JP3275307B2 - 姿勢測定装置 - Google Patents

姿勢測定装置

Info

Publication number
JP3275307B2
JP3275307B2 JP05719099A JP5719099A JP3275307B2 JP 3275307 B2 JP3275307 B2 JP 3275307B2 JP 05719099 A JP05719099 A JP 05719099A JP 5719099 A JP5719099 A JP 5719099A JP 3275307 B2 JP3275307 B2 JP 3275307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subject
contact
tracing stylus
vertical
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05719099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000245712A (ja
Inventor
隆弘 窪田
一郎 大浜
貴美子 河合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP05719099A priority Critical patent/JP3275307B2/ja
Publication of JP2000245712A publication Critical patent/JP2000245712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3275307B2 publication Critical patent/JP3275307B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は姿勢測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】望ましい寝姿勢とは床(ゆか)の上に寝
たときの姿勢と同一の姿勢であるといわれている。
【0003】そこで、敷布団を製作する場合、敷布団ク
ッション材の厚さ等を被験者の背面形状に合わせて形成
して、敷布団に寝たときの姿勢が床の上に寝たときの姿
勢と同一又はほぼ同一の姿勢になるようにしている。
【0004】上記の姿勢測定装置は、被験者の姿勢(詳
しくは前記背面形状)を測定する装置であり、従来、次
の構造のものがあった。
【0005】予め石膏を付着させてある治療用の包帯を
薄く寝具上に伸ばした後で湿らせ、そこに被験者を石膏
が固まるまで寝かせ、石膏が固まると背面の形状を取り
出すよう構成してある姿勢測定装置。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の姿勢測定装
置によれば、被験者は石膏が固まるまでの間、石膏包帯
上に静止していなければならないために、被験者の生理
的・心理的な負担が大きく、しかも、その寝姿勢の解析
には人型に固まった石膏の型の画像解析を行う必要があ
り、解析に手間がかかっていた。
【0007】本発明の目的は、被験者に負担をかけずに
姿勢を短時間で簡単に測定できる姿勢測定装置を提供す
る点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成・作用・効果は次の通りである。
【0009】[構成]被験者の縦姿勢の背面を当接させ
る当接部を備えた縦支柱を設けるとともに、前記当接部
に当接させた被験者の背面の幅方向所定数の箇所に各別
に当接する所定数の測定子を、上下方向、及び前記被験
者の前後方向に対応する方向に位置変更自在に前記縦支
柱に設けて、前記当接部の当接面から離間している被験
者の背面部分と前記当接面との間隔を、上下方向におけ
る各位置ごとに検出可能に構成してある。
【0010】[作用] [イ]被験者の縦姿勢の背面を縦支柱の当接部に当接さ
せた状態で、所定数の測定子を被験者の背面の幅方向所
定数の箇所に各別に当接させる。
【0011】そして、当接部の当接面からの測定子の突
出量に基づいて、前記当接面から離間している被験者の
背面部分と前記当接面との間隔を検出する。
【0012】測定子を複数設けた場合は、各測定子は独
立して被験者の前後方向に対応する方向に位置変更させ
る。
【0013】前記測定子を上下方向に位置変更させる
と、上記と同様にして被験者の別の背面部分と前記当接
面との間隔を検出することができる。
【0014】このように、上下方向における各位置ごと
に前記間隔を検出することで、被験者の背面形状を求め
る。
