JP3275284B2 - 圧力検出器及びその製造方法 - Google Patents

圧力検出器及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイル等の充填部材を
介し流体圧力を圧力センサチップに伝える圧力検出器に
関し、特に、薄型化可能な圧力検出器構造及び、その圧
力検出器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力検出器Aは、図6,図7に示
すようなものがある。同図において、SUS 316 等の金属
材料からなるベース板1の凹部1aの底面に形成する段
差部1b上には、シリコン単結晶薄膜ダイヤフラムより
なる圧力センサチップ2が流体の圧力を受ける状態に配
置され、この圧力センサチップ2の近傍には、金,銀,
ニッケル等の導電材料を電気メッキした導電金属材料か
らなる電極リード3が凹部1aの底面からベース板1の
裏面に貫通し、ハーメチックシール等の手段により固定
されている。そして、この電極リード3と圧力センサチ
ップ2の図示しない電極パッドとは、金等の導電材料か
らなる接続部材4によりワイヤボンディングされ電気的
に接続されている。そして、ベース板1の上端部1cに
は、外部からの流体の圧力を後述する充填部材を介して
良好に圧力センサチップ2に伝達するための波状形状の
金属ダイヤフラム5がベース板1の凹部1aを覆うよう
に配設され、金属ダイヤフラム5の周縁とベース板1の
上端部1cとがレーザー溶接等の手段により固着され
後、金属ダイヤフラム5が流体の圧力を受けて変位する
変位量を圧力センサチップ2に伝達するため、ベース板
1の凹部1aにシリコンオイル等の充填部材6を図示し
ない充填部材注入口から注入し、その後、前記充填部材
注入口を図示しない封止部材により封止するものであ
る。
【0003】しかしながら、ベース板1の凹部1aに注
入する充填部材6は、ベース板1または金属ダイヤフラ
ム5に比べ熱膨張係数(シリコンオイルの熱膨張係数は
10↑−↑4CC/CC/℃)が非常に大きく充填部材6の
熱膨張により、例えば金属ダイヤフラム5が変位してし
まい正確な流体圧力を測定することができなくなるた
め、充填部材6の注入量を調整する必要があり、圧力セ
ンサチップ2の電極パッドと電極リード3とを接続部材
4によりワイヤボンディングした後(金属ダイヤフラム
5をベース板1の上端部1cに固着する前)、ベース板
1の凹部1aの底面にこの充填部材6の注入量を調整す
る注入量調整部材7を接着剤等により固定するものであ
る。この注入量調整部材7は、中央部7aが圧力センサ
チップ2上に位置し、かつ中央部7aから外方に向かっ
て形成された孔部7b(電極リード3の数だけ形成され
た孔部6b)と接続部材4が対応するように(孔部6b
は接続部材の逃げ部となる)配設されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧力セ
ンサチップ2と電極リード3とを良好にワイヤボンディ
ングを行うために、圧力センサチップ2と電極リード3
とを略同じ高さに設定することが重要となるが、圧力セ
ンサチップ2上に規制をもたらすように配設される注入
量調整部材7を用いた場合は、ベース板1の凹部1aの
底面に段差部1bを形成しなければならないため、ベー
ス板1が厚くなるだけでなく(圧力検出器の薄型化がで
きない)、ベース板1の製造工程において切削により段
差部1aを形成することになり加工コストがかかるとい
った問題点があった。また、かかる構成の圧力検出器A
の製造工程において、接続部材4をワイヤボンディング
終了後に注入量調整部材7を配設することになるため、
ワイヤにキズを付けたり、時には切断させてしまうとい
った問題点があった。
【0005】そこで、本発明はオイル等の充填部材6を
注入してなる圧力検出器の薄型化構造及び生産性の向上
を目的とする製造方法を提案するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、オイル等の充填部材を注入し外部からの流
体圧力を前記充填部材を介して圧力センサチップに伝達
する圧力検出器において、凹部を有し、前記凹部の底面
