選択さ
れたジャック用端子部材21a ,21b 、ジャック用アース
端子部材24a ,24b 、コネクタ用端子部材41b 、コネク
タ用アース端子部材44b 、および、台用端子部材61b ,
61c に、第1ないし第3の裏リード片部材223 ,231 ,
237 を圧着接続させる。これらの複数のリード片部材19
6 に対応する回路を図15に示す。
【0124】そして、この電線接続装置191 を、図示し
ない電気機器の機器本体に設けられたプリント配線板等
にリード片部材196 の接続部202 を介して接続すること
により、電気機器の回路に接続する。なお、この電線接
続装置1を電気機器にねじ等の適宜の手段で固着する。
【0125】この電線接続装置191 によれば、ピンジャ
ック3a,3b、同軸コネクタ4a,4bおよび端子台5を基台
2aに設け、ジャック用端子部材21a ,21b 、ジャック用
アース端子部材24a ,24b 、コネクタ用端子部材41a ,
41b 、コネクタ用アース端子部材44a ,44b および台用
端子部材61a ,61b ,61c ,61d ,61e に、複数のリー
ド片部材196 を選択的に圧着接続して、これらの複数の
リード片部材196 にて各端子部材間の接続を行うため、
製作の際に半田工程における熱の影響を各リード片部材
111 の接続部202 についてのみ最小限に考慮すればよ
く、アース線を共通させること等により従来の各電線接
続器ごとの配線に比して簡単な配線とでき、接続作業性
の向上を図ることができる。
【0126】また、リード片部材196 が平板状に形成さ
れているので、リード片部材196 による回路に大きな電
流を流すことが可能になる。
【0127】さらに、ピンジャック3a,3bおよび端子台
5を基台2aに一体的に形成するため、部品点数の増加を
防止でき、組立て性の向上を図ることができ、基台2aに
取り付けた同軸コネクタ4a,4bが一つの部品として構成
されているため、取扱いが容易になる。
【0128】さらに、絶縁フィルム195 を備え、リード
片部材196 を絶縁フィルム195 の表面および裏面の両面
上に配置するため、この絶縁フィルム195 にて、リード
片部材196 の絶縁フィルム195 側の絶縁を確保できる。
【0129】また、絶縁フィルム195 にてリード片部材
196 を積層した状態に位置させることができ、リード片
部材196 に対応する複雑な回路構成が可能になり、回路
の引き回しを容易に行うことができる。
【0130】次に、本発明の電線接続装置の第3の実施
の形態を図面を参照して説明する。なお、上記第1およ
び第2の実施の形態と略同一構造部分については、同一
符号を付してその説明を省略する。
【0131】図16において、241 は電線接続装置であ
り、この電線接続装置241 は合成樹脂等の絶縁性材料に
て成形された基台2bを有し、この基台2bにはピンジャッ
ク3a,3b、同軸コネクタ4a,4bおよび端子台5が設けら
れている。そして、これらのピンジャック3a,3b、同軸
コネクタ4a,4bおよび端子台5は、基台2bの後面から突
出した複数の端子部材6、つまり、ジャック用端子部材
21a ,21b 、ジャック用アース端子部材24a ,24b 、コ
ネクタ用端子部材41a ,41b 、コネクタ用アース端子部
材44a ,44b および台用端子部材61a ,61b ,61c ,61
d ,61e を有している。
【0132】また、この基台2bの突出部57の第3の当接
面60には、5つの位置決め部243 が突出形成され、これ
らの位置決め部243 は、断面略コ字状の互いに対向して
位置する2つの嵌合壁245 ,246 にてそれぞれ構成され
ている。これらの嵌合壁245,246 の互いに対向する内
側の中央近傍には、ストッパ部247 ,247 が突出形成さ
れている。
【0133】さらに、この基台2bの後面から突出した複
数の端子部材6には、絶縁板71または絶縁フィルム195
は取り付けられておらず、銅板等の導電性材料にて平板
状に形成された複数のリード片部材251 だけが配置され
ている。なお、リード片部材251 は一体に形成された条
材を使用して、プレス加工、エッチング加工等にて製作
される。