【0015】[ロ]被験者の縦姿勢の背面形状は寝姿勢
の背面形状とほぼ同一の形状であり、上記のようにして
求めた背面形状に基づいて、その背面形状に合った敷布
団クッション材等の寝具用素材を被験者に提供したり、
その被験者用に新たに製作したりすることができる。
【0016】[ハ]測定子を介して被験者の背面形状を
求めるという手段では、上下方向における各位置ごとに
測定子の変位(被験者の前後方向における位置変更量)
を求めるだけであるから、複雑な解析が不要で検出結果
をすぐに得ることができる。
【0017】[ニ]被験者は仰臥姿勢にならなくてもよ
く、しかも、短時間で測定が済むから、被験者の生理的
・心理的な負担を軽くすることができる。
【0018】[効果]従って、被験者に負担をかけずに
姿勢を短時間で簡単に測定できる姿勢測定装置を提供す
ることができた。
【0019】請求項2による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0020】[構成]請求項1による発明の構成におい
て、前記縦支柱に測定子支持体を人為操作で上下方向に
位置変更するように設けるとともに、前記測定子支持体
に前記測定子を人為操作で前記被験者の前後方向に対応
する方向に位置変更するように設けてある。
【0021】[作用] [ホ]請求項1の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0022】[ニ]測定子の上下方向の位置変更と、被
験者の前後方向に対応する方向への位置変更とを人為操
作により行うから、位置変更のためのアクチュエータが
不要で、部品点数を少なくすることができる。
【0023】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、構造を
簡素化することができるとともに、製作コストを低廉化
することができた。
【0024】請求項3による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0025】[構成]請求項1による発明の構成におい
て、前記縦支柱に測定子支持体を上下方向に位置変更自
在に設け、前記測定子支持体に前記測定子を前記被験者
の前後方向に対応する方向に位置変更自在に支持させ、
前記測定子を前記当接部の当接面よりも前記被験者側に
対応する側に位置する状態に付勢する付勢手段を設ける
とともに、前記測定子が前記被験者の背面に当接して、
前記被験者の前後方向に対応する方向に位置変更するよ
うに前記付勢手段の付勢力を設定してある。
【0026】[作用] [ヘ]請求項1の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0027】[ト]前記付勢手段を設けてあるから、そ
の付勢力で測定子を被験者に当接させておくことができ
て、測定子が被験者の背面から離れることに起因して測
定誤差が出るのを回避できる。
【0028】そして、測定子を被験者側に位置変更させ
る手間を省くことができるとともに、測定子支持体を上
下方向に位置変更させることで、当接部の当接面から離
間している背面部分と支持台面との間隔を連続的に検出
することができる。
【0029】[効果]従って、請求項1の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、測定精
度・取り扱い性を向上させることができた。
【0030】請求項4よる発明の構成・作用・効果は次
の通りである。
【0031】[構成]請求項3による発明の構成におい
て、前記測定子支持体は人為操作で上下方向に位置変更
するように前記縦支柱に設けてある。
【0032】[作用] [チ]請求項3の構成による作用と同様の作用を奏する
ことができるのに加え、次の作用を奏することができ
る。
【0033】[リ]測定子支持体を人為操作で上下方向
に位置変更させるから、測定子支持体を上下方向に位置
変更させるためのアクチュエータが不要で、部品点数を
少なくすることができるとともに、構造の複雑化を回避
できる。
【0034】[効果]従って、請求項3の構成による効
果と同様の効果を奏することができるのに加え、構造を
より簡素化することができ、製作コストをより低廉化す
ることができた。
【0035】請求項5による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0036】[構成]被験者の縦姿勢の背面を当接させ
る当接部を備えた縦支柱を設け、前記被験者の縦姿勢の
背面を前記当接部に当接させた状態で、前記当接部の当
接面から離間している被験者の背面部分と前記当接面と
の間隔を、上下方向における各位置ごとに検出する非接