に前記圧力センサチップを配設するベース部材と、前記
ベース部材に固着され外部からの流体圧力を前記充填部
材を介し前記圧力センサチップに伝えるためのダイヤフ
ラムと、前記ベース部材の凹部の底面から裏面に繋がる
電極部材と、前記圧力センサチップと前記電極部材とを
電気的に接続する接続部材と、前記圧力センサチップを
配設する際の位置決め用の第1の孔部及び前記電極部材
を挿通させる第2の孔部を形成し、前記充填部材の注入
量を調整する注入量調整部材と、から構成されることを
特徴とするものである。
【0007】また、前記注入量調整部材は前記第1の孔
部から前記注入量調整部材の周囲部に向かって傾斜面を
有するすり鉢形状となることを特徴とするものである。
【0008】また、凹部を有したベース部材の前記凹部
の底面に圧力センサチップを配設し、前記凹部にオイル
等の充填部材を注入し外部からの流体圧力を前記充填部
材を介して前記圧力センサチップに伝達する圧力検出器
の製造方法において、前記凹部の底面から裏面に繋がる
電極部材が設けられた前記ベース部材に、前記圧力セン
サチップの位置決め用の第1の孔部及び前記電極部材を
挿通させる第2の孔部を形成した前記充填部材の注入量
を調整する注入量調整部材を前記第2の孔部に前記電極
部材が挿通するように配設し、前記注入量調整部材と前
記ベース部材とを接着する注入量調整部材接着工程と、
前記注入量調整部材の第1の孔部に前記圧力センサチッ
プを実装するダイボンディング工程と、前記電極部材と
前記圧力センサチップとを電気的に接続するワイヤボン
ディング工程と、を含むことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】オイル等の充填部材を注入してなる圧力検出器
に、圧力センサチップを配設する際の位置決め用の第1
の孔部及び電極部材を挿通させる第2の孔部を形成した
注入量調整部材を備え、前記圧力センサチップ及び前記
電極部材の高さ方向の規制をなくすことでベース部材に
前記圧力センサチップを配設する段差部(高さ調整用)
を形成しなくとも前記電極部材と前記圧力センサチップ
とをワイヤボンディングでき、前記ベース部材の薄型化
を可能とするだけでなく、前記段差部を形成する切削工
程が不要なことから製造コストを削減することができ
る。また、前記第1の孔部に前記圧力センサチップをダ
イボンディングすることになるため、前記圧力センサチ
ップ上にダイヤフラムから充填部材を介し伝達される流
体の圧力を閉ざすものがなく、前記圧力センサチップに
良好に圧力を伝達することができる。
【0010】また、前記注入量調整部材の第1の孔部か
ら前記注入量調整部材の周囲部に向かって傾斜面を有す
るすり鉢形状とすることにより、ダイヤフラムから充填
部材を介し伝達される流体の圧力を前記注入量調整部材
の傾斜面により圧力センサチップに良好に伝えることで
き、しかも前記充填部材の注入量を更に調整(少なくす
る)することで熱膨張を抑えることができ、良好な圧力
の測定が可能となる。
【0011】また、前記注入量調整部材をベース部材に
接着固定した後に前記圧力センサチップをダイボンディ
ングし、この圧力センサチップと前記電極部材とを接続
部材によりワイヤボンディングすることが可能となるこ
とから、前記圧力検出器の製造工程において、接続部材
にキズを付けたり切断してしまうことがなく、生産性を
向上させる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図1から図5に記載の実施例
に基づき説明するが、従来例と同様若しくは相当個所に
は同一符号を付してその詳細な説明は省く。
【0013】図1は第1実施例を示す要部断面図、図2
は第1実施例の注入量調整部材を示すの平面図、図3は
第2実施例を示す要部断面図、図4は第2実施例の注入
量調整部材を示すの平面図、図5は本発明の製造工程を
示す工程フロー図である。
【0014】図1,図2を用いて本発明の第1実施例を
説明する。
【0015】1は凹部1aを有するベース板(従来のベ
ース板1と比べ段差部1bを有していない)、2はベー
ス板1の凹部1aの底面に配設される圧力センサチッ
プ、3はベース部材1の凹部1aの底面から裏面に貫通