【0134】これらのリード片部材251 として、まず、
基台2bの図16上左側には、第1のリード片部材253 が
配置されている。この第1のリード片部材253 は、中間
部が長い略コ字状の基部254 を有し、この基部254 の一
端にはほぼC字状のコンタクト部255 が形成され、この
コンタクト部255 にはジャック用アース端子圧着部26a
が貫通されて圧着接続されている。また、この基部254
の他端にはほぼC字状のコンタクト部256 が形成され、
このコンタクト部256 には端子圧着部63a が貫通されて
圧着接続されている。そして、この基部254 の他端近傍
から分岐して、略直線状の分岐部257 が形成され、この
分岐部257 は、前記位置決め部243 の嵌合壁245 ,246
に嵌合された嵌合部261 を有するとともに、先端に図示
しない例えばプリント配線板に接続される接続部262 を
有している。
【0135】さらに、この基部254 の中央近傍にはほぼ
C字状のコンタクト部263 が形成され、このコンタクト
部263 にはコネクタ用アース端子圧着部48a が貫通され
て圧着接続されている。
【0136】また、この第1のリード片部材253 の図1
6上右方に位置して、第2のリード片部材264 が配置さ
れている。この第2のリード片部材264 は、ほぼ直線状
の基部265 を有し、この基部265 の一端にはほぼC字状
のコンタクト部266 が形成され、このコンタクト部266
にはジャック用端子圧着部23a が貫通されて圧着接続さ
れている。また、この基部265 の他端にはほぼC字状の
コンタクト部267 が形成され、このコンタクト部267 に
は端子圧着部63b が貫通されて圧着接続されている。そ
して、この基部265 の他端近傍から分岐して、略直線状
の分岐部268 が形成され、この分岐部268 は、前記位置
決め部243 の嵌合壁245 ,246 に嵌合された嵌合部261
を有するとともに、先端に図示しない例えばプリント配
線板に接続される接続部262 を有している。
【0137】さらに、この基部265 の中央近傍にはほぼ
C字状のコンタクト部275 が形成され、このコンタクト
部275 にはコネクタ用端子圧着部43a が貫通されて圧着
接続されている。
【0138】また、この第2のリード片部材264 の図1
6上右方であって、基台2bのほぼ中央に位置して、第3
のリード片部材270 が配置されている。この第3のリー
ド片部材270 は、ほぼL字状の基部271 を有し、この基
部271 の一端にはほぼC字状のコンタクト部272 が形成
され、このコンタクト部272 にはジャック用端子圧着部
23b が貫通されて圧着接続されている。また、この基部
271 の他端にはほぼC字状のコンタクト部273 が形成さ
れ、このコンタクト部273 には端子圧着部63cが貫通さ
れて圧着接続されている。
【0139】さらに、この基部271 の他端近傍から分岐
して、略直線状の分岐部274 が形成され、この分岐部27
4 は、前記位置決め部243 の嵌合壁245 ,246 に嵌合さ
れた嵌合部261 を有するとともに、先端に図示しない例
えばプリント配線板に接続される接続部262 を有してい
る。
【0140】また、この第3のリード片部材270 の図1
6上右方に位置して、第4のリード片部材276 が配置さ
れている。この第4のリード片部材276 は、ほぼ直線状
の基部277 を有し、この基部277 の一端にはほぼC字状
のコンタクト部278 が形成され、このコンタクト部278
にはコネクタ用端子圧着部43b が貫通されて圧着接続さ
れている。また、この基部277 の他端にはほぼC字状の
コンタクト部279 が形成され、このコンタクト部279 に
は端子圧着部63d が貫通されて圧着接続されている。
【0141】さらに、この基部277 の他端近傍から分岐
して、略直線状の分岐部280 が形成され、この分岐部28
0 は、前記位置決め部243 の嵌合壁245 ,246 に嵌合さ
れた嵌合部261 を有するとともに、先端に図示しない例
えばプリント配線板に接続される接続部262 を有してい
る。
【0142】また、この第4のリード片部材276 の図1