触式の検出手段を設けてある。
【0037】[作用] [ヌ]被験者の縦姿勢の背面を縦支柱の当接部に当接さ
せた状態で、当接部の当接面から離間している被験者の
背面部分と前記当接面との間隔を、非接触式の検出手段
で上下方向における各位置ごとに検出する。
【0038】例えば、レーザービームや超音波を被験者
の背面に照射するとともに、反射したレーザービームや
超音波を捕えて前記間隔を検出し、これにより被験者の
背面形状を求める。
【0039】[ル]そして前記作用[ロ]と同様の作用
を奏することができる。
【0040】[ヲ]非接触式の検出手段により被験者の
背面形状を検出するという手段では、複雑な解析が不要
で検出結果をすぐに得ることができる。
【0041】[ワ]また前記作用[ニ]と同様の作用を
奏することができる。
【0042】[効果]従って、被験者に負担をかけずに
寝姿勢を短時間で簡単に測定できる姿勢測定装置を提供
することができた。
【0043】請求項6による発明の構成・作用・効果は
次の通りである。
【0044】[構成]被験者の縦姿勢の背面に当接させ
る当接体を設けるとともに、前記当接体に当接させた被
験者の背面に当接する測定子を、前記被験者の前後方向
に対応する方向に位置変更自在に前記当接体に設けて、
前記当接体の当接面から離間している被験者の背面部分
と前記当接面との間隔を検出可能に構成してある。
【0045】[作用] [カ]被験者の縦姿勢の背面に当接体を当接させた状態
で、測定子を被験者の背面に当接体側から当接させ、当
接体の当接面からの測定子の突出量に基づいて、当接面
から離間している被験者の背面部分と前記当接面との間
隔を検出する。
【0046】被験者の複数の背面部分(首・肩・腰など
の背面部分)ごとに前記間隔を検出することで被験者の
背面形状を求めることができる。
【0047】[ヨ]そして前記作用[ロ],[ハ],
[ニ]と同様の作用を奏することができる。
【0048】[タ]また、装置全体を被験者の背面より
も小さく形成することができて、装置をコンパクト化・
軽量化することができる。
【0049】[効果]従って、被験者に負担をかけずに
寝姿勢を短時間で簡単に測定できる寝姿勢測定装置を提
供することができた。
【0050】また、装置をコンパクト化・軽量化するこ
とができて、例えば、測定者が装置全体を手で持って被
験者の姿勢を測定することができて、取り扱い性を向上
させることができた。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0052】[第1実施形態]図1に示すように、起立
した被験者の縦姿勢の背面を当接させる当接部1を備え
た縦支柱2を設け、この縦支柱2に測定子支持体3を第
1スライド移動機構4(図4参照)を介して上下方向に
位置変更自在に設け、当接部1に当接させた被験者の背
面に当接する棒状の測定子5を、被験者の前後方向に対
応する方向に第2スライド移動機構8を介して位置変更
自在に測定子支持体3に支持させて、当接部1の当接面
(縦支柱2の一側面である)から離間している被験者の
背面部分と前記当接面との間隔を、上下方向における各
位置ごとに検出可能に構成してある。
【0053】図4に示すように前記第1スライド機構4
は、縦支柱2の一側面に上下方向に沿うガイドレール6
を設けるとともに、測定子支持体3にガイドレール6上
を転動するローラ7を設けて構成してある。
【0054】前記縦支柱2の上端部にウェイトローラを
設けるとともに、測定子支持体3と、この測定子支持体
3に対するバランスウェイトとを、ウェイトローラに巻
回したワイヤを介して接続して、測定子支持体3を人為
操作で上下方向に位置変更させるよう構成してある(ウ
ェイトローラ等は図示せず)。
【0055】図2に示すように前記第2スライド移動機
構8は、測定子支持体3にスライドレール9を設け、前
記測定子5にスライド面を形成して構成し、測定子5に
つまみ16を突設して、測定子5を人為操作で被験者の
前後方向に対応する方向に位置変更させるよう構成して
ある。
【0056】前記測定子5による前記間隔の検出機構に
ついて説明すると、図2,図3に示すように、測定子に
ラック10を形成し、このラック10に対するピニオン
11と、ポテンショメータ12と、検出結果を表示する
液晶表示部13とを測定子支持体3に設けて構成してあ
る。
【0057】そして、ポテンショメータ12と液晶表示
部13とに対する4本の単3乾電池15を収容する電池
ホルダー14を設けてある。つまり、前記間隔の検出機
構は乾電池15により検出作動する。
【0058】次に、上記構成の姿勢測定装置による被験
者の姿勢の測定の一例について説明する(下記の測定に