する電極リード(電極部材)、4は圧力センサチップの
図示しない電極パッドと電極リード3を電気的に接続す
る接続部材、5は外部からの流体の圧力により変位し、
この変位量に応じる圧力をベース板1の凹部1aに注入
されるシリコンオイル等からなる充填部材6を介し圧力
センサチップ2に伝達するための金属ダイヤフラム、8
は本発明の第1実施例を示す注入量調整部材であり、以
上から圧力検出器A’を構成するものであるが、注入量
調整部材8は圧力センサチップ2と電極リード3とをワ
イヤボンディングする前に配設されるものである。
【0016】注入量調整部材8は、セラミック材料等か
らなる熱膨張係数の小さい絶縁体で、平面が円形状とな
っている。このような注入量調整部材8の中央部には後
述する製造工程において、圧力センサチップ2をベース
板1に搭載する個所(エリア)を決定する位置決め用と
なる第1の孔部8a(注入量調整部材8の表裏面を貫通
する貫通孔)と、この孔部8aから周囲方向に向かって
形成され、接続部材4がワイヤボンディング後に例え変
形した場合でもベース板1と電気的に絶縁するための接
続部材引き回し部8bと、この接続部材引き回し部8b
の外方に位置し電極リード3を挿通させる第2の孔部8
c(注入量調整部材8の表裏面を貫通する貫通孔)とが
形成されるものであり、接続部材引き回し部8b及び第
2の孔部8cの形成される数は、圧力センサチップ2か
ら引き出される接続部材4の数(ワイヤボンディング
数)により決定されるものである。
【0017】かかる構成の注入量調整部材8を備えた圧
力検出器A’は、圧力センサチップ2及び電極リード3
の高さ方向の規制をなくすことで(高さ方向を規制する
ことのない貫通孔)、ベース板1に圧力センサチップ2
を配設する図6で示すような段差部1bを形成しなくと
も圧力センサチップ2と電極リード3とをワイヤボンデ
ィングすることができ、ベース板1の薄型化を可能とす
るだけでなく、ベース板1の製造工程において段差部1
bを形成する切削工程が不要なことから製造コストを削
減することができる。また、第1の孔部8cに圧力セン
サチップ2をダイボンディングすることになるため、圧
力センサチップ2上に金属ダイヤフラム5から充填部材
6を介し伝達される流体の圧力を閉ざすものがなく、圧
力センサチップ2に良好に圧力を伝達することができ
る。また、各孔部8a,8cとの間に接続部材引き回し
部8bを形成することにより、接続部材4が例え変形し
たとしても金属(導電)材料からなるベース板1との電
気的な絶縁を保つことができる。
【0018】次に、図3,図4を用いて第2実施例を説
明するが、従来例及び第1実施例と同様もしくは相当個
所には同一符号を付して、その詳細な説明は省く。
【0019】図3,図4において、第1実施例と異なる
ところは、注入量調整部材9(第1実施例同様に第1の
孔部及び接続部材引き回し部,第2の孔部を備えてい
る)の形状を第1の孔部9aから注入量調整部材9の周
囲部9dに向かって傾斜面9eを有するすり鉢形状とし
たところである。即ち、すり鉢形状となる注入量調整部
材9は、金属ダイヤフラム5から充填部材6を介し伝達
される流体の圧力を傾斜面9eにより圧力センサチップ
2で受け止めやすい形状とし、流体の圧力を良好に検出
できるものである。また、第1実施例で示す注入量調整
部材8よりも傾斜面9e分だけ大きく形成することで充
填部材6の注入量を減らすことができ、充填部材6の熱
膨張を更に効果的に防ぎ、流体の圧力を良好に測定する
ことができるものである。また、注入量調整部材9をす
り鉢形状とすることで、圧力検出器A’を薄型化した場
合でも金属ダイヤフラム5の変位部が注入量調整部材9
に当たることを防ぐことができる。
【0020】次に、図5を用いて注入量調整部材8
(9)を備える圧力検出器A’の製造工程を説明する。
【0021】電極リード3をハーメチックシールしたベ
ース板1の凹部1aの底面に、電極リード3が注入量調
整部材8(9)の第2の孔部8c(9c)を通るように
配設し、接着剤等により接着固定する(注入量調整部材
接着工程S1)。
【0022】次に、注入量調整部材8(9)の第1の孔
部8a(9a)に圧力センサチップ2をダイボンディン
グした後(圧力センサチップダイボンディング工程S