6上右方であって、基台2bの右側に位置して、第5のリ
ード片部材282 が配置されている。この第5のリード片
部材282 は、3か所でほぼ直角に折れ曲がった基部283
を有し、この基部283 の一端にはほぼC字状のコンタク
ト部284 が形成され、このコンタクト部284 にはジャッ
ク用アース端子圧着部26b が貫通されて圧着接続されて
いる。また、この基部283 の他端にはほぼC字状のコン
タクト部285 が形成され、このコンタクト部285 には端
子圧着部63e が貫通されて圧着接続されている。そし
て、この基部283の他端近傍から分岐して、略直線状の
分岐部286 が形成され、この分岐部286 は、前記位置決
め部243 の嵌合壁245 ,246 に嵌合された嵌合部261 を
有するとともに、先端に図示しない例えばプリント配線
板に接続される接続部262 を有している。
【0143】さらに、この基部283 の中央近傍にはほぼ
C字状のコンタクト部287 が形成され、このコンタクト
部287 にはコネクタ用アース端子圧着部48b が貫通され
て圧着接続されている。
【0144】なお、複数のリード片部材251 が有したそ
れぞれのコンタクト部の内径は、ジャック用端子部材21
a ,21b 、ジャック用アース端子部材24a ,24b 、コネ
クタ用端子部材41a ,41b 、コネクタ用アース端子部材
44a ,44b および台用端子部材61a ,61b ,61c ,61d
,61e が有したそれぞれの圧着部の外径より少し小さ
い寸法とされている。このため、各コンタクト部に各圧
着部が圧入され貫通された状態においては、各コンタク
ト部と各圧着部とが圧着状態にあり、圧着接続されてい
るのである。
【0145】次に、上記第3の実施の形態の作用を説明
する。
【0146】まず、電線接続装置241 の組立てについて
説明すると、基台2bにジャック用端子部材21a ,21b お
よびジャック用アース端子部材24a ,24b を有するピン
ジャック3a,3b、並びに、台用端子部材61a ,61b ,61
c ,61d ,61e を有する端子台5を一体的に形成すると
ともに、この基台2にコネクタ用端子部材41a ,41bお
よびコネクタ用アース端子部材44a ,44b を有する同軸
コネクタ4a,4bを取り付ける。
【0147】続いて、ジャック用アース端子圧着部26a
、コネクタ用アース端子圧着部48aおよび端子圧着部63
a を第1のリード部材253 のコンタクト部255 ,256 ,
263に、ジャック用端子圧着部23a 、コネクタ用端子圧
着部43a および端子圧着部63b を第2のリード部材264
のコンタクト部266 ,267 ,275 に、ジャック用端子圧
着部23b および端子圧着部63c を第3のリード部材270
のコンタクト部272 ,273 に、コネクタ用端子圧着部43
b および端子圧着部63d を第4のリード部材276 のコン
タクト部278 ,278 に、並びに、ジャック用アース端子
圧着部26b 、コネクタ用アース端子圧着部48b および端
子圧着部63e を第5のリード部材282 のコンタクト部28
4 ,285 ,287 に、圧入して貫通させることにより、ジ
ャック用端子部材21a ,21b 、ジャック用アース端子部
材24a ,24b 、コネクタ用端子部材41a ,41b 、コネク
タ用アース端子部材44a ,44b および台用端子部材61a
,61b ,61c ,61d ,61e に、選択的に複数のリード
片部材251 を圧着接続させる。
【0148】このとき、複数のリード片部材251 である
第1ないし第5のリード片部材253,264 ,270 ,276
,282 のそれぞれの嵌合部261 を、5つの位置決め部2
43 のそれぞれの嵌合壁245 ,246 間に嵌合させること
により、これらの位置決め部243 にて、これらの複数の
リード片部材251 を所定位置に位置決め保持させる。
【0149】なお、これらの複数のリード片部材251 に
対応する回路を図17に示す。
【0150】そして、この電線接続装置241 を、図示し
ない電気機器の機器本体に設けられたプリント配線板等
にリード片部材251 の接続部262 を介して接続すること