おいて、測定子支持体3と測定子5とは人為操作により
位置変更させる)。
【0059】正確な測定結果が得られるように、測定に
当たって被験者にできるだけ薄着の状態になってもら
い、髪の毛は各部の作動の邪魔にならないようにまとめ
させる。
【0060】1) 起立した被験者の縦姿勢の背面を縦支
柱2の当接部1に当接させる。
【0061】2) 測定子5を被験者の頸椎周りの背面部
分に当接させて、当接部1の当接面から離間している背
面部分と当接面との間隔を検出する。検出結果は液晶表
示部13に表示される。
【0062】3) 測定子支持体3を上下方向に位置変更
させ、測定子5を被験者の背骨の上下方向中央部に対応
する背面部分に当接させて前記間隔を検出する。
【0063】4) 測定子支持体3を上下方向に位置変更
させ、測定子5を被験者の腰の中央部に当接させて前記
間隔を検出する。
【0064】このようにして、上下方向に各位置ごとに
前記間隔を検出して被験者の背面形状を求める。
【0065】[第2実施形態]図5,図6に示すよう
に、測定子5を支持する測定子支持体3を第1スライド
移動機構4を介して人為操作で上下方向に位置変更自在
に縦支柱2に設けてある点は第1実施形態と同一であ
る。前記測定子支持体3には上下位置変更操作用の操作
ハンドル23を設けてある。
【0066】前記測定子5は、被験者の前後方向に対応
する方向に位置変更可能に、測定子支持体3に横軸芯O
周りに揺動自在に支持させてある。
【0067】そして、測定子5を縦支柱2の当接部1の
当接面よりも被験者側に対応する側に位置する状態に付
勢するバネ17(付勢手段に相当)を設けるとともに、
測定子5が被験者の背面に当接して、被験者の前後方向
に対応する方向に位置変更するようにバネ17の付勢力
を設定してある。測定子支持体3には測定子5に対する
ストッパー18を設けてある。
【0068】前記測定子5による前記間隔の検出手段に
ついて説明すると、測定子5の揺動量を検出するポテン
ショメータ19と、測定子5の上下方向の位置を検出す
るロータリーエンコーダ20とを測定子支持体3に設
け、これらの検出結果に基づいて前記間隔(前記当接面
から離間している被験者の背面部分と前記当接面との間
隔)を算出する制御装置21と、その算出結果を印刷用
紙25に曲線状に印刷する印刷機構22とを制御ボック
ス27に設けてある。
【0069】次に、上記構成の姿勢測定装置による被験
者の姿勢の測定について説明する(下記の測定におい
て、測定子支持体3は人為操作により位置変更させ
る)。
【0070】1) 起立した被験者の縦姿勢の背面を縦支
柱2の当接部1に当接させる。
【0071】2) 測定子5を被験者の頸椎周りの背面部
分に当接させ、制御ボックス27に設けたスタートスイ
ッチ24を押し、ハンドル23を介して測定子支持体3
を被験者の腰の中央部を越える位置まで下降させる。
【0072】3) 制御装置21の制御により印刷機構2
2が制御され、検出結果が印刷されて、印刷用紙25が
制御ボックス27の排出口35から排出される。
【0073】印刷用紙25には検出結果が図6に示すよ
うに曲線状に印刷される。印刷用紙25の排出方向に沿
う横軸は被験者の身長方向における長さであり、縦軸は
前記間隔である。
【0074】つまり、ハンドル23を下降操作すること
で前記間隔を連続的に検出することができる。
【0075】スタートスイッチ24を押してハンドル2
3を下降操作した後にハンドル23を上昇操作しても、
その上昇操作に対応する検出結果はキャンセルされる。
【0076】このようにして、上下方向に各位置ごとに
前記間隔を検出して、被験者の背面形状を求める。
【0077】[第3実施形態]図7に示すように、測定
子5を支持する測定子支持体3を第1スライド移動機構
4を介して人為操作で上下方向に位置変更自在に縦支柱
2に設けてある点は第1及び第2実施形態と同一であ
る。
【0078】前記測定子5による前記間隔の検出機構に
ついて説明すると、図8,図9に示すように、前記測定
子5を長板状の押し引き操作部28の先端側に設けてあ
り、、測定子支持体3に液晶表示部13とリセットボタ
ン29とスイッチ30とを設けてある。
【0079】上記構成の姿勢測定装置による被験者の姿
勢の測定については、第1実施形態における測定とほぼ
同様であり、その説明は省略する。
【0080】[第4実施形態]図10に示すように、被
験者の縦姿勢の背面を当接させる当接部1を備えた縦支
柱2を設け、被験者の縦姿勢の背面を当接部1に当接さ
せた状態で、当接部1の当接面から離間している被験者
の背面部分と当接面との間隔を、上下方向における各位
置ごとに検出するレーザー計測計31(非接触式の検出