2)、第2の孔部8c(9c)から突出した電極リード
3と圧力センサチップ2の図示しない電極パッドとを接
続部材4によりワイヤボンディングする(ワイヤボンデ
ィング工程S3)。
【0023】そして、ベース板1の凹部1aを覆うよう
に金属ダイヤフラム5を配設し、金属ダイヤフラム5の
周縁とベース板1の上端部1cとをレーザー溶接等の手
段により固着し(金属ダイヤフラム取付工程S4)、ベ
ース板1の図示しない充填部材注入口によりシリコンオ
イル等からなる充填部材6を注入し(充填部材注入工程
S5)、前記充填部材注入口を図示しない封止部材で塞
ぐことにより圧力検出器A’を得るものである。
【0024】かかる圧力検出器A’の製造工程におい
て、注入量調整部材8(9)をベース板1に接着固定し
た後、圧力センサチップ2をダイボンディングし、この
圧力センサチップ2と電極リード3とを接続部材4によ
りワイヤボンディングすることが可能となることから、
従来のように圧力センサチップ2と電極リード3とをワ
イヤボンディングした後に注入量調整部材7をベース板
1に固定する製造工程に比べ、製造工程上で接続部材4
にキズを付けたり切断してしまうことなく、生産性を向
上させることができる。
【0025】尚、注入量調整部材8(9)に形成する第
1,第2の孔部8a,8c(9a,9c)は、図2(図
4)に示す形状に限定されるものでなく、本発明の機能
を果たす形状であれば良い。
【0026】また、本発明の注入量調整部材8(9)は
接続部材4用の引き回し部8b(9b)を形成したが、
必ずしも必要なものではなく、第1,第2の孔部8a,
8c(9a,9c)が形成され、圧力センサチップ2と
電極リード3とがワイヤボンディング可能のように構成
すれば良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は、オイル等の充填部材を注入し
外部からの流体圧力を前記充填部材を介して圧力センサ
チップに伝達する圧力検出器において、凹部を有し、前
記凹部の底面に前記圧力センサチップを配設するベース
部材と、前記ベース部材に固着され外部からの流体圧力
を前記充填部材を介し前記圧力センサチップに伝えるた
めのダイヤフラムと、前記ベース部材の凹部の底面から
裏面に繋がる電極部材と、前記圧力センサチップと前記
電極部材とを電気的に接続する接続部材と、前記圧力セ
ンサチップを配設する際の位置決め用の第1の孔部及び
前記電極部材を挿通させる第2の孔部を形成し、前記充
填部材の注入量を調整する注入量調整部材と、から構成
されることを特徴とするもので、前記圧力センサチップ
及び前記電極部材を配設する場合の高さ方向の規制をな
くした注入量調整部材(圧力センサチップを配設する際
の位置決め用の第1の孔部及び電極部材を挿通させる第
2の孔部を備えている)を備えることにより、ベース部
材に圧力センサチップを配設する際に必要となる従来の
ような段差部(高さ調整用)を形成しなくとも前記圧力
センサチップと前記電極部材とをワイヤボンディングす
ることができ、前記ベース部材の薄型化を可能とし、、
前記段差部を形成する切削工程が不要なことから製造コ
ストを削減することができる。また、前記第1の孔部に
前記圧力センサチップをダイボンディングすることにな
るため、前記圧力センサチップ上にダイヤフラムから充
填部材を介し伝達される流体の圧力を閉ざすものがな
く、前記圧力センサチップに良好に圧力を伝達すること
ができる。
【0028】また、前記注入量調整部材は前記第1の孔
部から前記注入量調整部材の周囲部に向かって傾斜面を
有するすり鉢形状となることを特徴とするもので、ダイ
ヤフラムから充填部材を介し伝達される流体の圧力を前
記注入量調整部材の傾斜面により圧力センサチップに良
好に伝えることでき、しかも前記充填部材の注入量を更
に少なくすることで熱膨張を抑えることができるので、
圧力の検出をより正確に測定することができる。
【0029】また、凹部を有したベース部材の前記凹部
の底面に圧力センサチップを配設し、前記凹部にオイル
等の充填部材を注入し外部からの流体圧力を前記充填部
材を介して前記圧力センサチップに伝達する圧力検出器
の製造方法において、前記凹部の底面から裏面に繋がる