により、電気機器の回路に電気的に接続する。なお、こ
の電線接続装置241 を電気機器にねじ等の適宜の手段で
固着する。
【0151】この電線接続装置241 によれば、ピンジャ
ック3a,3b、同軸コネクタ4a,4bおよび端子台5を基台
2bに設け、ジャック用端子部材21a ,21b 、ジャック用
アース端子部材24a ,24b 、コネクタ用端子部材41a ,
41b 、コネクタ用アース端子部材44a ,44b および台用
端子部材61a ,61b ,61c ,61d ,61e に、複数のリー
ド片部材251 を選択的に圧着接続して、これらの複数の
リード片部材251 にて各端子部材間の接続を行うため、
製作の際に半田工程における熱の影響を各リード片部材
111 の接続部262 についてのみ最小限に考慮すればよ
く、アース線を共通させること等により従来の各電線接
続器ごとの配線に比して簡単な配線とでき、接続作業性
の向上を図ることができる。
【0152】また、リード片部材251 が平板状に形成さ
れているので、リード片部材251 による回路に大きな電
流を流すことが可能になる。
【0153】さらに、ピンジャック3a,3bおよび端子台
5を基台2bに一体的に形成するため、部品点数の増加を
防止でき、組立て性の向上を図ることができ、基台2bに
取り付けた同軸コネクタ4a,4bが一つの部品として構成
されているため、取扱いが容易になる。
【0154】また、基台2bの突出部57の後面に、リード
片部材251 を所定位置に位置決めする位置決め部243 を
形成するため、リード片部材251 の位置ずれを防止で
き、回路の誤作動を防止でき、製品の信頼性の向上を図
ることができる。
【0155】なお、上記第1の実施の形態におけるリー
ド片部材111 のうちの第1ないし第5の裏リード部材13
2 ,144 ,152 ,164 ,172 が有した接続部142 の先端
部、上記第2の実施の形態におけるリード片部材196 の
うちの第1ないし第5の表リード片部材197 ,205 ,20
6 ,211 ,217 が有した接続部202 の先端部、および、
上記第3の実施の形態におけるリード片部材251 の第1
ないし第5のリード部材253 ,264 ,270 ,276 ,282
が有した接続部262 の先端部は、例えば、プリント配線
板以外の他のコネクタに接続する場合においては、必要
に応じて、プラグ状、或いは、コンタクト状等に形成さ
れる。
【0156】例えば、図18に示すように、接続部142
,202 ,262 の先端部は一対の弾性変形部290 ,290
を有し、これらの弾性変形部290 ,290 の先端には外方
に向って拡開状に傾斜した案内面291 ,291 が形成され
ている。また、これらの案内面291 ,291 の内端部に
は、これらの案内面291 ,291 の内端間の寸法より径の
大きい略細長円弧状の係止凹部292 が形成されている。
そして、この場合には、リード片部材111 ,196 ,251
の製作の際に半田における熱の影響を考慮する必要がな
いほか、他のコネクタへの接続を容易にできる。
【0157】また、上記第1ないし第3の実施の形態に
おいては、端子部材6の各圧着部は細長板状に形成さ
れ、かつ、リード片部材111 ,196 ,251 の各コンタク
ト部は平板状でほぼC字状に形成されたとして説明した
が、これらの圧着部およびコンタクト部は、これらの形
状には限定されない。例えば、端子部材6に平板状でほ
ぼC字状のコンタクト部を形成し、かつ、リード片部材
111 ,196 ,251 に端子部材6のコンタクト部が挿入さ
れる孔を形成して、端子部材6のコンタクト部がリード
片部材111 ,196 ,251 の孔に挿入されて、各コンタク
ト部と各圧着部とが圧着状態になり、圧着接続される構
成としてもよい。
【0158】さらに、上記第1ないし第3の実施の形態
においては、複数の電線接続器は、異なる3種類のピン
ジャック3a,3b、同軸コネクタ4a,4bおよび端子台5で
あるとして説明したが、他の種類、構造のジャック、コ
ネクタ等の電線接続器にも適用でき、また、電線接続器
の数も適宜に組み合わせできる。
【0159】また、上記第1ないし第3の実施の形態に
おいては、複数の端子部材6は、すべて基台2,2a,2b