手段に相当)を、上下方向に位置変更自在に縦支柱2に
設けてある。
【0081】このレーザー計測計31は、レーザービー
ムを被験者の頸椎・背骨のライン上に、そのラインの一
端側から他端側にかけて順次照射していくとともに、反
射したレーザービームを捕えて前記間隔を検出する。測
定は、被験者の身体に密着する下着類を着用させて行
う。
【0082】[第5実施形態]図11,図12に示すよ
うに、被験者の縦姿勢の背面に当接させる一対の当接板
32を、把手33付きの支持部材34の両端部に設ける
とともに、当接板32に当接させた被験者の背面に当接
する測定子5を、被験者の前後方向に対応する方向に位
置変更自在に支持部材34の中央部に設けて、当接板3
2の当接面から離間している被験者の背面部分と前記当
接面との間隔を検出可能に構成してある。
【0083】前記当接板32と支持部材34とで当接体
を構成している。装置全体の重量は測定する者が持ち上
げて操作できる程度の重さに設定してある。
【0084】前記測定子5とその検出機構とについては
第3実施形態のものと同一構造であるので説明は省略す
る。
【0085】次に上記構成の姿勢測定装置による被験者
の姿勢の測定について説明する。
【0086】1) 測定する者が把手33を握って、起立
した被験者の背中に当接板32を当接させる。そして、
背骨の上下方向中央部に対応する背面部分に測定子5を
当接させて前記間隔を検出する。検出結果は液晶表示部
13に表示される。
【0087】2) 起立した被験者の腰周りの部分に当接
板32を当接させ、被験者の腰の中央部に測定子5を当
接させて前記間隔を検出する。
【0088】このようにして被験者の背面形状を求め
る。
【0089】[第1〜第5実施形態の寝姿勢測定装置で
得られた測定結果について]被験者の縦姿勢の背面形状
は寝姿勢の背面形状とほぼ同一の形状であり、上記のよ
うにして求めた背面形状に基づいて、その背面形状に合
った敷布団クッション材等の寝具用素材を被験者に提供
したり、その被験者用に新たに製作したりする(望まし
い寝姿勢とは床(ゆか)の上に寝たときの姿勢と同一の
姿勢であるといわれており、この姿勢を保つことができ
る寝具用素材を提供する)。
【0090】例えば、敷布団クッション材を、下側の硬
めのクッション材から成るハード層と、上側の軟らかめ
のクション材から成るソフト層との2層構造に形成し、
ハード層の厚さを被験者の体重に合わせて設定するとと
もに、ソフト層の厚さを前記間隔の大小に合わせ、前記
間隔が長い被験者の場合、ソフト層を厚めに設定し、前
記間隔が短い被験者の場合、ソフト層を薄めに設定す
る。
【0091】前記測定結果は上記のような望ましい寝姿
勢を得るために用いるだけでなく、例えば腰痛・首痛・
膝痛等の患者に対する寝具用素材を形成するためにも用
いることができる。つまり、膝や太股の裏面側も被験者
の背面と称する。
【0092】[第1,第2,第3,第4実施形態の別実
施形態]前記測定子支持体3をアクチュエータにより上
下方向に移動させるよう構成してあってもよく、また、
前記測定子5を被験者の幅方向に対応する方向に複数設
けてあってもよい。
【0093】つまり、被験者の背面の幅方向複数箇所に
各別に当接する複数の測定子5を、上下方向、及び被験
者の前後方向に対応する方向に位置変更自在に縦支柱2
に設け、各測定子5を被験者の背骨のライン上・身体の
左側・右側の身長方向に沿うライン上に当接させて、各
ライン上での前記間隔を検出する。各測定子5は独立し
て被験者の前後方向に対応する方向に位置変更させる。
【0094】[第1,第3,第4,第5実施形態の別実
施形態]前記測定子5を被験者側に付勢する付勢手段を
設けてあってもよい。このようにすれば、測定子5を位
置変更操作する手間を省くことができる。
【0095】[第4実施形態の別実施形態]前記レーザ
ー計測計31に代えて超音波計測計を縦支柱2に設け、
超音波を被験者の背面に照射して、前記間隔を検出する
よう構成してあってもよい。
【0096】この場合、被験者の背骨のライン上・身体
の左側・右側の身長方向に沿うライン上にレーザービー
ム又は超音波を照射して、これらのラインに対応する背
面部分と当接面との間隔を、上下方向における各位置ご
とに検出可能にしてあってもよい。
【0097】あるいは、レーザービーム又は超音波が背
面のほぼ全面にわたって照射されるように、被験者の背
面部分に順次照射していき、背面のほぼ全体の形状を測
定するよう構成してあってもよい。
【0098】以上の実施形態においては、被験者を起立
姿勢にさせて測定したが、例えば、椅子に座らせた状態
で測定して、その縦姿勢の背面形状を求めるようにして
もよい。
【0099】この場合、椅子の背もたれの部分を前記縦