電極部材が設けられた前記ベース部材に、前記圧力セン
サチップの位置決め用の第1の孔部及び前記電極部材を
挿通させる第2の孔部を形成した前記充填部材の注入量
を調整する注入量調整部材を前記第2の孔部に前記電極
部材が挿通するように配設し、前記注入量調整部材と前
記ベース部材とを接着する注入量調整部材接着工程と、
前記注入量調整部材の第1の孔部に前記圧力センサチッ
プを実装するダイボンディング工程と、前記電極部材と
前記圧力センサチップとを電気的に接続するワイヤボン
ディング工程と、を含むことを特徴とするもので、前記
注入量調整部材をベース部材に接着固定した後に前記圧
力センサチップをダイボンディングし、この圧力センサ
チップと前記電極部材とを接続部材によりワイヤボンデ
ィングすることが可能となることから、製造工程におい
て接続部材にキズを付けたり切断してしまうことなく、
生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部断面図。
【図2】第1実施例の注入量調整部材を示す平面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部断面図。
【図4】第2実施例の注入量調整部材を示す平面図。
【図5】本発明の第1,第2実施例の製造工程を示す工
程フロー図。
【図6】従来例を示す要部断面図。
【図7】従来の注入量調整部材を示す平面図。
【符号の説明】
1 ベース板(ベース部材) 1a 凹部 2 圧力センサチップ 3 電極リード(電極部材) 4 接続部材 5 金属ダイヤフラム(ダイヤフラム) 6 充填部材 8,9 注入量調整部材 8a,9a 第1の孔部 8b,9b 接続部材引き回し部 8c,9c 第2の孔部 9e 傾斜面 S1 注入量調整部材接着工程 S2 圧力センサチップダイボンディング工程 S3 ワイヤボンディング工程

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル等の充填部材を注入し外部からの
    流体圧力を前記充填部材を介して圧力センサチップに伝
    達する圧力検出器において、凹部を有し、前記凹部の底
    面に前記圧力センサチップを配設するベース部材と、前
    記ベース部材に固着され外部からの流体圧力を前記充填
    部材を介し前記圧力センサチップに伝えるためのダイヤ
    フラムと、前記ベース部材の凹部の底面から裏面に繋が
    る電極部材と、前記圧力センサチップと前記電極部材と
    を電気的に接続する接続部材と、前記圧力センサチップ
    を配設する際の位置決め用の第1の孔部及び前記電極部
    材を挿通させる第2の孔部を形成し、前記充填部材の注
    入量を調整する注入量調整部材と、から構成されること
    を特徴とする圧力検出器。
  2. 【請求項2】 前記注入量調整部材は前記第1の孔部か
    ら前記注入量調整部材の周囲部に向かって傾斜面を有す
    るすり鉢形状となることを特徴とする請求項1に記載の
    圧力検出器。
  3. 【請求項3】 凹部を有したベース部材の前記凹部の底
    面に圧力センサチップを配設し、前記凹部にオイル等の
    充填部材を注入し外部からの流体圧力を前記充填部材を
    介して前記圧力センサチップに伝達する圧力検出器の製
    造方法において、前記凹部の底面から裏面に繋がる電極
    部材が設けられた前記ベース部材に、前記圧力センサチ
    ップの位置決め用の第1の孔部及び前記電極部材を挿通
    させる第2の孔部を形成した前記充填部材の注入量を調
    整する注入量調整部材を前記第2の孔部に前記電極部材
    が挿通するように配設し、前記注入量調整部材と前記ベ
    ース部材とを接着する注入量調整部材接着工程と、前記
    注入量調整部材の第1の孔部に前記圧力センサチップを
    実装するダイボンディング工程と、前記電極部材と前記
    圧力センサチップとを電気的に接続するワイヤボンディ
    ング工程と、を含むことを特徴とする圧力検出器の製造
    方法。
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