の後面から突出した構成として説明したが、他の面から
突出した構成でもよい。
【0160】さらに、上記第1ないし第3の実施の形態
においては、基台2,2a,2bは絶縁性材料にて成形され
たとして説明したが、例えば、電線接続器として基台2
b,2a,2bに取り付けるものだけを備える場合には、そ
れら電線接続器自体が絶縁構造とされているときには、
基台2,2a,2bを絶縁性材料にて成形する必要はない。
また、上記第1の実施の形態においては、複数のリード
片部材111 は、絶縁板71の表面および裏面の両面上に配
置された構成として説明したが、例えばリード片部材11
1 による回路構成によっては、リード片部材111 が表面
および裏面のいずれか一面上にだけ配置された構成でも
よい。例えば、リード片部材が絶縁板71の表面だけに配
置された構成では、電気機器の機器本体に設けられたプ
リント配線板とリード片部材との接触による短絡が確実
に防止される。
【0161】さらに、絶縁板71は、表面および裏面に複
数の位置決め部74が突出形成された構成として説明した
が、必要に応じて表面および裏面のいずれか一面だけに
形成された構成でもよく、また、これらの複数の位置決
め部74が形成されていない構成でもよい。
【0162】一方、上記第2の実施の形態においては、
電線接続装置191 は絶縁フィルム195 を1枚だけ備えた
構成として説明したが、例えばリード片部材196 による
回路構成によっては、絶縁フィルム195 を2枚以上備え
た構成でもよい。この場合、例えば、これらの絶縁フィ
ルム195 は積層した状態で端子部材6にそれぞれ取り付
けられて、複数のリード片部材が各絶縁フィルム195 の
表面および裏面の少なくともいずれか一面上に配置され
ることにより、これらの絶縁フィルム195 にてリード片
部材の絶縁フィルム195 側の絶縁が確保された状態で、
リード片部材が積層した状態に位置されて、リード片部
材に対応する更に複雑な回路構成が可能になり、回路の
引き回しが容易かつ確実に行われる。
【0163】また、上記第3の実施の形態においては、
基台2bの突出部57の第3の当接面60には、位置決め部24
3 が突出形成されたとして説明したが、この位置決め部
243は必ずしも必要ではない。
【0164】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の電
線接続器を基台に設け、これらの電線接続器の端子部材
に複数のリード片部材を選択的に圧着接続して、これら
の複数のリード片部材にて各端子部材間の接続を行うた
め、製作の際に半田工程における熱の影響を最小限に考
慮すればよく、従来の各電線接続器ごとの配線に比して
簡単な配線とでき、接続作業性の向上を図ることがで
き、しかも、リード片部材を平板状にするので、リード
片部材による回路に大きな電流を流すことが可能にな
る。
【0165】請求項2記載の発明によれば、電線接続器
の少なくとも一つを基台に一体的に形成するため、部品
点数の増加を防止でき、組立て性の向上を図ることがで
きる。
【0166】請求項3記載の発明によれば、基台に取り
付けた電線接続器自体が一つの部品として構成されてい
るため、取扱いが容易になる。
【0167】請求項4記載の発明によれば、端子部材に
取り付けた絶縁面材を備え、リード片部材を絶縁面材の
表面および裏面のいずれか一面上に配置するため、この
絶縁面材にてリード片部材の絶縁面材側の絶縁を確保で
きる。
【0168】請求項5記載の発明によれば、端子部材に
取り付けた絶縁面材を備え、リード片部材を絶縁面材の
表面および裏面の両面上に配置するため、この絶縁面材
にてリード片部材の絶縁面材側の絶縁を確保でき、リー
ド片部材を積層した状態に位置させることができ、リー
ド片部材に対応する複雑な回路構成が可能になり、回路
の引き回しを容易に行うことができる。
【0169】請求項6記載の発明によれば、積層した状
態で端子部材に取り付けた複数の絶縁面材を備え、リー
ド片部材を各絶縁面材の表面および裏面の少なくともい
ずれか一面上に配置するため、これらの絶縁面材にてリ
ード片部材の絶縁面材側の絶縁を確保でき、リード片部
材を積層した状態に位置させることができ、リード片部