支柱2に構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】姿勢測定装置の全体側面図
【図2】測定子の検出手段を示す一部切欠き側面図
【図3】測定子支持体の縦断面図
【図4】姿勢測定装置の横断面図
【図5】第2実施形態の姿勢測定装置の全体側面図
【図6】第2実施形態の姿勢測定装置の後面図
【図7】第3実施形態の姿勢測定装置の全体側面図
【図8】第3実施形態の測定子等の側面図
【図9】第3実施形態の姿勢測定装置の横断面図
【図10】第4実施形態の姿勢測定装置の全体側面図
【図11】第5実施形態の姿勢測定装置の全体側面図
【図12】第5実施形態の姿勢測定装置の背面図
【符号の説明】
1 当接部 2 縦支柱 3 測定子支持体 5 測定子 17 付勢手段 31 非接触式の検出手段 32 当接体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−14430(JP,A) 特開 昭50−108948(JP,A) 特開 昭60−100946(JP,A) 特開 昭61−196940(JP,A) 実開 昭58−157112(JP,U) 実開 昭57−169305(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/107

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の縦姿勢の背面を当接させる当接
    部を備えた縦支柱を設けるとともに、前記当接部に当接
    させた被験者の背面の幅方向所定数の箇所に各別に当接
    する所定数の測定子を、上下方向、及び前記被験者の前
    後方向に対応する方向に位置変更自在に前記縦支柱に設
    けて、前記当接部の当接面から離間している被験者の背
    面部分と前記当接面との間隔を、上下方向における各位
    置ごとに検出可能に構成してある姿勢測定装置。
  2. 【請求項2】 前記縦支柱に測定子支持体を人為操作で
    上下方向に位置変更するように設けるとともに、前記測
    定子支持体に前記測定子を人為操作で前記被験者の前後
    方向に対応する方向に位置変更するように設けてある請
    求項1記載の姿勢測定装置。
  3. 【請求項3】 前記縦支柱に測定子支持体を上下方向に
    位置変更自在に設け、前記測定子支持体に前記測定子を
    前記被験者の前後方向に対応する方向に位置変更自在に
    支持させ、前記測定子を前記当接部の当接面よりも前記
    被験者側に対応する側に位置する状態に付勢する付勢手
    段を設けるとともに、前記測定子が前記被験者の背面に
    当接して、前記被験者の前後方向に対応する方向に位置
    変更するように前記付勢手段の付勢力を設定してある請
    求項1記載の姿勢測定装置。
  4. 【請求項4】 前記測定子支持体は人為操作で上下方向
    に位置変更するように前記縦支柱に設けてある請求項3
    記載の姿勢測定装置。
  5. 【請求項5】 被験者の縦姿勢の背面を当接させる当接
    部を備えた縦支柱を設け、前記被験者の縦姿勢の背面を
    前記当接部に当接させた状態で、前記当接部の当接面か
    ら離間している被験者の背面部分と前記当接面との間隔
    を、上下方向における各位置ごとに検出する非接触式の
    検出手段を設けてある姿勢測定装置。
  6. 【請求項6】 被験者の縦姿勢の背面に当接させる当接
    体を設けるとともに、前記当接体に当接させた被験者の
    背面に当接する測定子を、前記被験者の前後方向に対応
    する方向に位置変更自在に前記当接体に設けて、前記当
    接体の当接面から離間している被験者の背面部分と前記
    当接面との間隔を検出可能に構成してある姿勢測定装
    置。
JP05719099A 1999-03-04 1999-03-04 姿勢測定装置 Expired - Fee Related JP3275307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05719099A JP3275307B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 姿勢測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05719099A JP3275307B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 姿勢測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000245712A JP2000245712A (ja) 2000-09-12