材に対応する更に複雑な回路構成が可能になり、回路の
引き回しを容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線接続装置の第1の実施の形態を示
す側面図である。
【図2】同上電線接続装置を示す絶縁板が取り付けられ
る前の状態の正面側の斜視図である。
【図3】同上電線接続装置を示す絶縁板が取り付けられ
る前の状態の背面側の斜視図である。
【図4】同上電線接続装置を示す絶縁板が取り付けられ
る前の状態の正面図である。
【図5】同上電線接続装置を示す絶縁板が取り付けられ
る前の状態の背面図である。
【図6】同上電線接続装置を示す絶縁板が取り付けられ
る前の状態の側面図である。
【図7】同上電線接続装置が備える絶縁板を示す正面図
である。
【図8】同上絶縁板を示す背面図である。
【図9】同上絶縁板を示す側面図である。
【図10】同上電線接続装置が備えるリード片部材に対
応する回路図である。
【図11】本発明の電線接続装置の第2の実施の形態を
示す側面図である。
【図12】同上電線接続装置を示す絶縁フィルムが取り
付けられる前の状態の背面図である。
【図13】同上電線接続装置が備える絶縁フィルムを示
す正面図である。
【図14】同上電線接続装置が備える絶縁フィルムを示
す背面図である。
【図15】同上電線接続装置が備えるリード片部材に対
応する回路図である。
【図16】本発明の電線接続装置の第3の実施の形態を
示す背面図である。
【図17】同上電線接続装置が備えるリード片部材に対
応する回路図である。
【図18】本発明の電線接続装置のリード片部材が有す
る他の接続部を示す正面図である。
【符号の説明】
1,191 ,241 電線接続装置 2,2a,2b 基台 3a,3b 電線接続器としてのピンジャック 4a,4b 電線接続器としての同軸コネクタ 5 電線接続器としての端子台 6 端子部材 71 絶縁面材としての絶縁板 111 ,196 ,251 リード片部材 195 絶縁面材としての絶縁フィルム

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台と、 この基台に設けられ、前記基台から突出し圧着部が形成
    された端子部材を有する複数の電線接続器と、内径が前記圧着部より小さいほぼC字状のコンタクト部
    が形成された 平板状の複数のリード片部材とを具備し 前記端子部材の前記圧着部を前記コンタクト部に圧入し
    て貫通させることにより、前記複数のリード片部材を前
    記端子部材に選択的に圧着接続した ことを特徴とする電
    線接続装置。
  2. 【請求項2】 電線接続器の少なくとも一つは、基台に
    一体的に形成されたことを特徴とする請求項1記載の電
    線接続装置。
  3. 【請求項3】 電線接続器の少なくとも一つは、基台に
    取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の電線接
    続装置。
  4. 【請求項4】 端子部材に取り付けられた絶縁性を有す
    る絶縁面材を備え、 リード片部材が前記絶縁面材の表面および裏面のいずれ
    か一面上に配置されたことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の電線接続装置。
  5. 【請求項5】 端子部材に取り付けられた絶縁性を有す
    る絶縁面材を備え、 リード片部材が前記絶縁面材の表面および裏面の両面上
    に配置されたことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れかに記載の電線接続装置。
  6. 【請求項6】 積層した状態で端子部材にそれぞれ取り
    付けられた絶縁性を有する複数の絶縁面材を備え、 リード片部材が前記各絶縁面材の表面および裏面の少な
    くともいずれか一面上に配置されたことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の電線接続装置。
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