JP3275307B2 true JP3275307B2 (ja) 2002-04-15

Family

ID=13048580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05719099A Expired - Fee Related JP3275307B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 姿勢測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3275307B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7137958B2 (en) 2001-08-27 2006-11-21 Nihon University Human spinal column measurement and display system
JP2006334299A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Nishikawa Sangyo Kk ピンスライド装置を用いた人体寸法計測方法及び装置
KR101962033B1 (ko) * 2017-10-24 2019-03-25 김홍래 척추 측만도 검사 장치
CN112587124B (zh) * 2020-12-29 2024-02-09 苏州半鱼健康科技服务有限公司 测量脊柱三维数据的测量装置及测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000245712A (ja) 2000-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1584290B1 (en) Body fat measurement apparatus with a slidable electrode support
US6327494B1 (en) Body-fat measuring apparatus equipped with body-height measuring device
JP3517133B2 (ja) 体形測定装置
JP2012020143A (ja) 超伝導磁気測定装置の制御方法
EP1158884A1 (en) Apparatus for the assessment of mattresses
JP3275307B2 (ja) 姿勢測定装置
CN103068303B (zh) 体脂肪测定装置
US8317710B2 (en) Bone inspecting system, and lower leg supporting device
US4539754A (en) Auxological measuring apparatus
JP2018130199A (ja) 嚥下検出装置
JP4680055B2 (ja) 皮下脂肪蓄積情報推定装置及び皮下脂肪蓄積情報推定方法
JP4814689B2 (ja) 骨検査システム及び検査部位固定装置
JP3275302B2 (ja) 寝姿勢測定装置
AU2002226591B2 (en) Orthotic device and method for use in taking moulds of feet
JP4041612B2 (ja) 電極移動型体脂肪計
JP2967473B2 (ja) 頭部計測器
US20020100179A1 (en) Device and method for use in taking moulds of feet
JP2841290B2 (ja) 頭部計測器
JP3845612B2 (ja) 寝具の選択装置
JP2003116819A (ja) 舌可動域測定装置
CN110742614B (zh) 一种卧姿脊柱形态测试仪
JP2003047541A (ja) 頚椎弧測定器
JP4843784B2 (ja) 多点検出型呼吸モニター装置
JP2013150743A (ja) 頭頚部姿勢計測装置と方法
JPH0242305Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090208

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100208

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees